JP3662985B2 - 同期及びビット情報検出装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ビデオ信号、オーディオ信号や各種データを記録した光学式ディスクから読み取った信号を復調する復調装置、あるいは伝送路からの受信信号を復調する復調装置に用いられる同期及びビット情報検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光学式ディスクから読み取ったデータを復調する場合、ビットレートを検出しこの検出結果に応じて、データ再生経路の転送速度を制御したり、光学式ディスクの回転速度を制御したりしている。
【0003】
図10には、光学式ディスクに記録されているビットストリームの構成例を示し図2には従来のビットレート検出装置の構成例を示しているる。
図10はビットストリームにおける同期信号と主データの構成例を示している。図11(A)、図11(B)はビットストリームにおける同期信号の符号例であり、符号反転長として11T(1T:1ビットクロック周期)が2つ連続する形で定められている。図11(A)と図11(B)で、互いに逆相、つまり振幅極性が異なる波形が示されているが、この波形は、前の符号極性が“0”で終わっているのか、“1”で終わっているのかに応じて使い分けられて記録されている。図12は、主データの符号例であり、RLL(ラン・レングス・リミテッド)変調(2、10)の符号列の例である。コンパクトディスクの場合、符号列の最大符号反転長(Tmax )は11Tであり、最小符号反転長(Tmin )は3Tと規定されている。なお、主データの符号の列の中で隣り合う符号反転長が11T、11Tで連続するようなことはないように設定されている。
【0004】
上記のようなビットストリームで記録された光学式ディスクから再生信号が得られたとき、そのビットレートは図13のような装置で検出される。図14にはこの装置の各部の信号例を示している。
【0005】
図13において、再生信号は、入力端子10を介して波形等価器11に入力されて波形等価され、この出力は2値化器12に入力されて所定のレベルで峻別されて2値化され、この2値化信号(図14(B))は、エッジ検出器13に入力される。そしてエッジ検出器13から出力されたエッジ検出信号(図14(C))は、カウンタ14、レジスタ15、16に入力される。
【0006】
エッジ検出信号の間隔が符号反転長に相当するから、カウンタは符号反転長を基準クロック(図14(A))のカウント値で表すことになる。レジスタ15は、エッジ検出信号のタイミングで、カウンタ14のカウント値をホールド(図14(D))し、レジスタ16は、同じくエッジ検出信号のタイミングで、レジスタ15の内容をホールド(図14(E))する。この結果、レジスタ15、16は前後で隣接する2つの符号反転長の計測値を逐次保持していることになる。
【0007】
ここでレジスタ15、16の内容は、加算器17で加算される。そして加算値(図14(F))をピークホールド部18に与える。ピークホールド部18は、基準クロックに基づいて作成されたタイミング信号により、所定期間(図14(G))を設定し、この所定期間内で入力されるデータの中で最も大きい値を検出して出力する。所定期間としては、少なくとも同期信号発生間隔以上が設定されている。
【0008】
ピークホールド部18で得られた値N(図14(H))は、ビットレート変換器19に入力される。ビットレート変換器19は、値Nは基準クロックに対するTmax の2倍であるもの判断して、次の処理を行う。即ち、基準クロックの1周期をTCKとすると、ビットレート=(22/N)×(1/TCK)の演算を行って、この結果をビットレート検出値として出力する。
【0009】
図11に示すような同期信号がレジスタ15、16に保持された場合、11Tと11Tであるから加算器17の出力Nは22となる。したがって、この場合は、ビットレート=(1/TCK)である。なんらかの原因で、Nが22よりずれていた場合、ビットレート検出値が(1/TCK)とならないので、これに応じたデータ再生経路の転送速度の制御や、光学式ディスクの回転速度の制御が実行されるようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上述した例は、主データの符号列には規定されていない符号反転長をもつ同期信号を検出して、この同期信号における隣接する2つの符号反転長の総和を計測して、この計測値からビットレートを検出値を得るようにしている。ここで上述の例は、同期信号における隣接する2つの符号反転長の総和の計測値は、主データ列の中では存在し得ない値である。したがって、これらの同期信号を検出するのは比較的容易であり、精度が高い。
