JPH10155299A - 動力発生装置とこれを使用する掃除機 - Google Patents

動力発生装置とこれを使用する掃除機

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JPH10155299A
JPH10155299A JP8311656A JP31165696A JPH10155299A JP H10155299 A JPH10155299 A JP H10155299A JP 8311656 A JP8311656 A JP 8311656A JP 31165696 A JP31165696 A JP 31165696A JP H10155299 A JPH10155299 A JP H10155299A
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JP
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switching element
circuit
winding
current
signal
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JP8311656A
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English (en)
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Kazuhiko Asada
和彦 麻田
Hidekazu Yamashita
秀和 山下
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/08Arrangements for controlling the speed or torque of a single motor
    • H02P6/085Arrangements for controlling the speed or torque of a single motor in a bridge configuration
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/26Arrangements for controlling single phase motors

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Electric Vacuum Cleaner (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の構成のブラシレスモータは、3相の巻
線を使用しており、またインバータ回路については6個
のトランジスタを使用しているものであり、構成が複雑
である 【解決手段】 単相の巻線167を有する第1の物体1
60と、第1の物体160に対して相対的に可動に設け
た永久磁石169・170を有する第2の物体161と
を備え、巻線167に供給する電流を制御回路165を
使用して、第1のスイッチング素子171・174と第
2のスイッチング素子172・173のオンオフ時期を
制御することによって有効に制御し、高効率としている
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭用や産業用に
使用されるモータやリニアモータ等の動力発生装置と、
この動力発生装置を使用する掃除機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来使用されている動力発生装置を図1
4に示している。この動力発生装置は、第1の物体1を
構成する固定子と、第1の物体1の内側に回転自在に設
けた第2の物体2と、第2の物体2の表面に設けている
永久磁石3・4の磁極の位置を検知する位置検知手段3
3と、位置検知手段33の信号によって第2の物体2の
回転を制御する制御回路30と、制御回路30の信号に
よって第1の物体1を構成する巻線に電流を供給するイ
ンバータ回路40とを備えている。
【0003】第2の物体2は出力軸6を有しており、出
力軸6に図示していない負荷を接続している。また永久
磁石3は第2の物体2を構成する磁性体5の表面にN極
が外側になるように接着しており、永久磁石4は磁性体
5の表面にS極が外側になるように接着している。第1
の物体1は、珪素鋼板等を積層して構成した鉄心7と、
鉄心7によって構成したスロットの中に設けた巻線8a
・9a・10a・8b・9b・10bを有している。巻
線8a・8bと、巻線9a・9bと、巻線10a・10
bとはそれぞれ直列に接続しており、3相巻線を構成す
るように60゜ずつ離れた位置に配置している。
【0004】前記各巻線は、インバータ40とインバー
タ17を制御する制御回路30によって駆動されてい
る。インバータ40は、商用交流電源11と、商用交流
電源11を整流する全波の整流回路12と、この出力を
波形成形するフィルタ回路40と、フィルタ回路40の
出力によって動作する出力回路17を備えている。
【0005】整流回路12は、ダイオード13・14・
15・16をブリッジ接続して構成している。フィルタ
回路40は、電解式の平滑コンデンサ41とチョークコ
イル42によって構成しており、整流回路12の出力を
リプルが少ない、ほぼ完全な直流に波形成形している。
出力回路17は、6個のトランジスタ18〜23と、6
個のダイオード24〜29とを3相インバータに接続し
た構成としている。
【0006】制御回路30は、駆動回路31と論理回路
32とを有しており、前記各トランジスタのベース端子
は、すべて駆動回路31に接続されている。
【0007】位置検知手段33は、第1の物体1と第2
の物体2との間の空隙部に設けたホールIC34・35
・36によって構成しており、第2の物体2が回転運動
する際に、永久磁石3・永久磁石4の位置を検知してい
