JPH0528467A - 磁気テープ及びテープカセツト - Google Patents

磁気テープ及びテープカセツト

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JPH0528467A
JPH0528467A JP107192A JP107192A JPH0528467A JP H0528467 A JPH0528467 A JP H0528467A JP 107192 A JP107192 A JP 107192A JP 107192 A JP107192 A JP 107192A JP H0528467 A JPH0528467 A JP H0528467A
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JP
Japan
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magnetic
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tape
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actual
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Application number
JP107192A
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English (en)
Inventor
Noboru Koyama
▲昇▼ 小山
Takao Nishikawa
卓男 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 模倣が困難で、購買者にも正当な市販品であ
ることが容易に識別できるため効果的に海賊版の出現を
防止でき、しかも下層に非磁性顔料着色層を設けている
為、鏡面化処理時に応力がカレンダーのメタリングロー
ルからコンプライアントロールに逃げて行かず、磁性層
の中に蓄えられ、均一な磁気記録媒体が得られ、従って
電磁変換特性及び走行耐久性に優れた磁気テープ及びテ
ープカセットを提供することにある。 【構成】 支持体上に、一層以上の非磁性着色層及び一
層以上の磁性層が、この順に形成され、前記非磁性着色
層が前記磁性層と異なる色を有し、かつ、前記支持体の
磁性層形成面とは反対側の面において、(a)平均突起
高さが0.01〜0.2μmであり、(b)高さ0.0
1μm以上の突起個数が、測定長1mm当り50以上で
あり、(c)高さ0.3μm以上の突起個数が、測定長
400mm当り1000以下であり、(d)最大突起高
さを、前記の平均突起高さで除した値が10以下である
磁気テープ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気テープ及びテープ
カセットに関するものである。
【0002】
【従来技術】近年、いわゆるAV(オーディオ・ビジュ
アル)時代の到来に伴い、パッケージ化された視覚メデ
ィアの需要、生産量はつとに高まっており、特に大量の
生ビデオや音楽、映画、アニメ、舞台等を収録したビデ
オ商品が、市販製品として、或いはレンタル品として、
日々大量に消費されている。
【0003】しかし、ビデオ業界等においては、ビデオ
用機器等の普及に伴い、正当な著作権者にその承認を受
けていない者が、画像の予め記録されたビデオソフトの
内容をダビングし、いわゆる海賊版を大量に生産、販売
していることがある。このような海賊版においては、ビ
デオ業界等では海賊版が出回るのを防止したいという強
い要請がある。従って、技術的に海賊版を防止し、業界
全体の利益を保持する手段が要請されている。
【0004】こうした海賊版防止の技術的手段として
は、例えばホログラム(シール)を利用したものや、テ
ープカセット全面にあるリッドと称される前蓋を着色し
たもの等がある。或いは、映像信号に別の信号を加えて
ダビングを不可能にしたものもある。しかし、これらの
手段では海賊版の製造業者でも容易に模倣できるため、
海賊版防止に必ずしも有効とは言えない。しかも、コス
トアップとなり、また元のソフトの映像の画質を損なう
ことがある。
【0005】他方、磁性層を上、下2層とし、そのうち
下層に顔料又は染料を含有させ、上層と色別できるよう
にした技術が、特開昭62−231426号公報に示さ
れている。これによれば、下層の色によって上層の塗布
ぬけや塗布むらを判別できるとしているが、上記した海
賊版防止のために下層の色でその判別を行えるかどうか
は明確ではない。しかも、海賊版防止を目的として上記
下層を着色するという技術思想は何ら示していないし想
定もしていない。
【0006】しかも、磁性層の下層に顔料等を含有させ
ているために、同下層中の磁性粉(一般には黒褐色)の
色と混ざって上層のコントラストが悪く、しかも磁性層
