JPH05291031A - 直流電磁石装置 - Google Patents

直流電磁石装置

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JPH05291031A
JPH05291031A JP4095699A JP9569992A JPH05291031A JP H05291031 A JPH05291031 A JP H05291031A JP 4095699 A JP4095699 A JP 4095699A JP 9569992 A JP9569992 A JP 9569992A JP H05291031 A JPH05291031 A JP H05291031A
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Minoru Ishikawa
稔 石川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電源電圧の変化により操作コイルに生じる不要
の投入コイル電流の通電を防止する。 【構成】操作コイル1と、この操作コイルに直列に接続
されたスイッチング素子7および電流検出用抵抗8と、
操作コイル1の投入コイル電流の通電期間に対応するパ
ルス幅のワンショットパルスを発生するワンショットパ
ルス発生回路6と、このワンショットパルス出力期間に
操作コイル1のコイル電流を電源電圧に比例した設定電
流値に制御する制御信号を前記スイッチング素子7に出
力するコンパレータ3とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電磁接触器などの駆動用
として用いられる直流電磁石装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に電磁石装置は操作コイルが巻かれ
た固定鉄心とこの固定鉄心にギャップを介して対向する
可動鉄心とより成り、操作コイルを励磁すると固定鉄心
に可動鉄心が吸引され、前記ギャップだけ移動し吸着さ
れる。このとき可動鉄心は駆動すべき負荷とスプリング
の反発力に打ち勝って移動する。この場合、鉄心ギャッ
プが大きい吸引初期においては、大きい吸引力を要し、
吸着完了後は小さい吸引力で維持することができる。
【0003】このような特性に対応するものとして、従
来例えば特開昭59−168607号公報に記載された
ような駆動回路が用いられた電磁石装置がある。図6は
その従来回路を示すものであり、同図において、電磁石
の操作コイル1は、スイッチ素子5d例えばトランジス
タと直列にして直流電源端子P,Nに接続されている。
このスイッチ素子5dは制御電源回路6,で電圧検出回
路7,タイマ回路8,発振回路9により制御されるもの
で、電圧検出回路7およびタイマ回路8の信号と発振回
路9の信号がオア回路10,抵抗11を経てスイッチ素
子5dへ入力されるようにしている。また電源回路を開
閉する操作スイッチ4が設けられている。
【0004】次に、図6の回路の動作について説明する
と、操作スイッチ4が投入され、端子P,Nから電源電
圧が供給され電源電圧が一定値以上になると、電圧検出
回路7が出力信号を出し、この信号はオア回路10,抵
抗11を経てスイッチ素子5dへ閉信号を与え、スイッ
チ素子5dがオンになり(図7のt1 時点)、電磁石投
入に必要な大きな電流を操作コイル1に供給する。この
電流により電磁石は投入動作を行ない、投入状態となる
(図7のt2 時点)。このとき、スイッチ素子5dはオ
ンのままで操作コイル1には大きな電流が流れている。
電圧検出回路7の出力信号は、またタイマ回路8を始動
させ、所定時間後タイマ回路8が出力を出し電圧検出回
路7からの信号を停止してスイッチ素子5dはオフとな
る。同時にタイマ回路8の出力は発振回路9にも印加さ
れ、発振回路9が動作を開始し断続出力信号を出す(図
7のt3 時点)。この断続信号はオア回路10および抵
抗11を経てスイッチ素子5dへ印加され、スイッチ素
子5dはオン,オフを繰返す。これにより操作コイル1
には断続した電圧(実際に操作コイル1に流れる電流は
フライホィールダイオード14により平滑化されてい
る)が印加されることになり前記オン,オフの時間を適
正に選ぶことにより電磁石は小さい電流で保持状態を続
ける。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の直流電磁石装置
においては次のような問題点がある。この問題点を図8
により説明する。図6の回路の場合投入時は電源電圧を
そのまま印加している為、電源電圧により電磁石の吸引
力が大きく変化する。現在、電磁接触器の使用電圧範囲
