JPH05157432A - 冷凍冷蔵庫の制御装置 - Google Patents

冷凍冷蔵庫の制御装置

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JPH05157432A
JPH05157432A JP32020891A JP32020891A JPH05157432A JP H05157432 A JPH05157432 A JP H05157432A JP 32020891 A JP32020891 A JP 32020891A JP 32020891 A JP32020891 A JP 32020891A JP H05157432 A JPH05157432 A JP H05157432A
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JP
Japan
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temperature
blower
refrigerator
outside air
compartment
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Pending
Application number
JP32020891A
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English (en)
Inventor
Atsushi Nakamura
淳 中村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 食品を冷凍/冷蔵し貯蔵することができる冷
凍冷蔵庫において、温度分布のむらをなくしきめ細かな
温調を行なう。 【構成】 冷凍室に温度上昇度の演算手段32を設け、
庫内の温度上昇度を演算し、また外気温度検出手段31
を設け、外気温度を検出する。ファジイ推論プロセッサ
34では、温度上昇度、外気温度と、メモリ33から取
り出した制御ルールに基づいてファジイ論理演算を行な
い、送風機14の設定回転数の上げ幅を求め、これを基
に設定回転数演算手段35は設定回転数を調整して、送
風機を制御する。同様の制御を冷蔵室でも行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍冷蔵庫における冷
凍食品、冷蔵食品を鮮度よく長期間貯蔵するために、経
験則を基にした制御ルールと、それを構成するファジイ
変数のメンバシップ関数とによって最適な送風機の設定
回転数の上げ幅を推論して、その結果を出力するように
した冷凍冷蔵庫の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】冷凍冷蔵庫の制御装置は、冷凍冷蔵庫
(以下冷蔵庫と省略する)の冷凍室、冷蔵室、野菜室の
各室を設定された温度で温調するように、ダンパ、送風
機、コンプレッサを制御するものである(たとえば、実
開平2−47424号公報)。以下、従来の冷蔵庫の制
御装置について図面を参照しながら、温調制御について
説明する。図11は、従来の冷蔵庫の制御装置のブロッ
ク図である。図11において、1は冷蔵庫本体で、外箱
2と内箱3と両者の空隙に形成されたウレタン発泡断熱
材4により構成され、前面開口部に3つのドア5,6,
7が配設されている。ドア5,6,7はそれぞれ冷蔵庫
本体1の冷凍室8、冷蔵室9、野菜室10の開口部に対
応して配設されている。
【0003】冷凍室8の底板11と冷蔵室9の天板12
に囲まれた区画壁内には蒸発器13とその背後に送風機
14を有している。また、冷凍室8、冷蔵室9の背部に
は、蒸発器13からの冷却空気を各室に導入するための
通風路15,16が形成されている。17はコンプレッ
サであり、18は電動ダンパである。また、19は冷凍
室温度センサである。20は冷凍室温度センサ19によ
り冷凍室内の庫内温度を検出する冷凍室庫内温度検出手
段である。21は冷凍室庫内温度検出手段20により検
出された庫内温度が、冷凍室の設定温度の範囲内である
かどうかを判断する冷凍室庫内温度判定手段である。2
2はコンプレッサ17を制御するコンプレッサ制御手段
であり、23は送風機14を制御する送風機制御手段で
ある。
【0004】また、24は冷蔵室温度センサである。2
5は冷蔵室温度センサ24により冷蔵室内の庫内温度を
検出する冷蔵室庫内温度検出手段である。26は冷蔵室
庫内温度検出手段25により検出された庫内温度が、冷
蔵室の設定温度の範囲内であるかどうかを判断する冷蔵
室庫内温度判定手段である。27は電動ダンパ18を制
御する電動ダンパ制御手段である。
【0005】以上のように構成された冷蔵庫の制御装置
について、以下図11,図12を用いてその動作を説明
する。図12(a)は、従来の冷蔵庫の冷凍室8の温調
制御を説明するためのフローチャートである。まず、冷
