JPH05288449A - 冷凍冷蔵庫の制御装置 - Google Patents

冷凍冷蔵庫の制御装置

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Publication number
JPH05288449A
JPH05288449A JP8356392A JP8356392A JPH05288449A JP H05288449 A JPH05288449 A JP H05288449A JP 8356392 A JP8356392 A JP 8356392A JP 8356392 A JP8356392 A JP 8356392A JP H05288449 A JPH05288449 A JP H05288449A
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JP
Japan
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temperature
rotation speed
fan
freezer
outside air
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Pending
Application number
JP8356392A
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English (en)
Inventor
Katsumi Endo
勝己 遠藤
Munekazu Maeda
宗万 前田
Shigeru Mori
茂 森
Hideo Hayashi
秀雄 林
Atsushi Nakamura
淳 中村
Hiroshi Yamada
宏 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to JP8356392A priority Critical patent/JPH05288449A/ja
Publication of JPH05288449A publication Critical patent/JPH05288449A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2700/00Means for sensing or measuring; Sensors therefor
    • F25D2700/14Sensors measuring the temperature outside the refrigerator or freezer

Landscapes

  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 食品を冷凍/冷蔵し貯蔵することができる冷
凍冷蔵庫において、キメ細かな温度調節を行なうことを
目的とする。 【構成】 冷凍室、冷蔵室それぞれ温度上昇度の演算手
段23,53と、外気温度検出手段25と、温度差演算
手段24,54を設け、ファジィ推論プロセッサ27,
57では、温度上昇度、外気温度、温度差と、メモリ2
6,56から取り出した制御ルールに基づいてファジィ
論理演算を行ない、設定温度の下げ幅を求め、これを基
に設定温度演算手段28,58は設定温度を調整する。
その結果に従って、コンプレッサの回転数、ファンの回
転数、電動ダンパの開閉を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍冷蔵庫における冷
凍食品、冷蔵食品を鮮度よく長期間貯蔵するために、経
験則を基にした制御ルールと、それを構成するファジィ
変数のメンバシップ関数とによって最適な冷凍室、冷蔵
室の設定温度の下げ幅を推論して、その結果に従って、
コンプレッサの回転数、ファンの回転数、電動ダンパの
開閉を制御するようにした冷凍冷蔵庫の制御装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】冷凍冷蔵庫の制御装置は、冷凍冷蔵庫
(以下冷蔵庫と省略する)の冷凍室,冷蔵室,野菜室の
各室を設定された温度で温度調節するように、ダンパ,
ファン,コンプレッサを制御するものである(例えば、
実開平2−47424号公報)。
【0003】以下、従来の冷凍冷蔵庫の制御装置につい
て図面を参照しながら、温度調節制御について説明す
る。
【0004】図15は、従来の冷凍冷蔵庫の制御装置の
ブロック図を示すものである。図15において、1は冷
蔵庫本体で、外箱2と内箱3と両者の空隙に形成された
ウレタン発泡断熱材4により構成され、前面開口部に3
つのドア5,6,7が配設されている。ドア5,6,7
はそれぞれ冷蔵庫本体1の冷凍室8、冷蔵室9、野菜室
10の開口部に対応して配設されている。
【0005】冷凍室8の底板11と冷蔵室9の天板12
に囲まれた区画壁内には蒸発器13とその背後にファン
14を有している。また、冷凍室8、冷蔵室9の背部に
は、蒸発器13からの冷却空気を各室に導入するための
通風路15,16が形成されている。17はコンプレッ
サであり、36は電動ダンパである。
【0006】また、18aは冷凍室温度センサである。
21は冷凍室温度センサ18aにより冷凍室内の温度を
検出する冷凍室庫内温度検出手段である。22は冷凍室
温度検出手段21により検出された冷凍室の温度が、冷
凍室の設定温度の範囲内であるかを判断する冷凍室温度
判定手段である。30はコンプレッサ17のON/OF
Fを制御するコンプレッサ制御手段であり、80はファ
ン14のON/OFFを制御するファン制御手段であ
る。
【0007】また、35aは冷蔵室温度センサである。
51は冷蔵室温度センサ35aにより冷蔵室内の温度を
検出する冷蔵室温度検出手段である。52は冷蔵室温度
検出手段51により検出された冷蔵室の温度が、冷蔵室
の設定温度の範囲内であるかを判断する冷蔵室温度判定
手段である。60は電動ダンパ36の開閉を制御する電
動ダンパ制御手段である。
【0008】以上のように構成された冷凍冷蔵庫の制御
装置について、以下図15,図16を用いてその動作を
説明する。
【0009】図16(a)は、従来の冷凍冷蔵庫の冷凍
室8の温度調節制御を説明するためのフローチャートで
ある。まず、冷凍室温度検出手段21は冷凍室温度セン
サ18aにより冷凍室内の庫内温度Tfcを検出する(ス
テップ401)。すると冷凍室温度判定手段22は、庫
内温度Tfcが冷凍室の設定温度(Tfcon:コンプレッ
サ、ファンのON温度、Tfcoff:コンプレッサ、ファ
ンのOFF温度)の範囲内であるかを判断し(ステップ
402)、この判断を基に、コンプレッサ制御手段30
はコンプレッサ17のON/OFFを制御し、ファン制
御手段80はファン14のON/OFFを制御する(ス
テップ403)。以上より、冷凍室8に適温の冷風を送
り込み、冷凍室8の温度調節を行なう。
【0010】図16(b)は、従来の冷凍冷蔵庫の冷蔵
室9の温度調節制御を説明するためのフローチャートで
ある。まず、冷蔵室温度検出手段51は冷蔵室温度セン
サ35aにより冷蔵室内の庫内温度Tpcを検出する(ス
テップ411)。すると冷蔵室温度判定手段52は、庫
内温度Tpcが冷蔵室の設定温度(Tpcon:電動ダンパの
開温度、Tpcoff:電動ダンパの閉温度)の範囲内であ
るかを判断し(ステップ412)、この判断を基に、電
動ダンパ制御手段80は電動ダンパ36の開閉を制御す
る(ステップ413)。以上より、冷蔵室9に適温の冷
風を送り込み、冷蔵室9の温度調節を行なう。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、冷凍室においては、コンプレッサ及びフ
ァンを制御する基になる冷凍室の設定温度(Tfcon,T
fcoff)が、庫内温度Tfcによらず一定であり、また、
冷蔵室においては、電動ダンパを制御する基になる設定
温度(Tpcon,Tpcoff)が、庫内温度Tpcによらず一
定であったため、キメ細かな温度調節を行なうことがで
きず、例えば夏場など、食品を詰め込んだり、急な来客
などで早く冷やしたいときに、冷凍室、冷蔵室とも、最
適な温度調節を行なうことができないという問題点を有
していた。
【0012】本発明は上記の問題点を解決するもので、
冷凍室、冷蔵室それぞれの庫内の上昇度と外気温度に応
じて、冷凍室、冷蔵室それぞれの設定温度の下げ幅を演
算し、それぞれ設定温度を調整し、その結果に従って、
ファンの回転数、コンプレッサの回転数、電動ダンパの
開閉を制御することにより、キメ細かな温度調節を行な
うことができる冷凍冷蔵庫の制御装置を提供することを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の冷凍冷蔵庫の制御装置は、冷凍室において
は、冷凍室温度センサにより冷凍室内の2ヵ所の温度を
検出する冷凍室温度検出手段と、冷凍室温度検出手段に
より検出された2ヵ所の温度が、設定温度を越えたかど
うかを判定する冷凍室温度判定手段と、外気温度センサ
と、外気温度センサにより冷凍冷蔵庫外の外気温度を検
