JPH05285391A - 排気ガス浄化用触媒 - Google Patents
排気ガス浄化用触媒Info
- Publication number
- JPH05285391A JPH05285391A JP4088892A JP8889292A JPH05285391A JP H05285391 A JPH05285391 A JP H05285391A JP 4088892 A JP4088892 A JP 4088892A JP 8889292 A JP8889292 A JP 8889292A JP H05285391 A JPH05285391 A JP H05285391A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- catalyst
- exhaust gas
- alumina
- layer
- main component
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動車などの内燃機関から排出される排気の
空燃比がストイキからリーン・バーン状態まで窒素酸化
物（NOx ) 、一酸化炭素(CO)および炭化水素(HC)を効率
よく浄化し得る排気ガス浄化用触媒を得る。 【構成】 ハニカム担体上に、白金とパラジウムのうち
１種以上を含む活性アルミナを主成分とする無機物から
成る第１層と、ロジウムを含む活性アルミナを主成分と
する無機物から成る第２層を備え、更にこの上にCu, C
r, Nd, Y, Co, Zn,Ce, Pr またはLaをイオン交換したゼ
オライトを主成分とする無機物から成るコート層を備え
た排気ガス浄化用触媒。
空燃比がストイキからリーン・バーン状態まで窒素酸化
物（NOx ) 、一酸化炭素(CO)および炭化水素(HC)を効率
よく浄化し得る排気ガス浄化用触媒を得る。 【構成】 ハニカム担体上に、白金とパラジウムのうち
１種以上を含む活性アルミナを主成分とする無機物から
成る第１層と、ロジウムを含む活性アルミナを主成分と
する無機物から成る第２層を備え、更にこの上にCu, C
r, Nd, Y, Co, Zn,Ce, Pr またはLaをイオン交換したゼ
オライトを主成分とする無機物から成るコート層を備え
た排気ガス浄化用触媒。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車などの内燃機
関の排気ガス浄化用触媒に関する。
関の排気ガス浄化用触媒に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のゼオライトを用いる排気ガス浄化
用触媒としては特開平１−１２７０４４号公報に開示さ
れているようなものがある。この排気浄化用触媒では、
触媒の構成としてハニカム担体にアルミナに貴金属を担
体した第１触媒層とこの上にゼオライトにCuをイオン交
換した第２触媒層を設けることにより排気中の酸素濃度
が理論値より大きくなった状態（リーン・バーン雰囲
気）での、排気中のNOx を還元除去しリーン・バーン雰
囲気でも効率よく窒素酸化物( NOx ) 、一酸化炭素(CO)
炭化水素(HC)を浄化することにより、触媒性能を向上さ
せている。
用触媒としては特開平１−１２７０４４号公報に開示さ
れているようなものがある。この排気浄化用触媒では、
触媒の構成としてハニカム担体にアルミナに貴金属を担
体した第１触媒層とこの上にゼオライトにCuをイオン交
換した第２触媒層を設けることにより排気中の酸素濃度
が理論値より大きくなった状態（リーン・バーン雰囲
気）での、排気中のNOx を還元除去しリーン・バーン雰
囲気でも効率よく窒素酸化物( NOx ) 、一酸化炭素(CO)
炭化水素(HC)を浄化することにより、触媒性能を向上さ
せている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような触
媒層を貴金属を含むアルミナを用いて酸化反応に有利な
第１触媒層とCuをイオン交換したゼオライトを用いてリ
ーン・バーン雰囲気でのNOx 還元除去に有利な第２触媒
層とした触媒では、空燃比（Ａ／Ｆ）がストイキの条件
での触媒活性が十分ではなく、空燃比がストイキからリ
ーン・バーン状態まで効率よくNOx , CO, HCを浄化する
ことができない。
媒層を貴金属を含むアルミナを用いて酸化反応に有利な
第１触媒層とCuをイオン交換したゼオライトを用いてリ
