JPH0528659A - デイジタル信号再生装置 - Google Patents

デイジタル信号再生装置

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Publication number
JPH0528659A
JPH0528659A JP3249401A JP24940191A JPH0528659A JP H0528659 A JPH0528659 A JP H0528659A JP 3249401 A JP3249401 A JP 3249401A JP 24940191 A JP24940191 A JP 24940191A JP H0528659 A JPH0528659 A JP H0528659A
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JP
Japan
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pulse
clock
circuit
signal
demodulation
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Withdrawn
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JP3249401A
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Kaori Ichikawa
加織 市川
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Withdrawn legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/10Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel
    • G11B27/19Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier
    • G11B27/28Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier by using information signals recorded by the same method as the main recording
    • G11B27/30Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier by using information signals recorded by the same method as the main recording on the same track as the main recording
    • G11B27/3027Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier by using information signals recorded by the same method as the main recording on the same track as the main recording used signal is digitally coded
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/14Digital recording or reproducing using self-clocking codes
    • G11B20/1403Digital recording or reproducing using self-clocking codes characterised by the use of two levels

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 再生出力パルス幅の変動に影響されることな
く、任意のセルフクロック方式で変調記録されたデータ
を常に正しく復調できるようにする。 【構成】 同期手段2では、2値化した再生出力パルス
と、クロック生成手段5からの復調クロック及びその周
期T′とに基づいて所要の同期信号を得、これをクロッ
ク生成手段5へ供給して、クロック生成手段5において
その復調クロックを再生出力パルスに所定の幅をもって
同期させるようになっている。さらに、同期手段2は、
データ再生時の初期において最初に到達した再生出力パ
ルス、あるいはセクタの最初の部分の再生出力パルスに
対しては、クロック生成手段5において復調クロックを
再生パルスに所定の幅をもって同期させることを行わ
ず、前記最初の再生出力パルスに復調クロックの位相が
一致するように同期させるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フロッピーディスク、
磁気カード、光カード等の記録媒体に、MFM変調方
式、2−7変調方式等により記録されたディジタル信号
を再生するディジタル信号再生装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル信号の記録再生方式について
は、従来種々のものが提案されているが、記録媒体に記
録されたディジタル信号を正しく復調するためには、記
録媒体と読み取りへッドとの相対移動速度の変動による
再生パルス幅の変動や、媒体上の傷、ごみ等による信号
の変動、欠落に対する対策が必要である。
【0003】このようなことから、例えば特公昭57−
24700号公報には、再生されたパルスと自己発振ク
ロックとの位相差をカウントし、そのカウント値を自己
発振クロックの周波数にフィードバックするPLL方式