は定格電圧の85〜110%と規格で定められており、
従って電磁石部は定格の85%の電圧でも投入動作に必
要な充分な吸引力を有するように設計しておかなければ
ならない。ところが、電磁石の吸引力は印加電圧の2乗
に比例するので、図8に示す通り印加電圧が大きくなる
につれ必要以上に大きな吸引力が生じ、電磁石の鉄心や
その値の部分に大きな衝撃が加わり機械的寿命が短かく
なったり、主接触部がチャタリングを起して接点寿命が
短かくなる等の欠点があった。
【0006】図8は電磁石の一般的な吸引力特性図で、
横軸に印加電圧vで、縦軸に吸引力fを表わし、fは電
磁石の吸引力、f0 は電磁石の動作に必要な吸引力であ
る。電磁石の最低動作電圧のときの吸引力に比し、印加
電圧vが増すに従って吸引力fが急速に増大しているこ
とが分る。前述の問題点を解決するために特開昭61−
187304号公報で記載された直流電磁石装置が提案
されている。図9はその回路を示し、図10は図9にお
けるコイル1の電流変化に対する定電流回路16の出力
関係を示す動作波形図である。この内容の説明は省略す
るが、要は操作コイル1に流れる電流iを検出し、電磁
石投入時において定電流回路16の設定レベルV1 より
小さい場合は出力を出して操作コイル1に電圧を印加
し、これによりコイル電流iを増加させる。コイル電流
iが設定レベルV1 より大きくなると、定電流回路16
は出力を停止してこれによりコイル電流iを減少させ
る。コイル電流iが設定レベルV1 より小さくなると、
定電流回路16は再び出力を出してコイル電流iを増加
させ、以上のような動作を繰り返してコイル電流iを一
定に保つようにする。また電磁石保持時において設定レ
ベルV1 より低い値の設定レベルV2 に対して制御を行
い、同様電磁石保持に必要な低い値のコイル電流iに保
つようにしたものである。
【0007】しかしながら、この直流電磁石装置におい
ても、次のような問題点がある。図11は電源電圧vが
低い値のv1 と高い値のv2 における電磁石の動作を示
す波形図であり、図11において電源電圧が時刻t0
印加されると{図11(1)}、操作コイルの電流iは
電源電圧vが低いv1 の時は実線で示すi1 のように低
い立ち上りで上昇し、電源電圧vが高いv2 の時は破線
で示すi2 のように高い立ち上りで上昇する{図11
(2)}。このためにコイルの電流iの大きさを設定値
1 に抑えても、電磁石は低い電源電圧v1 の時は長い
動作時間TM1 の後に、高い電源電圧v2 の時には短か
い動作時間TM2 後に、それぞれ時刻t1およびt2
投入されるようになる。なお図11(2)において操作
コイル1の電流iが上昇後一時低下する点は電磁石が投
入された点であり、この電流低下は電磁石が投入された
ため操作コイル1のインダクタンスが増加するために生
じたものである。このように電源電圧vが高いv2 のと
きには、投入動作時間TM2で投入が完了しているにも
かかわらず、電源電圧vがv1 で低いときの投入動作時
間TM1 をカバーする時刻t3 までの期間TCの間、操
作コイルに通電する必要があり、T2 −T1 の時間の不
要な投入コイル電流が流れることにより投入時の衝撃の
低減を困難にしている。
【0008】本発明の目的は電源電圧の変化により操作
コイルに生じる不要な投入コイル電流の通電を防止した
直流電磁石装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに本発明の直流電磁石装置は操作コイルが巻かれた固
定鉄心と、この固定鉄心にギャップを介して対向する可
動鉄心と、前記操作コイルにそれぞれ直列に接続された
スイッチング素子および電流検出用抵抗と、電源電圧を
検出し,この電圧が設定値以上のとき検出信号を出力す
る電圧検出回路と、この電圧検出回路から出力された検
出信号により始動し,前記操作コイルの投入コイル電流
の通電期間に対応するパルス幅のワンショットパルスを
出力するワンショットパルス発生回路と、その負側入力
端子に前記電源電圧の分電圧が,その正側入力端子に定
電圧回路の分電圧がそれぞれ入力されるオペアンプと、
そのベースに前記ワンショットパルス発生回路から出力
されたワンショットパルスが、そのエミッタに前記オペ
アンプの出力信号がそれぞれ入力され,そのコレクタが
前記オペアンプの負側入力端子に接続された投入制御用
トランジスタと、その一方の入力端子に前記電圧検出回
路の検出信号の分電圧ならびに前記制御用トランジスタ
のコレクタ電圧がそれぞれ入力され,その他方の端子に
前記電流検出用抵抗の電圧降下が積分回路を介し入力さ
れ,その一方の入力端子に入力される信号の大きさが他
