JPH09294389A - 動力発生装置とこれを使用する掃除機 - Google Patents

動力発生装置とこれを使用する掃除機

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JPH09294389A
JPH09294389A JP8102370A JP10237096A JPH09294389A JP H09294389 A JPH09294389 A JP H09294389A JP 8102370 A JP8102370 A JP 8102370A JP 10237096 A JP10237096 A JP 10237096A JP H09294389 A JPH09294389 A JP H09294389A
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JP
Japan
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circuit
winding
signal
output
control circuit
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JP8102370A
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English (en)
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Kazuhiko Asada
和彦 麻田
Hidekazu Yamashita
秀和 山下
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P29/00Arrangements for regulating or controlling electric motors, appropriate for both AC and DC motors
    • H02P29/02Providing protection against overload without automatic interruption of supply
    • H02P29/024Detecting a fault condition, e.g. short circuit, locked rotor, open circuit or loss of load
    • H02P29/026Detecting a fault condition, e.g. short circuit, locked rotor, open circuit or loss of load the fault being a power fluctuation
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/08Arrangements for controlling the speed or torque of a single motor
    • H02P6/085Arrangements for controlling the speed or torque of a single motor in a bridge configuration
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/26Arrangements for controlling single phase motors

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の構成のブラシレスモータは、3相の巻
線を使用しており、またインバータ回路についても6個
のトランジスタを使用しているものであり、構成が複雑
であるという課題を有している。 【解決手段】 インバータ回路64が第1の物体60の
単相の巻線67に供給する電流を、制御回路65が位置
検知手段66の信号を受けて第1の物体60と第2の物
体61との間に発生する電磁力が第2の物体61の移動
方向に対して逆極性となる瞬間が発生しないように制御
して、簡単な構成で、機械出力のリプルが小さく、また
出力パワーが大で、効率の高い動力発生装置としてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭用や産業用に
使用されるモータやリニアモータ等の動力発生装置と、
この動力発生装置を使用する掃除機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来使用されている動力発生装置に図1
3に示しているようなブラシレスモータがある。このブ
ラシレスモータは、第1の物体1を構成する固定子と、
第1の物体1の内側に回転自在に設けた第2の物体2を
構成する回転子と、磁極の位置を検知する位置検知手段
33と、位置検知手段33の信号によって第2の物体2
の回転を制御する制御回路30と、制御回路30の信号
によって第2の物体2を回転させるインバータ回路50
とを備えている。
【0003】第2の物体2は、磁性体5と、磁性体5の
表面に設けた永久磁石3および永久磁石4と、出力軸6
を有している。永久磁石3は磁性体5の表面にN極が外