【0011】
しかしながら、最近では高密度で信号を記録する光学式ディスクも開発されている。この種の光学式ディスクによると、同期信号を記録するための物理的長さも制約を受けることがあり、記録長を節約することが要望される。しかし記録長を節約するために、同期信号のパターンを変更すると、同様なパターンが主データの符号列の中にも存在する可能性が高くなる。このようなパターンの場合、従来の如く隣合う符号反転長の計測結果を単純に加算したのでは誤検出の割合が多くなる。
【0012】
そこでこの発明は、隣接する符号反転長の長さを節約したために、同様なパターンが主データの符号列の中に存在する可能性があるような場合にも、確実に同期及びビットレート情報を検出することができる同期及びビット情報検出装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明は、ラン・レングス・リミテッド(RLL)変調された符号列に、第1の符号反転長を持つ第1の符号と、前記第1の符号に隣接し、第2の符号反転長を持つ第2の符号が前記符号列に適宜挿入されて構成された同期信号を検出する検出装置であって、
前記第1の符号の符号反転長を計測して第1の計測値を得る手段と、
前記第2の符号の符号反転長を計測して第2の計測値を得る手段と、
前記第1の計測値と前記第2の計測値との比率が、前記第1の符号反転長と前記第2の符号反転長との比率に対して所定の誤差範囲内にあるかどうかを判定し、所定の誤差範囲内にある場合を同期信号検出パルスを得る論理判定手段を有する。
このようにすると、比較的安定して同期信号を検出することができ、ビットレートを得るにも有用となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1はこの発明の第1の実施の形態である。
【0015】
図2は、この発明に関わる記録媒体あるいは伝送経路から送られてくる入力信号(再生信号あるは受信信号)のビットストリームに含まれる同期信号の符号例を示している。符号反転長としては14T(1T:1ビットクロック周期)と、これに隣接する符号反転長4Tで規定されている。図2(A)と図2(B)において、互いに逆相、つまり振幅極性が異なるの波形が示されているが、この波形は、前の符号極性が“0”で終わっているのか、“1”で終わっているのかに応じて使い分けられている。この符号反転長の和(18T)は、RLL変調された符号列に含まれる最大符号反転長(例えば14T)の2倍より小に設定されている。
【0016】
図3は、図1の各ブロックの出力信号A〜Lのタイミングチャートの例を示している。
以下、これらの図を参照して説明する。図1において入力信号は、入力端子20を介して波形等価器21に入力されて波形等価され、この出力は2値化器22に入力されて所定のレベルで峻別されて2値化され、この2値化信号(図3(B))は、エッジ検出器23に入力される。そしてエッジ検出器23から出力されたエッジ検出信号(図3(C))は、カウンタ24、レジスタ25、26に入力される。
【0017】
カウンタ24は、基準クロックをカウントするものでエッジ検出信号が入力する毎に、そのカウント値がレジスタ25に転送される。そしてカウンタ24は、また初期値からの基準クロックのカウントを行う。レジスタ26は、エッジ検出信号が入力する毎に、レジスタ25の出力をラッチするようになっている。したがって、レジスタ25、26には、隣接する符号反転長をカウンタ24で計測した値(図3(D)、図3(E))がラッチされることになる。
【0018】
次に、レジスタ25の出力は、比較器27に入力されて、カウンタ28のカウント出力(図3(H))と大小比較され、比較結果がレジスタ25の出力が大きい場合に検出パルス(図3(I))を出力する。この検出パルスは、カウンタ28に入力され、これによりカウンタ28のカウント値は、例えば1つカウントアップする。よって、カウンタ28は、レジスタ25に保持される値がカウント値より大きいと、1つずつカウントアップする。ここでカウンタ28のカウント期間は、計測期間制御器29により規定されている。計測期間制御器29は、基準クロック(図3(A))に基づいて、所定期間(所定期間としては、少なくとも同期信号発生間隔以上が設定されている)のパルスを発生するもので、カウンタ28はこの所定期間パルスで所定値にプリセットされている。したがって、カウンタ28の出力値は、1計測期間開始からの符号反転長の最大計測値を反映した値となり、最終的には同期信号の14Tを検出することができる。
