JP2001167532A - 周波数比較回路 - Google Patents

周波数比較回路

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JP2001167532A
JP2001167532A JP34823399A JP34823399A JP2001167532A JP 2001167532 A JP2001167532 A JP 2001167532A JP 34823399 A JP34823399 A JP 34823399A JP 34823399 A JP34823399 A JP 34823399A JP 2001167532 A JP2001167532 A JP 2001167532A
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D13/00Circuits for comparing the phase or frequency of two mutually-independent oscillations
    • H03D13/001Circuits for comparing the phase or frequency of two mutually-independent oscillations in which a pulse counter is used followed by a conversion into an analog signal

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Manipulation Of Pulses (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】DVDのRF信号の読み出しが高速になる技術
を提供する。 【解決手段】本発明の周波数比較回路1はエッジ間隔検
出回路3と、最大間隔検出回路4と、最小間隔検出回路
5とを有している。エッジ間隔検出回路3によってRF
信号のパルス幅(エッジ間隔)に応じた基準クロックのパ
ルス数が検出され、1フレーム中のエッジ間隔の最大値
すなわち最大エッジ間隔が最大間隔検出回路4で検出さ
れ、複数フレームの最大エッジ間隔の最小値が最小間隔
検出回路5で検出され、最大エッジ間隔の最小値がフレ
ーム同期信号の期間を示す数と比較されて周波数比較が
なされる。エッジ間隔検出回路3、最大間隔検出回路
4、最小間隔検出回路5は、ともにレジスタで構成され
ており、動作速度の遅いコンパレータやカウンタを用い
なくとも周波数比較ができるので、コンパレータやカウ
ンタを用いていた従来回路に比して、動作速度を向上さ
せることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばCD(Compa
ct Disk)やDVD(Digital Video Disk)の光ディスク等
の円盤状の記録媒体を一定の速度で回転させながら、記
録媒体に記録されたデータを再生するデータ再生装置の
技術分野に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CDやDVD等の円盤状の記録媒体(以
下でディスクと称する)には、元のディジタルデータが
EFM変調された所定ビット数の変調データが記録され
ている。かかる変調データを復調して再生するには、モ
ータを駆動し、ディスクを所定速度で回転させながら、
光ピックアップを読み出し位置に移動させる。読み出し
位置では光ピックアップが、回転したディスクに光を照
射し、ディスクで反射された光を検出して、ディスクの
記憶内容を示すアナログのRF(Radio frequency)信号
を生成する。
【0003】DVD等のディスク上には、線速度一定の
方式であるCLV(Constant linearvelocity)方式でデ
ータが記載されているが、読出装置では、ディスクの回
転制御が容易であることから、角速度が一定であるCA
V(Constant angular velocity)方式で読み出しを行う
場合が多い。このような場合、ディスクの読み出し位置
によってRF信号の読出し周波数が異なる。RF信号
は、基準クロックに同期して読み出されるため、基準ク
ロックの周波数が固定されていると、RF信号に同期さ
せることができず、正しい読み出しができない。
【0004】RF信号を正しく読み出すためには、常に
RF信号の読み出し周波数と一致するように、基準クロ
ックの周波数を制御する必要がある。1ビットのデータ
に対応する時間をTとすると、DVDディスクでは、R
F信号は最大14Tのパルス幅を有するデータであり、
1488Tの期間を1フレームとしている。1フレーム
中には14Tのパルス幅を有するパルス列が1つだけ含
まれており、フレーム同期信号として用いられている。
【0005】このようなRF信号から基準クロックを再
生するには、まず基準クロックの周波数をRF信号の読
出し周波数と一致させる必要がある。このため、フレー
ム同期信号が出力される間に、フレーム同期信号の期間
を示す数(ここでは14)と同数の基準クロックが出力さ
れるように基準クロックの周波数を制御している。
【0006】基準クロックの周波数とRF信号の周波数
を一致させる回路として、PLLループが多く用いられ
ている。PLLループは、周波数比較回路と、周波数比
較回路の出力端子に入力端子が接続されたループフィル
タと、ループフィルタの出力端子に入力端子が接続され
たVCO(Voltage controlled oscillator)とを有して
おり、周波数比較回路には、VCOの出力信号とRF信
号が入力されるように構成されている。周波数比較回路
は、RF信号をリファレンス信号として、VCOの出力
信号の周波数がRF信号の周波数と一致するようにVC
Oの制御電圧を制御している。
【0007】図7の符号101に、DVDディスクのR
F信号から基準クロックを生成する際に用いられる周波
数比較回路の一例を示す。この周波数比較回路101
は、エッジ検出回路102と、カウンタ103と、コン
パレータ104と、最大ラッチ回路105と、最小ラッ
チ回路106と、タイミング生成回路107とを有して
いる。
【0008】エッジ検出回路102には、RF信号と、
RF信号読み出しの際の基準クロックとが入力され、現
在出力されている基準クロックに同期して、RF信号の
立ち上がり/立ち下がりエッジが検出され、検出パルス
がカウンタ103に出力される。
【0009】カウンタ103には、RF信号の立ち上が
り/立ち下がりエッジの検出パルスと基準クロックとが
入力され、エッジの検出パルスが入力されてから、次の
エッジの検出パルスが入力されるまでの間、基準クロッ
クのパルス数が二値でカウントされる。カウント値はコ
ンパレータ104に出力される。
【0010】コンパレータ104では、カウンタ103
の出力値と、フレーム同期信号の期間を示す数(ここで
は14)との比較がなされ、最大ラッチ回路105に出
力される。カウンタ103の出力値が基準値より大きい
場合には“大”が、一致した場合には“一致”が、小さ
い場合には“小”が、それぞれ最大ラッチ回路105に
出力される。
【0011】最大ラッチ回路105では、自分自身が保
持している値と、コンパレータ104の出力値とを比較
して、いずれか大きい値を示す値に自分自身が保持して
いる値を書き換える。書き換えの際の優先順位は、
“大”、“一致”、“小”の順であって、“小”が保持
された状態で“一致”が入力されると“一致”に書き換
えられ、“一致”が保持された状態で“大”が入力され
ると、“大”に書き換えられる。また、“一致”が保持
された状態で“小”が入力されると“一致”が保持さ
れ、“大”が保持された状態で“一致”や“小”が入力
