JPH05289500A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH05289500A
JPH05289500A JP4118162A JP11816292A JPH05289500A JP H05289500 A JPH05289500 A JP H05289500A JP 4118162 A JP4118162 A JP 4118162A JP 11816292 A JP11816292 A JP 11816292A JP H05289500 A JPH05289500 A JP H05289500A
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stirring
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JP4118162A
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Hideaki Ozasa
秀明 小笹
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】現像剤が十分に攪拌される箇所に現像剤を供給
することにより、画像ムラや画像濃薄等の異常画像の発
生を防止する。 【構成】現像剤供給用の主開口部116a,…116k
は、第1攪拌部材5の各楕円プレート5bの中央部に対
応するように開設されており、ホッパー119内の現像
剤がなるべく楕円プレート5bの中央部に供給され、攪
拌能力の少ない領域17a,…,17lにはあまり供給
されないようになっている。したがって、第2攪拌部1
4に供給された現像剤は、楕円プレート5bの回転に伴
って回転軸5aの軸方向に大きく移動され、十分な攪拌
がなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光ドラム上の静電潜
像を現像する現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写装置、LBP等の画像形成装
置に用いられる現像装置は、種々提案されている。
【0003】図18には、かかる現像装置の一例と、該
現像装置の感光ドラムに対する位置と、を示している。
【0004】図18に示す感光ドラム1は、画像形成装
置本体(不図示)に回転自在に支持されており、駆動手
段(不図示)により矢印Vの方向へ回転駆動されるよう
に構成されている。そして、該感光ドラム1の表面は不
図示の帯電手段により所定の電圧に帯電され、該帯電さ
れた部分に光が照射されて静電潜像が形成されるように
なっている。
【0005】一方、現像装置Dは、前記帯電手段等より
も回転方向下流側に、感光ドラム1に対向するように配
設されており、該現像装置Dは、感光ドラム1の矢印V
の方向への回転に伴って移動してきた静電潜像に現像剤
を付着させ、該静電潜像を現像するようになっている。
【0006】該現像装置Dの筐体12には、円筒形状を
した現像スリーブ2が、回転自在に、かつ、その回転軸
が感光ドラム1の回転軸と平行になるように感光ドラム
1表面と所定の距離をもって、支持されており、該現像
スリーブ2は、駆動手段(不図示)によって矢印Uの方
向に回転駆動されるようになっている。また、現像スリ
ーブ2の内部には、磁極N1 ,N2 ,S1 ,S2 を有す
るマグネット3が配設されており、現像スリーブ2の表
面に坦持した現像剤を感光ドラム(被付着物)1上へ付
着させるようになっている。
【0007】かかる現像スリーブ2の上方に位置する筐
体12の部分には、磁性ブレード4がステイ7を介して
取り付けられており、その下端縁が現像スリーブ2に対
して一定のギャップをもって対向し、現像スリーブ2の
表面に坦持された現像剤の層厚を所定厚さに規定するよ
うになっている。
【0008】一方、筐体12の下壁部には、所定高さの
仕切り部(仕切り手段)6、9が平行に二条形成されて
おり、該筐体12の内部は、第1攪拌部13及び第2攪
拌部14に仕切られている。このうち、第1攪拌部13
には、不図示の駆動手段により回転駆動される第1攪拌
部材(攪拌手段)5が回転自在に支持されている。第1
攪拌部材5は、図19に示す如く、回転軸5aを有して
おり、該回転軸5aには、多数の楕円プレート(攪拌部
材)5bが回転軸5aに対して斜めにかつ互いに平行に
