JP3345130B2 - データ送受信装置 - Google Patents

データ送受信装置

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JP3345130B2
JP3345130B2 JP25198193A JP25198193A JP3345130B2 JP 3345130 B2 JP3345130 B2 JP 3345130B2 JP 25198193 A JP25198193 A JP 25198193A JP 25198193 A JP25198193 A JP 25198193A JP 3345130 B2 JP3345130 B2 JP 3345130B2
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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ伝送システムに
係り、特にセクタ等の一単位で構成されるバーストデー
タのシリアル伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、データ伝送の方式として、伝
送データをパラレルに伝送するパラレル伝送方式と、伝
送データを時系列的に並べてシリアルに伝送するシリア
ル伝送形式がある。
【0003】シリアル伝送は、データの転送を要する時
間がパラレル伝送に比べて長くなるという欠点はある
が、一本のデータ伝送ラインのみで全てのデータを伝送
できるという点で優れており、ノイズや伝送による遅延
に対しても対処し易い。
【0004】一方、パラレルデータ伝送は、一情報を一
挙に転送できるため伝送に要する時間が短くて済み、送
信側、受信側それぞれの処理速度におけるデータ処理効
率を上げることが出来る。しかし、処理するビット分だ
け伝送ラインが必要になるためコストがかかり、また、
伝送ラインが長い場合はデータ遅延の悪影響やノイズ対
策の必要性が高く、概して長距離伝送には向かないとい
える。
【0005】ディジタル回路設計をする上では、上記伝
送方法毎の特性に応じて、パラレル伝送か、シリアル伝
送かを使い分けることになる。例えば、同一の回路基板
内のように比較的距離の短い場合は信号処理のしやすい
パラレル伝送を採用し、ある装置から別の装置への伝送
のように比較的距離の長くなる場合には伝送ラインが少
なくて済むシリアル伝送を用いる、というように使い分
けがなされるのである。そして、上記のようなシリアル
伝送とパラレル伝送とが混在する装置では、各データに
よる時間的なズレを調整し、同期を取るための緩衝用メ
モリが必須になるのである。
【0006】従来、上記緩衝用メモリにはビット当たり
の単価が安く容量を大きくできるダイナミックRAM
(DRAM:Dynamic-RAM )を用いることが多い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記ダイナ
ミックRAMはデータの内容を保持するためにその構造
上定期的にデータの内容を再書き込みするいわゆるリフ
レッシュ動作が必要になり、このダイナミックRAMを
バッファメモリとして使用した場合、そのリフレッシュ
動作期間中はデータ伝送が出来なくなる。
【0008】一方、データ受信側では、シリアル伝送さ
れるデータに位相同期させたクロック信号を生成し、こ
のクロック信号に従って伝送データの取り込みを行うと
いう構成を採るが、上記のようにデータ送信側から送ら
れる伝送データ中にダイナミックRAMのリフレッシュ
動作でデータ伝送が途絶える期間があると、位相同期が
取れなくなって同期が乱れ、リフレッシュ動作終了後に
再びデータが伝送されて来ると位相同期が取れるまでデ
ータを取り込めなくなる、という問題が生じた。
【0009】すなわち、このことを具体的に説明する
と、DRAMのリフレッシュタイミングはメモリデバイ
スの容量等により個別に規格が定められており、例え
ば、1MビットDRAMではリフレッシュ期間が8〔m
s〕で、全部で512の行アドレスに対しリフレッシュ
動作を行うことになる。従って、8〔ms〕毎にCAS信