【0019】
上記の回路の場合、ピークホールドと異なり必ずしも計測最大値とはならない。これは、例えばディスクのディフェクト等により誤検出を防止するように設定するためである。上記のカウンタ28におけ累進は、1クロックで2累進、3累進してもよく任意である。また複数クロックで1累進するものでもよくこの場合はディフェクトなどによる誤検出を軽減できる。
【0020】
生成しているビットクロック周波数と、実際のビットレートとの大小関係のみを知りたい場合には、カウンタ28に14T内輪で近い値、例えば12をプリセットするとよい。このようにするとカウンタ28のカウント値が14に到達するまでに必要な同期信号の入力回数を減らすことができる。つまり計測時間を短くすることができ、検出結果が得られるまでの遅れ時間を短縮できる。
【0021】
次に、レジスタ26の出力値(図3(E))は、1/4割算器31、1/3割算器32に入力されている。1/4割算器31の出力は、比較器33に入力されてレジスタ25の出力と比較され、1/3割算器32の出力は、比較器34に入力されてレジスタ25の出力と比較される。比較器33は、レジスタ25の出力が小さい場合に、アクティブ信号(図3(F))を出力する。このアクティブ信号出力タイミングは、調整のために1エッジ検出パルス分遅れる。比較器34は、レジスタ25の出力値が大きい場合に、アクティブ信号(図3(G))を出力する。このアクティブ信号出力タイミングも、調整のために1エッジ検出パルス分遅れる。
【0022】
比較器33、34の出力が共にアクティブ信号となることは、レジスタ36の出力値が、例えば14であるとすると、レジスタ25の出力が、3.5〜4.66の間、つまり4もしくはこの近傍であることを検出したことを意味する。つまり、隣接する符号反転長の比率が、1:3〜1:4の範囲にあることを検出したことである。ここで図2に示した同期信号の隣接する符号反転長の比率は1:3.5であるから、比較器33、34の出力が共にアクティブ信号となることは、同期信号を検出したことである。このアクティブ信号、つまり検出信号は、論理積回路35に入力される。この論理積回路35には、比較器27からの検出信号も入力されている。
【0023】
論理積回路35は、比較器27、33、34の出力がすべてアクティブの場合に検出パルス(図3(J))を発生する。この検出パルスが発生することは、そに時点で確からしい、少なくとも1計測期間終了近傍にいては最も確からしい同期信号の符号反転長の計測値がレジスタ25、26に保持されたことを意味するものである。
【0024】
そこで、レジスタ25、26の出力は、加算器36に入力されており、その加算出力(図3(K))がレジスタ37に供給されている。そしてレジスタ37は、先の論理積回路35からの検出パルスのタイミングで加算器36の出力をラッチするように設定されている。加算器36に与える一方のデータとしては、カウンタ28の値を用いてもよい。このカウンタ28は最大値(14T)をホールドしているからである。
【0025】
この結果、レジスタ37に加算器36の出力値を論理積の出力パルスにより保持したとき、レジスタ37にはその時点で確からしい少なくとも1計測期間終了近傍においては最も確からしい同期信号長の計測値(図3(L))が保持されることになる。
【0026】
レジスタ37の出力は、さらに比較器38にも入力される。比較器38は、カウンタ39の出力値とレジスタ37の出力値の大小値を比較し、レジスタ37の出力値が大の場合、検出パルスを発生する。カウンタ39は、所定期間パルスで所定値にプリセットされ、比較器38からの検出パルスで累進する。カウンタ39の計測期間の制御は、計測期間制御器29の出力により行われている。カウンタ39の出力値は、1計測期間開始からの同期信号長の最大計測値を反映した値となる。最終的には同期信号長の18T相当を検出することを期待する。ピークホールドと異なり必ずしも計測最大値とはならない。これは希であるが隣接する計測値が所定の比率にあるディスクのディフェクト等による誤検出を防止することである。この場合も累進は、1クロックで1累進でもよいし、例えば2クロック1累進でもよい。また複数クロックで1累進する場合、ディフェクトなどによる誤検出をより軽減できる。