方の入力端子に入力される信号の大きさより大きいとき
オンの制御信号を前記スイッチング素子の制御端子に出
力するコンパレータとからなるようにする。そして、例
えば電圧検出回路はその正側入力端子に電源電圧の分電
圧が,その負側入力端子に定電圧回路の出力電圧の分電
圧がそれぞれ入力され,前記電源電圧の分電圧が前記定
電圧回路の出力電圧の分電圧より大きいとき,その出力
端子から検出信号を出力するオペアンプからなり、ワン
ショットパルス発生回路は電圧検出回路から出力された
検出信号が入力されるコンデンサと抵抗とが直列に接続
された充電回路と、その正側入力端子に定電圧回路の出
力電圧の分電圧が,その負側入力端子に前記充電回路の
抵抗の電圧降下がそれぞれ入力され,この抵抗の電圧降
下が前記定電圧回路の分電圧より大きいときその出力端
子から信号電圧を出力するオペアンプからなるようにす
る。
【0010】
【作用】本発明の直流電磁石装置においては、ワンショ
ットパルス発生回路から出力されたワンショットパルス
によって投入制御用トランジスタはオンし、このワンシ
ョットパルスの出力期間中にコンパレータの一方の入力
端子には、図1に示す抵抗19,20で分圧された電源
電圧の分電圧が、他方の入力端子には電流検出用抵抗を
介して操作コイルのコイル電流に(投入コイル電流にな
る)に比例した電圧が入力されるので、電磁石投入時に
スイッチング素子はこのコンパレータから出力される制
御信号によって、操作コイルの投入コイル電流を電源電
圧の分電圧に比例した値に、すなわち電源電圧が高いと
きは低いコイル電流に、電源電圧が低いときは高いコイ
ル電流に制御するので、その投入動作時間は一定にな
る。そして操作コイルにはこの一定の投入動作時間にほ
ぼ同じ期間の投入コイル電流を流すことにより不要の投
入コイル電流の通電を防止することができる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の直流電磁石装置の一実施例を
示す回路図である。図1において、直流電磁石装置は、
操作コイル1が巻かれた図示しない固定鉄心と、この固
定鉄心にギャップを介して対向する図示しない可動鉄心
と、操作コイル1にそれぞれ直列に接続されたスイッチ
ング素子7および電流検出用抵抗8と、電源電圧vを検
出し、この電圧が設定値以上のとき検出信号を出力する
電圧検出回路5と、この電圧検出回路5から出力された
検出信号により始動し操作コイル1の投入コイル電流の
通電時間に対応する時間巾のワンショットパルスの出力
発生回路6と、その負側入力端子に分圧抵抗19,20
より分圧された電源電圧vの分電圧が、その正側入力端
子に分圧抵抗17,18により分圧された定電圧回路2
の出力電圧VS の分電圧がそれぞれ入力されるオペアン
プ4と、そのベースにベース用抵抗21を介しワンショ
ットパルス発生回路6から出力されたワンショットパル
スが、そのエミッタにオペアンプ4の出力信号がそれぞ
れ入力され、そのコレクタがオペアンプ4の負側入力端
子に接続された投入制御用トランジスタ22と、その一
方の入力端子aに分圧抵抗15,16により分圧された
電圧検出回路5の検出信号の分電圧が入力され、かつ投
入制御用トランジスタ22のコレクタが接続され、その
他方の端子bに電流検出用抵抗8の電圧降下がダイオー
ド10,コンデンサ11,抵抗12からなる積分回路1
3を介し入力され、この一方の入力端子aに入力される
信号の大きさが他方の入力端子bに入力される信号の大
きさより大きいときオンの制御信号をスイッチング素子
7の制御端子にゲート用抵抗9を介し出力するコンパレ
ータ3とからなっている。なお、P,Nは電源端子、1
4は操作コイル1に逆極性並列に接続されたフライホィ
ールダイオードである。
【0012】図2はその動作波形を示す。図2におい
て、図2(1)は電流電圧vを示しており、時刻t0
電源端子P,Nに印加され、時間とともに徐々に上昇し
ている。これは、例えば誘導モータを起動するときスイ
ッチ投入直後は、この誘導モータは短絡状態に近く電源
電圧は大きく低下し、誘導モータの回転の上昇とともに
正規の電源電圧に回復する場合の一例を示したもので、
通常このような場合電磁石装置は動作不良を生じ易いの
で、特にこのような悪い条件における電源電圧を示した
ものである。そして電源電圧vが時刻t1 において設定
値以上になると電圧検出回路5から検出信号が出力され
る{図2(2)}。この検出信号はワンショットパルス
発生回路6に入力され、このワンショットパルス発生回
路6から操作コイル1の投入コイル電流の通電時間に対
応するパルス幅TCのワンショットパルスが出力される
{図2(3)}。このワンショットパルスによって投入