号のクロック周期掛ける行数分の期間である約72〔μ
sec 〕は、リフレッシュ動作のためにDRAMが占有さ
れてしまい、メモリ内容の読み書きが出来なくなるので
ある。
【0010】上記問題点に鑑み、第1の発明の目的は、
シリアル伝送データが途絶える期間があっても、周期成
分を有する所定の信号を挿入し位相同期を取り得るデー
タ送信装置を提供することにある。
【0011】また、第2の発明の目的は、第1の発明に
よるデータ送信装置から送られてくるシリアル伝送デー
タにより、情報データが有効でない場合でも位相同期を
取り得る一方、情報データか位相同期用の周期データで
あるかを確実に識別出力するデータ送受信装置を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
には、データ伝送側ではDRAMのリフレッシュ期間等
によるデータ読出しが不能な期間に、一定周期を有する
特定のパターンデータを切換伝送し、受信側における位
相確保上の便宜を図るようにすればよい。
【0013】具体的には、第1の発明は、パラレル形式
の転送データをシリアル形式に変換して転送するデータ
送信装置において、転送すべき転送データを監視するこ
とで転送データが有効か無効かの状態を検出して状態を
示す検出信号を発生する検出信号発生手段と、一定周期
信号を生成するパターン信号生成手段と、転送データ及
び一定周期信号をシリアル形式へと変換するパラレル−
シリアルデータ変換器と、検出信号に基づいて転送デー
タ又は一定周期信号を択一的に出力するデータ選択手段
と、検出信号に基づいて転送データ又は一定周期信号の
何れか一方のみを自己同期式変調する変調手段とを備え
て構成される。
【0014】また、第2の発明は、シリアル形式の伝送
データによりデータ送信装置およびデータ受信装置の間
で送受信を成すデータ送受信装置において、請求項1の
データ送信装置を有し、データ受信装置は、伝送データ
により同期信号を生成する同期信号発生器と、伝送デー
タをパラレル形式の復調データに変換するシリアル−パ
ラレル変換器と、シリアル−パラレル変換器により変換
された復調データ及び同期信号を入力し、同期信号に対
応する復調データの論理状態の相関関係に基づいて、復
調データのうち自己同期式変調が成された部分に該当す
る復調データを判別出力する変調方式検出手段と、を備
えて構成される。
【0015】
【作用】上記第1の発明によれば、検出手段は、転送す
べき転送データが有効なデータか否かを監視し、転送デ
ータが有効か無効かを信号の論理レベル等で示す検出信
号を発生する。一方、パターン信号生成手段は一定周期
信号を生成し、パラレルシリアル変換器は、これら転送
データ及び一定周期信号をシリアル形式へと変換する。
また、前記検出信号に基づいて、データ選択手段がこれ
ら転送データ又は一定周期信号を択一的に出力する一
方、変調手段でも、この検出信号に基づいて転送データ
又は一定周期信号を選択的に自己同期式変調する。よっ
て、最終的に常に周期成分を含んだ伝送データが送出さ
れる。
【0016】また、第2の発明によれば、請求項1のデ
ータ送信装置によって一部自己同期式変調が成された伝
送データが受信されると、同期信号発生器(例えば、P
LL等)は、伝送データに基づいて同期信号を生成し、
一方、シリアル−パラレル変換器は伝送データをパラレ
ル形式の復調データに変換する。そして、変調方式検出
手段は、シリアル−パラレル変換器により変換された復
調データ及び同期信号を入力し、自己同期式変調された
復調データであれば、同期信号の1ビット毎にデータの
論理が反転することを利用して各ビットの状態を調べる
ことにより、復調データのうち自己同期式変調かそれ以
外のデータ(例えば、NRZ信号等。)かを判定し、そ
の結果によって復調データを判別出力することが出来
る。
【0017】
【実施例】本発明のデータ送受信装置による好適な実施
例を図面に基づいて説明する。 (i)第1実施例 本願発明の第1実施例は、例えば、CD等の再生装置に
関し、記録媒体である光ディスクから読出されたRF
(Radio Frequency )信号を復調してディジタルデータ