に多量の顔料を含有させているために下層の電磁変換性
能等に悪影響を与えることがある。このことは、単層の
磁性層にカーボンブラック等を含有させて遮光製を出し
ていた媒体にも同様に当てはまる。
【0007】一方、支持体の、磁性層形成面と反対側の
面(以後、支持体裏面という。)に、バックコート層を
設けない本発明のような場合において、支持体裏面の表
面粗さRaを特定して走行性或は耐久性を改良した磁気
記録媒体が特開昭60−93626号公報に開示されて
いる。しかし、支持体裏面についてはRaのみでなく、
突起高さ及び突起数が走行耐久性、或は電磁変換特性に
影響を及ぼすため、上記技術では十分な改良は行うこと
ができなかった。
【0008】一方、ビデオ用磁気記録媒体において、記
録容量を高めたり、高周波域と低周波域とにおける磁気
記録特性を共に向上させ、均衡させるべく、複数の磁性
層を有する磁気記録媒体が提案(例えば、特開昭48−
98803号公報、特開昭51−64901号公報、特
開昭58−56228号公報、特開昭59−17214
2号公報、特開昭63−146211号公報、特公昭3
2−2218号公報、特公昭56−12937号公報)
されている。
【0009】
【発明の目的】本発明の目的は、模倣が困難で、購買者
にも正当な市販品であることが容易に識別できるため効
果的に海賊版の出現を防止でき、しかも下層に非磁性顔
料着色層を設けている為、鏡面化処理時に応力がカレン
ダーのメタリングロールからコンプライアントロールに
逃げて行かず、磁性層の中に蓄えられ、均一な磁気記録
媒体が得られ、従って電磁変換特性及び走行耐久性に優
れた磁気テープ及びテープカセットを提供することにあ
る。
【0010】
【発明の構成及びその作用効果】本発明は、支持体上
に、一層以上の非磁性着色層及び一層以上の磁性層が、
この順に形成され、前記非磁性着色層が前記磁性層と異
なる色を有し、かつ、前記支持体の磁性層形成面とは反
対側の面において、(a)平均突起高さが0.01〜
0.2μmであり、(b)高さ0.01μm以上の突起
個数が、測定長1mm当り50以上であり、(c)高さ
0.3μm以上の突起個数が、測定長400mm当り1
000以下であり、(d)最大突起高さを、前記の平均
突起高さで除した値が10以下であることを特徴とする
磁気テープに関するものである。
【0011】又、本発明は、所定の信号が磁気記録され
る磁気テープと、この磁気テープを収納するカセットケ
ースとからなるテープカセットにおいて、前記磁気テー
プが、支持体上に一層以上の非磁性着色層及び一層以上
の磁性層をこの順に形成し、前記非磁性着色層を前記磁
性層と異なる色に着色し、かつ、前記支持体の磁性層形
成面とは反対側の面における突起高さ及び突起個数が、
上記(a)〜(d)に記載した数値に設定されたもので
あることを特徴とするテープカセットに関するものであ
る。
【0012】更に、本発明は、所定の信号が磁気記録さ
れている磁気テープと、この磁気テープを収納するカセ
ットケースとからなるビデオ用のテープカセットにおい
て、前記磁気テープが、支持体上に一層以上の非磁性着
色層及び一層以上の磁性層をこの順に形成し、前記非磁
性着色層を前記磁性層と異なる色に着色し、かつ、前記
支持体の磁性層形成面とは反対側の面における突起高さ
及び突起個数が上記(a)〜(d)に記載した数値に設
定されたものであり、更に、前記異なる色の着色によっ
て該ビデオテープカセットが海賊版か否かの判別を可能
にしたことを特徴とするビデオ用のテープカセットを提
供するものでもある。
【0013】尚、上記した支持体は光学的に透明である
ことが好ましいが、この「光学的に透明」とは、可視光
に対して透明であるか、或いは完全に透明でなくても内
層の色が判別できるように可視光を透過させることを意
味する。又、上記した「非磁性着色層」とは、後述の実
施例からも明らかなように、少なくとも特定色の着色剤
(着色顔料や染料)とバインダとを含有する非磁性層の
他、着色剤に白色顔料等を添加した非磁性層、或い白色
顔料及びバインダからなる非磁性白色層をも含むことが
ある。この場合、非磁性着色層は一層のみならず、二層
又はそれ以上からなっていてもよく、例えば磁気記録層
側に白色層を設け、この白色層を介して着色顔料層を設
けることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1及び
図2は、本発明の第1の発明に基く各磁気テープの断面
を示すものである。図1に示すテープ41は、透明支持
体(ベースフィルム)10の一方の面上に、非磁性着色
層11と磁気記録層12とを順に積層したものである。
【0015】磁気記録層12を複数の磁気記録層で構成
する場合、最上層(表面層)に含有される磁性粉末のH
cやBET値が最も高く、次いで表面層から二層目、三
層目……と順に磁性粉末のHcやBET値が低くなるよ
うにしていることが好ましい。又、磁気記録層12を複
数の磁気記録層で構成する場合、最上層の膜厚は、1.
