JPH0945529A - 電磁石駆動装置 - Google Patents

電磁石駆動装置

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JPH0945529A
JPH0945529A JP19449295A JP19449295A JPH0945529A JP H0945529 A JPH0945529 A JP H0945529A JP 19449295 A JP19449295 A JP 19449295A JP 19449295 A JP19449295 A JP 19449295A JP H0945529 A JPH0945529 A JP H0945529A
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JP
Japan
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transistor
electromagnet
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input power
current
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JP19449295A
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Yukihiro Murata
之広 村田
Hideki Kuzumi
秀樹 来住
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 瞬間的に電源がオープン状態になった場合で
も、電磁石が釈放しないようにする。 【解決手段】 電磁石の操作コイルLに直列接続された
第1トランジスタTr1と、第2トランジスタTr2と電力
吸収素子Dz との並列回路に第1ダイオードD1を直列
接続して操作コイルLに並列接続された回生回路Kと、
入力電源電圧Vinが第1しきい値を越え又は第2しきい
値を下回るとき出力Va を出力又は停止する電圧検知回
路Aと、第2トランジスタTr2を制御し電圧検知回路A
の出力により駆動される第3トランジスタTr3と、電圧
検知回路Aの出力に連動して所定時間幅のパルスVb を
発生するタイマー回路Bと、第1トランジスタTr1を駆
動するパルスVc を発生しタイマー回路Bの出力に連動
して操作コイルLの電流Iを切り替え制御するパルス制
御回路Cと、入力電源Psと回路グランドGND との間に接
続された第2ダイオードD2 と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁リレーやコン
タクタ等に使用される電磁石の駆動装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電磁石駆動装置として、
図4に示す構成であって、図2に示すタイムチャートで
各部の電圧が変化するものが存在する。
【0003】すなわち、このものは、電磁石の操作コイ
ルLに直列接続された電界効果型の第1トランジスタT
r1と、第2トランジスタTr2とツェナーダイオード(電
力吸収素子) Dz との並列回路にダイオードDが直列接
続され第1トランジスタTr1がオフ状態のときに回生電
流I1 が流れるよう操作コイルLに並列接続された回生
回路Kと、入力電源電圧Vinが第1しきい値V1 を越え
たとき電磁石駆動信号Va を出力し入力電源電圧Vinが
第1しきい値V1 以下に設定された第2しきい値V2 を
下回るとき電磁石駆動信号Va を停止する電圧検知回路
Aと、第2トランジスタTr2のベースと回路グランドGN
D との間に接続され電圧検知回路Aの電磁石駆動信号V
a により駆動される第3トランジスタTr3と、電圧検知
回路Aの電磁石駆動信号Va に連動して所定時間幅t1
パルスVb を発生するタイマー回路Bと、第1トランジ
スタTr1を駆動するパルスVc を発生しタイマー回路B
の出力パルスVb に連動して電磁石の投入時及び保持時
にそれぞれ必要な値に操作コイルLの電流Iを切り替え
るようパルスVc のデューティ比を変化して制御するパ
ルス制御回路Cと、を備えてなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の電磁石
駆動装置にあっては、電圧検知部Aが入力電源電圧Vin
の第1しきい値V1 を検知して電磁石駆動信号Va を出
力し、その電磁石駆動信号Va に連動してタイマー回路
Bが電磁石の投入動作に必要な所定時間幅t1のパルスV
b を発生し、そのパルスVb に連動してパルス制御回路