に変換し、それを更にディジタルオーディオ信号に復調
するために復調手段にシリアルデータ伝送を行うという
動作をし、その伝送の際のデータ自体が途切れた場合に
クロックラン信号という一定周期信号を伝送するもので
ある。
【0018】第1実施例のデータ送受信装置の構成を図
1乃至図3に示す。図1に示すシステムの全体形は、R
F信号をディジタルデータに変換して距離の離れたデー
タデコードボード2に伝送するためのRF再生ボード1
と、RF再生ボード1から伝送されてきたディジタルデ
ータを復調し、オーディオ信号へのデコードを行うデー
タデコードボード2と、により構成される。
【0019】RF信号は、通常EFM変調の様な符号化
がなされ、誤り訂正のための冗長ビットが付け加わった
ディジタル信号を変調したものであるため、必要な信号
(例えばオーディオ信号)を得るまでにはいくつかの復
調ブロックを経る必要がある。RF再生ボード1は、こ
れら各処理を行うための最初のブロックに相当し、RF
信号を最も単純なディジタル信号であるNRZ(Non Re
turn to Zero)信号に変換する復調器11と、DRAM
13を制御してDRAM13への復調データの読み書き
を行い、同時に情報データの誤り訂正を行うメモリコン
トローラ部12と、誤り訂正された情報データを格納し
パラレル/シリアル変換用のバッファとして作用するD
RAM13と、DRAM13を介して与えられるパラレ
ルデータをシリアル転送に適したディジタルデータ形式
であるバイフェーズ(Bi-phase)信号へ変調するための
データ変調回路14と、を備えて構成される。
【0020】バイフェーズ信号は、ダイパルス(dipuls
e )とも呼ばれ、負正又は正負の2種類のパルスを、
‘0’又は‘1’の信号に対応させる変調方式で、位相
により‘0’と‘1’とを区別する。データに同期クロ
ック成分を含ませて同時に伝送できるため、自己同期式
変調とも呼ばれる変調方式である。
【0021】データデコードボード2は、RF再生ボー
ド1から転送されてきたシリアル形式のバイフェーズ信
号を、元のNRZ信号へと復調すると共に、パラレルデ
ータに変換して次のブロックへ供給するデータ復調回路
21を備えて構成される。
【0022】図2に、RF再生ブロックのメモリコント
ロール部12、DRAM13、及びデータ変調回路14
からなるRF再生ボード1の主要部を示す。メモリコン
トロール部12は、基準発振素子である水晶振動子Xの
発生する基準発振を内部カウンタで分周・成形しクロッ
ク信号としてブロック各部に供給するリファレンスクロ
ック発生器123と、リフレッシュ信号発生器122か
ら供給されるリフレッシュ信号REF及びクロック信号
からDRAM13への各種のアクセスタイミング信号を
発生し、また、DRAM13から出力される情報データ
出力のタイミングに同期したACK信号をゲート121
に供給するメモリコントローラ120と、クロック信号
をカウントしてリフレッシュ動作が必要な時間間隔でD
RAM13のリフレッシュ動作を行うためのリフレッシ
ュ信号REFを発生するリフレッシュ信号発生器122
と、を備えて構成される。
【0023】なお、DRAMにおけるリフレッシュ動作
は方式を選ぶものではなく、RASオンリ・リフレッシ
ュ、CASビフォアRASリフレッシュ、ヒドンリフレ
ッシュ等いずれでもよい。
【0024】データ変調回路14は、メモリコントロー
ラ120が発生したACK信号によりDRAM13から
読出された8ビット信号をラッチするフリップフロップ
101と、タイミング信号発生器110が発生するCR
Cタイミング信号及びACK信号の論理和をとるゲート
121と、通常Hレベル信号をワードクロック発生器1
08及びORゲート111に供給し、Lレベル信号が続
く場合にはLレベル信号を出力するデータ転送検出器1
02と、データ転送検出器102からHレベルが供給さ
れている間はワード周期のクロック信号を発生するワー
ドクロック発生器108と、ワードクロック発生器10
8から供給されるワードクロック信号を最大1セクタ
(2050カウント:2048カウント+CRC2カウ
ント)分計数して、その計数値をタイミング信号発生器