されると“大”が保持される。
【0012】上記回路では、エッジ検出回路102で、
順次RF信号のエッジの検出パルスが出力されるごと
に、カウンタ103で基準クロックのパルス数がカウン
トされる。このパルス数はRF信号のパルス幅に相当す
る。コンパレータ104では、カウンタ103からカウ
ント値が出力される度に、カウント値とフレーム同期信
号の期間を示す数との比較処理がなされ、比較結果が最
大ラッチ回路105に出力される。
【0013】最大ラッチ回路105の保持値は、比較結
果が入力されるごとに書き換えられる。この保持値はタ
イミング生成回路107により、少なくとも1フレーム
を含む時間間隔でリセットされ、リセットされる直前に
は、最大ラッチ回路105の保持値は、実際に1フレー
ム中で検出されたパルス幅の最大値と、フレーム同期信
号の期間を示す数との比較結果に等しくなる。こうして
得られた保持値は、最小ラッチ回路106に出力され
る。
【0014】最小ラッチ回路106では、自分自身が保
持している値と最大ラッチ回路105の出力値とを比較
し、いずれか小さい値に対応する値に、自分自身が保持
している値を書き換える。その優先順位は、“小”、
“一致”、“大”の順であって、自分自身が“大”を保
持しているときに“一致”が入力されると、“一致”が
保持され、“一致”を保持しているときに“小”が入力
されると、“小”が保持される。“一致”を保持してい
るときに“大”が入力されても“一致”を保持し、
“小”を保持しているときに“一致”や“大”が入力さ
れても“小”が保持される。
【0015】最小ラッチ回路106の保持値は、タイミ
ング生成回路107により、複数フレームを含む時間間
隔でリセットされ、リセットされるまでの期間には、最
大ラッチ回路105から、実際に1フレーム中で検出さ
れたパルス幅の最大値と、フレーム同期信号の期間を示
す数との比較結果が複数回入力される。最小ラッチ回路
106はそのうち最も小さい値に対応する比較結果を保
持する。
【0016】以上のようにして、1フレーム中で検出さ
れたパルス幅の最大値と、フレーム同期信号の期間を示
す数との比較結果に対応する“大”、“一致”、“小”
の値のうちいずれか一つの値が、最小ラッチ回路106
に保持され、ループフィルタを介して図示しないVCO
に出力される。
【0017】VCOは、最小ラッチ回路106の出力値
に応じて基準クロックの周波数を制御し、最小ラッチ回
路106の出力値が“小”のときには、基準クロックの
周波数がRF信号の読み出し周波数に比して低いため、
基準クロックの周波数を所定周波数だけ高くする。他
方、最小ラッチ回路106の出力値が“大”のときに
は、基準クロックの周波数がRF信号の読み出し周波数
に比して高いため、基準クロックの周波数を所定周波数
だけ低くする。このように基準クロックの周波数を制御
することで、1フレーム中で検出されたパルス幅の最大
値と、フレーム同期信号の期間を示す数とが一致するよ
うにしている。
【0018】かかる制御により最小ラッチ回路106の
出力値が“一致”になり、1フレーム中で検出されたパ
ルス幅の最大値と、フレーム同期信号の期間を示す数と
が一致すると、基準クロックの周波数がRF信号の周波
数と一致する。このようにして、基準クロックの周波数
と、RF信号の読出し周波数を一致させている。
【0019】こうしてRF信号の読み出し周波数と、基
準クロックの周波数とが一致したら、基準クロックの位
相をRF信号の位相と一致させると、RF信号に応じた
基準クロックを生成することができる。この基準クロッ
クに同期してRF信号を読み出すことで、正しいデータ
再生が可能になる。
【0020】しかしながら、上記構成の周波数比較回路
101においては、処理速度の遅いコンパレータ103
を用いており、そのコンパレータ103で、カウンタ1
02からカウント値が出力されるごとにカウント値と基
準値とを比較処理する必要があるため、動作速度をさら
に高めることが困難であった。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の不都合を解決するために創作されたものであり、そ
の目的は、周波数比較を高速にすることが可能な周波数
比較回路を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の周波数比較回路は、2値データの
シリアル信号とクロック信号とを入力して上記シリアル
信号のデータ変化を示すパルス信号を出力するエッジ検
出回路と、上記パルス信号と上記クロック信号とを入力
して上記シリアル信号のデータ変化のない期間に対応す
る上記クロック信号の周期数を示す数値データを出力す
るエッジ間隔検出回路と、上記数値データと上記クロッ
ク信号と第1のリセット信号を入力し、上記クロック信
号に応じて上記数値データの最大値を記憶及び出力する
とともに、上記第1のリセット信号に応じて記憶した最
大値をリセットする最大値記憶回路とを有する。請求項
2に記載の発明は、請求項1に記載の周波数比較回路で
あって、上記最大値と上記第1のリセット信号と第2の
リセット信号とを入力し、上記第1のリセット信号に応
じて上記最大値の最小値を記憶及び出力するとともに、
上記第2のリセット信号に応じて上記最小値をリセット
する最小記憶回路を有する。請求項3に記載の発明は、
請求項1又は2に記載の周波数比較回路であって、上記
エッジ間隔検出回路はシリアルレジスタを含み、上記パ
ルス信号が第1の値又は第2の値のときに上記クロック
信号に応じて第1の値又は第2の値を上記シリアルレジ
スタの初段から順次にシフトすることにより上記数値デ
ータを求め、上記パルス信号の論理変化により上記シリ
アルレジスタがリセットされる。請求項4に記載の発明
は、請求項3に記載の周波数比較回路であって、上記最
大間隔検出回路は上記シリアルレジスタの所定の段に対
応する複数の第1の単位記憶回路を含み、上記各第1の
単位記憶回路が上記数値データの所定のビットと記憶し
ている値との論理和演算を行なうことにより上記最大値
を求める。請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の
周波数比較回路であって、上記最小値検出回路は複数の
上記第1の単位記憶回路に対応する複数の第2の単位記
憶回路を含み、上記各第2の単位記憶回路が上記最大値
の所定のビットと記憶している値との論理積演算を行な
うことにより上記最小値を求める。請求項6に記載の発
明は、請求項4又は5に記載の周波数比較回路であっ
て、隣接する上記第1の単位記憶回路又は上記第2の単
位記憶回路の値の相違から周波数比較信号を求める出力
回路を有する。
【0023】本発明の周波数比較回路によれば、エッジ
間隔検出回路が、シリアル信号の極性変化がない間に、
入力されたクロック信号(基準クロック)のパルス数に
応じた数だけ、シリアルレジスタの先頭から連続して第
1の値を記憶させることにより、クロック信号のパルス
数を検出することができる。
【0024】上記周波数比較回路には、最大値検出回路
が設けられており、複数回クロック信号のパルス数が検
出された場合には、上記シリアルレジスタの所定の段に
対応する複数の第1の単位記憶回路が、上記シリアルレ
ジスタから出力される数値データの所定のビットと記憶
している値との論理和演算を行なうことにより、クロッ
ク信号のパルス数の最大値を検出している。
【0025】以上のように構成することにより、最大値
検出回路の各第1の単位記憶回路に一旦第1の値が記憶
されると、その後上記数値データの所定のビットが第2
の値となっても、第1の値が記憶され続ける。従って、
最大値検出回路の各第1の単位記憶回路では、第1の値
が記憶された第1の単位記憶回路の個数は、増えること