取りつけられている。そして、該第1攪拌部材5が回転
することに基づき筐体12内の現像剤を回転軸5aの軸
方向に移動して現像剤の攪拌を効率良く行ないつつ、現
像スリーブ2の方へ現像剤を供給するようになってい
る。なお、該楕円プレート5bの軸方向投影形状は円と
なるように構成されている。
【0009】さらに、第1攪拌部13と仕切り部9を隔
てて形成された第2攪拌部14には、不図示の駆動手段
により回転駆動される第2攪拌部材(他の攪拌手段)8
が回転自在に支持されており、第1攪拌部材5と同様に
現像剤を攪拌するように構成されている。
【0010】一方、かかる構成をもつ筐体12の上方に
は、現像剤供給用開口部16を介して内部が連通するよ
うに、ホッパー19が取り付けられており、該ホッパー
19の内部には現像剤攪拌部材18が配設されている。
該現像剤攪拌部材18は、前記第1攪拌部材5及び第2
攪拌部材8と同様、不図示の駆動手段により回転駆動さ
れ現像剤を攪拌するように構成されている。また、ホッ
パー19の下部、すなわち、開口部16の上方には現像
剤排出用ローラ17が配設されており、ホッパー19内
の現像剤を第2攪拌部14へ送り出すようになってい
る。
【0011】次に、現像剤の給送方法について説明す
る。
【0012】いま、不図示の現像剤量検知センサから現
像剤補給信号が発せられると、ホッパー駆動がONとな
り、前述した現像剤排出用ローラ17及び現像剤攪拌部
材18が回転駆動される。すると、ホッパー19内の現
像剤は、攪拌され、開口部16を通って第2攪拌部14
に送り込まれる。該第2攪拌部14では、第2攪拌部材
8が回転駆動しているため、現像剤はさらに攪拌され第
1攪拌部13へ送られる。ただし、第1攪拌部13と第
2攪拌部14とは所定高さだけ突出した仕切り部9によ
り仕切られているため、第1攪拌部13に送られる現像
剤の量は該仕切り部9により規制される。そして、第1
攪拌部13に供給された現像剤は第1攪拌部材5によっ
てさらに攪拌され、仕切り部6により規制される量の現
像剤が現像スリーブ2に送られる。一方、現像スリーブ
2の内部にはマグネット3が配設されているため、現像
剤は該マグネット3の磁力に引きつけられて現像スリー
ブ2の表面に担持される。このようにしてマグネット3
の表面に担持された現像剤は、マグネット3と磁性ブレ
ード4との作用及び現像スリーブ2自身が矢印Uの方向
に回転することによって、該現像剤の層厚が所定の厚さ
に規定される。そして、マグネット3の回転に伴って感
光ドラム1と対向するようになった現像剤は感光ドラム
1に移行し、感光ドラム1上に形成された静電潜像に付
着して該静電潜像をトナー像とする。
【0013】ところで、上述した第2攪拌部14の容量
は所定以上として、第2攪拌部14等にトナーを十分に
確保し、画像の安定化を図る必要がある。したがって、
現像装置Dが、画像形成装置の小型化・多機能化に伴っ
たスペース的な制約を伴う場合には、現像装置Dの筐体
を感光ドラム1の回転軸方向の長さよりも延長した上
で、その延伸上(筐体端部)にホッパー19を設けて、
感光ドラム1とホッパー19とが干渉しないようにして
スペース的な制約を解決し、同時に、筐体の小型化を避
けて第2攪拌部14の容量も確保していた。なお、かか
る構成だけでは、ホッパー19から供給される現像剤
は、筐体端部に集中して均一な分布になりにくいため、
感光ドラム1の軸方向に沿った方向に現像剤を搬送する
スクリュー等の搬送手段と、該搬送手段を覆って第2攪
拌部14への均一供給を行う現像剤量規制部材とを設け
て、これを解決していた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術によ
ると、第1攪拌部材5の回転軸5aに固設された楕円プ
レート5bは、回転軸5aの軸方向へ現像剤を移動する
ことにより該現像剤の攪拌を行うが、該楕円プレート5
bの中心部と端部(図19において17a,…,17l
で示した部分)とでは攪拌能力に差があり、感光ドラム
1上の静電潜像への付着力にも差があった。したがっ
て、このような状態で静電潜像を現像すると、濃度ムラ
のある画像が形成されてしまっていた。
【0015】また、第2攪拌部14への現像剤供給量
は、ホッパー19内の現像剤残量によって変化し、図2
0に示すように、現像剤残量が多いときは供給量も多
い。現像剤の供給量は、現像剤排出用ローラ17あるい
