JPH11252970A - 動力発生装置とこれを用いた電気洗濯機 - Google Patents

動力発生装置とこれを用いた電気洗濯機

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JPH11252970A
JPH11252970A JP10051719A JP5171998A JPH11252970A JP H11252970 A JPH11252970 A JP H11252970A JP 10051719 A JP10051719 A JP 10051719A JP 5171998 A JP5171998 A JP 5171998A JP H11252970 A JPH11252970 A JP H11252970A
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和彦 麻田
Hideki Morozumi
英樹 両角
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秀和 山下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インバータ回路のスイッチング素子を開閉駆
動する駆動回路の直流電源を簡単な構成にした動力発生
装置とこれを用いた電気洗濯機を提供する。 【解決手段】 第1の直流電源14に接続されたインバ
ータ6において、インバータ回路6aの第2のスイッチ
ング素子8aを開閉駆動する第2の駆動回路11aを動
作させる第2の直流電源12aを設けるとともに、第1
のスイッチング素子7aを開閉駆動する第1の駆動回路
10aの直流電源としてブートストラップコンデンサ5
3aを設け、第2のスイッチング素子8aの導通期間に
ダイオード56と抵抗55とを介して充電電流を供給す
る。このとき、デューティ制限回路54はPWM回路1
7が出力するPWM信号のデューティの上限を所定値に
制限して第1のスイッチング素子7aを導通駆動するた
めの放電量を抑制し、ブートストラップコンデンサ53
aの端子電圧を維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭用や産業用に
使用されるモータやリニアモータなどの動力発生装置
と、前記動力発生装置を使用する電気洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の動力発生装置について図面
を参照しながら説明する。図11は従来の動力発生装置
の構成を示す回路図である。図11において、第1の物
体1を構成する固定子と、第1の物体1の内側に回転自
在に設けた第2の物体2を構成する回転子とを備えてい
る。
【0003】第1の物体1は、珪素鋼板などを積層した
鉄心に3相に巻かれた巻線3a、巻線3b、および巻線
3cからなる3相巻線3と、ホールIC4a、ホールI
C4b、およびホールIC4cによって構成された位置
検知手段4とを備えている。また、第2の物体2には2
極の永久磁石5が設けられている。6は3相巻線3に流
す電流の入出力を切り替えまたは遮断するインバータ回
路であり、巻線3aに対応するインバータ回路6a、巻
線3bに対応するインバータ回路6b、および巻線3c
に対応するインバータ回路6cとを備えている。インバ
ータ回路6aは、第1のスイッチング素子7aと第2の
スイッチング素子8aとの直列回路を備えるとともに、
第1のスイッチング素子7aと第2のスイッチング素子
8aとを開閉駆動するドライバ9aを備えている。ま
た、第1のスイッチング素子7aと第2のスイッチング
素子8aの共通接続点は巻線3aに接続されている。ド
ライバ9aには第1のスイッチング素子7aを開閉駆動
する第1の駆動回路10aと第2のスイッチング素子8
aを開閉駆動する第2の駆動回路11aとを備えてい
る。また、12aは第2の駆動回路11aに電源を供給
する第2の直流電源、13aは第1の駆動回路10aに
電源を供給する第3の直流電源である。
【0004】なお、図示していないが、インバータ回路
6b、およびインバータ回路6cの構成もインバータ回
路6aと同じであり、インバータ回路6bには第1のス
イッチング素子7bと第2のスイッチング素子8bとの
直列回路と、第1の駆動回路10bと第2の駆動回路1
1bとからなるドライバ9bとを備えるとともに第2の
直流電源12bと第3の直流電源13bとが接続され、
また、インバータ回路6cには第1のスイッチング素子
7cと第2のスイッチング素子8cとの直列回路と、第
1の駆動回路10cと第2の駆動回路11cとからなる
ドライバ9cとを備えるとともに第2の直流電源12c
と第3の直流電源13cとが接続されている。
【0005】また、14はインバータ6を介して3相巻
線3に電流を供給するための第1の直流電源である。
【0006】15は巻線3a〜3cに通電するタイミン
グを発生する3相分配回路であり、位置検知手段4から
の信号を入力し、論理式によって信号a〜信号fを出力
する。ここで、信号aはインバータ回路6aの第1のス
イッチング素子7aを開閉する信号、信号bは第2のス
イッチング素子8aを開閉する信号である。インバータ
回路6bに対する信号cと信号d、インバータ回路6c
に対する信号eと信号fについても同様である。また、
16a、16b、16cはそれぞれAND回路である。
AND回路16aは、信号aと信号bとPWM回路17
からのPWM信号とを入力し、信号aとPWM信号との
論理積を第1の駆動回路10aに出力するとともに信号
bをそのまま第2の駆動回路11aに出力する。AND
回路16b、およびAND回路16cについても同様で
ある。PWM回路17は、三角波の電圧信号を出力する
発振回路18とコンパレータ19とを備えている。
【0007】上記構成における動作について説明する。
位置検知手段4は、第1の物体1に対する第2の物体2
の相対的な回転角を検知し、3相分配回路15は、前記
回転角に対応して、3個の第1のスイッチング素子7a
〜7cと3個の第2のスイッチング素子8a〜8cのう
ちオンとする対象を決定し、対応する信号a〜fをHI
GHとしてAND回路16a〜16cに出力する。AN
D回路16aは、信号aがHIGHであれば前記PWM
信号との論理積を第1の駆動回路10aに出力し、信号
bがHIGHであればそのまま第2の駆動回路11aに
出力する。AND回路16b、AND回路16cについ
ても同様である。前記PWM信号との論理積を入力した
第1の駆動回路10aおよびHIGHの信号bを入力し
た第2の駆動回路11aは、それぞれHIGHに対して
約15Vの出力を第1のスイッチング素子7aと第2の
スイッチング素子8aに印加してオンとする。第1の駆
動回路10b〜10c、および第2の駆動回路11b〜
11cについても同様である。
【0008】このとき、第3の直流電源13aと第2の
直流電源12aは、それぞれ第1の駆動回路10aと第
