JPH05292755A - インバータ制御方法およびその装置 - Google Patents
インバータ制御方法およびその装置Info
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- JPH05292755A JPH05292755A JP4093163A JP9316392A JPH05292755A JP H05292755 A JPH05292755 A JP H05292755A JP 4093163 A JP4093163 A JP 4093163A JP 9316392 A JP9316392 A JP 9316392A JP H05292755 A JPH05292755 A JP H05292755A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 出力電圧波形の歪みもなく、かつ、ハードウ
エアの追加も必要とせず、ブートストラップ回路の動作
不良をなくす。 【構成】 a相の上アームが導通状態を継続する期間t
x(V7V6V4・・)内において、他の相であるb相
およびc相の上アームも導通状態となるべき期間ty
を、キャリア周期Tk毎に、a相、b相およびc相の上
アームを非導通状態とすべく、PWM制御パターンの一
部を零ベクトル(V0V6V4)に変えている。
エアの追加も必要とせず、ブートストラップ回路の動作
不良をなくす。 【構成】 a相の上アームが導通状態を継続する期間t
x(V7V6V4・・)内において、他の相であるb相
およびc相の上アームも導通状態となるべき期間ty
を、キャリア周期Tk毎に、a相、b相およびc相の上
アームを非導通状態とすべく、PWM制御パターンの一
部を零ベクトル(V0V6V4)に変えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はインバータ制御方法お
よびその装置に関し、さらに詳細にいえば、3相インバ
ータの各相毎に所定のスイッチングパターンを与えるこ
とにより、所望の電圧ベクトルを得て、負荷に供給する
とともに、各相の上アームに対してブートストラップ回
路により制御電圧を供給するインバータ制御方法および
その装置に関する。
よびその装置に関し、さらに詳細にいえば、3相インバ
ータの各相毎に所定のスイッチングパターンを与えるこ
とにより、所望の電圧ベクトルを得て、負荷に供給する
とともに、各相の上アームに対してブートストラップ回
路により制御電圧を供給するインバータ制御方法および
その装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インバータ回路素子の高速スイッ
チング素子としてパワーMOSFET、IGBT等の電
圧型半導体素子が適用されている。電圧型半導体素子は
駆動電力が微小であるから電圧型半導体素子を駆動する
駆動回路もIC化が可能になる。このような駆動回路と
してコンデンサを一時的な直流電源とする、ブートスト
ラップ回路が使用されるようになってきている。
チング素子としてパワーMOSFET、IGBT等の電
圧型半導体素子が適用されている。電圧型半導体素子は
駆動電力が微小であるから電圧型半導体素子を駆動する
駆動回路もIC化が可能になる。このような駆動回路と
してコンデンサを一時的な直流電源とする、ブートスト
ラップ回路が使用されるようになってきている。
【0003】図6はブートストラップ回路を使用した3
相電圧形PWMインバータ回路の電気回路図である。こ
の3相電圧形PWMインバータ回路は、6個のスイッチ
ング素子2a,2a’,2b,2b’,2c,2c’
と、これらスイッチング素子2a〜2c’をオンオフ制
御するゲート駆動回路4a,4a’,4b,4b’,4
c,4c’と、それらゲート駆動回路4a〜4c’にP
WM制御パターンを与えるマイクロコンピュータ6と、
スイッチング素子2a〜2c’のスイッチング作用によ
り選択的に駆動される3個の負荷10a,10b,10
cと、負荷10a,10b,10cの駆動用の主直流電
源12と、ゲート駆動回路4a’,4b’,4c’に駆
動電圧を供給するとともに、ブートストラップ回路のコ
ンデンサ18a,18b,18cを充電させるゲート駆
動回路用の直流電源13と、直流電源13とそれぞれダ
イオード14a,14b,14c及びコンデンサ18
a,18b,18cで構成されるブートストラップ回路
とを有している。
相電圧形PWMインバータ回路の電気回路図である。こ
の3相電圧形PWMインバータ回路は、6個のスイッチ
ング素子2a,2a’,2b,2b’,2c,2c’
と、これらスイッチング素子2a〜2c’をオンオフ制
御するゲート駆動回路4a,4a’,4b,4b’,4
c,4c’と、それらゲート駆動回路4a〜4c’にP
WM制御パターンを与えるマイクロコンピュータ6と、
スイッチング素子2a〜2c’のスイッチング作用によ
り選択的に駆動される3個の負荷10a,10b,10
cと、負荷10a,10b,10cの駆動用の主直流電
源12と、ゲート駆動回路4a’,4b’,4c’に駆
動電圧を供給するとともに、ブートストラップ回路のコ
ンデンサ18a,18b,18cを充電させるゲート駆
動回路用の直流電源13と、直流電源13とそれぞれダ
イオード14a,14b,14c及びコンデンサ18
a,18b,18cで構成されるブートストラップ回路
とを有している。
【0004】スイッチング素子2a,2a’、スイッチ
ング素子2b,2b’、スイッチング素子2c,2c’
はそれぞれ直列に接続され、それら直列に接続された組
(a相,b相,c相)が主直流電源12にそれぞれ並列
に接続されている。この3相電圧形PWMインバータ回
路においては、スイッチング素子2a,2b,2cを上
アーム、スイッチング素子2a’,2b’,2c’を下
アームと称している。また、3個の負荷10a,10
b,10cは一端が共通に接続され、他端がそれぞれス
イッチング素子2a,2a’、スイッチング素子2b,
2b’、スイッチング素子2c,2c’の接続点に接続
されている。
ング素子2b,2b’、スイッチング素子2c,2c’
はそれぞれ直列に接続され、それら直列に接続された組
(a相,b相,c相)が主直流電源12にそれぞれ並列
に接続されている。この3相電圧形PWMインバータ回
路においては、スイッチング素子2a,2b,2cを上
アーム、スイッチング素子2a’,2b’,2c’を下
アームと称している。また、3個の負荷10a,10
b,10cは一端が共通に接続され、他端がそれぞれス
イッチング素子2a,2a’、スイッチング素子2b,
2b’、スイッチング素子2c,2c’の接続点に接続
されている。
【0005】マイクロコンピュータ6はいわゆる電圧ベ
クトルを用いてPWM制御パターンを生成するPWM制