出する外気温度検出手段と、冷凍室温度検出手段の出力
により冷凍室の温度上昇度を演算する冷凍室温度上昇度
演算手段と、冷凍室2ヵ所の温度差を演算する冷凍室温
度差演算手段と、設定温度の下げ幅を求めるための経験
則に基づく制御ルールを記憶する第1のメモリと、温度
上昇度と、外気温度と、冷温度差と、第1のメモリから
取り出された制御ルールに基づいて、ファジィ論理演算
を行ない冷凍室の設定温度の下げ幅を演算する第1のフ
ァジィ推論プロセッサと、設定温度の下げ幅から冷凍室
の設定温度を演算する冷凍室設定温度演算手段と、演算
された設定温度から、コンプレッサを制御するコンプレ
ッサ制御手段と、冷凍室設定温度演算手段により演算さ
れた設定温度と、現在の冷凍室冷凍室温度との温度差を
演算する第1の温度差演算手段と、第1の温度差演算手
段で演算した設定温度との温度差が大きいときは、ファ
ンの回転数を高くし、設定温度との温度差が小さいとき
は、ファンの回転数を低くするようにファンの回転数を
決定する第1のファン回転数決定手段と、第1のファン
回転数決定手段により決定した回転数にファンを制御す
るファン回転数制御手段とを備える。
【0014】また、冷凍室温度センサにより冷凍室内の
2ヵ所の温度を検出する冷凍室温度検出手段と、冷凍室
温度検出手段により検出された2ヵ所の温度が、設定温
度を越えたかどうかを判定する冷凍室温度判定手段と、
冷凍冷蔵庫外に設けられた外気温度センサと、外気温度
センサにより冷凍冷蔵庫外の外気温度を検出する外気温
度検出手段と、冷凍室温度検出手段の出力により冷凍室
の温度上昇度を演算する冷凍室温度上昇度演算手段と、
冷凍室温度演算手段の出力により冷凍室2ヵ所の温度差
を演算する冷凍室温度差演算手段と、設定温度の下げ幅
を求めるための経験則に基づく制御ルールを記憶する第
1のメモリと、冷凍室温度上昇度演算手段により演算さ
れた温度上昇度と、外気温度検出手段により検出された
外気温度と、冷凍室温度差演算手段により検出された温
度差と、第1のメモリから取り出された制御ルールに基
づいて、ファジィ論理演算を行ない冷凍室の設定温度の
下げ幅を演算する第1のファジィ推論プロセッサと、設
定温度の下げ幅から冷凍室の設定温度を演算する冷凍室
設定温度演算手段と、冷凍室設定温度演算手段により演
算された設定温度と現在の冷凍室庫内温度との温度差を
演算する第1の温度差演算手段と、第1の温度差演算手
段で演算した設定温度との温度差が大きいときは、コン
プレッサの回転数を高くし、設定温度との温度差が小さ
いときは、コンプレッサの回転数を低くするようにコン
プレッサの回転数を決定するコンプレッサ回転数決定手
段と、コンプレッサ回転数決定手段により決定した回転
数にコンプレッサを制御するコンプレッサ回転数制御手
段と、第1の温度差演算手段で演算した設定温度との温
度差が大きいときは、ファンの回転数を高くし、設定温
度との温度差が小さいときは、ファンの回転数を低くす
るようにファンの回転数を決定する第2のファン回転数
決定手段と、第1のファン回転数決定手段により決定し
た回転数にファンを制御するファン回転数制御手段とを
備える。
【0015】また、冷蔵室においては、冷蔵室内の2ヵ
所に設けられた冷蔵室温度センサと、冷蔵室温度センサ
により冷蔵室内の2ヵ所の温度を検出する冷蔵室温度検
出手段と、冷蔵室温度検出手段により検出された2ヵ所
の温度が、設定温度を越えたかどうかを判定する冷蔵室
温度判定手段と、冷凍冷蔵庫外に設けられた外気温度セ
ンサと、外気温度センサにより冷凍冷蔵庫外の外気温度
を検出する外気温度検出手段と、冷蔵室温度検出手段の
出力により冷蔵室の温度上昇度を演算する冷蔵室温度上
昇度演算手段と、冷蔵室温度検出手段の出力により冷蔵
室2ヵ所の温度差を演算する冷蔵室温度差演算手段と、
冷蔵室の設定温度の下げ幅を求めるための経験則に基づ
く制御ルールを記憶する第2のメモリと、冷蔵室温度上
昇度演算手段により演算された温度上昇度と、外気温度
検出手段により検出された外気温度と、冷蔵室温度差演
算手段により検出された温度差と、第2のメモリから取
り出された制御ルールに基づいて、ファジィ論理演算を
行ない冷蔵室の設定温度の下げ幅を演算する第2のファ
ジィ推論プロセッサと、設定温度の下げ幅から冷蔵室の
設定温度を演算する冷蔵室設定温度演算手段と、冷蔵室
設定温度演算手段により演算された設定温度から、電動
ダンパの開閉を制御する電動ダンパ制御手段と、冷蔵室
設定温度演算手段により演算された設定温度と現在の冷
蔵室庫内温度との温度差を演算する第3の温度差演算手
段と、第3の温度差演算手段で演算した設定温度との温
度差が大きいときは、ファンの回転数を高くし、設定温
度との温度差が小さいときは、ファンの回転数を低くす
るようにファンの回転数を決定する第2のファン回転数
決定手段と、第2のファン回転数決定手段により決定し
た回転数にファンを制御するファン回転数制御手段とを
備える。
【0016】また、第1のファン回転数決定手段により
決定した回転数と、第2のファン回転数決定手段により
決定した回転数のうち、回転数の高い方をファンの回転
数と決定する第3のファン回転数決定手段と、第3のフ
ァン回転数決定手段により決定した回転数にファンを制
御するファン回転数制御手段とを備えた構成である。
【0017】
【作用】本発明は上記構成により、冷凍室、冷蔵室それ
ぞれの温度上昇度演算手段により演算された庫内の温度
上昇度と、外気温度検出手段により検出された外気温度
と、温度差演算手段により演算された温度差と、メモリ
から取り出された制御ルールに基づいて、ファジィ推論
プロセッサによってファジィ論理演算を行ない、冷凍
室、冷蔵室それぞれの設定温度の下げ幅が求められる。
したがって、上記により求めた下げ幅によりそれぞれの
設定温度を調節し、その結果に従って、ファンの回転
数、コンプレッサの回転数、電動ダンパの開閉を制御す
るため、最適な冷凍室、冷蔵室の温度調節制御を行なう
ことができる。
【0018】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。また、図において、従来例と共通の
ものは同一の番号を付し、その説明を省略する。
【0019】図1は本発明の第1の実施例における冷凍
冷蔵庫の冷凍室の制御装置の構成を示すブロック図、図
2(a)は本発明の第1の実施例における冷凍室の庫内
の温度上昇度に対するファジィ変数のメンバシップ関数
を示すグラフ、図2(b)は本発明の第1の実施例にお
ける外気温度に対するファジィ変数のメンバシップ関数
を示すグラフ、図2(c)は本発明の第1の実施例にお
ける温度差に対するファジィ変数のメンバシップ関数を
示すグラフ、図3は本発明の第1の実施例における冷凍
室の設定温度と庫内温度との温度差とファンの回転数の
関係を示すグラフ、図4は本発明の第1の実施例におけ
る動作を説明するためのフローチャート、図5は本発明
の第1の実施例におけるファジィ推論の手順を説明する
ためのフローチャートである。
【0020】図1において、20は冷凍室の制御装置で
あり、冷凍室温度検出手段21、冷凍室温度判定手段2
2、冷凍室温度上昇度演算手段23、冷凍室温度差演算
手段24、外気温度検出手段25、第1のメモリ26、
第1のファジィ推論プロセッサ27、冷凍室設定温度演
算手段28、第1の温度差演算手段29、コンプレッサ
制御手段30、第1のファン回転数決定手段31、ファ
ン回転数制御手段32よりなる。
【0021】18aは冷凍室内の温度を検出する第1の
冷凍室温度センサ、18bは冷凍室内の温度を検出する
第2の冷凍室温度センサであり、その出力を冷凍室温度
検出手段21に入力する。冷凍室温度判定手段22は検
出された第1又は第2の冷凍室温度センサ18a,18
bのどちらかの温度がコンプレッサ17が運転する温度
になっているかの判断を行い、コンプレッサ制御手段3
0、第1のファン回転数決定手段31に出力してコンプ
レッサ17、ファン14を起動する。
【0022】外気温度検出手段25は、外気温度センサ
19により冷蔵庫外の外気温度を検出する。冷凍室温度
上昇度演算手段23は、冷凍室温度検出手段21の出力
により庫内の温度上昇度を演算する。
【0023】第1のメモリ26は、冷凍室の設定温度の
下げ幅を求めるための経験則に基づく制御ルールを記憶
する。第1のファジィ推論プロセッサ27は、冷凍室温
度上昇度演算手段23により演算された温度上昇度と、
外気温度検出手段25により検出された外気温度と、冷
凍室温度差演算手段24により演算された第1及び第2
の冷凍室温度センサ18a,18bの温度差と、冷凍室
メモリ26から取り出された制御ルールに基づいてファ
ジィ論理演算を行ない、冷凍室の設定温度の下げ幅を演
算する。
【0024】また、冷凍室設定温度演算手段28は、第
1のファジィ推論プロセッサ27により演算された設定
温度の下げ幅から、冷凍室の設定温度を演算する。第1
の温度差演算手段29は、冷凍室設定温度演算手段28
により演算された設定温度と現在の冷凍室庫内温度との
温度差を演算する。コンプレッサ制御手段30は第1又
は第2の冷凍室温度センサ18a,18bの温度が、冷