は現像剤攪拌部材18の駆動手段の駆動能力のバラツ
キ、現像剤の流動性のバラツキ、等によっても変化す
る。そして、このような種々の要因によって、第2攪拌
部14に供給される現像剤の量が適正な量よりも多くな
った場合には、現像剤の帯電が適正に行われず、現像剤
の付着力にムラを生じてしまい、ムラのある画像が形成
されてしまっていた。かかる問題は、特に1成分磁性ト
ナーを現像剤として使用している場合に、特に多くみら
れる。
【0016】このような、ホッパー19から第2攪拌部
14への現像剤供給量のばらつきは、前記スクリューを
用いた現像装置においては、該スクリューの軸方向に沿
っても生じていた。図21は、この問題を実験的に確か
め、その結果を示したものであり、図21(a) はホッパ
ー19内からの現像剤供給量が多い場合の軸方向に沿っ
た供給量分布を、また、図21(b) は現像剤供給量が正
常な場合の供給量分布を、それぞれ示している。なお、
それぞれ、横軸には、転写紙の搬送方向と垂直方向(す
なわち、スクリューの軸方向)に沿った測定位置を取
り、縦軸には、該測定位置における供給量の全体供給量
に対する割合を取っている。本実験では、現像剤を供給
するための開口部近傍を測定位置1とした。これらの図
より、ホッパー19内からの現像剤供給量が多い場合
(図21(a) )には、軸方向に沿っても供給量がばらつ
くことがわかる。
【0017】そこで、本発明は、濃度ムラのない画像を
現像できる現像装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を達成するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、第1の発明は、現像剤が供給
される現像剤供給用開口部と、該現像剤供給用開口部か
ら供給される現像剤を攪拌する攪拌手段と、を備え、該
攪拌手段により攪拌された現像剤を被付着物に付着させ
る現像装置において、前記攪拌手段が、前記被付着物へ
の現像剤の給送方向以外の方向に現像剤を移動せしめて
該現像剤を攪拌し、かつ、前記現像剤供給用開口部が、
前記攪拌手段により現像剤の攪拌が十分に行われる部分
に現像剤が供給されるように開設された、ことを特徴と
する。
【0019】この場合、前記現像剤供給用開口部が、前
記攪拌手段の前記回転軸に沿った方向に複数形成され、
かつ、前記現像剤供給用開口部よりも開口面積が小さい
複数の副開口部が、前記現像剤供給用開口部よりも前記
攪拌手段に近い箇所に形成されるようにしてもよい。
【0020】一方、第2の発明は、内部に現像剤搬送用
空間を有すると共に開口部が形成された筒状部材と、該
筒状部材内部に配設されて現像剤を前記開口部に沿って
搬送し現像剤を均一な分布をもって供給する現像剤搬送
手段と、該開口部から供給される現像剤を攪拌する攪拌
手段と、を備え、該攪拌手段により攪拌された現像剤を
被付着物に付着させる現像装置において、前記攪拌手段
が、前記被付着物への現像剤の給送方向以外の方向に現
像剤を移動せしめて該現像剤を攪拌し、かつ、前記開口
部が、前記攪拌手段により現像剤の攪拌が十分に行われ
る部分に現像剤が供給されるように開設された、ことを
特徴とする。
【0021】この場合、前記筒状部材に形成された開口
部から、前記現像剤が付着される被付着物までの、現像
剤の給送される経路に、該現像剤を攪拌する、他の攪拌
手段が配設された、ようにしてもよい。
【0022】また、第3の発明は、筐体と、該筐体の内
部下壁に所定高さだけ突出するように形成された仕切り
手段と、該仕切り手段の後方に配設されると共に該仕切
り手段を越えて給送されてきた現像剤を攪拌する攪拌手
段と、を備え、該攪拌手段により攪拌された現像剤を被
付着物に付着させる現像装置において、前記攪拌手段
が、現像剤の給送方向以外の方向に現像剤を移動せしめ
て該現像剤を攪拌し、かつ、前記攪拌手段により現像剤
の攪拌が十分に行われる部分に現像剤が供給され易いよ
うに、該部分に対応した箇所の前記仕切り手段の高さを
他の箇所に比べて低くした、ことを特徴とする。
【0023】さらに、第4の発明は、現像剤が供給され
る現像剤供給用開口部と、該現像剤供給用開口部から供
給された現像剤を搬送する現像剤搬送手段と、該現像剤
搬送手段により搬送された現像剤を攪拌する攪拌手段
と、を備え、該攪拌手段により攪拌された現像剤を被付
着物に付着させる現像装置において、前記現像剤搬送手