側になるように接着しており、永久磁石4は磁性体5の
表面にS極が外側になるように接着している。第1の物
体1は、珪素鋼板等を積層して構成した鉄心7と、鉄心
7によって構成したスロットの中に設けた巻線8a・9
a・10a・8b・9b・10bを有している。巻線8
a、巻線9a、巻線10a、巻線8b、巻線9b、巻線
10bはいずれも、巻線8a・8bと、巻線9a・9b
と、巻線10a・10bとはそれぞれ直列に接続してお
り、3相巻線を構成するように60゜ずつ離れた位置に
配置している。
【0004】前記各巻線は、インバータ回路50とイン
バータ回路50を制御する制御回路30によって駆動さ
れている。インバータ回路50は、商用交流電源11
と、商用交流電源11を整流する全波の整流回路12
と、この出力を波形成形するフィルタ回路40と、フィ
ルタ回路40の出力によって動作する出力回路17を備
えている。整流回路12は、ダイオード13・14・1
5・16をブリッジ接続して構成している。フィルタ回
路40は、電解式の平滑コンデンサ41とチョークコイ
ル42によって構成しており、整流回路12の出力をリ
プルが少ない、ほぼ完全な直流に波形成形している。出
力回路17は、6個のトランジスタ18〜23と、6個
のダイオード24〜29とを3相インバータに接続した
構成としている。制御回路30は、駆動回路31と論理
回路32とを有しており、前記各トランジスタのベース
端子は、すべて駆動回路31に接続されている。
【0005】位置検知手段33は、第1の物体1と第2
の物体2との間の空隙部に設けたホールIC34・35
・36によって構成しており、第2の物体2が回転運動
する際に、永久磁石3・永久磁石4の位置を検知してい
るものである。
【0006】以上の構成で、制御回路30が位置検知手
段33の信号を受けて6個のトランジスタ18〜23を
順次駆動し、第2の物体2を回転させるものである。つ
まり、位置検知手段33を構成するホールIC33・3
4・35の3つの信号を論理演算することによって、3
相インバータを構成する6個のトランジスタ18〜23
を駆動するハイ・ロウの信号を作成しているものであ
る。駆動回路31はこの信号が、ハイ信号の場合には当
該トランジスタにベース電流を供給してオンさせ、ロウ
信号の場合にはベースに逆バイアスを印加してオフ状態
とするものである。
【0007】これによって、第1の物体1に設けている
3相に配置した巻線8a・9a・10a・8b・9b・
10bに順次電流が流れるものである。この電流によっ
て鉄心7が磁化され、鉄心7から発生する磁束と、第2
の物体2を構成する永久磁石3または永久磁石4とが作
用してトルクを発生するものである。このトルクは出力
軸6を使用して、外部の負荷に供給することができるも
のである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成のブラ
シレスモータは、3相の巻線を使用しており、またイン
バータ回路についても6個のトランジスタを使用してい
るものであり、構成が複雑であるという課題を有してい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような従来
の構成が有している課題を解決するもので、単相の巻線
を有する第1の物体と、第1の物体に対して相対的に可
動に設けた永久磁石を有する第2の物体とを備えて、巻
線に供給する電流を制御回路を使用して制御する構成の
動力発生装置としている。
【0010】
【発明の実施の形態】請求項1に記載した発明は、イン
バータ回路が第1の物体の単相の巻線に供給する電流
を、制御回路が位置検知手段の信号を受けて第1の物体
と第2の物体との間に発生する電磁力が第2の物体の移
動方向に対して逆極性となる瞬間が発生しないように制
御して、簡単な構成で、機械出力のリプルが小さく、ま
た出力パワーが大で、効率の高い動力発生装置としてい
る。
【0011】請求項2に記載した発明は、制御回路が巻
線電流検知回路の出力と位置検知手段の出力とを監視
し、この両者の位相差が常に0となるように巻線に流れ
る電流を進相制御するようにして、更に効率の高い動力
発生装置としている。
【0012】請求項3に記載した発明は、制御回路が位
置検知手段が出力する信号の周波数に応じてスイッチン
グ素子をオンオフするタイミングを制御するようにし
て、簡単な構成で、電磁力が第2の物体の移動方向に対
して逆極性となる瞬間が発生しない動力発生装置として
いる。
【0013】請求項4に記載した発明は、リプル分を有
した直流電源を使用して、制御回路がスイッチング素子
をオンオフするタイミングをリプルの周期内として、特
に回路構成の簡単で、電磁力が第2の物体の移動方向に
対して逆極性となる瞬間が発生しない動力発生装置とし
ている。
【0014】請求項5に記載した発明は、前記動力発生
装置の出力でファンを駆動する掃除機として、小形・軽
量・低価格で、効率の高い掃除機としているものであ
る。
【0015】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の実施例について説明する。図
1は本実施例の動力発生装置の構成を示す説明図であ
る。第1の物体60は、単相の巻線67を鉄心68に巻
回した構成としている。第2の物体61は、第1の物体
60に対して相対的に可動に設けており永久磁石69・