凍室設定温度演算手段28で演算した設定温度になるま
でコンプレッサ17を運転する。
【0025】第1のファン回転数決定手段31は、第1
の温度差演算手段29で演算した設定温度との温度差が
大きいときは、ファンの回転数を高くし、設定温度との
温度差が小さいときは、ファンの回転数を低くするよう
にファンの回転数を決定する。そして、ファン回転数制
御手段32は、第1のファン回転数決定手段31により
決定した回転数にファンを制御する。
【0026】以上のように構成された冷凍冷蔵庫の冷凍
室の制御装置について、以下図1から図5を用いてその
動作を説明する。
【0027】まず、冷凍室温度検出手段21は第1及び
第2の冷凍室温度センサ18a,18bにより冷凍室内
の庫内温度Tfc1,Tfc2を検出する(ステップ1)。そ
して、冷凍室温度判定手段22は、コンプレッサ17が
ONしているかを判断し(ステップ2)ONしていれ
ば、ステップ11に進み、ONしていなければステップ
3で冷凍室庫内温度検出手段21により検出された庫内
温度Tfc1,Tfc2どちらかの値が、冷凍室の設定温度T
fcon(コンプレッサ、ファンのON温度)を越えたかど
うかの判定を行ない、設定温度Tfconを越えていなけれ
ば、ステップ4でファン14をOFFし、ステップ5で
コンプレッサ17をOFFしステップ1に戻る。
【0028】また、ステップ3で、設定温度Tfconを越
えていれば、ステップ6に進み、冷凍室温度上昇度演算
手段23は、以下に示すように冷凍室の温度上昇度Tfc
upを演算する(ステップ6)。 Tfcup=Tfc−Tfcon また、外気温度検出手段25は外気温度センサ19によ
り冷蔵庫外の外気温度Toutを検出する(ステップ
7)。
【0029】そして、以下に示すように冷凍室の温度差
Tfcsubを演算する(ステップ8)。 Tfcsub=Tfc1−Tfc2 次に、演算された温度上昇度Tfcup、外気温度Tout及
びTfcsubは、第1のファジィ推論プロセッサ27に入
力され、ファジィ推論プロセッサ27では、予め第1の
メモリ26に記憶されている制御ルールを取り出して、
ファジィ推論によって冷凍室の設定温度の下げ幅ΔTfc
offを求める(ステップ9)。これより、冷凍室設定温
度演算手段28は、第1のファジィ推論プロセッサ27
により求められた設定温度の下げ幅ΔTfcoffから、新
たな冷凍室の設定温度Tfcoff(コンプレッサ、ファン
のOFF温度)を演算する(ステップ10)。
【0030】そして、ステップ11で第1及び第2の冷
凍室温度センサ18a,18bが設定温度Tfcoffに達
したかを判断し、達していればステップ4,5でファン
14及びコンプレッサ17をOFFする。
【0031】また、第1及び第2の冷凍室温度センサ1
8a,18bが設定温度Tfcoffに達していなければス
テップ12に進み、設定温度Tfcoffと第1及び第2の
冷凍室温度センサ18a,18bとの温度差をそれぞれ
演算する。そして、ステップ13において第1のファン
回転数決定手段31は、図3に示すように、庫内温度と
設定温度との温度差の大きい方を選択し、設定温度との
温度差が大きいときは、ファンの回転数を高くし、設定
温度との温度差が小さいときは、ファンの回転数を低く
するようにファンの回転数を決定する。そして、ファン
回転数制御手段32は、第1のファン回転数決定手段3
1により決定した回転数になるように周波数変換器を用
いてファンを制御する(ステップ14)。
【0032】そして、ステップ15でコンプレッサ17
をONし、以降上記動作を冷凍室の設定温度Tfcoff
(コンプレッサ、ファンのOFF温度)になるまで繰り
返す。
【0033】ここで、冷凍室の最適な温度調節を行なう
ための設定温度の下げ幅を求めるファジィ推論は、下記
のような制御ルールを基にして実行される。
【0034】本実施例で採用した制御ルールは次のよう
な27ルールである。例えば ルール1:もし温度上昇が小さく、外気温度が低く、温
度差が小さいならば設定温度の下げ幅を非常に小さくせ
よ。 ルール2:もし温度上昇が小さく、外気温度が低く、温
度差中位ならば設定温度の下げ幅を小さくせよ。
【0035】 ・ ・ ・ ルール27:もし温度上昇が大きく、外気温度が高く、温
度差が大きいならば設定温度の下げ幅を大きくせよ。等
である。
【0036】これは、食品の冷凍室への投入量が多くな
れば温度上昇度が大きくなるので、温度上昇度が大きい
程、庫内温度が高いため設定温度を大きく下げる必要が
あり、また、外気温度が低い程、食品の温度より庫内温
度センサの温度の低下が速く、食品が冷える前に設定温
度に達っしてしまうため、設定温度をさらに大きく下げ
る必要がある、といった経験から得られたルールであ
る。
【0037】よって、上記言語ルールは、発明者が数多
くの実験データから求めた、最適な冷凍室の温度調節を
行なうことができる設定温度の下げ幅に対する制御ルー
ルであり、これを温度上昇度Tおよび外気温度ATの関
係で示すと(表1)のようになる。
【0038】
【表1】
【0039】(表1)は制御ルールの関係を示す表であ
り、横方向に温度上昇度T1を3段階(BT1=大,M
T1=中,ST1=小)に分け、縦方向に外気温度AT
1を3段階(HAT1=高,MAT1=中,LAT1=
低)、温度差D1を3段階(BD1=高,MD1=中,
LD1=低)に分けて配置し、上記区分された温度上昇
度T11と外気温度AT1とのおのおの交わった位置に
は、その温度上昇度T1、外気温度AT1、温度差D1
に対応する最適な冷凍室の設定温度の下げ幅ΔT1を配
置している。
【0040】また、上記言語ルールは図1のメモリ26
の内に記憶する場合には次のようなルール則で記憶され
ている。本実施例で採用した制御ルールは27個であ
る。 ルール1:1F T is ST1 and AT1 is LAT1 and D1 is SD1 THEN ΔT1 is S1 ルール2:1F T1 is ST1 and AT1 is MAT1 and D1 is MD1 THEN ΔT1 is S1 ・ ・ ・ ルール27:1F T1 is BT1 and AT1 is HAT1 and D1 is BD1 THEN ΔT1 is B1 制御ルール1,ルール2,・・・,ルール27のルール
は、温度上昇度T1、外気温度AT1、温度差D1、冷
凍室の設定温度の下げ幅ΔT1を(表1)のように段階
的に決めているので、キメ細かな制御を行なう場合に
は、温度上昇度T1、外気温度AT1、温度差D1の各
段階の中間における実測の温度上昇度Tfcup、外気温度
Tout、Tfcsubでは、制御ルールの前件部(IF部)を
どの程度満たしているかの度合いを算出して、その度合
いに応じた設定温度の下げ幅ΔTfcoffを推定する必要
がある。そのため、本実施例では度合いを温度上昇度T
1、外気温度AT1、温度差D1に対するファジィ変数
のメンバシップ関数を利用して算出する。
【0041】図2(a)は、冷凍室の庫内の温度上昇度
T1に対するファジィ変数ST1、MT、BTのメンバ
シップ関数μST1(Tfcup)、μMT1(Tfcup)、
μBT1(Tfcup)を示したものであり、図2(b)
は、外気温度ATに対するファジィ変数LAT1。MA
T1、HAT1のメンバシップ関数μLAT1(Tou
t)、μMAT1(Tout)、μHAT1(Tout)、図
2(c)は温度差D1に対するファジィ変数SD1、M
D1、BD1のメンバシップ関数μSD1(Tfcsu
b)、μMD1(Tfcsub)、μBD1(Tfcsub)を示
したものである。
【0042】ファジィ推論プロセッサ27で実行するフ
ァジィ推論は制御ルール1,ルール2,・・・,ルール
27と図2(a),(b),(c)のメンバシップ関数
とを用いてファジィ論理演算を行なって冷凍室の設定温
度の下げ幅の演算を行なう。
【0043】以下、図5のフローチャートをもとに、図
4のフテップ9であるファジィ推論の手順を説明する。
【0044】ステップ20では、ファジィ推論プロセッ
サ27によって温度上昇度Tfcupと外気温度Toutと温
度差Tfcsubに対するファジィ変数のメンバシップ関数
を用いて、温度上昇度Tfcupと外気温度Toutと温度差
Tfcsubにおけるメンバシップ値(図中ではM値と表
示)の算出を行なう。
【0045】ステップ21では、得られた温度上昇度T
fcupと外気温度Toutと温度差Tfcsubに対するファジィ
変数のメンバシップ値が、27個の各ルールの前件部を
どの程度満たしているかの度合いを下記のように合成法
で算出する。
【0046】図中では、温度上昇度に対するファジィ変
数をA、外気温度に対するファジィ変数をB、温度差に
対するファジィ変数をCで示している。 ルール1:h1=μST1(Tfcup)∩μLAT1(Tout)∩μSD1 (Tfcsub) =μST1(Tfcup)×μLAT1(Tout)×μSD1 (Tfcsub)−−−(1) ルール2:h2=μST1(Tfcup)∩μMAT1(Tout)∩μMD1 (Tfcsub) =μST1(Tfcup)×μMAT1(Tout)×μMD1 (Tfcsub)−−−(2) ・ ・ ・ ルール27:h27=μBT1(Tfcup)∩μHAT1(Tout)∩μBD1 (Tfcsub) =μBT1(Tfcup)×μHAT1(Tout)×μMD1 (Tfcsub)−−−(27) (1)式は、Tfcupが温度上昇度Tに対する領域ST1