0μm以下、望ましくは0.6μm以下とすることが好
ましい。
【0016】磁気記録層12に用いられる強磁性粉末と
しては、特開平2−173931号公報第3頁の左下1
1行目〜右下7行目のものが挙げられる。磁気記録層1
2には、潤滑剤(例えば、シリコーンオイル、グラファ
イト、二硫化モリブデン、二硫化タングステン、炭素原
子数12〜20の一塩基性脂肪酸(例えばステアリン
酸)や、炭素原子総数13〜40個の脂肪酸エステル
等)、研磨剤(例えばα−Al2 3 )、帯電防止剤
(例えばカーボンブラック、グラファイト)、分散剤
(粉レシチン)等を添加してよい。
【0017】又、磁気記録層12及び非磁性着色層11
に用いるバインダとしては、特開平2−154320号
公報第3頁右上2行目〜4頁右下16行目に示すものが
使用できる。非磁性着色層11は、上記のバインダの
他、アルミナ、酸化チタン等の白色顔料、酸化クロム等
の緑色顔料、クロムイエロー、酸化チタン等の黄色顔
料、ベンガラ等の赤色顔料等が含有される。これらの顔
料の粒径は0.1〜10μmがよく、0.1〜2μmで
あるのが一層好ましい。
【0018】非磁性着色層11には、上記顔料に代え、
或いは併用して、フタロシアニン染料、アゾ染料、アン
トラキノン染料、インジゴイド染料、ニトロおよびニト
ロソ染料、キノリン染料、メチン染料、チアゾール染
料、キノンイミン染料、アジン染料、オキサジン染料、
チアジン染料、アゾイツク染料、ジフェニルメタン染
料、トリフェニルメタン染料、キサンテン染料、アクリ
ジン染料、酸化染料、硫化染料、フタレイン染料、アミ
ノケトン染料、オキシケトン染料等を含有させることが
できる。
【0019】非磁性着色層11において、顔料又は染料
の含有割合は、バインダ100重量部当り100〜10
000重量部とするのがよく、300〜3000重量部
が更によい。又、同層11の膜厚は、0.1〜10μm
がよく、0.5〜6μmが一層好ましい。
【0020】支持体10は、透明であって、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレー
ト等のポリエステル類、ポリプロピレン等のポリオレフ
ィン類、セルローストリアセテート、セルロースダイア
セテート等のセルロース誘導体、ポリアミド、ポリカー
ボネート等のプラスチックが構成材料として挙げられ
る。また、Cu、Al、Zn等の金属、ガラス、窒化硼
素、Siカーバイト等のセラミック等も使用できる。
【0021】支持体10の厚みは約3〜100μm程度
がよく、一層好ましくは5〜50μmである。支持体1
0の、磁性層形成面と反対側の面(図1においては、矢
印14で指す面)について、突起高さを次のように設定
する。即ち、 (a)平均突起高さ0.01〜0.2μm、好ましくは
0.01〜0.15μm、更に好ましくは0.01〜
0.10μm。 (b)高さ0.01μm以上の突起個数を、測定長1m
m当たり50以上、好ましくは100〜10000、更
に好ましくは200〜1000。 (c)高さ0.3μm以上の突起個数を、測定長400
mm当たり1000以下、好ましくは400以下、更に
好ましくは100以下。 (d)最大突起高さを、前記の平均突起高さで除した値
10以下、好ましくは1.0〜7.0、更に好ましくは
1.0〜5.0。
【0022】上記支持体面の突起数及び高さの調整は次
のようにして行う。即ち、例えばPET製支持体を例に
とると、PETフィルムは特公昭30−5639号公報
等に記載の逐次二軸延伸法によって延伸される。支持体
表面の突起は、原料ポリマーの重合媒体の選択、あるい
は無機粒子を添加することで調整可能である。本発明に
おいては、SiO2 、TiO2 、CaCO3 、Al2
3 等の酸化物、あるいは無機塩等(以下、フィラーと言
う。)を原料ポリマーの重合段階又は延伸前のペレット
溶融の段階で添加する。フィラーの形状は球形に近い程
好ましく、また、粒度は揃っているもの、すなわち粒度
分布がシャープなものが良い。更に、上記フィラーは支
持体中に均一に分散させる必要がある。このため、PE
Tペレットの溶融工程において高分散の可能なニーダー
を使用することが好ましい。
【0023】上記の平均突起高さが0.01μm未満で
は、裏面が平滑になりすぎて摩擦等が高くなり、走行耐
久性が著しく低下してしまう。逆に、0.2μmを越え
ると、裏面の粗さが磁気面に接触、転写されて磁性面を
粗くしてしまい、電磁変換特性が劣化してしまうので好
ましくない。上記の高さ0.01μm以上の突起個数が
50未満では、走行耐久性が著しく低下し、又、高さ