により再生パルスと同期した読み取りクロックを得、こ
れに基づいて再生パルスを復調するようにしたものが提
案されている。つまり、アナログ式のものである。
【0004】また、再生されたパルスを基準としてパル
ス毎に読み取り窓信号を作り出すディジタル式のものも
ある。例えば、特開昭62−241176号公報には、
再生中のパルス間隔からその時点におけるクロックビッ
トの周期を抽出して、その抽出したクロックビット周期
の1/2 を基準周期とする補正クロックを生成し、この補
正クロックに基づいて読み取り窓信号を形成して再生パ
ルスを復調するようにしたものが提案されている。
【0005】さらに、本出願人は、特開平3−6906
9号公報に開示されているような、再生出力中の数個の
パルス間隔から、その時点のクロックの基本周期を平均
等の方法により算出し、算出したクロックの周期で、到
来するパルスと同期させて復調用のクロックを生成する
ディジタル信号再生装置を提案している。この装置は、
クロックでデータビットをサンプリングすることによ
り、復調データが“0”または“1”かを判定するよう
になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公昭
57−24700号公報におけるように、再生パルスと
自己発振クロックとの位相差を自己発振クロックの周波
数にフィードバックして再生パルスと同期した読み取り
クロックを得るものにあっては、再生パルス読み取りク
ロックとの位相関係が一旦ずれると、読み取りクロック
を再び正しい位相関係に引き込むまでに時間がかかり、
またパルス幅の大きな速度変動には追従が遅れるため、
再生パルスを正しく復調できなくなるという欠点があ
る。このため、媒体上に引き込み用の規則正しい信号列
からなる引き込みパターンが必要であった。
【0007】また、セクタの間などで大きな変動がある
と追従できない場合がある。例えば、複数のセクタのデ
ータを1セクタづつ別々の装置で書き込んだ場合は、各
装置間のばらつきにより各セクタで信号記録間隔が異な
ることが起こり得る。特に、セクタとセクタとの間隔が
ないような記録方式の場合は、各セクタを連続して読み
出しを行うと次のセクタに移った時点で同期はずれを起
こしてしまうこともあり、この場合、後のセクタのデー
タを読み取ることができなくなってしまう。
【0008】また、特開昭62−241176号公報に
おけるように、パルス到来時点でのパルス間隔からクロ
ックビットの周期を抽出して復調用窓を形成するものに
あっては、各パルス到来毎にクロック周期が変動するた
め、媒体の速度変動等によりパルス位置が急激に変動し
た場合には誤って復調してしまうという欠点がある。例
えば、パルス位置が正常な位置より後ろにずれた場合に
は、該パルスより前のパルス長は長くなり、後ろのパル
ス長は短くなる。このため、前のパルスによってクロッ
ク周期を長くすると窓開時間にパルスが到来せず、正し
い復調ができなくなる。また、媒体上の傷やごみによる
ジッタ(単発の信号のゆらぎ)により、例えば突然パル
ス幅が大きくなり、その次のパルス幅が小さくなると、
データ用ウィンドウのなかにビットが納まらず、クロッ
クビットとデータビットとが反転して誤って復調してし
まうという欠点がある。
【0009】さらに、特開平3−69069号公報に記
載の装置では、再生信号パルスに対して位相の同期を選
択的に行うため、最初に到来した再生信号パルスとクロ
ックとの位相差が同期の選択範囲外であると、生成され
るクロックはゆるやかな追従しか行わないため、最初の
再生信号パルスは、クロックと完全に同期せず、同期す
るまでに時間がかかる。従って、前記公報記載の装置で
は、再生当初から確実な引き込みを行うため、また引き
込み時間短縮を図るためにも、記録媒体上に引き込み用
の同期パターンが必要になり、改良する余地がある。
【0010】前記ディジタル式の装置は、アナログ式の
装置と比較して追従性は良いが、アナログ式の装置と同
様にセクタとセクタとの間でパルス幅の大きな変動があ
ると追従できなくなる恐れがある。よって、セクタの間
で同期はずれを起こしてしまい、後のデータが読み取れ
なくなってしまうという欠点を同様に有している。
【0011】本発明は、前記事情にかんがみてなされた
もので、記録媒体の読み取り速度が変動しても、また媒
体上の傷やごみ、あるいは装置のばらつき等により再生
パルス幅が変動しても、任意のセルフクロック方式で変
調記録されたデータを常に正しく復調できるようにする
ことが可能なディジタル信号再生装置を提供することを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のディジタル信号
再生装置は、記録媒体の情報を読み取って得られるアナ
ログ信号を2値化した再生出力パルスから、該記録媒体
に記録されたディジタル信号を再生するディジタル信号
再生装置において、2値化した再生出力中のパルス間隔
を抽出するパルス間隔抽出手段と、前記パルス間隔抽出
手段で抽出したパルス間隔の基本周期に対する倍数を検
出するパルス倍数検出手段と、予め定めた順次の複数個
の再生出力パルスに対するそれぞれのパルス間隔及び倍
数に基づいて新たな基本周期を算出する基本周期算出手
段と、前記基本周期算出手段で算出した基本周期の復調
クロックを生成するクロック生成手段と、前記クロック
生成手段で生成される復調クロックの位相を再生出力パ
ルスに所定の幅をもって同期させる一方、データ再生時
の初期において最初に到達した再生出力パルス、あるい
はセクタの最初の予め設定した所定の範囲に到達した再
生出力パルスに対しては、復調クロックの位相を再生パ
ルスに所定の幅をもって同期させることをせず、復調ク
ロックとの位相差を前記最初の再生出力パルスに一致す
るように同期させるクロック同期手段とを備え、前記ク
ロック生成手段が生成する復調クロックに基づいて2値