があっても減ることはない。
【0026】第1の値が記憶された第1の単位記憶回路
の個数は、極性変化がない間でのクロック信号のパルス
数と対応するものとすると、最大値検出回路の各第1の
単位記憶回路には、複数回検出されたクロック信号のパ
ルス数の最大値に対応した個数だけ、第1の値が記憶さ
れることになる。
【0027】かかる構成の周波数比較回路において、シ
リアル信号をRF信号とした場合には、最大値検出回路
には、RF信号の最大パルス幅を有するフレーム同期信
号に対応した個数だけ、第1の値が記憶され、RF信号
の最大パルス幅に応じたクロック信号のパルス数を検出
することができる。これにより、RF信号の読み出し周
波数と、クロック信号の周波数との大小を比較すること
ができる。
【0028】従来、RF信号の読み出し周波数と、クロ
ック信号の周波数との周波数比較を行うには、動作速度
の遅いカウンタやコンパレータ等を用いていたが、本発
明の周波数比較回路は、シフトレジスタ(シリアルレジ
スタ)などのレジスタ列で構成することが可能であり、
カウンタやコンパレータ等を用いる必要がなく、動作速
度を従来に比して向上させることができる。
【0029】なお、本発明の周波数比較回路において、
第1のリセット信号により、最大値検出回路内の各第1
の単位記憶回路の記憶内容を第2の値にリセットするよ
うに構成してもよい。特に、RF信号の読み出し周波数
とクロック信号とを比較する際には、1フレームごとに
リセットして、1フレーム中の最大パルス長すなわちフ
レーム同期信号が出力されているときのクロック信号の
パルス数を求めることができる。
【0030】また、本発明の周波数比較回路において、
周波数比較信号を出力する出力回路を設けてもよい。こ
の出力回路によって、記憶内容が異なる位置を検出する
ことができる。記憶内容が異なる位置は、クロック信号
のパルス数に対応しているので、この位置により、クロ
ック信号の周波数と、RF信号の読み出し周波数との誤
差を求めることができる。
【0031】さらに、本発明の周波数比較回路におい
て、最小値検出回路を設ける構成としてもよい。このよ
うに構成することにより、最小値検出回路内の各第2の
単位記憶回路に一旦第2の値が記憶されると、その後上
記数値データの所定のビットが第1の値となっても、第
2の値が記憶され続ける。従って、最小値検出回路内の
各第2の単位記憶回路では、第2の値が記憶された第2
の単位記憶回路の個数は、増えることがあっても減るこ
とはない。他方、第1の値が記憶された第2の単位記憶
回路の個数は、減ることはあっても増えることはない。
【0032】第1の値が記憶された第1の単位記憶回路
の個数は、上述したようにクロック信号のパルス数と対
応するので、最小値検出回路中の各第2の単位記憶回路
には、複数回検出されたクロック信号のパルス数の最大
値のうち、最も小さい値に対応した個数だけ、第1の値
が記憶されることになる。
【0033】特に、シリアル信号がRF信号の場合に
は、何らかの異常により無信号状態が生じて、本来のク
ロック信号のパルス数の最大値よりも大きい値が最大値
として検出され、これが原因で誤動作が生じることがあ
るが、上述した最小値検出回路により、複数の最大値を
サンプリングして、そのうちの最小値を最大値とするこ
とにより、無信号状態が最大値として検出されないよう
にすることができる。従って、無信号状態を最大値とし
て検出することによる誤動作が生じないようにすること
ができる。
【0034】なお、本発明の周波数比較回路において、
第2のリセット信号により、最小値検出回路内の各第2
の単位記憶回路の記憶内容を第2の値にリセットするよ
うに構成してもよい。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図1の符号1に、DVDに記録され
たRF信号のクロック再生回路の一部であって、基準ク
ロックの周波数をRF信号の読み出し周波数と比較して
一致させるように動作する周波数比較回路の一例を示
す。
【0036】この周波数比較回路1は、図2に示すルー
プフィルタ13及びVCO14とともにPLLループ1
5を構成しており、エッジ検出回路2と、エッジ間隔検
出回路3と、最大間隔検出回路4と、最小間隔検出回路
5と、タイミング生成部7と、周波数差抽出回路8とを
有している。
【0037】エッジ検出回路2は、光ピックアップから
出力されるRF信号と、VCO14から出力される基準
クロックとが入力されるように構成されている。このR
F信号はシリアルデータの一例であり、ハイ又はローの
いずれかの極性をとる二値信号からなる。エッジ検出回
路2は基準クロックに同期して、RF信号の立ち上がり
/立ち下がりのエッジを検出して、検出パルスをエッジ
間隔検出回路3に出力する。この検出パルスは、基準ク
ロックの1周期のパルス幅(同期幅)を有し、基準クロ
ックに同期して出力されるパルスであって、エッジが検
出されると基準クロックの立ち上がりに同期して“1”
に立ち上がり、連続する次の基準クロックの立ち上がり
に同期して“0”に立ち下がるパルスである。
【0038】エッジ間隔検出回路3は、1個の状態設定
回路33と、複数(ここでは20個)の論理回路311
3120及びフリップフロップ回路321〜3220を有し
ている。各論理回路311〜3120は、インバータ回路
とAND回路とを有している。各インバータの入力端子
はエッジ検出回路2の出力端子に接続され、その出力端
子はAND回路の一方の入力端子に接続されている。A
ND回路の他方の入力端子は、初段のフリップフロップ
回路321に接続されたAND回路では、状態設定回路
33の出力端子に接続され、2段目〜最終段のフリップ
フロップ回路32 2〜3220に接続されたAND回路で
は、前段のフリップフロップ回路321〜3219の出力
端子にそれぞれ接続されている。
【0039】初段〜最終段のフリップフロップ回路32
1〜3220には、ともに基準クロックが入力され、基準
クロックが1個入力されるごとに、次段の論理回路32
2〜3220に、保持値を出力するように構成されてい
る。
【0040】状態設定回路33は、“1”又は“0”の
値のうち、いずれか一方を常時初段の論理回路311
出力するように構成されている。ここでは“1”が常時
出力されるものとする。
【0041】エッジ検出回路2から“1”なる検出パル
スが出力されると、この検出パルスは各論理回路311
〜3120に出力される。論理回路311〜3120の出力
値は、RF信号の極性が変化していない状態に対応する
値(以下で第1の値と称する。)と、極性が変化した状態
に対応する値(以下で第2の値と称する。)とのいずれか
に相当する“1”又は“0”の値を各フリップフロップ
回路321〜3220に出力する。ここでは、“1”を第
1の値とし、“0”を第2の値としている。
【0042】検出パルスは、論理回路311〜3120
インバータで“0”に反転され、AND回路の一方の入
力端子に入力され、AND回路の出力は“0”になる。
各AND回路の出力端子は、それぞれ初段〜最終段のフ
リップフロップ回路321〜3220の入力端子に接続さ
れており、AND回路から出力された“0”は、各フリ
ップフロップ回路321〜3220に出力されるので、検
出パルスが出力されたときには、全てのフリップフロッ
プ回路321〜3220の記憶内容は第2の値“0”にリ
セットされる。
【0043】“1”なる検出パルスが出力されたとき
に、1個目の基準クロックのパルスが出力されたものと
すると、2個目の基準クロックのパルスが出力されると
きには、検出パルスの出力は“0”になる。“0”なる
検出パルスは各論理回路311〜3120内の各インバー
タで“1”に反転され、各AND回路の一方の入力端子
に入力される。
【0044】このとき初段の論理回路311には、状態