0.3μm以上の突起個数が1000を越えると、高い
突起の走行による削れが発生しやすくなり、ベース等の
キズが増大することとなり、いずれも好ましくない。
【0024】更に、最大突起高さを、平均突起高さで除
した値が10を越えると、電磁変換特性、特にクロマの
SN(AM成分)が劣化することとなる。支持体10上
に非磁性着色層11及び磁性層12を形成する方法とし
ては、前者の層の塗布乾燥後に後者の層を積み重ねる方
式(いわゆるウエット・オン・ドライ塗布方式)と、乾
燥されていない湿潤状態にある層の上に次の層を同時ま
たは逐次重ねて塗布する方式(いわゆるウエット・オン
・ウエット塗布方式=湿潤重層塗布方式)とがあるが、
膜付き、表面性からみてウエット・オン・ウエット重層
塗布方式による同時重層塗布を行うのがよい。磁性塗料
にはイソシアネート系の硬化剤を添加するのがよいが、
非磁性着色層用塗料にはそうした硬化剤を添加する方が
よい場合もある。
【0025】上記の如くに、磁気テープ41を構成する
ことにより、磁気記録層12の側13からテープを観た
場合は磁気記録層12の色(通常は黒褐色)が見える
が、逆の方向14からテープを観ると、透明支持体10
を通して非磁性着色層11の色(例えば白色)が見える
ことになる。非磁性着色層11が白色顔料及び着色顔料
を含有するように構成しておけば、方向14から観たと
きに、磁気記録層12の色(通常は黒褐色)が白色顔料
によって遮断若しくは弱められるから非磁性着色層11
の色が磁気記録層12とは明確に区別して認識可能とな
る。この場合、非磁性着色層11の色は着色顔料に白色
が混ったパステル調にすることができる。
【0026】上記したようにテープを構成すれば、後記
のようにテープカセットに収納したとき、海賊版防止の
ために図1の如きテープを使用すれば、そうでないテー
プにダビングした場合に、上記の方向13と14とで色
が異なるかどうかによって容易に海賊版か否かを判別す
ることができる。換言すれば、海賊版だと、非磁性着色
層11がないため方向13と14で観察される色が同じ
である。
【0027】そして、本発明に基づく図1のテープは、
海賊版の製造業者が生テープに加工して類似品を製造し
ようとしても、製造は極めて困難である。従って、模倣
は防止される。しかも、上記した色の選択により、テー
プのメーカー独自の色に着色可能でもある。特に、テー
プカセットのケース本体に加工するのと異なり、カセッ
ト本体内に収容されるテープ自体に加工を施し、識別力
を持たせているので、模倣者はビデオテープ自体を加工
せねばならない。
【0028】上記したテープ(後述のテープも同様であ
るが)においては、上記の色の違いを次のような範囲と
するのが好ましい。即ち、テープ41の色をテープ上面
13と裏面14から、カラーアナライザー(村上色彩社
製CMS−1200)で測色し、L* 、a* 、b* を求
め、色差ΔE* abを計算する。(これについてはCIE
(Commission Internationale de l'Eclairage )197
6年堆奨の表色系:CIELABで示される)。そし
て、この色差ΔE* abについて、テープ裏面14側とテ
ープ表面13側との差{ΔE* ab(裏面)−ΔE* ab(表
面)}が5.0以上、更には10.0以上、100.0
以下となるように構成するのがよい。
【0029】又、図1のテープによれば、非磁性着色層
11を磁気記録層12とは別に設けているので、磁気記
録層12に顔料等を添加する場合に比べて、上記した色
の判別時にコントラストがよく、かつ磁気記録層12の
電磁変換特性にも悪影響を与えることはない。しかも、
非磁性着色層11は外面に露出していないので、走行系
との摺擦により剥落することがない。また、磁気記録層
12と支持体10との間にあって、下引き的な効果もあ
り、磁気記録層12の接着強度が向上する。
【0030】図2は、他のテープの例を示すものであ
る。この例では、図1のテープと比べて、非磁性着色層
11を2層とし、下層11aとして着色顔料層、上層1
1bとして白色顔料層としている。これによって着色顔
料層11aの色が白色顔料層11bによって一層強調さ
れ、磁気記録層12の色の影響を十分に遮断でき、磁気
記録層12の色とのコントラストが一層良好となる。ま
た、図2のような場合には、着色層11aを用いずに、
支持体自体に着色を施しておいてもよい。
【0031】尚、上記の層11a,11bにおいては各
顔料の含有割合は層11aではバインダー100重量部
当り400〜3000重量部、層11bでは400〜3
000重量部が好ましい。各層の厚みは層11aが0.