70と出力軸59とを有している。64は少なくとも1
個のスイッチング素子を有しているインバータ回路で、
前記巻線67に電流を供給している。また65は、ホー
ルICによって構成した位置検知手段66の信号を受け
てインバータ回路64を制御する制御回路である。
【0016】位置検知手段66は、第2の物体61の永
久磁石69・70の磁極の位置を検知しており、N極を
検知しているときはハイ信号を、S極を検知していると
きはロウ信号を発生する。
【0017】インバータ回路64は、トランジスタによ
って構成したスイッチング素子71・72・73・74
と、各スイッチング素子に逆並列に接続したシリコン形
のダイオード75・76・77・78と、直流電源63
とを有している。制御回路65は、位置検知手段66か
らの信号を受けて、スイッチング素子71・72・73
・74を駆動する駆動信号a・b・c・dを出力してい
る。各スイッチング素子は、駆動信号a・b・c・dが
ハイであるときにオン状態となり、ロウであるときはオ
フ状態となるものである。
【0018】こうして各スイッチング素子は、巻線67
に電流を供給する。この結果、第2の物体61は第1の
物体60に対して時計方向に回転するものである。つま
り、時計方向のトルクが発生するものである。
【0019】以下本実施例の動作について説明する。図
2は、本実施例の動力発生装置の動作を示す波形図であ
る。(ア)は位置検知手段66の出力信号電圧p、
(イ)はスイッチング素子71に対する駆動信号aの波
形、(ウ)はスイッチング素子72に対する駆動信号b
の波形、(エ)はスイッチング素子73に対する駆動信
号cの波形、(オ)はスイッチング素子74に対する駆
動信号dの波形、(カ)は巻線67に流れる電流iM
波形を示している。
【0020】図2から分かるように本実施例の制御回路
65は、スイッチング素子への駆動信号a・b・c・d
のハイ・ロウのタイミングが、位置検知手段66の出力
信号pのハイ・ロウのタイミングに対して、時間的にT
βだけ進んだものとなるように制御しているものであ
る。つまり、位置検知手段66の出力pが、ロウからハ
イに立ち上がる時刻t2のTβ前の時刻t1において、信
号aとbがロウからハイに立ち上がっており、同時にb
とcがハイからロウに立ち下がっている。また逆に位置
検知手段66の出力pがハイからロウに立ち下がる時刻
4のTβ前の時刻t3において、aとbがハイからロウ
に立ち下がっており、同時にbとcがロウからハイに立
ち上がっている。
【0021】このようにTβの時間を設定した結果巻線
67に流れる電流iMは、t2・t4・t6・t8の各
時刻に丁度電流が0となるものである。つまり信号a・
b・c・dによってスイッチング素子71・72・73
・74がオンオフされるが、巻線67が有するインダク
タンス分のために、電流波形が遅れて前記電流0のタイ
ミングとなるものである。したがって結果的には(ア)
に示した位置検知手段66の信号のハイ・ロウのタイミ
ングと、巻線電流iMの零点とが同一時刻となるもので
ある。
【0022】これによって、位置検知手段66の出力信
号pがハイの期間には、常にiM>0となることからこ
の期間の鉄心68内の磁束Φは正方向となり、逆に、位
置検知手段66の出力信号pがロウの期間には、常にi
M<0となることからこの期間の鉄心68内の磁束Φは
負方向となる。
【0023】すなわち、永久磁石69・70の位置と鉄
心68内の磁束Φの方向とは同期が取れた状態で変化し
ているものである。この結果いずれの瞬間においても発
生するトルクの方向は正となるものであり、つまり時計
方向であり、逆方向のトルクが発生する瞬間は存在しな
い。
【0024】本実施例においてはTβの値を最適な値に
調整することにより前記の状態を実現しているが、この
とき制御回路65は、位置検知手段66の出力信号pに
対して、2π×Tβ/T0(rad)の進み位相でイン
バータ回路64を制御している。(ここにT0は、位置
検知手段66の出力信号pの1周期)となる。
【0025】発明者らによる実験によれば、上記のよう
に逆方向のトルクが発生することがなくなる条件になる
ようにTβを設定した場合には、効率がほぼ最大となる
ことがわかっており、よってこのような制御を行わせる
ことにより、装置を効率よく働かせることが実現可能に
なる。
【0026】参考のために、Tβの値が最適でない場合
の動作を図3に基づいて説明する。図3はTβの値が不
足している場合を示している。(ア)は位置検知手段6
6の出力信号p、(イ)は巻線電流iMを示した波形図
である。この場合には、Tβの値が不足しているためス
イッチング素子のオンオフの切り替えタイミングt1
4がやや遅くなって、位置検知手段66の出力信号p
が切り替わるタイミングt2・t5においてはまだiM
が0に達していない。iM=0となるのは、t3・t6
タイミングであるので、t2〜t3の期間およびt5〜t6
の期間には、逆方向のトルクが発生することになる。す
なわちt2〜t3の期間においては、丁度図1に示してい
るように位置検知手段66は第2の物体を構成する永久
磁石69のN極を検知している。この状態でiMが負で
あるため、鉄心68に流れる磁束の方向も負となる。こ
のため発生するトルクは、図1の矢印と逆方向(反時計
方向)となるものである。この逆方向のトルクはブレー