設定回路33の出力値と、検出パルスとが入力され、初
段の論理回路311内のAND回路では、状態設定回路
の出力値“1”と、インバータの出力値“1”との論理
積“1”がとられ、初段のフリップフロップ回路321
に出力される。従って、初段のフリップフロップ回路3
1には、第1の値“1”が書き込まれる。
【0045】このとき、2段目以降の論理回路312
3120では、検出パルスが反転された信号“1”と、そ
れぞれの前段のフリップフロップ回路321〜3219
保持値との論理積がとられ、AND回路から、2段目以
降のフリップフロップ回路322〜3220に“0”(第2
の値)が出力され、書き込まれる。
【0046】このように、検出パルスと同期する1個目
の基準クロックのパルスで、各フリップフロップ回路3
1〜3220に全て“0”(第2の値)が書き込まれ、2
個目の基準クロックのパルスで初段のフリップフロップ
回路321に“1”(第1の値)が書き込まれる。
【0047】フリップフロップ回路321〜3220は上
述したように、基準クロックのパルスが1個入力される
ごとに、保持値を次段の論理回路312〜3120に出力
するので、3個目のクロックパルスが出力されると、2
段目のフリップフロップ回路322から、“1”が3段
目の論理回路313に出力され、3段目の論理回路31 3
の出力値が“1”になり、3段目のフリップフロップ回
路323に“1”が書き込まれる。以上のようにして、
基準クロックのパルスが1個ずつ出力されるごとに、フ
リップフロップ回路321〜3220には、初段から最終
段に向けて1個ずつ、第1の値“1”が充填される。検
出パルスが出力されてから出力された基準クロックのパ
ルス数をn(nは自然数)とすると、(n−1)段目のフリ
ップフロップ回路32n-1まで第1の値“1”が充填さ
れる。
【0048】上述したように、フリップフロップ回路3
1〜3220内に充填される“1”(第1の値)は、RF
信号の極性が変化していない状態を示しており、各フリ
ップフロップ回路321〜3220に書き込まれた“1”
の個数は、RF信号の極性変化がない間に出力される基
準クロックのパルス数を示している。
【0049】その後、RF信号の極性が変化して、新た
な検出パルスが出力されると、上述したように各フリッ
プフロップ回路321〜3220内の保持値は、全て
“0”にリセットされるが、リセットされる直前には、
フリップフロップ回路321〜3220内に書き込まれた
“1”の個数は、連続する2個の検出パルスの間に出力
される基準クロックのパルス数(以下でエッジ間隔と称
する。)に対応している。連続する2個の検出パルスの
間は、RF信号の1個のパルスのパルス幅に相当するの
で、RF信号の1個のパルス幅で、何個の基準クロック
のパルスが出力されたかをエッジ間隔によって知ること
ができる。
【0050】上述したエッジ間隔検出回路3の出力に
は、最大間隔検出回路4が接続されている。この最大間
隔検出回路4は、 論理回路417〜4120と、フリップ
フロップ回路427〜4220とを複数有している。
【0051】論理回路417〜4120は、それぞれがO
R回路とAND回路とを有している。OR回路の一方の
入力端子は、それぞれエッジ間隔検出回路3内の7段目
〜最終段のフリップフロップ回路327〜3220の出力
端子に接続され、その他方の入力端子は、最大間隔検出
回路4内の初段〜最終段のフリップフロップ回路42 7
〜4220の出力端子に接続されている。OR回路の出力
はAND回路の一方の入力端子に接続され、AND回路
の他方の入力端子は、最大間隔リセット回路71の出力
端子に接続されている。
【0052】各論理回路417〜4120は、エッジ間隔
検出回路3内の7段目〜最終段のフリップフロップ回路
327〜3220と、最大間隔検出回路4内の初段〜最終
段のフリップフロップ回路427〜4220とにそれぞれ
1対1に対応付けられており、エッジ間隔検出回路3内
の7段目〜最終段のフリップフロップ回路327〜32
20の保持値と、最大間隔検出回路4内の初段〜最終段の
フリップフロップ回路427〜4220の保持値とを随時
照合し、いずれか大きい方の値を、最大間隔検出回路4
内の初段〜最終段のフリップフロップ回路427〜42
20に出力して書き込むように構成されている。また、初
段〜最終段のフリップフロップ回路42 7〜4220は、
最大値記憶回路の一例を構成している。
【0053】初期状態では、最大間隔検出回路4内の初
段〜最終段のフリップフロップ回路427〜4220の保
持値は全て“0”になっており、エッジ間隔検出回路3
内の7段目〜最終段のフリップフロップ回路327〜3
20の一部又は全部に“1”が充填されると、“1”が
充填されたフリップフロップ回路327〜3220に対応
する最大間隔検出回路4内の初段〜最終段のフリップフ
ロップ回路427〜4220の保持値は“1”に書き換わ
り、“1”が充填される。
【0054】エッジ検出回路2から検出パルスが出力さ
れ、エッジ間隔検出回路3内のフリップフロップ回路3
1〜3220がリセットされる直前には、エッジ間隔に
対応する個数だけ“1”が充填されるので、最大間隔検
出回路4内のフリップフロップ回路427〜4220
も、エッジ間隔に対応する個数だけ第1の値“1”が充
填される。
【0055】検出パルスが出力されて、エッジ間隔検出
回路3内のフリップフロップ回路321〜3220の保持
値が全て“0”にリセットされると、最大間隔検出回路
4内の各フリップフロップ回路427〜4220は、各自
の保持値と、エッジ間隔検出回路3内の7段目〜最終段
のフリップフロップ回路327〜3220の保持値とを比
較して、大きい方を保持するため、リセット後にも、リ
セット直前の状態を維持し、“1”が充填された個数は
リセット前と変わらない。
【0056】検出パルスが出力されたら、エッジ間隔検
出回路3では、基準クロックのパルスが1個ずつ出力さ
れるごとに、フリップフロップ回路321〜3220の初
段から最終段へと“1”が順次充填される。その後、新
たに検出パルスが出力されてリセットされる直前には、
新たなエッジ間隔に対応する値だけ、エッジ間隔検出回
路3内のフリップフロップ回路321〜3220内に
“1”が充填される。
【0057】このように、検出パルスが出力されるごと
に、エッジ間隔検出回路3内のフリップフロップ回路3
1〜3220には、エッジ間隔に対応する位置まで、第
1の値“1”が充填され、エッジ間隔が検出されること
になる。
【0058】この間、最大間隔検出回路4内の各フリッ
プフロップ回路427〜4220は、自分自身の保持値
と、各エッジ間隔検出回路3内の7段目〜最終段のフリ
ップフロップ回路327〜3220の保持値とをそれぞれ
照合して、いずれか大きい方を保持するように動作す
る。
【0059】2回検出パルスが出力され、エッジ間隔検
出回路3で2回エッジ間隔が検出された場合には、2回
目に検出されたエッジ間隔に対応する個数だけ、エッジ
間隔検出回路3内の7段目〜最終段のフリップフロップ
回路327〜3220に第1の値“1”が充填され、他
方、1回目に検出されたエッジ間隔に対応する個数だ
け、最大間隔検出回路4内の各フリップフロップ回路4
7〜4220に第1の値“1”が保持されている。
【0060】2回目に検出されたエッジ間隔が、最初に
検出されたエッジ間隔に比して小さい場合には、最大間
隔検出回路4内のフリップフロップ回路427〜4220
内で“1”が充填されている位置よりも、エッジ間隔検
出回路3内のフリップフロップ回路327〜3220内で
“1”が充填されている位置が前方にあり、“1”が書
き込まれた個数は、最大間隔検出回路4内のフリップフ
ロップ回路427〜4220のほうがエッジ間隔検出回路
3内の7段目〜最終段のフリップフロップ回路327