【0027】
生成しているビットクロック周波数と、実際のビットレートとの大小関係のみを知りたい場合には、カウンタ39に18T内輪で近い値、例えば16をプリセットするとよい。このようにするとカウンタ39のカウント値が18に到達するまでに必要な同期信号の入力回数を減らすことができる。つまり計測時間を短くすることができ、検出結果が得られるまでの遅れ時間を短縮できる。
【0028】
カウンタ39の出力値は、レジスタ40にも供給される、このレジスタ40は、1計測期間終了時のカウンタ39の出力値を保持する。レジスタ40の出力値は、1計測期間における同期信号長の最終検出値となる。
【0029】
このレジスタ40の出力は、ビットレート変換器41に供給される。ビットレート変換器41では、入力値をNとし、基準クロックの1周期をTckとすると、ビットレートを(18/N)×(1/TCK)で算出されている。
【0030】
図4には上記の実施の形態の動作を示すフローチャートを示している。
図4においてステップS1では、カウンタ24のカウント値がレジスタ25に保持され、X0とされている。次に、ステップS2において、比較器27によりX0とC0(C0はカウンタ28の出力値)とが比較され、X0が大きい場合には、αがカウンタ28の内容に加算され(ステップS3)、ステップS4においては、レジスタ25の出力X0が、レジスタ26の出力値X1を処理した値、つまり(X1/4)<X0<(X1/3)の範囲内にあるかどうかの判定が行われる。もしこの範囲内にX0があり、YESの場合、ステップS5において、レジスタ25、26の出力が加算され加算器36からX2が得られ、次に、このX2は、C1(カウンタ39の出力値)より小さいかどうかの判定が行われる(ステップS6)。X2<C1でありYESであれば、カウンタ39の値にβが加算される(ステップS7)。
【0031】
ステップS4、S6において、判定がNOであれば、ステップS8において所定の計測期間がオーバーしているかどうかの判定が行われる。オーバーしておりYESであれば、C1(カウンタ39の値)を用いてビットレートを算出して出力する(ステップS9)。次に、先のC0、C1としてプリセット値P0、P1を設定し、また、計測期間をリセットし(ステップS10、S11)、カウンタ25の値をカウンタ26に移し(ステップS12)、ステップS1に戻るようにしている。
【0032】
上記の実施の形態においては、加算器36においてレジスタ25、26の双方の出力値を加算し、この加算値を模擬的にカウンタ39で生成し、この生成した値を演算することによりビットレートを計算したが、レジスタ25、26で得られる第1、第2の計測値のいずれか一方を用いて計算してもよい。あるいはカウンタ28の値を用いて計算を行ってもよい。
【0033】
カウンタ28、比較器27のループや、カウンタ39、比較器38のループはリミッタ機能を持つピークホールド部として機能し、設定された計測時間内で積分動作を得る。これによりカウンタ値に大きな誤りが発生することはない。カウンタ28、比較器27のループで所定の計測期間内で最大値を検出したとき(カウンタ28の値が比較器17の値より小さいとき)に、論理積回路35の出力を許可するようにしているからである。
【0034】
(第2の実施の形態)
図5は、この発明の他の実施の形態である。
上記の実施の形態では、同期信号の隣接する符号反転長の比率を検出する場合、14T側の符号反転長を1/4倍、1/3倍して、検出した。しかしこの方式に限定されるものではなく、4T側の符号反転長を4倍、3倍にし比率を検出するようにしてもよい。図5において、図1と同一部分には同一符号を付して、説明は省略し、異なる部分について説明することにする。
【0035】
即ち、この実施の形態ではレジスタ25の出力値が、4倍の掛算器51を介して比較器33の一方の入力部に入力され、また3倍の掛算器52を介して比較器34の一方の入力部に入力されている。そして、比較器33、34の他方の入力部にはレジスタ26の出力が入力されている。その他の構成は、先の第1の実施の形態と同じであり、動作も同じである。比較器33は、レジスタ26の出力値が掛算器51の出力値よりも小さいときに、アクティブ信号を出力し、比較器34は、レジスタ26の出力値が掛算器52の出力値よりも大きいときに、アクティブ信号を出力する。