2の駆動回路11aに電力を供給して動作させている。
第3の直流電源13b〜13c、第2の直流電源12b
〜12cについても同様である。
【0009】以上の動作により、巻線3a〜3cには位
置検知手段4で検知した第2の物体2の回転角に対応す
る電流が第1の直流電源14から供給され、その結果、
第2の物体2にトルクが発生して回転し、動力を取り出
すことができる。
【0010】ここで、PWM回路17は、第1の直流電
源14の電圧を等価的に100%以下の任意の値に調整
するように作用し、可変抵抗20を操作してバイアス電
源21の出力電圧を調整することにより、図におけるg
点の電圧が変化し、発振回路18から出力される三角波
の電圧とg点の電圧との交点により、コンパレータ19
からHIGHとLOWとが切り替わるPWM信号が出力
される。g点の電圧を高くするとコンパレータ19から
出力されるPWM信号のHIGHの期間の割合が増加
し、逆に低くすると減少する。AND回路16aはPW
M回路17のPWM信号と信号aとの論理積を出力する
ので、第1のスイッチング素子7aを信号aがオンとす
る期間をPWM制御により100%以下の範囲で加減し
て巻線3aに流れる電流値を制御する。AND回路16
bおよびAND回路16cについても同様である。
【0011】図12は、図11に示した動力発生装置に
おける第1の駆動回路10aおよび第2の駆動回路11
aとその周辺の構成を詳細に示す回路図である。なお、
他の第1の駆動回路10b〜10c、および第2の駆動
回路11b〜11cについても同様である。
【0012】図12において、第1の直流電源14は、
100V60Hzの商用電源22、整流ブリッジ23、
チョークコイル24、および平滑コンデンサ25によっ
て構成されている。また、第1の駆動回路10aは、発
光ダイオードとフォトトランジスタによって構成された
フォトカップラ26、NPNトランジスタ27およびN
PNトランジスタ28、PNPトランジスタ29、抵抗
30、および抵抗31により構成され、抵抗32を介し
てAND回路16aの出力に接続されている。また、第
2の駆動回路11aは、NPNトランジスタ33、PN
Pトランジスタ34、抵抗35、および抵抗36によっ
て構成され、そのままAND回路16aの出力に接続さ
れている。
【0013】スイッチング電源37は、第2の直流電源
12a〜12cと、第3の直流電源13a〜13cとを
実現している電源であり、NPNトランジスタ38、駆
動回路39、トランス40、スナバ41、ダイオード4
2、ダイオード43、ダイオード44、ダイオード4
5、ダイオード46、電解コンデンサ47、電解コンデ
ンサ48、電解コンデンサ49、および電解コンデンサ
50によって構成され、スナバ41は抵抗51とコンデ
ンサ52とで構成されている。電解コンデンサ47から
の出力は第3の直流電源13aとして作用し、電解コン
デンサ50からの出力は第2の直流電源12aとして作
用する。また、j、k、l、mの各端子については接続
を図示していないが、jとkはインバータ回路6bの第
3の直流電源13bとして使用され、lとmはインバー
タ回路6cの第3の直流電源13cとして使用される。
なお、電解コンデンサ50からの出力は第2の直流電源
12b〜12cとしても共用される。
【0014】以上のように、第2の駆動回路11a〜1
1cのための直流電源、すなわち第2の直流電源12a
〜12cについては共通とすることができるが、第1の
駆動回路10a〜10cのための第3の直流電源13a
〜13cについては、一般によく使用される第1のスイ
ッチング素子7a〜7cがNチャンネルのIGBT(M
OSFET)、またはNPNパワートランジスタなどで
あることにより、共通な直流電源で済ませることができ
ず、結果として3つの第3の直流電源13a〜13cが
必要となり、一般的によく使用される3相6石のインバ
ータの構成では、最低4つの直流出力が必要となる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の動力
発生装置では、第1の直流電源14のプラス側に接続さ
れている第1のスイッチング素子7a〜7cを開閉駆動
する第1の駆動回路10a〜10cのための第3の直流
電源13a〜13cは、それぞれ第2の駆動回路11a
〜11cや他の回路部分と電気的に絶縁した構成であ
り、また、一般的にこの種のインバータには3相6石の
構成を用いており、スイッチング電源37などによって
独立した最低4つの直流を出力できる電源を用いること
になるので、電源が大型かつ重量が大きく、コストも高
いものとなっていた。
【0016】本発明は上記の課題を解決するもので、各
インバータ回路における第1の駆動回路および第2の駆
動回路を動作させる直流電源の構成を簡単にし、軽量か
つ安価で安定に動作する動力発生装置とこれを用いた電
気洗濯機を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に係わる本発明
は、少なくとも1つの巻線を備えた第1の物体と、前記
第1の物体と相対的に可動に設けられた第2の物体と、
第1の直流電源と、両端が前記第1の直流電源に接続さ
れ、第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子
とを直列接続した直列回路、前記第1のスイッチング素
子を開閉駆動する第1の駆動回路、前記第2のスイッチ
ング素子を開閉駆動する第2の駆動回路、前記第2の駆
動回路を動作させる第2の直流電源、および前記第2の
スイッチング素子の導通時に前記第2の直流電源から充
電電流が供給されて前記第1の駆動回路を動作させる直
流電源となるブートストラップコンデンサを備えたイン
バータ回路を前記巻線ごとに備えたインバータと、前記
各インバータ回路における前記第1のスイッチング素子
の導通期間をPWM制御するPWM回路と、前記PWM
制御におけるデューティを制限するデューティ制限回路
とを備え、前記デューティの制限により前記ブートスト
ラップコンデンサの端子電圧を前記第1の駆動回路が動
作可能なように維持するようにした動力発生装置であ
る。
【0018】本発明により、第1の駆動回路を動作させ
る直流電源をブートストラップコンデンサのみで構成し
ながら安定に動作させることができ、軽量かつ低コスト
の動力発生装置を実現することができる。
【0019】請求項2に係わる本発明は、デューティ制
限回路は、インバータの動作周波数が所定値以下の場合
にのみデューティを制限するようにした請求項に係わる
動力発生装置である。
【0020】本発明により、軽量、低コストを実現しな
がら、高速時においては十分なトルクや出力が得られる
動力発生装置を実現することができる。
【0021】請求項3に係わる本発明は、デューティ制
限回路は、デューティを制限する上限値を、インバータ
の動作周波数に対応して変えるようにした請求項1に係
わる動力発生装置である。