5〜4.0μm、層11bでは0.5〜4.0μmがよ
い。又、上記した構成以外に、各層とも、他の異なる顔
料層の組合せとしてよい。
【0032】図3〜図5は、本発明の第2の発明に基
き、上記した如きテープ41を収納した海賊版防止用ビ
デオテープカセットの一例71を示すものである。即
ち、画像信号等をまだ記録していない生の磁気テープ4
1を巻回した左右一対の下フランジ45,46付きのリ
ールハブ42,43(テープリール)を収容した下ハー
フ2と、各リールハブを押圧保持するリーフスプリング
55を固定した上ハーフ3とが接合された構造になって
いる。リーフスプリング55によるリールハブ押圧域に
おいては、透明なリールフランジ47,48の中心部に
ピボットと称される小突起52,53を嵌め込み、これ
らのピボットにリーフスプリング55が係合せしめられ
る。尚、図中、49,50は左右一対の透明窓である。
【0033】このテープカセットにより、海賊版テープ
の横行を防止するには、本発明の第3の発明に基き、こ
のテープカセットに所定の情報(ソフト)を記録した後
に市販すればよい。又、一定の業者に本例のテープカセ
ットを生テープとして販売し、その後に業者の側で情報
を記録するようにしてもよい。即ち、テープ41に所定
の信号を記録したビデオテープカセットとすれば、図1
で説明したように、方向13,14とで異なる着色によ
って該ビデオテープカセットが海賊版か否かの判別が可
能となる。
【0034】特に、図5に示すように、カセット71の
裏面(下ハーフ側)から矢印14の方向にテープ41の
裏面側(即ち、支持体10側)を覗けば、色の識別は容
易であり、これが磁気記録層12側の色と異なる場合に
は海賊版であるとの判別を容易に行うことができる。次
に、本発明に基くテープ及びテープカセットを具体的な
例について更に詳述する。
【0035】以下に示す成分、割合、操作順序等は、本
発明の精神から逸脱しない範囲において種々変更しう
る。尚、下記の例において「部」はすべて重量部であ
る。先ず、支持体である厚さ14.0μmのポリエチレ
ンテレフタレートベースフィルム上に非磁性着色層及び
磁性層を次の要領で形成した。 〔非磁性着色層用塗料aの組成〕 酸化チタン 100部 フタロシアニン系青色染料 3部 スルホン酸金属塩含有塩化ビニル系樹脂 6部 (日本ゼオン社製のMR−110 ) ポリエステルポリウレタン樹脂 3部 (武田薬品工業社製のXE−1) シクロヘキサノン 30部 メチルエチルケトン 20部 トルエン 20部 上記した塗料成分を混練、分散して着色層用塗料aを調
製した。
【0036】 〔磁性塗料Aの組成〕 強磁性粉末Co−γ−Fe2 3 100部 (Hc:700 Oe、比表面積:40m2/g) α−Al2 3 5部 スルホン酸金属塩含有塩ビ系樹脂 10部 (日本ゼオン社製のMR−110 ) ポリエステルポリウレタン樹脂 5部 (武田薬品工業社製のXE−1) カーボンブラック 1部 ミリスチン酸 1部 ステアリン酸 1部 ブチルステアレート 1部 シクロヘキサノン 100部 メチルエチルケトン 100部 トルエン 100部 上記磁性塗料成分を混練分散した後、日本ポリウレタン
工業(株)製のコロネートL5部を添加して磁性塗料と
した。
【0037】〔磁性塗料Bの組成〕磁性塗料Aの強磁性
粉末に代えて強磁性金属粉末:Fe(Hc:1500Oe、
BET比表面積=55m2 /g)を用いた以外は磁性塗
料Aと同様にして、磁性塗料Bを調製した。 〔磁性塗料Cの組成〕磁性塗料Aの強磁性粉末に代えて
(Hc:900Oe、BET比表面積=50m2 /g)
の強磁性粉末を用いた以外は磁性塗料Aと同様にし、磁
性塗料Cを調製した。
【0038】〔磁性塗料Dの組成〕磁性塗料Aの強磁性
粉末に代えて(Hc:850Oe、BET比表面積=4
6m2 /g)の強磁性粉末を用いた以外は磁性塗料Aと
同様にし、磁性塗料Dを調製した。 〔磁性塗料Eの組成〕磁性塗料Aの強磁性粉末に代えて
(Hc:750Oe、BET比表面積=43m2 /g)
の強磁性粉末を用いた以外は磁性塗料Aと同様にし、磁
性塗料Eを調製した。
【0039】以上の各塗料を用い、下記表−1に示すよ
うな層構成のものを厚さ14.0μmの支持体の上にウ
エット・オン・ウエット方式で塗布し、1/2インチ幅
の試料テープを作成した。同表において、「実」は実施
例を、「比」は比較例を示す(以下、同様)。尚、比較
例1及び2は、非磁性着色層用塗料を使用しない例であ
る。
【0040】 表−1 磁性層 着色層 種類 膜厚(μm) 種類 膜厚(μm) 実1 A 2.2 a 2.0 実2 A 2.2 a 2.0 実3 A 2.2 a 2.0 実4 A 2.2 a 2.0 実5 B 2.2 a 2.0 実6 A 2.2 a 2.0 実7 A 2.2 a 2.0 実8 A 2.2 a 2.0 実9 C/D/E 0.3/0.3/1.6 a 2.0 実10 C/D/E/A0.3/0.3/0.3/1.3 a 2.0 実11 B/C/D 0.3/0.3/1.6 a 2.0 実12 B/D/E 0.2/0.5/1.5 a 2.0 実13 C/D/A 0.3/0.4/1.5 a 2.0 実14 C/E/A 0.3/0.4/1.5 a 2.0 実15 B/D/A 0.3/0.4/1.5 a 2.0 実16 B/C/D/E/A 0.3/0.3/0.3/0.3/1.0 a 2.0 実17 C/D 0.5/1.7 a 2.0 実18 C/A 0.5/1.7 a 2.0 比1 A 4.0 − − 比2 B 4.0 − − 比3 A 2.2 a 2.0 比4 A 2.2 a 2.0 比5 A 2.2 a 2.0 比6 B 2.2 a 2.0 比7 A 2.2 a 2.0 各例における支持体の、磁性層形成面とは反対の面の突
