JPH06137738A - 冷凍冷蔵庫の制御装置 - Google Patents

冷凍冷蔵庫の制御装置

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JPH06137738A
JPH06137738A JP28855592A JP28855592A JPH06137738A JP H06137738 A JPH06137738 A JP H06137738A JP 28855592 A JP28855592 A JP 28855592A JP 28855592 A JP28855592 A JP 28855592A JP H06137738 A JPH06137738 A JP H06137738A
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JP
Japan
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temperature
rotation speed
compartment
refrigerating
fan
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Application number
JP28855592A
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English (en)
Inventor
Munekazu Maeda
宗万 前田
Katsumi Endo
勝己 遠藤
Shigeru Mori
茂 森
Hideo Hayashi
秀雄 林
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2400/00General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
    • F25D2400/04Refrigerators with a horizontal mullion
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2500/00Problems to be solved
    • F25D2500/04Calculation of parameters
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    • F25D2700/00Means for sensing or measuring; Sensors therefor
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    • F25D2700/122Sensors measuring the inside temperature of freezer compartments
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F25D2700/123Sensors measuring the inside temperature more than one sensor measuring the inside temperature in a compartment
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2700/00Means for sensing or measuring; Sensors therefor
    • F25D2700/14Sensors measuring the temperature outside the refrigerator or freezer

Landscapes

  • Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 食品を冷凍/冷蔵し貯蔵することができる冷
凍冷蔵庫において、キメ細かな温調を行なうことを目的
とする。 【構成】 冷凍室,冷蔵室にそれぞれ複数の温度センサ
と、冷凍室,冷蔵室それぞれの温度上昇度の演算手段3
2a,52aと、それぞれの庫内温度差の演算手段32
b,52bと、外気温度検出手段31を設け、ファジィ
推論プロセッサ34、54では、温度上昇度、庫内温度
差、外気温度と、メモリ33、53から取り出した制御
ルールに基づいてファジィ論理演算を行ない、設定温度
の下げ幅を求め、これを基に設定温度演算手段35、5
5は設定温度を調整する。その結果に従って、コンプレ
ッサの回転数、ファンの回転数、電動ダンパの開閉を制
御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍庫、冷蔵庫及び冷
凍冷蔵庫における冷凍食品、冷蔵食品を鮮度よく長期間
貯蔵するために、経験則を基にした制御ルールと、それ
を構成するファジィ変数のメンバシップ関数とによって
最適な冷凍室、冷蔵室の設定温度の下げ幅を推論して、
その結果に従って、コンプレッサの回転数、ファンの回
転数、電動ダンパの開閉を制御するようにした冷凍庫、
冷蔵庫及び冷凍冷蔵庫の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷凍冷蔵庫の制御装置は、冷凍冷蔵庫
(以下冷蔵庫と省略する)の冷凍室,冷蔵室,野菜室の
各室を設定された温度で温調するように、ダンパ,ファ
ン,コンプレッサを制御するものである(例えば、実開
平2−47424号公報)。
【0003】以下、従来の冷凍冷蔵庫の制御装置につい
て図面を参照しながら、温調制御について説明する。
【0004】図12は、従来の冷凍冷蔵庫の制御装置の
ブロック図を示すものである。図12において、1は冷
蔵庫本体で、外箱2と内箱3と両者の空隙に形成された
ウレタン発泡断熱材4により構成され、前面開口部に3
つのドア5、6、7が配設されている。ドア5、6、7
はそれぞれ冷蔵庫本体1の冷凍室8、冷蔵室9、野菜室
10の開口部に対応して配設されている。
【0005】冷凍室8の底板11と冷蔵室9の天板12
に囲まれた区画壁内には蒸発器13とその背後にファン
14を有している。また、冷凍室8、冷蔵室9の背部に
は、蒸発器13からの冷却空気を各室に導入するための
通風路15、16が形成されている。17はコンプレッ
サであり、18は電動ダンパである。
【0006】また、19は冷凍室温度センサである。2
0は冷凍室温度センサ19により冷凍室内の庫内温度を
検出する冷凍室庫内温度検出手段である。21は冷凍室
庫内温度検出手段20により検出された庫内温度が、冷
凍室の設定温度の範囲内であるかを判断する冷凍室庫内
温度判定手段である。22はコンプレッサ17のON/
OFFを制御するコンプレッサ制御手段であり、23は
ファン14のON/OFFを制御するファン制御手段で
ある。
【0007】また、24は冷蔵室温度センサである。2
5は冷蔵室温度センサ24により冷蔵室内の庫内温度を
検出する冷蔵室庫内温度検出手段である。26は冷蔵室
庫内温度検出手段25により検出された庫内温度が、冷
蔵室の設定温度の範囲内であるかを判断する冷蔵室庫内
温度判定手段である。27は電動ダンパ18の開閉を制
御する電動ダンパ制御手段である。
【0008】以上のように構成された冷凍冷蔵庫の制御
装置について、以下図12,図13を用いてその動作を
説明する。
【0009】図13(a)は、従来の冷凍冷蔵庫の冷凍
室8の温調制御を説明するためのフローチャートであ
る。まず、冷凍室庫内温度検出手段20は冷凍室温度セ
ンサ19により冷凍室内の庫内温度Tfcを検出する(S
tep51)。すると冷凍室庫内温度判定手段21は、
庫内温度Tfcが冷凍室の設定温度(Tfcon:コンプレッ
サ、ファンのON温度,Tfcoff:コンプレッサ、ファン
のOFF温度)の範囲内であるかを判断し(Step5
2)、この判断を基に、コンプレッサ制御手段22はコ
ンプレッサ17のON/OFFを制御し、ファン制御手
段23はファン14のON/OFFを制御する。(St
ep53)。以上より、冷凍室8に適温の冷風を送り込
み、冷凍室8の温調を行なう。
【0010】図13(b)は、従来の冷凍冷蔵庫の冷蔵
室9の温調制御を説明するためのフローチャートであ
る。まず、冷蔵室庫内温度検出手段25は冷蔵室温度セ
ンサ24により冷蔵室内の庫内温度Tpcを検出する(S
tep61)。すると冷蔵室庫内温度判定手段26は、
庫内温度Tpcが冷蔵室の設定温度(Tpcon:電動ダンパ
の開温度,Tpcoff:電動ダンパの閉温度)の範囲内で
あるかを判断し(Step62)、この判断を基に、電
動ダンパ制御手段27は電動ダンパ18の開閉を制御す
る。(Step63)。以上より、冷蔵室9に適温の冷