【0036】
比較器33、34から同時にアクティブ信号が得られたときは、レジスタ26の出力Dが3×4(=12)<D<4×4(=16)であることを判定したときであり、Dとしては4Tが含まれる。
【0037】
(第3の実施の形態)
図6は、さらにこの発明の他の実施の形態である。
上述した実施の形態では、エッジ間隔を計測するカウンタ24が基準クロックに基づいて計測を行っている。したがって、カウンタ24の出力は、絶対的な値である。これに対して、計測カウンタが相対的にエッジ間隔を計測するようにしてもよい。
【0038】
図6の実施の形態では、ビットクロック生成器61が設けられ、このビットクロック生成器61は、2値化器22の出力を用いてビット同期したクロックを生成し、このクロックをカウンタ62に供給している。カウンタ62は、エッジ検出器23からのエッジ検出信号の入力タイミングで初期値となり、クロックをカウントしている。その他の大部分の構成は、図1に示した構成と同様であり、同一符号を付して説明は省略する。異なる部分を説明すると、この実施の形態はレジスタ40の出力値が、比較器63にて基準値と比較される。基準値としては、例えば、図2に示した同期信号の第1と第2の符号反転長の最大値18が設定されている。この比較器63からは、基準値REFとレジスタ40の出力値NAが等しいことを示す比較結果1と、基準値REFに対してレジスタ40の出力値が大きい又は小さいを現す比較結果2を得ることができる。
【0039】
この比較結果によりビットクロックが高いか、低いかを知ることができ、例えばビットクロック生成器の周波数制御等を行うことができる。つまり生成されたビットクロックの周波数のビットストリームのビットレートに対する大小関係を判別し、ビットクロック生成器の周波数を調整することができる。
【0040】
(第4の実施の形態)
図7は、さらにまたこの発明の他の実施の形態である。
上記の実施の形態では、同期信号の隣接する符号反転長の比率を検出する場合、14T側の符号反転長を1/4倍、1/3倍して、検出した。しかしこの方式に限定されるものではなく、4T側の符号反転長を4倍、3倍にし比率を検出するようにしてもよい。図7において、図6と同一部分には同一符号を付して、説明は省略し、異なる部分について説明することにする。
【0041】
即ち、この実施の形態ではレジスタ25の出力値が、4倍の掛算器71を介して比較器33の一方の入力部に入力され、また3倍の掛算器72を介して比較器34の一方の入力部に入力されている。そして、比較器33、34の他方の入力部にはレジスタ26の出力が入力されている。その他の構成は、先の第1の実施の形態と同じであり、動作も同じである。比較器33は、レジスタ26の出力値が掛算器71の出力値よりも小さいときに、アクティブ信号を出力し、比較器34は、レジスタ26の出力値が掛算器72の出力値よりも大きいときに、アクティブ信号を出力する。
【0042】
比較器33、34から同時にアクティブ信号が得られたときは、レジスタ26の出力Dが3×4(=12)<D<4×4(=16)であることを判定したときであり、Dとしては4Tが含まれる。
【0043】
上記の図6、図7の実施の形態においては、比較器63を示したが、さらにレジスタ40の出力を図1及び図5の実施の形態のようにビットレート変換器に入力するようにしてもよい。
【0044】
図8は、この発明の装置を光学式ディスク再生装置に適用した場合の構成例である。光学式ディスク101はモータ100により回転駆動され、ピックアップ102は光学式ディスク101の情報を読取り、波形成形器103に与える。波形成形器103の出力は2値化器104に入力されて2値化される。2値化された信号は、ビットクロック生成器105に入力され、ビットクロック生成のためのPLL回路に入力されるとともに、この発明に関わる同期及びビット情報検出装置106に入力される。同期及びビット情報検出装置106で検出された検出信号は、モータ制御器107に制御信号として与えられる。
【0045】
図9は、さらに他の適用例である。
光学式ディスク101はモータ100により回転駆動され、ピックアップ102は光学式ディスク101の情報を読取り、波形成形器103に与える。波形成形器103の出力は2値化器104に入力されて2値化される。2値化された信号は、ビットクロック生成器105に入力され、ビットクロック生成のためのPLL回路に入力されるとともに、この発明に関わる同期及びビット情報検出装置106に入力される。同期及びビット情報検出装置106で検出された検出信号は、ビットクロック生成器105の制御情報として用いられる。なおこのシステムはフィードフォワードタイプでもフィードバックタイプでもいずれでもよい。