ーン・バーン雰囲気でのNOx 還元除去に有利な第２触媒
層とした触媒では、空燃比（Ａ／Ｆ）がストイキの条件
での触媒活性が十分ではなく、空燃比がストイキからリ
ーン・バーン状態まで効率よくNOx , CO, HCを浄化する
ことができない。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
従来の触媒に対して、白金とパラジウムのうち１種以上
を含む活性アルミナを主成分とする無機物をハニカム担
体にコーティングしたのち、ロジウムを含む活性アルミ
ナを主成分とする無機物をコーティングし、さらにその
上に特定の金属をイオン交換したゼオライトを主成分と
する無機物をコーティングすることによりストイキから
リーン・バーン雰囲気まで幅広い領域で排気ガスの浄化
を行い得ることを知見したことに基づくものである。従
ってこの発明の排気ガス浄化用触媒は、ハニカム担体上
に、白金とパラジウムのうち１種以上を含む活性アルミ
ナを主成分とする無機物から成る第１層と、ロジウムを
含む活性アルミナを主成分とする無機物から成る第２層
を備え、更にこの上にCu, Cr, Nd, Y, Co, Zn, Ce, Pr
またはLaをイオン交換したゼオライト粉末を主成分とす
る無機物から成るコート層を備えたことを特徴とする。
従来の触媒に対して、白金とパラジウムのうち１種以上
を含む活性アルミナを主成分とする無機物をハニカム担
体にコーティングしたのち、ロジウムを含む活性アルミ
ナを主成分とする無機物をコーティングし、さらにその
上に特定の金属をイオン交換したゼオライトを主成分と
する無機物をコーティングすることによりストイキから
リーン・バーン雰囲気まで幅広い領域で排気ガスの浄化
を行い得ることを知見したことに基づくものである。従
ってこの発明の排気ガス浄化用触媒は、ハニカム担体上
に、白金とパラジウムのうち１種以上を含む活性アルミ
ナを主成分とする無機物から成る第１層と、ロジウムを
含む活性アルミナを主成分とする無機物から成る第２層
を備え、更にこの上にCu, Cr, Nd, Y, Co, Zn, Ce, Pr
またはLaをイオン交換したゼオライト粉末を主成分とす
る無機物から成るコート層を備えたことを特徴とする。
【０００５】
【作用】次に作用を説明する。本発明の排気ガス浄化用
触媒においては、活性成分である白金および／またはパ
ラジウムを含む第１層とロジウムを含む第２層の表面に
CU, Cr, Nd, Y, Co, Zn, Ce, Pr またはLaをイオン交換
したゼオライト粉末を主成分とした無機物をコーティン
グしている。これ等の金属をイオン交換したゼオライト
粉末は酸素が多量に含まれるエンジン排気ガスのリーン
領域においてNOx の転化性能を有している。また、貴金
属を含む触媒層は第１層、第２層をそれぞれPtおよび／
またはPdを担持したアルミナを主成分とした活性アルミ
ナとRhを担持したアルミナを主成分とした活性アルミナ
を用いており調製段階および触媒の使用時にPtおよび／
またはPdとRhの合金化等による活性の低下は見られず、
ストイキ領域で優れた触媒の転化性能を持っているため
ストイキ領域から、リーン領域まで幅広い範囲で優れた
排気ガス浄化性能を有している。
触媒においては、活性成分である白金および／またはパ
ラジウムを含む第１層とロジウムを含む第２層の表面に
CU, Cr, Nd, Y, Co, Zn, Ce, Pr またはLaをイオン交換
したゼオライト粉末を主成分とした無機物をコーティン
グしている。これ等の金属をイオン交換したゼオライト
粉末は酸素が多量に含まれるエンジン排気ガスのリーン
領域においてNOx の転化性能を有している。また、貴金
属を含む触媒層は第１層、第２層をそれぞれPtおよび／
またはPdを担持したアルミナを主成分とした活性アルミ
ナとRhを担持したアルミナを主成分とした活性アルミナ
を用いており調製段階および触媒の使用時にPtおよび／
またはPdとRhの合金化等による活性の低下は見られず、
ストイキ領域で優れた触媒の転化性能を持っているため
ストイキ領域から、リーン領域まで幅広い範囲で優れた
排気ガス浄化性能を有している。
【０００６】
【実施例】以下、この発明を実施例、比較例および試験
例により説明する。実施例１ γ−アルミナを主たる成分とする活性アルミナ粉末1000
ｇに対してジニトロジアンミン白金溶液を用いて白金1.