るものであり、N極と対向している状態においてはハイ
の論理信号を出力し、S極と対向している状態において
はロウの論理信号を出力するものである。
【0008】以上の構成で、制御回路30が位置検知手
段33の信号を受けて6個のトランジスタ18〜23を
順次駆動し、第2の物体2を回転させるものである。
【0009】図15は図1の動力発生装置各部の電圧波
形を示したものである。図15において、(ア)はホー
ルIC34の信号波形、(イ)はホールIC35の信号
波形、(ウ)はホールIC36の信号波形、(エ)はト
ランジスタ18への信号波形、(オ)はトランジスタ1
9への信号波形、(カ)はトランジスタ20への信号波
形、(キ)はトランジスタ21への信号波形、(ク)は
トランジスタ子22への信号波形、(ケ)はトランジス
タ23への信号波形を示したものである。
【0010】すなわち論理回路32は、位置検知手段3
3を構成するホールIC33・34・35の3つの信号
を論理演算することによって、3相インバータを構成す
る6個のトランジスタ18〜23を駆動するハイ・ロウ
の信号を作成しているものである。
【0011】駆動回路31はこの信号が、ハイ信号の場
合には当該トランジスタにベース電流を供給してオンさ
せ、ロウ信号の場合にはベースに逆バイアスを印加して
オフ状態とするものである。
【0012】このとき論理回路32として、遅れ時間が
各ホールICから入力される信号の周期に比して極めて
短い高速の回路、例えばTTLやCMOS式のロジック
回路などを使用しているものである。このため、各ホー
ルICの信号の立ち上がりのエッジもしくは立ち下がり
のエッジと、各トランジスタの駆動信号の立ち上がりも
しくは立ち下がりのエッジとの時間差は、数10n秒〜
数100n秒程度であり、図15に示しているように、
現実的にはほぼ同時にトランジスタの切り替えが行われ
るものとなっている。
【0013】これによって、第1の物体1に設けている
3相に配置した巻線8a・9a・10a・8b・9b・
10bに順次電流が流れるものである。この電流によっ
て、第2の物体2を構成する永久磁石3または永久磁石
4との間に力が発生し、図14では反時計方向にトルク
が発生するものである。このトルクは出力軸6から、外
部の負荷に伝達されるものである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成のブラ
シレスモータは、3相の巻線を使用しており、またイン
バータ回路については6個のトランジスタを使用してい
るものであり、構成が複雑であるという課題を有してい
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような従来
の構成が有している課題を解決するもので、単相の巻線
を有する第1の物体と、第1の物体に対して相対的に可
動に設けた永久磁石を有する第2の物体とを備え、巻線
に供給する電流を制御回路を使用して、第1のスイッチ
ング素子と第2のスイッチング素子のオンオフ時期を制
御することによって有効に制御し、高効率としているも
のである。
【0016】
【発明の実施の形態】請求項1に記載した発明は、単相
の巻線を有する第1の物体と、第1の物体に対して相対
的に可動に設けた永久磁石を有する第2の物体と、イン
バータ回路と、制御回路と、位置検知手段を有し、前記
インバータは、前記巻線に正の電流を供給する第1のス
イッチング素子と、前記巻線に負の電流を供給する第2
のスイッチング素子を有し、前記位置検知手段は、前記
永久磁石の位置を検出し、前記制御回路は、前記位置検
知手段の信号を受けて前記第1のスイッチング素子と前
記第2のスイッチング素子を交互にオンさせ、前記第1
のスイッチング素子のオン期間と前記第2のスイッチン
グ素子の切り替わり期間付近には、所定の電気角に相当
する期間、前記第1のスイッチング素子と前記第2のス
イッチング素子を共にオフとする制御を行うことによ
り、簡単な構成で、出力パワーが大で、効率の高い動力
発生装置としているものである。
【0017】また請求項2に記載した発明は、請求項1
記載の動力発生装置の前記制御回路を、電気的中性点に
対して前記巻線のインダクタンスによる電流の遅れ時間
とほぼ等しい時間だけ先行したタイミングで前記第1の
スイッチング素子および前記第2のスイッチング素子を
ターンオフさせるものとしたことにより、比較的簡単な
構成でありながら、さらに出力パワーが大で、効率の高
い動力発生装置としているものである。
【0018】また請求項3に記載した発明は、単相の巻
線を有する第1の物体と、第1の物体に対して相対的に
可動に設けた永久磁石を有する第2の物体と、インバー
タ回路と、制御回路と、位置検知手段を有し、前記イン
バータは、前記巻線に正の電流を供給する第1のスイッ
チング素子と、前記巻線に負の電流を供給する第2のス
イッチング素子を有し、前記位置検知手段は、前記永久
磁石の位置を検出し、前記制御回路は、前記第1のスイ
ッチング素子および前記第2のスイッチング素子のオン
期間の導通比率を加減するパルス幅変調回路を有し、前
記制御回路は、前記位置検知手段の信号を受けて前記第
1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子を
交互にオンさせるとともに、前記第1のスイッチング素
子のオン期間と前記第2のスイッチング素子の切り替わ
り期間付近で、前記導通比率を小とすることにより、構
成要素の数はやや増えるものの、効率がさらに高い動力
発生装置を実現するものである。
【0019】また請求項4に記載した発明は、請求項3
記載の動力発生装置の前記制御回路を、前記巻線の電流
を検知する巻線電流検知回路と、基準波形を発生する基
準波形発生回路を有し、前記制御回路は、前記基準波形
と前記巻線電流検知回路の出力信号の瞬時値とを比較
し、前記パルス幅変調回路は、両者がほぼ等しくなるよ
うに、前記導通比率を加減する構成とすることにより、
永久磁石の特性を十分に発揮させることによって、高効