110へ出力するセクタワードカウンタ109と、セク
タワードカウンタ109の計数値を受けて、セクタフォ
ーマットに則ったタイミングで選択信号をセレクタ10
7,112へ出力すると共にCRCタイミング信号をセ
レクタ104、ゲート121,メモリコントローラ12
0へ出力するタイミング信号発生器110と、ラッチさ
れたDRAM13の情報データに基づいてCRC演算を
行うCRC演算回路103と、ランパターンを発生する
RUNパターン発生器105と、セクタシンクパターン
を発生するセクタシンクパターン発生器106と、CR
Cタイミング信号及び選択信号に従って二者択一的に信
号やパターンを切換出力するセレクタ104,107
と、リフレッシュ動作等により有効データを送出しない
ときにバイフェーズ変調回路を制御しNRZ信号として
出力するための制御信号を発生するゲート111と、ゲ
ート111の出力信号によりデータの選択出力を行うセ
レクタ112と、セレクタ112のデータをパラレルデ
ータからシリアルデータへ変換するパラレル/シリアル
変換器113と、バイフェーズ変調を行うバイフェーズ
変調器114、115と、を備えて構成される。
【0025】図3はデータデコードボード2におけるデ
ータ復調回路21の詳細なブロック図である。データ復
調回路21は、送られてきたバイフェーズ信号の位相同
期をとり、バイフェーズ信号のビット周期の半周期の同
期信号を発生するためのPLL211と、PLL211
の出力する同期信号に従って時間軸補正を行うフリップ
フロップ201と、シリアルデータをパラレルデータに
変換するシリアル/パラレル変換器202と、クロック
ラン信号を検出するRUN検出器203と、セクタシン
ク信号を検出するセクタシンク検出器205と、同期保
護を行うためのANDゲート204、JKフリップフロ
ップ206,セクタワードカウンタ207、バイフェー
ズ識別回路209と、パラレルデータをラッチするデー
タラッチ208と、セクタの先頭のクロックラン信号で
クロック同期をかける4ビットカウンタ210と、を備
えて構成される。
【0026】次に、第1実施例の動作を図2乃至図3の
構成図及び図4乃至図5のタイミングチャートに基づい
て説明する。まず、データの伝送側である図2のRF再
生ボードから説明する。
【0027】前提の手順として、復調器11にてNRZ
信号に変換された8ビットの情報データがDRAM13
に入力され、メモリコントローラ120が所定のタイミ
ングメモリ書き込みのための諸信号(RAS、CAS
等)をリファレンスクロック発生器123から供給され
るクロック信号に従って生成し、DRAM13中には前
記情報データが所定のアドレスから順番に格納されてい
るとする。このDRAM13はFIFO(first-in fir
st-out)機能を実現するFIFOメモリであっても、メ
モリコントローラ120によるアドレッシングによって
リングバッファ的な機能を実現するものであってもよ
い。さらに、入力した情報データの順番と出力する情報
データの順番とが同じであり、フレームメモリ等やデュ
アルポートメモリであってもよく、その場合設計が楽で
ある。
【0028】さて、図4の時刻t0 において、セクタ情
報データの送信動作が始まる。まず、セクタ情報データ
の転送を始める前に、同期信号の役割を果たすセクタシ
ンクパターン信号を送信する必要がある。セクタシンク
パターン信号を伝送するときは、タイミング信号発生器
110の選択信号はHレベルになり、セレクタ107が
‘H’側に、ゲート111を介してセレクタ112も
‘H’側になり、セクタシンクパターン発生器106に
て生成されたセクタシンクパターン信号がパラレル/シ
リアル変換器113を経て外部に伝送される(図4の
0 直後の‘S’2バイト)。
【0029】次に、DRAM13の情報データの転送が
開始する。DRAM13において、メモリコントローラ
120の発生するRAS信号が立ち下がる時に行アドレ
スがラッチされ、次にCAS信号が立ち下がる時に列ア
ドレスをラッチし、所定のアクセス時間をおいて8ビッ
ト情報データがDRAM13の出力端子に現れる(図4
)。メモリコントローラ120は、8ビット情報デー