凍室庫内温度検出手段20は冷凍室温度センサ19によ
り冷凍室内の庫内温度Tfcを検出する(ステツプ5
1)。すると冷凍室庫内温度判定手段21は、庫内温度
fcが冷凍室の設定温度(Tfcon:コンプレッサ、送風
機のオン温度、Tfcoff:コンプレッサ、送風機のオフ
温度)の範囲内であるかを判断し(ステップ52)、こ
の判断を基に、コンプレッサ制御手段22はコンプレッ
サ17を制御し、送風機制御手段23は送風機14を制
御する(ステップ53)。以上より、冷凍室8に適温の
冷風を送り込み、冷凍室8の温調を行なう。
【0006】図12(b)は、従来の冷蔵庫の冷蔵室9
の温調制御を説明するためのフローチャートである。ま
ず、冷蔵室庫内温度検出手段25は冷蔵室温度センサ2
4により冷蔵室内の庫内温度Tpcを検出する(ステツプ
61)。すると冷蔵室庫内温度判定手段26は、庫内温
度Tpcが冷蔵室の設定温度(Tpcon:電動ダンパの開温
度、Tpcoff:電動ダンパの閉温度)の範囲内であるか
を判断し(ステップ62)、この判断を基に、電動ダン
パ制御手段27は電動ダンパ18を制御する(ステップ
63)。以上より、冷蔵室9に適温の冷風を送り込み、
冷蔵室9の温調を行なう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、冷凍室においては、庫内温度Tfcによら
ず送風機の回転数は一定であり、また、冷蔵室において
も、庫内温度Tpcによらず常に送風機の回転数は一定で
あったため、きめ細かな温調を行なうことができず、例
えば夏場など、食品を詰め込んだり、急な来客などで早
く冷やしたいときに、冷凍室、冷蔵室とも冷却空気量が
不足して時間がかかり、電力消費量が大きかったり、逆
に冬場など、あまり冷却空気量を必要としない時に、必
要以上の風量を出して過冷却により食品を凍結させた
り、最適な温調を行なうことができないという問題点を
有していた。
【0008】本発明は上記の問題点を解決するもので、
冷凍室、冷蔵室それぞれの庫内の温度上昇度と外気温度
に応じて、送風機の設定回転数の上げ幅を演算し、設定
回転数を調整することにより、きめ細かな温調を行なう
ことができる冷凍冷蔵庫の制御装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の冷凍冷蔵庫の制御装置は、冷凍室において
は、冷凍室温度センサと、冷凍室庫内温度検出手段と、
冷凍室庫内温度が冷凍室の設定温度を越えたかどうかを
判定する冷凍室庫内温度判定手段と、外気温度センサ
と、外気温度検出手段と、前記冷凍室庫内温度検出手段
の出力により庫内の温度上昇度を演算する冷凍室温度上
昇度演算手段と、送風機の設定回転数の上げ幅を求める
ための経験則に基づく制御ルールを記憶する第1のメモ
リと、庫内の温度上昇度と前記外気温度検出手段により
検出された外気温度と前記メモリから取り出された制御
ルールに基づいてファジイ論理演算を行ない送風機の設
定回転数の上げ幅を演算する第1のファジイ推論プロセ
ッサと、設定回転数の上げ幅から送風機の設定回転数を
演算する第1の送風機設定回転数演算手段と、前記第1
の送風機設定回転数演算手段により演算された設定回転
数から送風機を制御する送風機制御手段とを備える。
【0010】また、冷蔵室においては、冷蔵室温度セン
サと、冷蔵室庫内温度検出手段と、冷蔵室庫内温度が冷
蔵室の設定温度を越えたかどうかを判定する冷蔵室庫内
温度判定手段と、前記冷蔵室庫内温度検出手段の出力に
より庫内の温度上昇度を演算する冷蔵室温度上昇度演算
手段と、送風機の設定回転数の上げ幅を求めるための経
験則に基づく制御ルールを記憶する第2のメモリと、庫
内の温度上昇度と前記外気温度検出手段により検出され
た外気温度と前記メモリから取り出された制御ルールに
基づいてファジイ論理演算を行ない送風機の設定回転数
の上げ幅を演算する第2のファジイ推論プロセッサと、
設定回転数の上げ幅から送風機の設定回転数を演算する
第2の送風機設定回転数演算手段と、前記第2の送風機
設定回転数演算手段により演算された設定回転数から送
風機を制御する送風機制御手段とを備える。
【0011】また、冷凍室と冷蔵室の制御にあたり、冷
凍室の制御装置が演算した送風機の設定回転数と冷蔵室
の制御装置が演算した送風機の設定回転数とを比較し、
数値の大きい設定回転数を選択する設定回転数選択手段
とを備えた構成である。
【0012】
【作用】本発明は上記構成により、冷凍室、冷蔵室それ
ぞれの温度上昇度演算手段により演算された庫内の温度
上昇度と外気温度検出手段により検出された外気温度と
メモリから取り出された制御ルールに基づいてファジイ
推論プロセッサによってファジイ論理演算を行ない、送
風機の設定回転数の上げ幅を求める。上記により求めた
上げ幅により設定回転数を調整し、この設定回転数を基
に送風機を制御する。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。また、図において、従来例と共通のも