3220に比して多い。
【0061】最大間隔検出回路4内の各フリップフロッ
プ回路427〜4220は、“1”を保持している場合に
は、“0”がエッジ間隔検出回路3から出力されても、
“1”を保持し続けるので、一旦書き込まれた“1”の
個数は、増えることがあっても減ることはない。従っ
て、最大間隔検出回路内の各フリップフロップ回路42
7〜4220からなる最大値記憶回路の記憶内容は換わら
ない。
【0062】一例として、最大間隔検出回路4内の各フ
リップフロップ回路427〜4220からなる一時記憶回
路の記憶内容が“11111100000000”(1
回目に検出されたエッジ間隔は13)であって、エッジ
間隔検出回路3内の7段目〜最終段のフリップフロップ
回路327〜3220から成る最大値記憶回路の記憶内容
が“11100000000000”(2回目に検出さ
れたエッジ間隔は10)の場合には、最大値記憶回路の
記憶内容は、“11111100000000”(1回
目に検出されたエッジ間隔13)のままである。
【0063】これとは逆に、2回目に検出されたエッジ
間隔が、最初に検出されたエッジ間隔に比して大きい場
合には、第1の値“1”が書き込まれた個数は、最大間
隔検出回路4内のフリップフロップ回路427〜4220
のほうがエッジ間隔検出回路3内の7段目〜最終段のフ
リップフロップ回路327〜3220に比して少ない。
【0064】最大間隔検出回路4内の各フリップフロッ
プ回路427〜4220では、一旦書き込まれた“1”の
個数は、増えることがあっても減ることはないので、こ
の場合、最大間隔検出回路4は、自分自身の保持値をエ
ッジ間隔検出回路3内の保持値に書き換える。
【0065】一例として、最大間隔検出回路4内の各フ
リップフロップ回路427〜4220から成る最大値記憶
回路の記憶内容が“11100000000000”
(1回目に検出されたエッジ間隔は10)であって、エッ
ジ間隔検出回路3内の7段目〜最終段のフリップフロッ
プ回路327〜3220からなる一時記憶回路の記憶内容
が“11111100000000”(2回目に検出さ
れたエッジ間隔は13)の場合には、最大値記憶回路の
記憶内容は、一時記憶回路の記憶内容“1111110
0000000”(2回目に検出されたエッジ間隔13)
に書き換えられる。
【0066】このように、フリップフロップ回路427
〜4220で構成される最大値記憶回路には、2回検出さ
れたエッジ間隔のうち、大きい方のエッジ間隔が記憶さ
れ、そのエッジ間隔に対応する個数だけ、第1の値
“1”が充填されることになる。
【0067】複数回検出パルスが出力されるごとに、エ
ッジ間隔検出回路3に保持されるエッジ間隔が、前回検
出されたエッジ間隔と比較され、大きい方のエッジ間隔
に対応する位置まで“1”が充填されることになるの
で、最大間隔検出回路4内のフリップフロップ回路42
7〜4220には、複数回サンプリングされたエッジ間隔
の最大値に対応する位置まで、第1の値“1”が充填さ
れることになる。
【0068】タイミング生成部7は、最大間隔リセット
回路71と、最小間隔リセット回路72とを有してい
る。このうち最大間隔リセット回路71は、最大間隔検
出回路4内の論理回路417〜4120に接続されてお
り、最大リセット信号を所定時間間隔で出力できるよう
に構成されている。
【0069】最大間隔検出回路4内の各フリップフロッ
プ回路427〜4220の保持値は、最大間隔リセット回
路71から最大リセット信号が出力されるまでリセット
されない。この最大リセット信号は、リセットの際に
“0”となり、それ以外の場合には“1”となる信号で
あって、1フレームの期間より長い所定間隔ごとに
“0”が出力されて最大間隔検出回路4をリセットす
る。
【0070】最大リセット信号が出力される直前は、連
続する2個の最大リセット信号が出力される期間に、複
数回検出されたエッジ間隔の最大値が保持されることに
なる。上述したようにこの期間には1フレーム分の期間
が含まれているので、1フレームのエッジ間隔のうち、
最大値(以下で最大エッジ間隔と称する。)に対応する位
置まで、最大間隔検出回路4内のフリップフロップ回路
427〜4220に第1の値“1”が充填されることにな
る。
【0071】図3のタイミングチャートに、RF信号、
基準クロック、検出パルス、エッジ間隔、最大エッジ間
隔、最大リセット信号の関係を示す。図3に示すよう
に、最大リセット信号が出力されるまでの間は、検出パ
ルスが出力されるごとに、エッジ間隔は4、6、7、
9、5、6、4、14、4、7なる値をとり、この間最
大エッジ間隔は4、6、7、9、14となり、最終的に
は14なる値をとっている。
【0072】以上説明したように、RF信号のエッジが
検出されるごとに、エッジ間隔に相当する位置まで
“1”(第1の値)をエッジ間隔検出回路3内のフリップ
フロップ回路321〜3220に充填させ、1フレーム中
の最大エッジ間隔に対応する位置まで“1”(第1の値)
を最大間隔検出回路4内のフリップフロップ回路427
〜4220に充填させることにより、1フレーム中の最大
エッジ間隔を求めることができる。
【0073】こうして求められた最大エッジ間隔と、正
しい最大エッジ間隔、すなわちフレーム同期信号の期間
を示す数とを比較すると、RF信号の読み出し周波数
と、現在出力されている基準クロックの周波数のうちど
ちらが高いかを判別することができる。DVDの場合に
は、正しい最大エッジ間隔は14であるので、最大間隔
検出回路4で検出された最大エッジ間隔が15であれ
ば、基準クロックの周波数はRF信号の読み出し周波数
よりもクロック1個分だけ高く、逆に最大間隔検出回路
4で検出された最大エッジ間隔が13であれば、基準ク
ロックの周波数はRF信号の読み出し周波数よりもクロ
ック1個分だけ低いことがわかる。
【0074】この比較結果に基づいて、基準クロックの
周波数を高くしたり低くしたりすることにより、最大間
隔検出回路4で検出された最大エッジ間隔を、フレーム
同期信号の期間を示す数(DVDでは14)と一致させ、
RF信号の読み出し周波数と、基準クロックの周波数と
を一致させることができる。
【0075】ところで、DVDなどのディスクには、読
み出し面の表面に異物が付着し、この異物によって無信
号状態が長期間発生する場合がある。かかる無信号状態
が最大エッジ間隔よりも長期間継続すると、無信号状態
の期間を最大エッジ間隔とみなしてしまうため、RF信
号の読み出し周波数と基準クロックの周波数とが一致し
ていないにも関わらず一致しているとみなしてしまい、
誤動作が生じる。
【0076】本実施形態の周波数比較回路1では、かか
る無信号状態による悪影響を排除するため、上述した最
大間隔検出回路4の出力に、下記の最小間隔検出回路5
が設けられている。
【0077】最小間隔検出回路5は、最大間隔検出回路
4内の論理回路417〜4120及びフリップフロップ回
路427〜4220と同数の論理回路517〜5120と、フ
リップフロップ回路527〜5220とを有している。
【0078】各論理回路517〜5120は、それぞれが
AND回路とOR回路とを有している。最小間隔検出回
路5内の論理回路517〜5120のAND回路の一方の
入力端子は、最大間隔検出回路4内の初段〜最終段のフ
リップフロップ回路427〜4220の出力端子にそれぞ
れ接続され、その他方の入力端子は、最小間隔検出回路
5内の初段〜最終段のフリップフロップ回路527〜5
20の出力端子にそれぞれ接続されている。
【0079】各論理回路517〜5120は、最大間隔検
出回路4内の初段〜最終段のフリップフロップ回路42
7〜4220と、最小間隔検出回路5内の初段〜最終段の
フリップフロップ回路527〜5220とにそれぞれ1対
1に対応付けられており、最大間隔検出回路4内の初段