キとして作用するものであり、装置として発生するトル
クのリプル分が大きくなり、発生するトルクも減少す
る。従って、巻線電流の増大、スイッチング素子の電流
値の増大、装置の効率低下につながる。図3に示してい
るハッチング期間は、すべて前記逆方向のトルクが発生
している。
【0027】図4は、Tβが過大となった場合を示して
いる。つまり、スイッチング素子の切り替えタイミング
1・t4は、位置検知手段66の出力信号pに対して進
みすぎているものである。従って巻線電流iMの零時刻
2・t5が、位置検知手段66の出力信号pのエッジ時
刻t3・t6よりも早くなることから、期間t2〜t3・t
5〜t6においては逆方向のトルクが発生しているもので
ある。
【0028】また、このようにTβが過大となった状態
で運転が行われた場合においては、スイッチング素子の
切り替え直後の期間に巻線に流れる電流によって、第2
の物体の永久磁石によって生じている磁束とは、全く逆
方向の磁界の発生、すなわち永久磁石の直軸に対して、
マイナス符号となる電流が大となる状態が発生する。
【0029】このため特にTβの大きさが極端に大きい
場合には、前記巻線電流によって永久磁石に大きな逆磁
界が作用して、永久磁石の減磁、すなわち不可逆的な永
久磁石の特性劣化(磁力の磁束密度の低下)が発生する
という現象も起こりうる。
【0030】したがって、Tβを適切な値に制御するこ
とによって、永久磁石の減磁が発生することもなく、信
頼性の高い動力発生装置を提供することが可能となるも
のである。
【0031】なお永久磁石の減磁を防ぐ方法としては希
土類磁石等を使用する方法もあるが、この場合には非常
に高価なものとなる。従って本実施例の構成は、低価格
でありながら信頼性を確保した動力発生装置を実現して
いるものである。
【0032】なお本実施例では、第1の物体60を構成
する鉄心68と第2の物体61との間のギャップ79の
寸法を、一定ではなく傾斜を設けた構成としている。こ
のためいわゆるリラクタンストルクが発生し、インバー
タ64を停止した場合に第2の物体61は図1に示して
いるようにやや傾いた状態で停止するものである。つま
り、鉄心68と第2の物体61との間のギャップ79が
最小となる位置、すなわち最も磁気抵抗が小となる位置
で停止するものである。こうして、第2の物体61がや
や傾いた状態で停止するために、起動トルクが0となる
状態を避けることができ、単相の巻線67を有した構造
でありながら起動が容易に出来るものとなっている。特
に、起動時に負荷に必要なトルク(あるいは力)が小さ
い負荷、例えば送風ファンなどを負荷としている装置に
おいては、比較的容易に、上記のような起動の確保が実
現できるものであり、よって上記のような傾斜を設けた
構成により、起動特性を確保した場合にも、起動後の通
常動作上における性能低下、あるいは騒音の発生につい
ての問題が発生しないことは、発明者らの実験の結果、
確認されているものである。
【0033】(実施例2)続いて本発明の第2の実施例
について説明する。前記実施例1では、スイッチング素
子への駆動信号a・b・c・dを位置検知手段66の出
力信号pの位相よりもTβだけ進ませたことによって、
逆方向トルクの発生を防止しているものである。これに
対して本実施例では、巻線に流れる電流の位相と永久磁
石の磁極の位置との同期を採るように進相角βを帰還制
御によって設定し、スイッチング素子を駆動するもので
ある。
【0034】図5は本実施例の構成を示している。88
は第1の物体60の電気的中性点、すなわち巻線67に
よる起磁力が丁度0となる位置に設けた位置検知手段
で、ホール素子によって構成した磁気センサ80と、磁
気センサ80の出力の符号によってハイとロウの信号を
出力する符号判定器81によって構成している。つまり
符号判定器81は、磁気センサ80にN極が対向した場
合にはハイの信号を、磁気センサ80にS極が対向した
場合にはロウの信号を出力するものである。この信号は
制御回路87に接続されている。
【0035】制御回路87は、巻線電流検知回路83
と、位相誤差検知回路85と、進相制御回路86と、駆
動回路84とを備えている。巻線電流検知回路83は、
第1の物体60を構成する鉄心68に設けた単相の巻線
67に流れる電流iMを検知しており、抵抗82と符号
判定器82aで構成している。抵抗82として本実施例
では20mΩを使用しており、符号判定器82aは抵抗
82の両端の電圧εが正の場合(すなわちiM>0)に
はハイの信号を出力し、εが負の場合(すなわちiM
0)にはロウの信号を出力している。位相誤差検知回路
85は、巻線電流検知回路83の信号と位置検知手段8
8の信号の位相の差を増幅したアナログ信号を出力す
る。進相制御回路86は、位相誤差検知回路85のアナ
ログ信号に応じて、位置検知手段88の信号に対する進
相角βを決定している。駆動回路84はこの進相制御回
路86が決定した進相角βを使用して、スイッチング素
子71・72・73・74をオンオフ制御するものであ
る。
【0036】図6は本実施例で使用している位相誤差検
知回路85の構成を示している。89はDフリップフロ
ップで、例えばMOS式のデジタルICであるμPD4
013B等を使用している。Dフリップフロップ89の
CP端子には、位置検知手段88の信号pを接続し、D
入力端子には巻線電流検知回路83の信号rを接続して