5 重量％になるように加えよく攪拌した後、オーブン中
150 ℃で３時間乾燥し、400 ℃で２時間空気気流中で焼
成を行った。この白金担持活性アルミナ1400ｇ、酸化セ
リウムを936 ｇ、γ−アルミナを主たる成分とする活性
アルミナ320 ｇ、硝酸酸性ベーマイトゾル（ベーマイト
アルミナ10重量％けん濁液に10重量％HNO3を添加するこ
とによって得られるゾル）2221ｇをボールミルポットに
投入し、８時間粉砕してスラリーを得た。得られたスラ
リーをモノリス担体基材（1.3 Ｌ，400 セル）に塗布し
乾燥後、400 ℃で２時間、空気雰囲気中で焼成した。こ
の時の塗布量は、160 ｇ／個に設定した。次に、γ−ア
ルミナを主たる成分とする活性アルミナ粉末1000ｇに対
して硝酸ロジウム溶液をRhl 重量％となるように加えよ
く攪拌した後、同様にして乾燥、焼成を行いロジウム担
持アルミナ粉末を作った。このロジウム担持アルミナ粉
末500g、硝酸酸性ベーマイトゾル637g、γ−アルミナを
主成分とする活性アルミナ粉末265 ｇをボールミルポッ
トに投入し、８時間粉砕して得たスラリーを塗布量40ｇ
／個になるように塗布し乾燥後、400 ℃で２時間、空気
雰囲気中で焼成した。さらに、0.2 モル／Ｌの硝酸銅ま
たは酢酸銅溶液を用いてCuをイオン交換したゼオライト
粉末1800g 、シリカゾル（固形分20％）1170ｇおよび、
水1170ｇを磁性ボールミルに投入し、粉砕して得たスラ
リーを塗布量130 ｇ／個になるように塗布し乾燥した
後、400 ℃で２時間空気中で焼成し触媒No.1を調製し
た。
例により説明する。実施例１ γ−アルミナを主たる成分とする活性アルミナ粉末1000
ｇに対してジニトロジアンミン白金溶液を用いて白金1.
5 重量％になるように加えよく攪拌した後、オーブン中
150 ℃で３時間乾燥し、400 ℃で２時間空気気流中で焼
成を行った。この白金担持活性アルミナ1400ｇ、酸化セ
リウムを936 ｇ、γ−アルミナを主たる成分とする活性
アルミナ320 ｇ、硝酸酸性ベーマイトゾル（ベーマイト
アルミナ10重量％けん濁液に10重量％HNO3を添加するこ
とによって得られるゾル）2221ｇをボールミルポットに
投入し、８時間粉砕してスラリーを得た。得られたスラ
リーをモノリス担体基材（1.3 Ｌ，400 セル）に塗布し
乾燥後、400 ℃で２時間、空気雰囲気中で焼成した。こ
の時の塗布量は、160 ｇ／個に設定した。次に、γ−ア
ルミナを主たる成分とする活性アルミナ粉末1000ｇに対
して硝酸ロジウム溶液をRhl 重量％となるように加えよ
く攪拌した後、同様にして乾燥、焼成を行いロジウム担
持アルミナ粉末を作った。このロジウム担持アルミナ粉
末500g、硝酸酸性ベーマイトゾル637g、γ−アルミナを
主成分とする活性アルミナ粉末265 ｇをボールミルポッ
トに投入し、８時間粉砕して得たスラリーを塗布量40ｇ
／個になるように塗布し乾燥後、400 ℃で２時間、空気
雰囲気中で焼成した。さらに、0.2 モル／Ｌの硝酸銅ま
たは酢酸銅溶液を用いてCuをイオン交換したゼオライト
粉末1800g 、シリカゾル（固形分20％）1170ｇおよび、
水1170ｇを磁性ボールミルに投入し、粉砕して得たスラ
リーを塗布量130 ｇ／個になるように塗布し乾燥した
後、400 ℃で２時間空気中で焼成し触媒No.1を調製し
た。
【０００７】実施例２ 第１層の貴金属として白金の代りにパラジウムを用いた
以外は実施例１の触媒No. １と同様にして、触媒No.2を
調整した。γ−アルミナを主たる成分とする活性アルミ
ナ粉末1000ｇに対してジニトロジアンミンパラジウム溶
液を用いてパラジウム1.5 重量％になるように加え同様
に乾燥し、400 ℃で２時間空気気流中で焼成を行った。
このパラジウム担持活性アルミナ1400ｇ、酸化セリウム
を936 ｇ、γ−アルミナを主成分とする活性アルミナ32
0 ｇ、硝酸酸性ベーマイトゾル（ベーマイトアルミナ10
重量％けん濁液に10重量％HNO3を添加することによって
得られるゾル)2212gをボールミルポットに投入し、８時
間粉砕してスラリーを得た。得られたスラリーをモノリ