〜最終段のフリップフロップ回路427〜4220の保持
値と、最小間隔検出回路5内の初段〜最終段のフリップ
フロップ回路527〜5220の保持値とを照合して、い
ずれか小さい方の値を、最小間隔検出回路5内の初段〜
最終段のフリップフロップ回路527〜5220に書き込
むように構成されている。最小間隔検出回路5内の初段
〜最終段のフリップフロップ回路527〜5220は、ま
た、最小値記憶回路の一例を構成している。
【0080】上述の最大間隔検出回路4内の初段〜最終
段のフリップフロップ回路427〜4220は、最大リセ
ット信号が出力されて各自の保持値がリセットされる直
前に、各フリップフロップ回路427〜4220の保持値
を、一斉に最小間隔検出回路5内の論理回路517〜5
20にそれぞれ出力する。
【0081】初期状態では、最小間隔検出回路5内の各
フリップフロップ回路527〜522 0の保持値は全て
“1”である。最大リセット信号が出力される直前に、
最大間隔検出回路4内のフリップフロップ回路427
4220には、最大エッジ間隔に相当する位置まで“1”
が充填されており、最大エッジ間隔に相当する保持値が
最小間隔検出回路5に出力されると、最小間隔検出回路
5内の各フリップフロップ回路527〜5220の保持値
は、それぞれ最大間隔検出回路4内のフリップフロップ
回路427〜4220の保持値と比較され、いずれか小さ
い方の値に書き換えられ、最大エッジ間隔に対応する位
置まで、“1”が充填される。
【0082】最大リセット信号が出力された直後には、
最大間隔検出回路4内の初段〜最終段のフリップフロッ
プ回路427〜4220の保持値は全て“0”にリセット
されるが、リセット後の保持値は最小間隔検出回路5に
は出力されないので、最小間隔検出回路5内のフリップ
フロップ回路527〜5220はリセット直前の状態を維
持し、最大エッジ間隔に対応する位置まで“1”が充填
された状態を保っている。
【0083】その後のリセット動作の直前に、最大間隔
検出回路4内の初段〜最終段のフリップフロップ回路4
7〜4220から、それらの保持値が、一斉に最小間隔
検出回路5内の論理回路517〜5120に出力される。
【0084】最大リセット信号が出力される直前には、
最大間隔検出回路4内の初段〜最終段のフリップフロッ
プ回路427〜4220からなる最大値記憶回路には、今
回検出された最大エッジ間隔に対応する値が記憶されて
おり、最小間隔検出回路5内の初段〜最終段のフリップ
フロップ回路527〜5220からなる最小値記憶回路に
は、前回検出された最大エッジ間隔に対応する値が保持
されていることになる。2回最大リセット信号が出力さ
れ、2回最大エッジ間隔が検出された場合には、2回目
に検出された最大エッジ間隔は最大値記憶回路に保持さ
れ、1回目に検出されたエッジ間隔は最小値記憶回路に
保持されることになる。
【0085】この場合には、最初に検出された最大エッ
ジ間隔と2回目に検出された最大エッジ間隔の大小によ
って、2回目の最大リセット信号が出力される直前にお
ける最小間隔検出回路5内の各フリップフロップ回路5
7〜5220の保持値は異なる。
【0086】2回目に検出された最大エッジ間隔が、最
初に検出された最大エッジ間隔に比して大きい場合に
は、最大間隔検出回路4内のフリップフロップ回路42
7〜4220内で“1”が充填されている位置は、最小間
隔検出回路5内のフリップフロップ回路527〜5220
内で“1”が充填されている位置よりも後方に位置して
おり、“1”が書き込まれた個数は、最大間隔検出回路
4内のフリップフロップ回路427〜4220のほうが最
小間隔検出回路5内のフリップフロップ回路527〜5
20に比して多い。
【0087】最小間隔検出回路5内の各フリップフロッ
プ回路527〜5220は、“0”を保持している場合に
は、“1”が最大間隔検出回路4から出力されても、
“0”を保持し続け、一旦書き込まれた“1”の個数
は、減ることがあっても増えることはないので、この場
合最小間隔検出回路5内の最小値記憶回路の記憶内容は
かわらない。
【0088】一例として、最大間隔検出回路4内の各フ
リップフロップ回路427〜4220からなる最大値記憶
回路の記憶内容が“11111100000000”
(2回目に検出された最大エッジ間隔は13)であって、
最小間隔検出回路5内のフリップフロップ回路527
5220からなる最小値記憶回路の記憶内容が“1110
0000000000”(1回目に検出された最大エッ
ジ間隔は10)の場合には、最小値記憶回路の記憶内容
は、“11100000000000”(1回目に検出
された最大エッジ間隔10)のままである。
【0089】以上の場合とは逆に、2回目に検出された
最大エッジ間隔が、最初に検出された最大エッジ間隔に
比して小さい場合には、最大間隔検出回路4内のフリッ
プフロップ回路427〜4220内で“1”が充填されて
いる位置よりも、最小間隔検出回路5内のフリップフロ
ップ回路527〜5220内で“1”が充填されている位
置が前方に位置し、“1”が書き込まれた個数は、最大
間隔検出回路4内のフリップフロップ回路427〜42
20のほうが最小間隔検出回路5内のフリップフロップ回
路527〜5220に比して少ない。
【0090】この場合には、最小間隔検出回路5内の各
フリップフロップ回路527〜522 0では、一旦書き込
まれた“1”の個数は、減ることがあっても増えること
はないので、最小間隔検出回路5内の最小値記憶回路
は、記憶内容を最大値記憶回路の記憶内容に書き換え
る。
【0091】一例として、最大間隔検出回路4の各フリ
ップフロップ回路427〜4220からなる最大値記憶回
路の記憶内容が“11100000000000”(2
回目に検出された最大エッジ間隔は10)であって、最
小間隔検出回路5内の各フリップフロップ回路527
5220からなる最小値記憶回路の記憶内容が“1111
1100000000”(1回目に検出された最大エッ
ジ間隔は13)の場合には、最小値記憶回路の記憶内容
は、最大値記憶回路の記憶内容“1110000000
0000”(2回目に検出された最大エッジ間隔10)に
書き換えられる。
【0092】このように、最小間隔検出回路5内のフリ
ップフロップ回路527〜5220には、2回検出された
最大エッジ間隔のうち、小さい値が保持され、保持され
た最大エッジ間隔に対応する位置まで、“1”が充填さ
れることになる。
【0093】複数回最大リセット信号が出力されるごと
に、最大エッジ間隔の大小が比較されて小さい方が保持
されるので、最小間隔検出回路5内のフリップフロップ
回路527〜5220には、複数回サンプリングされた最
大エッジ間隔の最小値に対応する位置まで、“1”が充
填されることになる。
【0094】タイミング生成部7内の最小間隔リセット
回路72は、最小間隔検出回路5内の論理回路517
5120に接続されており、最小リセット信号を出力でき
るように構成されている。
【0095】最小間隔検出回路5内の各フリップフロッ
プ回路527〜5220の保持値は、この最小リセット信
号が出力されるまでリセットされない。この最小リセッ
ト信号は、リセットの際に“1”となり、それ以外の場
合には“0”となるパルスであって、少なくとも、最大
リセット信号が複数個含まれる程度の時間間隔ごとに、
“1”が出力され、最小間隔検出回路5内の各フリップ
フロップ回路527〜5220の保持値が“111111
11111111”なる値にリセットされる。
【0096】かかる最小リセット信号が出力される直前
には、複数回サンプリングされた最大エッジ間隔の最小
値に対応する値が最小間隔検出回路5内の各フリップフ
ロップ回路527〜5220に保持されることになる。
【0097】図4のタイミングチャートに、最大リセッ