率の動力発生装置を実現することができるものである。
【0020】また請求項5に記載した発明は、請求項1
〜請求項4記載の動力発生装置の前記第2の物体は2極
で構成し、回転運動を行う構成とすることにより、着磁
性能に若干の弱点があっても、それをカバーし、高効率
を実現することを可能とするものである。
【0021】また請求項6に記載した発明は、請求項1
〜5のいずれか1項に記載した動力発生装置と、この動
力発生装置の出力に接続したファンにより掃除機を構成
したことにより、ブラシ等の接触部のない信頼性に優れ
た掃除機を実現することができるものである。
【0022】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の実施例について説明する。図
1は本実施例の動力発生装置の構成を示す説明図であ
る。第1の物体160は、珪素鋼板等を積層して構成し
た鉄心168に、単相の巻線167を巻回した構成とし
ている。第2の物体161は、第1の物体160に対し
て相対的に可動に設けており永久磁石169・170と
出力軸159とを有している。つまり、本実施例では第
2の物体161を2極で構成しているものである。16
4は4個のスイッチング素子171〜174を有してい
るインバータ回路で、前記巻線167に電流を供給して
いる。また165は、ホールICによって構成した位置
検知手段166の信号を受けてインバータ回路164を
制御する制御回路である。
【0023】位置検知手段166は、第2の物体161
の永久磁石169・170の磁極の位置を検知してお
り、N極を検知しているときはハイ信号を、S極を検知
しているときはロウ信号を発生する。
【0024】制御回路165は、第1のスイッチング素
子171・174を駆動する駆動信号a・dと、第2の
スイッチング素子172・173を駆動する駆動信号b
・cとを出力する駆動回路190と、選択器71と、電
気角発生回路192、周波数検知回路72とを有してい
る。周波数検知回路72は、位置検知手段166の出力
信号の周波数を検知しており、この周波数が200Hz
以下、すなわち第2の物体161の回転数が12000
r/m以下である場合には、選択器71の接点をp側に
接続する。また前記周波数が200Hzを越えた状態、
すなわち12000r/mを越えた状態である場合に
は、選択器71の接点をq側に接続する。
【0025】インバータ回路164は、バイポーラ形の
トランジスタによって構成し、巻線167に正の電流を
供給する第1のスイッチング素子171・174と、負
の電流を供給する第2のスイッチング素子172・17
3と、各スイッチング素子に逆並列に接続したシリコン
形のダイオード175・176・177・178と、直
流電源163とを有している。なお巻線167の電流i
Mの方向は、図1に示した鉄心168の磁束Φが正とな
る電流iMの方向を正と定めているものである。
【0026】本実施例では制御回路165は、第1のス
イッチング素子171・174と、第2のスイッチング
素子172・173とを交互にオンさせているものであ
るが、特に第1のスイッチング素子171・174から
第2のスイッチング素子172・173への切り換え時
期または、第2のスイッチング素子172・173から
第1のスイッチング素子171・174への切り換え時
期には、両方のスイッチング素子を共に所定の電気角に
相当する期間オフに制御しているものである。
【0027】以下本実施例の動作について説明する。図
2は、第2の物体161が60000r/mで回転して
いる状態での各部の電流波形を示している。すなわち、
(ア)は位置検知手段166の出力信号電圧pを、
(イ)は第1のスイッチング素子171に対する駆動信
号aの波形を、(ウ)は第2のスイッチング素子172
に対する駆動信号bの波形を、(エ)は第2のスイッチ
ング素子173に対する駆動信号cの波形を、(オ)は
第1のスイッチング素子174に対する駆動信号dの波
形を、(カ)は巻線167に流れる電流iMの波形を示
している。
【0028】この速度では、周波数検知器72によっ
て、選択器71はq側に接続している。つまり、駆動回
路190には電気角発生回路192の出力信号が入力さ
れるものである。電気角発生回路192は、繰り返し入
力される信号pに対して、その位相をカウントし、この
信号pの電気角が120度(=180度−60度)と、
300度(=360度−60度)の時点で、その時点で
オンとなっている第1のスイッチング素子171・17
4もしくは第2のスイッチング素子172・173を強
制的にターンオフするターンオフ信号を出力するもので
ある。
【0029】図2から分かるように本実施例の制御回路
165からの駆動信号a・b・c・dがロウからハイと
なるタイミングは位置検知手段166の出力信号pのエ
ッジと等しく、駆動信号a・b・c・dがハイからロウ
となるタイミングは位置検知手段166の出力信号pの
エッジに対して電気角で60度進んだ時点となってい
る。従って、第1のスイッチング素子171・174か
ら第2のスイッチング素子172・173への切り換え
時期または、第2のスイッチング素子172・173か
ら第1のスイッチング素子171・174への切り換え
時期には、両方のスイッチング素子が共にオフとなって
いるものである。つまり本実施例では、電気角で60度
に相当する期間は、両方のスイッチング素子をオフとし
ているものである。電気角60度は、本実施例では、電
気角の360度が1m秒であることから約167μ秒に
相当するものである。
【0030】このように本実施例では、制御回路165
が出力するターンオフ信号を、位置検知手段166の出
力信号pに対して約60度進める制御を行っているもの
である。従って、巻線167に流れる電流iMのピーク
値を抑えることができ、換言すれば、第1のスイッチン
グ素子171・174と第2のスイッチング素子172
・173に流れる電流のピーク値を低く抑えることがで