御パターン生成部6aと、ゲート駆動回路4a〜4c’
にそのPWM制御パターンをスイッチング信号として与
えるスイッチング制御部6bとを有している。また、電
圧ベクトルを所定のPWM制御パターンで駆動すること
により、低次高調波を抑制し商用電源に近い良質の交流
電源を得ることできることが知られている。電圧形イン
バータでは各相アーム中のいずれかの一方のスイッチン
グ素子は必ず、オン状態にあるから、便宜上、上アーム
側のオン状態を「1」で表わし、下アーム側のオン状態
を「0」で表わし、a相,b相,c相の順に(10
1)、(011)、・・・・等と表記すると、インバー
タの状態は8通り存在する。この各状態を表わしたもの
が、電圧ベクトルであり、電圧ベクトルVp(p=0〜
7)は、その大きさが(2/3)1/2Vd(Vdは主直流
電源12の電圧)であり、その方向は、図7に示す方向
となる。ここで、V0,V7は|V0|=|V7|=0
の零ベクトルである。これら電圧ベクトルをキャリア周
期(1制御周期)内において各相のスイッチング素子の
オン/オフ制御を1回のみとする制約条件を設けると、
零ベクトルV7を使用する場合は、位相角が0〜π/3
の範囲内においては、図8に示すような(A),(B)
の2つのPWM制御パターンが得られる。なお、図8に
おいてτ4,τ6,τ7はそれぞれ電圧ベクトルV4,
V6,V7に留まる時間(電圧ベクトルで示されるイン
バータ回路のスイッチング時間)を示している。また、
位相角φが残りのπ/3〜2πの区間については、イン
バータが対称3相動作を行なうことに着目することで、
PWM制御パターンを導くことができ、図9に示すよう
にπ/3毎に電圧ベクトルを読み替えれば得られる。こ
のようなPWM制御パターンを用いることにより、歪み
のない良好な正弦波が得られる。
クトルを用いてPWM制御パターンを生成するPWM制
御パターン生成部6aと、ゲート駆動回路4a〜4c’
にそのPWM制御パターンをスイッチング信号として与
えるスイッチング制御部6bとを有している。また、電
圧ベクトルを所定のPWM制御パターンで駆動すること
により、低次高調波を抑制し商用電源に近い良質の交流
電源を得ることできることが知られている。電圧形イン
バータでは各相アーム中のいずれかの一方のスイッチン
グ素子は必ず、オン状態にあるから、便宜上、上アーム
側のオン状態を「1」で表わし、下アーム側のオン状態
を「0」で表わし、a相,b相,c相の順に(10
1)、(011)、・・・・等と表記すると、インバー
タの状態は8通り存在する。この各状態を表わしたもの
が、電圧ベクトルであり、電圧ベクトルVp(p=0〜
7)は、その大きさが(2/3)1/2Vd(Vdは主直流
電源12の電圧)であり、その方向は、図7に示す方向
となる。ここで、V0,V7は|V0|=|V7|=0
の零ベクトルである。これら電圧ベクトルをキャリア周
期(1制御周期)内において各相のスイッチング素子の
オン/オフ制御を1回のみとする制約条件を設けると、
零ベクトルV7を使用する場合は、位相角が0〜π/3
の範囲内においては、図8に示すような(A),(B)
の2つのPWM制御パターンが得られる。なお、図8に
おいてτ4,τ6,τ7はそれぞれ電圧ベクトルV4,
V6,V7に留まる時間(電圧ベクトルで示されるイン
バータ回路のスイッチング時間)を示している。また、
位相角φが残りのπ/3〜2πの区間については、イン
バータが対称3相動作を行なうことに着目することで、
PWM制御パターンを導くことができ、図9に示すよう
にπ/3毎に電圧ベクトルを読み替えれば得られる。こ
のようなPWM制御パターンを用いることにより、歪み
のない良好な正弦波が得られる。
【0006】次に、3相電圧形PWMインバータ回路を
駆動する時のブートストラップ回路の働きを図6を参照
しつつ説明する。図6に示す3相電圧形PWMインバー
タ回路のa相の上下アーム部分に着目すると、上アーム
のスイッチング素子2aがオフ、下アームのスイッチン
グ素子2a’がオンのとき、即ち、上記表記法で「0」
のとき、直流電源13の+側からダイオード14a、コ
ンデンサ18a、スイッチング素子2a’のソースとド
レイン間の順に電流が流れ(一点鎖線の矢印参照)、コ
ンデンサ18aに電荷(電圧)が充電されることによ
り、上アームはゲート駆動回路4a用の独立した電源を
得たことになる。そして、上アームのスイッチング素子
2aがオン、下アームのスイッチング素子2a’がオフ
の状態になったとき、即ち、上記表記法で「1」のと
き、コンデンサ18aの充電電圧を用いて、ゲート駆動
回路4aの駆動電圧を得ることができる。
駆動する時のブートストラップ回路の働きを図6を参照
しつつ説明する。図6に示す3相電圧形PWMインバー
タ回路のa相の上下アーム部分に着目すると、上アーム
のスイッチング素子2aがオフ、下アームのスイッチン
グ素子2a’がオンのとき、即ち、上記表記法で「0」
のとき、直流電源13の+側からダイオード14a、コ
ンデンサ18a、スイッチング素子2a’のソースとド
レイン間の順に電流が流れ(一点鎖線の矢印参照)、コ
ンデンサ18aに電荷(電圧)が充電されることによ
り、上アームはゲート駆動回路4a用の独立した電源を
得たことになる。そして、上アームのスイッチング素子
2aがオン、下アームのスイッチング素子2a’がオフ
の状態になったとき、即ち、上記表記法で「1」のと
き、コンデンサ18aの充電電圧を用いて、ゲート駆動
回路4aの駆動電圧を得ることができる。
【0007】このようなブートストラップ回路を各相ご
とに3相電圧形PWMインバータ回路に組み込むことに
より、上アームのゲート駆動回路用電源を下アームのゲ
ート駆動回路用電源である直流電源13で代用すること
ができ、従来上アームの各相毎に必要であったゲート駆
動回路用の直流電源が不要となり、部品点数を削減して
インバータ装置の小型化と低価格化が達成できるように
なった。
とに3相電圧形PWMインバータ回路に組み込むことに
より、上アームのゲート駆動回路用電源を下アームのゲ
ート駆動回路用電源である直流電源13で代用すること
ができ、従来上アームの各相毎に必要であったゲート駆
動回路用の直流電源が不要となり、部品点数を削減して
インバータ装置の小型化と低価格化が達成できるように
なった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の3相電圧形インバータ回路に零ベクトルV7を含む
電圧ベクトルを用いたPWM制御法を採用すると、いず
れかの相の上アームが導通状態を継続する期間(上記表
記法で「1」のとき)が長くなる状態があると、その相
のブートストラップ回路のコンデンサ18に蓄えられた
電荷(電位)が放電されてしまい、再び、その相の上ア
ームのスイッチング動作を行なおうとしてもできないと