に入り、かつToutが外気温度AT1に対する領域LA
T1に入り、かつTfcsubが温度差D1に対する領域S
D1に入るという命題は、TfcupがST1に入る割合、
ToutがLAT1に入る割合、TfcsubがSDに入る割合
の積の値で成立すること、すなわちルール1の前件部
は、h1の割合で成立することを表わしている。同様に
(2)式,・・・,(27)式であるルール2,・・
・,ルール27の場合、前件部はそれぞれh2,・・
・,h27の割合で成立することを表わしている。
【0047】ステップ22では、制御ルールの実行部の
メンバシップ関数によって、温度上昇度Tfcupと外気温
度Tout及び温度差Tfcsubにおける冷凍室の設定温度の
下げ幅ΔTfcoffを下記のようにして求める。設定温度
の下げ幅ΔTfcoffは、一点化法のひとつである高さ法
を用いて、各制御ルールの前件部の成立する割合h1,
h2,・・・,h27の加重平均の値として、(数1)
に示すように算出する。
【0048】
【数1】
【0049】これにより、設定温度の下げ幅ΔTfcoff
が求まる。従って、この実施例では、制御パラメータと
して冷凍室内の温度上昇度および外気温度を使用し、こ
れらに応じて、冷凍室の設定温度の下げ幅を演算し、設
定温度を調整の上、設定温度と現在の冷凍室庫内温度と
の温度差を演算し、その結果に従って、ファンの回転数
を制御しているため、非常にキメ細かい制御が可能であ
る。例えば、冷凍室に食品が投入されたときに、周囲の
食品への温度影響を抑制し、投入食品を急速に、かつ、
冷えすぎ(オーバーシュート)もなく冷却することが可
能である。また、制御ルールが人間の経験則から成り立
っているため、最適な設定温度で冷凍室の温度調節制御
ができる。
【0050】次に、第2の実施例について、図面を参照
しながら説明する。また、図において、従来例、第1の
実施例と共通した構成のものは、同一番号を付し、その
詳細な説明を省略する。
【0051】図6は本発明の第2の実施例における冷凍
冷蔵庫の冷凍室の制御装置の構成を示すブロック図、図
7(a)は本発明の第2の実施例における冷凍室の設定
温度と庫内温度との温度差とコンプレッサの回転数の関
係を示すグラフ、図7(b)は本発明の第2の実施例に
おける冷凍室の設定温度と庫内温度との温度差とファン
の回転数の関係を示すグラフ、図8は本発明の第2の実
施例における動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【0052】図6において、33はコンプレッサ回転数
決定手段で、第1の温度差演算手段29で演算した設定
温度との温度差が大きいときは、コンプレッサの回転数
を高くし、設定温度との温度差が小さいときは、コンプ
レッサの回転数を低くするようにコンプレッサの回転数
を決定する。また、34はコンプレッサ回転数制御手段
では、コンプレッサ回転数決定手段33で決定した回転
数にコンプレッサを制御するものである。以上のように
構成された冷凍冷蔵庫の冷凍室の制御装置について、以
下図6から図8を用いてその動作を説明する。
【0053】まず、冷凍室温度検出手段21は第1及び
第2の冷凍室温度センサ18a,18bにより冷凍室内
の庫内温度Tfc1,Tfc2を検出する(ステップ10
1)。そして、冷凍室温度判定手段22は、コンプレッ
サ17がONしているかを判断し(ステップ2)ONし
ていれば、ステップ111に進み、ONしていなければ
ステップ103で冷凍室庫内温度検出手段21により検
出された庫内温度Tfc1、Tfc2どちらかの値が、冷凍室
の設定温度Tfcon(コンプレッサ、ファンのON温度)
を越えたかどうかの判定を行ない、設定温度Tfconを越
えていなければ、ステップ104でファン14をOFF
し、ステップ105でコンプレッサ17をOFFしステ
ップ101に戻る。
【0054】また、ステップ103で、設定温度Tfcon
を越えていれば、ステップ106に進み、冷凍室温度上
昇度演算手段23は、以下に示すように冷凍室の温度上
昇度Tfcupを演算する。 Tfcup=Tfc−Tfcon また、外気温度検出手段25は外気温度センサ19によ
り冷蔵庫外の外気温度Toutを検出する(ステップ10
7)。
【0055】そして、以下に示すように冷凍室の温度差
Tfcsubを演算する(ステップ108)。 Tfcsub=Tfc1−Tfc2 次に、演算された温度上昇度Tfcup、外気温度Tout及
びTfcsubは、第1のファジィ推論プロセッサ27に入
力され、ファジィ推論プロセッサ27では、予め第1の
メモリ26に記憶されている制御ルールを取り出して、
ファジィ推論によって冷凍室の設定温度の下げ幅ΔTfc
offを求める(ステップ109)。これより、冷凍室設
定温度演算手段28は、第1のファジィ推論プロセッサ
27により求められた設定温度の下げ幅ΔTfcoffか
ら、新たな冷凍室の設定温度Tfcoff(コンプレッサ、
ファンのOFF温度)を演算する(ステップ110)。
【0056】そしてステップ111で第1及び第2の冷
凍室温度センサ18a,18bが設定温度Tfcoffに達
したかを判断し、達していればステップ104,105
でファン14及びコンプレッサ17をOFFする。
【0057】また、第1及び第2の冷凍室温度センサ1
8a,18bが設定温度Tfcoffに達していなければ、
ステップ112に進み、設定温度Tfcoffと第1及び第
2の冷凍室温度センサ18a,18bとの温度差をそれ
ぞれ演算する。そして、次に、ステップ113で、第1
のファン回転数決定手段31は、図7(b)に示すよう
に、庫内温度と設定温度との温度差の大きい方を選択
し、設定温度との温度差が大きいときは、ファンの回転
数を高くし、設定温度との温度差が小さいときは、ファ
ンの回転数を低くするようにファンの回転数を決定す
る。そして、ファン回転数制御手段32は、第1のファ
ン回転数決定手段31により決定した回転数になるよう
に周波数変換器を用いてファンを制御する(ステップ1
14)。
【0058】次に、ステップ115においてコンプレッ
サ回転数決定手段33は、図7(a)に示すように、庫
内温度と設定温度との温度差の大きい方を選択し、設定
温度との温度差が大きいときは、コンプレッサの回転数
を高くし、設定温度との温度差が小さいときは、コンプ
レッサの回転数を低くするようにコンプレッサの回転数
を決定する。そして、コンプレッサ回転数制御手段34
は、コンプレッサ回転数決定手段33で決定した回転数
になるように周波数変換器を用いてコンプレッサを制御
する(ステップ116)。
【0059】そして、ステップ115でコンプレッサ1
7をONし、以降上記動作を第1及び第2の冷凍室温度
センサ18a,18bのが冷凍室の設定温度Tfcoff
(コンプレッサ、ファンのOFF温度)になるまで繰り
返す。
【0060】ここで、冷凍室の最適な温度調節を行なう
ための設定温度の下げ幅を求めるファジィ推論は、本発
明の第1の実施例と同じものである。
【0061】従って、この実施例では、制御パラメータ
として冷凍室内の温度上昇度および外気温度と温度差を
使用し、メンバシップ関数としては図2と同様なもので
ある。そしてこれらの制御パラメータに応じて、冷凍室
の設定温度の下げ幅を図5と同様の手順により演算し、
設定温度を調整の上、設定温度と現在の冷凍室庫内温度
との温度差を演算し、その結果に従って、コンプレッサ
17の回転数、ファン14の回転数を制御しているた
め、非常にキメ細かい制御が可能である。例えば、冷凍
室に食品が投入されたときに、周囲の食品への温度影響
を制御するためコンプレッサ17の回転数とファン14
の回転数を上げることにより冷凍能力を上昇させ、投入
食品を急速に、かつ、冷えすぎ(オーバーシュート)も
なく冷却し、庫内温度が安定しているときにはコンプレ
ッサ17の回転数とファン14の回転数を下げることに
より冷凍能力を低下させ省エネを図ることが可能であ
る。また、制御ルールが人間の経験則から成り立ってい
るため、最適な設定温度で冷凍室の温度調節制御ができ
る。
【0062】次に、第3の実施例について、図面を参照
しながら説明する。また、図において、実施例、第1及
び第2の実施例と共通した構成のものは、同一番号を付
し、その詳細な説明を省略する。
【0063】図9は本発明の他の実施例における冷凍冷
蔵庫の冷蔵室の制御装置の構成を示すブロック図、図1
0(a)は本発明の第3の実施例における冷蔵室の庫内
の温度上昇度に対するファジィ変数のメンバシップ関数
を示すグラフ、図10(b)は本発明の第3の実施例に
おける外気温度に対するファジィ変数のメンバシップ関
数を示すグラフ、図10(c)は本発明の第3の実施例
における温度差に対するファジィ変数のメンバシップ関
数を示すグラフ、図11は本発明の第3の実施例におけ