タ(第1データ‘0’)が出力され出力の安定した時間
(例えば、CAS信号の立ち上がり時間等)に同期した
ACK信号を出力している。セクタワードカウンタ10
9がCRCを付加するタイミングである2048までワ
ードクロック信号を数えるまでは、タイミング信号発生
器110の選択信号はLレベルなので、ORゲート12
1の出力(図4)はACK信号が出力されている。デ
ータ転送検出器102はこのACK信号を監視してお
り、DRAM13の出力信号及びCRCデータが存在す
るときのみ、データ有効を示すHレベル信号を出力する
(図4)。
【0030】フリップフロップ101では、上記のAC
K信号に同期してDRAM13から出力された情報デー
タがラッチされセレクタ104に送られる。セレクタ1
04に供給されているCRCタイミング信号は、1セク
タ分のワードデータが出力し終わったときのみCRC演
算回路103の出力を有効にし、それ以外の時はLレベ
ルであるため、セレクタ104はDRAM13の情報デ
ータを出力している。セレクタ104を経たデータはセ
レクタ112で再びゲート111による選択信号(図4
)によって切り換えられる。データが有効期間中(情
報データが存在する場合)は、ゲート111の出力はL
レベルであるのでデータはセレクタ112で選択され
(図4)、パラレル/シリアル変換器113に供給さ
れシリアルデータとなる。そして、バイフェーズ変調器
114,115によってクロック成分を含んだ伝送デー
タとなり出力される。
【0031】さて、リフレッシュ信号発生器122は、
クロック信号をカウントし、DRAM13のためのリフ
レッシュ信号REFを定期的に発生する(図4)。図
4では第7データ(‘6’)が出力された直後(時刻t
1 )にリフレッシュ信号REFが有効となる。すると、
メモリコントローラ120はこのリフレッシュ信号RE
Fが有効である期間(t1 〜t2 )、DRAM13のリ
フレッシュ動作を行う。
【0032】リフレッシュ動作に入る(t1 )と、AC
K信号が出力されなくなり、データ転送検出器102は
情報データが無いと判断しLレベルへ変化する。この信
号は選択信号としてゲート111でインバートされ、セ
レクタ112に供給されデータ選択を‘H’側に切り換
える。一方、セレクタ107ではCRC出力タイミング
以外は‘L’側に切り換えられてランパターン発生器1
05の出力が選択されてセレクタ112に供給されてい
る。従って、セレクタ112では、リフレッシュ期間に
入るとランパターン信号が選択され(図4のt1 〜t
2 )、パラレル/シリアル変換器113を経て、バイフ
ェーズ変調器114,115に入る。ところが、リフレ
ッシュ期間中はゲート111の出力はHレベルでありゲ
ート114においてクロック成分による変調が禁止さ
れ、排他的論理和ゲート115にはクロック成分が供給
されなくなる。よって、情報データが有効でない期間は
バイフェーズ変調でないNRZ信号であるクロックラン
信号が、シリアル伝送データSDとして出力されること
になる。
【0033】そして、リフレッシュ期間が終了し
(t2 )、ACK信号が出力されると、再び次のデータ
(‘7’)からデータが出力されるようになり、バイフ
ェーズ変調器114,115も有効になる。その後は定
期的にリフレッシュ期間によるランパターン信号を挿入
させながらデータ伝送が続けられる。
【0034】最後に、1セクタ分(2048データ)の
情報データが出力されると(t4 )、セクタワードカウ
ンタ109がCRCデータを出力するタイミング信号を
タイミング信号発生器110に出力し、CRCタイミン
グ信号の‘H’レベルがセレクタ104に供給され、セ
レクタ104からは、CRC演算回路103によって演
算されたCRC符号が出力されることになる。
【0035】以上が1セクタのデータ伝送動作であり、
伝送される1セクタデータは図5のようになる。則ち、
セクタの先頭にセクタシンクパターンSが挿入されリフ
レッシュ動作中とデータが存在しない期間中にランパタ
ーンが送信される。そして、情報データとCRCがバイ
フェーズ変調され、それ以外がNRZ変調されている。
【0036】さて、転送されたシリアル伝送データSD