【0046】
なお、上述した各実施の形態においてにおいてビットレートを演算する場合、加算器36の出力に基づいて演算を行ったが、これに限らず、レジスタ25あるいは26のいずれか一方を用いて演算を行うようにしてもよい。要は、同期信号が、隣合う符号反転長の比率に応じて確実に検出されていれば、演算結果を同じとなる。勿論、同期信号の符号波形(14Tと4Tの組み合わせ)は、これ以外でもよい。
【0047】
また比較器27の論理積回路35の出力は同期信号検出パルスであり、同期信号検出情報のみとしても利用できることは勿論である。さらに上記の実施の形態では、光学式ディスクからの再生信号の中の同期信号を検出し、ビットレートを得る装置として説明したが、記録媒体のみならず伝送経路の伝送信号の中の同期信号を検出し、ビットレートを得る装置として適用できることは勿論である。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明によれば、隣接する符号反転長の長さを節約したために、同様なパターンが主データの符号列の中に存在する可能性があるような場合にも、確実に同期情報及びビットレート情報を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示す図。
【図2】この発明に係わるビットストリームの同期信号の符号波形例を示す図。
【図3】図1の装置の動作例を説明するために示したタイミングチャート。
【図4】同じく図1の装置の動作例を説明するために示したフローチャート。
【図5】この発明の他の実施の形態を示す図。
【図6】この発明のさらに他の実施の形態を示す図。
【図7】この発明のさらにまた他の実施の形態を示す図。
【図8】この発明の装置の使用例を示す図。
【図9】この発明の装置の他の使用例を示す図。
【図10】同期信号と主データのビットストリーム例を示す図。
【図11】従来の同期信号の符号波形例を示す図。
【図12】主データの符号波形例を示す図。
【図13】従来のビットレート検出装置の構成を示す図。
【図14】図13の装置の動作を説明するために示したタイミングチャート。
【符号の説明】
21…波形等価器、22…2値化器、23…エッジ検出器、24…カウンタ、25、26…レジスタ、27…比較器、28…カウンタ、29…計測期間制御器、31…1/4割算器、32…1/3割算器、33、34…比較器、35…論理積回路、36…加算器、37…レジスタ、38…比較器、39…カウンタ、40…レジスタ、41…ビットレート変換器、51…4倍の掛算器、52…3倍の掛算器、61…ビットクロック生成器、62…カウンタ、63…比較器、71…4倍の掛算器、72…3倍の掛算器。

Claims (19)

  1. ラン・レングス・リミテッド(RLL)変調された符号列に、第1の符号反転長を持つ第1の符号と、前記第1の符号に隣接し、第2の符号反転長を持つ第2の符号が同期信号として前記符号列に間欠的に挿入されており、少なくとも前記同期信号を検出する検出装置であって、
    前記同期信号の第1の符号反転長を計測して第1の計測値を得る第1の計測手段と、
    前記同期信号の第2の符号反転長を計測して第2の計測値を得る第2の計測手段と、
    前記第1の計測値と前記第2の計測値との比率が、前記第1の符号反転長と前記第2の符号反転長との比率に対して所定の誤差範囲内にあるかどうかを判定し、所定の誤差範囲内にある場合に同期信号検出パルスを得る論理判定手段と、
    前記同期信号検出パルスが得られたときの前記第1及び又は第2の計測値を利用してビットレートを演算するビットレート演算手段と
    を有したことを特徴とする同期及びビット情報検出装置。
  2. 論理判定手段は、
    前記第1の計測値を異なる第1、第2の整数値で割り算して第1、第2の値を得て、前記第2の計測値が第1、第2の値の間に存在するか否かを判定し、存在する場合に前記同期信号検出パルスを得ることを特徴とする請求項1記載の同期及びビット情報検出装置。
  3. 前記第1、第2の整数値は4と3であることを特徴とする請求項2記載の同期及びビット情報検出装置。