る冷蔵室の設定温度と庫内温度との温度差とファンの回
転数の関係を示すグラフ、図12は本発明の第3の実施
例における動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【0064】図9において、50は冷蔵室の制御装置で
あり、冷蔵室庫内温度検出手段51、冷蔵室庫内温度判
定手段52、冷蔵室温度上昇度演算手段53、冷蔵室温
度差演算手段54、外気温度検出手段25、第2のメモ
リ56、第2のファジィ推論プロセッサ57、冷蔵室設
定温度演算手段58、第2の温度差演算手段59、電動
ダンパ制御手段60、第2のファン回転数決定手段6
1、ファン回転数制御手段32よりなる。35aは冷蔵
室内の温度を検出する第1の冷蔵室温度センサ、35b
は冷蔵室内の温度を検出する第2の冷蔵室温度センサで
あり、その出力を冷蔵室温度検出手段51に入力する。
冷蔵室温度判定手段52は検出された第1又は第2の冷
蔵室温度センサ35a,35bの温度が電動ダンパ36
が開く温度になっているか、の判断を行い、電動ダンパ
制御手段60、第2のファン回転数決定手段61に出力
して電動ダンパ36、ファン14を起動する。
【0065】外気温度検出手段25は、外気温度センサ
19により冷蔵庫外の外気温度を検出する。冷蔵室温度
上昇度演算手段53は、冷蔵室温度検出手段51の出力
により庫内の温度上昇度を演算する。
【0066】第2のメモリ56は、冷蔵室の設定温度の
下げ幅を求めるための経験則に基づく制御ルールを記憶
する。第2のファジィ推論プロセッサ57は、冷蔵室温
度上昇度演算手段53により演算された温度上昇度と、
外気温度検出手段25により検出された外気温度と、冷
蔵室温度差演算手段54により演算された第1及び第2
の冷凍室温度センサ35a,35bの温度差と、第2の
メモリ56から取り出された制御ルールに基づいてファ
ジィ論理演算を行ない、冷蔵室の設定温度の下げ幅を演
算する。
【0067】また、冷蔵室設定温度演算手段58は、第
2のファジィ推論プロセッサ57により演算された設定
温度の下げ幅から、冷蔵凍室の設定温度を演算する。第
2の温度差演算手段59は、冷蔵室設定温度演算手段5
8により演算された設定温度と現在の冷蔵室庫内温度と
の温度差を演算する。電動ダンパ制御手段60は第1又
は第2の冷蔵室温度センサ35a,35bの温度が、冷
蔵室設定温度演算手段58で演算した設定温度になるま
で電動ダンパ36を運転する。
【0068】第2のファン回転数決定手段61は、第2
の温度差演算手段59で演算した設定温度との温度差が
大きいときは、ファンの回転数を高くし、設定温度との
温度差が小さいときは、ファンの回転数を低くするよう
にファンの回転数を決定する。そして、ファン回転数制
御手段32は、第2のファン回転数決定手段61により
決定した回転数にファンを制御する。
【0069】以上のように構成された冷凍冷蔵庫の冷凍
室の制御装置について、以下図9から図12および図5
を用いてその動作を説明する。
【0070】まず、冷蔵室温度検出手段51は第1及び
第2の冷凍室温度センサ35a,358bにより冷凍室
内の庫内温度Tpc1,Tpc2を検出する(ステップ20
1)。そして、冷蔵室温度判定手段52は、電動ダンパ
が開いているかを判断し(ステップ202)開いていれ
ば、ステップ211に進み、開いていなければステップ
203で冷蔵室庫内温度検出手段51により検出された
庫内温度Tpc1,Tpc2どちらかの値が、冷凍室の設定温
度Tpcon(電動ダンパの開温度、ファンのON温度)を
越えたかどうかの判定を行ない、設定温度Tpconを越え
ていなければ、ステップ204でファン14をOFF
し、ステップ205で電動ダンパ36を閉じてステップ
201に戻る。
【0071】また、ステップ203で、設定温度Tpcon
を越えていれば、ステップ206に進み、冷蔵室温度上
昇度演算手段53は、以下に示すように冷蔵室の温度上
昇度Tpcupを演算する(ステップ206)。 Tpcup=Tpc−Tpcon また、外気温度検出手段25は外気温度センサ19によ
り冷蔵庫外の外気温度Toutを検出する(ステップ20
7)。
【0072】そして、以下に示すように冷蔵室の温度差
Tpcsubを演算する(ステップ208)。 Tpcsub=Tpc1−Tpc2 次に、演算された温度上昇度Tpcup、外気温度Tout及
びTpcsubは、第2のファジィ推論プロセッサ57に入
力され、第2のファジィ推論プロセッサ57では、予め
第2のメモリ56に記憶されている制御ルールを取り出
して、ファジィ推論によって冷蔵室の設定温度の下げ幅
ΔTpcoffを求める(ステップ209)。これより、冷
蔵室設定温度演算手段58は、第2のファジィ推論プロ
セッサ57により求められた設定温度の下げ幅ΔTpcof
fから、新たなる冷凍室の設定温度Tpcoff(電動ダンパ
開温度、ファンのOFF温度)を演算ステップ留(ステ
ップ210)。
【0073】そして、ステップ211で第1及び第2の
冷蔵室温度センサ35a,35bが設定温度Tpcoffに
達したかを判断し、達していればステップ204,20
5でファン14及び電動ダンパ36を閉じるまた、第1
及び第2の冷蔵室温度センサ35a,35bが設定温度
Tpcoffに達していなければ、ステップ212に進み、
設定温度Tpcoffと第1及び第2の冷蔵室温度センサ3
5a,35bとの温度差をそれぞれ演算する。そして、
ステップ213において第2のファン回転数決定手段6
1は、図10に示すように、庫内温度と設定温度との温
度差の大きい方を選択し、設定温度との温度差が大きい
ときは、ファンの回転数を高くし、設定温度との温度差
が小さいときは、ファンの回転数を低くするようにファ
ンの回転数を決定する。そして、ファン回転数制御手段
32は、第2のファン回転数決定手段61により決定し
た回転数になるように周波数変換器を用いてファンを制
御する(ステップ214)。
【0074】そして、ステップ215で電動ダンパ36
を開き、以降上記動作を冷蔵室の設定温度Tpcoff(電
動ダンパ開温度、ファンのOFF温度)になるまで繰り
返す。
【0075】ここで、冷蔵室の最適な温度調節を行なう
ための設定温度の下げ幅を求めるファジィ推論は、下記
のような制御ルールを基にして実行される。
【0076】本実施例で採用した制御ルールは次のよう
な27ルールである。例えば ルール1:もし温度上昇度が小さく、外気温度が低く、
温度差が小さいならば設定温度の下げ幅を非常に小さく
せよ。 ルール2:もし温度上昇度が小さく、外気温度が低く、
温度差中位ならば設定温度の下げ幅を小さくせよ。
【0077】 ・ ・ ・ ルール27:もし温度上昇度が大きく、外気温度が高く、
温度差が大きいならば設定温度の下げ幅を大きくせよ。 等である。
【0078】これは、食品の冷凍室への投入量が多くな
れば温度上昇度が大きくなるので、温度上昇度が大きい
程、庫内温度が高いため設定温度を大きく下げる必要が
あり、また、外気温度が低い程、食品の温度より庫内温
度センサの温度の低下が速く、食品が冷える前に設定温
度に達ってしまうため、設定温度をさらに大きく下げる
必要がある、といった経験から得られたルールである。
【0079】よって、上記言語ルールは、発明者が数多
くの実験データから求めた、最適な冷凍室の温度調節を
行なうことができる設定温度の下げ幅に対する制御ルー
ルであり、これを温度上昇度Tおよび外気温度ATの関
係で示すと(表2)のようになる。
【0080】
【表2】
【0081】(表2)は制御ルールの関係を示す表であ
り、横方向に温度上昇度T2を3段階(BT2=大,M
T2=中,ST2=小)に分け、縦方向に外気温度AT
2を3段階(HAT2=高,MAT2=中,LAT2=
低)、温度差D2を3段階(BD2=高,MD2=中,
LD2=低)に分けて配置し、上記区分された温度上昇
度T2と外気温度AT2とのおのおの交わった位置に
は、その温度上昇度T2、外気温度AT2、温度差D2
に対応する最適な冷凍室の設定温度の下げ幅ΔT2を配
置している。
【0082】また、上記言語ルールは図9のメモリ56
の内に記憶する場合には次のようなルール則で記憶され
ている。本実施例で採用した制御ルールは27個であ
る。 ルール1:1F T2 is ST2 and AT2 is LAT2 and D2 is SD2 THEN ΔT is VS2 ルール2:1F T2 is ST2 and AT2 is MAT2 and D2 is MD2 THEN ΔT2 is S2 ・ ・ ・ ルール27:1F T2 is BT2 and AT2 is HAT2 and D2 is BD2 THEN ΔT2 is B2 制御ルール1,ルール2,・・・,ルール27のルール
は、温度上昇度T2、外気温度AT2、温度差D2、冷
凍室の設定温度の下げ幅ΔT2を(表2)のように段階
的に決めているので、キメ細かな制御を行なう場合に
は、温度上昇度T2、外気温度AT2、温度差D2の各
段階の中間における実測の温度上昇度Tpcup、外気温度
Tout、Tpcsubでは、制御ルールの前件部(IF部)を