は、図3に示すデータ復調回路21で、再びNRZ信号
に戻される。以下、その動作を説明する。データ復調回
路21に入力されたシリアル伝送データは、フリップフ
ロップ201とPLL211とにより位相補正がなさ
れ、伝送データに含まれる位相と同期した信号となる。
PLL211の初段である位相比較器211aにおいて
は、入力された伝送データとPLL211の出力波形と
が比較され、その位相差に応じる幅のパルスを発生す
る。このパルスはローパスフィルタ211bにて高周波
成分を除去されVCO211cに誤差信号として供給さ
れる。VCO211cでは入力された電圧値に応じた周
波数でクロック信号を発振する。
【0037】このクロック信号はバイフェーズ変調信号
のビット周期の半分の周期の信号であり、1ビットに対
し2クロックの信号が対応する。フリップフロップ20
1では、このクロックによりバイフェーズ信号が1ビッ
トづつラッチされシリアル/パラレル変換器202に供
給される。シリアル/パラレル変換器202では、1デ
ータ分つまり16クロック分のパラレルデータに変換さ
れ、各パターン検出器に供給される。
【0038】RF再生ボード1において生成されるシリ
アル伝送データSDは、情報データが無い場合、NRZ
信号であるクロックラン信号が付加されており(図5
(a)T0 以前の‘R’)、RUN検出器203はシリ
アルデータ中にクロックラン信号を検出するとHレベル
を送出する。JKフリップフロップ206の出力は初期
状態でHレベルでありゲート204を通して、4ビット
カウンタをクリアしている。そのため、データラッチ2
08には4ビットカウンタ210からラッチクロックが
供給されず復調データは更新されない。
【0039】さて、時刻T0 においてセクタデータを送
るため、セクタの先頭にセクタシンク(図5(a)
‘S’)が付加されて伝送され、パラレルデータに変換
される。このセクタシンクSはセクタシンク検出器20
5で検出され、セクタシンク検出器205はそれまでの
LレベルからHレベル出力に変化し、JKフリップフロ
ップ206に供給される。JKフリップフロップ206
はJがLレベル、KがHレベルなので、出力はLレベル
となる。従って、ゲート204の出力もLレベルとな
り、4ビットカウンタ210のCLR端子入力がLレベ
ルとなり、次のクロックからカウントを始める。データ
ラッチ208では、4ビットカウンタ210による16
クロック毎に供給されるラッチタイミングでデータをラ
ッチし出力する。つまり、シリアルデータの1バイト単
位のデータをデータラッチ208が出力するのである。
【0040】セクタデータが伝送されてくると、セクタ
シンクパターン(図5(b))がまずデータラッチ20
8によりラッチされるが、セクタシンク検出器205の
出力によりセクタワードカウンタ207がクリアされて
いるので、バイフェーズ識別回路209の動作に関係な
く情報データと間違って数えられる心配はない。
【0041】次に、時刻T1 になりセクタシンクSが終
了し情報データ(D1 〜D2048)が送出されるようにな
ると、セクタシンク検出器205の出力がLレベルにな
りセクタワードカウンタ207のクリアが解除されてバ
イフェーズ識別回路209の駆動するデータカウントク
ロックに従って、入力された情報データを1セクタ分
(2048)数えることになる。
【0042】バイフェーズ識別回路209では、入力さ
れている16クロック分のデータがバイフェーズ変調さ
れたデータかそれ以外のパターンかを識別する。つま
り、バイフェーズ変調されたデータであれば、1ビット
データ内の2クロック分のデータ論理は必ず反転関係に
ある。そこで、バイフェーズ識別回路209では、デー
タの反転関係を調べ、反転していれば(バイフェーズデ
ータ)カウントクロックを発生し、反転していなければ
(NRZ等の信号)カウントクロックを発生しない。セ
クタワードカウンタ207はこのデータカウントクロッ
クに従ってカウントするので、バイフェーズ変調された
情報データ以外のデータがあっても無視して、セクタシ
ンクから数えた情報データの数のみを正確に数えること