いる。またDフリップフロップ89の出力端子Qには、
pやrのパルス周波数成分の除去を行って平均値成分を
通すためのローパスフィルタ90、およびオペアンプ9
3を用いた一種の増幅回路を接続している。ローパスフ
ィルタ90は、抵抗91とコンデンサ92によって構成
されている。オペアンプ93のマイナス入力端子には、
抵抗94をローパスフィルタ90の出力端子との間に接
続を行い、マイナス入力端子と出力端子との間には、コ
ンデンサ95と抵抗96とを直列に接続したフィードバ
ック回路をそれぞれ接続している。また、プラス入力端
子には、抵抗97と抵抗98による分圧回路が接続され
ていて、12Vの電源電圧を丁度1/2に分割した電圧
(6V)をブラス入力端子に入力する構成となってい
る。また前記Dフリップフロップ89は、12Vの直流
電源によって動作する。また出力端子Sは、位相誤差検
知回路85の出力信号の端子である。
【0037】以下本実施例の動作について説明する。駆
動回路84の信号a・b・c・dによってスイッチング
素子71・72・73・74がオンオフされて、巻線6
7に巻線電流iMが流れる。この巻線電流iMの位相が位
置検知手段88の検知信号pよりも遅れている場合に
は、つまり巻線電流iMが0となる瞬間が位置検知手段
88の検知信号pが0となる瞬間よりも遅れている場合
には、DフリップフロップのCP端子89が位置検知手
段88からの信号によって、ロウからハイに立ち上がっ
た瞬間にはD入力端子89はロウの入力となっている。
このため出力端子Qの出力する信号はロウであり、ロー
パスフィルタ90の出力は、時間の経過と共に、抵抗9
1とコンデンサ92によって決定される時定数に従って
ゼロに近づくアナログの電圧信号となっている。
【0038】オペアンプ93のマイナス入力端子には、
前記ローパスフィルタ90のアナログ電圧信号が入力さ
れ、プラス入力端子には抵抗97・98によって分割さ
れている一定電圧(6V)の入力信号が加わっている。
このためS端子から出力されるオペアンプ93の出力信
号は、ローパスフィルタ90のアナログ出力電圧とプラ
ス入力端子の電圧(6V)との誤差電圧が増幅されたも
のとなる。つまり、オペアンプ93の出力端子とマイナ
ス入力端子との間には、抵抗96とコンデンサ95とを
直列に接続しているため、誤差電圧が存在した場合に
は、抵抗96の両端には、前記誤差電圧の瞬時値に比例
した電圧が発生し、コンデンサ95の両端子間には、こ
の誤差電圧の時間積分値に比例し、かつコンデンサ95
の静電容量に反比例した値の電圧が発生するものであ
る。従って出力端子Sには、この誤差電圧の比例成分と
時間積分値に比例した成分との和に対応するだけのアナ
ログ電圧信号が出力されるものである。
【0039】この信号は進相制御回路86に入力され
る。進相制御回路86は位相誤差検知回路85からの信
号により動作するものであり、入力信号によって、位置
検知手段88からの出力信号pに対する進相角βを決
め、これを出力端子uから駆動回路84に出力するもの
である。図7は、進相制御回路86の制御特性を示して
いる。本実施例では、前記位相誤差検知回路85の出力
端子Sからの入力電圧が10Vの場合には進相角βを4
0°に、6Vの場合には25°となるように、またこの
間を直線で結んだ関係に設定している。
【0040】なお発明者らの実験の結果では、送風ファ
ンの回転速度を55000r/mとしたときに、定常状態、すな
わちpとrの位相差が0となっている状態においては、
位相誤差検知回路85の出力端子Sからの入力電圧は約
6Vで、進相角βは約25°になった。従って55000r/m
の動作時においては、ローパスフィルタ90の出力はほ
ぼ6V、またDフリップフロップ89の出力Qのデュー
ティはほぼ1/2となり、動作点が可変範囲のほぼ中央
に位置するものである。このため、安定性に優れた状態
で装置を動作させることが出来るものである。
【0041】こうして進相制御回路86は進み位相角β
を決定し、この信号を駆動回路84に送るものである。
駆動回路84はこの信号を受けて、スイッチング素子7
1・72・73・74を駆動する信号a・b・c・dを
作る。こうしてスイッチング素子71・72・73・7
4が駆動されて、巻線67に巻線電流iMが流れる。
【0042】この巻線電流iMの位相は、前記したよう
に巻線電流検知回路83によって検知され、位相誤差検
知回路87によって位置検知手段88の信号との位相差
に対応するだけのアナログ電圧信号が出力されるもので
ある。
【0043】また巻線電流iMの位相が位置検知手段8
8の検知信号pよりも進んでいる場合には、前記と逆の
動作をすることによって、位相誤差検知回路87によっ
て位置検知手段88の信号との位相差に対応するだけの
アナログ電圧信号が出力されるものである。
【0044】以上のように本実施例によれば、インバー
タ64・巻線電流検知回路83・駆動回路84・位相誤
差検知回路85・進相制御回路86は帰還回路を構成し
ており、このループによって帰還動作を実行している。
【0045】本実施例では、ローパスフィルタ90の出
力をオペアンプ93のマイナス入力端子側に接続するよ
うにしているため、オペアンプ93およびその周辺回路
は符号反転した信号を出力するようにしている。従っ
て、iMの位相が遅れた状態では位相誤差検知回路85