のは同一の番号を付し、その説明を省略する。
【0014】(実施例1)図1は本発明の第1の実施例
における冷蔵庫の冷凍室の制御装置の構成を示すブロッ
ク図、図2は本発明の第1の実施例における動作を説明
するためのフローチャート、図3は温度上昇度と外気温
度に関して送風機の設定回転数を定めるルールの表を示
す図、図4(a)は本発明の第1の実施例における冷凍
室の庫内の温度上昇度に対するファジイ変数のメンバシ
ップ関数を示すグラフ、図4(b)は本発明の第1の実
施例における外気温度に対するファジイ変数のメンバシ
ップ関数を示すグラフ、図5は本発明の第1の実施例に
おけるファジイ推論の手順を説明するためのフローチャ
ートである。
【0015】図1において、30は冷凍室の制御装置で
あり、冷凍室庫内温度検出手段20、冷凍室庫内温度判
定手段21、コンプレッサ制御手段22、送風機制御手
段23、外気温度検出手段31、冷凍室温度上昇度演算
手段32、第1メモリ33、第1のファジイ推論プロセ
ッサ34、第1の送風機設定回転数演算手段35よりな
る。外気温度検出手段31は、外気温度センサ28によ
り冷蔵庫外の外気温度を検出する。冷凍室温度上昇度演
算手段32は、冷凍室庫内温度検出手段20の出力によ
り庫内の温度上昇度を演算する。
【0016】第1のメモリ33は、送風機14の設定回
転数の上げ幅を求めるための経験則に基づく制御ルール
を記憶する。第1のファジイ推論プロセッサ34は、冷
凍室温度上昇度演算手段32により演算された温度上昇
度と外気温度検出手段31により検出された外気温度と
第1のメモリ33から取り出された制御ルールに基づい
てファジイ論理演算を行ない、送風機14の設定回転数
の上げ幅を演算する。また、第1の送風機設定回転数演
算手段35は、第1のファジイ推論プロセッサ34によ
り演算された設定回転数の上げ幅から送風機14の設定
回転数を演算する。
【0017】以上のように構成された冷蔵庫の冷凍室の
制御装置について、以下図1から図5を用いてその動作
を説明する。まず、図2において冷凍室庫内温度検出手
段20は冷凍室温度センサ19により冷凍室内の庫内温
度Tfcを検出する(ステップ1)。そして、冷凍室庫内
温度判定手段21は、冷凍室庫内温度検出手段20によ
り検出された庫内温度Tfcの値が、冷凍室の設定温度T
fcon(コンプレッサ、送風機のオン温度)を越えたかど
うかの判定を行ない(ステップ2)、設定温度Tfcon
越えていなければ、この設定温度Tfconを基に、コンプ
レッサ制御手段22はコンプレッサ17を制御し、送風
機制御手段23は送風機14を制御する(ステップ
3)。そして、庫内温度Tfcの値が、設定温度Tfcon
越えたとき、冷凍室温度上昇度演算手段32は、Tfcup
=Tfc−Tfconによって冷凍室の温度上昇度Tfcupを演
算する(ステップ4)。
【0018】また、外気温度検出手段31は外気温度セ
ンサ28により冷蔵庫外の外気温度Toutを検出する
(ステップ5)。つぎに、演算された温度上昇度Tfcup
および外気温度Toutは、第1のファジイ推論プロセッ
サ34に入力される(ステップ6)。ファジイ推論プロ
セッサ34では、あらかじめ第1のメモリ33に記憶さ
れている制御ルールを取り出して、ファジイ推論によっ
て送風機14の設定回転数の上げ幅ΔRを求める(ステ
ップ7)。これより、第1の送風機設定回転数演算手段
35は、ファジイ推論プロセッサ34により求められた
設定回転数の上げ幅ΔRから送風機14の設定回転数R
を演算する(ステップ8)。そして、この設定回転数R
を基に、送風機制御手段23は送風機14を制御し、ま
たコンプレッサ制御手段22はコンプレッサ17を制御
する(ステップ3)。なお、ステップ3への入力経路は
ステップ2からとステップ8からの2通りがあるが、ど
ちらの経路から入力したかでステップ3における制御の
内容はことなる。
【0019】ここで、冷凍室の最適な温調を行なうため
の設定回転数の上げ幅を求めるファジイ推論は、下記の
制御ルールを基にして実行される。本実施例で採用した
制御ルールは次の9ルールである。 ルール 1:もし温度上昇度が小さく、外気温度が低け
れば、設定回転数の上げ幅を非常に小さくせよ。 ルール 2:もし温度上昇度が小さく、外気温度が中位
なら、設定回転数の上げ幅を小さくせよ。 ルール 3:もし温度上昇度が小さく、外気温度が高け
れば、設定回転数の上げ幅を小さくせよ。 ・ ・ ・ ルール 7:もし温度上昇度が大きく、外気温度が低け
れば、設定回転数の上げ幅を大きくせよ。 ルール 8:もし温度上昇度が大きく、外気温度が中位
なら、設定回転数の上げ幅を大きくせよ。 ルール 9:もし温度上昇度が大きく、外気温度が高け
れば、設定回転数の上げ幅を非常に大きくせよ。
【0020】これは、食品の冷凍室への投入量が多くな
れば温度上昇度が大きくなり冷却空気量が必要となるの