ができる。よって、伝送側のDRAMリフレッシュ動作
等により、1セクタのシリアルデータ伝送中に途中の適
当なタイミングでクロックランパターンが挿入されてい
ても、セクタワードカウンタは情報データと間違えてカ
ウントアップする心配はない。
【0043】時刻T2 において、情報データが終了しC
RCデータ2バイトが入力され、セクタワードカウンタ
207が1セクタ分の全データ(2050個)を数え終
わると(時刻T3 )、クリアパルスを出力し、JKフリ
ップフロップ206は応じてHレベルを出力し、4ビッ
トカウンタ210がクリアされ、それ以後は次のセクタ
シンクが検出されデータ転送が再開されるまで、データ
ラッチされることは無くなる。
【0044】第1実施例によれば、DRAMのリフレッ
シュ動作時の情報データの伝送がなされない場合でもク
ロック成分を含んだパターンデータによりデータ伝送を
行うため、受信側で生成するクロック信号の位相同期を
保つことができる。更に、受信側でもバーストデータ伝
送中に上記リフレッシュ動作によるランパターンが混入
されていても、確実にそれを除去し希望する情報データ
のみを後段のブロックに出力し得る。 (ii)第2実施例 本願発明の第2実施例は、第1実施例における変調デー
タ切換を異なる構成で実現するものである。
【0045】第2実施例の構成は、データ変調回路14
の変形に属し、ゲート111、セレクタ107を削除
し、新規追加構成としてスイッチ130、パラレル/シ
リアル変換器132、ゲート131を設けたものであ
る。つまり、クロックラン信号の挿入をバイフェーズ変
調を行った後に行うものである。
【0046】次に動作を説明する。セレクタ112で
は、タイミング信号発生器110の生成するセクタシン
クの必要なタイミングを示すセクタシンクタイミング信
号に従い、セクタシンクタイミングで‘H’側、つまり
セクタシンク信号を出力し、それ以外では情報データを
送信している。
【0047】一方、データ転送検出器102の検出信号
がセクタシンクタイミング信号と共にインバートされて
ゲート131に入り論理積が取られる。つまり、ゲート
131の出力は、データが有効でなく且つセクタシンク
期間でない場合のみHレベルとなる。よって、ゲート1
31の出力がHレベルになると‘H’側に切り替わり、
RUNパターン発生器105が発生しパラレル/シリア
ル変換器132によってシリアルのNRZのクロックラ
ン信号が外部に伝送される。また、データが有効又はセ
クタシンク期間のときはスイッチ130は‘L’側に切
り替わり上記データが伝送される。
【0048】第2実施例によれば、クロックラン信号を
別途付け加えることができ、バイフェーズ変調された情
報データとNRZ信号のクロックラン信号を切り換えて
出力することができる。その他の変形例 なお、本発明の上記実施例に限らず種々の変形が可能で
ある。
【0049】例えば、本願発明はDRAMのリフレッシ
ュ動作によるデータ転送休止のみでなく、別の挿入デー
タ等であってもデータ転送検出器の入力状態信号を換え
ることで適用が可能である。例えば、伝送専門のプロセ
ッサにより直接データを転送するような場合であって、
そのプロセッサに対して不定期に割り込み処理が掛けら
れるような場合であっても、割り込み要求信号等をデー
タ検出器へ繋ぐことにより、本願発明のデータ転送が出
来る。
【0050】また、受信側の処理速度が送信側に対して
遅く、送信側から出力されるデータリクエスト信号によ
ってデータの授受を行う場合などであっても、受信側の
受信不可の間に代替信号を挿入することで位相同期を保
つことができ、シリアル伝送における手法として適用範
囲が広い。
【0051】
【発明の効果】以上の通り、上記第1の発明によれば、
有効なデータの伝送が不可能な場合でも、シリアル転送
されるデータの基本周期成分を有する代替信号を送信す
ることが可能なので、受信側で生成するクロック信号の
位相同期を保つことができ、次に有効データが伝送され
たときには直ちに復調を開始できる。
【0052】また、第2の発明によれば、DRAMのリ
フレッシュ動作や情報データが存在せず、情報データを
送信できない状態であっても、第1の発明のデータ送信