の出力は高くなり、逆にiMの位相が進んだ状態では、
位相誤差検知回路85の出力は低くなるものである。
【0046】なおここで進相角βが大きくなると、第2
の物体61の回転速度も増加し、従って位置検知手段8
8の検知信号の周波数も高くなる。しかし、βを大きく
することによって、確実に巻線電流の位相が進み、上記
の帰還制御が成り立つものである。特に本実施例では、
コンデンサ95によって誤差の時間積分を実行している
ため、ほぼ完全にpとrの位相誤差を零にすることが可
能である。
【0047】なお本実施例では進み位相角の決定を図7
に示しているように直線によって決定するようにしてい
るが、このため動作点がその直線上のいずれの場所に移
っても、常に等しい傾きの特性が保たれるものである。
従って、制御ループとしての安定性は優れたものとなっ
ている。
【0048】しかしながら、特に直線によって決定しな
ければならないというものではなく、例えば2次曲線あ
るいは正弦波状となっていても支障はない。また、図6
に示した回路例は、Dフリップフロップ89を使用して
位相誤差検知回路85を構成しているが、かならずしも
このような構成部品を使用しなければならないというも
のではなく、一般の位相同期ループ回路の位相検知回路
(Phase detecter)と呼ばれる回路構成
であっても支障はない。
【0049】(実施例3)続いて本発明の第3の実施例
について説明する。図8は本実施例の構成を示してい
る。本実施例では制御回路99は、進相制御回路100
を備えており、位置検知手段66tが検知する信号の周
波数fによって、スイッチング素子71・72・73・
74のオンオフのタイミングを決定するようになってい
る。
【0050】図9は、進相制御回路100の制御特性を
示している。つまり、位置検知手段66から信号の周波
数fに対する進み位相角βの関係を示している。本実施
例においては、周波数fが0.5kHzの時にβを10°に、
1kHzの場合には27°とし、この間を下側を凸とした
曲線によって接続している。
【0051】以上の構成によって、進相制御回路100
は駆動回路84に対して前記信号βを送っている。駆動
回路84はこの信号βを使用して、スイッチング素子7
1・72・73・74を駆動する信号a・b・c・dを
作製している。こうして巻線67に流れる電流は、位置
検知手段66の検知信号の位相に対してβだけ進んだも
のとなって、逆方向トルクの発生のないものとなる。
【0052】以上のように本実施例によれば、位置検知
手段66の検知信号の周波数を利用する構成で、巻線6
7に流れる電流の位相を逆方向トルクが発生しないよう
に制御することが出来るもので、前記実施例2の構成に
比べて巻線電流検知手段が不要になる簡単な構成のもの
を実現できる。また本実施例の構成のものは、負荷の変
動や入力電圧の変動、各構成部品のバラツキなどが比較
的小さい場合にあっては、十分実用可能となるものであ
る。
【0053】なお進相制御回路100の動作特性は、本
実施例においては下側に凸の曲線で決定しているが、場
合によっては上側に凸としてもよく、特に一律に決定す
る必要はないものである。
【0054】(実施例4)次に本発明の第4の実施例に
ついて説明する。図10に示しているように、本実施例
では、直流電源101を、商用交流電源102と、商用
交流電源102に接続した4個のシリコンダイオードで
構成した全波の整流回路103と、整流回路103の出
力に接続したコンデンサ104によって構成している。
コンデンサ104として本実施例では数10μFと比較
的小さいものを使用している。つまり、前記各実施例で
はインバータ回路の電源として完全な直流電源を使用し
ているのに対して、本実施例ではリプルを含んだ脈流電
源を使用しているものである。
【0055】以下本実施例の動作について説明する。図
11(ア)は、直流電源101の出力電圧VINを示して
いる。つまり、商用交流電源102のピーク位相付近に
おいては実効値100Vのおよそ√2倍の140V、約
180°の位相では20〜30V程度に低下した大きな
リプルを含んだ脈流波形となっている。これはコンデン
サ104の静電容量が小さいためである。本実施例はこ
のような脈流電源を使用しても、巻線67に流れる電流
Mの位相を、位置検知手段88が検知する永久磁石6
9・70の磁極の切り替わるタイミングに一致させる方
法を提供するものである。つまり本実施例で使用してい
る進相制御回路86は、位相誤差検知回路85の信号を
受けて図11(イ)に示しているような進相角βの信号
を作っている。つまり脈流電源のリプルにあわせて、進
相角βを脈動させているものである。この進相角βの設
定は、本実施例ではピーク時で35°、ボトム時には1
4°としている。このように設定することによって、脈
流電源を使用しても逆方向トルクが発生しない効率の高
い動力発生装置を実現できるものである。
【0056】このとき、使用している位相誤差検知回路
85・進相制御回路86は、装置の回転速度が約55000r
/mと高く、また位置検知手段88の検知信号の周波数が
1kHZ程度で交流電源102のリプルの周波数(50
/60Hz)に対してかなり高いことから、応答性を良
くすることが出来るものである。例えば位相誤差検知回
路85を前記図6に示した構成とした場合に、ローパス
フィルタ90を構成する抵抗91とコンデンサ92によ