いう問題点があった。
成の3相電圧形インバータ回路に零ベクトルV7を含む
電圧ベクトルを用いたPWM制御法を採用すると、いず
れかの相の上アームが導通状態を継続する期間(上記表
記法で「1」のとき)が長くなる状態があると、その相
のブートストラップ回路のコンデンサ18に蓄えられた
電荷(電位)が放電されてしまい、再び、その相の上ア
ームのスイッチング動作を行なおうとしてもできないと
いう問題点があった。
【0009】上記問題点について図10および図11を
参照して詳しく説明する。図10は位相角π/3毎にP
WM制御パターンをそれぞれ、(V7V6V4),(V
0V2V6),・・・・,(V0V4V5)のように変
化させて出力電圧を正弦波状に変化させた場合を示した
図である。図11は0〜π/3の範囲において、a相,
b相,c相のスイッチング状態を、インバータ回路の1
制御周期Tkごとに繰り返すようすを示した図である。
図11からわかるように、上アームが導通状態を継続す
る零ベクトルV7を用いる方法であると、0〜π/3の
範囲においてはa相の上アームのスイッチング素子2a
がオンし続けている状態であり、インバータの負荷駆動
周波数をfmとすると、t=1/(6・fm)の期間、
オン状態を保持することになる。このため、a相のブー
トストラップ回路のコンデンサ18aが放電され続け、
コンデンサ18aの電圧が所定値以下に下がり、上アー
ムのスイッチングを行なうことができなくなる問題が生
じる。
参照して詳しく説明する。図10は位相角π/3毎にP
WM制御パターンをそれぞれ、(V7V6V4),(V
0V2V6),・・・・,(V0V4V5)のように変
化させて出力電圧を正弦波状に変化させた場合を示した
図である。図11は0〜π/3の範囲において、a相,
b相,c相のスイッチング状態を、インバータ回路の1
制御周期Tkごとに繰り返すようすを示した図である。
図11からわかるように、上アームが導通状態を継続す
る零ベクトルV7を用いる方法であると、0〜π/3の
範囲においてはa相の上アームのスイッチング素子2a
がオンし続けている状態であり、インバータの負荷駆動
周波数をfmとすると、t=1/(6・fm)の期間、
オン状態を保持することになる。このため、a相のブー
トストラップ回路のコンデンサ18aが放電され続け、
コンデンサ18aの電圧が所定値以下に下がり、上アー
ムのスイッチングを行なうことができなくなる問題が生
じる。
【0010】ここで、ブートストラップ回路を動作させ
る場合において、動作可能なインバータの負荷駆動周波
数fmを求める。a相のブートストラップ回路の電源電
圧降下はスイッチング素子2a’のオン抵抗による電圧
降下ΔVonと、コンデンサ18aの放電する電荷による
電圧降下ΔVswの合計である。また、ΔVonおよびΔV
swは、それぞれ下式で求めることができる。 ΔVon=Ron・Id ΔVsw=(Qg+Iq・ton)/Cb なお、上記2式において、Ronはスイッチング素子2
a’のオン抵抗、Idはスイッチング素子2a’に流れ
る電流、Qgはスイッチング素子2a’の駆動に必要な
電荷量、Iqはゲート駆動回路4a’の動作電流、ton
はスイッチング素子2a’のオン時間、Cbはコンデン
サ18aの容量である。スイッチング素子2a’を飽和
領域で使用するには、定常損失低減のため、ゲート電圧
は10V以上である必要があり、上記2式を考慮する
と、主電源電圧Vdは次式で与えられる。 Vd>10+ΔVon+ΔVsw ここで、電源電圧Vdを15Vにすると、 ΔVon+ΔVsw<5 となる。従って、ブートストラップ回路の最大オン時間
tonは、 ton<{Cb(5−Ron・Id)−Qg}/Iq となる。このブートストラップ回路で用いられるコンデ
ンサ18a(Cb)は高周波特性が要求されるため、実
用上得られる最大値をCb=1[μF]とし、他の回路
定数を、Iq=800[μA],Qg=240[nC],
Ron=0.2[Ω],Id=20[A]と設定すると、
ton<1.25[mS]となり、fm>800[Hz]
となる。この値は通常のインバータの最高運転周波数2
00[Hz]を大きく超える値であり、ブートストラッ
プ回路を用いて上記PWM制御パターンの適用は困難で
あることがわかる。
る場合において、動作可能なインバータの負荷駆動周波
数fmを求める。a相のブートストラップ回路の電源電
圧降下はスイッチング素子2a’のオン抵抗による電圧
降下ΔVonと、コンデンサ18aの放電する電荷による
電圧降下ΔVswの合計である。また、ΔVonおよびΔV
swは、それぞれ下式で求めることができる。 ΔVon=Ron・Id ΔVsw=(Qg+Iq・ton)/Cb なお、上記2式において、Ronはスイッチング素子2
a’のオン抵抗、Idはスイッチング素子2a’に流れ
る電流、Qgはスイッチング素子2a’の駆動に必要な
電荷量、Iqはゲート駆動回路4a’の動作電流、ton
はスイッチング素子2a’のオン時間、Cbはコンデン
サ18aの容量である。スイッチング素子2a’を飽和
領域で使用するには、定常損失低減のため、ゲート電圧
は10V以上である必要があり、上記2式を考慮する
と、主電源電圧Vdは次式で与えられる。 Vd>10+ΔVon+ΔVsw ここで、電源電圧Vdを15Vにすると、 ΔVon+ΔVsw<5 となる。従って、ブートストラップ回路の最大オン時間
tonは、 ton<{Cb(5−Ron・Id)−Qg}/Iq となる。このブートストラップ回路で用いられるコンデ
ンサ18a(Cb)は高周波特性が要求されるため、実
用上得られる最大値をCb=1[μF]とし、他の回路
定数を、Iq=800[μA],Qg=240[nC],
Ron=0.2[Ω],Id=20[A]と設定すると、
ton<1.25[mS]となり、fm>800[Hz]
となる。この値は通常のインバータの最高運転周波数2
00[Hz]を大きく超える値であり、ブートストラッ
プ回路を用いて上記PWM制御パターンの適用は困難で
あることがわかる。
【0011】このような不都合は、図8の(A)に示す
PWM制御パターンを使用する場合には、2π/3〜π
の範囲においてはb相の上アームにおいて生じ、4π/
3〜5π/3の範囲においてはc相の上アームにおい
て、それぞれ生じることになる。以上、要約すれば、3
相インバータの各相毎に所望の電圧ベクトルを与えて、
負荷に供給するとともに、各相の上アームに対してブー
トストラップ回路によりスイッチング素子の駆動回路用
の電源を構成する場合、いずれかの相のブートストラッ
プ回路が放電状態を維持する期間が長く続く場合、その
期間内にその相のブートストラップ回路の電荷蓄積手段
に蓄えられた電荷が放電し、再び上アームのスイッチン
グ素子を駆動させようとしたとき駆動できなくなる問題
点があった。