起個数及び高さについて表−2に示した。測定方法は以
下の通りである。
【0041】非磁性支持体の磁性層形成面とは反対側の
面における突起個数及び突起高さ;タリーステップ表面
粗さ計(テイラーホブソン社製)により表面粗さ曲線を
求め、この曲線を基準として、突起と認識されるもの
(下記のピークカウント値を超える突起)について、基
準線からの高さを測定し、平均突起高さ、0.010μ
m以上及び0.30μm以上の突起個数、最大突起高さ
を、以下の条件で測定した。
【0042】測定長:1mm(支持体面上を、測定用針
で1mmなぞる。) カットオフ:0.33Hz (バイパスフィルター) ピークカウント値:0.005μm 尚、0.30μm以上の高さの突起は頻度が小さいの
で、上記測定を400回繰り返して個数を求めた。
【0043】 表−2 突 起 個 数 突 起 高 さ 0.01μm以上 0.3μm以上 平均μm(A) 最大μm(B) A/B 実1 320 0 0.092 0.220 2.4 実2 350 60 0.150 0.330 2.2 実3 430 800 0.190 0.350 5.7 実4 70 0 0.050 0.200 4.0 実5 320 0 0.092 0.220 2.4 実6 50 0 0.030 0.200 6.7 実7 480 1000 0.180 0.400 2.2 実8 100 0 0.020 0.190 9.5 実9 320 0 0.092 0.220 2.4 実10 320 0 0.092 0.220 2.4 実11 320 0 0.092 0.220 2.4 実12 320 0 0.092 0.220 2.4 実13 320 0 0.092 0.220 2.4 実14 320 0 0.092 0.220 2.4 実15 320 0 0.092 0.220 2.4 実16 320 0 0.092 0.220 2.4 実17 320 0 0.092 0.220 2.4 実18 320 0 0.092 0.220 2.4 比1 40 0 0.040 0.200 5.0 比2 40 0 0.040 0.200 5.0 比3 40 0 0.040 0.200 5.0 比4 700 1500 0.230 0.400 1.7 比5 230 70 0.030 0.400 13.3 比6 40 0 0.040 0.200 5.0 比7 30 0 0.008 0.150 18.8 表−2中、A/Bは平均突起高さを最大突起高さで除し
た値である。
【0044】次に、以上に得られた各テープについて、
テープの色を表側と裏側から、カラーアナライザー(村
上色彩社製CMS−1200)で測色し、L* 、a* 、b*
を求め、色差ΔE* abを計算した(これについてはCI
E(Commission Internationale de l'Eclairage)1976
年堆奨の表色系:CIELABで示される)。結果を下
記表−3に示した。
【0045】 表−3 ΔE裏 Δ(裏−表) サンプル L* * * ΔE a*2+b*2 −ΔE表 (a*2+b*2) 実1表 19.3 -1.0 -2.9 19.5 9.4 − − 1裏 49.8 -15.0 -31.2 60.7 1198.4 41.1 1189.0 実2表 19.3 -1.0 -2.9 19.5 9.4 − − 2裏 49.8 -15.0 -31.2 60.7 1198.4 41.1 1189.0 実3表 19.3 -1.0 -2.9 19.5 9.4 − − 3裏 49.8 -15.0 -31.2 60.7 1198.4 41.1 1189.0 実4表 19.3 -1.0 -2.9 19.5 9.4 − − 4裏 49.8 -15.0 -31.2 60.7 1198.4 41.1 1189.0 実5表 16.1 -0.9 -3.0 16.4 9.8 − − 5裏 49.8 -15.0 -31.2 60.7 1198.4 44.2 1188.6 実6表 19.3 -1.0 -2.9 19.5 9.4 − − 6裏 49.8 -15.0 -31.2 60.7 1198.4 41.1 1189.0 実7表 19.3 -1.0 -2.9 19.5 9.4 − − 7裏 49.8 -15.0 -31.2 60.7 1198.4 41.1 1189.0 実8表 19.3 -1.0 -2.9 19.5 9.4 − − 8裏 49.8 -15.0 -31.2 60.7 1198.4 41.1 1189.0 実9表 19.3 -1.0 -2.9 19.5 9.4 − − 9裏 49.8 -15.0 -31.2 60.7 1198.4 41.1 