ス担体基材（1.3 Ｌ、400 セル）に塗布し乾燥後、400
℃で２時間、空気雰囲気中で焼成した。この時の塗布量
は、160 ｇ／個に設定した。ロジウム担持粉末の調製、
塗布及び、ゼオライト粉末のコート層の調製、塗布は実
施例１と同様に行い、触媒No. ２を得た。
以外は実施例１の触媒No. １と同様にして、触媒No.2を
調整した。γ−アルミナを主たる成分とする活性アルミ
ナ粉末1000ｇに対してジニトロジアンミンパラジウム溶
液を用いてパラジウム1.5 重量％になるように加え同様
に乾燥し、400 ℃で２時間空気気流中で焼成を行った。
このパラジウム担持活性アルミナ1400ｇ、酸化セリウム
を936 ｇ、γ−アルミナを主成分とする活性アルミナ32
0 ｇ、硝酸酸性ベーマイトゾル（ベーマイトアルミナ10
重量％けん濁液に10重量％HNO3を添加することによって
得られるゾル)2212gをボールミルポットに投入し、８時
間粉砕してスラリーを得た。得られたスラリーをモノリ
ス担体基材（1.3 Ｌ、400 セル）に塗布し乾燥後、400
℃で２時間、空気雰囲気中で焼成した。この時の塗布量
は、160 ｇ／個に設定した。ロジウム担持粉末の調製、
塗布及び、ゼオライト粉末のコート層の調製、塗布は実
施例１と同様に行い、触媒No. ２を得た。
【０００８】実施例３ 実施例２の触媒No.2のバラジウム担持アルミナ層の代り
に白金担持アルミナ及びパラジウム担持アルミナ層を塗
布した以外は同様にして、触媒No.3を調製した。白金担
持アルミナ及びパラジウム担持アルミナ層のスラリーと
して、白金2.1重量％、パラジウム2.1 重量％である白
金担持活性アルミナとパラジウム担持アルミナをそれぞ
れ700 ｇ用いた以外は、触媒No.2と同様に触媒を調製し
た。
に白金担持アルミナ及びパラジウム担持アルミナ層を塗
布した以外は同様にして、触媒No.3を調製した。白金担
持アルミナ及びパラジウム担持アルミナ層のスラリーと
して、白金2.1重量％、パラジウム2.1 重量％である白
金担持活性アルミナとパラジウム担持アルミナをそれぞ
れ700 ｇ用いた以外は、触媒No.2と同様に触媒を調製し
た。
【０００９】実施例４ 実施例１のイオン交換金属としてCoを用いた以外は同様
にして、触媒No.4を調製した。第１層、第２層の貴金属
を含む触媒層は実施例１と同様にコーティング、乾燥、
焼成を行い調製した。次に、硝酸コバルトまたは酢酸コ
バルト溶液を用いてCoをイオン交換したゼオライト粉末
1800g 、シリカゾル（固形分20％）1170ｇおよび、水11
70ｇを磁性ボールミルに投入し、粉砕して得たスラリー
を塗布量130 ｇ／個になるように塗布し乾燥した後、40
0 ℃で２時間空気中で焼成し触媒No.4を調製した。
にして、触媒No.4を調製した。第１層、第２層の貴金属
を含む触媒層は実施例１と同様にコーティング、乾燥、
焼成を行い調製した。次に、硝酸コバルトまたは酢酸コ
バルト溶液を用いてCoをイオン交換したゼオライト粉末
1800g 、シリカゾル（固形分20％）1170ｇおよび、水11
70ｇを磁性ボールミルに投入し、粉砕して得たスラリー
を塗布量130 ｇ／個になるように塗布し乾燥した後、40
0 ℃で２時間空気中で焼成し触媒No.4を調製した。
【００１０】実施例５〜11 実施例１のイオン交換金属としてCr, Nb, Y, Zn, Ce, P
r, La を用いた以外は同様にして触媒No.5, 6, 7, 8,
9, 10, 11を調製した。ここで、金属溶液としては、硝
酸あるいは酢酸溶液を用い、溶液の濃度としては、0.1
〜0.5 モル／Ｌでイオン交換を行った。なおここで用い
る、ゼオライトとしてはペンタシル型ゼオライト、Ｙ型
ゼオライト、モルデナイト、フェリエライト等を用いる
ことができる。
r, La を用いた以外は同様にして触媒No.5, 6, 7, 8,
9, 10, 11を調製した。ここで、金属溶液としては、硝
酸あるいは酢酸溶液を用い、溶液の濃度としては、0.1
〜0.5 モル／Ｌでイオン交換を行った。なおここで用い
る、ゼオライトとしてはペンタシル型ゼオライト、Ｙ型