【0022】本発明により、高速時には請求項2に係わ
る本発明と同様に十分なトルクや出力が得られるととも
に、低速時においても、ブートストラップコンデンサに
必要な端子電圧が得られる範囲で十分なトルクや出力が
得られる動力発生装置を実現することができる。
【0023】請求項4に係わる本発明は、デューティ制
限回路は、ブートストラップコンデンサの端子電圧を検
知するブート電圧検知回路を備え、前記端子電圧が所定
値以下にならないようにデューティを制限するようにし
た請求項1に係わる動力発生装置である。
【0024】本発明により、ブートストラップコンデン
サの端子電圧を所定値以上に維持することにより、十分
なトルクや出力が得られる動力発生装置を実現すること
ができる。
【0025】請求項5に係わる本発明は、デューティ制
限回路は、ブート電圧演算回路を備え、前記ブート電圧
演算回路は、第1の物体と第2の物体との相対速度とブ
ートストラップコンデンサの端子電圧とデューティとの
所定の関係に基づいて、現時点における前記相対速度と
所望の前記端子電圧とに対応するデューティを演算し、
デューティ制限回路は前記演算されたデューティに制限
するようにした請求項1に係わる動力発生装置である。
【0026】本発明により、ブートストラップコンデン
サの端子電圧を維持するために必要なデューティが速度
により変化する関係にあっても、あらゆる速度域におい
てもつねに前記端子電圧を第1の駆動回路を動作させる
のに必要最小限の所定電圧に維持することにより最大限
のトルクや出力が得られる動力発生装置を実現すること
ができる。
【0027】請求項6に係わる本発明は、インバータに
おける任意の1つのインバータ回路において、第2のス
イッチング素子の両端に高抵抗値の充電抵抗を接続して
設け、各インバータ回路において、第2のスイッチング
素子が開閉動作を開始する以前にブートストラップコン
デンサが前記充電抵抗を介して第2の直流電源からあら
かじめ充電されるようにした請求項1に係わる動力発生
装置である。
【0028】本発明により、低コストで、起動時におい
てもブートストラップコンデンサに十分な電荷を蓄えた
状態から第1の駆動回路を動作させることができ、安定
した動作が保証され、信頼性の高い動力発生装置を実現
することができる。
【0029】請求項7に係わる本発明は、第2の物体は
永久磁石を備え、第1の駆動回路および第2の駆動回路
は、前記永久磁石の位置を検知する位置検知手段からの
信号に基づいて、それぞれ第1のスイッチング素子と第
2のスイッチング素子を開閉駆動するようにした請求項
1ないし請求項6のいずれかに係わる動力発生装置であ
る。
【0030】本発明により、効率の高い動力発生装置を
実現することができる。請求項8に係わる本発明は、請
求項1ないし請求項7のいずれかに記載の動力発生装置
を備えた電気洗濯機である。
【0031】本発明により、軽量、低コストで、高効
率、かつ信頼性の高い電気洗濯機を実現することができ
る。
【0032】
【発明の実施の形態】請求項1に係わる本発明におい
て、ブートストラップコンデンサは第1のスイッチング
素子を開閉駆動する第1の駆動回路の直流電源として作
用するコンデンサであり、電気容量の大きい、たとえば
電解コンデンサなどで実現できる。また、第2のスイッ
チング素子を開閉駆動する第2の駆動回路を動作させる
第2の直流電源は、たとえば商用電源を整流平滑する簡
単な構成で実現できる。また、前記ブートストラップコ
ンデンサをダイオードと抵抗とを介して前記第2の直流
電源に接続することにより、第2のスイッチング素子が
導通している期間に充電電流が供給される。なお、前記
ダイオードは逆流防止のために設けられ、前記抵抗は過
大な充電電流を抑制するために設けられる。また、デュ
ーティ制限回路はPWM制御におけるデューティを制限
する手段であり、通常手段ではインバータの動作周波数
に対応してデューティを増加させる電圧を、ツエナーダ
イオード などにより制限する。なお、インバータの動
作周波数はホールICなどによる位置検知手段の信号を
利用して検出するが、回転運動においては回転速度に対
応する。
【0033】請求項2に係わる本発明において、インバ
ータの動作周波数が所定値以下のみでデューティを制限
する手段としては、周波数判定回路により前記位置検知
手段の信号を基に前記動作周波数を判定し、デューティ
を決める電圧を前記動作周波数が所定値以下の場合にデ
ューティを下げるように切り替える。これには電圧の異
なる電圧源を用いてもよいし、前記電圧源の分割抵抗を
切り替えてもよい。なお、実施例では前記動作周波数が
前記所定値より大きい場合はデューティが100%とな
るようにしているが、これには限定されない。
【0034】請求項3に係わる本発明において、インバ
ータの動作周波数に対応してデューティを制限する上限
値を変える手段は、たとえばデューティを決める電圧
を、データテーブルとの参照などにより、前記動作周波
数に対応して変えることができ、実施例では低周波数
域、すなわち低速域でリニアに変えているが、その変化
パターン、および手段について限定するものではない。
【0035】請求項4に係わる本発明において、ブート
電圧検知回路はブートストラップコンデンサの端子電圧
を検知する手段であり、前記ブートストラップコンデン
サの第1の直流電源に対する電位が第2のスイッチング
素子の開閉動作に対応して変化するので、前記端子電圧
をフォトカップラを介して取り出すようにする。なお、
実施例では前記ブートストラップコンデンサからツエナ
ーダイオード を介してフォトカップラに通電すること
により、前記端子電圧が所定値以下になるとデューティ
を決める電圧を上げるようにフィードバック制御する。
ただし、これには限定されない。
【0036】請求項5に係わる本発明において、ブート
電圧演算回路は、ブートストラップコンデンサの端子電
圧と速度とデューティとの関係に基づいて前記端子電圧
を演算する手段を意味し、前記の関係はあらかじめ実測
などにより求めることができ、その関係に対応する数式
やデータテーブルを用いて演算することができる。この
演算の適用方法として、現在の速度と所望する端子電圧
に対応するデューティを求め、そのデューティに制限す
ることにより、前記端子電圧を速度に係わらず所望の電
圧、すなわち第1の駆動回路を動作させるのに必要最低
限の所定電圧に常に維持する。
【0037】請求項6に係わる本発明において、充電抵
抗は第2のスイッチング素子が常時非導通であるときに
もブートストラップコンデンサに充電電流を供給する電
流経路を提供する手段であり、任意の1つのインバータ
回路における第2のスイッチング素子の両端に高抵抗を
挿入する。これにより、複数のインバータ回路がそれぞ
れブートストラップコンデンサを備えている場合であっ
ても、第1の物体における巻線を介してそれぞれ電流経
路が確保される。
【0038】請求項7に係わる本発明において、永久磁
石は第2の物体に固定して設けられ、前記永久磁石が与