段により搬送される量以上の現像剤が前記現像剤供給用
開口部から供給された場合に余分の現像剤を収納するよ
うに、前記現像剤供給用開口部近傍に配設された予備収
納手段と、該予備収納手段内の現像剤を前記現像剤搬送
手段に搬送する補助搬送手段と、を備えたことを特徴と
する。
【0024】この場合、前記補助搬送手段における現像
剤の搬送能力が、前記現像剤搬送手段の搬送能力よりも
小さくなるようにしてもよい。また、前記補助搬送手段
は、回転駆動されるスクリュー軸を有する、ようにして
もよい。
【0025】また、前記攪拌手段が、前記被付着物への
現像剤の給送方向以外の方向に沿って配設された回転軸
と、所定の傾斜角をもたせて前記回転軸に取り付けられ
た攪拌部材と、を備え、該攪拌部材を回転することに伴
い現像剤を前記回転軸に沿った方向に移動しつつ前記給
送方向へ現像剤を給送する、ようにしてもよい。
【0026】さらには、前記現像剤が、1成分磁性トナ
ーである、ようにしてもよい。
【0027】
【実施例】以下、図面に沿って本発明の実施例について
説明する。なお、図18及び図19に示すものと同一部
分は同一符号を付して説明を省略する。
【0028】まず、図1乃至図4に沿って、本発明の第
1実施例について説明する。
【0029】図1は、図18と同様、現像装置の構造等
を示す縦断面図であり、図2は、図1のA−A矢視図で
ある。図2に示すように、主開口部(現像剤供給用開口
部)116a,…116kは、第1攪拌部材(攪拌手
段)5の各楕円プレート5bの中央部に対応するよう
に、かつ、回転軸5aとほぼ平行に一列に、開設されて
おり、ホッパー119内の現像剤がなるべく楕円プレー
ト5bの中央部に供給されるようになっている。したが
って、第2攪拌部14に供給された現像剤は、第2攪拌
部材8の作用により第1攪拌部13内の楕円プレート5
bの中央部近傍に供給され、楕円プレート5bの回転に
伴って回転軸5aの軸方向に大きく移動され、十分な攪
拌がなされる。
【0030】また、図3に図示するように、ホッパー1
19には、主開口部116a,…116kよりも小さな
開口面積をもつ副開口部126a,…126kが一列に
開設されており、これらの副開口部126a,…126
kは、それぞれ主開口部116a,…116kの間隙に
位置するように開設されている。
【0031】これにより、楕円プレート5bの先端の描
く軌跡部分17a,…,17lに現像剤を直接供給しな
いようにすると共に、広範囲に現像剤を供給することに
よって、現像剤が第1攪拌部材5で十分に攪拌され、そ
の結果、画像ムラや画像濃薄等の異常画像の発生を防止
できる。
【0032】なお、図1においては、第1攪拌部材5を
第1攪拌部13内部に配設したが、図4に示すように第
2攪拌部14内部に配設してもよい。
【0033】ついで、図5乃至図21に沿って、本発明
の第2の実施例について説明する。
【0034】図5は、図1と同様、現像装置Dの構造及
び現像装置Dと感光ドラムとの位置関係を示す縦断面図
であり、また、図6は、図5のC−C矢視図である。
【0035】現像装置Dの筐体12には、搬送スクリュ
ー(現像剤搬送手段)10が、ホッパー(不図示)の下
方に位置するように、第1攪拌部材5等の回転軸と平行
にかつ回転自在に支持されており、該搬送スクリュー1
0は、少なくともホッパー駆動と連動して不図示の駆動
手段により回転駆動されるように構成されている。該搬
送スクリュー10の端部に対向するように図6にて点線
で示す位置には、現像剤供給用現像剤供給用開口部21
6が設けられており、該現像剤供給用開口部216を介
してホッパーより供給された現像剤が搬送スクリュー1
0の回転に伴ってその軸方向へ移動するようになってい
る。因みに、このように現像剤供給用開口部216を軸
方向端部に設けたのは、従来の技術にて述べたように、
現像装置D内の現像剤収容スペース確保のためホッパー
を現像装置Dの軸方向端部に設けたことに伴う構造上の
制約からである。
【0036】また、図5に示すように、筐体12には、
断面がU字状で内部に現像剤搬送用空間を形成する供給
量分布規制部材(筒状部材)11が、搬送スクリュー1
0を覆うように取りつけられており、該供給量分布規制
部材11には、感光ドラム1、現像スリーブ2等のある
側とは反対の側に開口部15が開設されている。すなわ
ち、搬送スクリュー10の回転に伴って、ホッパーから