ゼオライト、モルデナイト、フェリエライト等を用いる
ことができる。
【００１１】比較例１，２，３ 第１層、第２層の貴金属を含む触媒層のみを実施例１と
同様にコーティング、乾燥、焼成して調製した触媒No.1
01を比較例１の触媒とした。Cuをイオン交換したゼオラ
イト粉末のみをモノリス担体基材（1.3 Ｌ，400 セル）
に260 ｇ／個になるように塗布した触媒No.201を比較例
２の触媒とした。実施例１と同様にしてPt, Rhを担持し
た活性アルミナを用い、白金担持活性アルミナ1170g 、
ロジウム担持活性アルミナ230g、酸化セリウムを936g、
γ−アルミナを主たる成分とする活性アルミナ320 ｇ、
硝酸酸性ベーマイトゾル（ベーマイトアルミナ10重量％
けん濁液に10重量％HNO3を添加することによって得られ
るゾル）2221ｇをボールミルポットに投入し、８時間粉
砕してスラリーを得、実施例１と同様にモノリス担体に
塗布量200 ｇ／個となるようにコーティングし、乾燥、
焼成した触媒No.301を比較例３の触媒とした。
同様にコーティング、乾燥、焼成して調製した触媒No.1
01を比較例１の触媒とした。Cuをイオン交換したゼオラ
イト粉末のみをモノリス担体基材（1.3 Ｌ，400 セル）
に260 ｇ／個になるように塗布した触媒No.201を比較例
２の触媒とした。実施例１と同様にしてPt, Rhを担持し
た活性アルミナを用い、白金担持活性アルミナ1170g 、
ロジウム担持活性アルミナ230g、酸化セリウムを936g、
γ−アルミナを主たる成分とする活性アルミナ320 ｇ、
硝酸酸性ベーマイトゾル（ベーマイトアルミナ10重量％
けん濁液に10重量％HNO3を添加することによって得られ
るゾル）2221ｇをボールミルポットに投入し、８時間粉
砕してスラリーを得、実施例１と同様にモノリス担体に
塗布量200 ｇ／個となるようにコーティングし、乾燥、
焼成した触媒No.301を比較例３の触媒とした。
【００１２】試験例 実施例１〜11の触媒NO.1〜11及び比較例１〜３の触媒N
o. 101 ，201 ，301 について各触媒を実験用のコンバ
ータに充填し、下記の排気モデルガスを用いて下記条件
で、性能評価試験を行った。その結果を表１，２に示
す。
o. 101 ，201 ，301 について各触媒を実験用のコンバ
ータに充填し、下記の排気モデルガスを用いて下記条件
で、性能評価試験を行った。その結果を表１，２に示
す。
【００１３】
【表１】性能評価条件 A／F ＝14.6相当のモデルガス HC ＝1600ppm （Cl換算） NO ＝1000ppm CO ＝1.08％ CO2 ＝14.0％ O2 ＝0.9 ％ H2O ＝10％ H2 ＝0.4 ％ N2残部 A／F ＝18.0相当のモデルガス HC ＝1600ppm （Cl換算） NO ＝1000ppm CO ＝1200ppm CO2 ＝14.0％ O2 ＝4.5 ％ H2O ＝10％ N2残部
【００１４】
【表２】
【００１５】
【表３】
【００１６】
【発明の効果】以上説明したきたように、この発明にお
いては、ハニカム担体上に、白金とパラジウムのうちの
１種以上を含む活性アルミナを主成分とする無機物から
成る第１層と、ロジウムを含む活性アルモナを主成分と
する無機物から成る第２層を備え、更にこの上に金属を
イオン交換したゼオライトを主成分とする無機物から成
るコート層を備え、さらに上記イオン交換金属としてC
u、 Cr, Nb, Y, Co, Zn,Ce, Prまたは、Laを用いたこと
により、ストイキ領域からリーン領域まで触媒活性を有
する排気ガス触媒を調製することができるという効果が
得られた。
いては、ハニカム担体上に、白金とパラジウムのうちの
１種以上を含む活性アルミナを主成分とする無機物から
成る第１層と、ロジウムを含む活性アルモナを主成分と
する無機物から成る第２層を備え、更にこの上に金属を
イオン交換したゼオライトを主成分とする無機物から成
るコート層を備え、さらに上記イオン交換金属としてC
u、 Cr, Nb, Y, Co, Zn,Ce, Prまたは、Laを用いたこと
により、ストイキ領域からリーン領域まで触媒活性を有