える界磁と、第1の物体における巻線の電流とにより機
械力を発生させる。
【0039】請求項8に係わる本発明において、動力発
生装置は請求項1ないし請求項7のいずれかに係わるも
のであり、電気洗濯機においては回転運動するものが常
識的な適用方法となるが、必ずしもこれに限定されず、
たとえば往復運動には線形運動するものが適用できる。
【0040】以下、実施例について説明する。
【0041】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の動力発生装置の
実施例1について図面を参照しながら説明する。本実施
例は請求項1に係わる。
【0042】図1は本実施例の構成を示す回路図、図2
は本実施例における第1の駆動回路および第2の駆動回
路とその周辺の構成を示す回路図である。なお、図11
および図12に示した従来例と同じ構成要素には同一番
号を付与して詳細な説明を省略する。
【0043】本実施例が従来例と異なる主な点は、従来
例における第3の直流電源13a〜13cに代えて、第
1の駆動回路10a〜10cにそれぞれ電源を供給する
ためのブートストラップコンデンサ53a〜53cを設
けることにより電源の構成を簡略化するとともに、デュ
ーティ制限回路54を備え、デューティを制限すること
によりブートストラップコンデンサ53a〜53cの端
子電圧を第1の駆動回路10a〜10cの駆動に十分な
値に維持するようにしたことにある。
【0044】図1において、第2の直流電源12aは、
第2の駆動回路11aに対して電源を供給し、第1の駆
動回路10aについてはブートストラップコンデンサ5
3aを設け、抵抗55とダイオード56とを直列に介し
て第2の直流電源12aに接続している。なお、図1に
おいては簡便に示すために3相のうちの1相のインバー
タ回路6aの構成のみを示しているが、他の2相につい
ても全く同様に構成され、それぞれに第2の直流電源1
2aが共通に接続されているとする。なお、第2の直流
電源12aを共用せず、インバータ回路ごとに個別に設
けてもよいが、本実施例においては、1つの第2の直流
電源12aで済ませている。ブートストラップコンデン
サ53aは第2のスイッチング素子8aが導通状態にあ
る期間に第2の直流電源12aから抵抗55とダイオー
ド56とを介して充電され、第1の駆動回路10aの直
流電源として機能する。
【0045】PWM回路17の出力は、AND回路16
a、AND回路16b、およびAND回路16cに入力
され、それぞれ第1の駆動回路10a〜10cに対して
PWM信号を発振回路18の発振周波数に等しい約15
KHzで出力するが、デューティ制限回路54は、抵抗
57とツエナーダイオード58 とにより構成され、PW
M回路17に入力される電圧値を所定値以下に制限する
ことにより、信号a、信号c、および信号eにより第1
のスイッチング素子7a、第1のスイッチング素子7
b、および第1のスイッチング素子7cをオンとする期
間の比率、すなわちデューティを約30%以下に制限し
ている。
【0046】速度検知回路59は、位置検知手段4から
の信号に基づいて第2の物体2の回転速度を検知し、検
知した回転速度に対応したアナログ電圧を出力する。ま
た、誤差増幅器60、基準電圧源61から入力される直
流電圧値と速度検知回路59の出力電圧との差を増幅
し、デューティ制限回路54を介してPWM回路17に
出力している。これにより、本実施例の動力発生装置
は、誤差増幅器60の入力電圧差がなくなるようにフィ
ードバック動作が行われ、回転速度がほぼ一定に制御さ
れる。
【0047】図2は、本実施例における第1の駆動回路
10aおよび第2の駆動回路11aとその周辺の構成を
示す回路図である。なお、従来例と同じ構成要素には同
一番号を付与して詳細な説明を省略する。
【0048】図2において、第1の直流電源14と第2
の駆動回路11aの構成は従来例と同じである。また、
第1の駆動回路10aの構成もほぼ従来例と同じである
が、AND回路16aからの信号は、従来例におけるフ
ォトカップラ26に代えて、NPNトランジスタ62、
抵抗63、および抵抗64による耐圧回路を介して入力
している。また、第2の直流電源12aは、トランス6
5、整流ブリッジ66、定電圧IC67、電解コンデン
サ68、および電解コンデンサ69によって簡単に構成
され、前述のように、電解コンデンサ69からの出力は
第2の駆動回路11bおよび第2の駆動回路11cにも
共用される。なお、本実施例においては、第1のスイッ
チング素子7aと第2のスイッチング素子8aは、逆導
通用に設けられたダイオードとIGBTとによって構成
されている。インバータ回路6bおよびインバータ回路
6cについても同様である。
【0049】上記構成における動作について説明する。
第2の駆動回路11a〜11cは第2の直流電源12a
から共通の電源を供給されて動作する。また、ブートス
トラップコンデンサ53aは第2のスイッチング素子8
aがオンである期間にダイオード56と抵抗55とを介
して第2の直流電源12aから充電され、第1の駆動回
路10aの直流電源として動作する。この場合、ブート
ストラップコンデンサ53aの端子電圧は第1のスイッ
チング素子7aを動作させることにより放電して低下
し、とくに第1のスイッチング素子7aとして駆動電流
が大きいパワートランジスタを用いた場合などでは電圧
低下が大きくなる。したがって、電圧低下を抑制するた
めには第1のスイッチング素子7aがオンとなる期間の
比率、すなわちデューティを制限すればよい。本実施例
ではデューティ制限回路54により第1のスイッチング
素子7aがオンとなる期間の比率を制限してブートスト
ラップコンデンサ53aの電圧低下を抑制し、起動時や
回転速度が低い場合であってもブートストラップコンデ
ンサ53aの端子電圧を、第1の駆動回路10aが正常
に動作する電圧以上に確保している。ブートストラップ
コンデンサ53b〜53cについても同様である。
【0050】以上により、一般によく使用される第1の
スイッチング素子7a〜7cがNチャンネルのIGBT
(MOSFET)や、第1の駆動回路10a〜10cの
消費電流が大きくなるNPNパワートランジスタなどを
用いる構成であっても、第1の駆動回路10a〜10c
の電源をすべて第2の直流電源12aとブートストラッ
プコンデンサ53a〜53cとで構成することができ、
装置の構成の簡略化、および低コスト化を実現すること
ができる。
【0051】以上のように本実施例によれば、第1の駆
動回路10a〜10cにそれぞれブートストラップコン
デンサ53a〜53cを直流電源として備え、それぞれ
第2の直流電源12aから充電電流を供給し、かつ第1
のスイッチング素子7a〜7cの導通期間に係わるデュ
ーティを所定値以下に制限することによりブートストラ
ップコンデンサ53a〜53cの端子電圧を確保するよ
うにしたことにより、第1の駆動回路10a〜10cを