で、温度上昇度が大きい程、送風機14の設定回転数を
大きく上げる必要があり、また同様に、外気温度が高い
程冷却空気量が必要となり、設定回転数を大きく上げる
必要がある、といった経験から得られたルールである。
よって、上記言語ルールは、発明者が数多くの実験デー
タから求めた、最適な冷凍室の温調を行なうことができ
る送風機14の設定回転数の上げ幅に対する制御ルール
であり、これを温度上昇度Tおよび外気温度ATの関係
で示すと図3になる。図3は横方向に温度上昇度Tを3
段階(BT=大、MT=中、ST=小)に分け、縦方向
に外気温度ATを3段階(HAT=高、MAT=中、L
AT=低)に分けて配置し、上記区分された温度上昇度
Tと外気温度ATとのおのおの交わった位置には、その
温度上昇度T、外気温度ATに対応する最適な送風機1
4の設定回転数の上げ幅ΔRを配置している。
【0021】また、上記言語ルールは図1のメモリ33
には次のルール則で記憶されている。本実施例で採用し
た制御ルールは9個である。
【0022】ルール 1:IF T is ST and AT is LAT THEN ΔR is VS ルール 2:IF T is ST and AT is MAT THEN ΔR is S ルール 3:IF T is ST and AT is HAT THEN ΔR is S ・ ・ ・ ルール 7:IF T is BT and AT is LAT THEN ΔR is B ルール 8:IF T is BT and AT is MAT THEN ΔR is B ルール 9:IF T is BT and AT is HAT THEN ΔR is VB 上記制御ルール1、ルール2、・・・、ルール9のルー
ルは、温度上昇度T、外気温度AT、送風機14の設定
回転数の上げ幅ΔRを図3のように段階的に決めている
ので、きめ細かな制御を行なう場合には、温度上昇度
T、外気温度ATの各段階の中間における実測の温度上
昇度Tfcup、外気温度Toutでは、前記制御ルールの前
件部(IF部)をどの程度満たしているかの度合いを算
出して、その度合いに応じた設定回転数の上げ幅ΔRを
推定する必要がある。そのため、本実施例では前記度合
いを温度上昇度T、外気温度ATに対するファジイ変数
のメンバシップ関数を利用して算出する。
【0023】図4(a)は、冷凍室の庫内の温度上昇度
Tに対するファジイ変数ST、MT、BTのメンバシッ
プ関数μST(Tfcup)、μMT(Tfcup)、μBT
(Tfc up)を示したものであり、図4(b)は、外気温
度ATに対するファジイ変数LAT、MAT、HATの
メンバシップ関数μLAT(Tout)、μMAT
(Tout)、μHAT(Tout)を示したものである。第
1のファジイ推論プロセッサ34で実行するファジイ推
論は前記制御ルール1、ルール2、・・・ルール9と図
4(a),(b)のメンバシップ関数とを用いてファジ
イ論理演算を行なって送風機14の設定回転数の上げ幅
の演算を行なう。
【0024】以下、図5のフローチャートをもとに、図
2のステップ7のファジイ推論の手順を説明する。ステ
ップ10では、第1のファジイ推論プロセッサ34によ
って温度上昇度Tfcupと外気温度Toutに対するファジ
イ変数のメンバシップ関数を用いて、温度上昇度Tfcup
と外気温度Toutにおけるメンバシップ値(図中ではM
値と表示)の算出を行なう。ステップ11では、得られ
た温度上昇度Tfcupと外気温度Toutに対するファジイ
変数のメンバシップ値が、前記9個の各ルールの前件部
をどの程度満たしているかの度合いを下記のように合成
法で算出する。図中では、温度上昇度に対するファジイ
変数をA、外気温度に対するファジイ変数をBで示して
いる。
【0025】 ルール 1:h1 =μST(Tfcup)∩μLAT(Tout) =μST(Tfcup)×μLAT(Tout)……(1) ルール 2:h2 =μST(Tfcup)∩μMAT(Tout) =μST(Tfcup)×μMAT(Tout)……(2) ルール 3:h3 =μST(Tfcup)∩μHAT(Tout) =μST(Tfcup)×μHAT(Tout)……(3) ・ ・ ・ ルール 7:h7 =μBT(Tfcup)∩μLAT(Tout) =μBT(Tfcup)×μLAT(Tout)……(7) ルール 8:h8 =μBT(Tfcup)∩μMAT(Tout) =μBT(Tfcup)×μMAT(Tout)……(8) ルール 9:h9 =μBT(Tfcup)∩μHAT(Tout) =μBT(Tfcup)×μHAT(Tout)……(9) (1)式は、前記Tfcupが温度上昇度Tに対する領域S
Tに入り、かつ、前記Toutが外気温度ATに対する領
域LATに入るという命題は、TfcupがSTに入る割
合、ToutがLATに入る割合の積の値で成立するこ
と、すなわちルール1の前件部は、h1の割合で成立す
ることを表わしている。同様に(2)式、・・・、