き、使用するスイッチング素子の電流定格を低いものと
できる。また、位置検知手段の出力信号pが0であると
きに、巻線167に流れる電流iMを0とできるため、
逆トルクの発生する瞬間が存在しないものである。
【0031】また図3(ア)(イ)は、第2の物体16
1の表面の磁束密度の分布を示している。一般に第2の
物体161を2極の構成とした場合には、N極とS極の
ピッチは180度(π)の電気角となる。通常の異方性
磁気材料を使用してN極とS極の着磁を行うと、例えば
(ア)に示しているように無着磁領域Aが発生したり、
(イ)に示しているように、磁束密度のカーブがほとん
ど正弦波状となってしまったりする。つまり、0度・1
80度・360度の角度に近い部分は、着磁が弱い部分
となりがちである。
【0032】このような場合に、出力するターンオフ信
号を位置検知手段166の出力信号pに対して約60度
進める制御を行うようにすれば、この欠点部分に対する
巻線電流iMの供給を抑えることができ、着磁の欠点を
カバーできるものである。
【0033】また本実施例では、第2の物体161の極
数を最小の2極としているものである。このため、特に
60000r/mという高速で動作させた場合には、効
率が非常に高くなるものである。すなわち、極数を4極
とした場合には動作周波数は2極の2倍になるものであ
る。珪素鋼板を積層して構成した鉄心168には、周波
数にほぼ比例するヒステリシス損失と、周波数の2乗に
比例する渦電流損失とが発生するものである。従って6
0000r/mという高速で、高周波の動作をさせた場
合には、渦電流損失が非常に増加して効率の低い動力発
生装置となってしまうものである。
【0034】なお発明者らの実験によれば、ターンオン
のタイミングを信号pとし、ターンオフ信号を出力信号
pに対して約60度進めるように制御した場合には、効
率はほぼ最大となるものである。
【0035】また本実施例では、図1に示しているよう
に巻線167を集中して巻いた構成としているため、単
相の巻線167であっても、第2の物体161の磁束を
最大限利用できるものとなっている。
【0036】続いて本実施例の動力発生装置が低速で動
作している場合について説明する。図4は10000r
/mの低速域で動作している場合の動作波形を示してい
るも回転速度が12000r/m以下となった場合に
は、周波数検知器72が作用して、つまり位置検知手段
166の出力周波数が200Hz以下となったことを検
知して、選択器71の接点をp側に接続する。このた
め、駆動回路190は位置検知手段166の出力信号に
よって直接制御されるものである。
【0037】この結果、図4(カ)に示しているよう
に、巻線167に流れる電流iMのピーク値は図2に示
したものよりも若干大きくなり、また位置検知手段16
6の信号がロウからハイへ或いはハイからロウへ切り替
わるタイミングt1・t3・t5・t7には、巻線167に
は電流iMが直前のオン期間に流れていた方向でピーク
に達しているものである。また、t1〜t2・t3〜t
4・t5〜t6・t7〜t8の各期間には、巻線167
に逆方向の電流iMが流れているものである。この逆方
向の電流iMは、発生するトルクの向きが回転方向とは
逆方向であるため、ブレーキとして作用するものであ
る。しかし本実施例の動力発生装置は、特に高速域にお
いて高効率であることが要求されるものであり、起動直
後や低速動作時に若干の効率低下が生じても問題とはな
らないものである。
【0038】なお本実施例では、第1の物体160を構
成する鉄心168と第2の物体161との間のギャップ
179の形状を、一定ではなく傾斜を設けた構成として
いる。このためいわゆるリラクタンストルクが発生し、
インバータ回路164を停止した場合に第2の物体16
1は図1に示しているようにやや傾いた状態で停止する
ものである。つまり、鉄心168と第2の物体161と
の間のギャップ179が最小となる位置、すなわち最も
磁気抵抗が小となる位置で停止するものである。このた
め本実施例によれば、起動トルクが0となる状態を避け
ることができ、単相の巻線167を有した構造でありな
がら起動が容易に出来るものとなっている。
【0039】発明者らの実験の結果、起動時に負荷に必
要なトルク(あるいは力)が小さい負荷、例えば送風フ
ァンなどを負荷としている場合は、起動が非常に簡単に
出来るものである。また起動後の定常動作についても、
性能の低下はなく、また騒音が大きくなるようなことも
ないものである。
【0040】以上のように本実施例によれば、周波数検
知器72によって低速領域では位置検知手段166の信
号を直接使用して、駆動回路190から駆動信号を発生
するようにしているため、起動が非常に容易にできる動
力発生装置を実現できるものである。また、同様の理由
によって、電気角発生回路192が動作する周波数の下
限、つまり入力信号の周期の上限が定まることから、電
気角発生回路192の構成を簡単なものとすることがで
きる。
【0041】なお本実施例においては、正の巻線電流を
供給する第1のスイッチング素子と、負の巻線電流を供
給する第2のスイッチング素子をいずれも2個ずつ使用
する構成としているが、必ずしもこのような構成にする
必要があるわけではなく、例えば2個の直流電源を直列
に接続し、その中点に単相の巻線の一方を接続し、単相
の巻線の他の端子に、1個の第1のスイッチング素子の
一端と1個の第2のスイッチング素子の一端を接続する
とともに、前記第1のスイッチング素子と第2のスイッ
チング素子の残った端子をそれぞれ直列接続した直流電
源の両端に接続するような構成としても良いものであ
る。
【0042】また本実施例においては、2個のスイッチ
ング素子で構成した第1のスイッチング素子について、
同一のターンオンおよびターンオフ信号を与えている
が、必ずしも2つの素子に同じ信号を与えることが必要
となるものではない。つまり、第1のスイッチング素子
を構成するスイッチング素子171とスイッチング素子
174のいずれか一方のスイッチング素子のオン時間を