駆動するための電源を簡素化でき、かつ確実に動作させ
ることができる。
【0052】なお、本実施例においては、第2の物体2
は永久磁石5を備えるものとしているが、その構成につ
いて別段の制限はなく、たとえば短絡巻線を備えた構成
や、励磁巻線に第1の直流電源を接続した構成、または
磁気的な凹凸を有する強磁性体による構成、または磁気
的なヒステリシスが大きい磁気材料による構成であって
もよい。また、巻線およびインバータ回路の構成につい
ても、3相に限定するものではなく、単相の4石方式や
2、4、5、6、7・・・などの相数であってもよいこ
とは言うまでもない。
【0053】(実施例2)以下、本発明の動力発生装置
の実施例2について図面を参照しながら説明する。本実
施例は請求項2に係わる。
【0054】図3は本実施例の構成を示す回路図であ
る。なお、実施例1と同じ構成要素には同一番号を付与
して詳細な説明を省略する。本実施例が実施例1と異な
る点は、デューティ制限回路54がインバータ6の動作
周波数が所定値以下に対してのみデューティを制限する
ようにしたことにある。これは高速域ではトルクや出力
をデューティの制限のために低下させないことを目的と
する。
【0055】図3において、デューティ制限回路54
は、電圧セレクタ70、基準電圧源71、基準電圧源7
2、および周波数判定回路73で構成される。本実施例
において、基準電圧源71は7Vの電圧を出力し、基準
電圧源72は14Vの電圧を出力する電圧源を用いてお
り、周波数判定回路73は、位置検知手段4におけるホ
ールIC4a〜4cの1つから入力される信号の周波数
を検出し、24Hzよりも低い場合には、電圧セレクタ
70のα端子側に接続し、また、24Hz以上である場
合には、電圧セレクタ70のβ端子側に接続するように
している。なお、発振回路18は、約15KHzの三角
波の電圧を出力しているが、本実施例においてはピーク
値が9.5Vであるため、PWM回路17の入力電圧が
9.5Vを超える条件においては、PWM回路17の出
力は、デューティが100%、すなわち恒等的にHIG
Hとなる。
【0056】上記構成における動作について説明する。
図4は、図3に示したデューティ制限回路54の動作を
示す特性図である。図4において、横軸にホールIC4
bからの信号の周波数f、縦軸にはPWM回路17の出
力信号のデューティ、すなわちHIGHの期間の比率を
示す。図4に示したように、f<24Hzの条件ではデ
ューティ制限回路54から7Vの電圧が出力されること
によりデューティが80%となり、f≧24Hzの条件
ではデューティ制限回路54から14Vの電圧が出力さ
れ、デューティは100%、すなわち恒等的にHIGH
となる。
【0057】以上の動作により、低速回転時において
は、デューティが強制的に80%に制限されることによ
り、ブートストラップコンデンサ53a〜53cに対し
て充電電流が十分に供給され、第1のスイッチング素子
7a〜7cを確実にオンとさせることができる。本実施
例においては、巻線3a〜3cに対して第2の物体2を
2極とする構成としていることにより、1440rpm
よりも低い回転数においてデューティが80%に制限さ
れたPWMによりブートストラップコンデンサ53a〜
53cが充電される。また、1440rpm以上の条件
ではデューティを制限せず、したがって充分なトルクや
加速を確保しながら、モータの基本周波数、すなわちホ
ールIC4bの信号周波数で、ブートストラップコンデ
ンサ53a〜53cが充電される。これにより、いずれ
の回転速度条件においても十分な直流電圧が第1の駆動
回路10a〜10cに供給されることになる。また、高
速域ではデューティを制限しないので、十分なトルクや
出力を得ることができる。
【0058】以上のように本実施例によれば、インバー
タ6の動作周波数が所定値以下の低速域でのみデューテ
ィを制限するようにしたことにより、ブートストラップ
コンデンサ53a〜53cの端子電圧を確保しながら、
かつ高速域ではデューティを制限せずに十分なトルクや
出力を得ることができる。
【0059】(実施例3)以下、本発明の動力発生装置
の実施例3について図面を参照しながら説明する。本実
施例は請求項3に係わる。
【0060】図5は本実施例の構成を示す回路図であ
る。なお、実施例1ないし実施例1と同じ構成要素には
同一番号を付与して詳細な説明を省略する。本実施例が
実施例2と異なる点は、低速域におけるデューティの制
限をインバータの動作周波数に対応して変えることにあ
る。これは低速域においてもデューティを制限しなが
ら、十分なトルクや出力を得ることを目的としている。
【0061】図6は図5のデューティ制限回路54の動
作を示す特性図である。図6において、横軸にホールI
C4bからの信号の周波数、縦軸にはPWM回路17か
らの出力信号のデューティ、すなわちHIGHの期間の
比率を示す。
【0062】本実施例においては、f=0の条件におい
ては、デューティ=67%となり、f=40Hzの条件
においてはデューティ=100%となる特性とし、f>
40Hzの条件にあってはデューティ=100%となる
ようにしている。
【0063】以上の構成により、本実施例においては、
いかなる周波数fの条件、すなわち回転速度の条件にお
いても、ブートストラップコンデンサ53a〜53cの
端子電圧を所定値以上に確保し、第1の駆動回路10a
〜10cの動作を十分に確保しながらデューティを過大
に制限することを防止することにより、動力発生装置と
しての出力、トルクを十分に発揮することができ、信頼
性を確保しながらも、高性能の動力発生装置を実現する
ことができる。
【0064】なお、本実施例においては、周波数fに対
するデューティの関係を0<f<40Hzなる条件にお
いて直線としているが、とくに直線に限定されるもので
はなく、曲線を用いてもよく、その場合には、前記曲線
を最適にすることにより、ブートストラップコンデンサ
53a〜53cの端子電圧を、いかなる回転速度時にお
いても確保しながらデューティの制限を最小限に抑える
ことが可能となり、動力発生装置としての能力を十分に
発揮させることができる。
【0065】以上のように本実施例によれば、低速域に
おけるデューティの制限をインバータ6の動作周波数に
対応してできるだけ抑え、ブートストラップコンデンサ
53a〜53cの端子電圧を確保しながら低速域におい
ても十分なトルクや出力を得ることができる。
【0066】(実施例4)以下、本発明の動力発生装置
の実施例4について図面を参照しながら説明する。本実
施例は請求項4に係わる。
【0067】本実施例が実施例3と異なる点は、デュー
ティ制限回路54においてブート電圧検知回路74を備
え、ブートストラップコンデンサ53aの端子電圧が所
定値以下にならないようにフィードバック制御すること
にある。なお、他の構成は図5と同じとする。
【0068】図7は本実施例におけるブート電圧検知回
路74の構成を示す回路図である。図7において、ブー