(9)式であるルール2、・・・、ルール9の場合、前
件部はそれぞれh2、・・・、h9の割合で成立するこ
とを表わしている。
【0026】ステップ12では、制御ルールの実行部の
メンバシップ関数によって、温度上昇度Tfcupと外気温
度Toutにおける送風機14の設定回転数の上げ幅ΔR
を下記のようにして求める。設定回転数の上げ幅ΔR
は、一点化法のひとつである高さ法を用いて、各制御ル
ールの前件部の成立する割合h1、h2、・・・、h9
の加重平均の値として下式で算出する。
【0027】ΔR=(VS×h1+S×h2+S×h3
・・・+VB×h9)/(h1+h2+h3・・・+h
9) これにより、設定回転数の上げ幅ΔRが求まる。この実
施例では、制御パラメータとして冷凍室内の温度上昇度
および外気温度を使用しているため、きめ細かい制御が
可能である。また、制御ルールが人間の経験則から成り
立っているため、最適な送風機の設定回転数で冷凍室の
温調制御ができる。
【0028】(実施例2)図6は本発明の第2の実施例
における冷凍冷蔵庫の冷蔵室の制御装置の構成を示すブ
ロック図、図7は本発明の第2の実施例における動作を
説明するフローチャート、図8は本発明の第2の実施例
における冷蔵室の庫内の温度上昇度に対するファジイ変
数のメンバシップ関数を示すグラフである。図6におい
て、40は冷蔵室の制御装置であり、冷蔵室庫内温度検
出手段25、冷蔵室庫内温度判定手段26、送風機制御
手段23、外気温度検出手段31、冷蔵室温度上昇度演
算手段42、第2のメモリ43、第2のファジイ推論プ
ロセッサ44、第2の送風機設定回転数演算手段45よ
りなる。
【0029】冷蔵室温度上昇度演算手段42は、冷蔵室
庫内温度検出手段25の出力により庫内の温度上昇度を
演算する。第2のメモリ43は、送風機14の設定回転
数の上げ幅を求めるための経験則に基づく制御ルールを
記憶する。第2のファジイ推論プロセッサ44は、冷蔵
室温度上昇度演算手段42により演算された温度上昇度
と、外気温度検出手段31により検出された外気温度
と、第2のメモリ43から取り出された制御ルールに基
づいてファジイ論理演算を行ない、送風機14の設定回
転数の上げ幅を演算する。また、第2の送風機設定回転
数演算手段45は、第2のファジイ推論プロセッサ44
により演算された設定回転数の上げ幅から、送風機14
の設定回転数を演算する。以上のように構成された冷凍
冷蔵庫の冷蔵室の制御装置について、以下図6から図8
および図4,図5を用いてその動作を説明する。
【0030】まず、図7において冷蔵室庫内温度検出手
段25は冷蔵室温度センサ24により冷蔵室内の庫内温
度Tpcを検出する(ステツプ21)。そして、冷蔵室庫
内温度判定手段26は、冷蔵室庫内温度検出手段25に
より検出された庫内温度Tpcの値が、冷蔵室の設定温度
pcon(電動ダンパの開温度)を越えたかどうかの判定
を行ない(ステップ22)、設定温度Tpconを越えてい
なければ、この設定温度Tpconを基に、電動ダンパ制御
手段27は電動ダンパ18を制御する(ステップ2
3)。そして、庫内温度Tpcの値が、設定温度Tpcon
越えたとき、冷蔵室温度上昇度演算手段42は、Tpcup
=Tpc−Tpconによって冷蔵室の温度上昇度Tpcupを演
算する(ステップ4)。また、外気温度検出手段31は
外気温度センサ28により冷蔵庫外の外気温度Tout
検出する(ステップ25)。
【0031】つぎに、演算された温度上昇度Tpcupおよ
び外気温度Toutは、第2のファジイ推論プロセッサ4
4に入力される(ステップ26)。ファジイ推論プロセ
ッサ44では、あらかじめ第2のメモリ43に記憶され
ている制御ルールを取り出して、ファジイ推論によって
送風機14の設定回転数の上げ幅ΔRを求める(ステッ
プ27)。これより、第2の送風機設定回転数演算手段
45は、ファジイ推論プロセッサ44により求められた
設定回転数の上げ幅ΔRから送風機14の設定回転数R
を演算する(ステップ28)。そして、この設定回転数
Rを基に、送風機制御手段23は送風機14を制御し、
電動ダンパ制御手段27は電動ダンパ18を制御する
(ステップ23)。
【0032】ここで、冷蔵室の最適な温調を行なうため
の送風機14の設定回転数の上げ幅を求めるファジイ推
論は、下記の制御ルールを基にして実行される。本実施
例で採用した制御ルールは次の9ルールである。 ルール 1:もし温度上昇度が小さく、外気温度が低け
れば、設定回転数の上げ幅を非常に小さくせよ。 ルール 2:もし温度上昇度が小さく、外気温度が中位
なら、設定回転数の上げ幅を小さくせよ。 ルール 3:もし温度上昇度が小さく、外気温度が高け
れば、設定回転数の上げ幅を小さくせよ。 ・ ・ ・ ルール 7:もし温度上昇度が大きく、外気温度が低け
れば、設定回転数の上げ幅を大きくせよ。 ルール 8:もし温度上昇度が大きく、外気温度が中位