Cが電磁石の投入時及び保持時にそれぞれ必要な値に操
作コイルLの電流Iを切り替えるようパルスVc のデュ
ーティ比を変化して制御するから、操作コイルLの消費
電力を小さくできる。
【0005】ところで、操作コイルLに並列接続された
回生回路Kの第2トランジスタTr2を制御する第3トラ
ンジスタTr3は、電圧検知部Aの電磁石駆動信号Va に
より駆動される。従って、電磁石の保持状態から入力電
源電圧Vinが下降して第2しきい値V2 を下回ると、電
圧検知部Aの電磁石駆動信号Va が停止されて第1トラ
ンジスタTr1がオフ状態になり、同時に第3トランジス
タTr3がオフ状態となるために第2トランジスタTr2
オフ状態になり、操作コイルLに蓄えられたエネルギー
はツェナーダイオードDz とダイオードDとを通って回
生電流I1 が流れ、電力吸収素子であるツェナーダイオ
ードDz により消費されて急速に減少する。よって、電
磁石の釈放速度も速くなり、ひいてはその電磁石を使用
している電磁リレー等の接点開離速度も速くなって開閉
負荷の遮断性能も良くなる。
【0006】しかしながら、入力電源電圧Vinは、通
常、図4に示すように、入力電源PsからスイッチSWを介
して供給され、このスイッチSWが誤動作により瞬間的に
オープン状態になる場合がある。その場合、入力電源Ps
から回路グランドGND へは電流が流れないから電流I2
は瞬時に流れ無くなるとともに、操作コイルLに蓄えら
れていたエネルギーを供給源とした一方端L1 から他方
端L2 への閉路は、スイッチSWがオープン状態にあるか
ら、第2トランジスタTr2のベース電流の流れる経路で
もある第3トランジスタTr3のコレクタ及びエミッタ、
回路グランドGND、入力電源Psを通っては形成できない
ため、第2トランジスタTr2が瞬時にオフ状態となり、
従って、ツェナーダイオードDz とダイオードDとを通
って回生電流I1 が流れ、電力吸収素子であるツェナー
ダイオードDz により消費されてエネルギーが急速に減
少する。すなわち、操作コイルLの電流Iが急速に減少
することによって、電磁石が釈放してしまう場合があ
る。
【0007】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもので
あって、その目的とするところは、瞬間的に入力電源が
オープン状態になった場合でも、電磁石が釈放しないよ
うにできる電磁石駆動装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載のものは、電磁石の操作コイルに
直列接続された第1トランジスタと、第2トランジスタ
と電力吸収素子との並列回路に第1ダイオードが直列接
続され第1トランジスタがオフ状態のときに回生電流が
流れるよう操作コイルに並列接続された回生回路と、入
力電源電圧が第1しきい値を越えたとき電磁石駆動信号
を出力し入力電源電圧が第1しきい値以下に設定された
第2しきい値を下回るとき電磁石駆動信号を停止する電
圧検知回路と、第2トランジスタのベースと回路グラン
ドとの間に接続され電圧検知回路の出力により駆動され
る第3トランジスタと、電圧検知回路の出力に連動して
所定時間幅のパルスを発生するタイマー回路と、第1ト
ランジスタを駆動するパルスを発生しタイマー回路の出
力に連動して操作コイルの電流を所定の値に切り替え制
御するパルス制御回路と、を備えた電磁石駆動装置にお
いて、第2ダイオードが、入力電源と回路グランドとの
間に接続された構成になっている。
【0009】請求項2記載のものは、請求項1記載のも
のにおいて、前記電圧検知回路は、入力電源がオープン
状態になった場合、所定時間経過後に電磁石駆動信号を
停止する構成になっている。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1乃至図
3に基づいて説明する。なお、従来例と実質的に同じ機
能を有する部材には同じ符号を付してある。
【0011】Tr1は第1トランジスタで、電界効果型か
らなり、入力電源電圧Vinが印加される電磁石の操作コ
イルLに直列接続されている。
【0012】Kは回生回路で、第2トランジスタTr2
ツェナーダイオード(電力吸収素子) Dz との並列回路
に第1ダイオードD1 が直列接続され、さらにこの回生
回路Kが操作コイルLに並列接続されている。
【0013】Tr3は第3トランジスタで、コレクタを第
2トランジスタTr2のベースに接続され、ベースを後述
する電圧検知回路Aの出力に接続され、エミッタは抵抗
を介して回路グランドGND に接続されている。つまり、
この第3トランジスタTr3は、電圧検知回路Aの出力で
ある電磁石駆動信号Va により駆動されて、第2トラン
ジスタTr2を制御する。