風を送り込み、冷蔵室9の温調を行なう。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、冷凍室においては、コンプレッサ及びフ
ァンを制御する基になる冷凍室の設定温度(Tfcon,T
fcoff)が、庫内温度Tfcによらず一定であり、また、
冷蔵室においては、電動ダンパを制御する基になる設定
温度(Tpcon,Tpcoff)が、庫内温度Tpcによらず一
定であったため、キメ細かな温調を行なうことができ
ず、例えば夏場など、食品を詰め込んだり、急な来客な
どで早く冷やしたいときに、冷凍室、冷蔵室とも、最適
な温調を行なうことができないという問題点を有してい
た。
【0012】本発明は上記の問題点を解決するもので、
冷凍室内の温度上昇度や温度差、冷蔵室内の温度上昇度
や温度差、さらに外気温度に応じて、冷凍室、冷蔵室そ
れぞれの設定温度の下げ幅を演算し、それぞれ設定温度
を調整し、その結果に従って、コンプレッサの回転数、
ファンの回転数、電動ダンパの開閉を制御することによ
り、キメ細かな温調を行なうことができる冷凍庫、冷蔵
庫及び冷凍冷蔵庫の制御装置を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の冷凍庫の冷凍室の制御装置は、冷凍室内の複
数カ所に設けられた冷凍室温度センサと、前記冷凍室温
度センサにより冷凍室内の複数カ所の温度を検出する冷
凍室庫内温度検出手段と、前記冷凍室庫内温度検出手段
により検出された複数カ所の温度が、冷凍室の設定温度
を越えたかどうかを判定する冷凍室庫内温度判定手段
と、外気温度センサと、外気温度検出手段と、前記冷凍
室庫内温度検出手段の出力により庫内の温度上昇度を演
算する冷凍室温度上昇度演算手段と、前記冷凍室庫内温
度検出手段の出力により庫内複数カ所の温度差を演算す
る冷凍室庫内温度差演算手段と、冷凍室の設定温度の下
げ幅を求めるための経験則に基づく制御ルールを記憶す
る第1のメモリと、庫内の温度上昇度と、庫内温度差
と、外気温度と、前記メモリから取り出された制御ルー
ルに基づいて、ファジィ論理演算を行ない冷凍室の設定
温度の下げ幅を演算する第1のファジィ推論プロセッサ
と、設定温度の下げ幅から冷凍室の設定温度を演算する
冷凍室設定温度演算手段と、前記冷凍室設定温度演算手
段により演算された設定温度と現在の冷凍室庫内温度と
の温度差を演算する第1の温度差演算手段と、前記第1
の温度差演算手段で演算した温度差が大きいときは、コ
ンプレッサの回転数を高くし、温度差が小さいときは、
コンプレッサの回転数を低くするようにコンプレッサの
回転数を決定するコンプレッサ回転数決定手段と、前記
コンプレッサ回転数決定手段により決定した回転数にコ
ンプレッサを制御するコンプレッサ回転数制御手段と、
前記第1の温度差演算手段で演算した温度差が大きいと
きは、ファンの回転数を高くし、温度差が小さいとき
は、ファンの回転数を低くするようにファンの回転数を
決定する第1のファン回転数決定手段と、前記第1のフ
ァン回転数決定手段により決定した回転数にファンを制
御する第1のファン回転数制御手段とを備える。
【0014】また、冷蔵庫の冷蔵室の制御装置は、冷蔵
室内の複数カ所に設けられた冷蔵室温度センサと、前記
冷蔵室温度センサにより冷蔵室内の複数カ所の温度を検
出する冷蔵室庫内温度検出手段と、前記冷蔵室庫内温度
検出手段により検出された複数カ所の温度が、冷蔵室の
設定温度を越えたかどうかを判定する冷蔵室庫内温度判
定手段と、前記冷蔵室庫内温度検出手段の出力により庫
内の温度上昇度を演算する冷蔵室温度上昇度演算手段
と、前記冷蔵室庫内温度検出手段の出力により庫内複数
カ所の温度差を演算する冷蔵室庫内温度差演算手段と、
冷蔵室の設定温度の下げ幅を求めるための経験則に基づ
く制御ルールを記憶する第2のメモリと、庫内の温度上
昇度と、庫内温度差と、前記外気温度検出手段により検
出された外気温度と、前記メモリから取り出された制御
ルールに基づいて、ファジィ論理演算を行ない冷蔵室の
設定温度の下げ幅を演算する第2のファジィ推論プロセ
ッサと、設定温度の下げ幅から冷蔵室の設定温度を演算
する冷蔵室設定温度演算手段と、前記冷蔵室設定温度演
算手段により演算された設定温度から、コンプレッサの
ON/OFFを制御するコンプレッサ制御手段と、電動
ダンパの開閉を制御する電動ダンパ制御手段と、前記冷
蔵室設定温度演算手段により演算された設定温度と現在
の冷蔵室庫内温度との温度差を演算する第2の温度差演
算手段と、前記第2の温度差演算手段で演算した温度差
が大きいときは、ファンの回転数を高くし、温度差が小
さいときは、ファンの回転数を低くするようにファンの
回転数を決定する第2のファン回転数決定手段と、前記
第2のファン回転数決定手段により決定した回転数にフ
ァンを制御する第2のファン回転数制御手段とを備え
る。
【0015】また、冷凍冷蔵庫の制御装置は、前記第1
のファン回転数決定手段により決定した回転数と、前記
第2のファン回転数決定手段により決定した回転数のう
ち、回転数の高い方をファンの回転数と決定する第3の
ファン回転数決定手段と、前記第3のファン回転数決定
手段により決定した回転数にファンを制御する第3のフ
ァン回転数制御手段とを備えた構成である。
【0016】
【作用】本発明は上記構成により、冷凍室、冷蔵室それ
ぞれの温度上昇度演算手段により演算された庫内の温度
上昇度と、冷凍室、冷蔵室それぞれの庫内温度差演算手
段により演算された庫内温度差と、外気温度検出手段に
より検出された外気温度と、メモリから取り出された制
御ルールに基づいて、ファジィ推論プロセッサによって
ファジィ論理演算を行ない、冷凍室、冷蔵室それぞれの
設定温度の下げ幅が求められる。したがって、上記によ
り求めた下げ幅によりそれぞれの設定温度を調整し、そ
の結果に従って、コンプレッサの回転数、ファンの回転
数、電動ダンパの開閉を制御するため、最適な冷凍室、
冷蔵室の温調制御を行なうことができる。
【0017】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。また、図において、従来例と共通の
ものは同一の番号を賦し、その説明を省略する。また、
本実施例においては、冷凍室内の3カ所に冷凍室温度セ
ンサを設けた場合を例に説明する。
【0018】図1は本発明の第1の実施例における冷凍
室の制御装置の構成を示すブロック図、図2(a)は本
発明の第1の実施例における冷凍室の庫内の温度上昇度
に対するファジィ変数のメンバシップ関数を示すグラ
フ、図2(b)は本発明の第1の実施例における冷凍室
の庫内3カ所の温度差に対するファジィ変数のメンバシ
ップ関数を示すグラフ、図2(c)は本発明の第1の実
施例における外気温度に対するファジィ変数のメンバシ
ップ関数を示すグラフ、図3(a)は本発明の第1の実
施例における冷凍室の設定温度と庫内温度との温度差と
コンプレッサの回転数の関係を示すグラフ、図3(b)
は本発明の第1の実施例における冷凍室の設定温度と庫
内温度との温度差とファンの回転数の関係を示すグラ
フ、図4は本発明の第1の実施例における動作を説明す
るためのフローチャート、図5は本発明の第1の実施例
におけるファジィ推論の手順を説明するためのフローチ
ャートである。
【0019】図1において、30は冷凍室の制御装置で
あり、冷凍室庫内温度検出手段20a、冷凍室庫内温度
判定手段21a、外気温度検出手段31、冷凍室温度上
昇度演算手段32a、冷凍室庫内温度差演算手段32
b、第1のメモリ33、第1のファジィ推論プロセッサ
34、冷凍室設定温度演算手段35、第1の温度差演算
手段36、コンプレッサ回転数決定手段37、コンプレ
ッサ回転数制御手段38、第1のファン回転数決定手段
39、第1のファン回転数制御手段40よりなる。
【0020】冷凍室庫内温度検出手段20aは、冷凍室
内の3カ所に設けられた冷凍室温度センサA19a,冷
凍室温度センサB19b,冷凍室温度センサC19cに
より冷凍室内の温度を検出する。冷凍室庫内温度判定手
段21aは、冷凍室庫内温度検出手段20aにより検出
された3カ所の温度が、冷凍室の設定温度を越えたかど
うかを判定する。外気温度検出手段31は、外気温度セ
ンサ28により冷蔵庫外の外気温度を検出する。冷凍室
温度上昇度演算手段32aは、冷凍室庫内温度検出手段
20aの出力により庫内の温度上昇度を演算する。冷凍
室庫内温度差演算手段32bは、冷凍室庫内温度検出手
段20aの出力により庫内3カ所の温度差を演算する。
【0021】第1のメモリ33は、冷凍室の設定温度の
下げ幅を求めるための経験則に基づく制御ルールを記憶
する。第1のファジィ推論プロセッサ34は、冷凍室温
度上昇度演算手段32aにより演算された温度上昇度
と、冷凍室庫内温度差演算手段32bにより演算された
庫内温度差と、外気温度検出手段31により検出された
外気温度と、メモリ33から取り出された制御ルールに
基づいてファジィ論理演算を行ない、冷凍室の設定温度