なら、設定回転数の上げ幅を大きくせよ。 ルール 9:もし温度上昇度が大きく、外気温度が高け
れば、設定回転数の上げ幅を非常に大きくせよ。
【0033】これは、食品の冷蔵室への投入量が多くな
れば温度上昇度が大きくなり冷却空気量が必要となるの
で、温度上昇度が大きい程、送風機14の設定回転数を
大きく上げる必要があり、また同様に、外気温度が高い
程冷却空気量が必要となり、設定回転数を大きく上げる
必要がある、といった経験から得られたルールであり、
上記言語ルールは、発明者が数多くの実験データから求
めた、最適な冷蔵室の温調を行なうことができる送風機
14の設定回転数の上げ幅に対する制御ルールである。
これを温度上昇度Tおよび外気温度ATの関係で示すと
第1実施例の図3と同じものになる。また、上記言語ル
ールは図6の第2のメモリ43内に記憶する場合には次
のルール則で記憶されている。本実施例で採用した制御
ルールは9個である。
【0034】ルール 1:IF T is ST and AT is LAT THEN ΔR is VS ルール 2:IF T is ST and AT is MAT THEN ΔR is S ルール 3:IF T is ST and AT is HAT THEN ΔR is S ・ ・ ・ ルール 7:IF T is BT and AT is LAT THEN ΔR is B ルール 8:IF T is BT and AT is MAT THEN △R is B ルール 9:IF T is BT and AT is HAT THEN ΔR is VB 上記制御ルール1、ルール2、・・・、ルール9のルー
ルは、温度上昇度T、外気温度AT、送風機14の設定
回転数の上げ幅ΔRを図3のように段階的に決めている
ので、きめ細かな制御を行なう場合には、温度上昇度
T、外気温度ATの各段階の中間における実測の温度上
昇度Tpcup、外気温度Toutでは、前記制御ルールの前
件部(IF部)をどの程度満たしているかの度合いを算
出して、その度合いに応じた設定回転数の上げ幅ΔRを
推定する必要がある。そのため、本実施例では第1の実
施例で述べたと同様に、前記度合いを温度上昇度T、外
気温度ATに対するファジイ変数のメンバシップ関数を
利用して算出する。
【0035】図8は、冷蔵室の庫内の温度上昇度Tに対
するファジイ変数ST、MT、BTのメンバシップ関数
μST(Tpcup)、μMT(Tpcup)、μBT
(Tpcup)を示したものであり、外気温度ATに対する
ファジイ変数のメンバシップ関数は図4(b)で示した
通りである。ファジイ推論プロセッサ44で実行するフ
ァジイ推論は前記制御ルール1、ルール2、・・・ルー
ル9と図8,図4(b)のメンバシップ関数とを用いて
ファジイ論理演算を行なって送風機14の設定回転数の
上げ幅の演算を行なう。その手順は、第1の実施例で述
べたと同様であり、図5のフローチャートをもとに、図
7のステップ27であるファジイ推論の手順を説明す
る。ステップ10では、第2のファジイ推論プロセッサ
44によって温度上昇度Tpcupと外気温度Toutに対す
るファジイ変数のメンバシップ関数を用いて、温度上昇
度Tpcupと外気温度Toutにおけるメンバシップ値(図
中ではM値と表示)の算出を行なう。ステップ11で
は、得られた温度上昇度Tpcupと外気温度Toutに対す
るファジイ変数のメンバシップ値が、前記9個の各ルー
ルの前件部をどの程度満たしているかの度合いを下記の
ように合成法で算出する。図中では、温度上昇度に対す
るファジイ変数をA、外気温度に対するファジイ変数を
Bで示している。
【0036】 ルール 1:h1 =μST(Tpcup)∩μLAT(Tout) =μST(Tpcup)×μLAT(Tout)……(1) ルール 2:h2 =μST(Tpcup)∩μMAT(Tout) =μST(Tpcup)×μMAT(Tout)……(2) ルール 3:h3 =μST(Tpcup)∩μHAT(Tout) =μST(Tpcup)×μHAT(Tout)……(3) ・ ・ ・ ルール 7:h7 =μBT(Tpcup)∩μLAT(Tout) =μBT(Tpcup)×μLAT(Tout)……(7) ルール 8:h8 =μBT(Tpcup)∩μMAT(Tout) =μBT(Tpcup)×μMAT(Tout)……(8) ルール 9:h9 =μBT(Tpcup)∩μHAT(Tout) =μBT(Tpcup)×μHAT(Tout)……(9) (1)式は、前記Tpcupが温度上昇度Tに対する領域S
Tに入り、かつ、前記Toutが外気温度ATに対する領
域LATに入るという命題は、TpcupがSTに入る割
合、ToutがLATに入る割合の積の値で成立するこ
と、すなわちルール1の前件部は、h1の割合で成立す
ることを表わしている。同様に(2)式、・・・、
(9)式であるルール2、・・・、ルール9の場合、前
件部はそれぞれh2、・・・、h9の割合で成立するこ
とを表わしている。
【0037】ステップ12では、制御ルールの実行部の