装置が常に同期信号成分を含んだ代替信号を送信するの
で、データ受信装置において、位相同期を定常的に確保
することが可能である。また、バースト的なシリアル信
号伝送の期間中に、DRAMのリフレッシュ動作により
代替信号が挿入されたとしても、確実に情報データ等の
みを判別認識できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のデータ送受信装置の全体形を
示すブロック図である。
【図2】第1実施例のRF再生ボードの主要部を示す回
路図である。
【図3】第1実施例のデータ復調回路を示す回路図であ
る。
【図4】データ伝送におけるタイミングチャートであ
る。
【図5】伝送データのフォーマットを示す説明図であ
る。
【図6】第2実施例のデータ変調回路を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
1…RF再生ボード 2…データデコードボード 11…復調器 12…メモリコントロール部 13…DRAM(Dynamic-RAM ) 14…データ変調回路 21…データ復調回路 101、201…フリップフロップ 102…データ転送検出器 103…CRC演算回路 104、107、112…セレクタ 105…RUNパターン発生器 106…セクタシンクパターン発生器 108…ワードクロック発生器 109、207…セクタワードカウンタ 110…タイミング信号発生器 111、121、131、204…ゲート 113、132…パラレル/シリアル変換器 114、115…バイフェーズ変調器 120…メモリコントローラ 122…リフレッシュ信号発生器 123…リファレンスクロック発生器 130…スイッチ 202…シリアル/パラレル変換器 203…RUN検出器 205…セクタシンク検出器 206…JKフリップフロップ 208…16ビットデータラッチ 209バイフェーズ識別回路 210…4ビットカウンタ 211…PLL(phase locked loop ) 211a…位相検出器 211b…ローパスフィルタ 211c…VCO(voltage controlled oscillator ) X…水晶振動子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 7/00 H04L 25/49

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パラレル形式の転送データをシリアル形
    式に変換して転送するデータ送信装置において、 転送すべき前記転送データを監視することで前記転送デ
    ータが有効か無効かの状態を検出して前記状態を示す検
    出信号を発生する検出信号発生手段と、 一定周期信号を生成するパターン信号生成手段と、 前記転送データ及び前記一定周期信号をシリアル形式へ
    と変換するパラレル−シリアルデータ変換器と、 前記検出信号に基づいて前記転送データ又は前記一定周
    期信号を択一的に出力するデータ選択手段と、 前記検出信号に基づいて前記転送データ又は前記一定周
    期信号の何れか一方のみを自己同期式変調する変調手段
    と、 を備えることを特徴とするデータ送信装置。
  2. 【請求項2】 シリアル形式の伝送データによりデータ
    送信装置およびデータ受信装置の間で送受信を成すデー
    タ送受信装置において、 請求項1のデータ送信装置を有し、 前記データ受信装置は、前記伝送データにより同期信号
    を生成する同期信号発生器と、 前記伝送データをパラレル形式の復調データに変換する
    シリアル−パラレル変換器と、 前記シリアル−パラレル変換器により変換された前記復
    調データ及び前記同期信号を入力し、前記同期信号に対
    応する前記復調データの論理状態の相関関係に基づい
    て、前記復調データのうち自己同期式変調が成された部
    分に該当する前記復調データを判別出力する変調方式検
    出手段と、 を備えたことを特徴とするデータ送受信装置。
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