の下げ幅を演算する。また、冷凍室設定温度演算手段3
5は、第1のファジィ推論プロセッサ34により演算さ
れた設定温度の下げ幅から、冷凍室の設定温度を演算す
る。第1の温度差演算手段36は、冷凍室設定温度演算
手段35により演算された設定温度と現在の冷凍室庫内
温度との温度差を演算する。コンプレッサ回転数決定手
段37は、第1の温度差演算手段36で演算した温度差
が大きいときは、コンプレッサの回転数を高くし、温度
差が小さいときは、コンプレッサの回転数を低くするよ
うにコンプレッサの回転数を決定する。コンプレッサ回
転数制御手段38は、コンプレッサ回転数決定手段37
により決定した回転数にコンプレッサを制御する。第1
のファン回転数決定手段39は、第1の温度差演算手段
36で演算した温度差が大きいときは、ファンの回転数
を高くし、温度差が小さいときは、ファンの回転数を低
くするようにファンの回転数を決定する。第1のファン
回転数制御手段40は、第1のファン回転数決定手段3
9により決定した回転数にファンを制御する。
【0022】以上のように構成された冷凍室の制御装置
について、以下図1から図5を用いてその動作を説明す
る。
【0023】まず、冷凍室庫内温度検出手段20aは冷
凍室温度センサA19a,冷凍室温度センサB19b,
冷凍室温度センサC19cにより冷凍室内の庫内温度T
fc1,Tfc2,Tfc3を検出する(Step1)。そし
て、冷凍室庫内温度判定手段21aは、冷凍室庫内温度
検出手段20aにより検出された庫内温度Tfc1,Tfc
2,Tfc3のいずれかの値が、冷凍室の設定温度Tfcon
(コンプレッサ、ファンのON温度)を越えたかどうかの
判定を行ない(Step2)、全ての値が設定温度Tfc
onを越えていなければ、第1の温度差演算手段36は、
通常の冷凍室の設定温度Tfcoff(コンプレッサ、ファ
ンのOFF温度)と現在の冷凍室庫内温度Tfc1との温度差
を演算する(Step3)。次に、コンプレッサ回転数
決定手段37は、図3(a)中の(A)に示すように、
通常の温度差範囲にて、温度差が大きいときは、コンプ
レッサの回転数を高くし、温度差が小さいときは、コン
プレッサの回転数を低くするようにコンプレッサの回転
数を決定する(Step4)。そして、コンプレッサ回
転数制御手段38は、コンプレッサ回転数決定手段37
により決定した回転数になるように周波数変換器を用い
てコンプレッサを制御する(Step5)。次に、第1
のファン回転数決定手段39は、図3(b)中の(A)
に示すように、通常の温度差範囲にて、温度差が大きい
ときは、ファンの回転数を高くし、温度差が小さいとき
は、ファンの回転数を低くするようにファンの回転数を
決定する(Step6)。そして、第1のファン回転数
制御手段40は、第1のファン回転数決定手段39によ
り決定した回転数になるように周波数変換器を用いてフ
ァンを制御する(Step7)。以降、Step1〜S
tep7を通常の冷凍室の設定温度Tfcoff(コンプレ
ッサ、ファンのOFF温度)になるまで繰り返す。
【0024】次に、庫内温度Tfc1,Tfc2,Tfc3のい
ずれかの値が、設定温度Tfconを越えたときについて説
明する。まず、冷凍室温度上昇度演算手段32aは、設
定温度Tfconを越えた庫内温度(Tfc1叉はTfc2叉はT
fc3)をTfcとし、以下に示すように冷凍室の温度上昇
度Tfcupを演算する(Step8)。
【0025】Tfcup=Tfc−Tfcon 次に、冷凍室庫内温度差演算手段32bは、庫内温度T
fc1,Tfc2,Tfc3の温度差△Tfcを演算する。
【0026】ここで、一般的に、冷凍室内の複数カ所に
冷凍室温度センサを設けた場合の、庫内温度差とは、
「温度上昇した冷凍室温度センサの検出温度と他の冷凍
室温度センサの検出温度との温度差の平均値」と定義す
る。
【0027】即ち、冷凍室内の複数カ所に設けたn個の
冷凍室温度センサにより検出した冷凍室内の庫内温度を
Tfc1,Tfc2,・・・Tfcnとし、温度上昇して設定温
度Tfconを越えた冷凍室温度センサの検出温度(Tfc
1,Tfc2,・・・Tfcnのいずれか)をTfcとすると、
庫内温度差△Tfcは(数1)に示すように計算される。
【0028】
【数1】
【0029】(数1)において、温度上昇して設定温度
Tfconを越えた冷凍室温度センサの検出温度と、それ自
身の温度差の項は0となるので、前記庫内温度差の定義
と一致し、(数1)は一般的に成立する。
【0030】従って、本実施例において、冷凍室内の3
カ所に冷凍室温度センサを設けた場合、冷凍室庫内温度
差演算手段32bは、以下に示すように庫内温度Tfc
1,Tfc2,Tfc3の温度差△Tfcを演算する。(Ste
p9) △Tfc=(|Tfc−Tfc1|+|Tfc−Tfc2|+|Tfc
−Tfc3|)÷2 さらに、外気温度検出手段31は外気温度センサ28に
より冷蔵庫外の外気温度Toutを検出する(Step1
0)。
【0031】つぎに、演算された温度上昇度Tfcup,庫
内温度差△Tfcおよび外気温度Toutは、第1のファジ
ィ推論プロセッサ34に入力される(Step11)。
ファジィ推論プロセッサ34では、予め第1のメモリ3
3に記憶されている制御ルールを取り出して、ファジィ
推論によって冷凍室の設定温度の下げ幅△Tfcoffを求
める(Step12)。これより、冷凍室設定温度演算
手段35は、ファジィ推論プロセッサ34により求めら
れた設定温度の下げ幅△Tfcoffから、新たな冷凍室の
設定温度Tfcoff(コンプレッサ、ファンのOFF温度)を
演算する(Step13)。そして、この設定温度Tfc
offを基に、第1の温度差演算手段36は、新たな冷凍
室の設定温度Tfcoff(コンプレッサ、ファンのOFF温
度)と現在の冷凍室庫内温度Tfc1との温度差を演算す
る(Step3)。次に、コンプレッサ回転数決定手段
37は、図3(a)中の(B)に示すように、設定温度
を引き下げたときの温度差範囲にて、温度差が大きいと
きは、コンプレッサの回転数を高くし、温度差が小さい
ときは、コンプレッサの回転数を低くするようにコンプ
レッサの回転数を決定する(Step4)。そして、コ
ンプレッサ回転数制御手段38は、コンプレッサ回転数
決定手段37により決定した回転数になるように周波数
変換器を用いてコンプレッサを制御する(Step
5)。次に、第1のファン回転数決定手段39は、図3
(b)中の(B)に示すように、設定温度を引き下げた
ときの温度差範囲にて、温度差が大きいときは、ファン
の回転数を高くし、温度差が小さいときは、ファンの回
転数を低くするようにファンの回転数を決定する(St
ep6)。そして、第1のファン回転数制御手段40
は、第1のファン回転数決定手段39により決定した回
転数になるように周波数変換器を用いてファンを制御す
る(Step7)。以降、Step1〜Step7を新
たな冷凍室の設定温度Tfcoff(コンプレッサ、ファン
のOFF温度)になるまで繰り返す。
【0032】ここで、冷凍室の最適な温調を行なうため
の設定温度の下げ幅を求めるファジィ推論は、下記のよ
うな制御ルールを基にして実行される。
【0033】本実施例で採用した制御ルールは次のよう
な27ルールである。例えば ルール 1:もし温度上昇度が小さく、庫内温度差が小
さく、外気温度が低ければ、設定温度の下げ幅を非常に
小さくせよ。
【0034】ルール 2:もし温度上昇度が小さく、庫
内温度差が中位で、外気温度が低ければ、設定温度の下
げ幅を小さくせよ。 ・ ・ ・ ルール27:もし温度上昇度が大きく、庫内温度差が大
きく、外気温度が高ければ、設定温度の下げ幅を大きく
せよ。 等である。
【0035】これは、温度の高い食品が多量に冷凍室へ
の投入されれば、温度上昇度が大きく、かつ庫内温度差
小さくなるので、温度上昇度が大きい程、また庫内温度
差が小さい程、庫内温度が高いため設定温度を大きく下
げる必要があり、また、外気温度が低い程、食品の温度
より庫内温度センサの温度の低下が速く、食品が冷える
前に設定温度に達っしてしまうため、設定温度をさらに
大きく下げる必要がある、といった経験から得られたル
ールである。
【0036】よって、上記言語ルールは、発明者が数多
くの実験データから求めた、最適な冷凍室の温調を行な
うことができる設定温度の下げ幅に対する制御ルールで
あり、これを温度上昇度T,庫内温度差Dおよび外気温
度ATの関係で示すと(表1)のようになる。
【0037】
【表1】
【0038】(表1)は制御ルールの関係を示す表であ
り、横方向に温度上昇度Tを3段階(BT=大,MT=
中,ST=小)、庫内温度差Dを3段階(BD=大,M
D=中,SD=小)に分け、縦方向に外気温度ATを3
段階(HAT=高,MAT=中,LAT=低)に分けて
配置し、上記区分された温度上昇度T,庫内温度差Dと
外気温度ATとのおのおの交わった位置には、その温度