1189.0 実10表 19.3 -1.0 -2.9 19.5 9.4 − − 10裏 49.8 -15.0 -31.2 60.7 1198.4 41.1 1189.0 実11表 19.3 -1.0 -2.9 19.5 9.4 − − 11裏 49.8 -15.0 -31.2 60.7 1198.4 41.1 1189.0 実12表 19.3 -1.0 -2.9 19.5 9.4 − − 12裏 49.8 -15.0 -31.2 60.7 1198.4 41.1 1189.0 実13表 19.3 -1.0 -2.9 19.5 9.4 − − 13裏 49.8 -15.0 -31.2 60.7 1198.4 41.1 1189.0 実14表 19.3 -1.0 -2.9 19.5 9.4 − − 14裏 49.8 -15.0 -31.2 60.7 1198.4 41.1 1189.0 実15表 19.3 -1.0 -2.9 19.5 9.4 − − 15裏 49.8 -15.0 -31.2 60.7 1198.4 41.1 1189.0 実16表 19.3 -1.0 -2.9 19.5 9.4 − − 16裏 49.8 -15.0 -31.2 60.7 1198.4 41.1 1189.0 実17表 19.3 -1.0 -2.9 19.5 9.4 − − 17裏 49.8 -15.0 -31.2 60.7 1198.4 41.1 1189.0 実18表 19.3 -1.0 -2.9 19.5 9.4 − − 18裏 49.8 -15.0 -31.2 60.7 1198.4 41.1 1189.0 比1表 19.7 -0.4 -2.8 19.9 8.0 − − 1裏 22.4 -0.3 -3.2 22.6 10.3 2.7 2.3 比2 表 16.1 -0.9 -3.0 16.4 9.8 − − 2 裏 15.6 -0.7 -35 16.0 12.7 -0.4 2.9 比3 表 19.3 -1.0 -2.9 19.5 9.4 − − 3 裏 49.8 -15.0 -31.2 60.7 1198.4 41.1 1189.0 比4 表 19.3 -1.0 -2.9 19.5 9.4 − − 4 裏 49.8 -15.0 -31.2 60.7 1198.4 41.1 1189.0 比5 表 19.3 -1.0 -2.9 19.5 9.4 − − 5 裏 49.8 -15.0 -31.2 60.7 1198.4 41.1 1189.0 比6 表 16.1 -0.9 -3.0 16.4 9.8 − − 6 裏 49.8 -15.0 -31.2 60.7 1198.4 44.2 1188.6 比7表 19.3 -1.0 -2.9 19.5 9.4 − − 7裏 49.8 -15.0 -31.2 60.7 1198.4 41.1 1189.0 又、各テープをカセット内に収納して製作したビデオカ
セットを用い、下記の要領で電磁変換特性、走行耐久性
及び支持体裏面の傷発生の有無を測定し、結果を表−4
に示した。 (a)RF出力、ルミS/N、クロマAM−SN、クロ
マ出力:カラービデオノイズメーター「Shibasoku 925
D/1」を用い、日本ビクター社製「HR−S7000」の
デッキでリファレンステープに対する値(dB)で示し
た。
【0046】各信号の周波数は次の通りである。 RF−出力: 6MHz ルミ−S/N: 6MHz クロマ−AM−S/N: 629KHz クロマ−出力: 629KHz (b)走行耐久性 20℃、60%RH下で、HR−S6000(日本ビク
ター社製)を用いて、120分用テープカセットで初め
に2時間録画後、巻き戻しと再生を1000回繰り返
し、途中での走行上のトラブルをチェックした。
【0047】◎…良好 ○…比較的良好 △…テープエッジの一部に折れ発生 ×…テープエッジの折れが激しい、又は走行停止 (c)支持体裏面の傷 日本ビクター社製「HR−S7000」型デッキを用い
て、試料テープを先頭から400回繰り返して走行さ
せ、走行後における裏面のキズを観察することにより、
次の4段階に評価した。
【0048】◎:裏面にキズが全く見られない。 ○:裏面にキズが少々見られるが、問題のないレベルで
ある。 △:裏面に多数のキズが見られるが、再生画質には影響
のないレベルである。 ×:裏面に多数のキズが見られ、再生画面にノイズが出
る。
【0049】 表−4 RF出力 ルミS/N クロマ出力 クロマAM 走行耐久性 支持体傷 実1 1.1 1.2 0 1.3 ◎ ◎ 実2 0.9 1.0 0 1.0 ◎ ◎ 実3 0.8 0.7 0 0.8 ◎ ◎ 実4 1.4 1.5 0 1.5 ○ ○ 実5 0.1 0 0 0.1 ◎ ◎ 実6 1.5 1.6 0 1.4 ○ ○ 実7 0.7 0.7 0 0.7 ◎ ○ 実8 1.6 1.7 0 1.4 ○ ○ 実9 2.0 2.2 1.5 1.3 ○ ◎ 実10 2.1 2.0 1.6 1.1 ◎ ◎ 実11 2.0 2.1 1.4 1.2 ◎ ◎ 実12 2.2 2.3 1.3 1.1 ○ ○ 実13 2.3 2.1 1.6 1.4 ◎ ◎ 実14 2.2 2.2 1.5 1.2 ○ ○ 実15 2.3 2.3 1.4 1.3 ○ ◎ 実16 2.1 2.4 1.5 1.3 ◎ ◎ 実17 2.0 2.2 1.6 1.2 ◎ ◎ 実18 2.0 2.3 1.5 1.4 ○ ○ 比1 1.0 1.0 0 1.0 × × 比2 0 0 0 0 × × 比3 1.0 1.0 0 1.0 × × 比4 0 0 0 0 ○ × 比5 0 0 -0.1 -0.3 △ ○ 比6 0 0 0 0 × × 比7 1.7 1.8 0 1.5 × × 以上の結果から、本発明に基いてテープ及びテープカセ