って決定される時定数を小さくすることができるためで
ある。
【0057】つまり本実施例の構成のものは、2極構成
となっているため例えば2000r/m程度の低速の用途では
使用できないが、例えば極数を4極・6極・8極・10
極、…と多くした場合には、位置検知手段88が発生す
る信号の周波数も2倍、3倍、4倍、5倍、…と高くな
って、使用できるものである。
【0058】以上のように本実施例によれば、直流電源
101を構成するコンデンサ104やチョークコイル等
の部品の定格をダウンできたり、あるいは全く使用しな
い構成とすることができ、回路の小形化・軽量化を図る
ことができる。
【0059】なお、本実施例においては巻線電流検知回
路83を設ける構成で制御回路87を実現したが、特に
この構成にこだわるものではなく、例えば制御回路の内
部に、直流電源のリプルにあわせて、βを脈動するよう
な回路を設け、帰還制御を行うことなく、直流電源のリ
プルの位相に合わせてβを変化させていく構成にしても
よい。この場合には、巻線電流検知回路83が不要とな
るので、一層装置を小型化できるものである。このよう
な構成のものは、負荷変動・定数バラツキ等が比較的小
さい場合においては、十分に効果をあげることができる
ものである。
【0060】なお、前記実施例1〜実施例4で説明した
動力発生装置は、基本的に第2の物体を2極としている
が、特に2極にしなければならないというものではな
い。4極、6極、8極などでもかまわない。
【0061】また、各実施例では、位置検知手段として
ホールICもしくはホール素子を用いているが、かなら
ずしもこのようなものを用いなければならないというも
のではなく、光学的に回転角を検知するものや、超音波
を使用するもの、あるいは第1の物体には別段の素子を
設けず、各巻線に誘起する電圧を用いて、第2の物体の
回転角度を検知するものであってもよい。
【0062】また、スイッチング素子の種類について
も、各実施例においては、バイポーラ式のトランジスタ
を使用しているが、MOSFETやIGBTなどを使用
してもよい。
【0063】また各実施例では、回転運動を負荷に伝え
ることによって動力を発生するものを示しているが、必
ずしも回転に限るものではなく、例えばリニアモータの
ように直線運動を行うもの、またはサーフェイスモータ
と称されるような2次元の平面上でX−Y方向に動力を
発生するものなどであっても良い。また、第2の物体を
固定し、第1の物体の方から動力を取り出すようにして
もよい。
【0064】さらに、インバータ・制御回路・交流電源
・整流回路等の構成要素については、実施例ではすべて
第1の物体と同様に固定されているように示されてい
る。しかし、特に固定する必要はなく、たとえばこれら
の構成要素の一部またはすべてを第2の物体上に設け、
電線をひきまわして最終的に、第1の物体に設けた巻線
に接続してもよい。その際に必要であればブラシとスリ
ップリング等で電流が供給できるように構成することも
できる。
【0065】(実施例5)次に本発明の第5の実施例で
ある掃除機について、図12に基づいて説明する。筺体
内には前記各実施例で説明した動力発生装置105を設
けている。また動力発生装置105の出力軸には、ファ
ン106を接続している。またファン106の前方には
紙パック107を設けており、ノズル109・ホース1
08を介して吸引した塵埃を収容している。整流回路1
13は例えば4本のシリコンダイオードを使用してお
り、電源コード110によって商用電源に接続されてい
る。
【0066】なお、掃除機の移動を容易にするために、
前輪111・後輪112を設けている。
【0067】以下本実施例の動作について説明する。電
源コード110を商用電源に接続して、図示してないス
イッチを入れると、動力発生装置105が動作を開始す
る。動力発生装置105が回転を開始すると、ファン1
06が回転を開始して、ノズル109・ホース108を
介して塵埃が紙パック107内に収容される。
【0068】ここで使用している動力発生装置105
は、前記各実施例において説明したものであり、整流子
やブラシがなく、また単相の巻線と、双方向スイッチン
グ素子を使用した非常に簡単な構成のものである。した
がって長期間の使用によっても信頼性の確保が十分にで
き、また低価格で小形のものとなっている。
【0069】また動力発生装置105は、図1で説明し
ているようにギャップ79に傾斜を設け、第2の物体6
1の停止位置を死点を外した位置とできるものである。
またファン106は、例えばベアリングなどを使用して
回転時の摩擦を非常に小さくしているものである。従っ
て前記ギャップの大きさは、0.2〜0.5mm程度のごく小さ
いものである。従って動力発生装置105は、起動に必
要なトルクも小さくてすみ、確実な起動ができるもので
ある。
【0070】
【発明の効果】請求項1に記載した発明は、単相の巻線
を有する第1の物体と、第1の物体に対して相対的に可
動に設けた永久磁石を有する第2の物体と、前記巻線に
電流を供給する少なくとも1個のスイッチング素子を有
しているインバータ回路と、インバータ回路を制御する
制御回路と、永久磁石の位置を検出する位置検知手段と
を備え、前記制御回路は、位置検知手段の信号を受けて
第1の物体と第2の物体との間に発生する電磁力が第2
の物体の移動方向に対して逆極性となる瞬間が発生しな