上昇度T,庫内温度差D,外気温度ATに対応する最適
な冷凍室の設定温度の下げ幅△Tを配置している。
【0039】また、上記言語ルールは図1のメモリ33
の内に記憶する場合には次のようなルール則で記憶され
ている。本実施例で採用した制御ルールは27個であ
る。
【0040】ルール 1:IF T is ST and D is SD and AT is LAT THEN △T is VS ルール 2:IF T is ST and D is MD and AT is LAT THEN △T is S ・ ・ ・ ルール27:IF T is BT and D is BD and AT is HAT THEN △T is B 前記制御ルール1,ルール2,・・・,ルール27のル
ールは、温度上昇度T,庫内温度差D,外気温度AT,
冷凍室の設定温度の下げ幅△Tを(表1)のように段階
的に決めているので、キメ細かな制御を行なう場合に
は、温度上昇度T,庫内温度差D,外気温度ATの各段
階の中間における実測の温度上昇度Tfcup、庫内温度差
△Tfc、外気温度Toutでは、前記制御ルールの前件部
(IF部)をどの程度満たしているかの度合いを算出し
て、その度合いに応じた冷凍室の設定温度の下げ幅△T
fcoffを推定する必要がある。そのため、本実施例では
前記度合いを温度上昇度T,庫内温度差D,外気温度A
Tに対するファジィ変数のメンバシップ関数を利用して
算出する。
【0041】図2(a)は、冷凍室の庫内の温度上昇度
Tに対するファジィ変数ST,MT,BTのメンバシッ
プ関数μST(Tfcup),μMT(Tfcup),μBT
(Tfcup)を示したものであり、図2(b)は、庫内温
度差Dに対するファジィ変数SD,MD,BDのメンバ
シップ関数μSD(△Tfc),μMD(△Tfc),μB
D(△Tfc)を示したものであり、図2(c)は、外気
温度ATに対するファジィ変数LAT,MAT,HAT
のメンバシップ関数μLAT(Tout),μMAT(To
ut),μHAT(Tout)を示したものである。
【0042】第1のファジィ推論プロセッサ34で実行
するファジィ推論は前記制御ルール1,ルール2,・・
・,ルール27と図2(a),(b),(c)のメンバ
シップ関数とを用いてファジィ論理演算を行なって冷凍
室の設定温度の下げ幅の演算を行なう。
【0043】以下、図5のフローチャートをもとに、図
4のStep12であるファジィ推論の手順を説明す
る。
【0044】Step20では、第1のファジィ推論プ
ロセッサ34によって温度上昇度Tfcup,庫内温度差△
Tfcと外気温度Toutに対するファジィ変数のメンバシ
ップ関数を用いて、温度上昇度Tfcup,庫内温度差△T
fcと外気温度Toutにおけるメンバシップ値(図中では
M値と表示)の算出を行なう。
【0045】Step21では、得られた温度上昇度T
fcup、庫内温度差△Tfcと外気温度Toutに対するファ
ジィ変数のメンバシップ値が、前記27個の各ルールの
前件部をどの程度満たしているかの度合いを下記のよう
に合成法で算出する。
【0046】図中では、温度上昇度に対するファジィ変
数をA、庫内温度差に対するファジィ変数をB、外気温
度に対するファジィ変数をCで示している。
【0047】 ルール 1:h1 =μST(Tfcup)∩μSD(△T
fc)∩μLAT(Tout)=μST(Tfcup)×μSD
(△Tfc)×μLAT(Tout) −−−(1) ルール 2:h2 =μST(Tfcup)∩μMD(△T
fc)∩μLAT(Tout)=μST(Tfcup)×μMD
(△Tfc)×μLAT(Tout) −−−(2) ・ ・ ・ ルール27:h27=μBT(Tfcup)∩μBD(△T
fc)∩μHAT(Tout)=μBT(Tfcup)×μBD
(△Tfc)×μHAT(Tout) −−−(27) (1)式は、前記Tfcupが温度上昇度Tに対する領域S
Tに入り、かつ、前記△Tfcが温度差Dに対する領域S
Dに入り、かつ、前記Toutが外気温度ATに対する領
域LATに入るという命題は、TfcupがSTに入る割
合、△TfcがSDに入る割合とToutがLATに入る割
合の積の値で成立すること、すなわちルール1の前件部
は、h1の割合で成立することを表わしている。同様に
(2)式,・・・,(27)式であるルール2,・・
・,ルール27の場合、前件部はそれぞれh2,・・
・,h27の割合で成立することを表わしている。
【0048】Step22では、制御ルールの実行部の
メンバシップ関数によって、温度上昇度Tfcup,温度差
△Tfcと外気温度Toutにおける冷凍室の設定温度の下
げ幅△Tfcoffを下記のようにして求める。設定温度の
下げ幅△Tfcoffは、一点化法のひとつである高さ法を
用いて、各制御ルールの前件部の成立する割合h1,h
2,・・・,h27の加重平均の値として、(数2)に
示すように算出する。
【0049】
【数2】
【0050】これにより、冷凍室の設定温度の下げ幅△
Tfcoffが求まる。従って、この実施例では、制御パラ
メータとして冷凍室内の温度上昇度,庫内温度差および
外気温度を使用し、これらに応じて、冷凍室の設定温度
の下げ幅を演算し、設定温度を調整の上、設定温度と現
在の冷凍室庫内温度との温度差を演算し、その結果に従
って、コンプレッサの回転数、ファンの回転数を制御し
ているため、非常にキメ細かい制御が可能である。例え
ば、冷凍室に食品が投入されたときに、周囲の食品への
温度影響を抑制し、投入食品を急速に、かつ、冷えすぎ
(オーバーシュート)もなく冷却することが可能であ
る。また、制御ルールが人間の経験則から成り立ってい
るため、最適な設定温度で冷凍室の温調制御ができる。
【0051】次に、他の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。また、図において、従来例、第1の実
施例と共通した構成のものは、同一番号を付し、その詳
細な説明を省略する。また、本実施例においては、冷蔵
室内の3カ所に冷凍室温度センサを設けた場合を例に説
明する。
【0052】図6は本発明の他の実施例における冷蔵室
の制御装置の構成を示すブロック図、図7(a)は本発
明の他の実施例における冷蔵室の庫内の温度上昇度に対
するファジィ変数のメンバシップ関数を示すグラフ、図
7(b)は本発明の他のの実施例における冷蔵室の庫内
3カ所の温度差に対するファジィ変数のメンバシップ関
数を示すグラフ、図8は本発明の他の実施例における冷
蔵室の設定温度と庫内温度との温度差とファンの回転数
の関係を示すグラフ、図9は本発明の他の実施例におけ
る動作を説明するためのフローチャートである。
【0053】図6において、50は冷蔵室の制御装置で
あり、冷蔵室庫内温度検出手段25a、冷蔵室庫内温度
判定手段26a、コンプレッサ制御手段22、電動ダン
パ制御手段27、外気温度検出手段31、冷蔵室温度上
昇度演算手段52a、冷蔵室庫内温度差演算手段52
b、第2のメモリ53、第2のファジィ推論プロセッサ
54、冷蔵室設定温度演算手段55、第2の温度差演算
手段56、第2のファン回転数決定手段57、第2のフ
ァン回転数制御手段58よりなる。
【0054】冷蔵室庫内温度検出手段25aは、冷蔵室
内の3カ所に設けられた冷蔵室温度センサA24a,冷
蔵室温度センサB24b,冷蔵室温度センサC24cに
より冷蔵室内の温度を検出する。冷蔵室庫内温度判定手
段26aは、冷蔵室庫内温度検出手段25aにより検出
された3カ所の温度が、冷蔵室の設定温度を越えたかど
うかを判定する。冷蔵室温度上昇度演算手段52aは、
冷蔵室庫内温度検出手段25aの出力により庫内の温度
上昇度を演算する。冷蔵室庫内温度差演算手段52b
は、冷蔵室庫内温度検出手段25aの出力により庫内3
カ所の温度差を演算する。
【0055】第2のメモリ53は、冷蔵室の設定温度の
下げ幅を求めるための経験則に基づく制御ルールを記憶
する。第2のファジィ推論プロセッサ54は、冷蔵室温
度上昇度演算手段52aにより演算された温度上昇度
と、冷蔵室庫内温度差演算手段52bにより演算された
庫内温度差と、外気温度検出手段31により検出された
外気温度と、メモリ53から取り出された制御ルールに
基づいてファジィ論理演算を行ない、冷蔵室の設定温度
の下げ幅を演算する。また、冷蔵室設定温度演算手段5
5は、第2のファジィ推論プロセッサ54により演算さ
れた設定温度の下げ幅から、冷蔵室の設定温度を演算す
る。第2の温度差演算手段56は、冷蔵室設定温度演算
手段55により演算された設定温度と現在の冷蔵室庫内
温度との温度差を演算する。第2のファン回転数決定手
段57は、第2の温度差演算手段56で演算した温度差
が大きいときは、ファンの回転数を高くし、温度差が小
さいときは、ファンの回転数を低くするようにファンの
回転数を決定する。第2のファン回転数制御手段58
は、第2のファン回転数決定手段57により決定した回