【0014】D2 は第2ダイオードで、入力電源Psと回
路グランドGND との間に接続されている。
【0015】Aは電圧検知回路で、入力電源電圧Vinが
第1しきい値V1 を越えたとき電磁石駆動信号Va を出
力し、入力電源電圧Vinが第1しきい値V1 以下に設定
された第2しきい値V2 を下回るとき電磁石駆動信号V
a を停止する。また、入力電源Psからの入力がスイッチ
SWによりオープン状態になったときには、そのオープン
時点から所定時間t2経過後に電磁石駆動信号Va を停止
するように設定されている。
【0016】Bはタイマー回路で、電圧検知回路Aの電
磁石駆動信号Va に連動して電磁石の投入動作に必要な
所定時間幅t1のパルスVb を発生する。
【0017】Cはパルス制御回路で、パルスVc を発生
し、そのパルスVc を電圧検知回路Aの電磁石駆動信号
Va とのアンドゲートを介して電界効果型の第1トラン
ジスタTr1のゲートに接続されるとともに、タイマー回
路Bの出力パルスVb に連動して電磁石の投入時及び保
持時にそれぞれ必要な値に操作コイルLの電流Iを切り
替えるようパルスVc のデューティ比を変化させて第1
トランジスタTr1を制御する。
【0018】次に、この電磁石駆動装置の動作を説明す
る。図1において、スイッチSWが閉じた状態になってお
り、入力電源電圧Vinがゼロレベルから上昇して行って
第1しきい値V1 を越えると、電圧検知回路Aは電磁石
駆動信号Va を出力してHighレベルの電圧になり、この
出力に連動してタイマー回路Bの出力Vb は、電磁石の
投入動作に必要な所定時間幅t1だけHighレベルの電圧に
なる。この所定時間幅t1の間は、パルス制御回路Cの出
力パルスVc が、操作コイルLの電流Iを電磁石の投入
に必要な所定電流になるようデューティ比が調整され
る。
【0019】このとき、電圧検知回路Aの電磁石駆動信
号Va はHighレベルの出力電圧になっているので、その
電磁石駆動信号Va により駆動される第3トランジスタ
Tr3はオン状態となる。そうすると、第2トランジスタ
Tr2のベース電流の流れる閉路は、スイッチSWが閉じた
状態になっているから、入力電源Psから第3トランジス
タTr3を通って回路グランドGND へと形成されて第2ト
ランジスタTr2は導通する。従って、第1トランジスタ
Tr1がオフ期間中は第2トランジスタTr2のエミッタか
らコレクタへと回生電流I1 が流れる。これにより、電
磁石の投入時に操作コイルLの電流Iが所定電流となる
よう第1トランジスタTr1をオンオフ制御することが可
能となる。
【0020】次いで、電磁石が投入動作を完了してタイ
マー回路Bの出力Vb が所定時間幅t1後にLow レベルの
電圧になると、パルス制御回路Cの出力パルスVc は操
作コイルLの電流Iを電磁石の吸着保持に必要な所定電
流になるようデューティ比が調整される。このとき、前
述の投入時と同様に第2トランジスタTr2は導通してい
るために回生電流I1 を安定に流すことができ、電磁石
の保持時に操作コイルLの電流Iが所定電流となるよう
第1トランジスタTr1をオンオフ制御することが可能と
なる。
【0021】次いで、入力電源電圧Vinが下降して第2
しきい値V2 を下回った場合、電圧検知回路Aは電磁石
駆動信号Va を停止してLow レベルの出力電圧になり、
パルス制御回路Cの出力パルスVc はアンドゲートを介
しているから第1トランジスタTr1への駆動パルスVe
は停止される。これと同時に、電圧検知回路Aの出力に
より駆動される第3トランジスタTr3は電圧検知回路A
の出力電圧がLow レベルのためにオフ状態となって、ベ
ース電流が流れなくなった第2トランジスタTr2もオフ
状態になり、操作コイルLに蓄えられたエネルギーはツ
ェナーダイオードDz と第1ダイオードD1 とを通って
流れ、そのツェナーダイオードDz により消費されて急
速に減少し、つまり操作コイルLの電流Iは急速に減少
する。
【0022】ここで、電磁石が吸着保持状態にあるとき
にスイッチSWがオープン状態になった場合を説明する。
【0023】スイッチSWがオープン状態になっても、内
部電源回路Fやその内部電源回路Fの出力Vf により電
源供給を受ける電圧検知回路A及びパルス制御回路C
は、その回路内部に有するコンデンサ等に蓄えられてい
る静電エネルギーにより、しばらくの間動作する。従っ
て、図3に示すように、電圧検知回路Aの電磁石駆動信
号Va は低下するがHighレベルの出力電圧を維持し、第
3トランジスタTr3がオン状態のままとなるとともに、
パルス制御回路Cの出力パルスVc はアンドゲートを介
した駆動パルスVe として第1トランジスタTr1を駆動
する。