供給された現像剤は、該搬送スクリュー10の軸方向に
沿って移動し、供給量分布規制部材11に開設された開
口部15から適宜第2攪拌部14へ供給されることとな
る。
【0037】この開口部15は、図21に詳示するよう
に、軸方向に沿って複数設けられており、その開口面積
は、前記現像剤供給用開口部216のある側から徐々に
大きくなるように形成されている。また、その開口位置
は、上述した第1攪拌部材5の楕円プレート5bの端部
軌跡部17a,…,17lとは一致しない位置に形成さ
れている。
【0038】かかる構成により、ホッパー(不図示)よ
り現像剤供給用開口部216を通過して、供給量分布規
制部材11の内部に供給された現像剤は、搬送スクリュ
ー10の回転に基づき搬送スクリュー10の軸方向(図
6矢印Sの方向)に沿って搬送される。そして、該現像
剤は搬送スクリュー10によって搬送されながらも、供
給量分布規制部材11に形成された開口部15から第2
攪拌部14に適宜供給される。このとき、開口部15の
開口面積は現像剤供給用開口部216に近いほど開口面
積は小さいため、現像剤は、搬送スクリュー10の軸方
向に沿ってほぼ均一に供給される。
【0039】また、開口部15は、上述したように、楕
円プレート5bの先端の描く軌跡部分17a,…,17
lに対応する部分には開口されておらず、該部分17
a,…,17lには現像剤を直接供給しないようにして
いるため、現像剤が楕円プレート5bの中央部で十分に
攪拌され、その結果、画像ムラや画像濃薄等の異常画像
の発生を防止できる。
【0040】なお、前記実施例においては第1攪拌部材
5を第1攪拌部13内に設けたが、もちろんこれに限る
必要はなく、図8に示すように第2攪拌部14内に設け
ても良い。
【0041】また、前記実施例においては、矩形状の開
口部15を複数設けてそれらの開口面積を徐々に変えた
ものとしたが、もちろんこれに限る必要はない。例え
ば、円形の開口部でもよく、あるいは、開口部を軸方向
に沿って細長く形成し、該開口部の下端縁(開口縁)を
傾斜させることによって開口高さを徐々に大きくし同様
の効果を得るようにしてもよい。ただし、この場合も、
楕円プレート5bの先端の描く軌跡部分17a,…,1
7lに対応する部分は、他の部分よりも開口を小さくし
て、現像剤が該部分17a,…,17lに直接供給しな
いようにする必要がある。
【0042】さらに、供給量分布規制部材11に開設さ
れる開口部15全てが、軌跡部分17a,…,17lに
対応しないようにする必要はなく、ホッパーからの供給
量の変動の影響を受け易い部分(搬送スクリュー10の
軸方向両端部)についてのみ、開口部15が軌跡部分1
7a,…,17lに対応しないようにしてもよい。
【0043】さらに、本発明の第3実施例について、図
9乃至図12に沿って説明する。ただし、図9及び図1
0については、筐体12の仕切り部306,309の形
状以外は前記実施例のものと同様であるため、詳細説明
は省略する。
【0044】図11は、図10のQ−Q矢視断面図を示
したものであり、図12はR−R断面図を示したもので
ある。図11及び図12に示すように、仕切り部30
6,309は、高さが軸方向に沿って均一ではなく、第
1攪拌部材5の楕円プレート5b先端の描く軌跡部分1
7a,…,17lに対応する部分が高くなっている。ま
た、供給量分布規制部材11に開口される開口部15の
開口位置は、図12に示すように、該規制部分17a,
…,17lに対応する部分に形成されている。
【0045】以上構成に基づき、ホッパーから現像剤が
開口部15を通って第2攪拌部14に供給されるが、該
ホッパーからの供給量の変化により、供給量分布が部分
的に過多になった場合でも、攪拌能力の低い楕円プレー
ト5b先端には、あまり現像剤が供給されない。したが
って、現像剤が楕円プレート5bの中央部で十分に攪拌
され、その結果、画像ムラや画像濃薄等の異常画像の発
生を防止できる。
【0046】なお、上述した実施例においては、仕切り
部306,309は、軌跡部分17a,…,17lに対
応する部分全てについて規制高さを高くしているが、も
ちろんこれに限るものではなく、ホッパーからの供給量
の変動の影響を受け易い部分(搬送スクリュー10の軸
方向両端部)についてのみ、規制高さを高くしてもよ
い。
【0047】またさらに、本発明の第4実施例につい
て、図13及び図14に沿って説明する。図13は、第