転数にファンを制御する。
【0056】以上のように構成された冷蔵室の制御装置
について、以下図6から図9および図2、図5を用いて
その動作を説明する。
【0057】まず、冷蔵室庫内温度検出手段25aは冷
蔵室温度センサA24a,冷蔵室温度センサB24b,
冷蔵室温度センサC24cにより冷蔵室内の庫内温度T
pc1,Tpc2,Tpc3を検出する(Step31)。そし
て、冷蔵室庫内温度判定手段26aは、冷蔵室庫内温度
検出手段25aにより検出された庫内温度Tpc1,Tpc
2,Tpc3のいずれかの値が、冷蔵室の設定温度Tpcon
(電動ダンパの開温度、コンプレッサ、ファンのON温
度)を越えたかどうかの判定を行ない(Step3
2)、全ての値が設定温度Tpconを越えていなければ、
この設定温度Tpconを基に、コンプレッサ制御手段22
はコンプレッサのON/OFFを制御する(Step3
3)。そして、電動ダンパ制御手段27は電動ダンパ1
8の開閉を制御する(Step34)。次に、第2の温
度差演算手段56は、通常の冷蔵室の設定温度Tpcoff
(電動ダンパの閉温度、コンプレッサ、ファンのOFF温
度)と現在の冷蔵室庫内温度Tpc1との温度差を演算す
る(Step35)。次に、第2のファン回転数決定手
段57は、図8中の(A)に示すように、通常の温度差
範囲にて、温度差が大きいときは、ファンの回転数を高
くし、温度差が小さいときは、ファンの回転数を低くす
るようにファンの回転数を決定する(Step36)。
そして、第2のファン回転数制御手段58は、第2のフ
ァン回転数決定手段57により決定した回転数になるよ
うに周波数変換器を用いてファンを制御する(Step
37)。以降、Step31〜Step37を通常の冷
蔵室の設定温度Tpcoff(電動ダンパの閉温度、ファン
のOFF温度)になるまで繰り返す。
【0058】次に、庫内温度Tpc1,Tpc2,Tpc3のい
ずれかの値が、設定温度Tpconを越えたときについて説
明する。まず、冷蔵室温度上昇度演算手段52aは、設
定温度Tpconを越えた庫内温度(Tpc1叉はTpc2叉はT
pc3)をTpcとし、以下に示すように冷蔵室の温度上昇
度Tpcupを演算する(Step38)。
【0059】Tpcup=Tpc−Tpcon 次に、冷蔵室庫内温度差演算手段52bは、庫内温度T
pc1,Tpc2,Tpc3の温度差△Tpcを演算する。
【0060】ここで、一般的に、冷蔵室内の複数カ所に
冷蔵室温度センサを設けた場合の、庫内温度差とは、
「温度上昇した冷蔵室温度センサの検出温度と他の冷蔵
室温度センサの検出温度との温度差の平均値」と定義す
る。
【0061】即ち、冷蔵室内の複数カ所に設けたn個の
冷蔵室温度センサにより検出した冷蔵室内の庫内温度を
Tpc1,Tpc2,・・・Tpcnとし、温度上昇して設定温
度Tpconを越えた冷蔵室温度センサの検出温度(Tpc
1,Tpc2,・・・Tpcnのいずれか)をTpcとすると、
庫内温度差△Tpcは(数3)に示すように計算される。
【0062】
【数3】
【0063】(数3)において、温度上昇して設定温度
Tpconを越えた冷蔵室温度センサの検出温度と、それ自
身の温度差の項は0となるので、前記庫内温度差の定義
と一致し、(数3)は一般的に成立する。
【0064】従って、本実施例において、冷蔵室内の3
カ所に冷蔵室温度センサを設けた場合、冷蔵室庫内温度
差演算手段52bは、以下に示すように庫内温度Tpc
1,Tpc2,Tpc3の温度差△Tpcを演算する。(Ste
p39) △Tpc=(|Tpc−Tpc1|+|Tpc−Tpc2|+|Tpc
−Tpc3|)÷2 さらに、外気温度検出手段31は外気温度センサ28に
より冷蔵庫外の外気温度Toutを検出する(Step4
0)。
【0065】つぎに、演算された温度上昇度Tpcup,庫
内温度差△Tpcおよび外気温度Toutは、第2のファジ
ィ推論プロセッサ54に入力される(Step41)。
ファジィ推論プロセッサ54では、予め第2のメモリ5
3に記憶されている制御ルールを取り出して、ファジィ
推論によって冷蔵室の設定温度の下げ幅△Tpcoffを求
める(Step42)。これより、冷蔵室設定温度演算
手段55は、ファジィ推論プロセッサ54により求めら
れた設定温度の下げ幅△Tpcoffから、新たな冷蔵室の
設定温度Tpcoff(電動ダンパの閉温度、コンプレサ、
ファンのOFF温度)を演算する(Step43)。そし
て、この設定温度Tpcoffを基に、コンプレッサ制御手
段22はコンプレッサのON/OFFを制御する(St
ep33)。そして、電動ダンパ制御手段27は電動ダ
ンパ18の開閉を制御する(Step34)。次に、第
2の温度差演算手段56は、新たな冷蔵室の設定温度T
pcoff(電動ダンパの閉温度、ファンのOFF温度)と現在
の冷蔵室庫内温度Tpc1との温度差を演算する(Ste
p35)。次に、第2のファン回転数決定手段57は、
図8中の(B)に示すように、設定温度を引き下げたと
きの温度差範囲にて、温度差が大きいときは、ファンの
回転数を高くし、温度差が小さいときは、ファンの回転
数を低くするようにファンの回転数を決定する(Ste
p36)。そして、第2のファン回転数制御手段58
は、第2のファン回転数決定手段57により決定した回
転数になるように周波数変換器を用いてファンを制御す
る(Step37)。以降、Step31〜Step3
7を新たな冷蔵室の設定温度Tpcoff(電動ダンパの閉
温度、ファンのOFF温度)になるまで繰り返す。
【0066】ここで、冷蔵室の最適な温調を行なうため
の設定温度の下げ幅を求めるファジィ推論は、下記のよ
うな制御ルールを基にして実行される。
【0067】本実施例で採用した制御ルールは次のよう
な27ルールである。例えば ルール 1:もし温度上昇度が小さく、庫内温度差が小
さく、外気温度が低ければ、設定温度の下げ幅を非常に
小さくせよ。
【0068】ルール 2:もし温度上昇度が小さく、庫
内温度差が中位で、外気温度が低ければ、設定温度の下
げ幅を非常に小さくせよ。 ・ ・ ・ ルール27:もし温度上昇度が大きく、庫内温度差が大
きく、外気温度が高ければ、設定温度の下げ幅を大きく
せよ。 等である。
【0069】これは、温度の高い食品が多量に冷蔵室へ
の投入されれば、温度上昇度が大きく、かつ庫内温度差
小さくなるので、温度上昇度が大きい程、また庫内温度
差が小さい程、庫内温度が高いため設定温度を大きく下
げる必要があり、また、外気温度が低い程、冷蔵室の食
品の凍結の危険性が高まるため、設定温度の下げ幅を小
さくする必要がある、といった経験から得られたルール
である。
【0070】よって、上記言語ルールは、発明者が数多
くの実験データから求めた、最適な冷蔵室の温調を行な
うことができる設定温度の下げ幅に対する制御ルールで
あり、これを温度上昇度T,庫内温度差Dおよび外気温
度ATの関係で示すと(表2)のようになる。
【0071】
【表2】
【0072】(表2)は制御ルールの関係を示す表であ
り、詳細は第1の実施例で述べた通りである。温度上昇
度T,庫内温度差Dと外気温度ATとのおのおの交わっ
た位置には、その温度上昇度T,庫内温度差D,外気温
度ATに対応する最適な冷蔵室の設定温度の下げ幅△T
を配置している。
【0073】また、上記言語ルールは図2のメモリ53
の内に記憶する場合には次のようなルール則で記憶され
ている。本実施例で採用した制御ルールは27個であ
る。
【0074】ルール 1:IF T is ST and D is SD and AT is LAT THEN △T is VS ルール 2:IF T is ST and D is MD and AT is LAT THEN △T is VS ・ ・ ・ ルール27:IF T is BT and D is BD and AT is HAT THEN △T is B 前記制御ルール1,ルール2,・・・,ルール27のル
ールは、温度上昇度T,庫内温度差D,外気温度AT,
冷蔵室の設定温度の下げ幅△Tを(表2)のように段階
的に決めているので、キメ細かな制御を行なう場合に
は、温度上昇度T,庫内温度差D,外気温度ATの各段
階の中間における実測の温度上昇度Tpcup、庫内温度差
△Tpc、外気温度Toutでは、前記制御ルールの前件部
(IF部)をどの程度満たしているかの度合いを算出し
て、その度合いに応じた冷蔵室の設定温度の下げ幅△T
pcoffを推定する必要がある。そのため、本実施例では
前記度合いを温度上昇度T,温度差D,外気温度ATに
対するファジィ変数のメンバシップ関数を利用して算出
する。
【0075】図7(a)は、冷蔵室の庫内の温度上昇度
Tに対するファジィ変数ST,MT,BTのメンバシッ
プ関数μST(Tpcup),μMT(Tpcup),μBT
(Tpcup)を示したものであり、図7(b)は、庫内温
度差Dに対するファジィ変数SD,MD,BDのメンバ