どの程度満たしているかの度合いを算出して、その度合
いに応じた設定温度の下げ幅ΔTpcoffを推定する必要
がある。そのため、本実施例では度合いを温度上昇度T
2、外気温度AT2、温度差D2に対するファジィ変数
のメンバシップ関数を利用して算出する。
【0083】図10(a)は、冷蔵室の庫内の温度上昇
度T2に対するファジィ変数ST2、MT2、BT2の
メンバシップ関数μST2(Tpcup)、μMT2(Tpc
up)、μBT2(Tpcup)を示したものであり、図10
(b)は、外気温度AT2に対するファジィ変数LAT
2、MAT2、HAT2のメンバシップ関数μLAT2
(Tout)、μMAT2(Tout)、μHAT2(Tou
t)、図10(c)は温度差D2に対するファジィ変数
SD2、MD2、BD2のメンバシップ関数μSD2
(Tpcsub)、μMD2(Tpcsub)、μBD2(Tpcsu
b)を示したものである。
【0084】ファジィ推論プロセッサ27で実行するフ
ァジィ推論は制御ルール1,ルール2,・・・,ルール
27と図10(a),(b),(c)のメンバシップ関
数とを用いてファジィ論理演算を行なって冷凍室の設定
温度の下げ幅の演算を行なう。
【0085】以下、図5のフローチャートをもとに、図
12のフテップ209であるファジィ推論の手順を説明
する。
【0086】ステップ20では、ファジィ推論プロセッ
サ27によって温度上昇度Tfcupと外気温度Toutと温
度差Tpcsubに対するファジィ変数のメンバシップ関数
を用いて、温度上昇度Tfcupと外気温度Toutと温度差
Tpcsubにおけるメンバシップ値(図中ではM値と表
示)の算出を行なう。
【0087】ステップ21では、得られた温度上昇度T
pcupと外気温度Toutと温度差Tpcsubに対するファジィ
変数のメンバシップ値が、27個の各ルールの前件部を
どの程度満たしているかの度合いを下記のように合成法
で算出する。
【0088】図中では、温度上昇度に対するファジィ変
数をA、外気温度に対するファジィ変数をB、温度差に
対するファジィ変数をCで示している。 ルール1:h1=μST2(Tpcup)∩μLAT2(Tout)∩μSD2 (Tpcsub) =μST2(Tpcup)×μLAT2(Tout)×μSD2 (Tpcsub)−−−(1) ルール2:h2=μST2(Tfcup)∩μMAT2(Tout)∩μMD2 (Tpcsub) =μST2(Tpcup)×μMAT2(Tout)×μMD2 (Tpcsub)−−−(2) ・ ・ ・ ルール27:h27=μBT2(Tpcup)∩μHAT2(Tout)∩μBD2 (Tpcsub) =μBT2(Tpcup)×μHAT2(Tout)×μMD2 (Tpcsub)−−−(27) (1)式は、Tpcupが温度上昇度Tに対する領域ST2
に入り、かつToutが外気温度AT2に対する領域LA
T2に入り、かつTpcsubが温度差D2に対する領域S
D2に入るという命題は、TpcupがST2に入る割合、
ToutがLAT2に入る割合、TpcsubがSD2に入る割
合の積の値で成立すること、すなわちルール1の前件部
は、h1の割合で成立することを表わしている。同様に
(2)式,・・・,(27)式であるルール2,・・
・,ルール27の場合、前件部はそれぞれh2,・・
・,h27の割合で成立することを表わしている。
【0089】ステップ22では、制御ルールの実行部の
メンバシップ関数によって、温度上昇度Tpcupと外気温
度Tout及び温度差Tpcsubにおける冷凍室の設定温度の
下げ幅ΔTpcoffを下記のようにして求める。設定温度
の下げ幅ΔTpcoffは、一点化法のひとつである高さ法
を用いて、各制御ルールの前件部の成立する割合h1,
h2,・・・,h27の加重平均の値として、(数2)
に示すように算出する。
【0090】
【数2】
【0091】これにより、設定温度の下げ幅ΔTpcoff
が求まる。従って、この実施例では、制御パラメータと
して冷凍室内の温度上昇度、外気温度及び温度差を使用
し、これらに応じて、冷凍室の設定温度の下げ幅を演算
し、設定温度を調整の上、電動ダンパを開閉制御し、さ
らに、設定温度と現在の冷蔵室庫内温度との温度差を演
算し、その結果に従って、ファンの回転数を制御してい
るため、非常にキメ細かい制御が可能である。例えば、
冷蔵室に食品が投入されたときに、周囲の食品への温度
影響を抑制し、投入食品を急速に、かつ、冷えすぎ(オ
ーバーシュート)による冷蔵食品の凍結もなく、冷却す
ることが可能である。また、制御ルールが人間の経験則
から成り立っているため、最適な設定温度で冷蔵室の温
度調節制御ができる。
【0092】さらに第4の実施例について、図面を参照
しながら説明する。また、図において、従来例、第1の
実施例、第2の実施例及び第3の実施例と共通した構成
のものは、同一番号を付し、その詳細な説明を省略す
る。
【0093】図13は本発明の第4の実施例における冷
凍冷蔵庫の制御装置の構成を示すブロック図、図14は
本発明の実施例における動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【0094】図13において、70は第3のファン回転
数制御手段であり、冷凍室の制御装置20中の第1のフ
ァン回転数決定手段31により決定した回転数と、冷蔵
室の制御装置50中の第2のファン回転数決定手段61
により決定した回転数のうち、回転数の高い方をファン
の回転数と決定するものである。32はファン回転数制
御手段であり、第3のファン回転数決定手段60により
決定した回転数にファンを制御するものである。
【0095】以上のように構成された冷凍冷蔵庫の制御
装置について、以下図4、図12、図14を用いてその
動作を説明する。
【0096】まず、冷凍室側は、ファンの回転数の制御
(ステップ14)を除いて、第1の実施例の図4で示し
たと同じ冷凍室の温度調節制御を行なう(ステップ30
1)。次に、冷蔵室側は、同じくファンの回転数の制御
(ステップ214)を除いて、第3の実施例の図12で
示したと同じ冷蔵室の温度調節制御を行なう(ステップ
302)。そして、第3のファン回転数制御手段70
は、第1のファン回転数決定手段31がステップ13で
決定した回転数と、第2のファン回転数決定手段61が
ステップ213で決定した回転数のうち、回転数の高い
方をファンの回転数と決定する(ステップ303)。そ
して、ファン回転数制御手段32は、第3のファン回転
数決定手段70により決定した回転数になるように周波
数変換器を用いてファンを制御する(ステップ30
4)。以上述べたステップ301〜ステップ304を繰
り返すことにより、冷凍冷蔵庫の制御を行うものであ
る。
【0097】従って、この実施例では、ファンの回転数
の決定に当たり、冷凍室の条件から要求される回転数と
冷蔵室の条件から要求される回転数のうち、回転数の高
い方をファンの回転数と決定しているため、冷凍室に食
品が投入されても、冷蔵室に食品が投入されても、周囲
の食品への温度影響を抑制し、投入食品を急速に冷却す
ることが可能である。また、冷蔵室側においては、電動
ダンパの開閉制御により、冷えすぎ(オーバーシュー
ト)による冷蔵食品の凍結もなく、また、制御ルールが
人間の経験則から成り立っているため、最適な設定温度
で冷凍室、冷蔵室双方のキメ細かい温度調節制御ができ
るものである。
【0098】尚、本実施例では、コンプレッサ17はO
N/OFF運転、ファン14の回転数制御に周波数変換
器(イバータ)を用いたが、コンプレッサ17の制御に
周波数変換器(インバータ)を用いた本発明の第2の実
施例とファン14の回転数制御に周波数変換器(イバー
タ)を用いたものでもよく、また何等これに拘ることな
く、位相制御等の回転数制御手段を用いてもよいもので
ある。
【0099】そして、本実施例ではファン14の回転数
制御を温度差に応じて連続的に制御したがこれに拘るこ
となく温度差に応じて段階的に制御してもよいものであ
る。
【0100】
【発明の効果】以上のように本発明は、食品を冷凍・冷
蔵し貯蔵することができる冷凍冷蔵庫において、冷凍室
内の2ヵ所に設けられた冷凍室温度センサの温度を冷凍
室温度検出手段で検出し、冷凍室温度上昇度演算手段で
冷凍室の温度上昇度演算し、冷凍室温度差演算手段で冷
凍室2ヵ所の温度差を演算し、外気温度センサの温度を
外気温度検出手段で検出し、温度上昇度と外気温度と温
度差と第1のメモリに記憶された設定温度の下げ幅を求
めるための経験則に基づく制御ルールに基づいて、ファ
ジィ論理演算を行ない冷凍室の設定温度の下げ幅を演算
する第1のファジィ推論プロセッサと、設定温度の下げ
幅から、冷凍室の設定温度を演算する冷凍室設定温度演
算手段と、設定温度から、コンプレッサを制御するコン
プレッサ制御手段と、設定温度と現在の冷凍室温度との
温度差を演算する第1の温度差演算手段と、設定温度と
の温度差が大きいときは、ファンの回転数を高くし、設
定温度との温度差が小さいときは、ファンの回転数を低
くするようにファンの回転数を決定する第1のファン回
転数決定手段と、決定された回転数にファンを制御する