化した再生出力パルス列を復調するよう構成する。
【0013】
【作用】図1は、本発明の概念図を示すものである。再
生ヘッドからの再生出力信号は、2値化した後パルス間
隔抽出手段1及び同期手段2にそれぞれ供給し、パルス
間隔抽出手段1において再生出力信号中のパルス列の各
パルス間隔を順次計測してパルス倍数検出手段3及び基
本周期算出手段4へ供給する。パルス倍数検出手段3で
は、パルス間隔抽出手段1からの各パルス間隔が、予め
設定された基本周期T′の何倍に当たるかを検出して、
その倍数を基本周期算出手段4へ供給する。基本周期算
出手段4では、数パルス分のパルス間隔及びそれぞれの
基本周期T′に対する倍数値に基づいて新たな基本周期
T′を算出し、これをクロック生成手段5へ供給すると
共に、パルス倍数検出手段3へパルス倍数を検出するた
めの基本周期として供給する。ここで、基本周期T′
は、例えば数パルス分のパルス間隔の和を、それぞれの
パルス倍数の和で割ることにより算出する。尚、この基
本周期T′は再生ヘッドと記録媒体との相対速度変動に
よって変動するが、数パルス分のパルスを用いて基本周
期T′を算出することにより単発の変動成分を相殺する
ことが可能となる。
【0014】クロック生成手段5では、基本周期算出手
段4からの基本周期T′及び同期手段2からの所要の同
期信号に基づいて再生出力パルス列を復調するための基
本周期T′復調クロックを生成して出力すると共に、該
復調クロック及びその周期T′を同期手段2へ供給す
る。
【0015】一方、同期手段2では、2値化した再生出
力パルスと、クロック生成手段5からの復調クロック及
びその周期T′とに基づいて所要の同期信号を得、これ
をクロック生成手段5へ供給して、クロック生成手段5
においてその復調クロックを再生出力パルスに所定の幅
をもって同期させるようにする。
【0016】さらに、同期手段2は、データ再生時にお
いて最初に到達した再生出力パルス、あるいはセクタの
最初の予め設定した所定の範囲に到達した再生出力パル
スに対しては、クロック生成手段5において復調クロッ
クを再生パルスに所定の幅をもって同期させることを行
わず、例えばデータ再生毎の初期に得られる、即ち、デ
ータ再生の初期状態にあることを示すリセット信号が入
力されてから、前記最初に到達した再生出力パルスに復
調クロックの位相差が一致するように同期させる。
【0017】このように、再生出力パルスの数パルス分
のパルスを用いて基本周期T′を算出し、この基本周期
T′を用いて復調クロックを生成すると共に、この復調
クロックを再生出力パルスに所定の幅をもって同期させ
ることにより、再生ヘッドと記録媒体との相対速度変動
にゆるやかに追従し、かつ記録媒体上の傷、ごみ等によ
る単発の再生信号のゆらぎに左右されない復調クロック
を得ることができ、再生信号を常に正確に復調すること
が可能となる。また、入力した最初の再生出力パルス、
あるいはセクタ毎の最初の再生出力パルスに対して確実
に同期した復調クロックを得ることができ、データ再生
時の最初から再生信号を常に正確に復調することが可能
である。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図7は本発明の第1実施例に係り、図
1は本発明の概念図、図2は本発明の第1実施例の構成
を示すブロック図、図3は図2に示した基本周期算出回
路の一例の構成を示すブロック図、図4は同じくクロッ
ク生成回路の一例の構成を示すブロック図、図5は同じ
く同期回路の一例の構成を示すブロック図、図6は図5
に示す同期回路の動作を説明するための各部の信号波形
図、図7は図2に示す回路の復調動作を説明するための
信号波形図である。
【0019】図2は本発明の第1実施例を示すブロック
図である。記録媒体上の信号を読み取る磁気ヘッド、光
学ヘッド等の再生ヘッド11からの再生信号は、増幅・
2値化回路12で整形してパルス列の再生出力信号と
し、これをパルス間隔抽出回路13及び同期回路14へ
それぞれ供給するようになっている。
【0020】パルス間隔抽出回路13では、再生出力信
号のパルス間隔をカウンタにより順次計測し、その計測
値рをパルス倍数検出回路15、及び基本周期算出回路
17へそれぞれ供給するようになっている。
【0021】パルス倍数検出回路15では、計測された
パルス間隔pを、後述する基本周期算出回路から出力さ
れるクロックの現在の基本周期T′で割ることにより、
パルス間隔pが周期T′の何倍であるかの倍数nを演算
し、この倍数nを基本周期算出回路17へ供給するよう
になっている。
【0022】また、記憶回路16は、パルス間隔抽出回
路13及びパルス倍数検出回路15からそれぞれ供給さ
れるパルス間隔p及び倍数nを複数(例えば各7)個、
基本周期算出回路17を介して、順次記憶するようにな
っている。
【0023】基本周期算出回路17では、パルス間隔抽
出回路13及びパルス倍数検出回路15からそれぞれ供
給されるパルス間隔p及び倍数nと、それ以前において
記憶回路16に記憶された予め定められた順次の複数個
のパルス間隔p及び倍数nとに基づいて、すなわち順次
の所定数のパルス間隔pの和をそれぞれの倍数nの和で
割ることにより、新しい平均(基本)周期T′を算出す
るようになっている。そして、基本周期算出回路17
は、算出した平均周期T′をクロック生成回路18及び
同期回路14へそれぞれ供給すると共に、パルス倍数検
出回路15にパルス倍数を検出するための基本周期T′
として供給するようになっている。このように、順次の
複数個のパルス間隔pの和と、それぞれの倍数nの和と
に基づいて新しい平均周期T′を算出することにより、
個々のパルスのジッタ成分を相殺した平均周期T′を得
ることができるようになっている。
【0024】クロック生成回路18では、基本周期算出
回路17からの平均周期T′及び同期回路14からの所