する排気ガス触媒を調製することができるという効果が
得られた。
Claims (1)
- 【請求項１】 ハニカム担体上に、白金とパラジウムの
うち１種以上を含む活性アルミナを主成分とする無機物
から成る第１層と、ロジウムを含む活性アルミナを主成
分とする無機物から成る第２層を備え、更にこの上にC
u, Cr, Nd, Y,Co, Zn, Ce, Pr またはLaをイオン交換し
たゼオライトを主成分とする無機物から成るコート層を
備えたことを特徴とする排気ガス浄化用触媒。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4088892A JPH05285391A (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | 排気ガス浄化用触媒 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4088892A JPH05285391A (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | 排気ガス浄化用触媒 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05285391A true JPH05285391A (ja) | 1993-11-02 |
Family
ID=13955630
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4088892A Pending JPH05285391A (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | 排気ガス浄化用触媒 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05285391A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040002344A (ko) * | 2002-09-06 | 2004-01-07 | 안호근 | 질소화합물의 저감을 위한 선택적 촉매환원용 촉매 |
| EP1468721A1 (en) * | 2003-04-17 | 2004-10-20 | ICT Co., Ltd. | Exhaust gas purifying catalyst and process for purifying exhaust gas |
| KR100488853B1 (ko) * | 2002-05-31 | 2005-05-11 | 현대자동차주식회사 | ２중층 코팅구조의 팔라듐-로듐 삼원촉매 제조방법 |
| WO2011049064A1 (ja) | 2009-10-21 | 2011-04-28 | 本田技研工業株式会社 | 排気浄化触媒およびこれを用いた排気浄化装置 |
-
1992
- 1992-04-09 JP JP4088892A patent/JPH05285391A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100488853B1 (ko) * | 2002-05-31 | 2005-05-11 | 현대자동차주식회사 | ２중층 코팅구조의 팔라듐-로듐 삼원촉매 제조방법 |
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| US7265073B2 (en) | 2003-04-17 | 2007-09-04 | Ict Co., Ltd. | Exhaust gas purifying catalyst and process for purifying exhaust gas |
| WO2011049064A1 (ja) | 2009-10-21 | 2011-04-28 | 本田技研工業株式会社 | 排気浄化触媒およびこれを用いた排気浄化装置 |
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