ファン回転数制御手段とを備えることにより、冷凍室に
おける冷凍食品を鮮度よく長期保存でき、特に冷凍室内
の温度差により設定温度を調整し、設定温度と現在の庫
内温度の温度差でファンの回転数を決定しているため、
非常にキメ細かい制御が可能であり、冷凍室に食品が投
入されたときに、周囲の食品への温度影響を抑制し、投
入食品を急速に、かつ、冷えすぎ(オーバーシュート)
もなく冷却することが可能である。また、制御ルールが
人間の経験則から成り立っているため、最適な設定温度
で冷凍室の温度調節制御ができる。
【0101】また、冷凍室内の2ヵ所に設けられた冷凍
室温度センサの温度を冷凍室温度検出手段で検出し、冷
凍室温度上昇度演算手段で冷凍室の温度上昇度演算し、
冷凍室温度差演算手段で冷凍室2ヵ所の温度差を演算
し、外気温度センサの温度を外気温度検出手段で検出
し、温度上昇度と外気温度と温度差と第1のメモリに記
憶された設定温度の下げ幅を求めるための経験則に基づ
く制御ルールに基づいて、ファジィ論理演算を行ない冷
凍室の設定温度の下げ幅を演算する第1のファジィ推論
プロセッサと、設定温度の下げ幅から、冷凍室の設定温
度を演算する冷凍室設定温度演算手段と、設定温度と現
在の冷凍室温度との温度差を演算する第1の温度差演算
手段と、第1の温度差演算手段で演算した設定温度との
温度差が大きいときは、コンプレッサの回転数を高く
し、設定温度との温度差が小さいときは、コンプレッサ
の回転数を低くするようにコンプレッサの回転数を決定
するコンプレッサ回転数決定手段と、決定された回転数
にコンプレッサを制御するコンプレッサ回転数制御手段
と、設定温度との温度差が大きいときは、ファンの回転
数を高くし、設定温度との温度差が小さいときは、ファ
ンの回転数を低くするようにファンの回転数を決定する
第1のファン回転数決定手段と、決定された回転数にフ
ァンを制御するファン回転数制御手段とを備えることに
より、冷凍室における冷凍食品を鮮度よく長期保存で
き、特に冷凍室内の温度差により設定温度を調整し、設
定温度と現在の庫内温度の温度差でコンプレッサとファ
ンの回転数を決定しているため、非常にキメ細かい制御
が可能であり、冷凍室に食品が投入されたときに、周囲
の食品への温度影響を抑制するためコンプレッサの回転
数とファンの回転数を上げることにより冷凍能力を上昇
させ、投入食品を急速に、かつ、冷えすぎ(オーバーシ
ュート)もなく冷却し、庫内温度が安定しているときに
はコンプレッサの回転数とファンの回転数を下げること
により冷凍能力を低下させ省エネを図ることが可能であ
る。また、制御ルールが人間の経験則から成り立ってい
るため、最適な設定温度で冷凍室の温度調節制御ができ
る。
【0102】また、冷蔵室においては冷蔵室内の2ヵ所
に設けられた冷蔵室温度センサの温度を冷蔵室温度検出
手段で検出し、冷蔵室温度上昇度演算手段で冷蔵室の温
度上昇度演算し、冷蔵室温度差演算手段で冷蔵室2ヵ所
の温度差を演算し、外気温度センサの温度を外気温度検
出手段で検出し、温度上昇度と外気温度と温度差と第1
のメモリに記憶された設定温度の下げ幅を求めるための
経験則に基づく制御ルールに基づいて、ファジィ論理演
算を行ない冷蔵室の設定温度の下げ幅を演算する第2の
ファジィ推論プロセッサと、設定温度の下げ幅から、冷
蔵室の設定温度を演算する冷蔵室設定温度演算手段と、
設定温度から電動ダンパを制御する電動ダンパ制御手段
と、設定温度と現在の冷蔵室冷蔵室温度との温度差を演
算する第2の温度差演算手段と、設定温度との温度差が
大きいときは、ファンの回転数を高くし、設定温度との
温度差が小さいときは、ファンの回転数を低くするよう
にファンの回転数を決定する第2のファン回転数決定手
段と、決定された回転数にファンを制御するファン回転
数制御手段とを備えることにより、冷蔵室における食品
を鮮度よく長期保存でき、特に冷蔵室内の温度差により
設定温度を調整し、設定温度と現在の庫内温度の温度差
でファンの回転数を決定しているため、非常にキメ細か
い制御が可能であり、冷蔵室に食品が投入されたとき
に、周囲の食品への温度影響を抑制し、投入食品を急速
に、かつ、冷えすぎ(オーバーシュート)による食品の
凍結もなく冷却することが可能である。また、制御ルー
ルが人間の経験則から成り立っているため、最適な設定
温度で冷凍室の温度調節制御ができる。
【0103】また、第1のファン回転数決定手段により
決定した回転数と、第2のファン回転数決定手段により
決定した回転数のうち、回転数の高い方をファンの回転
数と決定する第3のファン回転数決定手段と、決定した
回転数にファンを制御するファン回転数制御手段を備え
たことにより、冷凍室の条件から要求される回転数と冷
蔵室の条件から要求される回転数のうち、回転数の高い
方をファンの回転数と決定しているため、冷凍室に食品
が投入されても、冷蔵室に食品が投入されても、周囲の
食品への温度影響を制御し、投入食品を急速に冷却する
ことが可能である。また、冷蔵室側においては、電動ダ
ンパの開閉制御により、冷えすぎ(オーバーシュート)
による冷蔵食品の凍結もなく、また、制御ルールが人間
の経験則から成り立っているため、最適な設定温度で冷
凍室、冷蔵室双方のキメ細かい温度調節制御ができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す冷凍冷蔵庫の冷凍
室の制御装置のブロック図
【図2】(a)は第1の実施例における冷凍室の庫内の
温度上昇度に対するファジィ変数のメンバシップ関数を
示す図 (b)は第1の実施例における外気温度に対するファジ
ィ変数のメンバシップ関数を示す図 (c)は第1の実施例における冷凍室内の温度差に対す
るファジィ変数のメンバシップ関数を示す図
【図3】第1の実施例における冷凍室の設定温度と冷凍
室庫内温度との温度差とファンの回転数の関係を示す図
【図4】図1における動作を説明するためのフローチャ
ート
【図5】図1におけるファジィ推論の手順を説明するた
めのフローチャート
【図6】本発明の第2の実施例を示す冷凍冷蔵庫の冷凍
室の制御装置のブロック図
【図7】(a)第2の実施例における冷凍室の設定温度
と冷凍室庫内温度との温度差とコンプレッサの回転数の
関係を示す図 (b)第2の実施例における冷凍室の設定温度と冷凍室
庫内温度との温度差とファンの回転数の関係を示す図
【図8】図6における動作を説明するためのフローチャ
ート
【図9】本発明の第3の実施例を示す冷凍冷蔵庫の冷蔵
室の制御装置のブロック図
【図10】(a)は第3の実施例における冷蔵室の庫内
の温度上昇度に対するファジィ変数のメンバシップ関数
を示す図 (b)は第3の実施例における外気温度に対するファジ
ィ変数のメンバシップ関数を示す図 (c)は第3の実施例における冷蔵室内の温度差に対す
るファジィ変数のメンバシップ関数を示す図
【図11】冷蔵室の設定温度と冷蔵室庫内温度との温度
差とファンの回転数の関係を示す図
【図12】図9における動作を説明するためのフローチ
ャート
【図13】本発明の第4の実施例を示す冷凍冷蔵庫の制
御装置のブロック図
【図14】図13における動作を説明するためのフロー
チャート
【図15】従来の冷凍冷蔵庫の制御装置のブロック図
【図16】(a)従来例における冷凍室の制御動作を説
明するためのフローチャート (b)従来例における冷蔵室の制御動作を説明するため
のフローチャート
【符号の説明】
14 ファン 17 コンプレッサ 18a 第1の冷凍室温度センサ 18b 第2の冷凍室温度センサ 19 外気温度センサ 20 冷凍室の制御装置 21 冷凍室庫内温度検出手段 22 冷凍室庫内温度判定手段 23 冷凍室庫内温度上昇度演算手段 24 冷凍室庫内温度差演算手段 25 外気温度検出手段 26 第1のメモリ 27 第1のファジィ推論プロセッサ 28 冷凍室設定温度演算手段 29 第1の温度差演算手段 30 コンプレッサ制御手段 31 第1のファン回転数決定手段 32 ファン回転数制御手段 33 コンプレッサ回転数決定手段 34 コンプレッサ回転数制御手段 35a 第1の冷蔵室温度センサ 35b 第2の冷蔵室温度センサ25 冷蔵室庫内温度
検出手段 36 電動ダンパ 50 冷蔵室の制御装置 51 冷蔵室庫内温度検出手段 52 冷蔵室庫内温度判定手段 53 冷蔵室庫内温度上昇度演算手段 54 冷蔵室庫内温度差演算手段 56 第2のメモリ 57 第2のファジィ推論プロセッサ 58 冷蔵室設定温度演算手段 59 第2の温度差演算手段 60 電動ダンパ制御手段 61 第2のファン回転数決定手段 70 第3のファン回転数制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 秀雄 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内 (72)発明者 中村 淳 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内 (72)発明者 山田 宏 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品を冷凍し貯蔵することができる冷凍