要の同期信号に基づいて再生出力信号のパルス列を復調
するための復調クロックを生成して、該復調クロックを
同期回路14及び復調回路19へそれぞれ供給するよう
になっている。
【0025】一方、同期回路14では、2値化した再生
出力パルス、クロック生成回路18からの復調クロック
及び基本周期算出回路17からの周期T′に基づいて所
要の同期信号を得、これをクロック生成回路18へ供給
し、クロック生成回路18においてその復調クロックを
再生出力信号のパルスに所定の幅をもって同期させるよ
うになっている。ここで、同期信号は、通常、再生出力
信号のパルスが到来したときに発生される。そして、こ
の同期信号を入力する生成回路18は、再生出力信号の
パルスの到来毎に復調クロックに再同期をかける一方、
再生出力信号のパルスの到来位置、つまりジッタの大き
いパルスに対しては、例えば、位相の進みがある場合に
同期信号を遅延して発生し、あるいは位相の遅れがある
場合、復調クロックの切り替わりを早めるために周期切
換信号を発生している。このようにして、復調クロック
を再生出力信号に所定の幅をもって同期させるようにし
ている。
【0026】また、制御回路20の復調開始命令のあと
の最初の再生出力信号パルスに対して、同期回路14
は、例えば制御回路20がデータ再生直前に出力するリ
セット信号を受けて内部でゲートを開き、このゲート開
の間に最初の再生出力信号パルスが到達したタイミング
で、同期信号をクロック生成回路18へ送出するように
なっている。これにより、最初の再生パルスと生成中の
クロックとの位相関係がどのようなものであっても、正
しく同期をとることができるようにしている。
【0027】復調回路19は、制御回路20からの復調
開始命令、終了命令等により、復調クロックを用いて再
生出力信号をサンプリングすることにより復調を行い、
“0”,“1”のディジタルデータを表す復調信号を出
力するようになっている。
【0028】図7は、前述したデータの復調に関する信
号波形図を示すものである。復調クロックは、再生出力
信号の立ち下がりに同期するように同期がとられる。そ
して、この復調クロックを用いて、復調回路19におい
て再生出力信号をサンプリングして復調信号を生成し、
ディジタルデータとして復調する。
【0029】以下、図2に示したディジタル信号再生装
置の各部の具体的構成について例示し、説明する。図3
は基本周期算出回路17の一例の構成を示すものであ
る。この基本周算出回路17は、パルス長レジスタ2
1、倍数レジスタ22、パルス長加算回路23、倍数加
算回路24及び割算回路25を有する。パルス長レジス
タ21は、例えばアップカウンタをもって構成し、パル
ス間隔抽出回路13からのパルス間隔pをラッチするレ
ジスタである。また、倍数レジスタ22は、例えばダウ
ンカウンタをもって構成し、パルス倍数検出回路13か
らのパルス間隔pをラッチするレジスタである。また、
倍数レジスタ22は、例えばダウンカウンタをもって構
成し、パルス倍数検出回数15からの倍数nをラッチす
るレジスタである。
【0030】パルス長レジスタ21は、ラッチしたパル
ス間隔pを記憶回路16へ供給すると共に、パルス長加
算回路23へも供給するようになっている。同様に、倍
数レジスタ22は、ラッチした倍数nを記憶回路16へ
供給すると共に、倍数加算回路24へも供給するように
なっている。
【0031】パルス長加算回路23は、パルス長レジス
タ21からのパルス間隔pn と、このパルス間隔pn が
入力される以前に、記憶回路16に記憶されている過去
7個分のパルス間隔pn-1 〜pn-7 との合計8個のパル
ス間隔の和pT を求め、この和pT を割算回路25へ供
給するようになっている。同様に、倍数加算回路24
は、倍数レジスタ22からの倍数nn と、この倍数nn
が入力される以前に、記憶回路16に記憶されている過
去7個分の倍数nn-1 〜nn-7 との合計8個の倍数の和
nT を求め、この和nT を割算回路25へ供給するよう
になっている。
【0032】割算回路25は、パルス長加算回路23か
らのパルス間隔の和pT と、倍数加算回路24からの倍
数の和nT とに基づいてpT /nT を演算して新たな基
本周期T′を求め、これを同期回路14及びクロック生
成回路18へそれぞれ供給すると共に、パルス倍数検出
回路15へフィードバックして次のパルス倍数を検出す
るための基本周期として用いるようにしている。
【0033】このように、基本周期算出回路17で算出
した新たな基本周期T′は、パルス倍数検出回路15に
フィードバックされ、次のパルス倍数を検出するための
基本周期として用いているので、再生出力信号のパルス
幅の大きな変動に対しても追従することが可能となって
いる。
【0034】図4はクロック生成回路18の一例の構成
を示すものである。このクロック生成回路18は、基本
周期レジスタ31、ダウンカウンタ32、トグルフリッ
プフロップ33及びOR回路34を有する。基本周期レ
ジスタ31は、基本周期算出回路17から供給された基
本周期T′をラッチして、その1/2 または1/4 の値を出
力するレジスタである。すなわち、基本周期レジスタ3
1は、同期回路14から周期切換信号が到来していない
場合、ラッチした基本周期T′の1/2 の値をダウンカウ
ンタ32へ供給する一方、周期切換信号が到来した場
合、ラッチした基本周期T′の1/4 の値をダウンカウン
タ32へ供給するようになっている。
【0035】ダウンカウンタ32のロード(LOAD)
端子には、同期回路14からの同期信号をOR回路34
の一方の入力端子を介して入力し、この同期信号に基づ
いて基本周期レジスタ31からの出力信号をロードし
て、ロード後原振クロックによりダウンカウントを開始
するようになっている。また、基本周期レジスタ31
は、ダウンカウンタ32においてカウントが終了した時