4実施例に係る現像装置の構造等を示す縦断面図であ
り、図14は、図13のG−G矢視断面図である。図1
4に詳示するごとく、現像剤供給用開口部216の近傍
には、ホッパー(不図示)からの現像剤を矢印Sの方向
へ搬送する搬送スクリュー10と平行に、搬送スクリュ
ー(補助搬送手段)100が設けられている。該搬送ス
クリュー100は、ホッパー、あるいは、搬送スクリュ
ー10の駆動と同期して、駆動手段(不図示)により回
転駆動されて現像剤を逆方向(矢印Tの方向)へ搬送す
るようになっている。これらの搬送スクリュー10と搬
送スクリュー100との間には、現像剤の搬送経路を区
分する仕切り部材200が配設されており、該仕切り部
材200よりも搬送スクリュー10側には予備収納手段
としての予備収納部Jが形成されている。
【0048】図15には、仕切り部材200の構造の一
例を示している。図15(a) において、仕切り部材20
0の第1開口部201は、搬送スクリュー10の搬送方
向(矢印S)に進むにしたがって開口面積が大きくなる
ように形成されている。また、第2開口部202は、仕
切り部材200によって搬送された現像剤を搬送スクリ
ュー10側に搬送するための開口部である。なお、図1
5(b) に示すように、第1開口部201を分割して形成
してもよい。
【0049】かかる構成の現像装置により現像を行う場
合、ホッパーからの現像剤の供給量が適正なときの現像
剤の搬送方法は、上述した第2及び第3実施例と同様で
ある。しかし、供給量が多い場合は搬送スクリュー10
によって全ての現像剤を第2攪拌部14内に搬送でき
ず、供給量分布規制部材11から溢れた現像剤は、仕切
り部材200の第1開口部201を通って、搬送スクリ
ュー100の配設された部分に流れ込む。ここで、搬送
スクリュー100は、前述したように、搬送スクリュー
10とは逆の方向(Tの方向)に現像剤を給送すべく駆
動されているため、余分の現像剤は搬送スクリュー10
0によって再び現像剤供給用開口部216の近傍まで押
し戻され、搬送スクリュー10によってまた矢印Sの方
向に搬送される。そして、ホッパーから供給される現像
剤量が少なくなってくると、搬送スクリュー100によ
って押し戻されてきた現像剤も搬送スクリュー10によ
り搬送されて、第2攪拌部14の内部に供給される。
【0050】これにより、ホッパーからの現像剤の供給
量が多すぎる場合でも、供給量分布規制部材11から溢
れた現像剤は、仕切り部材200の第1開口部201を
通って搬送スクリュー100の配設された部分に流れ込
み、第2攪拌部14内へは給送されない。したがって、
第2攪拌部14内において、該第2攪拌部14内に残留
していた現像剤と、新たに供給された現像剤との割合が
過度に変化しないため、画像ムラの発生もない。
【0051】また、ホッパー内の現像剤が消費されて該
現像剤の供給量が多少減っても、搬送スクリュー100
の配設された部分に一時的に蓄えられていた現像剤が、
第2開口部202を通って搬送スクリュー10の方へ流
れ込み、搬送スクリュー10に給送されて第2攪拌部1
4内へ給送される。したがって、かかる場合において
も、該第2攪拌部14内に残留していた現像剤と、新た
に供給された現像剤との割合が過度に変化しないため、
画像ムラの発生もない。
【0052】なお、現像装置、画像形成装置自体のスペ
ース的な制約のため、ホッパーの現像剤供給能力に対し
て、搬送スクリュー10の搬送能力に余裕がとれない場
合は、搬送スクリュー100の搬送力が搬送スクリュー
10の搬送力よりも小さくなるように構成することによ
って、現像剤供給用現像剤供給用開口部216近傍の溢
れ、つまり等を防止することができる。図16は、搬送
スクリュー100の搬送力を搬送スクリュー10の搬送
力に比べて小さくする方法を示しており、例えば、図1
6(a) に示すように外径が同じであっても搬送スクリュ
ー100の回転速度を小さくすればよい。また、図16
(b) に示すように搬送スクリュー100のスクリューの
ピッチを小さくしても、図16(c) に示すように搬送ス
クリュー100の外径を大きくしても、さらには、図1
6(d) に示すように搬送スクリュー100のスクリュー
部の高さを低くしてもよい。
【0053】図17は、他の実施例の構造を示してお
り、このように、搬送スクリュー100の回転中心10
3を搬送スクリュー10の回転中心104よりもδXだ
け低くしてもよい。これにより、一度搬送スクリュー1