制御用トランジスタ22がオンし、コンパレータ3の一
方の入力端子aには分圧抵抗19,20で分圧された電
源電圧が入力される{図2(4)}。一方操作コイル1
にはコイル電流iが流れ、電流検出用抵抗8に電圧降下
を生じ{図2(5)}、この電圧降下は積分回路13で
平滑化されコンパレータ3の他方の入力端子bに入力さ
れる{図2(6)}。コンパレータ3はこの一方の入力
端子aに入力される信号の大きさが他方の入力端子bに
入力される信号の大きさより大きいときオンの制御信号
をスイッチング素子7の制御端子に出力するので、コイ
ル電流iは(投入コイル電流となる)電源電圧vに比例
した設定値に、すなわち電源電圧が高いときは低いコイ
ル電流に、電源電圧が低いときは高いコイル電流に制御
され、操作コイル1にはフライホィールダイオード14
で平滑化されたコイル電流iが流れる{図2(7)}。
そして、後にその原理を説明するが電磁石の投入動作時
間は一定となる。次に時刻t3 において、ワンショット
パルスの出力期間が終ると{図2(3)}、投入制御用
トランジスタ22はオフし、コンパレータ3の一方の端
子aには電圧検出回路5から出力された検出信号の分電
圧に切り換えられ、この分電圧の大きさは前記電源電圧
の分電圧の大きさより小さく設定されているので、操作
コイル1には電流値の低いコイル電流(保持コイル電流
となる)が流れる{図2(4),(5),(6),
(7)}。
【0013】図3は投入コイル電流を電源電圧vに比例
した値に制御すると投入動作時間TMが一定に制御され
る原理を説明するための電磁石の吸引力特性図あり、図
3(1)はコイル電流iと時間tとの関係を図3(2)
は可動鉄心の移動距離lと時間tとの関係をそれぞれ電
源電圧vをパラメータにして示している。図3(1)に
おいて電源電圧vが低いv1 のときはコイル電流iの立
ち上りはi1 に示すように小さいがその最大値は高く、
電源電圧vが高いv2 のときはコイル電流iの立ち上り
はi2 に示すように大きいがその最大値は低くなる。そ
して図3(2)に示すように可動鉄心は電源電圧vが低
いv1 のときははじめは低い速度でおわりは高い速度で
移動し、電源電圧vが高いv2 のときははじめは高い速
度でおわりは低い速度で移動するようになり、電磁石が
投入されるまでの移動距離l0 を可動鉄心が移動する時
間、すなわち投入動作時間TMは一定となる。そしてワ
ンショットパルス発生回路6から出力されるワンショッ
トパルスの時間幅TCをこの投入動作時間TMとほぼ同
じに合せることにより、不要な投入コイル電流の通電を
防ぐことができる。
【0014】図4は電圧検出回路5およびワンショット
パルス発生回路6の回路の一例を示す。図4において電
圧検出回路5はその正側入力端子に分圧抵抗51,52
によって分圧された電源電圧vの分電圧が、その負側入
力端子に分圧抵抗53,54によって分圧された定電圧
回路2の出力電圧vS の分電圧がそれぞれ入力され、電
源電圧vの分電圧が定電圧回路2の出力電圧vS の分電
圧より大きいとき、その出力端子から検出信号を出力す
るオペアンプ55からなっている。従って電源電圧vが
定電圧回路2の出力電圧vS の分電圧で定められる設定
値以上のとき検出信号を出力する。
【0015】また、図4においてワンショットパルス発
生回路6は、電圧検出回路5から出力された検出信号が
入力されるコンデンサ61と抵抗62とが直列に接続さ
れた充電回路63と、その正側入力端子に分圧抵抗6
4,65によって分圧された定電圧回路2の出力電圧v
S の分電圧が、その負側入力端子に前記充電回路63の
抵抗62の電圧降下がそれぞれ入力されるオペアンプ6
6とからなっている。図5はその動作を示し、電圧検出
回路5の検出信号が入力されると{図5(1)}、充電
回路63は充電され、その抵抗62には、初期電流から
その時定数で立ち下る電流が流れ図5(2)に示す電圧
降下を生じる。この電圧降下が定電圧回路2の出力電圧
S の分電圧より大きいとき、図5(3)に示すように
信号電圧が、すなわちワンショットパルスがオペアンプ
66の出力端子から出力される。そして前述したように
このワンショットパルスのパルス幅TCを電磁石の投入
動作時間TMにほぼ合せるようにする。
【0016】
【発明の効果】本発明の直流電磁石装置においては、電
源電圧の変化に対してその投入動作時間を一定に制御
し、この一定の投入動作時間にほぼ同じ期間操作コイル
に投入コイル電流を流すことにより、不要の投入コイル
電流の通電を防止したので投入時の衝撃が低減される。
また、電源電圧の変化に対して投入動作時間を一定に制
御したので使用電源電圧範囲を、例えば100Vから2