長くするような制御信号を使用することもできるもので
ある。第2のスイッチング素子172・173について
も同様である。
【0043】(実施例2)続いて本発明の第2の実施例
について説明する。前記実施例1では、第1のスイッチ
ング素子171・174ならびに第2のスイッチング素
子172・173への駆動信号a・b・c・dの立ち下
がりタイミングを、位置検知手段166の出力信号pの
エッジの位相よりも先行させたことによって、巻線電流
Mのピーク値を抑えているものである。これに対して
本実施例では、駆動信号a・b・c・dの立ち上がりの
タイミングについても電気的中性点に対して先行させて
いるものである。図5は本実施例の構成を示す回路図で
ある。166はホールICによって構成した位置検知手
段で、第1の物体160の電気的中性点、すなわち巻線
167による起磁力が丁度0となる位置に設けている。
制御回路195は、実施例1と同様、駆動回路190・
選択器71・周波数検知器72を備えている。さらに本
実施例では、電気角発生回路196・197と、フリッ
プフロップ198を備えている。電気角発生回路196
は、位置検知手段166からの繰り返し信号pを受け、
この位相を検知しながら、第2の物体161のN極とS
極との境界が、電気的中性点に到達する時点よりも電気
角で20度先行したタイミングでフリップフロップ19
8に対して信号を出力し、駆動回路190から第1のス
イッチング素子171・174と第2のスイッチング素
子172・173をターンオンする信号を出力させてい
る。また電気角発生回路197は、位置検知手段166
からの繰り返し信号pを受け、この位相を検知しなが
ら、第2の物体161のN極とS極との境界が電気的中
性点に到達する時点よりも40度先行したタイミングで
フリップフロップ198に対し信号を出力し、駆動回路
190から第1のスイッチング素子171・174と第
2のスイッチング素子172・173をターンオフする
信号を出力させている。
【0044】図6は、位置検知手段66の動作を説明す
る説明図である。(ア)は、丁度第2の物体161が電
気的中性点Yに来ている状態を示している。また(イ)
は、第2の物体161が電気的中性点に対して20度先
行している状態を示している。本実施例では(イ)の位
置にある時に、電気角発生回路196が作用して、フリ
ップフロップ198がセットされ、駆動回路190の出
力信号a・dがハイとなるものである。このため、第1
のスイッチング素子171・174がこのタイミングで
オンされることになる。
【0045】なお本実施例では、第2の物体161を2
極の構成としていることから、電気角は機械角と等しい
ものとなっている。
【0046】図7は、本実施例の動力発生装置が600
00r/mで回転している状態での各部の動作波形を示
している。すなわち、図7(ア)は位置検知手段166
の出力信号電圧pを、(イ)は第1のスイッチング素子
171に対する駆動信号aの波形を、(ウ)は第2のス
イッチング素子172に対する駆動信号bの波形を、
(エ)は第2のスイッチング素子173に対する駆動信
号cの波形を、(オ)は第1のスイッチング素子174
に対する駆動信号dの波形を、(カ)は巻線167に流
れる電流iMの波形を示している。
【0047】図7に示しているように、駆動回路190
の出力信号a・dは、位置検知手段166からの信号p
が立ち上がるタイミングt2よりも20度先行したタイ
ミングt1でハイとなって、第1のスイッチング素子1
71・174が共にオンとなる。また、位置検知手段1
66の信号pが立ち下がるタイミングt5よりも40度
先行したタイミングt4で、駆動回路190の出力信号
a・dはロウとなって、第1のスイッチング素子171
・174が共にオフとなる。さらに、信号pが立ち下が
るタイミングt5よりも20度先行したタイミングt
4で、駆動回路190の出力信号b・cがハイとなっ
て、第2のスイッチング素子172・173が共にオン
となる。またその後は、前記動作を繰り返すものであ
る。
【0048】したがって、第1のスイッチング素子17
1・174と第2のスイッチング素子172・173の
切り替わりの期間には、電気角で20度の間、いずれの
スイッチング素子もオフしている期間が生ずるものであ
る。
【0049】本実施例では、電気的中性点に先行してス
イッチング素子をオンさせているため、直前のオン期間
に巻線167に流れている逆方向の電流を急速に反転さ
せることができるものである。このため、第1のスイッ
チング素子171・174と第2のスイッチング素子1
72・173が共にオフとなっている期間が短くなった
としても、第2の物体161が電気的中性点に到達した
時点では、巻線167に流れる電流を0とすることがで
きるものである。
【0050】以上のように本実施例によれば、逆トルク
の原因となる巻線電流の成分を防ぐことができるととも
に、巻線電流のピーク値となる位相を、前記実施例1の
構成のものよりも自由にコントロールすることが可能と
なっているものである。このため、第2の物体161の
着磁特性が悪くても、十分高い効率、機械出力を得るこ
とができるものとなるものである。
【0051】なお本実施例においては、第1のスイッチ
ング素子171と第1のスイッチング素子174の両方
に対して、同一のターンオンおよびターンオフの信号を
与えているが、必ずしも2つの素子に同じ信号を与える
ことが必要となるものではない。また制御回路195
は、第1のスイッチング素子を構成するスイッチング素
子171とスイッチング素子174のいずれか一方のス
イッチング素子のオン時間を長くするような制御信号を
使用することもできるものである。第2のスイッチング
素子172・173についても同様である。
【0052】(実施例3)続いて本発明の第3の実施例
について説明する。図8は本実施例の構成を示す回路図
である。本実施例では制御回路200は、駆動回路19
0と、パルス幅変調回路201と、波形発生回路204