メンバシップ関数によって、温度上昇度Tpcupと外気温
度Toutにおける送風機14の設定回転数の上げ幅ΔR
を下記のようにして求める。設定回転数の上げ幅ΔR
は、高さ法を用いて、各制御ルールの前件部の成立する
割合h1、h2、・・・、h9の加重平均の値として、
下式で算出する。
【0038】ΔR=(VS×h1+S×h2+S×h3
・・・+VB×h9)/(h1+h2+h3・・・+h
9) これにより、設定回転数の上げ幅ΔRが求まる。この実
施例では、制御パラメータとして冷蔵室内の温度上昇度
および外気温度を使用しているため、きめ細かい制御が
可能である。また、制御ルールが人間の経験則から成り
立っているため、最適な設定回転数で冷蔵室の温調制御
ができる。
【0039】(実施例3)以下本発明の第3の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。図9は本発明の
第3の実施例における冷凍冷蔵庫の制御装置の構成を示
すブロック図、図10は本発明の第3の実施例における
動作を説明するためのフローチャートである。図9にお
いて、50は設定回転数選択手段であり、冷凍室の制御
装置30、冷蔵室の制御装置40と接続し、冷凍室の制
御装置が演算した送風機14の設定回転数と、前記冷蔵
室の制御装置が演算した送風機14の設定回転数とを比
較し、数値の大きい設定回転数を選択する働きをする。
以下、冷凍冷蔵庫の制御装置についてその動作を説明す
る。
【0040】まず、図10において冷凍室庫内温度検出
手段20は冷凍室温度センサ19により冷凍室内の庫内
温度Tfcを検出する(ステツプ1)。そして、冷凍室庫
内温度判定手段21は、冷凍室庫内温度検出手段20に
より検出された庫内温度Tfcの値が、冷凍室の設定温度
fcon(コンプレッサ、送風機のオン温度)を越えたか
どうかの判定を行ない(ステップ2)、設定温度Tfcon
を越えていなければ、設定温度Tfconを基にコンプレッ
サ制御手段22はコンプレッサ17を制御し(ステップ
9)、設定回転数選択手段50は冷蔵室の制御装置40
を始動する(ステップ31)。冷蔵室の制御装置40
は、第2の実施例の図7で示した冷蔵室の温調制御を行
なう(ステップ21〜23)。冷蔵室の設定温度Tpcon
(電動ダンパの開温度)を基に、電動ダンパ制御手段2
7は電動ダンパ18を制御するとともに、第2の送風機
設定回転数演算手段45が演算した設定回転数Rを基に
送風機制御手段23は送風機14を制御する(ステップ
23)。
【0041】庫内温度Tfcの値が、設定温度Tfconを越
えたとき、冷凍室側は第1の実施例の図2で示した冷凍
室の温調制御を行なう。第1の送風機設定回転数演算手
段35は設定回転数Rを演算し(ステップ4〜8)、設
定温度Tfconを基に圧縮機制御手段22は圧縮機17を
制御する(ステップ3)。そして、冷蔵室側は第2の実
施例の図7で示した冷蔵室の温調制御を行なう(ステッ
プ21〜23)。第1の送風機設定回転数演算手段35
と、第2の送風機設定回転数演算手段45が演算した設
定回転数Rのうち大きい数値を設定回転数選択手段50
が選択し(ステップ32)、その設定回転数Rを基に送
風機制御手段23は送風機14を制御するとともに、冷
蔵室の設定温度Tpcon(電動ダンパの開温度)を基に電
動ダンパ制御手段27は電動ダンパ18を制御する。こ
の実施例では、制御パラメータとして冷凍室内と冷蔵室
内の温度上昇度および外気温度を使用しているため、き
め細かい制御が可能である。また、制御ルールが人間の
経験則から成り立っているため、最適な送風機の設定回
転数で冷凍室と冷蔵室の温調制御ができる。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明は、食品を冷凍、冷
蔵し貯蔵することができる冷凍冷蔵庫において、冷凍
室、冷蔵室それぞれの温度上昇度演算手段により演算さ
れた庫内の温度上昇度と、外気温度検出手段により検出
された外気温度と、メモリから取り出された制御ルール
に基づいて、ファジイ推論プロセッサによってファジイ
論理演算を行ない、送風機の設定回転数の上げ幅を求め
る。上記により求めた上げ幅により設定回転数を調整
し、この設定回転数を基に送風機を制御すると、冷凍
室、冷蔵室における冷凍、冷蔵食品を鮮度よく長期間貯
蔵できる経験則に基づいた最適な冷凍室、冷蔵室の温調
制御を行なうことができる。たとえば、夏場に食品をた
くさん詰め込んだときなどに冷却空気量を最大限供給し
て、既に庫内に貯蔵されている既存食品の温度上昇を最
小限にし、上昇した温度を短時間で元の冷凍温度に復帰
させることができたり、逆に冬場などは、必要最低限の
冷却空気量で過冷却を防止して、冷蔵食品を凍結させた
りすることなく、最適な温調を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す冷凍冷蔵庫の冷凍