ト信号、エッジ間隔、最大エッジ間隔、最大エッジ間隔
の最小値、最終的最小値、最小リセット信号の関係の一
例を示す。図4で、最大エッジ間隔の最小値とは、最大
リセット信号が出力されるごとに変化する最大エッジ間
隔の最小値を示しており、最終的最小値とは、最小リセ
ット信号が出力される直前の最大値の最小値を示してい
る。
【0098】図4では、最大リセット信号が出力される
ごとに、最大エッジ間隔は15、14、15、14、1
6、15、14、14、16、14、14、15、1
6、14となり、最大リセット信号が出力されるごと
に、最大エッジ間隔の最小値は14、15、14、1
6、15、14、16、14、16なる値をとってい
る。最大エッジ間隔の最小値は、最小リセット信号が出
力される直前はいずれも14なる値をとっていることが
示されている。
【0099】以上のようにして、複数回検出された最大
エッジ間隔の最小値に対応する位置まで、最小間隔検出
回路5内のフリップフロップ回路527〜5220には
“1”が充填されることになる。
【0100】このように、最小間隔検出回路5を設け、
複数回最大エッジ間隔を検出してそれらの最小値を求め
ると、無信号状態の期間が最大エッジ間隔として検出さ
れても、無信号状態の期間が本来の最大エッジ間隔より
も長い場合には、無信号状態の期間は真の最大エッジ間
隔とはみなされない。従って、無信号状態の期間を最大
エッジ間隔とみなすことによる誤動作が生じないように
することができる。
【0101】最小リセット信号に応じて、最小間隔検出
回路5内の各フリップフロップ回路527〜5220
ら、複数回検出された最大エッジ間隔の最小値に対応す
る保持値が周波数差抽出回路8へと出力される。
【0102】周波数差抽出回路8は、AND回路やイン
バータなどの組み合わせからなる第1〜第14の出力論
理回路811〜8114を有している。各出力論理回路8
1〜8114のうち、第1の出力論理回路811はインバ
ータで構成されている。第2〜第14の出力論理回路8
2〜8114はAND回路で構成されており、隣あう最
小間隔検出回路5内のフリップフロップ回路527〜5
20の記憶内容が異なるときにのみ“1”を出力し、同
じ記憶内容のときには“0”を出力するように構成され
ている。例えば、第2、第3・・・・の出力論理回路8
2、813・・・・は、1段目、2段目・・・・のフリップフロ
ップ回路527、528・・・・と、2段目、3段目・・・・のフ
リップフロップ回路528、529・・・・の記憶内容が異な
るときに、“1”を出力するように構成されている。
【0103】従って、どの出力論理回路811〜8114
から“1”が出力されているかを検出することにより、
最小間隔検出回路5内のフリップフロップ回路527
522 0の、どの位置まで“1”が充填されているかを検
出することができる。
【0104】例えば、最小間隔検出回路5内のフリップ
フロップ回路527〜5220からなる最小値記憶回路の
記憶内容が、 “10000000000000” “11000000000000” “11100000000000” ・ ・ の場合には、それぞれ初段、2段目、3段目のフリップ
フロップ回路527、528、529、・・・・の保持値と、
それぞれの次段のフリップフロップ回路528、529
5210、・・・・の保持値が、それぞれ“1”、“0”にな
っているので、第2、第3、第4、・・・・の出力論理回路
812、813、814、・・・・の出力がそれぞれ“1”に
なる。このとき、それぞれ初段、2段目、3段目のフリ
ップフロップ回路527、528、529、・・・・まで
“1”が充填されている。
【0105】上述したように“1”が充填される位置
は、最大エッジ間隔の最小値と対応しているので、出力
論理回路811〜8114のうち、どの出力論理回路から
“1”が出力されているかによって、最大エッジ間隔の
最小値を知り、RF信号の読み出し周波数と基準クロッ
クの周波数との誤差を知ることができる。
【0106】DVDにおいて、最大エッジ間隔は、基準
クロックのパルス数が14になったときに、RF信号の
読み出し周波数と基準クロックの周波数とが一致するよ
うにされている。この状態では、最小間隔検出回路5内
のフリップフロップ回路52 7〜5220に“1”が書き
込まれた個数が7個であって、7段目、8段目のフリッ
プフロップ回路5213、5214の保持値がそれぞれ
“1”、“0”である状態では、第8の出力論理回路8
8の出力のみが“1”となる。従って、第8の出力論
理回路818の出力のみが“1”の場合に、RF信号の
読み出し周波数と基準クロックの周波数とが一致してい
ることがわかる。
【0107】また、第9の出力論理回路819から
“1”が出力された場合には、最大エッジ間隔の最小値
は15なので、基準クロックの周波数は、クロックパル
ス1個分だけRF信号の周波数に比して高いことにな
る。このときの誤差を+1とする。同様にして、第10
〜第14の出力論理回路8110〜8114から“1”が出
力された場合の誤差は、それぞれ+2〜+6となり、例
えば第14の出力論理回路8114から“1”が出力され
た場合には、基準クロックの周波数が、RF信号の周波
数に比してクロックパルス6個分だけ高くなっているこ
とがわかる。
【0108】さらに、第7の出力論理回路817から
“1”が出力された場合には、最大エッジ間隔の最小値
は13なので、基準クロックの周波数は、クロックパル
ス1個分だけRF信号の周波数に比して低いことにな
る。このときの誤差を−1とする。 同様にして、第1
〜第6の出力論理回路811〜816から“1”が出力さ
れた場合の誤差は、それぞれ−7〜−2となる。一例と
して、第6の出力論理回路816から“1”が出力され
た場合には、基準クロックの周波数が、RF信号の周波
数に比してクロックパルス2個分だけ低くなっているこ
とがわかる。
【0109】このようにして、第1〜第14の出力論理
回路811〜8114のうち、どの出力論理回路から
“1”が出力されるかによって、基準クロックの周波数
とRF信号の読み出し周波数との誤差を検出することが
できる。
【0110】各出力論理回路811〜8114の出力信号
は、出力回路9に出力される。この出力回路9は、上述
した図2のPLLループ中のループフィルタ13を介し
て、出力論理回路811〜8114の出力信号に応じた制
御電圧をVCO14に出力する。VCO14は、この制
御電圧に応じて、基準クロックの周波数を増減させる。
【0111】例えば、第7の出力論理回路817から
“1”が出力された場合には、誤差が−1で、基準クロ
ックの周波数が、クロックパルス1個分だけRF信号の
周波数に比して低いので、クロックパルス1個分だけ基
準クロックの周波数を上げるように、VCO14の制御
電圧を制御し、VCO14はクロックパルス1個分だけ
基準クロックの周波数を高くする。
【0112】このように、誤差に応じた大きさの制御電
圧を増減させて基準クロックの周波数を調整し、RF信
号の読み出し周波数と、基準クロックの周波数との誤差
が0になるようにすることで、RF信号の読み出し周波
数と、基準クロックの周波数とが一致する。RF信号の
読み出し周波数と、基準クロックの周波数とが一致し
て、第8の出力論理回路818の出力のみが“1”にな
ったら、出力回路は、現在出力されている基準クロック
の周波数を維持するようにVCO14の制御電圧を制御
する。
【0113】以上の動作を経て、基準クロックの周波数
がRF信号の読み出し周波数と一致したら、基準クロッ
クは図示しない位相比較器でRF信号の位相と比較さ
れ、位相がRF信号の位相と一致され、正しい基準クロ
ックが生成される。こうして生成された正しい基準クロ
ックに同期して、RF信号が読み出される。
【0114】以上説明したように、本実施形態の周波数