点で、キャリー信号(CO)を発生して、トグルフリッ
プフロップ33へ供給すると共に、OR回路34の他方
の入力端子を介してダウンカウンタ32のロード端子へ
も供給している。従って、キャリー信号(CO)が発生
すると、トグルフリップフロップ33は、その出力を反
転すると同時に、ダウンカウンタ32は、再度基本周期
レジスタ31からの出力をロードしてダウンカウントを
開始するようになっている。
【0036】また、トグルフリップフロップ33は、そ
のリセット(RST)端子に同期回路14からの同期信
号を入力し、この同期信号によりトグルフリップフロッ
プ33をリセットするようになっている。
【0037】このようにして、ダウンカウントが終了す
る毎に、トグルフリップフロップ33は、その出力を反
転させて復調クロックを得るようになっている。この復
調クロックは、同期回路14からの同期信号により再生
出力信号に所定の幅をもって同期させる。
【0038】前述のように、同期信号を用いて復調クロ
ックを生成しているので、1個目の同期信号で再生出力
信号と復調クロックとを同期させることができ、再生出
力信号に対して直ちに引込みが可能となる。
【0039】図5は同期回路14の一例の構成を示すブ
ロック図、図6はその動作を説明するための各部の信号
のタイミングを示している。この同期回路14は、反転
検出回路41、ダウンカウンタ42、基本周期レジスタ
43、基準位相差レジスタ43A、立下り検出回路4
4、AND回路45〜48、インバータ49,50、遅
延回路51及びOR回路52を有して、再生出力信号と
復調クロックとを同期させるための同期信号を生成する
ようになっている。クロック生成回路18からの復調ク
ロックは、反転検出回路41及びAND回路45,46
へそれぞれ供給されると共に、インバータ49を介して
AND回路47及び48へそれぞれ供給される。また、
基本周期算出回路17からの基本周期T′は、基本周期
レジスタ43ヘ供給されてラッチされ、この基本周期
T′の値を基準位相差レジスタ43Aへ供給するように
なっている。基準位相差レジスタ43Aは、基本周期レ
ジスタ43が出力する基本周期T′をラッチして、この
基本周期T′の 1/4(25%)の値をダウンカウンタ4
2へ供給するようになっている。さらに、増幅・2値化
回路12からの再生出力信号は、立下り検出回路44へ
供給され、その立下りに同期した同期パルスを得、この
同期パルスは、AND回路45〜48へそれぞれ供給さ
れるようになっている。
【0040】さらにまた、制御回路20が、例えばデー
タ再生直前に出力するリセット信号は、同期回路14の
立下り検出回路44へ供給されるようになっている。立
下り検出回路44は、リセット信号を受けて、内部のゲ
ートを所定時間だけ開くと共に、ゲート開の状態で再生
出力信号が立下がったタイミングで初期同期信号をOR
回路52へ出力するようになっている。尚、立下り検出
回路44は、リセット信号がない場合、つまりゲートが
閉じた状態では、再生出力信号が立下がっても初期同期
信号を立上げない。従って、初期同期信号はデータ再生
毎の初回にのみ出力される。尚、リセット信号として
は、例えば、上位のホストコンピュータが出力する再生
指示信号を用いても良く、また電源0N時にあっては、
0N時にリセット信号が制御回路20から出力されるよ
うにしても良い。また、前記ゲートは、所定時間だけ開
くようにする以外に、最初の再生信号パルスが到達する
までは解放状態にして、最初の再生信号パルスが到達す
ることにより閉じるようにしても良い。
【0041】反転検出回路41は、復調クロックの立ち
上がり及び立ち下がりを検出してロードパルスを得、こ
れをダウンカウンタ42へ供給するようになっている。
ダウンカウンタ42は、このロードパルスにより、基準
位相差レジスタ43Aからの基本周期T′の1/4 の値を
ロードしてダウンカウントを開始させ、そのカウントの
終了により発生するキャリー信号(CO)を該ダウンカ
ウンタ42のイネーブル端子、AND回路45,47及
び遅延回路51へそれぞれ供給すると共に、インバータ
50を介してAND回路46及び48へそれぞれ供給す
るようになっている。
【0042】OR回路52には、AND回路45,4
7,48の出力信号をそれぞれ供給すると共に、AND
回路46の出力信号を遅延回路51を介して供給し、こ
のOR回路52の出力を同期信号として、またAND回
路47の出力を周期切換信号としてクロック生成回路1
8へそれぞれ供給するようになっている。
【0043】ここで、再生出力信号に変動要因がなく、
パルス間隔が一定ならば再生出力信号の立ち下がりと復
調クロックの立ち下がりとは一致するが、この例では再
生ヘッド11と記録媒体との相対速度変動、記録媒体上
のごみや傷等による再生出力信号の乱れを考慮し、復調
クロックの立ち下がりに対して±25%以内に、再生出
力信号の立ち下がりが位置する場合には、正常区間とし
て復調クロックを再生出力信号に同期させる。尚、正常
区間は、ダウンカウンタ42が出力するキャリー信号
(CO)と、クロック生成回路18が出力する復調クロ
ックとをEx(排他的)-OR回路を介して得ることが
できるが、本実施例では、AND回路45及び48が正
常区間に相当する働きを有している。
【0044】従って、正常区間内に同期パルスが位置す
る場合には、AND回路45及び48により、再生出力
信号到来時の同期パルスをそのまま同期信号としてクロ
ック生成回路18へ供給する。これに対し、図6のパル
スBのようにその同期パルスが正常区間より遅れてきた
場合には、AND回路47により同期パルスを同期信号
及び周期切換信号として出力させて、これらをクロック
生成回路18へ供給する。そして、同期信号及び周期切
換信号により、クロック生成回路18は、基本周期レジ
スタ31からラッチした基本周期T′の1/4 の値をダウ
ンカウンタ32へ供給する。このようにすると、後続す