PWM制御パターンを使用する場合には、2π/3〜π
の範囲においてはb相の上アームにおいて生じ、4π/
3〜5π/3の範囲においてはc相の上アームにおい
て、それぞれ生じることになる。以上、要約すれば、3
相インバータの各相毎に所望の電圧ベクトルを与えて、
負荷に供給するとともに、各相の上アームに対してブー
トストラップ回路によりスイッチング素子の駆動回路用
の電源を構成する場合、いずれかの相のブートストラッ
プ回路が放電状態を維持する期間が長く続く場合、その
期間内にその相のブートストラップ回路の電荷蓄積手段
に蓄えられた電荷が放電し、再び上アームのスイッチン
グ素子を駆動させようとしたとき駆動できなくなる問題
点があった。
【0012】この問題に対して従来の3相電圧形インバ
ータ回路においては、ゲート駆動回路4a〜4c,にタ
イマを設けて、PWM制御パターンとは無関係に所定時
間毎に下アームのスイッチング素子を強制的に導通さ
せ、コンデンサを再充電する方法が採用されているが、
この方法を採用するとPWM制御パターンと無関係なス
イッチングパターンが出力され、出力電圧波形の歪みが
増加する問題点があった。
ータ回路においては、ゲート駆動回路4a〜4c,にタ
イマを設けて、PWM制御パターンとは無関係に所定時
間毎に下アームのスイッチング素子を強制的に導通さ
せ、コンデンサを再充電する方法が採用されているが、
この方法を採用するとPWM制御パターンと無関係なス
イッチングパターンが出力され、出力電圧波形の歪みが
増加する問題点があった。
【0013】
【発明の目的】この発明は上記の事情に鑑みてなされた
ものであり、出力電圧波形の歪みもなく、かつ、新たな
るハードウエアの追加も必要とせず、ブートストラップ
回路により安定に動作電圧を供給できるインバータ制御
方法およびその装置を提供することを目的としている。
ものであり、出力電圧波形の歪みもなく、かつ、新たな
るハードウエアの追加も必要とせず、ブートストラップ
回路により安定に動作電圧を供給できるインバータ制御
方法およびその装置を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの、請求項1のインバータ制御方法は、3相インバー
タの各相毎に所定のスイッチングパターンを与えること
により、所望の電圧ベクトルを得て、負荷に供給すると
ともに、各相のブートストラップ回路により制御電圧を
供給するインバータ制御方法において、いずれかの相の
ブートストラップ回路が放電状態を維持する期間内にお
ける出力電圧に影響を及ぼさない電圧ベクトルを選択す
る期間を、所定期間毎にブートストラップ回路が充電可
能な電圧ベクトルで置換すべくスイッチング制御を行
う。
めの、請求項1のインバータ制御方法は、3相インバー
タの各相毎に所定のスイッチングパターンを与えること
により、所望の電圧ベクトルを得て、負荷に供給すると
ともに、各相のブートストラップ回路により制御電圧を
供給するインバータ制御方法において、いずれかの相の
ブートストラップ回路が放電状態を維持する期間内にお
ける出力電圧に影響を及ぼさない電圧ベクトルを選択す
る期間を、所定期間毎にブートストラップ回路が充電可
能な電圧ベクトルで置換すべくスイッチング制御を行
う。
【0015】請求項2のインバータ制御方法は、請求項
1のインバータ制御方法において前記所定期間がブート
ストラップ回路の放電時間に基づいて定まっている。請
求項3のインバータ制御装置は、3相インバータの各相
毎に所定のスイッチングパターンを与えることにより、
所望の電圧ベクトルを得て、負荷に供給するとともに、
各相のブートストラップ回路により制御電圧を供給する
インバータ制御装置において、いずれかの相のブートス
トラップ回路が放電状態を維持する期間を検出する放電
期間検出手段と、放電期間内における出力電圧に影響を
及ぼさない電圧ベクトルを選択する期間を検出する期間
検出手段と、期間検出手段で検出された期間の中から、
所定時間毎の期間を抽出する期間抽出手段と、抽出され
た期間をブートストラップ回路が充電可能な電圧ベクト
ルで置換すべくスイッチング制御を行うスイッチング制
御手段とを含んでいる。
1のインバータ制御方法において前記所定期間がブート
ストラップ回路の放電時間に基づいて定まっている。請
求項3のインバータ制御装置は、3相インバータの各相
毎に所定のスイッチングパターンを与えることにより、
所望の電圧ベクトルを得て、負荷に供給するとともに、
各相のブートストラップ回路により制御電圧を供給する
インバータ制御装置において、いずれかの相のブートス
トラップ回路が放電状態を維持する期間を検出する放電
期間検出手段と、放電期間内における出力電圧に影響を
及ぼさない電圧ベクトルを選択する期間を検出する期間
検出手段と、期間検出手段で検出された期間の中から、
所定時間毎の期間を抽出する期間抽出手段と、抽出され
た期間をブートストラップ回路が充電可能な電圧ベクト
ルで置換すべくスイッチング制御を行うスイッチング制
御手段とを含んでいる。
【0016】
【作用】請求項1のインバータ制御方法であれば、いず
れかの相のブートストラップ回路が放電状態を維持する
期間内における出力電圧に影響を及ぼさない電圧ベクト
ルを選択する期間を、所定期間毎にブートストラップ回
路が充電可能な電圧ベクトルで置換すべくスイッチング
制御することにより、定期的にブートストラップ回路の
電荷蓄積手段に電荷を供給することができ、ブートスト
ラップ回路の電圧が低下し、上アームの制御電圧を供給
できなくなることを防止することができる。また、この
置換は電圧ベクトルの配列パターンであるPWM制御パ
ターンを変えることだけで達成することができるので、
スイッチやコンデンサなどの新たなるハードウエアの追
加も必要なく、ブートストラップ回路の駆動不良の問題
点を解決することができる。
れかの相のブートストラップ回路が放電状態を維持する
期間内における出力電圧に影響を及ぼさない電圧ベクト
ルを選択する期間を、所定期間毎にブートストラップ回
路が充電可能な電圧ベクトルで置換すべくスイッチング
制御することにより、定期的にブートストラップ回路の
電荷蓄積手段に電荷を供給することができ、ブートスト
ラップ回路の電圧が低下し、上アームの制御電圧を供給
できなくなることを防止することができる。また、この
置換は電圧ベクトルの配列パターンであるPWM制御パ
ターンを変えることだけで達成することができるので、
スイッチやコンデンサなどの新たなるハードウエアの追
加も必要なく、ブートストラップ回路の駆動不良の問題
点を解決することができる。
【0017】請求項2のインバータ制御方法であれば、
前記所定期間をブートストラップ回路の放電時間に基づ
いて定まる期間にすることにより、電圧ベクトルを置換