を備えているものである。パルス幅変調回路201は、
第1のスイッチング素子171・174および第2のス
イッチング素子172・173のオン期間の導通比率を
加減するもので、15kHzの三角波電圧を発生する発
振回路202と電圧比較器203で構成している。波形
発生回路204は、位置検知手段166からの信号pを
受け、この信号の位相に応じて、第1のスイッチング素
子171・174と第2のスイッチング素子172・1
73を交互にオンさせ、かつ信号pに同期したアナログ
信号電圧を発生するものである。つまり波形発生回路2
04は、ROMを内蔵しており、このROMのアドレス
バスに接続したカウンタを信号pに同期してカウントア
ップするものである。またROMのデータバスには、D
/A変換回路を接続しているものである。このROMの
内容は、装置の設計時に任意に調整でき、従って前記の
アナログ電圧信号の波形は、任意のものが得ることがで
きるものとなる。ただし、波形発生回路204は、必ず
しもこのような構成によって実現しなければならないと
いうものではなく、完全なアナログ式の回路構成を用い
ることもできる。
【0053】本実施例では波形発生回路204は、第1
のスイッチング素子171・174のオン期間と第2の
スイッチング素子172・173のオン期間の切り替わ
り位相付近では、パルス幅変調回路201に対して低い
出力電圧を送り、第1のスイッチング素子171・17
4および第2のスイッチング素子172・173の導通
比率を小とするものである。
【0054】図9は、本実施例における各部の動作波形
図を示すものである。図9(ア)は位置検知手段166
Tが発生する出力信号pを、(イ)は第1のスイッチン
グ素子171を駆動する駆動信号aを、(ウ)は第2の
スイッチング素子172を駆動する駆動信号bを、
(エ)は第2のスイッチング素子173を駆動する駆動
信号cを、(オ)は第1のスイッチング素子174を駆
動する駆動信号dを、(カ)は巻線167に流れる電流
Mの波形を示している。
【0055】(イ)〜(オ)に示しているように、制御
回路200を構成する駆動回路190が発生する信号a
〜dは、波形発生回路204とパルス幅変調回路201
が作用した結果パルス列による信号となっている。従っ
て、各スイッチング素子は波形発生回路201を構成す
る発振回路202の発振周波数によって、オンオフを繰
り返すものである。またこのパルス幅は、各スイッチン
グ素子のオン期間の初めと終わり付近で細く、中央部で
太くなっている。この結果、例えば第1のスイッチング
素子171・174から第2のスイッチング素子172
・173に切り替わる付近では、オンしている期間の比
率、すなわち導通比率が小となるものである。
【0056】また、このパルス列の開始タイミングは、
信号pが立ち上がる瞬間t1よりも先行し、終了のタイ
ミングも信号pが立ち下がるタイミングt2よりも先行
しているものである。しかし巻線167に流れる電流i
Mは、巻線167が有しているインダクタンスによっ
て、巻線167にかかる電圧すなわちインバータ164
を構成する各スイッチング素子の動作に対して遅れを生
ずるために、図9(カ)に示しているように、ほぼ信号
pと同位相となる。
【0057】したがって本実施例によれば、前記各実施
例と同様、逆トルクの原因となる電流成分の発生を防止
できるものである。また波形発生回路204が発生する
アナログ電圧を加減することによって、巻線電流iM
波形を非常に簡単に調整できるものである。つまり、第
2の物体の着磁状態に合わせて巻線電流iMの形状を設
定できるものである。
【0058】また図10に示しているように、第1のス
イッチング素子171と第2のスイッチング素子173
のみをパルス幅変調によってオンオフ制御し、第1のス
イッチング素子172と第2のスイッチング素子174
については電気角で180度(0.5m秒間)に相当する
期間、オン状態とオフ状態とを継続させるようにするこ
ともできる。前記動作は、駆動回路190の構成を若干
変更するだけで実現できるものである。
【0059】この場合にも前記と同様の効果が得られる
ものであるが、第1のスイッチング素子174と第2の
スイッチング素子172についてはスイッチング周波数
が低いものでよいことから、駆動回路190の構成を簡
単にできる。
【0060】またこの場合、第1のスイッチング素子1
74よりも第1のスイッチング素子171の損失の方が
大となり、また第2のスイッチング素子172よりも第
2のスイッチング素子173の損失の方が大となる。し
かし本実施例の回路構成とした場合には、第1のスイッ
チング素子171・第2のスイッチング素子173は、
組立時に絶縁シート等を挿入することなく、直接ヒート
シンクにビス止めすることが可能となるものである。つ
まり、一般に良く使用されるNPN形のバイポーラトラ
ンジスタやNチャンネル形IGBT、Nチャンネル形の
MOSFET等によって各スイッチング素子を構成した
場合には、スイッチング素子のコレクタ端子やドレイン
端子が、ケースのヒートシンクと同電位となっており、
絶縁を必要とする場合には、絶縁シートを挿入してビス
止めする必要がある。しかし本実施例の回路構成では、
第1のスイッチング素子171と第2のスイッチング素
子173とは、元々接続する構成となっているためこの
絶縁シートを挿入する必要がないものである。従って本
実施例の回路構成は、結果的に合理的な放熱設計となっ
ているものである。
【0061】もちろん設計的に許されるものであれば、
第1のスイッチング素子172と第2のスイッチング素
子174の方をパルス幅変調によるオンオフ制御として
も支障はないものである。
【0062】(実施例4)次に本発明の第4の実施例に
ついて説明する。図11に示しているように、本実施例
においては制御回路210は、誤差増幅回路211と、
巻線167に流れる電流iMを検知する巻線電流検知回
路212と、基準波形を発生する基準波形発生回路21
5を有している。