00の搬送経路101に入った現像剤が、搬送スクリュ
ー10の搬送経路102に逆戻りしにくいように構成で
きる。したがって、上述したとほぼ同様の効果を奏す
る。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明による
と、現像剤供給用開口部が攪拌手段により現像剤の攪拌
が十分に行われる部分に現像剤が供給されるように開設
されているため、現像剤が十分に攪拌され、その結果、
画像ムラや画像濃薄等の異常画像の発生を防止できる。
【0055】また、第2の発明によると、筒状部材に形
成された開口部は、攪拌手段により現像剤の攪拌が十分
に行われる部分に現像剤が供給されるような位置に開設
されているため、現像剤が十分に攪拌され、その結果、
画像ムラや画像濃薄等の異常画像の発生を防止できる。
【0056】さらには、第3の発明によると、攪拌手段
により現像剤の攪拌が十分に行われる部分に現像剤が供
給され易いように、該部分に対応した箇所の前記仕切り
手段の高さを他の箇所に比べて低くしているため、現像
剤が十分に攪拌され、その結果、画像ムラや画像濃薄等
の異常画像の発生を防止できる。
【0057】またさらには、第4の発明によると、現像
剤搬送手段により搬送される量以上の現像剤が現像剤供
給用開口部から供給された場合に余分の現像剤を収納す
るように、予備収納手段が前記現像剤供給用開口部近傍
に配設されており、予備収納手段内の現像剤を前記現像
剤搬送手段に搬送するように補助搬送手段が設けられて
いるため、前記現像剤搬送手段により搬送される現像剤
の量を均一にでき、したがって、画像ムラや画像濃薄等
の異常画像の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る現像装置の構造を示す縦断面
図。
【図2】図1のA−A矢視断面図。
【図3】図1のB−B矢視図。
【図4】第1実施例の変形例を示す縦断面図。
【図5】第2実施例に係る現像装置の構造を示す縦断面
図。
【図6】図5のC−C矢視断面図。
【図7】図5のE−E矢視断面図。
【図8】第2実施例の変形例を示す縦断面図。
【図9】第3実施例に係る現像装置の構造を示す縦断面
図。
【図10】図9のF−F矢視断面図。
【図11】図9のQ−Q矢視断面図。
【図12】図9のR−R矢視断面図。
【図13】第4実施例に係る現像装置の構造を示す縦断
面図。
【図14】図13のG−G矢視断面図。
【図15】仕切り部材200の構造説明図。
【図16】第4実施例の変形例を示す説明図。
【図17】第4実施例の変形例を示す説明図。
【図18】現像装置の従来構造を示す縦断面図。
【図19】図18のH−H矢視断面図。
【図20】従来の問題点を説明するための図。
【図21】従来の問題点を説明するための図。
【符号の説明】
1 感光ドラム 2 現像スリーブ 3 マグネット 4 磁性ブレード 5 第1攪拌部材 5b 楕円プレート 6 仕切り部 7 ステイ 8 第2攪拌部材 9 仕切り部 10 搬送スクリュー 11 供給量分布規制部材 12 筐体 13 第1攪拌部 14 第2攪拌部 15a,… 開口部 16 現像剤供給用開口部 17a,… 楕円プレート5bの先端の描く軌跡部分 18 現像剤攪拌部材 19 ホッパー 100 搬送スクリュー 116a,… 主開口部 126a,… 副開口部 200 仕切り部材 201 第1開口部 202 第2開口部 216 現像剤供給用開口部 306 仕切り部 309 仕切り部 D 現像装置 J 予備収納手段(予備収納部)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤が供給される現像剤供給用開口部
    と、該現像剤供給用開口部から供給される現像剤を攪拌
    する攪拌手段と、を備え、該攪拌手段により攪拌された
    現像剤を被付着物に付着させる現像装置において、 前記攪拌手段が、前記被付着物への現像剤の給送方向以
    外の方向に現像剤を移動せしめて該現像剤を攪拌し、か
    つ、 前記現像剤供給用開口部が、前記攪拌手段により現像剤
    の攪拌が十分に行われる部分に現像剤が供給されるよう
    に開設された、 ことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記攪拌手段が、前記被付着物への現像
    剤の給送方向以外の方向に沿って配設された回転軸と、