室の制御装置のブロック図
【図2】第1の実施例における動作を説明するためのフ
ローチャート
【図3】設定回転数の上げ幅を示す図
【図4】(a)は第1の実施例における冷凍室の庫内の
温度上昇度に対するファジイ変数のメンバシップ関数を
示すグラフ (b)は第1の実施例における外気温度に対するファジ
イ変数のメンバシップ関数を示すグラフ
【図5】第1の実施例におけるファジイ推論の手順を説
明するためのフローチャート
【図6】本発明の第2の実施例を示す冷凍冷蔵庫の冷蔵
室の制御装置のブロック図
【図7】第2の実施例における動作を説明するためのフ
ローチャート
【図8】第2の実施例における冷蔵室の庫内の温度上昇
度に対するファジイ変数のメンバシップ関数を示すグラ
【図9】本発明の第3の実施例を示す冷凍冷蔵庫の制御
装置のブロック図
【図10】第3の実施例における動作を説明するための
フローチャート
【図11】従来の冷凍冷蔵庫の制御装置のブロック図
【図12】従来例における動作を説明するためのフロー
チャート
【符号の説明】
8 冷凍室 9 冷蔵室 14 送風機 19 冷凍室温度センサ 20 冷凍室庫内温度検出手段 21 冷凍室庫内温度判定手段 23 送風機制御手段 24 冷蔵室温度センサ 25 冷蔵室庫内温度検出手段 26 冷蔵室庫内温度判定手段 28 外気温度センサ 30 冷凍室の制御装置 31 外気温度検出手段 32 冷凍室温度上昇度演算手段 33 第1のメモリ 34 第1のファジイ推論プロセッサ 35 第1の送風機設定回転数演算手段 40 冷蔵室の制御装置 42 冷蔵室温度上昇度演算手段 43 第2のメモリ 44 第2のファジイ推論プロセッサ 45 第2の送風機設定回転数演算手段 50 設定回転数選択手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷凍室内に設けた冷凍室温度センサにより
    冷凍室内の温度を検出する冷凍室庫内温度検出手段と、
    検出された温度が設定温度を越えたかどうかを判定する
    冷凍室庫内温度判定手段と、庫外に設けた外気温度セン
    サにより外気温度を検出する外気温度検出手段と、設定
    温度と冷凍室庫内温度との差から庫内の温度上昇度を演
    算する冷凍室温度上昇度演算手段と、送風機の設定回転
    数の上げ幅を求める制御ルールを記憶する第1のメモリ
    と、前記温度上昇度と前記外気温度と前記制御ルールと
    に基づいてファジイ論理演算を行ない送風機の設定回転
    数の上げ幅を演算する第1のファジイ推論プロセッサ
    と、演算された設定回転数の上げ幅から送風機の設定回
    転数を演算する第1の送風機設定回転数演算手段と、演
    算された設定回転数により送風機を制御する送風機制御
    手段とを備えた冷凍冷蔵庫の制御装置。
  2. 【請求項2】冷蔵室内に設けた冷蔵室温度センサにより
    冷蔵室内の温度を検出する冷蔵室庫内温度検出手段と、
    検出された温度が冷蔵室の設定温度を越えたかどうかを
    判定する冷蔵室庫内温度判定手段と、庫外に設けた外気
    温度センサにより外気温度を検出する外気温度検出手段
    と、設定温度と冷蔵室庫内温度との差から庫内の温度上
    昇度を演算する冷蔵室温度上昇度演算手段と、送風機の
    設定回転数の上げ幅を求める制御ルールを記憶する第2
    のメモリと、前記温度上昇度と前記外気温度と前記制御
    ルールに基づいてファジイ論理演算を行ない送風機の設
    定回転数の上げ幅を演算する第2のファジイ推論プロセ
    ッサと、演算された設定回転数の上げ幅から送風機の設
    定回転数を演算する第2の送風機設定回転数演算手段
    と、演算された設定回転数により送風機を制御する送風
    機制御手段とを備えた冷凍冷蔵庫の制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の制御装置と、請求項2記載
    の制御装置とを備え、かつ送風機制御手段は上記請求項
    1記載の制御装置が演算した送風機の設定回転数と上記
    請求項2記載の制御装置が演算した送風機の設定回転数
    とを比較し、数値の大きい設定回転数を選択する設定回
    転数選択手段を備えている冷凍冷蔵庫の制御装置。
JP32020891A 1991-12-04 1991-12-04 冷凍冷蔵庫の制御装置 Pending JPH05157432A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3392583A4 (en) * 2015-12-15 2019-08-21 LG Electronics Inc. -1- REFRIGERATOR AND ITS CONTROL METHOD

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