【0063】巻線電流検知回路212は、40mΩの低
抵抗値を有している抵抗213をインバータ回路164
の入力端子に直列に接続し、この両端に発生する微小な
電圧を増幅器214によって電圧増幅し、基準波形発生
回路215の出力電圧レベルと同等程度にしている。
【0064】以下本実施例の動作について説明する。基
準波形発生回路215が出力する基準波形は、図12
(ア)に示しているとおり、図12(イ)に示している
第2の物体161の着磁特性にほぼ近似した形状となっ
ている。この基準波形発生回路215が出力する基準波
形と巻線電流検知回路212が出力する出力信号とは、
誤差増幅回路211によって誤差増幅されて、パルス幅
変調回路201に入力される。パルス幅変調回路201
は、巻線電流検知回路212の出力値が、基準波形発生
回路215の出力電圧に等しくなるように、各スイッチ
ング素子の導通比率を加減する。
【0065】ここで、基準波形発生回路215は、位置
検知手段166からの信号pを受け、この位相を常に検
知しながら、位相に応じた電圧を発生している。この波
形パターンは、基準波形発生回路215内に備えている
ROM等によって予め記憶されているものである。巻線
電流iMの波形は、この波形のパターンによってほぼ決
定されるものとなる。
【0066】したがって、例えば第2の物体161の着
磁に若干の弱点がある場合などには、前記の波形パター
ンを工夫し、着磁が弱い位相における電流iMの瞬時値
が小となるようにして、着磁の弱い部分に作用する巻線
電流iMを減少させて、結果的に効率の良い動力発生装
置を実現することが可能となるものである。
【0067】なお本実施例においては、巻線電流検知回
路212は直流電源163とインバータ回路164の入
力端子との間に挿入しているが、巻線167に直列に挿
入してもかまわない。また巻線電流検知回路212とし
て、低抵抗値を有する抵抗213を用いているが、電流
トランスを使用しても、またホール素子などによって発
生する磁界の大きさを検知する構成のものも使用するこ
とができるものである。
【0068】なお前記実施例1〜実施例4で説明した動
力発生装置は、基本的に第2の物体を2極としている
が、特に2極に限定する必要はなく、4極・6極・8極
等としても支障はない。
【0069】また同様に前記各実施例では位置検知手段
としてホールICもしくはホール素子を用いているが、
これに限定する必要はなく、光学的に回転角を検知する
ものや、超音波を使用する構成としても良い。また、各
巻線に誘起する電圧を利用して、第2の物体の回転角度
を検知する構成のものであってもよい。
【0070】また、スイッチング素子についても、前記
各実施例ではバイポーラ式のトランジスタとしている
が、MOSFETやIGBT等を使用してもよい。
【0071】また各実施例では、回転運動を負荷に伝え
ることによって動力を発生するモータとしているが、必
ずしも回転運動に限定するものではなく、例えばリニア
モータのように直線運動を行うもの、またはサーフェイ
スモータと称される2次元平面上でX−Y方向に動力を
発生するもの等にも適用できるものである。また、第2
の物体を固定し、第1の物体の方から動力を取り出すよ
うにしてもよい。
【0072】さらに、インバータ・制御回路・交流電源
・整流回路等の構成要素については、実施例ではすべて
第1の物体と同様に固定されているように示されてい
る。しかし、特に固定する必要はなく、たとえばこれら
の構成要素の一部またはすべてを第2の物体上に設け、
電線をひきまわして最終的に、第1の物体に設けた巻線
に接続してもよい。その際に必要であればブラシとスリ
ップリング等で電流が供給できるように構成することも
できる。
【0073】(実施例5)次に本発明の第5の実施例で
ある掃除機について、図12に基づいて説明する。本実
施例の掃除機は、筺体内に実施例1〜4で説明した動力
発生装置105と、動力発生装置105の出力軸に接続
したファン106と、ファン106の前方に設けている
紙パック107を有している。紙パック107には、ノ
ズル109・ホース108を介して吸引した塵埃を収容
している。整流回路113は例えば4本のシリコンダイ
オードを使用しており、電源コード110によって商用
電源に接続している。また移動を容易にするために、前
輪111・後輪112を設けている。
【0074】以下本実施例の動作について説明する。電
源コード110を商用電源に接続して、図示してないス
イッチを入れると、動力発生装置105が動作を開始す
る。動力発生装置105が回転を開始すると、ファン1
06が回転を開始して、ノズル109・ホース108を
介して塵埃が紙パック107内に収容される。
【0075】ここで使用している動力発生装置105
は、前記実施例1〜4において説明したものであり、整
流子やブラシがなく、また単相の巻線と、双方向スイッ
チング素子を使用した非常に簡単な構成のものである。
したがって長期間の使用によっても信頼性の確保が十分
にでき、また低価格で小形のものとなっている。
【0076】また動力発生装置105は、図1で説明し
ているようにギャップ79に傾斜を設け、第2の物体6
1の停止位置を死点を外した位置とできるものである。
またファン106は、例えばベアリングなどを使用して
回転時の摩擦を非常に小さくしているものである。従っ
て前記ギャップの大きさは、0.2〜0.5mm程度のごく小
さいものである。従って動力発生装置105は、起動に
必要なトルクも小さくてすみ、確実な起動ができるもの
である。
【0077】
【発明の効果】請求項1に記載した発明は、単相の巻線
を有する第1の物体と、第1の物体に対して相対的に可
動に設けた永久磁石を有する第2の物体と、前記巻線に
電流を供給するインバータ回路と、前記永久磁石の位置
を検知する位置検知手段の信号に基づいてインバータ回
路を制御する制御回路とを備え、前記インバータ回路
は、巻線に正の電流を供給する第1のスイッチング素子
と、巻線に負の電流を供給する第2のスイッチング素子