00Vまでの範囲に拡大できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の直流電磁石装置の一実施例を示す回路
【図2】図1に示す本発明の直流電磁石装置の動作波形
【図3】図1に示す本発明の直流電磁石装置において、
電源電圧の変化に対して電磁石の投入動作時間が一定に
制御される原理を示す電磁石の吸引特性図
【図4】図1に示す本発明の直流電磁石装置の電圧検出
回路およびワンショットパルス発生回路の回路図
【図5】図4に示すワンショットパルス発生回路の動作
波形図
【図6】従来の電磁石装置の一例を示す回路図
【図7】図6に示す従来の電磁石装置の動作波形図
【図8】電磁石の一般的な吸引力特性図
【図9】従来の電磁石装置の異なる例を示す回路図
【図10】図9に示す従来の電磁石装置の動作波形図
【図11】図9に示す従来の電磁石装置の動作波形図
【符号の説明】
1 操作コイル 2 定電圧回路 3 コンパレータ 4 オペアンプ 5 電圧検出回路 6 ワンショットパルス発生回路 7 スイッチング素子 8 電流検出用抵抗 13 積分回路 22 投入制御用トランジスタ 51 オペアンプ 61 コンデンサ(充電回路63の) 62 抵抗(充電回路63の) 63 充電回路 66 オペアンプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作コイルが巻かれた固定鉄心と、この固
    定鉄心にギャップを介して対向する可動鉄心と、前記操
    作コイルにそれぞれ直列に接続されたスイッチング素子
    および電流検出用抵抗と、電源電圧を検出し,この電圧
    が設定値以上のとき検出信号を出力する電圧検出回路
    と、この電圧検出回路から出力された検出信号により始
    動し,前記操作コイルの投入コイル電流の通電期間に対
    応するパルス幅のワンショットパルスを出力するワンシ
    ョットパルス発生回路と、その負側入力端子に前記電源
    電圧の分電圧が,その正側入力端子に定電圧回路の分電
    圧がそれぞれ入力されるオペアンプと、そのベースに前
    記ワンショットパルス発生回路から出力されたワンショ
    ットパルスが,そのエミッタに前記オペアンプの出力信
    号がそれぞれ入力され,そのコレクタが前記オペアンプ
    の負側入力端子に接続された投入制御用トランジスタ
    と、その一方の入力端子に前記電圧検出回路の検出信号
    の分電圧ならびに前記制御用トランジスタのコレクタ電
    圧がそれぞれ入力され,その他方の端子に前記電流検出
    用抵抗の電圧降下が積分回路を介し入力され,その一方
    の入力端子に入力される信号の大きさが他方の入力端子
    に入力される信号の大きさより大きいときオンの制御信
    号を前記スイッチング素子の制御端子に出力するコンパ
    レータとからなることを特徴とする直流電磁石装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の直流電磁石装置において、
    電圧検出回路はその正側入力端子に電源電圧の分電圧
    が,その負側入力端子に定電圧回路の出力電圧の分電圧
    がそれぞれ入力され,前記電源電圧の分電圧が前記定電
    圧回路の出力電圧の分電圧より大きいとき,その出力端
    子から検出信号を出力するオペアンプからなることを特
    徴とする直流電磁石装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の直流電磁石装置において、
    ワンショットパルス発生回路は電圧検出回路から出力さ
    れた検出信号が入力されるコンデンサと抵抗とが直列に
    接続された充電回路と、その正側入力端子に定電圧回路
    の出力電圧の分電圧が,その負側入力端子に前記充電回
    路の抵抗の電圧降下がそれぞれ入力され,この抵抗の電
    圧降下が前記定電圧回路の分電圧より大きいときその出
    力端子から信号電圧を出力するオペアンプとからなるこ
    とを特徴とする直流電磁石装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006016400A1 (ja) * 2004-08-10 2006-02-16 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 直流電圧駆動型マグネットコンタクタの駆動回路および電力変換装置
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