【0024】この駆動パルスVe がHighレベルの電圧に
あるとき、第1トランジスタTr1がオン状態となり、操
作コイルLの電流Iは第1トランジスタTr1から第2ダ
イオードD2 を通って回生電流I3 として流れる。
【0025】また駆動パルスVe がLow レベルの電圧に
あるとき、第1トランジスタTr1がオフ状態となる。し
かし、操作コイルLに蓄えられていたエネルギーを供給
源とした一方端L1 から他方端L2 への閉路は、スイッ
チSWがオープン状態にあるために入力電源Psを通っては
形成できないけれども、第2トランジスタTr2のエミッ
タ、第2トランジスタTr2のベース (第3トランジスタ
Tr3のコレクタ) 、第3トランジスタTr3のエミッタ、
回路グランドGND 、第2ダイオードD2 を通ることによ
って、第2トランジスタTr2のベース電流の流れる閉路
として形成される。これにより、第2トランジスタTr2
はオン状態となり、操作コイルLの電流Iは第2トラン
ジスタTr2のエミッタからコレクタへと第1ダイオード
1 を通って回生電流I1 として流れる。
【0026】以上のようにして、スイッチSWがオープン
状態になっても、操作コイルLに蓄えられていたエネル
ギーをロスなく回生電流Iとして流し、操作コイルLの
電流Iの減衰を抑えるようになる。
【0027】次に、スイッチSWがオープン状態になって
から、所定時間t2経過後に電圧検知回路Aの電磁石駆動
信号Va は停止されるよう設定されている。従って、駆
動パルスVe は停止して、第1トランジスタTr1がオフ
状態となるのと同時に、電磁石駆動信号Va により駆動
される第3トランジスタTr3もオフ状態となるので、第
2トランジスタTr2もオフ状態となり、その結果、操作
コイルLに蓄えられたエネルギーはツェナーダイオード
Dz と第1ダイオードD1 とを通って流れ、そのツェナ
ーダイオードDz により消費されて急速に減少し、つま
り操作コイルLの電流Iは急速に減少する。
【0028】かかる電磁石駆動装置にあっては、上記し
たように、電磁石が吸着保持状態にあるときに入力電源
PsがスイッチSWにより瞬間的にオープン状態になった場
合でも、第1トランジスタTr1がオン状態のときには、
操作コイルLの電流Iは第1トランジスタTr1から第2
ダイオードD2 を通って回生電流I3 として流れ、第1
トランジスタTr1がオフ状態のときには、操作コイルL
に蓄えられたエネルギーを供給源としてその操作コイル
Lの一方端L1 から他方端L2 への閉路となる第3トラ
ンジスタTr3と第2ダイオードD2 とを通って第2トラ
ンジスタTr2のベース電流を流せるので、操作コイルL
の電流Iはオン状態となった第2トランジスタTr2のエ
ミッタからコレクタへと第1ダイオードD1 とを通って
回生電流I1 として流れ、よって、操作コイルLの電流
Iの減衰を抑えることができ、電磁石が釈放することが
ない。
【0029】また、電磁石を強制的に釈放するために、
スイッチSWでもって所定時間t2よりも長く入力電源Psを
オープン状態にしたい場合には、電圧検知回路Aの電磁
石駆動信号Va が停止して第1トランジスタTr1がオフ
状態となるのと同時に、第2トランジスタTr2もオフ状
態となるから、操作コイルLに蓄えられたエネルギーは
第2トランジスタTr2に並列接続されたツェナーダイオ
ードDz を流れて消費されて急速に減少し、つまり操作
コイルLの電流Iは急速に減少し、電磁石の釈放速度も
速くなり、ひいてはその電磁石を使用している電磁リレ
ー等の接点開離速度も速くなって開閉負荷の遮断性能も
良くなる。
【0030】なお、本実施形態では、電圧検知回路A
は、スイッチSWにより入力電源Psがオープン状態になっ
た時点から所定時間t2経過後に電磁石駆動信号Va を停
止するように設定されているが、例えば、内部電源回路
Fや電圧検知回路Aの内部に有するコンデンサ等に蓄え
られている静電エネルギーが小さく、電圧検知回路Aの
電磁石駆動信号Va がHighレベルの出力電圧に維持され
る時間が比較的短いような場合は、必ずしも所定時間t2
を設定しなしても、瞬間的にオープン状態になった場合
には電磁石を釈放させず、かつ強制的に釈放するために
長くオープン状態にした場合には、電磁石の釈放速度を
速くすることもできる。
【0031】また、本実施形態では、電力吸収素子とし
て、ツェナーダイオードDz を使用しているが、バリス
タや抵抗に代えてもよい。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載のものは、電磁石が吸着保
持状態にあるときに入力電源が瞬間的にオープン状態に
なった場合でも、第1トランジスタがオン状態のときに
は、操作コイルの電流は第1トランジスタから第2ダイ