    所定の傾斜角をもたせて前記回転軸に取り付けられた攪
    拌部材と、を備え、該攪拌部材を回転することに伴い現
    像剤を前記回転軸に沿った方向に移動しつつ前記給送方
    向へ現像剤を給送する、 ことを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記現像剤供給用開口部が、前記攪拌手
    段の前記回転軸に沿った方向に複数形成され、かつ、 前記現像剤供給用開口部よりも開口面積が小さい複数の
    副開口部が、前記現像剤供給用開口部よりも前記攪拌手
    段に近い箇所に形成された、 ことを特徴とする請求項2記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 内部に現像剤搬送用空間を有すると共に
    開口部が形成された筒状部材と、該筒状部材内部に配設
    されて現像剤を前記開口部に沿って搬送し現像剤を均一
    な分布をもって供給する現像剤搬送手段と、該開口部か
    ら供給される現像剤を攪拌する攪拌手段と、を備え、該
    攪拌手段により攪拌された現像剤を被付着物に付着させ
    る現像装置において、 前記攪拌手段が、前記被付着物への現像剤の給送方向以
    外の方向に現像剤を移動せしめて該現像剤を攪拌し、か
    つ、 前記開口部が、前記攪拌手段により現像剤の攪拌が十分
    に行われる部分に現像剤が供給されるように開設され
    た、 ことを特徴とする現像装置。
  5. 【請求項5】 前記筒状部材に形成された開口部から、
    前記現像剤が付着される被付着物までの、現像剤の給送
    される経路に、該現像剤を攪拌する、他の攪拌手段が配
    設された、 ことを特徴とする請求項4記載の現像装置。
  6. 【請求項6】 筐体と、該筐体の内部下壁に所定高さだ
    け突出するように形成された仕切り手段と、該仕切り手
    段の後方に配設されると共に該仕切り手段を越えて給送
    されてきた現像剤を攪拌する攪拌手段と、を備え、該攪
    拌手段により攪拌された現像剤を被付着物に付着させる
    現像装置において、 前記攪拌手段が、現像剤の給送方向以外の方向に現像剤
    を移動せしめて該現像剤を攪拌し、かつ、 前記攪拌手段により現像剤の攪拌が十分に行われる部分
    に現像剤が供給され易いように、該部分に対応した箇所
    の前記仕切り手段の高さを他の箇所に比べて低くした、 ことを特徴とする現像装置。
  7. 【請求項7】 現像剤が供給される現像剤供給用開口部
    と、該現像剤供給用開口部から供給された現像剤を搬送
    する現像剤搬送手段と、該現像剤搬送手段により搬送さ
    れた現像剤を攪拌する攪拌手段と、を備え、該攪拌手段
    により攪拌された現像剤を被付着物に付着させる現像装
    置において、 前記現像剤搬送手段により搬送される量以上の現像剤が
    前記現像剤供給用開口部から供給された場合に余分の現
    像剤を収納するように、前記現像剤供給用開口部近傍に
    配設された予備収納手段と、 該予備収納手段内の現像剤を前記現像剤搬送手段に搬送
    する補助搬送手段と、 を備えたことを特徴とする現像装置。
  8. 【請求項8】 前記補助搬送手段における現像剤の搬送
    能力が、前記現像剤搬送手段の搬送能力よりも小さい、 ことを特徴とする請求項7記載の現像装置。
  9. 【請求項9】 前記補助搬送手段は、回転駆動されるス
    クリュー軸を有する、 ことを特徴とする請求項7記載の現像装置。
  10. 【請求項10】 前記攪拌手段が、前記被付着物への現
    像剤の給送方向以外の方向に沿って配設された回転軸
    と、所定の傾斜角をもたせて前記回転軸に取り付けられ
    た攪拌部材と、を備え、該攪拌部材を回転することに伴
    い現像剤を前記回転軸に沿った方向に移動しつつ前記給
    送方向へ現像剤を給送する、 ことを特徴とする請求項4、及び、請求項6記載の現像
    装置。
  11. 【請求項11】前記現像剤が、1成分磁性トナーであ
    る、 ことを特徴とする請求項1、請求項4、請求項6、及
    び、請求項7記載の現像装置。
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