シップ関数μSD(△Tpc),μMD(△Tpc),μB
D(△Tpc)を示したものであり、外気温度ATに対す
るファジィ変数のメンバシップ関数は図2(c)で示し
た通りである。
【0076】第2のファジィ推論プロセッサ54で実行
するファジィ推論は前記制御ルール1,ルール2,・・
・,ルール27と図7(a),(b)及び図2(c)の
メンバシップ関数とを用いてファジィ論理演算を行なっ
て冷蔵室の設定温度の下げ幅の演算を行なう。
【0077】その手順は、第1の実施例で述べたと同様
であり、図5のフローチャートをもとに、図9のSte
p42であるファジィ推論の手順を説明する。
【0078】Step20では、第2のファジィ推論プ
ロセッサ54によって温度上昇度Tpcup,庫内温度差△
Tpcと外気温度Toutに対するファジィ変数のメンバシ
ップ関数を用いて、温度上昇度Tpcup,庫内温度差△T
pcと外気温度Toutにおけるメンバシップ値(図中では
M値と表示)の算出を行なう。
【0079】Step21では、得られた温度上昇度T
pcup、庫内温度差△Tpcと外気温度Toutに対するファ
ジィ変数のメンバシップ値が、前記27個の各ルールの
前件部をどの程度満たしているかの度合いを下記のよう
に合成法で算出する。
【0080】図中では、温度上昇度に対するファジィ変
数をA、庫内温度差に対するファジィ変数をB、外気温
度に対するファジィ変数をCで示している。
【0081】 ルール 1:h1 =μST(Tpcup)∩μSD(△T
pc)∩μLAT(Tout)=μST(Tpcup)×μSD
(△Tpc)×μLAT(Tout) −−−(101) ルール 2:h2 =μST(Tpcup)∩μMD(△T
pc)∩μLAT(Tout)=μST(Tpcup)×μMD
(△Tpc)×μLAT(Tout) −−−(102) ・ ・ ・ ルール27:h27=μBT(Tpcup)∩μBD(△T
pc)∩μHAT(Tout)=μBT(Tpcup)×μBD
(△Tpc)×μHAT(Tout) −−−(127) (101)式は、前記Tpcupが温度上昇度Tに対する領
域STに入り、かつ、前記△Tpcが温度差Dに対する領
域SDに入り、かつ、前記Toutが外気温度ATに対す
る領域LATに入るという命題は、TpcupがSTに入る
割合、△TpcがSDに入る割合とToutがLATに入る
割合の積の値で成立すること、すなわちルール1の前件
部は、h1の割合で成立することを表わしている。同様
に(102)式,・・・,(127)式であるルール
2,・・・,ルール27の場合、前件部はそれぞれh
2,・・・,h27の割合で成立することを表わしてい
る。
【0082】Step22では、制御ルールの実行部の
メンバシップ関数によって、温度上昇度Tpcup,温度差
△Tpcと外気温度Toutにおける冷蔵室の設定温度の下
げ幅△Tpcoffを下記のようにして求める。設定温度の
下げ幅△Tpcoffは、一点化法のひとつである高さ法を
用いて、各制御ルールの前件部の成立する割合h1,h
2,・・・,h27の加重平均の値として、(数4)に
示すように算出する。
【0083】
【数4】
【0084】これにより、冷蔵室の設定温度の下げ幅△
Tpcoffが求まる。従って、この実施例では、制御パラ
メータとして冷蔵室内の温度上昇度,庫内温度差および
外気温度を使用し、これらに応じて、冷蔵室の設定温度
の下げ幅を演算し、設定温度を調整の上、電動ダンパを
開閉制御し、さらに、設定温度と現在の冷蔵室庫内温度
との温度差を演算し、その結果に従って、ファンの回転
数を制御しているため、非常にキメ細かい制御が可能で
ある。例えば、冷蔵室に食品が投入されたときに、周囲
の食品への温度影響を抑制し、投入食品を急速に、か
つ、冷えすぎ(オーバーシュート)による冷蔵食品の凍
結もなく、冷却することが可能である。また、制御ルー
ルが人間の経験則から成り立っているため、最適な設定
温度で冷蔵室の温調制御ができる。
【0085】さらに他の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。また、図において、従来例、第1の実
施例、第2の実施例と共通した構成のものは、同一番号
を付し、その詳細な説明を省略する。
【0086】図10は本発明の実施例における冷凍冷蔵
庫の制御装置の構成を示すブロック図、図11は本発明
の実施例における動作を説明するためのフローチャート
である。
【0087】図10において、60は第3のファン回転
数制御手段であり、冷凍室の制御装置30中の第1のフ
ァン回転数決定手段39により決定した回転数と、冷蔵
室の制御装置50中の第2のファン回転数決定手段57
により決定した回転数のうち、回転数の高い方をファン
の回転数と決定するものである。61は第3のファン回
転数制御手段であり、第3のファン回転数決定手段60
により決定した回転数にファンを制御するものである。
【0088】以上のように構成された冷凍冷蔵庫の制御
装置について、以下図4、図9、図11を用いてその動
作を説明する。
【0089】まず、冷凍室側は、ファンの回転数の制御
(Step7)を除いて、第1の実施例の図4で示した
と同じ冷凍室の温調制御を行なう(Step100)。
次に、冷蔵室側は、コンプレッサのON/OFF制御
(Step33)とファンの回転数の制御(Step3
7)を除いて、第2の実施例の図9で示したと同じ冷蔵
室の温調制御を行なう(Step200)。そして、第
3のファン回転数制御手段60は、第1のファン回転数
決定手段39がStep6で決定した回転数と、第2の
ファン回転数決定手段57がStep35で決定した回
転数のうち、回転数の高い方をファンの回転数と決定す
る(Step300)。そして、第3のファン回転数制
御手段61は、第3のファン回転数決定手段60により
決定した回転数になるように周波数変換器を用いてファ
ンを制御する(Step301)。以上述べたStep
100〜Step301を繰り返すことにより、冷凍冷
蔵庫の制御を行うものである。
【0090】従って、この実施例では、ファンの回転数
の決定に当たり、冷凍室の条件から要求される回転数と
冷蔵室の条件から要求される回転数のうち、回転数の高
い方をファンの回転数と決定しているため、冷凍室に食
品が投入されても、冷蔵室に食品が投入されても、周囲
の食品への温度影響を抑制し、投入食品を急速に冷却す
ることが可能である。また、冷蔵室側においては、電動
ダンパの開閉制御により、冷えすぎ(オーバーシュー
ト)による冷蔵食品の凍結もなく、また、制御ルールが
人間の経験則から成り立っているため、最適な設定温度
で冷凍室、冷蔵室双方のキメ細かい温調制御ができるも
のである。
【0091】尚、本実施例では、コンプレッサ及びファ
ンの回転数制御に周波数変換器(イバータ)を用いた
が、何等これに拘ることなく、位相制御等の回転数制御
手段を用いてもよいものである。
【0092】また、本実施例では、コンプレッサ及びフ
ァンの回転数を、温度差に応じてリニアに制御したが、
これに拘ることなく、温度差に応じて段階的に制御して
もよいものである。
【0093】また、第1の実施例において、冷凍室内の
3カ所に設けられた温度センサの内、冷凍室温度センサ
A19aを冷凍室の温度制御を行う主センサとし、その
検出温度Tfc1を冷凍室の温度制御の基本としたが、こ
れに拘ることなく、3カ所の温度センサの検出温度Tfc
1,Tfc2,Tfc3の平均温度を冷凍室の温度制御の基本
としてもよいものである。
【0094】また、第2の実施例において、冷蔵室内の
3カ所に設けられた温度センサの内、冷蔵室温度センサ
A24aを冷蔵室の温度制御を行う主センサとし、その
検出温度Tpc1を冷蔵室の温度制御の基本としたが、こ
れに拘ることなく、3カ所の温度センサの検出温度Tpc
1,Tpc2,Tpc3の平均温度を冷蔵室の温度制御の基本
としてもよいものである。
【0095】また、第1の実施例の冷凍室の制御装置
は、冷凍専用庫に用いてもよいし、冷凍冷蔵庫の冷凍室
に用いてもよいものである。また、第2の実施例の冷蔵
室の制御装置は、冷蔵専用庫に用いてもよいし、冷凍冷
蔵庫の冷蔵室に用いてもよいものである。
【0096】また、第1の実施例及び第2の実施例にお
いて、それぞれ庫内の3カ所に温度センサを設けた場合
について説明したが、2カ所以上であれば、何カ所に設
けてもよいことは、言うまでもない。
【0097】
【発明の効果】以上のように本発明は、食品を冷凍し貯
蔵することができる冷凍室を設けた冷凍庫において、冷
凍室内の複数カ所に設けられた冷凍室温度センサと、冷
凍室内の複数カ所の温度を検出する冷凍室庫内温度検出
手段と、冷凍室庫内温度が冷凍室の設定温度を越えたか
どうかを判定する冷凍室庫内温度判定手段と、外気温度
センサと、外気温度検出手段と、前記冷凍室庫内温度検
出手段の出力により庫内の温度上昇度を演算する冷凍室