オードを通って回生電流として流れ、第1トランジスタ
がオフ状態のときには、操作コイルに蓄えられたエネル
ギーを供給源としてその操作コイルの一方端から他方端
への閉路となる第3トランジスタと第2ダイオードとを
通って第2トランジスタのベース電流を流せるので、操
作コイルの電流はオン状態となった第2トランジスタの
エミッタからコレクタへと第1ダイオードとを通って回
生電流として流れ、よって、操作コイルの電流の減衰を
抑えることができ、電磁石が釈放することがない。
【0033】請求項2記載のものは、請求項1記載のも
のの効果に加えて、電磁石を強制的に釈放するために、
所定時間よりも長く入力電源をオープン状態にしたい場
合には、電圧検知回路の電磁石駆動信号が停止して第1
トランジスタがオフ状態となるのと同時に、第2トラン
ジスタもオフ状態となるから、操作コイルに蓄えられた
エネルギーは第2トランジスタに並列接続された電力吸
収素子を流れて消費されて急速に減少し、つまり操作コ
イルの電流は急速に減少し、電磁石の釈放速度も速くな
り、ひいてはその電磁石を使用している電磁リレー等の
接点開離速度も速くなって開閉負荷の遮断性能も良くな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す回路図である。
【図2】本発明の一実施形態及び従来例の電圧変化を示
すタイムチャートである。
【図3】本発明の一実施形態の電圧変化の要部を示すタ
イムチャートである。
【図4】従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
Tr1 第1トランジスタ Tr2 第2トランジスタ Tr3 第3トランジスタ Vin 入力電源電圧 V1 第1しきい値 V2 第2しきい値 A 電圧検知回路 Va 電磁石駆動信号(電圧検知回路の出力) t2 電磁石駆動信号Va の所定時間 B タイマー回路 Vb パルス(タイマー回路の出力) t1 パルスVb の所定時間幅 C パルス制御回路 Vc パルス(パルス制御回路の出力) L 操作コイル I 操作コイルの電流 K 回生回路 Dz ツェナーダイオード(電力吸収素子) D1 第1ダイオード I1 回生電流 D2 第2ダイオード Ps 入力電源 GND 回路グランド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁石の操作コイルに直列接続された第
    1トランジスタと、第2トランジスタと電力吸収素子と
    の並列回路に第1ダイオードが直列接続され第1トラン
    ジスタがオフ状態のときに回生電流が流れるよう操作コ
    イルに並列接続された回生回路と、入力電源電圧が第1
    しきい値を越えたとき電磁石駆動信号を出力し入力電源
    電圧が第1しきい値以下に設定された第2しきい値を下
    回るとき電磁石駆動信号を停止する電圧検知回路と、第
    2トランジスタのベースと回路グランドとの間に接続さ
    れ電圧検知回路の出力により駆動される第3トランジス
    タと、電圧検知回路の出力に連動して所定時間幅のパル
    スを発生するタイマー回路と、第1トランジスタを駆動
    するパルスを発生しタイマー回路の出力に連動して操作
    コイルの電流を所定の値に切り替え制御するパルス制御
    回路と、を備えた電磁石駆動装置において、 第2ダイオードが、入力電源と回路グランドとの間に接
    続されたことを特徴とする電磁石駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記電圧検知回路は、入力電源がオープ
    ン状態になった場合、所定時間経過後に電磁石駆動信号
    を停止することを特徴とする請求項1記載の電磁石駆動
    装置。
JP19449295A 1995-07-31 1995-07-31 電磁石駆動装置 Withdrawn JPH0945529A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014208393A (ja) * 2013-03-29 2014-11-06 日東工器株式会社 バッテリ式穿孔機
JP2021070088A (ja) * 2019-10-30 2021-05-06 日東工器株式会社 可搬型工作機

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JP2014208393A (ja) * 2013-03-29 2014-11-06 日東工器株式会社 バッテリ式穿孔機
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