    室を設けた冷凍冷蔵庫において、冷凍室内の2ヵ所に設
    けられた冷凍室温度センサと、前記冷凍室温度センサに
    より冷凍室内の2ヵ所の温度を検出する冷凍室温度検出
    手段と、前記冷凍室温度検出手段により検出された2ヵ
    所の温度が、設定温度を越えたかどうかを判定する冷凍
    室温度判定手段と、冷凍冷蔵庫外に設けられた外気温度
    センサと、前記外気温度センサにより冷凍冷蔵庫外の外
    気温度を検出する外気温度検出手段と、前記冷凍室温度
    検出手段の出力により冷凍室の温度上昇度を演算する冷
    凍室温度上昇度演算手段と、前記冷凍室温度検出手段の
    出力により冷凍室2ヵ所の温度差を演算する冷凍室温度
    差演算手段と、設定温度の下げ幅を求めるための経験則
    に基づく制御ルールを記憶する第1のメモリと、前記冷
    凍室温度上昇度演算手段により演算された温度上昇度
    と、前記外気温度検出手段により検出された外気温度
    と、前記冷凍室温度差演算手段により検出された温度差
    と、前記第1のメモリから取り出された制御ルールに基
    づいて、ファジィ論理演算を行ない冷凍室の設定温度の
    下げ幅を演算する第1のファジィ推論プロセッサと、前
    記ファジィ推論プロセッサにより演算された設定温度の
    下げ幅から、冷凍室の設定温度を演算する冷凍室設定温
    度演算手段と、前記冷凍室設定温度演算手段により演算
    された設定温度から、コンプレッサを制御するコンプレ
    ッサ制御手段と、前記冷凍室設定温度演算手段により演
    算された設定温度と現在の冷凍室冷凍室温度との温度差
    を演算する第1の温度差演算手段と、前記第1の温度差
    演算手段で演算した設定温度との温度差が大きいとき
    は、ファンの回転数を高くし、設定温度との温度差が小
    さいときは、ファンの回転数を低くするようにファンの
    回転数を決定する第1のファン回転数決定手段と、前記
    第1のファン回転数決定手段により決定した回転数にフ
    ァンを制御するファン回転数制御手段とを備えることを
    特徴とする冷凍冷蔵庫の冷凍室の制御装置。
  2. 【請求項2】 食品を冷凍し貯蔵することができる冷凍
    室を設けた冷凍冷蔵庫において、冷凍室内の2ヵ所に設
    けられた冷凍室温度センサと、前記冷凍室温度センサに
    より冷凍室内の2ヵ所の温度を検出する冷凍室温度検出
    手段と、前記冷凍室温度検出手段により検出された2ヵ
    所の温度が、設定温度を越えたかどうかを判定する冷凍
    室温度判定手段と、冷凍冷蔵庫外に設けられた外気温度
    センサと、前記外気温度センサにより冷凍冷蔵庫外の外
    気温度を検出する外気温度検出手段と、前記冷凍室温度
    検出手段の出力により冷凍室の温度上昇度を演算する冷
    凍室温度上昇度演算手段と、前記冷凍室温度検出手段の
    出力により冷凍室2ヵ所の温度差を演算する冷凍室温度
    差演算手段と、設定温度の下げ幅を求めるための経験則
    に基づく制御ルールを記憶する第1のメモリと、前記冷
    凍室温度上昇度演算手段により演算された温度上昇度
    と、前記外気温度検出手段により検出された外気温度
    と、前記冷凍室温度差演算手段により検出された温度差
    と、前記第1のメモリから取り出された制御ルールに基
    づいて、ファジィ論理演算を行ない冷凍室の設定温度の
    下げ幅を演算する第1のファジィ推論プロセッサと、前
    記第1ファジィ推論プロセッサにより演算された設定温
    度の下げ幅から、冷凍室の設定温度を演算する冷凍室設
    定温度演算手段と、前記冷凍室設定温度演算手段により
    演算された設定温度と現在の冷凍室冷凍室温度との温度
    差を演算する第1の温度差演算手段と、前記第1の温度
    差演算手段で演算した設定温度との温度差が大きいとき
    は、コンプレッサの回転数を高くし、設定温度との温度
    差が小さいときは、コンプレッサの回転数を低くするよ
    うにコンプレッサの回転数を決定するコンプレッサ回転
    数決定手段と、前記コンプレッサ回転数決定手段により
    決定した回転数にコンプレッサを制御するコンプレッサ
    回転数制御手段と、前記第1の温度差演算手段で演算し
    た設定温度との温度差が大きいときは、ファンの回転数
    を高くし、設定温度との温度差が小さいときは、ファン
    の回転数を低くするようにファンの回転数を決定する第
    1のファン回転数決定手段と、前記第1ファン回転数決
    定手段により決定した回転数にファンを制御するファン
    回転数制御手段とを備えることを特徴とする冷凍冷蔵庫
    の冷凍室の制御装置。
  3. 【請求項3】 食品を冷却し貯蔵することができる冷蔵
    室を設けた冷凍冷蔵庫において、冷蔵室内の2ヵ所に設
    けられた冷蔵室温度センサと、前記冷蔵室温度センサに
    より冷蔵室内の2ヵ所の温度を検出する冷蔵室温度検出
    手段と、前記冷蔵室温度検出手段により検出された2ヵ
    所の温度が、設定温度を越えたかどうかを判定する冷蔵
    室温度判定手段と、冷凍冷蔵庫外に設けられた外気温度
    センサと、前記外気温度センサにより冷凍冷蔵庫外の外
    気温度を検出する外気温度検出手段と、前記冷蔵室温度
    検出手段の出力により冷蔵室の温度上昇度を演算する冷
    蔵室温度上昇度演算手段と、前記冷蔵室温度検出手段の
    出力により冷蔵室2ヵ所の温度差を演算する冷蔵室温度
    差演算手段と、冷蔵室の設定温度の下げ幅を求めるため
    の経験則に基づく制御ルールを記憶する第3のメモリ
    と、前記冷蔵室温度上昇度演算手段により演算された温
    度上昇度と、前記外気温度検出手段により検出された外
    気温度と、前記冷蔵室温度差演算手段により検出された
    温度差と、前記第2のメモリから取り出された制御ルー
    ルに基づいて、ファジィ論理演算を行ない冷蔵室の設定
    温度の下げ幅を演算する第2のファジィ推論プロセッサ
    と、前記ファジィ推論プロセッサにより演算された設定
    温度の下げ幅から、冷蔵室の設定温度を演算する冷蔵室
    設定温度演算手段と、前記冷蔵室設定温度演算手段によ
    り演算された設定温度から、電動ダンパの開閉を制御す
    る電動ダンパ制御手段と、前記冷蔵室設定温度演算手段
    により演算された設定温度と現在の冷蔵室庫内温度との
    温度差を演算する第2の温度差演算手段と、前記第2の
    温度差演算手段で演算した設定温度との温度差が大きい
    ときは、ファンの回転数を高くし、設定温度との温度差
    が小さいときは、ファンの回転数を低くするようにファ
    ンの回転数を決定する第2のファン回転数決定手段と、
    前記第2のファン回転数決定手段により決定した回転数
    にファンを制御するファン回転数制御手段とを備えるこ
    とを特徴とする冷凍冷蔵庫の冷蔵室の制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の第1のファン回転数決定
    手段により決定した回転数と、請求項3記載の第2のフ
    ァン回転数決定手段により決定した回転数のうち、回転
    数の高い方をファンの回転数と決定する第3のファン回
    転数決定手段と、前記第3のファン回転数決定手段によ
    り決定した回転数にファンを制御するファン回転数制御
    手段とを備えることを特徴とする冷凍冷蔵庫の制御装
    置。
JP8356392A 1992-04-06 1992-04-06 冷凍冷蔵庫の制御装置 Pending JPH05288449A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100455958C (zh) * 2003-01-28 2009-01-28 广东科龙电器股份有限公司 风冷冰箱直流风扇控制装置
CN103398539A (zh) * 2013-07-17 2013-11-20 海信容声(广东)冰箱有限公司 一种利用迫近参数的冰箱温度控制方法
CN104677044A (zh) * 2013-11-27 2015-06-03 株式会社东芝 冰箱

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103398539B (zh) * 2013-07-17 2015-07-29 海信容声(广东)冰箱有限公司 一种利用迫近参数的冰箱温度控制方法
CN104677044A (zh) * 2013-11-27 2015-06-03 株式会社东芝 冰箱
CN104677044B (zh) * 2013-11-27 2017-09-08 东芝生活电器株式会社 冰箱

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