ットを構成すれば、非磁性着色層と磁気記録層との色の
違いによって、模倣困難な製品を提供することができ、
海賊版の判別が容易となる。
【0050】上記において、表−3に示した色差ΔE*
abについて、テープ裏面側とテープ表面側との差{ΔE
* ab(裏面)−ΔE* ab(表面)}が5.0以上、更に
は10.0以上、100.0以下となるように構成する
のがよい。この条件に代えて、或いは併立して裏面(a
*2+b*2)−表面(a*2+b*2)≧5.0とするのが好
ましいが、両条件が併立することが一層好ましい。
【0051】又、表−4の結果から、本発明に基くテー
プ及びテープカセットの場合、電磁変換特性及び走行耐
久性が良好に保持されることも分かる。
【0052】
【発明の作用効果】本発明は上述したように、支持体に
隣接して非磁性着色層を設け、この非磁性着色層が磁気
記録層とは異なる色に着色されているテープ又はこのテ
ープを収納したテープカセットとしたので、上記の異な
る色の識別により容易に海賊版か否かを判別することが
できる。又、海賊版の製造業者が生テープに加工して類
似品を製造しようとしても、製造は極めて困難である。
従って、模倣は防止される。しかも、上記した色の選択
により、テープのメーカー独自の色に着色可能でもあ
る。
【0053】又、上記の色の識別を行うため、バックコ
ート層を設けることができないが、支持体面の突起個数
及び高さを規定することによって、転写を防ぐことがで
き、そして走行耐久性も確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基く磁気テープの一例の断面図であ
る。
【図2】本発明に基く磁気テープの他の例の断面図であ
る。
【図3】本発明に基くビデオテープカセットの平面図で
ある。
【図4】図3のV−V線断面図である。
【図5】図3のビデオテープカセットの後方側からの斜
視図である。
【符号の説明】
2 下ハーフ 3 上ハーフ 10 支持体 11 非磁性着色層 12 磁気記録層 13 (表側からの)方向 14 (裏側からの)方向 41 磁気テープ 60 前蓋(リッド) 71 ビデオカセット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に、一層以上の非磁性着色層及
    び一層以上の磁性層が、この順に形成され、前記非磁性
    着色層が前記磁性層と異なる色を有し、かつ、前記支持
    体の磁性層形成面とは反対側の面において、 (a)平均突起高さが0.01〜0.2μmであり、 (b)高さ0.01μm以上の突起個数が、測定長1m
    m当り50以上であり、 (c)高さ0.3μm以上の突起個数が、測定長400
    mm当り1000以下であり、 (d)最大突起高さを、前記の平均突起高さで除した値
    が10以下であることを特徴とする磁気テープ。
  2. 【請求項2】 所定の信号が磁気記録される磁気テープ
    と、このテープを収納するカセットケースとからなるテ
    ープカセットにおいて、前記磁気テープが、支持体上に
    一層以上の非磁性着色層及び一層以上の磁性層をこの順
    に形成し、前記非磁性着色層を前記磁性層と異なる色に
    着色し、かつ、前記支持体の磁性層形成面とは反対側の
    面における突起高さ及び突起個数が、請求項1に記載し
    た数値に設定されたものであることを特徴とするテープ
    カセット。
  3. 【請求項3】 所定の信号が磁気記録されている磁気テ
    ープと、この磁気テープを収納するカセットケースとか
    らなるビデオ用のテープカセットにおいて、前記テープ
    が、支持体上に一層以上の非磁性着色層及び一層以上の
    磁性層をこの順に形成し、前記非磁性着色層を前記磁性
    層と異なる色に着色し、かつ、前記支持体の磁性層形成
    面とは反対側の面における突起高さ及び突起個数が請求
    項1に記載した数値に設定されたものであり、更に、前
    記異なる色の着色によって該ビデオテープカセットが海
    賊版か否かの判別を可能にしたことを特徴とするビデオ
    用のテープカセット。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7690295B2 (en) 2003-12-10 2010-04-06 Takeshi Ishizuka Method for producing wash-free rice and apparatus therefor

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