する頻度を少なくすることができ、必要最小限のPWM
制御パターンの変更でブートストラップ回路の駆動不良
の問題点を解決することができる。請求項3のインバー
タ制御装置であれば、放電期間検出手段によって検出さ
れた放電時間内において、期間検出手段が出力電圧に影
響を及ぼさない電圧ベクトルを選択する期間を検出し、
その検出された期間の中から、期間抽出手段が所定時間
毎の期間を抽出し、スイッチング制御手段がその抽出さ
れた期間をブートストラップ回路への充電が可能な電圧
ベクトルで置換するようにスイッチング制御を行うの
で、従来からあるPWM制御パターン自体は変更を加え
ることなく、ブートストラップ回路の駆動不良を起こす
時間領域の電圧ベクトルを他の電圧ベクトルで置換する
ことができ、簡単にブートストラップ回路の駆動不良の
問題点を解決することができる。
前記所定期間をブートストラップ回路の放電時間に基づ
いて定まる期間にすることにより、電圧ベクトルを置換
する頻度を少なくすることができ、必要最小限のPWM
制御パターンの変更でブートストラップ回路の駆動不良
の問題点を解決することができる。請求項3のインバー
タ制御装置であれば、放電期間検出手段によって検出さ
れた放電時間内において、期間検出手段が出力電圧に影
響を及ぼさない電圧ベクトルを選択する期間を検出し、
その検出された期間の中から、期間抽出手段が所定時間
毎の期間を抽出し、スイッチング制御手段がその抽出さ
れた期間をブートストラップ回路への充電が可能な電圧
ベクトルで置換するようにスイッチング制御を行うの
で、従来からあるPWM制御パターン自体は変更を加え
ることなく、ブートストラップ回路の駆動不良を起こす
時間領域の電圧ベクトルを他の電圧ベクトルで置換する
ことができ、簡単にブートストラップ回路の駆動不良の
問題点を解決することができる。
【0018】
【実施例】以下、実施例を示す添付図面によって詳細に
説明する。図1にこの発明のインバータ制御方法の一実
施例を説明するフローチャートの一例を示す。まず、ス
テップSP1において、所定のPWM制御パターンを計
算、あるいはROM等の記憶手段から読み出して求め、
ステップSP2においてそのPWM制御パターンの状態
がa相,b相,c相のいずれかの上アームがオン状態で
あるか否かを判別し、いずれかの上アームがオン状態で
あると判別された場合は、ステップSP3において他の
全ての相の上アームもオン状態であるかどうかを判別
し、他の全ての相の上アームもオン状態であると判別さ
れた場合には、ステップSP4においてその期間の中か
ら、キャリア周期Tk毎の期間を抽出した後、ステップ
SP5においてその抽出した期間内で全ての相の上アー
ムをオフ状態とする切換え処理を行なう。次いで、ステ
ップSP6においてその切換えられたPWM制御パター
ンでスイッチング素子を駆動して、一連の処理を終了す
る。なお、ステップSP2においてa相,b相,c相の
いずれかの上アームがオン状態でないと判別された場
合、およびステップSP3において他の全ての相の上ア
ームもオン状態でないと判別された場合は、PWM制御
パターンを変更せずに、そのままのPWM制御パターン
でステップSP6においてスイッチング素子を駆動す
る。
説明する。図1にこの発明のインバータ制御方法の一実
施例を説明するフローチャートの一例を示す。まず、ス
テップSP1において、所定のPWM制御パターンを計
算、あるいはROM等の記憶手段から読み出して求め、
ステップSP2においてそのPWM制御パターンの状態
がa相,b相,c相のいずれかの上アームがオン状態で
あるか否かを判別し、いずれかの上アームがオン状態で
あると判別された場合は、ステップSP3において他の
全ての相の上アームもオン状態であるかどうかを判別
し、他の全ての相の上アームもオン状態であると判別さ
れた場合には、ステップSP4においてその期間の中か
ら、キャリア周期Tk毎の期間を抽出した後、ステップ
SP5においてその抽出した期間内で全ての相の上アー
ムをオフ状態とする切換え処理を行なう。次いで、ステ
ップSP6においてその切換えられたPWM制御パター
ンでスイッチング素子を駆動して、一連の処理を終了す
る。なお、ステップSP2においてa相,b相,c相の
いずれかの上アームがオン状態でないと判別された場
合、およびステップSP3において他の全ての相の上ア
ームもオン状態でないと判別された場合は、PWM制御
パターンを変更せずに、そのままのPWM制御パターン
でステップSP6においてスイッチング素子を駆動す
る。
【0019】図2はこの発明のインバータ制御方法を採
用した場合の一実施例を説明するためのPWM制御パタ
ーンを示すタイムチャートであり、図10に示す位相角
π/3毎にPWM制御パターンをそれぞれ、(V7V6
V4),(V0V2V6),・・・・、(V0V4V
5)のように変化させて主直流電源の直流電圧を正弦波
に変化させた場合において、0〜π/3の範囲におけ
る、a相,b相,c相のスイッチング状態を示した図で
ある。この実施例におけるインバータ制御方法では、a
相の上アームがオン状態を継続する期間tx内におい
て、他の相であるb相およびc相の上アームもオン状態
となるべき期間tyを、キャリア周期Tk毎に、全ての
相即ち、a相、b相、c相の上アームをオフ状態とすべ
く、PWM制御パターンを変えている。
用した場合の一実施例を説明するためのPWM制御パタ
ーンを示すタイムチャートであり、図10に示す位相角
π/3毎にPWM制御パターンをそれぞれ、(V7V6
V4),(V0V2V6),・・・・、(V0V4V
5)のように変化させて主直流電源の直流電圧を正弦波
に変化させた場合において、0〜π/3の範囲におけ
る、a相,b相,c相のスイッチング状態を示した図で
ある。この実施例におけるインバータ制御方法では、a
相の上アームがオン状態を継続する期間tx内におい
て、他の相であるb相およびc相の上アームもオン状態
となるべき期間tyを、キャリア周期Tk毎に、全ての
相即ち、a相、b相、c相の上アームをオフ状態とすべ
く、PWM制御パターンを変えている。
【0020】即ち、0〜π/3の範囲においては、(V
7V6V4)がキャリア周期Tk毎に繰り返すようにな
るが、その繰り返し周期Tk毎に、(V0V6V4)に
変えることにより、放電により電位が下がるコンデンサ
に、電荷をチャージするのである。この場合、電圧ベク
トルV7をV0に変更することになるが、V7とV0は
共に、零ベクトルであり、時間積をとってもその軌跡は
移動しない特徴があるので、出力電圧波形に全く影響を
与えることなく、上アームのスイッチング素子駆動回路
の駆動電圧が得られないという問題を解決することがで
きる。
7V6V4)がキャリア周期Tk毎に繰り返すようにな
るが、その繰り返し周期Tk毎に、(V0V6V4)に