比較回路1は、フリップフロップ回路と、論理回路とで
構成され、コンパレータやバイナリカウンタを用いてい
ない。従って、動作速度の遅いコンパレータやバイナリ
カウンタを用いていた従来の回路に比して動作速度を速
くすることができ、より高速なデータ読み出しに対応で
きる。
【0115】更に、従来では、基準クロックの周波数が
RF信号の読み出し周波数より高いか低いかのみを検出
し、いずれの場合でも一定周波数だけ基準クロックの周
波数を増減するという制御をしていたが、本実施形態で
は、現在出力されている基準クロックの周波数とRF信
号の読み出し周波数との誤差を検出し、この誤差に応じ
て、基準クロックの周波数を増減させることができる。
従って、誤差が大きいときには基準クロックの周波数の
増減分を大きくし、他方、誤差が小さいときには増減分
を小さくすることで、従来に比して短時間でRF信号の
読み出し周波数と一致させるようにすることができる。
【0116】なお、上述の周波数比較回路1では、DV
DのRF信号の読み出しについて説明したが、本発明は
これに限られるものではなく、例えばCDのRF信号の
読み出しにも適用可能である。CDの場合、RF信号は
最大11Tのパルス幅を有するデータであるため、最大
エッジ間隔の最小値が11になったときに、RF信号と
基準クロックの周波数が一致するようにすればよい。
【0117】最大エッジ間隔の最小値が11のときに
は、最小間隔検出回路5内のフリップフロップ回路52
7〜5220には、4段目のフリップフロップ回路5210
まで“1”が充填され、第5の出力論理回路815から
“1”が出力される。従って、CDの場合には、第5の
出力論理回路815から“1”が出力されたときに、R
F信号の周波数と基準クロックの周波数との誤差が0に
なるものと設定するだけでよく、回路構成を変更しなく
とも、CDのRF信号の読み出しにも容易に適用するこ
とができる。
【0118】また、上述の周波数比較回路1では、複数
回サンプリングされた最大エッジ間隔の最小値を最小間
隔検出回路5で求めており、異物がディスクに付着する
ことで生じる無信号状態を、最大エッジ間隔であるとす
ることによる誤動作を防止できるが、異物などが付着す
ることを考慮しなければ、図5に示すように、最小間隔
検出回路5を設けずに、最大間隔検出回路4の出力を直
接周波数差抽出回路8に出力する構成としてもよい。こ
の場合には、最小間隔検出回路5が不要なので、周波数
合わせ込みに要する時間を短縮することができる。
【0119】さらに、上述の周波数比較回路1を複数個
設けてもよい。図6に、図1で説明した構成の周波数比
較回路11〜14が4個設けられた周波数比較器21の一
例を示す。
【0120】各周波数比較回路11〜14は、0相〜3相
の基準クロックに応じてそれぞれ動作するように構成さ
れている。0相〜3相の基準クロックは、位相がそれぞ
れ1/4Tだけずれて出力される。各周波数比較回路1
1〜14の出力信号はともに出力デコーダ12に出力さ
れ、出力デコーダ12で平均化されて基準クロックとさ
れる。このように、4個の周波数比較回路11〜14を設
けると、RF信号の立ち上がり/立ち下がりエッジは、
4相の基準クロックと比較して検出されるので、検出精
度が4倍になり、周波数比較の分解能が4倍になる。な
お、図5では、周波数比較回路11〜14を4個設けてい
るが、周波数比較回路の個数はこれに限らず、必要とす
る周波数比較の分解能に応じて、何個の周波数比較回路
を設けてもよい。周波数比較回路1の個数を多くすれば
するだけ周波数比較の分解能を向上させることができ
る。
【0121】
【発明の効果】高速なデータ読み出しが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の周波数比較回路を説明す
る回路図
【図2】本発明の一実施形態のPLLループを説明する
回路図
【図3】本発明の一実施形態の周波数比較回路の動作を
説明する第1のタイミングチャート
【図4】本発明の一実施形態の周波数比較回路の動作を
説明する第2のタイミングチャート
【図5】本発明の他の実施形態の周波数比較回路を説明
する回路図
【図6】本発明のその他の実施形態の周波数比較器の構
成を説明する図
【図7】従来の周波数比較回路の構成を説明する回路図
【符号の説明】
2……エッジ検出回路 3……エッジ間隔検出回路
4……最大間隔検出回路 5……最小間隔検出回路
7……タイミング生成部 8……周波数差抽出回
路 321〜3220、427〜4220、527〜5220
……フリップフロップ回路(単位記憶回路) 71……
最大間隔リセット回路 72……最小間隔リセット回
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D044 BC06 CC04 GM12 GM14 GM15 GM16 5J039 JJ05 KK04 KK10 KK26 MM03 NN03 5J106 AA04 CC01 CC34 CC35 CC41 DD42 DD43 DD48 JJ03 KK02 LL03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2値データのシリアル信号とクロック信号
    とを入力して上記シリアル信号のデータ変化を示すパル
    ス信号を出力するエッジ検出回路と、 上記パルス信号と上記クロック信号とを入力して上記シ
    リアル信号のデータ変化のない期間に対応する上記クロ
    ック信号の周期数を示す数値データを出力するエッジ間
    隔検出回路と、 上記数値データと上記クロック信号と第1のリセット信
    号を入力し、上記クロック信号に応じて上記数値データ
    の最大値を記憶及び出力するとともに、上記第1のリセ
    ット信号に応じて記憶した最大値をリセットする最大値
    記憶回路と、を有する周波数比較回路。
  2. 【請求項2】上記最大値と上記第1のリセット信号と第
    2のリセット信号とを入力し、上記第1のリセット信号
    に応じて上記最大値の最小値を記憶及び出力するととも
    に、上記第2のリセット信号に応じて上記最小値をリセ
    ットする最小記憶回路を有する請求項1に記載の周波数
    比較回路。
  3. 【請求項3】上記エッジ間隔検出回路はシリアルレジス
    タを含み、上記パルス信号が第1の値又は第2の値のと
    きに上記クロック信号に応じて第1の値又は第2の値を
    上記シリアルレジスタの初段から順次にシフトすること
    により上記数値データを求め、上記パルス信号の論理変
    化により上記シリアルレジスタがリセットされる請求項
    1又は2に記載の周波数比較回路。
  4. 【請求項4】上記最大間隔検出回路は上記シリアルレジ
    スタの所定の段に対応する複数の第1の単位記憶回路を
    含み、上記各第1の単位記憶回路が上記数値データの所
    定のビットと記憶している値との論理和演算を行なうこ
    とにより上記最大値を求める請求項3に記載の周波数比
    較回路。
  5. 【請求項5】上記最小値検出回路は複数の上記第1の単
    位記憶回路に対応する複数の第2の単位記憶回路を含
    み、上記各第2の単位記憶回路が上記最大値の所定のビ
    ットと記憶している値との論理積演算を行なうことによ
    り上記最小値を求める請求項4に記載の周波数比較回
    路。
  6. 【請求項6】隣接する上記第1の単位記憶回路又は上記
    第2の単位記憶回路の値の相違から周波数比較信号を求
    める出力回路を有する請求項4又は5に記載の周波数比
    較回路。
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