を有し、前記制御回路は、第1のスイッチング素子から
第2のスイッチング素子に切り替えるときに所定の電気
角に相当する期間、両方のスイッチング素子を共にオフ
とする構成として、第1のスイッチング素子と第2のス
イッチング素子のオンオフ時期を制御する簡単な構成
で、高効率な動力発生装置を実現するものである。
【0078】請求項2に記載した発明は、制御回路は、
電気的中性点に対して巻線のインダクタンスによる電流
の遅れ時間とほぼ等しい時間だけ先行したタイミングで
第1のスイッチング素子および第2のスイッチング素子
をターンオフさせる構成として、としているものであ
る。
【0079】また請求項2に記載した発明は、制御回路
は、電気的中性点に対して巻線のインダクタンスによる
電流の遅れ時間とほぼ等しい時間だけ先行したタイミン
グで第1のスイッチング素子および第2のスイッチング
素子をターンオフさせる構成として、簡単な構成で出力
パワーが大きく、効率の高い動力発生装置を実現するも
のである。
【0080】請求項3に記載した発明は、制御回路は、
第1のスイッチング素子および第2のスイッチング素子
のオン期間の導通比率を加減するパルス幅変調回路を有
し、第1のスイッチング素子から第2のスイッチング素
子に切り替えるときに導通比率を小とする構成として、
効率がさらに高い動力発生装置を実現するものである。
【0081】請求項4に記載した発明は、制御回路は、
巻線の電流を検知する巻線電流検知回路と、基準波形を
発生する基準波形発生回路を有し、基準波形と巻線電流
検知回路の出力信号の瞬時値とを比較し、両者がほぼ等
しくなるように導通比率を加減する構成として、永久磁
石の特性を十分に発揮させ、高効率の動力発生装置を実
現するものである。
【0082】請求項5に記載した発明は、第2の物体を
2極で構成することによって、着磁性能に若干の弱点が
あっても、それをカバーし、高効率を実現できる動力発
生装置を実現できるものである。
【0083】請求項6に記載した発明は、請求項1から
5のいずれか1項に記載した動力発生装置と、この動力
発生装置の出力に接続したファンとを有する構成とし
て、ブラシ等の接触部のない信頼性に優れた掃除機を実
現することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である動力発生装置の構
成を示す回路図
【図2】同、各部の動作を示す波形図
【図3】(ア)、(イ)同、第2の物体の永久磁石の着
磁特性を示す特性図
【図4】同、低速時における各部の動作を示す波形図
【図5】本発明の第2の実施例である動力発生装置の構
成を示す回路図
【図6】(ア)、(イ)同、第2の物体の回転位置を説
明する説明図
【図7】同、各部の動作を示す波形図
【図8】本発明の第3の実施例である動力発生装置の構
成を示す回路図
【図9】同、各部の動作を示す波形図
【図10】同、各部の動作を示す波形図
【図11】本発明の第4の実施例である動力発生装置の
構成を示す回路図
【図12】(ア)同、基準波形発生回路の出力信号を示
す波形図 (イ)同、第2の物体の着磁特性を示す特性図
【図13】本発明の第6の実施例である掃除機の構成を
示す説明図
【図14】従来使用しているブラシレスモータの構成を
示す回路図
【図15】同、各部の波形を示す波形図
【符号の説明】
105 動力発生装置 106 ファン 160 第1の物体 161 第2の物体 164 インバータ回路 165 制御回路 166 位置検知手段 167 巻線 169 永久磁石 170 永久磁石 171 第1のスイッチング素子 172 第2のスイッチング素子 173 第2のスイッチング素子 174 第1のスイッチング素子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単相の巻線を有する第1の物体と、第1
    の物体に対して相対的に可動に設けた永久磁石を有する
    第2の物体と、前記巻線に電流を供給するインバータ回
    路と、前記永久磁石の位置を検知する位置検知手段の信
    号に基づいてインバータ回路を制御する制御回路とを備
    え、前記インバータ回路は、巻線に正の電流を供給する
    第1のスイッチング素子と、巻線に負の電流を供給する
    第2のスイッチング素子を有し、前記制御回路は、第1
    のスイッチング素子から第2のスイッチング素子に切り
    替えるときに所定の電気角に相当する期間、両方のスイ
    ッチング素子を共にオフとする動力発生装置。
  2. 【請求項2】 制御回路は、電気的中性点に対して巻線
    のインダクタンスによる電流の遅れ時間とほぼ等しい時
    間だけ先行したタイミングで第1のスイッチング素子お
    よび第2のスイッチング素子をターンオフさせる請求項
    1記載の動力発生装置。
  3. 【請求項3】 制御回路は、第1のスイッチング素子お
    よび第2のスイッチング素子のオン期間の導通比率を加
    減するパルス幅変調回路を有し、第1のスイッチング素
    子から第2のスイッチング素子に切り替えるときに導通
    比率を小とする請求項1または2記載の動力発生装置。
  4. 【請求項4】 制御回路は、巻線の電流を検知する巻線
    電流検知回路と、基準波形を発生する基準波形発生回路
    を有し、基準波形と巻線電流検知回路の出力信号の瞬時
    値とを比較し、両者がほぼ等しくなるように導通比率を
    加減する請求項3記載の動力発生装置。
  5. 【請求項5】 第2の物体を2極で構成した請求項1か
    ら4のいずれか1項に記載した動力発生装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれか1項に記載し
    た動力発生装置と、この動力発生装置の出力に接続した
    ファンとを有する掃除機。
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