変えることにより、放電により電位が下がるコンデンサ
に、電荷をチャージするのである。この場合、電圧ベク
トルV7をV0に変更することになるが、V7とV0は
共に、零ベクトルであり、時間積をとってもその軌跡は
移動しない特徴があるので、出力電圧波形に全く影響を
与えることなく、上アームのスイッチング素子駆動回路
の駆動電圧が得られないという問題を解決することがで
きる。
【0021】なお、図10および図11において説明し
たように、上アームのスイッチング素子駆動電圧が得ら
れないという問題は、2π/3〜πの範囲においてはb
相の上アームにおいて生じ、4π/3〜5π/3の範囲
においてはc相の上アームにおいて生じるので、2π/
3〜πの範囲においては、(V7V3V2)をキャリア
周期Tk毎に、(V0V6V4)に変更し、4π/3〜
5π/3の範囲においては、(V7V5V1)をキャリ
ア周期Tk毎に、(V0V5V1)に変更することによ
り、0〜2πの全範囲において、不都合をなくすことが
できる。
たように、上アームのスイッチング素子駆動電圧が得ら
れないという問題は、2π/3〜πの範囲においてはb
相の上アームにおいて生じ、4π/3〜5π/3の範囲
においてはc相の上アームにおいて生じるので、2π/
3〜πの範囲においては、(V7V3V2)をキャリア
周期Tk毎に、(V0V6V4)に変更し、4π/3〜
5π/3の範囲においては、(V7V5V1)をキャリ
ア周期Tk毎に、(V0V5V1)に変更することによ
り、0〜2πの全範囲において、不都合をなくすことが
できる。
【0022】
【実施例2】図3はこの発明のインバータ制御方法の他
の実施例を説明するためのタイムチャートであり、上記
実施例と異なるのは、全ての相の上アームをオフ状態と
すべくPWM制御パターンをキャリア周期Tk毎に変え
るのを、ブートストラップ回路のコンデンサの放電時定
数に基づいて定まる所定期間tc毎に変更した点のみで
ある。
の実施例を説明するためのタイムチャートであり、上記
実施例と異なるのは、全ての相の上アームをオフ状態と
すべくPWM制御パターンをキャリア周期Tk毎に変え
るのを、ブートストラップ回路のコンデンサの放電時定
数に基づいて定まる所定期間tc毎に変更した点のみで
ある。
【0023】所定期間tcはコンデンサの充電状態から
オン状態が継続することによる放電によりゲート駆動回
路が駆動できなくなる限界の期間よりも小さく設定され
る。所定期間tcをブートストラップ回路のコンデンサ
の放電時間に基づいて定まる期間にすることで、キャリ
ア周期Tk毎に変えるよりも、零ベクトルV7を零ベク
トルV0に置換する回数を減らすことができる。
オン状態が継続することによる放電によりゲート駆動回
路が駆動できなくなる限界の期間よりも小さく設定され
る。所定期間tcをブートストラップ回路のコンデンサ
の放電時間に基づいて定まる期間にすることで、キャリ
ア周期Tk毎に変えるよりも、零ベクトルV7を零ベク
トルV0に置換する回数を減らすことができる。
【0024】図4はこの実施例におけるフローチャート
を示す図である。まず、ステップSP1において、所定
のPWM制御パターンを計算、あるいはROM等の記憶
手段から読み出して求め、ステップSP2においてその
PWM制御パターンの状態がa相,b相,c相のいずれ
かの上アームがオン状態であるか否かを判別し、いずれ
かの上アームがオン状態であると判別された場合は、ス
テップSP3において他の全ての相の上アームもオン状
態であるかどうかを判別し、他の全ての相の上アームも
オン状態であると判別された場合には、ステップSP4
においてその期間の中から、tc毎の期間を抽出した
後、ステップSP5においてその抽出した期間内で全て
の相の上アームをオフ状態とする切換え処理を行なう。
次いで、ステップSP6においてその切換えられたPW
M制御パターンでスイッチング素子を駆動して、一連の
処理を終了する。なお、ステップSP2においてa相,
b相,c相のいずれかの上アームがオン状態でないと判
別された場合、およびステップSP3において他の全て
の相の上アームもオン状態でないと判別された場合は、
PWM制御パターンを変更せずに、そのままのPWM制
御パターンでステップSP6においてスイッチング素子
を駆動する。
を示す図である。まず、ステップSP1において、所定
のPWM制御パターンを計算、あるいはROM等の記憶
手段から読み出して求め、ステップSP2においてその
PWM制御パターンの状態がa相,b相,c相のいずれ
かの上アームがオン状態であるか否かを判別し、いずれ
かの上アームがオン状態であると判別された場合は、ス
テップSP3において他の全ての相の上アームもオン状
態であるかどうかを判別し、他の全ての相の上アームも
オン状態であると判別された場合には、ステップSP4
においてその期間の中から、tc毎の期間を抽出した
後、ステップSP5においてその抽出した期間内で全て
の相の上アームをオフ状態とする切換え処理を行なう。
次いで、ステップSP6においてその切換えられたPW
M制御パターンでスイッチング素子を駆動して、一連の
処理を終了する。なお、ステップSP2においてa相,
b相,c相のいずれかの上アームがオン状態でないと判
別された場合、およびステップSP3において他の全て
の相の上アームもオン状態でないと判別された場合は、
PWM制御パターンを変更せずに、そのままのPWM制
御パターンでステップSP6においてスイッチング素子
を駆動する。
【0025】
【実施例3】図5はこの発明のインバータ制御装置の一
実施例を示す概略ブロック図である。このインバータ制
御装置は、図8(A)に示すPWM制御パターンを生成
するPWM制御パターン生成部6aと、a相,b相,c
相のいずれかの相の上アームがオン状態を継続する期間
を検出するオン継続期間検出部32と、そのオン状態継
続期間内における、他の全ての相の上アームがオン状態
となるべき期間を検出するオン期間検出部34と、オン
期間検出部34により検出される期間の中から、所定時
間毎の期間を抽出する期間抽出部36と、抽出された期
間に対応させて全ての相の上アームを非導通状態とすべ
くスイッチング制御を行なうスイッチング制御部38と
を有している。なお、図6に示す従来のインバータ制御
装置の構成要素と同様の働きをする要素には同一の符号
を付け、説明は省略する。
実施例を示す概略ブロック図である。このインバータ制
御装置は、図8(A)に示すPWM制御パターンを生成
するPWM制御パターン生成部6aと、a相,b相,c
相のいずれかの相の上アームがオン状態を継続する期間
を検出するオン継続期間検出部32と、そのオン状態継
続期間内における、他の全ての相の上アームがオン状態
となるべき期間を検出するオン期間検出部34と、オン
期間検出部34により検出される期間の中から、所定時