温度上昇度演算手段と、前記冷凍室庫内温度検出手段の
出力により庫内複数カ所の温度差を演算する冷凍室庫内
温度差演算手段と、冷凍室の設定温度の下げ幅を求める
ための経験則に基づく制御ルールを記憶する第1のメモ
リと、庫内の温度上昇度と、庫内温度差と、外気温度
と、前記メモリから取り出された制御ルールに基づい
て、ファジィ論理演算を行ない冷凍室の設定温度の下げ
幅を演算する第1のファジィ推論プロセッサと、設定温
度の下げ幅から冷凍室の設定温度を演算する冷凍室設定
温度演算手段と、前記冷凍室設定温度演算手段により演
算された設定温度と現在の冷凍室庫内温度との温度差を
演算する第1の温度差演算手段と、前記第1の温度差演
算手段で演算した温度差が大きいときは、コンプレッサ
の回転数を高くし、温度差が小さいときは、コンプレッ
サの回転数を低くするようにコンプレッサの回転数を決
定するコンプレッサ回転数決定手段と、前記コンプレッ
サ回転数決定手段により決定した回転数にコンプレッサ
を制御するコンプレッサ回転数制御手段と、前記第1の
温度差演算手段で演算した温度差が大きいときは、ファ
ンの回転数を高くし、温度差が小さいときは、ファンの
回転数を低くするようにファンの回転数を決定する第1
のファン回転数決定手段と、前記第1のファン回転数決
定手段により決定した回転数にファンを制御する第1の
ファン回転数制御手段とを備える。
【0098】また、食品を冷却し貯蔵することができる
冷蔵室を設けた冷蔵庫において、冷蔵室においては、冷
蔵室内の複数カ所に設けられた冷蔵室温度センサと、冷
蔵室内の複数カ所の温度を検出する冷蔵室庫内温度検出
手段と、冷蔵室庫内温度が冷蔵室の設定温度を越えたか
どうかを判定する冷蔵室庫内温度判定手段と、前記冷蔵
室庫内温度検出手段の出力により庫内の温度上昇度を演
算する冷蔵室温度上昇度演算手段と、前記冷蔵室庫内温
度検出手段の出力により庫内複数カ所の温度差を演算す
る冷蔵室庫内温度差演算手段と、冷蔵室の設定温度の下
げ幅を求めるための経験則に基づく制御ルールを記憶す
る第2のメモリと、庫内の温度上昇度と、庫内温度差
と、前記外気温度検出手段により検出された外気温度
と、前記メモリから取り出された制御ルールに基づい
て、ファジィ論理演算を行ない冷蔵室の設定温度の下げ
幅を演算する第2のファジィ推論プロセッサと、設定温
度の下げ幅から冷蔵室の設定温度を演算する冷蔵室設定
温度演算手段と、前記冷蔵室設定温度演算手段により演
算された設定温度から、電動ダンパの開閉を制御する電
動ダンパ制御手段と、前記冷蔵室設定温度演算手段によ
り演算された設定温度と現在の冷蔵室庫内温度との温度
差を演算する第2の温度差演算手段と、前記第2の温度
差演算手段で演算した温度差が大きいときは、ファンの
回転数を高くし、温度差が小さいときは、ファンの回転
数を低くするようにファンの回転数を決定する第2のフ
ァン回転数決定手段と、前記第2のファン回転数決定手
段により決定した回転数にファンを制御する第2のファ
ン回転数制御手段とを備える。
【0099】また、食品を冷凍/冷蔵し貯蔵することが
できる冷凍冷蔵庫において、前記第1のファン回転数決
定手段により決定した回転数と、前記第2のファン回転
数決定手段により決定した回転数のうち、回転数の高い
方をファンの回転数と決定する第3のファン回転数決定
手段と、前記第3のファン回転数決定手段により決定し
た回転数にファンを制御する第3のファン回転数制御手
段とを備えた構成である。
【0100】この構成により、冷凍室、冷蔵室それぞれ
の温度上昇度演算手段により演算された庫内の温度上昇
度と、冷凍室、冷蔵室それぞれの庫内温度差演算手段に
より演算された庫内温度差と、外気温度検出手段により
検出された外気温度と、メモリから取り出された制御ル
ールに基づいて、ファジィ推論プロセッサによってファ
ジィ論理演算を行ない、冷凍室、冷蔵室それぞれの設定
温度の下げ幅が求められる。したがって、上記により求
めた下げ幅によりそれぞれの設定温度を調整し、その結
果に従って、コンプレッサの回転数、ファンの回転数、
電動ダンパの開閉を制御するため、冷凍室、冷蔵室にお
ける冷凍/冷蔵食品を鮮度よく長期間貯蔵できる経験則
に基づいた最適な冷凍室、冷蔵室の温調制御を行なうこ
とができる。
【0101】例えば、夏場に食品をたくさん詰め込んだ
ときなどに、既に庫内に貯蔵されている周囲の既存食品
の温度上昇を最小限にし、上昇した温度を短時間で元の
冷却温度に復帰させることができる。また、投入食品を
急速に、かつ、冷えすぎ(オーバーシュート)もなく、
従って冷蔵食品の凍結もなく、冷却することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す冷凍室の制御装置のブ
ロック図
【図2】(a)は冷凍室の庫内の温度上昇度に対するフ
ァジィ変数のメンバシップ関数を示すグラフ (b)は冷凍室の庫内温度差に対するファジィ変数のメ
ンバシップ関数を示すグラフ (c)は外気温度に対するファジィ変数のメンバシップ
関数を示すグラフ
【図3】(a)は冷凍室の設定温度と冷凍室庫内温度と
の温度差とコンプレッサの回転数の関係を示すグラフ (b)は冷凍室の設定温度と冷凍室庫内温度との温度差
とファンの回転数の関係を示すグラフ
【図4】図1における動作を説明するためのフローチャ
ート
【図5】図1におけるファジィ推論の手順を説明するた
めのフローチャート
【図6】本発明の他の実施例を示す冷蔵室の制御装置の
ブロック図
【図7】(a)は冷蔵室の庫内の温度上昇度に対するフ
ァジィ変数のメンバシップ関数を示すグラフ (b)は冷蔵室の庫内温度差に対するファジィ変数のメ
ンバシップ関数を示すグラフ
【図8】冷蔵室の設定温度と冷蔵室庫内温度との温度差
とファンの回転数の関係を示すグラフ
【図9】図6における動作を説明するためのフローチャ
ート
【図10】本発明の他の実施例を示す冷凍冷蔵庫の制御
装置のブロック図
【図11】図10における動作を説明するためのフロー
チャート
【図12】従来の冷凍冷蔵庫の制御装置のブロック図
【図13】(a)は従来例の冷凍室における動作を説明
するためのフローチャート (b)は従来例の冷蔵室における動作を説明するための
フローチャート
【符号の説明】
8 冷凍室 9 冷蔵室 19a 冷凍室温度センサA 19b 冷凍室温度センサB 19c 冷凍室温度センサC 20a 冷凍室庫内温度検出手段 21a 冷凍室庫内温度判定手段 22 コンプレッサ制御手段 24a 冷蔵室温度センサA 24b 冷蔵室温度センサB 24c 冷蔵室温度センサC 25a 冷蔵室庫内温度検出手段 26a 冷蔵室庫内温度判定手段 27 電動ダンパ制御手段 28 外気温度センサ 30 冷凍室の制御装置 31 外気温度検出手段 32a 冷凍室温度上昇度演算手段 32b 冷凍室庫内温度差演算手段 33 第1のメモリ 34 第1のファジィ推論プロセッサ 35 冷凍室設定温度演算手段 36 第1の温度差演算手段 37 コンプレッサ回転数決定手段 38 コンプレッサ回転数制御手段 39 第1のファン回転数決定手段 40 第1のファン回転数制御手段 50 冷蔵室の制御装置 52a 冷蔵室温度上昇度演算手段 52b 冷蔵室庫内温度差演算手段 53 第2のメモリ 54 第2のファジィ推論プロセッサ 55 冷蔵室設定温度演算手段 56 第2の温度差演算手段 57 第2のファン回転数決定手段 58 第2のファン回転数制御手段 60 第3のファン回転数決定手段 61 第3のファン回転数制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 秀雄 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品を冷凍し貯蔵することができる冷凍
    室を設けた冷凍庫において、冷凍室内の複数カ所に設け
    られた冷凍室温度センサと、前記冷凍室温度センサによ
    り冷凍室内の複数カ所の温度を検出する冷凍室庫内温度
    検出手段と、前記冷凍室庫内温度検出手段により検出さ
    れた複数カ所の温度が、冷凍室の設定温度を越えたかど
    うかを判定する冷凍室庫内温度判定手段と、冷凍庫外に
    設けられた外気温度センサと、前記外気温度センサによ
    り冷凍庫外の外気温度を検出する外気温度検出手段と、
    前記冷凍室庫内温度検出手段の出力により庫内の温度上
    昇度を演算する冷凍室温度上昇度演算手段と、前記冷凍
    室庫内温度検出手段の出力により庫内複数カ所の温度差
    を演算する冷凍室庫内温度差演算手段と、冷凍室の設定
    温度の下げ幅を求めるための経験則に基づく制御ルール
    を記憶する第1のメモリと、前記冷凍室温度上昇度演算
    手段により演算された温度上昇度と、前記冷凍室庫内温
    度差演算手段により演算された庫内温度差と、前記外気