る1回目の復調クロック反転周期が早くなって、パルス
Bが遅れずにきた場合とほぼ同等の復調クロックを得る
ことができる。また、逆にパルスCのようにその同期パ
ルスが正常区間より早くきた場合には、AND回路46
から同期パルスを出力させ、これを遅延回路51により
T′/4遅らせて同期信号として出力させる。つまり、
同期信号が遅れることにより、後続する1回目の復調ク
ロック反転周期も遅くなって、パルスCが早まらずにき
た場合とほぼ同等の復調クロックを得ることができる。
【0045】さらに、パルスAのように再生出力信号最
初のパルスでは、例えばデータ再生時直前に制御回路2
0が出力するリセット信号が到来してから、所定の時間
の間、立ち下がり検出回路44の内部ゲートが開く。そ
して、ゲート開の間に再生出力信号が立ち下がるタイミ
ングで、立ち下がり検出回路44は、初期同期信号をO
R回路52へ出力する。このため、OR回路52は、こ
の初期同期信号を同期信号として出力する。従って、復
調クロックの状態にかかわらず、クロック生成回路18
は、再生出力信号の立ち下がりに同期した復調クロック
を得ることができる。すなわち、データ再生時におい
て、再生出力信号の最初のパルスから正しく同期を取る
ことができる。この復調クロックによって、常に正しく
再生出力パルス列の復調が行われ、正確な復調信号が得
られる。
【0046】以上のように、本実施例によれば、実際の
再生出力信号のパルス間隔を平均計算することにより復
調クロックの周期を求めるようにしたので、個々のパル
スのジッタ成分を相殺することができる。また、常に再
生出力信号と復調クロックとの位相を合わせながらも、
大きなジッタのものは位相の進み遅れに合わせて、選択
的に位相を適度にずらして合わせることができる。そし
て、再生出力信号と復調クロックとを所定の幅をもって
同期させるようにしたので、記録媒体上のごみや傷等に
よる誤った信号に対して、復調クロックを誤ロックする
ことなく、常に正しい信号に追従する復調クロックを得
ることができる。さらに、最初の出力信号パルスから確
実に正確な同期の取れた復調クロックを得ることがで
き、再生出力パルスに対して直ちに引込みができる。こ
のため、同期引き込用のパターンを記録媒体側に設ける
必要がなく、記録媒体のデータ記録容量を拡大すること
ができる。
【0047】図8ないし図11は本発明の第2実施例に
係り、図8は第2実施例の構成を示すブロック図、図9
は図8に示した同期回路の一例の構成を示すブロック
図、図10は図8に示したセクタマーク検出回路と強制
同期期間決定回路の出力信号波形を示す波形図、図11
は図9に示す同期回路の動作を説明するための各部の信
号波形図である。
【0048】第2実施例では、第1実施例の構成に加え
て、増幅・2値化回路12に接続され、再生出力信号か
らセクタ先頭のセクタマークを検出するセクタマーク検
出回路61と、このセクタマーク検出回路61で検出さ
れたセクタの最初の部分において復調クロックを強制的
に同期させる期間を決定する強制同期期間決定回路62
とが設けられている。この強制同期期間決定回路62で
生成された期間決定信号は、同期回路14aに供給され
るようになっている。なお、第1実施例と同様の構成要
素には同一符号を付して説明を省略する。
【0049】前記同期回路14aの構成を図9に示す。
復調クロックの同期をとるための同期パルス及び初期同
期信号を出力する立下り検出回路44には、再生出力信
号と共に前記期間決定信号が供給されるようになってい
る。その他は図5に示した第1実施例の同期回路14と
同様に構成されている。
【0050】データはセクタ単位で記録されるが、セク
タごとに別々の装置で書き込んだり、別々の機会に書き
込みを行ったりすると、各セクタ単位で信号の記録間隔
等にばらつきが生じる場合がある。第2実施例では、セ
クタの先頭を検出し、セクタの最初の部分においては強
制的に復調クロックを再生出力信号に同期させるように
して、セクタの最初から確実に同期がとれるようにして
いる。
【0051】図10にセクタ先頭のセクタマークと、こ
れに対応するセクタマーク検出回路61と強制同期期間
決定回路62の出力信号波形を示す。通常、記録媒体の
トラックには、各セクタごとにID部71とデータ部7
2とが設けられ、ID部71の先頭にはセクタの開始を
示すセクタマーク73が記録されている。セクタマーク
検出回路61は、このセクタマーク73を検出してセク
タ開始信号を強制同期期間決定回路62へ出力する。強
制同期期間決定回路62は、前記セクタの開始から予め
設定されたある一定期間経過後まで期間決定信号を同期
回路14aに送出する。この期間決定信号によって、同
期回路14aからは強制的に同期信号がクロック生成回
路へ送出される。これにより、セクタの最初の部分のパ
ルスと生成中の復調クロックとの位相関係がどのような
ものであっても、正しく同期をとることができる。
【0052】図11は前記同期回路14aの各部の動作
波形を示している。通常のデータ区間においては、第1
実施例と同様に再生出力信号から得られる同期パルスの
発生位置に応じて復調クロックの同期がとられる。即
ち、同期パルスが正常区間に位置する場合は同期パルス
と一致するように復調クロックを同期させ、正常区間外
に位置する場合は同期パルスに対して位相を進退させた
同期信号を出力し、これと一致するように復調クロック
を同期させる。このように、同期パルスの発生位置に応
じて緩やかに復調クロックを同期させることにより、常
に正確な位置の信号に同期がとられるようにする。
【0053】一方、セクタの最初の部分においては、
(k)のように期間決定信号が供給される。この期間決
定信号は、第1実施例のリセット信号とほぼ同様の機能
を有する。期間決定信号が入力されているときは、立下
り検出回路44より再生信号が立下がったタイミングで