間毎の期間を抽出する期間抽出部36と、抽出された期
間に対応させて全ての相の上アームを非導通状態とすべ
くスイッチング制御を行なうスイッチング制御部38と
を有している。なお、図6に示す従来のインバータ制御
装置の構成要素と同様の働きをする要素には同一の符号
を付け、説明は省略する。
【0026】上記のように構成されたインバータ制御装
置の動作は次のとおりである。マイクロコンピュータ6
内のPWM制御パターン生成部6aから出力されたPW
M制御パターンの内、オン継続期間検出部32によって
a相,b相,c相のいずれかの相の上アームがオン状態
を継続する期間が検出され、オン期間検出部34によ
り、そのオン状態継続期間内における、他の全ての相の
上アームがオン状態となるべき期間が検出される。そし
て、そのオン状態になる期間の中から、期間抽出部36
が予め決められた所定時間に基づいて、期間を抽出す
る。そして、スイッチング制御部38がその抽出された
期間に対応させて、全ての相の上アームをオフ状態とす
べくゲート駆動回路4a〜4c’に指令を与え、所定の
スイッチングタイミングでスイッチング素子2a〜2
c’をスイッチングする。このように構成することによ
り、ブートストラップ回路のコンデンサ18a,18
b,18cの放電による動作不良を解消することができ
る。
置の動作は次のとおりである。マイクロコンピュータ6
内のPWM制御パターン生成部6aから出力されたPW
M制御パターンの内、オン継続期間検出部32によって
a相,b相,c相のいずれかの相の上アームがオン状態
を継続する期間が検出され、オン期間検出部34によ
り、そのオン状態継続期間内における、他の全ての相の
上アームがオン状態となるべき期間が検出される。そし
て、そのオン状態になる期間の中から、期間抽出部36
が予め決められた所定時間に基づいて、期間を抽出す
る。そして、スイッチング制御部38がその抽出された
期間に対応させて、全ての相の上アームをオフ状態とす
べくゲート駆動回路4a〜4c’に指令を与え、所定の
スイッチングタイミングでスイッチング素子2a〜2
c’をスイッチングする。このように構成することによ
り、ブートストラップ回路のコンデンサ18a,18
b,18cの放電による動作不良を解消することができ
る。
【0027】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、この発明の要旨を変更しない範囲内にお
いて種々の設計変形を施すことが可能である。例えば、
前記インバータ制御方法では、全ての相の上アームを非
導通状態とすべくPWM制御パターンを変える周期をキ
ャリア周期Tk毎、コンデンサの放電時間に基づいて定
まる所定期間tcに設定したが、それ以外にもインバー
タの負荷の実際の駆動条件、例えば、駆動周波数の変動
幅などの条件を考慮して、ブートストラップ回路の駆動
が安定して行なえる所定期間に設定しても良い。
ものではなく、この発明の要旨を変更しない範囲内にお
いて種々の設計変形を施すことが可能である。例えば、
前記インバータ制御方法では、全ての相の上アームを非
導通状態とすべくPWM制御パターンを変える周期をキ
ャリア周期Tk毎、コンデンサの放電時間に基づいて定
まる所定期間tcに設定したが、それ以外にもインバー
タの負荷の実際の駆動条件、例えば、駆動周波数の変動
幅などの条件を考慮して、ブートストラップ回路の駆動
が安定して行なえる所定期間に設定しても良い。
【0028】さらに、図8において説明したように零ベ
クトルV7を使用する、PWM制御パターンは2つある
が、(V4V6V7)のパターンを使用する場合(図8
(B)参照)でも、この発明のインバータ制御方法と同
様の考え方で零ベクトルV7を零ベクトルV0に変更す
ることにより、同じような効果を得ることができる。
クトルV7を使用する、PWM制御パターンは2つある
が、(V4V6V7)のパターンを使用する場合(図8
(B)参照)でも、この発明のインバータ制御方法と同
様の考え方で零ベクトルV7を零ベクトルV0に変更す
ることにより、同じような効果を得ることができる。
【0029】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明は、いず
れかの相のブートストラップ回路が放電状態を維持する
期間内における出力電圧に影響を及ぼさない電圧ベクト
ルを選択する期間を、所定期間毎にブートストラップ回
路が充電可能な電圧ベクトルで置換することにより、イ
ンバータ出力電圧の出力波形に歪みを生じさせることな
く、かつ新たにハードウエアを付加する必要もなく、上
アームに導通状態が継続する場合があるPWM制御を、
ブートストラップ回路の駆動不良を生じさせないで行な
うことができるという特有の効果を奏する。
れかの相のブートストラップ回路が放電状態を維持する
期間内における出力電圧に影響を及ぼさない電圧ベクト
ルを選択する期間を、所定期間毎にブートストラップ回
路が充電可能な電圧ベクトルで置換することにより、イ
ンバータ出力電圧の出力波形に歪みを生じさせることな
く、かつ新たにハードウエアを付加する必要もなく、上
アームに導通状態が継続する場合があるPWM制御を、
ブートストラップ回路の駆動不良を生じさせないで行な
うことができるという特有の効果を奏する。
【0030】請求項2の発明は、いずれかの相のブート
ストラップ回路が放電状態を維持する期間内における出
力電圧に影響を及ぼさない電圧ベクトルを選択する期間
を、ブートストラップ回路の放電時間に基づいて定まる
所定期間毎にブートストラップ回路が充電可能な電圧ベ
クトルで置換することにより、電圧ベクトルの置換回数
を少なくすることができるという特有の効果を奏する。
ストラップ回路が放電状態を維持する期間内における出
力電圧に影響を及ぼさない電圧ベクトルを選択する期間
を、ブートストラップ回路の放電時間に基づいて定まる
所定期間毎にブートストラップ回路が充電可能な電圧ベ
クトルで置換することにより、電圧ベクトルの置換回数
を少なくすることができるという特有の効果を奏する。
【0031】請求項3の発明は、期間抽出手段が所定時
間毎の期間を抽出し、スイッチング制御手段がその抽出
された期間においてブートストラップ回路への充電が可
能な電圧ベクトルで置換するように、スイッチング制御
を行うことにより、従来からあるPWM制御パターン自
体は変更を加えることなく、ブートストラップ回路の駆
動不良を起こす時間領域の電圧ベクトルを他の電圧ベク
トルに置換することができ、新たにブートストラップ回
路の駆動不良の問題点を解決するPWM制御パターンを
作成するのに比べて、簡単かつ安価に実施できるという
特有の効果を奏する。
間毎の期間を抽出し、スイッチング制御手段がその抽出
された期間においてブートストラップ回路への充電が可