いようにスイッチング素子を制御する構成として、簡単
な構成で、機械出力のリプルが小さく、また出力パワー
が大で、効率の高い動力発生装置を実現するものであ
る。
【0071】請求項2に記載した発明は、位置検知手段
は第1の物体の電気的中性点に設けた磁気センサを有
し、制御回路は、巻線に流れる電流を検知する巻線電流
検知回路と、巻線電流検知回路の出力と前記磁気センサ
の出力の位相差を検知する位相誤差検知回路と、位相誤
差検知回路の信号に応じて前記巻線に流す電流の位置検
知手段の出力に対する進相角を決定する進相制御回路と
を有する構成として、帰還制御によって、巻線電流の位
相を全期間について位置検知手段の位相と同一とでき、
更に効率の高い動力発生装置を実現するものである。
【0072】請求項3に記載した発明は、制御回路は、
位置検知手段が出力する信号の周波数に応じてスイッチ
ング素子をオンオフするタイミングを制御する構成とし
て、更に簡単な構成で効率の高い動力発生装置を実現す
るものである。
【0073】請求項4に記載した発明は、インバータ回
路の電源として、リプルを有する脈流電源を使用し、制
御回路はスイッチング素子をオンオフするタイミングを
前記リプルの周期内で制御する構成として、特に回路構
成が簡単で、効率の高い動力発生装置を実現するもので
ある。
【0074】請求項5に記載した発明は、請求項1から
4のいずれか1項に記載した動力発生装置と、この動力
発生装置の出力に接続したファンとを有する構成とし
て、小形・軽量・低価格で効率の高い掃除機を実現する
ものである。として作用する。電磁力が第2の物体の移
動方向に対して逆極性となる瞬間が発生しない動力発生
装置としている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である動力発生装置の構
成を示す回路図
【図2】同、各部の動作を示す波形図
【図3】同、Tβが不足した場合を説明する波形図
【図4】同、Tβが過剰となった場合を説明する波形図
【図5】本発明の第2の実施例である動力発生装置の構
成を示す回路図
【図6】同、位相誤差検知回路の構成を示す回路図
【図7】同、進相制御回路の制御特性を示す特性図
【図8】本発明の第3の実施例である動力発生装置の構
成を示す回路図
【図9】同、進相制御回路の制御特性を示す特性図
【図10】本発明の第4の実施例である動力発生装置の
構成を示す回路図
【図11】(ア)同、直流電源が有している脈流波形を
示す波形図 (イ)同、位相誤差検知回路が作製する進相角の特性を
示す特性図
【図12】本発明の第5の実施例である掃除機の構成を
示す説明図
【図13】従来使用しているブラシレスモータの構成を
示す回路図
【符号の説明】
60 第1の物体 61 第2の物体 64 インバータ回路 65 制御回路 66 位置検知手段 67 巻線 69 永久磁石 70 永久磁石71 スイッチング素子 72 スイッチング素子 73 スイッチング素子 74 スイッチング素子 79 磁気センサ 83 巻線電流検知回路 84 駆動回路 85 位相誤差検知回路 86 進相制御回路 87 制御回路 99 制御回路 100 進相制御回路 101 直流電源 105 動力発生装置 106 ファン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単相の巻線を有する第1の物体と、第1
    の物体に対して相対的に可動に設けた永久磁石を有する
    第2の物体と、前記巻線に電流を供給する少なくとも1
    個のスイッチング素子を有しているインバータ回路と、
    インバータ回路を制御する制御回路と、永久磁石の位置
    を検出する位置検知手段とを備え、前記制御回路は、位
    置検知手段の信号を受けて第1の物体と第2の物体との
    間に発生する電磁力が第2の物体の移動方向に対して逆
    極性となる瞬間が発生しないようにスイッチング素子を
    制御する動力発生装置。
  2. 【請求項2】 位置検知手段は第1の物体の電気的中性
    点に設けた磁気センサを有し、制御回路は、巻線に流れ
    る電流を検知する巻線電流検知回路と、巻線電流検知回
    路の出力と前記磁気センサの出力の位相差を検知する位
    相誤差検知回路と、位相誤差検知回路の信号に応じて前
    記巻線に流す電流の位置検知手段の出力に対する進相角
    を決定する進相制御回路とを有する請求項1記載の動力
    発生装置。
  3. 【請求項3】 制御回路は、位置検知手段が出力する信
    号の周波数に応じてスイッチング素子をオンオフするタ
    イミングを制御する請求項1記載の動力発生装置。
  4. 【請求項4】 インバータ回路の電源として、リプルを
    有する脈流電源を使用し、制御回路はスイッチング素子
    をオンオフするタイミングを前記リプルの周期内で制御
    する請求項1から3のいずれか1項に記載した動力発生
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか1項に記載し
    た動力発生装置と、この動力発生装置の出力に接続した
    ファンとを有する掃除機。
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