初期同期信号が出力される。各セクタの開始から設定さ
れたある一定期間においては期間決定信号が必ず出力さ
れる。
【0054】つまり、図11のパルスAのように、デー
タ再生開始時における制御回路20からのリセット信号
出力直後の再生信号の最初のパルス、あるいは各セクタ
の開始から一定期間のパルスにおいては、パルス到来時
に初期同期信号が立下り検出回路44から出力され、こ
れがOR回路52から同期信号として出力される。これ
により、このときの復調クロックの状態にかかわらず、
クロック生成回路18からは再生出力信号の立ち下がり
に強制的に同期した復調クロックが得られる。即ち、各
セクタの記録時のばらつきに左右されることなく、各セ
クタごとに引き込みを行うので、常に正しい復調クロッ
クが得られる。従って、データ再生時において、各セク
タの最初から正しく同期をとることができる。この復調
クロックによって、常に正しく再生出力パルス列の復調
が行われ、正確な復調信号が得られる。
【0055】以上のように、本実施例によれば、再生出
力信号と復調クロックとの位相を合わせながらも、大き
なジッタのものに対しては選択的にゆるやかに位相をず
らして合わせることにより、復調クロックを誤って同期
させることなく、常に正しい信号に追従する復調クロッ
クを得ることができる。また、各セクタの最初の再生出
力信号パルスから復調クロックの同期を確実に行うこと
ができ、記録時のセクタごとのばらつきに影響されるこ
となく、媒体上の最初のデータから正しく読み込むこと
ができる。これにより、媒体上の各セクタの始めに引き
込み用のパターン等を記録する必要がなく、媒体の記録
領域をデータ領域として有効に利用することができる。
【0056】尚、本実施例はディジタル方式の信号再生
装置であるが、これをアナログPLLを使用した信号再
生装置にも適用することができる。アナログ方式の場合
は、再生の始めでは引き込みを早くし、引き込んだ後で
はゆるやかな追従に切換えることは、一般に知られてい
ることであるが、各セクタの始めでは引き込みを早く
し、そのあとゆるやかな追従に切換えることによって、
各セクタの信号間隔のばらつきに対応できる信号再生装
置を構成することができる。
【0057】また、本発明は前述した実施例にのみ限定
されるものではなく、幾多の変形または変更が可能であ
る。例えば、前述した実施例では、正常区間以外でのパ
ルスは遅れ量を調整して同期させるようにしたが、図5
においてAND回路46,47及び遅延回路51を省略
して、正常区間以外のパルスは同期を行わないようにす
ることもできる。
【0058】また、前述した実施例では、正常区間外に
再生出力信号がきた場合、T′/4の位相補償を行って
復調クロックをT′/4早めたり、遅らせたりしたが、
図5の基本周期レジスタ43及び遅延回路51内のレジ
スタを外部のCPU等から書き込めるようにして、位相
補正量をT′/3やT′/5等のように任意に設定する
よう構成することもできる。このようにすれば、再生出
力信号の特性にあったより正確な位相補正が可能となる
ので、変動量の大きい再生出力信号に対しても、これを
正しく復調できる復調クロックを生成することができ
る。
【0059】また、前述した実施例では、基本周期を平
均法により算出するようにしたが、再生出力信号のパル
ス幅変動を予測するもの、例えば2乗平均等の他のアル
ゴリズムにより算出するようにすることもできる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、予
め定めた順次の複数個の再生出力パルスに基づいて基本
周期を算出してその周期の復調クロックを生成すると共
に、この復調クロックの位相を再生出力パルスに所定の
幅をもって同期させるようにしたので、記録媒体と再生
ヘッドとの相対速度変動による再生出力パルス幅の変動
あるいは装置のばらつき等による再生出力パルス幅の変
動に有効に追従し、かつ記録媒体上のごみや傷等による
再生出力幅の変動や欠落による影響を最少限に抑えた復
調クロックを得ることができ、従って任意のセルフクロ
ック方式で変調記録されたデータを常に正しく復調する
ことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念図
【図2】本発明の第1実施例の構成を示すブロック図
【図3】図2に示した基本周期算出回路の一例の構成を
示すブロック図
【図4】同じくクロック生成回路の一例の構成を示すブ
ロック図
【図5】同じく同期回路の一例の構成を示すブロック図
【図6】図5に示す同期回路の動作を説明するための各
部の信号波形図
【図7】図2に示す回路の復調動作を説明するための信
号波形図
【図8】本発明の第2実施例の構成を示すブロック図
【図9】図8に示した同期回路の一例の構成を示すブロ
ック図
【図10】図8に示したセクタマーク検出回路と強制同
期期間決定回路の出力信号波形を示す波形図
【図11】図9に示す同期回路の動作を説明するための
各部の信号波形図
【符号の説明】
1…パルス間隔抽出手段 2…同期手段 3…パルス倍数検出手段 4…基本周期算出手段 5…クロック生成手段 11…再生ヘッド 12…増幅・2値化回路 13…パルス間隔抽出回路 14…同期回路 15…パルス倍数検出回路 16…記憶回路 17…基本周期算出回路 18…クロック生成回路 19…復調回路 20…制御回路 44…立下がり検出回路 52…OR回路 61…セクタマーク検出回路 62…強制同期期間決定回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年5月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】一方、同期回路14では、2値化した再生
出力パルス、クロック生成回路18からの復調クロック
及び基本周期算出回路17からの周期T′に基づいて所