能な電圧ベクトルで置換するように、スイッチング制御
を行うことにより、従来からあるPWM制御パターン自
体は変更を加えることなく、ブートストラップ回路の駆
動不良を起こす時間領域の電圧ベクトルを他の電圧ベク
トルに置換することができ、新たにブートストラップ回
路の駆動不良の問題点を解決するPWM制御パターンを
作成するのに比べて、簡単かつ安価に実施できるという
特有の効果を奏する。
【図1】この発明のインバータ制御方法の一実施例を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図2】この発明のインバータ制御方法の一実施例を説
明するための電圧ベクトルのタイムチャートである。
明するための電圧ベクトルのタイムチャートである。
【図3】この発明のインバータ制御方法の他の実施例を
説明するための電圧ベクトルのタイムチャートである。
説明するための電圧ベクトルのタイムチャートである。
【図4】この発明のインバータ制御方法の他の実施例を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図5】この発明のインバータ制御装置の一実施例を示
す概略ブロック図である。
す概略ブロック図である。
【図6】ブートストラップ回路を使用した3相電圧形P
WMインバータ回路の電気回路図である。
WMインバータ回路の電気回路図である。
【図7】電圧ベクトルを復素平面上で示した図である。
【図8】零ベクトルV7を使用したPWM制御パターン
を示した図である。
を示した図である。
【図9】0〜2πの範囲におけるPWM制御パターンの
組み替えパターンを示す図である。
組み替えパターンを示す図である。
【図10】インバータ回路によって得られた正弦波を示
す図である。
す図である。
【図11】従来のインバータ制御方法における0〜π/
3における電圧ベクトルのタイムチャートである。
3における電圧ベクトルのタイムチャートである。
32 オン継続期間検出部 34 オン期間検出部 36 期間抽出部 38 スイッチング制御部
Claims (3)
- 【請求項1】 3相インバータの各相毎に所定のスイッ
チングパターンを与えることにより、所望の電圧ベクト
ルを得て、負荷に供給するとともに、各相のブートスト
ラップ回路により制御電圧を供給するインバータ制御方
法において、いずれかの相のブートストラップ回路が放
電状態を維持する期間内における出力電圧に影響を及ぼ
さない電圧ベクトルを選択する期間を、所定期間毎にブ
ートストラップ回路が充電可能な電圧ベクトルで置換す
べくスイッチング制御することを特徴とするインバータ
制御方法。 - 【請求項2】 前記所定期間がブートストラップ回路の
放電時間に基づいて定まるものである請求項1に記載の
インバータ制御方法。 - 【請求項3】 3相インバータの各相毎に所定のスイッ
チングパターンを与えることにより、所望の電圧ベクト
ルを得て、負荷に供給するとともに、各相のブートスト
ラップ回路により制御電圧を供給するインバータ制御装
置において、いずれかの相のブートストラップ回路が放
電状態を維持する期間を検出する放電期間検出手段(3
2)と、放電期間内における出力電圧に影響を及ぼさな
い電圧ベクトルを選択する期間を検出する期間検出手段
(34)と、期間検出手段(34)で検出された期間の
中から、所定時間毎の期間を抽出する期間抽出手段(3
6)と、抽出された期間をブートストラップ回路が充電
可能な電圧ベクトルで置換すべくスイッチング制御を行
うスイッチング制御手段(38)とを含むことを特徴と
するインバータ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09316392A JP3250254B2 (ja) | 1992-04-13 | 1992-04-13 | インバータ制御方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09316392A JP3250254B2 (ja) | 1992-04-13 | 1992-04-13 | インバータ制御方法およびその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05292755A true JPH05292755A (ja) | 1993-11-05 |
JP3250254B2 JP3250254B2 (ja) | 2002-01-28 |
Family
ID=14074904
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09316392A Expired - Fee Related JP3250254B2 (ja) | 1992-04-13 | 1992-04-13 | インバータ制御方法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3250254B2 (ja) |
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08331864A (ja) * | 1995-05-26 | 1996-12-13 | Philips Electron Nv | 負荷を付勢するための回路装置 |
JPH11206178A (ja) * | 1998-01-05 | 1999-07-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電動機の制御装置および電気洗濯機 |
JPH11252970A (ja) * | 1998-03-04 | 1999-09-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 動力発生装置とこれを用いた電気洗濯機 |
JP2000184776A (ja) * | 1998-12-11 | 2000-06-30 | Moriyama Kogyo Kk | ブラシレスdcモータの制御方法および装置 |
CN100391093C (zh) * | 2003-09-23 | 2008-05-28 | 上海大学 | 对软开关脉宽调制三相逆变器的输出电流波形进行补偿的方法 |
JP2008170017A (ja) * | 2007-01-09 | 2008-07-24 | Daikin Ind Ltd | インバータ圧縮機の運転方法及び圧縮機駆動装置 |
JP2008169699A (ja) * | 2007-01-09 | 2008-07-24 | Daikin Ind Ltd | インバータ圧縮機の運転方法及び圧縮機駆動装置 |
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