ト電圧検知回路74は、ブートストラップコンデンサ5
3aの両端間に、ツエナーダイオード75とフォトカッ
プラ76の発光ダイオード側との直列回路を接続し、フ
ォトカップラ76の出力に抵抗77を介して直流電源7
8の電圧を印加するとともに、抵抗79を介して演算増
幅器80に接続し、基準電圧源81の電圧と比較増幅す
る構成としている。なお、直流電源78の電圧は、本実
施例では15Vとしているが、図2に示した第2の直流
電源12aの出力から供給することもできる。
【0069】また、演算増幅器80の出力はPWM回路
17に入力しており、ブートストラップコンデンサ53
aの端子電圧が、ツエナーダイオード75のツエナー電圧
とフォトカップラ76を構成する発光ダイオードの順方
向電圧降下(約1.7V)との加算電圧を超えた場合に
は出力電圧が低下し、基準電圧源81の電圧よりも低く
なれば、演算増幅器80の出力電圧は上昇し、PWM回
路17のPWM信号のデューティが大となり、結果とし
てブートストラップコンデンサ53aの端子電圧がほぼ
一定値となるようにフィードバック動作が行われる。
【0070】なお、回転速度が大きい場合には、ブート
ストラップコンデンサ53aの充電が基本周波数で頻繁
に行われるので演算増幅器80の出力電圧はほぼ15V
まで上昇し、デューティは100%となる。ここで、本
実施例においては、3相のうちの1つの相のブートスト
ラップコンデンサ53aのみブート電圧検知回路74を
設けているが、他の2つの相については同条件の充放電
となることにより検知しなくても十分な効果が得ること
ができる。ただし、必要な場合には他の相にも設けるこ
とによりブートストラップコンデンサ53a〜53cの
静電容量のばらつきに対して動作補償できることは言う
までもない。
【0071】以上のように本実施例によれば、ブートス
トラップコンデンサ53a〜53cの端子電圧が所定値
以下にならないようにデューティを制限することによ
り、第1の駆動回路10a〜10cを確実に動作させる
ことができる。
【0072】(実施例5)以下、本発明の動力発生装置
の実施例5について図面を参照しながら説明する。本実
施例は請求項5に係わる。
【0073】本実施例が実施例4と異なる点は、デュー
ティ制限回路54においてブート電圧演算回路(図示せ
ず)を備え、ブートストラップコンデンサ53a〜53
cの端子電圧を、第1の駆動回路10a〜10cが動作
するのに十分かつ最低限の所定値に維持するようにデュ
ーティを制限することにある。他の構成は図5と同じと
する。
【0074】上記構成における動作について説明する。
図8は本実施例における各デューティ条件における回転
速度とブートストラップコンデンサ53aの端子電圧V
s(ただし、リップルのボトム値)を示す特性図であ
る。図に示したように、動力発生装置の回転速度に対す
る前記端子電圧Vsの値は、とくに低速領域においてデ
ューティの影響が大きい。
【0075】前記ブート電圧演算回路は図8の特性に基
づいて、現時点の回転速度に対してブートストラップコ
ンデンサ53aの端子電圧Vsを所定値に維持するのに
必要なデューティを演算し、PWM回路17に出力して
フィードバックする。これにより、ブートストラップコ
ンデンサ53aの端子電圧Vsを所定値に維持するよう
に制御することができる。
【0076】本実施例では、仮にデューティ=90%、
500rpmとなる条件においては、端子電圧Vsの推
定値は8Vとなり、デューティ=100%、800rp
mとなる条件においても端子電圧Vsの推定値は8Vと
なる。また、本実施例では第1の駆動回路10a〜10
cが確実に動作する電圧が8Vであるので、上記のフィ
ードバック動作を行わせることにより、端子電圧Vsを
8Vに維持して動作させている。
【0077】なお、上記ブート電圧演算回路は、図8に
示した特性を数式で持ち合わせてもよいし、また、メモ
リにデータテーブルとして保有してもよい。
【0078】以上のように本実施例によれば、ブートス
トラップコンデンサ53a〜53cの端子電圧を必要最
低限の所定値に維持するようにデューティを制限するよ
うにしたことにより、デューティを最適に制限して、最
大限にトルクや出力を得ることができる。
【0079】(実施例6)以下、本発明の動力発生装置
の実施例6について図面を参照しながら説明する。本実
施例は請求項6に係わる。
【0080】図9は本実施例の構成を示す回路図であ
る。なお、実施例1ないし実施例5と同じ構成要素には
同一番号を付与して詳細な説明を省略する。
【0081】本実施例の構成は、75kΩの充電抵抗8
2を第2のスイッチング素子8aの両端に接続して備
え、他の構成は実施例1ないし実施例5のいずれかの構
成と同じとする。
【0082】本実施例が実施例1ないし実施例5と異な
る点は、充電抵抗82を備え、第2のスイッチング素子
8a〜8cが開閉動作する以前においてもブートストラ
ップコンデンサ53a〜53cが充電されるようにした
ことにある。これはインバータ6の起動時の動作を保証
することに関連する。
【0083】図9において、動作を停止しているとき、
ずなわち信号a〜fがすべてLOWとなっている場合な
どには、第2のスイッチング素子8a〜8cはすべて
(本実施例では3相であるので3個存在する)は、オフ
の状態となっている。このとき、第2の直流電源12a
からブートストラップコンデンサ53aを充電するため
には、第1のスイッチング素子7aのエミッタ端子か
ら、ブートストラップコンデンサ53aの充電電流を引
き抜く必要があるが、本実施例においては、充電抵抗8
2を備えていることにより、前記充電電流の経路が確保
され、ブートストラップコンデンサ53aが充電される
ので、装置を起動するときに第1の駆動回路10aが確
実に動作し、第1のスイッチング素子7aのターンオン
が確実に実行される。
【0084】なお、本実施例では3相の構成としている
ために、他の2相についてもブートストラップコンデン
サ53b〜53cを備えているが、これについては、巻
線3a、巻線3b、巻線3cを通じて供給されることに
より、僅か1個の充電抵抗82により3相すべてのブー
トストラップコンデンサ53a〜53cを充電すること
ができる。なお、2個以上の充電抵抗を接続してもよ
く、その場合には充電電流が大きくなり、充電時間が短
くても充電が十分に行われるとともに、複数のブートス
トラップコンデンサの充電電流の均等化を図れるなどの
効果が期待できる。
【0085】また、本実施例では、第1の直流電源14
の電圧を140V、ブートストラップコンデンサ53a
〜53cの静電容量を47μfとし、充電抵抗82の抵
抗値を75kΩとしていることにより、充電電流は約
0.2mAとなり、3相分のブートストラップコンデン
サ53a〜53c(計3個)を約8Vまで充電する時間
は約7秒となるので、仮に本実施例の動力発生装置を電
気洗濯機に使用する場合、電源投入から起動までの待ち
時間として十分短い時間で済む。