要の同期信号を得、これをクロック生成回路18へ供給
し、クロック生成回路18においてその復調クロックを
再生出力信号のパルスに所定の幅をもって同期させるよ
うになっている。ここで、同期信号は、通常、再生出力
信号のパルスが到来したときに発生される。そして、こ
の同期信号を入力するクロック生成回路18は、再生出
力信号のパルスの到来毎に復調クロックに再同期をかけ
る一方、同期回路14は、再生出力信号のパルスの到来
位置、つまりジッタの大きいパルスに対しては、例え
ば、位相の進みがある場合に同期信号を遅延して発生
し、あるいは位相の遅れがある場合、復調クロックの切
り替わりを早めるために周期切換信号を発生している。
このようにして、基本周期算出回路17からの基本周期
T′によって、同期を行うタイミングで同期信号あるい
は周期切換信号をクロック生成回路18に送出し、復調
クロックを再生出力信号に所定の幅をもって同期させる
ようにしている。また、同期回路14は、再生出力信号
を復調クロックに同期した形に整形し、整形された再生
出力信号(シンクデータ)として復調回路19へ送出す
るようになっている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】復調回路19は、制御回路20からの復調
開始命令、終了命令等により、復調クロックを用いて
形された再生出力信号(シンクデータ)をサンプリング
することにより復調を行い、“0”,“1”のディジタ
ルデータを表す復調信号(復調データ)を出力するよう
になっている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】図7は、前述したデータの復調に関する信
号波形図を示すものである。復調クロックは、再生出力
信号の立ち下がりに同期するように同期がとられる。そ
して、この復調クロックを用いて、復調回路19におい
シンクデータをサンプリングして復調信号(復調デー
タ)を生成し、ディジタルデータとして復調する。すな
わち、再生出力信号の立ち下がりに所定の幅を持って出
力される同期信号に同期して、復調クロックが出力され
ると共に、この復調クロックに同期した形で再生出力信
号が整形され、シンクデータとして出力される。シンク
データは、データとクロックの両方を含み、復調クロッ
クの1クロックおきにクロックビットと、データ区間を
示すデータビットとを繰り返すようになっている。図7
において、復調クロック中に矢印があるタイミングがデ
ータビットで、無いところがクロックビットとなってい
る。ここで、クロックビットはタイミングをとるためだ
けに存在し、復調回路19は、データビットのみ復調ク
ロックの矢印部分の立ち上がりでサンプリングして復調
データを生成する。なお、図7は再生出力信号がMFM
変調されている場合を示している。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体の情報を読み取って得られるア
    ナログ信号を2値化した再生出力パルスから、該記録媒
    体に記録されたディジタル信号を再生するディジタル信
    号再生装置において、 2値化した再生出力中のパルス間隔を抽出するパルス間
    隔抽出手段と、 前記パルス間隔抽出手段で抽出したパルス間隔の基本周
    期に対する倍数を検出するパルス倍数検出手段と、 予め定めた順次の複数個の再生出力パルスに対するそれ
    ぞれのパルス間隔及び倍数に基づいて新たな基本周期を
    算出する基本周期算出手段と、 前記基本周期算出手段で算出した基本周期の復調クロッ
    クを生成するクロック生成手段と、 前記クロック生成手段で生成される復調クロックの位相
    を再生出力パルスに所定の幅をもって同期させる一方、
    データ再生時の初期において、最初に到達した再生出力
    パルスに対しては、復調クロックの位相を再生パルスに
    所定の幅をもって同期させることをせず、復調クロック
    の位相差を前記最初の再生出力パルスに一致するように
    同期させるクロック同期手段とを備え、 前記クロック生成手段が生成する復調クロックに基づい
    て、2値化した再生出力パルス列を復調するよう構成し
    ていることを特徴とするディジタル信号再生装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体の情報を読み取って得られるア
    ナログ信号を2値化した再生出力パルスから、該記録媒
    体に記録されたディジタル信号を再生するディジタル信
    号再生装置において、 2値化した再生出力中のパルス間隔を抽出するパルス間
    隔抽出手段と、 前記パルス間隔抽出手段で抽出したパルス間隔の基本周
    期に対する倍数を検出するパルス倍数検出手段と、 予め定めた順次の複数個の再生出力パルスに対するそれ
    ぞれのパルス間隔及び倍数に基づいて新たな基本周期を
    算出する基本周期算出手段と、 前記基本周期算出手段で算出した基本周期の復調クロッ
    クを生成するクロック生成手段と、 前記クロック生成手段で生成される復調クロックの位相
    を再生出力パルスに所定の幅をもって同期させる一方、
    セクタの最初の予め設定した所定の範囲に到達した再生
    出力パルスに対しては、復調クロックの位相を再生パル
    スに所定の幅をもって同期させることをせず、復調クロ
    ックの位相差を前記所定の範囲に到達した再生出力パル
    スに一致するように同期させるクロック同期手段と、 前記クロック生成手段が生成する復調クロックに基づい
    て、2値化した再生出力パルス列を復調する復調手段
    と、を備えたことを特徴とするディジタル信号再生装
    置。
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