JPH0529230U - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JPH0529230U
JPH0529230U JP7434491U JP7434491U JPH0529230U JP H0529230 U JPH0529230 U JP H0529230U JP 7434491 U JP7434491 U JP 7434491U JP 7434491 U JP7434491 U JP 7434491U JP H0529230 U JPH0529230 U JP H0529230U
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JP
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case
lock
corners
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JP7434491U
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克明 寺田
圭一 尾▲崎▼
雅章 杉山
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案はワイヤハーネスの相互接続などに用い
る電気接続箱に関し、その合成樹脂製の下部ケースと上
部ケースに成形の際に生じる歪みをロック構造に改良を
施すことにより吸収し、併せて内部の回路構成部材(ブ
スバー)のガタツキなどを防止することを目的とする。 【構成】 電気接続箱は、箱型の下部ケース2とこれに
被せる上部ケース1との間に複数のブスバー4を挟着
し、ブスバー4に連成した分岐タブ5を上部ケース1に
設けた囲い壁内に突出させてコネクタ挿着部6を形成し
て構成される。この上部ケース1の四辺の周壁にそれぞ
れ隅部に近接してロック部7′を設け、下部ケース2に
は該ロック部7′と係合するロック係止部8′を設け、
さらに、上部ケース1の四隅の辺に歪緩和用の切欠部9
を設けてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ワイヤハーネスの相互接続に用いられる電気接続箱に関し、その内 部回路構成部材を収容する上部ケースと下部ケースのロック構造に改良を施した ものである。
【0002】
【従来の技術】
電気接続箱には、ヒューズボックス、リレーボックス、分岐接続箱など種々の 接続装置が含まれるが、内部回路構成部材としてワイヤハーネス中のジョイント を吸収するための分岐タブを有するブスバーが使用される。
【0003】 図4は従来の分岐接続箱の一例を示すもので、1は合成樹脂の上部ケース、2 は下部ケースであって、下部ケース2に並設した複数条のブスバー収容溝3には それぞれ複数の分岐タブ5を設けたブスバー4が縦に収容され、分岐タブ5群を 上部ケース1に設けた所定の囲い壁6aに突き出して複数のコネクタ挿着部6を 形成している。
【0004】 下部ケース2に被せる上部ケース1の四辺の周壁、すなわち長手方向の対向す る側壁1aと左右の端壁1bの中央にはロック部7が設けられ、下部ケース2の 周壁には該ロック部7と係合するロック係止部8が設けられており、両ケース1 ,2は複数のブスバー4を挟持した状態でロック固定される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
合成樹脂製の上部ケース1と下部ケース2は、図5(A),(B)に示すよう に成形時にソリB,B′が生じやすい。ソリが生じても、両ケース1,2は、そ のロック位置が中央にあるために互いにロック固定することができるが、例えば (A)のように、下部ケース2に弓状のソリBが発生すると、長尺のブスバー4 が一方に傾いて、左右のコネクタ挿着部61 ,62 では分岐タブ5の突出長(高 さ)h1 ,h2 に差が生じ、相手端子との嵌挿深度が短くなり、電気的接触が不 安定になる。また、(B)のように、並設されたブスバー4群のうち、左右両端 部のブスバー41 ,42 と下部ケース2との間には、中央部のブスバー40 と比 較して大きな隙間Vが生じ、車両走行時のガタツキにより異音が発生するおそれ がある。
【0006】 本考案は、上記の問題に着目してなされたもので、上部ケースと下部ケースに 成形時に不可避のソリがあっても、このソリを吸収し、ブスバーの傾きやケース との隙間による分岐タブの突出長の差違やガタツキをなくすことを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を達成するため、本考案の電気接続箱は、請求項1に記載のように 、合成樹脂製の箱型の下部ケースと上部ケースとの間に複数のブスバーを挟着し 、ブスバーに連成した分岐タブを上部ケースに設けた囲い壁内に突出させてコネ クタ挿着部を形成して成る電気接続箱において、前記上部ケースの四辺の周壁に それぞれに隅部に近接してロック部を設け、前記下部ケースには該ロック部と係 合するロック係止部を設けると共に、上部ケースの四隅の辺に歪緩和用の切欠部 を設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】