    温度検出手段により検出された外気温度と、前記メモリ
    から取り出された制御ルールに基づいて、ファジィ論理
    演算を行ない冷凍室の設定温度の下げ幅を演算する第1
    のファジィ推論プロセッサと、前記ファジィ推論プロセ
    ッサにより演算された設定温度の下げ幅から、冷凍室の
    設定温度を演算する冷凍室設定温度演算手段と、前記冷
    凍室設定温度演算手段により演算された設定温度と現在
    の冷凍室庫内温度との温度差を演算する第1の温度差演
    算手段と、前記第1の温度差演算手段で演算した温度差
    が大きいときは、コンプレッサの回転数を高くし、温度
    差が小さいときは、コンプレッサの回転数を低くするよ
    うにコンプレッサの回転数を決定するコンプレッサ回転
    数決定手段と、前記コンプレッサ回転数決定手段により
    決定した回転数にコンプレッサを制御するコンプレッサ
    回転数制御手段と、前記第1の温度差演算手段で演算し
    た温度差が大きいときは、ファンの回転数を高くし、温
    度差が小さいときは、ファンの回転数を低くするように
    ファンの回転数を決定する第1のファン回転数決定手段
    と、前記第1のファン回転数決定手段により決定した回
    転数にファンを制御する第1のファン回転数制御手段と
    を備えることを特徴とする冷凍庫の冷凍室の制御装置。
  2. 【請求項2】 食品を冷却し貯蔵することができる冷蔵
    室を設けた冷蔵庫において、冷蔵室内の複数カ所に設け
    られた冷蔵室温度センサと、前記冷蔵室温度センサによ
    り冷蔵室内の複数カ所の温度を検出する冷蔵室庫内温度
    検出手段と、前記冷蔵室庫内温度検出手段により検出さ
    れた複数カ所の温度が、冷蔵室の設定温度を越えたかど
    うかを判定する冷蔵室庫内温度判定手段と、冷蔵庫外に
    設けられた外気温度センサと、前記外気温度センサによ
    り冷蔵庫外の外気温度を検出する外気温度検出手段と、
    前記冷蔵室庫内温度検出手段の出力により庫内の温度上
    昇度を演算する冷蔵室温度上昇度演算手段と、前記冷蔵
    室庫内温度検出手段の出力により庫内複数カ所の温度差
    を演算する冷蔵室庫内温度差演算手段と、冷蔵室の設定
    温度の下げ幅を求めるための経験則に基づく制御ルール
    を記憶する第2のメモリと、前記冷蔵室温度上昇度演算
    手段により演算された温度上昇度と、前記冷蔵室庫内温
    度差演算手段により演算された庫内温度差と、前記外気
    温度検出手段により検出された外気温度と、前記メモリ
    から取り出された制御ルールに基づいて、ファジィ論理
    演算を行ない冷蔵室の設定温度の下げ幅を演算する第2
    のファジィ推論プロセッサと、前記ファジィ推論プロセ
    ッサにより演算された設定温度の下げ幅から、冷蔵室の
    設定温度を演算する冷蔵室設定温度演算手段と、前記冷
    蔵室設定温度演算手段により演算された設定温度から、
    コンプレッサのON/OFFを制御するコンプレッサ制
    御手段と、電動ダンパの開閉を制御する電動ダンパ制御
    手段と、前記冷蔵室設定温度演算手段により演算された
    設定温度と現在の冷蔵室庫内温度との温度差を演算する
    第2の温度差演算手段と、前記第2の温度差演算手段で
    演算した温度差が大きいときは、ファンの回転数を高く
    し、温度差が小さいときは、ファンの回転数を低くする
    ようにファンの回転数を決定する第2のファン回転数決
    定手段と、前記第2のファン回転数決定手段により決定
    した回転数にファンを制御する第2のファン回転数制御
    手段とを備えることを特徴とする冷蔵庫の冷蔵室の制御
    装置。
  3. 【請求項3】 食品を冷凍し貯蔵することができる冷凍
    室と、食品を冷却し貯蔵することができる冷蔵室を設け
    た冷凍冷蔵庫において、冷凍室内の複数カ所に設けられ
    た冷凍室温度センサと、前記冷凍室温度センサにより冷
    凍室内の複数カ所の温度を検出する冷凍室庫内温度検出
    手段と、前記冷凍室庫内温度検出手段により検出された
    複数カ所の温度が、冷凍室の設定温度を越えたかどうか
    を判定する冷凍室庫内温度判定手段と、冷凍冷蔵庫外に
    設けられた外気温度センサと、前記外気温度センサによ
    り冷凍冷蔵庫外の外気温度を検出する外気温度検出手段
    と、前記冷凍室庫内温度検出手段の出力により庫内の温
    度上昇度を演算する冷凍室温度上昇度演算手段と、前記
    冷凍室庫内温度検出手段の出力により庫内複数カ所の温
    度差を演算する冷凍室庫内温度差演算手段と、冷凍室の
    設定温度の下げ幅を求めるための経験則に基づく制御ル
    ールを記憶する第1のメモリと、前記冷凍室温度上昇度
    演算手段により演算された温度上昇度と、前記冷凍室庫
    内温度差演算手段により演算された庫内温度差と、前記
    外気温度検出手段により検出された外気温度と、前記メ
    モリから取り出された制御ルールに基づいて、ファジィ
    論理演算を行ない冷凍室の設定温度の下げ幅を演算する
    第1のファジィ推論プロセッサと、前記ファジィ推論プ
    ロセッサにより演算された設定温度の下げ幅から、冷凍
    室の設定温度を演算する冷凍室設定温度演算手段と、前
    記冷凍室設定温度演算手段により演算された設定温度と
    現在の冷凍室庫内温度との温度差を演算する第1の温度
    差演算手段と、前記第1の温度差演算手段で演算した温
    度差が大きいときは、コンプレッサの回転数を高くし、
    温度差が小さいときは、コンプレッサの回転数を低くす
    るようにコンプレッサの回転数を決定するコンプレッサ
    回転数決定手段と、前記コンプレッサ回転数決定手段に
    より決定した回転数にコンプレッサを制御するコンプレ
    ッサ回転数制御手段と、前記第1の温度差演算手段で演
    算した温度差が大きいときは、ファンの回転数を高く
    し、温度差が小さいときは、ファンの回転数を低くする
    ようにファンの回転数を決定する第1のファン回転数決
    定手段と、冷蔵室内の複数カ所に設けられた冷蔵室温度
    センサと、前記冷蔵室温度センサにより冷蔵室内の複数
    カ所の温度を検出する冷蔵室庫内温度検出手段と、前記
    冷蔵室庫内温度検出手段により検出された複数カ所の温
    度が、冷蔵室の設定温度を越えたかどうかを判定する冷
    蔵室庫内温度判定手段と、前記冷蔵室庫内温度検出手段
    の出力により庫内の温度上昇度を演算する冷蔵室温度上
    昇度演算手段と、前記冷蔵室庫内温度検出手段の出力に
    より庫内複数カ所の温度差を演算する冷蔵室庫内温度差
    演算手段と、冷蔵室の設定温度の下げ幅を求めるための
    経験則に基づく制御ルールを記憶する第2のメモリと、
    前記冷蔵室温度上昇度演算手段により演算された温度上
    昇度と、前記冷蔵室庫内温度差演算手段により演算され
    た庫内温度差と、前記外気温度検出手段により検出され
    た外気温度と、前記メモリから取り出された制御ルール
    に基づいて、ファジィ論理演算を行ない冷蔵室の設定温
    度の下げ幅を演算する第2のファジィ推論プロセッサ
    と、前記ファジィ推論プロセッサにより演算された設定
    温度の下げ幅から、冷蔵室の設定温度を演算する冷蔵室
    設定温度演算手段と、前記冷蔵室設定温度演算手段によ
    り演算された設定温度から、電動ダンパの開閉を制御す
    る電動ダンパ制御手段と、前記冷蔵室設定温度演算手段
    により演算された設定温度と現在の冷蔵室庫内温度との
    温度差を演算する第2の温度差演算手段と、前記第2の
    温度差演算手段で演算した温度差が大きいときは、ファ
    ンの回転数を高くし、温度差が小さいときは、ファンの
    回転数を低くするようにファンの回転数を決定する第2
    のファン回転数決定手段と、前記第1のファン回転数決
    定手段により決定した回転数と、前記第2のファン回転
    数決定手段により決定した回転数のうち、回転数の高い
    方をファンの回転数と決定する第3のファン回転数決定
    手段と、前記第3のファン回転数決定手段により決定し
    た回転数にファンを制御する第3のファン回転数制御手
    段とを備えることを特徴とする冷凍冷蔵庫の制御装置。
JP28855592A 1992-10-27 1992-10-27 冷凍冷蔵庫の制御装置 Pending JPH06137738A (ja)

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