【0086】また、停止中に動力発生装置が負荷側から
駆動される場合、第2の物体2に備えた永久磁石5によ
り巻線3a〜3cには速度に比例した誘起電力が発生す
るが、本実施例では充電抵抗82の抵抗値が75kΩと
言う大きい値であるので、前記誘起電力による電流は
1.8mA以下と小さく、したがって、巻線3a〜3c
の焼損などを起こすこともない。なお、第2の物体2の
構成は永久磁石5を使用するものに限定するものではな
く、その他の構成であってもよく、その場合にも充電抵
抗82を設けると言う簡単な構成によりブートストラッ
プコンデンサ53a〜53cを充電することができ、低
コストの動力発生装置を実現することができる。
【0087】以上のように本実施例によれば、第2のス
イッチング素子8a〜8cが開閉動作を開始する以前に
もブートストラップコンデンサ53a〜53cが充電さ
れるようにしたことにより、確実に動力発生装置を起動
することができる。
【0088】(実施例7)以下、本発明の動力発生装置
を用いた電気洗濯機の一実施例について図面を参照しな
がら説明する。本実施例は請求項1ないし請求項7に係
わる動力発生装置を用いた電気洗濯機に係わる。
【0089】図9は本実施例の構成を示す断面図であ
る。図9において、洗濯機外枠83は、4本の吊り棒8
4により水受け槽85を吊り下げており、洗濯兼脱水槽
86を水受け槽85内に回転自在に配設し、洗濯兼脱水
槽86の底部に攪拌翼87を回転自在に配設している。
実施例1ないし実施例6に説明した第1の物体1および
第2の物体2とインバータ6とを備えた動力発生装置8
8は、Vベルト89と減速機構90とを介して攪拌翼8
7および洗濯兼脱水槽86を駆動する。なお、91は排
水弁、92は給水弁である。制御装置93は、たとえば
入力手段から入力された情報により、洗い、濯ぎ、脱水
の各行程を制御し、動力発生装置88を制御する。
【0090】上記構成における動作について説明する。
洗濯兼脱水槽86に衣類を入れた状態で、制御装置93
からの指令により動力発生装置88を駆動させると、動
力発生装置88はVベルト89と減速機構90とを介し
て攪拌翼87を回転させることにより洗濯を実行する。
また、脱水時には洗濯兼脱水槽86が回転する。洗濯と
脱水との切り替えは、制御装置93からの指令により排
水弁91と連動し、さらに減速機構90の内部に備えた
遊星ギアの減速の入り切りとも連動して行われる。
【0091】
【発明の効果】請求項1に係わる本発明は、少なくとも
1つの巻線を備えた第1の物体と、前記第1の物体と相
対的に可動に設けられた第2の物体と、第1の直流電源
と、両端が前記第1の直流電源に接続され、第1のスイ
ッチング素子と第2のスイッチング素子とを直列接続し
た直列回路、前記第1のスイッチング素子を開閉駆動す
る第1の駆動回路、前記第2のスイッチング素子を開閉
駆動する第2の駆動回路、前記第2の駆動回路を動作さ
せる第2の直流電源、および前記第2のスイッチング素
子の導通時に前記第2の直流電源から充電電流が供給さ
れて前記第1の駆動回路を動作させる直流電源となるブ
ートストラップコンデンサを備えたインバータ回路を前
記巻線ごとに備えたインバータと、前記各インバータ回
路における前記第1のスイッチング素子の導通期間をP
WM制御するPWM回路と、前記PWM制御におけるデ
ューティを制限するデューティ制限回路とを備え、前記
デューティの制限により前記ブートストラップコンデン
サの端子電圧を前記第1の駆動回路が動作可能なように
維持するようにした動力発生装置とすることにより、第
1の駆動回路を動作させる直流電源をブートストラップ
コンデンサのみで構成しながら安定に動作させることが
でき、軽量かつ低コストの動力発生装置を実現すること
ができる。
【0092】請求項2に係わる本発明は、デューティ制
限回路は、インバータの動作周波数が所定値以下の場合
にのみデューティを制限するようにした請求項に係わる
動力発生装置とすることにより、軽量、低コストを実現
しながら、高速時においては十分なトルクや出力が得ら
れる動力発生装置を実現することができる。
【0093】請求項3に係わる本発明は、デューティ制
限回路は、デューティを制限する上限値を、インバータ
の動作周波数に対応して変えるようにした請求項1に係
わる動力発生装置とすることにより、高速時には請求項
2に係わる本発明と同様に十分なトルクや出力が得られ
るとともに、低速時においても、ブートストラップコン
デンサに必要な端子電圧が得られる範囲で十分なトルク
や出力が得られる動力発生装置を実現することができ
る。
【0094】請求項4に係わる本発明は、デューティ制
限回路は、ブートストラップコンデンサの端子電圧を検
知するブート電圧検知回路を備え、前記端子電圧が所定
値以下にならないようにデューティを制限するようにし
た請求項1に係わる動力発生装置とすることにより、ブ
ートストラップコンデンサの端子電圧を所定値以上に維
持することにより、十分なトルクや出力が得られる動力
発生装置を実現することができる。
【0095】請求項5に係わる本発明は、デューティ制
限回路は、ブート電圧演算回路を備え、前記ブート電圧
演算回路は、第1の物体と第2の物体との相対速度とブ
ートストラップコンデンサの端子電圧とデューティとの
所定の関係に基づいて、現時点における前記相対速度と
所望の前記端子電圧とに対応するデューティを演算し、
デューティ制限回路は前記演算されたデューティに制限
するようにした請求項1に係わる動力発生装置とするこ
とにより、ブートストラップコンデンサの端子電圧を維
持するために必要なデューティが速度により変化して
も、つねに前記端子電圧を第1の駆動回路を動作させる
のに十分な最低限の所定電圧に維持することにより最大
限のトルクや出力が得られる動力発生装置を実現するこ
とができる。
【0096】請求項6に係わる本発明は、インバータに
おける任意の1つのインバータ回路において、第2のス
イッチング素子の両端に高抵抗値の充電抵抗を接続して
設け、各インバータ回路において第2のスイッチング素
子が開閉動作を開始する以前にブートストラップコンデ
ンサが前記充電抵抗を介して第2の直流電源からあらか
じめ充電されるようにした請求項1に係わる動力発生装
置とすることにより、低コストで、起動時においてもブ
ートストラップコンデンサに十分な電荷蓄えた状態から
第1の駆動回路を動作させることができ、安定した動作
が保証され、信頼性の高い動力発生装置を実現すること
ができる。
【0097】請求項7に係わる本発明は、第2の物体は
永久磁石を備え、第1の駆動回路および第2の駆動回路
は、前記永久磁石の位置を検知する位置検知手段からの
信号に基づいて、それぞれ第1のスイッチング素子と第
2のスイッチング素子を開閉駆動するようにした請求項
1ないし請求項6のいずれかに係わる動力発生装置とす
ることにより、効率の高い動力発生装置を実現すること
ができる。
【0098】請求項8に係わる本発明は、請求項1ない