本考案にあっては、電気接続箱を構成する上部ケースと下部ケースに成形時の ソリが存在しても、そのソリの最も大きい部分である両ケースの四隅部にロック 部とロック係止部があるから、両ケースをロック固定することにより、ソリを矯 正することができる。したがって、ブスバーの傾きやケースとの隙間もなくなる から、分岐タブの突出長も一定となり、ブスバーのガタツキや異音発生もなくな る。また、両ケースのロック時には上部ケースのロック部には応力歪みが集中す るが、このロック部と近接する四隅の辺には切欠部が設けてあるので、歪みが吸 収緩和され、ケース周壁およびロック部の損傷が防止される。
【0009】
【実施例】
図1は本考案の実施例を示す分岐接続箱の斜視図であるが、従来例と同一の構 成部材には同一の符号を用いて詳細な説明を省略する。 上部ケース1の対向する側壁1aと左右の端壁1bには、それぞれ両端側すな わち隅部Cに近接してロック部7′,7′を設けると共に四隅の辺に切欠部9が 設けてある。また、下部ケース2の四周の側面には該ロック部7′,7′と係合 するロック係止部8′,8′が設けられている。
【0010】 図2は上部ケース1と下部ケース2とのロック状態を示す部分断面図であるが 、切欠部9はその上縁部9aがロック時における下部ケース2の上端面2aより も十分低く位置するように形成する。
【0011】 上記構成において、下部ケース2に図3(A)に示す如く弓状のソリBが存在 しても、上部ケース1のロック部7′,7′および下部ケース2のロック係止部 8′,8′がそれぞれ周壁の両端部、すなわちケースの隅部に近接して設けてあ るから、両ケース1,2のロックにより下部ケース2のソリBは図3(B)のよ うに矯正される。 その結果、図5(A),(B)に示すようなブスバー4の傾きによる分岐タブ 5の突出長h1 ,h2 の差違やブスバー4と下部ケース2との隙間Vが解消する から、相手端子との接触不良やガタツキによる異音発生もなくなる。
【0012】 また、下部ケース2のソリBを強制的になくすことにより上部ケース1のロッ ク部7′,7′に大きな応力歪が発生するが、切欠部9がこれを吸収緩和するの で、該ロック部7′や側壁1aに亀裂や割れが生じる心配もない。さらに、4隅 に切欠部9を設けたことにより、周面全体のたわみが均一化され、ロック嵌合性 も向上する。
【0013】 以上は、上部ケース1と下部ケース2に複数のブスバー4をその巾方向に縦に 並設した例について説明したが、分岐タブを有するブスバーを絶縁基板の板面と 平行に配設した通常のブスバー配線板或いはこれを積層したものについても同様 に適用することができる。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の電気接続箱は、上部ケースと下部ケースの四隅 にロック位置を設定すると共に上部ケースの四隅の辺に切欠部を設けたので、成 形時に生じるソリを吸収し、従来ソリによって生じていた分岐タブの突出長の差 違やブスバーのガタツキによる異音発生をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す分岐接続箱の分解斜視
図である。
【図2】図1の上部ケースと下部ケースのロック状態を
示す部分断面図である。
【図3】(A),(B)はそれぞれ図1の作用状態の説
明図である。
【図4】従来の分岐接続箱の分解斜視図である。
【図5】(A)は同上の作用状態を示すブスバーの長手
方向に沿う縦断面図、(B)は同じく横断面図である。
【符号の説明】
1 上部ケース 2 下部ケース 4 ブスバー 5 分岐タブ 6 コネクタ挿着部 6a 囲い壁 7′ ロック部 8′ ロック係止部 9 切欠部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製の箱型の下部ケースと上部ケ
    ースとの間に複数のブスバーを挟着し、ブスバーに連成
    した分岐タブを上部ケースに設けた囲い壁内に突出させ
    てコネクタ挿着部を形成して成る電気接続箱において、 前記上部ケースの四辺の周壁にそれぞれに隅部に近接し
    てロック部を設け、前記下部ケースには該ロック部と係
    合するロック係止部を設けると共に、上部ケースの四隅
    の辺に歪緩和用の切欠部を設けたことを特徴とする電気
    接続箱。
JP1991074344U 1991-09-17 1991-09-17 電気接続箱 Expired - Fee Related JP2600273Y2 (ja)

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JP1991074344U JP2600273Y2 (ja) 1991-09-17 1991-09-17 電気接続箱

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JPH0529230U true JPH0529230U (ja) 1993-04-16
JP2600273Y2 JP2600273Y2 (ja) 1999-10-04

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH073235U (ja) * 1993-06-22 1995-01-17 住友電装株式会社 分岐接続箱
JP2015056568A (ja) * 2013-09-13 2015-03-23 コニカミノルタ株式会社 ハウジング及び現像ハウジング

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JP2600273Y2 (ja) 1999-10-04

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