  4. 論理判定手段は、
    前記第2の計測値に異なる第1、第2の整数値を掛算して第1、第2の値を得て、前記第1の計測値が第1、第2の値の間に存在するか否かを判定し、存在する場合に前記同期信号検出パルスを得ることを特徴とする請求項1記載の同期及びビット情報検出装置。
  5. 前記第1、第2の整数値は4と3であることを特徴とする請求項4記載の同期及びビット情報検出装置。
  6. 前記第1及び第2の計測手段は、前記符号列の符号反転長を逐次計測する連続計測手段からの逐次計測値を用いて前記第1、第2の計測値を得ていることを特徴とする請求項1記載の同期及びビット情報検出装置。
  7. 前記第1の計測手段は、
    予め設定された所定期間毎にプリセットされる累進カウンタを含み、前記逐次計測値と前記累進カウンタの出力を比較し、前記逐次計測値が大きい場合に前記累進カウンタの値を予め設定した値だけ増加させるリミッタ構成を含むことを特徴とする請求項6記載の同期及びビット情報検出装置。
  8. 前記ビットレートを演算する演算手段は、
    前記第1、第2の計測値を、加算器において加算し、前記同期信号検出パルスによりラッチ手段にラッチし、このラッチ値に基づいて前記ビットレートを計算することを特徴とする請求項1記載の同期及びビット情報検出装置。
  9. 前記ビットレートを演算する演算手段は、
    前記ラッチ手段がラッチしたラッチ値とモニタカウンタのカウント値とを比較し、前記ラッチ値が大きいときのみ前記モニタカウンタのカウント値を所定値増加させる処理を所定計測期間行い、前記モニタカウンタに蓄積された値を用いて前記ビットレートを計算することを特徴とする請求項8記載の同期及びビット情報検出装置。
  10. 前記第1の計測手段は、
    前記ビットストリームの符号反転長を逐次計測し、所定期間に計測された符号反転長のうち最大値を前記第1の計測値とする手段であることを特徴とする請求項1記載の同期及びビット情報検出装置。
  11. 前記第2の計測手段は、
    前記第1の計測値を得た符号に隣接する符号の符号反転長を前記第2の計測値とすることを特徴とする請求項10記載の同期及びビット情報検出装置。
  12. 前記第1及び第2の計測手段は、前記符号列の符号反転長を逐次計測する連続計測手段からの逐次計測値を用いて前記第1、第2の計測値を得ており、前記逐次計測手段は、前記符号列のエッジパルス間を計測する場合、基準クロックをカウントすることにより計測していることを特徴とする請求項1記載の同期及びビット情報検出装置。
  13. 前記第1及び第2の計測手段は、前記符号列の符号反転長を逐次計測する連続計測手段からの逐次計測値を用いて前記第1、第2の計測値を得ており、前記逐次計測手段は、前記符号列のエッジパルス間を計測する場合、前記符号列からビットクロックを生成するビットクロック生成器の出力ことにより計測し、前記ビットレート演算手段に対して、前記符号列の相対的なビットレートを演算させていることを特徴とする請求項1記載の同期及びビット情報検出装置。
  14. 前記ビットレート演算手段は、
    得られたビットレート演算結果として、ビットレート値そのものを出力する手段を有することを特徴とする請求項1記載の同期及びビット情報検出装置。
  15. 前記ビットレート演算手段は、
    得られたビットレート演算結果として、ビットレート値と基準値とを比較して、基準値に対する大小情報を出力する手段を有すること特徴とする請求項1記載の同期及びビット情報検出装置。
  16. 前記ビットレート演算手段の演算出力は、前記符号列の2値化出力を用いるデータクロック生成器の周波数制御部に供給されることを特徴とする請求項1記載の同期及びビット情報検出装置。
  17. 前記ビットレート演算手段の演算出力は、前記符号列の2値化出力の伝送速度制御に用いられることを特徴とする請求項1記載の同期及びビット情報検出装置。
  18. 前記ビットレート演算手段の演算出力は、前記符号列を発生する記録媒体の回転制御に用いられることを特徴とする請求項1記載の同期及びビット情報検出装置。
  19. 前記第1と第2の符号反転長の和は、RLL変調された符号列に含まれる最大符号反転長の2倍より小に設定されていることを特徴とする請求項1記載の同期及びビット情報検出装置。
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