し請求項7のいずれかに記載の動力発生装置を備えた電
気洗濯機とすることにより、軽量、低コストで、高効
率、かつ信頼性の高い電気洗濯機を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動力発生装置の実施例1の構成を示す
回路図
【図2】同実施例における第1の駆動回路および第2の
駆動回路とその周辺の構成を示す回路図
【図3】本発明の動力発生装置の実施例2の構成を示す
回路図
【図4】同実施例の動作を示す特性図
【図5】本発明の動力発生装置の実施例3の構成を示す
回路図
【図6】同実施例の動作を示す特性図
【図7】本発明の動力発生装置の実施例4におけるブー
ト電圧検知回路の構成を示す回路図
【図8】本発明の動力発生装置の実施例5におけるブー
ト電圧演算回路が演算に用いるデューティとブートスト
ラップコンデンサの端子電圧と回転速度との関係を示す
特性図
【図9】本発明の動力発生装置の実施例6の構成を示す
回路図
【図10】本発明の電気洗濯機の一実施例の構成を示す
断面図
【図11】従来の動力発生装置の構成を示す回路図
【図12】同従来例における第1の駆動回路および第2
の駆動回路とその周辺の構成を示す回路図
【符号の説明】
1 第1の物体 2 第2の物体 3 3相巻線 3a、3b、3c 巻線 4 位置検知手段 4a、4b、4c ホールIC 5 永久磁石 6 インバータ 6a、6b、6c インバータ回路 7a、7b、7c 第1のスイッチング素子 8a、8b、8c 第2のスイッチング素子 9a、9b、9c ドライバ 10a、10b、10c 第1の駆動回路 11a、11b、11c 第2の駆動回路 12a、12b、12c 第2の直流電源 13a、13b、13c 第3の直流電源 14 第1の直流電源 15 3相分配回路 16a、16b、16c AND回路 17 PWM回路 18 発振回路 19 コンパレータ 20 可変抵抗 21 バイアス電源 22 商用電源 23 整流ブリッジ 24 チョークコイル 25 平滑コンデンサ 26 フォトカップラ 27、28、33、38 NPNトランジスタ 29、34 PNPトランジスタ 30、31、32、35、36、51 抵抗 37 スイッチング電源 39 駆動回路 40 トランス 41 スナバ 42、43、44、45、46 ダイオード 47、48、49、50 電解コンデンサ 52 コンデンサ 53a、53b、53c ブートストラップコンデンサ 54 デューティ制限回路 55、57 抵抗 56 ダイオード 58 ツエナーダイオード 59 速度検知回路 60 誤差増幅器 61 基準電圧源 62 NPNトランジスタ 63、64 抵抗 65 トランス 66 整流ブリッジ 67 定電圧IC 68、69 電解コンデンサ 70 電圧セレクタ 71、72 基準電圧源 73 周波数判定回路 74 ブート電圧検知回路 75 ツエナーダイオード 76 フォトカップラ 77、79 抵抗 78 直流電源 80 演算増幅器 81 基準電圧源 82 充電抵抗 83 洗濯機外枠 84 吊り棒 85 水受け槽 86 洗濯兼脱水槽 87 攪拌翼 88 動力発生装置 89 Vベルト 90 減速機構 91 排水弁 92 給水弁 93 制御装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの巻線を備えた第1の物
    体と、前記第1の物体と相対的に可動に設けられた第2
    の物体と、第1の直流電源と、両端が前記第1の直流電
    源に接続され、第1のスイッチング素子と第2のスイッ
    チング素子とを直列接続した直列回路、前記第1のスイ
    ッチング素子を開閉駆動する第1の駆動回路、前記第2
    のスイッチング素子を開閉駆動する第2の駆動回路、前
    記第2の駆動回路を動作させる第2の直流電源、および
    前記第2のスイッチング素子の導通時に前記第2の直流
    電源から充電電流が供給されて前記第1の駆動回路を動
    作させる直流電源となるブートストラップコンデンサを
    備えたインバータ回路を前記巻線ごとに備えたインバー
    タと、前記各インバータ回路における前記第1のスイッ
    チング素子の導通期間をPWM制御するPWM回路と、
    前記PWM制御におけるデューティを制限するデューテ
    ィ制限回路とを備え、前記デューティの制限により前記
    ブートストラップコンデンサの端子電圧を前記第1の駆
    動回路が動作可能なように維持するようにした動力発生
    装置。
  2. 【請求項2】 デューティ制限回路は、インバータの動
    作周波数が所定値以下の場合にのみデューティを制限す
    るようにした請求項1記載の動力発生装置。
  3. 【請求項3】 デューティ制限回路は、デューティを制
    限する上限値を、インバータの動作周波数に対応して変
    えるようにした請求項1記載の動力発生装置。
  4. 【請求項4】 デューティ制限回路は、ブートストラッ
    プコンデンサの端子電圧を検知するブート電圧検知回路
    を備え、前記端子電圧が所定値以下にならないようにデ
    ューティを制限するようにした請求項1記載の動力発生
    装置。
  5. 【請求項5】 デューティ制限回路は、ブート電圧演算
    回路を備え、前記ブート電圧演算回路は、第1の物体と
    第2の物体との相対速度とブートストラップコンデンサ
    の端子電圧とデューティとの所定の関係に基づいて、現
    時点における前記相対速度と所望の前記端子電圧とに対
    応するデューティを演算し、デューティ制限回路は前記
    演算されたデューティに制限するようにした請求項1記
    載の動力発生装置。
  6. 【請求項6】 インバータにおける任意の1つのインバ
    ータ回路において、第2のスイッチング素子の両端に高
    抵抗値の充電抵抗を接続して設け、各インバータ回路に
    おいて第2のスイッチング素子が開閉動作を開始する以
    前にブートストラップコンデンサが前記充電抵抗を介し
    て第2の直流電源からあらかじめ充電されるようにした
    請求項1記載の動力発生装置。
  7. 【請求項7】 第2の物体は永久磁石を備え、第1の駆
    動回路および第2の駆動回路は、前記永久磁石の位置を
    検知する位置検知手段からの信号に基づいて、それぞれ
    第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子を開
    閉駆動するようにした請求項1ないし請求項6のいずれ
    かに記載の動力発生装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれかに記
    載の動力発生装置を備えた電気洗濯機。
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