JPH0528424A - 磁気ヘツド用コアチツプの製造方法 - Google Patents
磁気ヘツド用コアチツプの製造方法Info
- Publication number
- JPH0528424A JPH0528424A JP17933891A JP17933891A JPH0528424A JP H0528424 A JPH0528424 A JP H0528424A JP 17933891 A JP17933891 A JP 17933891A JP 17933891 A JP17933891 A JP 17933891A JP H0528424 A JPH0528424 A JP H0528424A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 フロッピーディスクドライブ装置に用いられ
る磁気ヘッド用コアチップにおいて、高精度で所定のト
ラック形状が安定して得られる製造方法を提供する。 【構成】 記録再生用コアバー11と消去用コアバー1
2とをスペーサー13を介して接合して一体としたコア
バーブロック14にイオンミリングにより記録再生用ト
ラックと消去用トラックとを同時に形成し、その後コア
チップに切断する。 【効果】 この方法によれば、両トラックの位置合わせ
が不要となって高精度のコアチップが得られ、また砥石
を用いないので安定したトラック形状が得られる。
る磁気ヘッド用コアチップにおいて、高精度で所定のト
ラック形状が安定して得られる製造方法を提供する。 【構成】 記録再生用コアバー11と消去用コアバー1
2とをスペーサー13を介して接合して一体としたコア
バーブロック14にイオンミリングにより記録再生用ト
ラックと消去用トラックとを同時に形成し、その後コア
チップに切断する。 【効果】 この方法によれば、両トラックの位置合わせ
が不要となって高精度のコアチップが得られ、また砥石
を用いないので安定したトラック形状が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフロッピーディスクドラ
イブ装置に用いられる磁気ヘッド用コアチップの製造方
法に関する。
イブ装置に用いられる磁気ヘッド用コアチップの製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の記録再生および消去の機能をもつ
磁気ヘッドにおいて、その記録再生用および消去用コア
チップは、まず図7のコアバーの斜視図に示すように、
記録再生用コアバー1と消去用コアバー2とをそれぞれ
単独に砥石を用いてトラック加工し、記録再生用トラッ
ク1aおよび消去用トラック2aをそれぞれ形成してい
た。さらにスペーサー3を介して記録再生用のI形コア
1bと消去用のI形コア2bと相背するように接合し、
その後切断して図8に示すコアチップ4を製造してい
た。また別の方法として、あらかじめI形コア1b,2
bを相背するように接合した後、レーザー加工によりそ
れぞれのトラック1a,2aを形成する方法が提案され
ている。
磁気ヘッドにおいて、その記録再生用および消去用コア
チップは、まず図7のコアバーの斜視図に示すように、
記録再生用コアバー1と消去用コアバー2とをそれぞれ
単独に砥石を用いてトラック加工し、記録再生用トラッ
ク1aおよび消去用トラック2aをそれぞれ形成してい
た。さらにスペーサー3を介して記録再生用のI形コア
1bと消去用のI形コア2bと相背するように接合し、
その後切断して図8に示すコアチップ4を製造してい
た。また別の方法として、あらかじめI形コア1b,2
bを相背するように接合した後、レーザー加工によりそ
れぞれのトラック1a,2aを形成する方法が提案され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のうち砥石によるトラック加工はトラック加工後に
記録再生用トラック1aと消去用トラック2aとの位置
合わせを高精度に行う必要があり、また砥石の摩耗,損
傷によるトラック幅,トラック形状の安定に欠けるとい
う欠点があった。また従来例のレーザー加工による方法
では、あらかじめ記録再生用コアバー1と消去用コアバ
ー2とを接合した状態でトラック加工を行うためにトラ
ック位置合わせは不要であるが、レーザー加工の加工熱
により磁性材の磁気特性の劣化や多結晶フェライトへの
適用が困難という問題があった。
来例のうち砥石によるトラック加工はトラック加工後に
記録再生用トラック1aと消去用トラック2aとの位置
合わせを高精度に行う必要があり、また砥石の摩耗,損
傷によるトラック幅,トラック形状の安定に欠けるとい
う欠点があった。また従来例のレーザー加工による方法
では、あらかじめ記録再生用コアバー1と消去用コアバ
ー2とを接合した状態でトラック加工を行うためにトラ
ック位置合わせは不要であるが、レーザー加工の加工熱
により磁性材の磁気特性の劣化や多結晶フェライトへの
適用が困難という問題があった。
【0004】本発明は上記問題点を解決するもので、記
録再生用トラックと消去用トラックとの位置合わせが不
要で、所定のトラック形状が安定して得られる磁気ヘッ
ド用コアチップの製造方法を提供することを目的とす
る。
録再生用トラックと消去用トラックとの位置合わせが不
要で、所定のトラック形状が安定して得られる磁気ヘッ
ド用コアチップの製造方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、第1C形コアと第1のI形コアとにより
記録再生ギャップを形成した記録再生用コアバーと、第
2のC形コアと第2のI形コアとにより消去用ギャップ
を形成した消去用コアバーとを、上記第1および第2の
I形コアがスペーサーを介して相背するように接合させ
て一体のコアバーブロックとなし、そのコアバーブロッ
クにイオンミリングによりトラック加工して記録再生用
トラックと消去用トラックとを同時に形成し、その後コ
アチップに切断する磁気ヘッド用コアチップの製造方法
である。
めに本発明は、第1C形コアと第1のI形コアとにより
記録再生ギャップを形成した記録再生用コアバーと、第
2のC形コアと第2のI形コアとにより消去用ギャップ
を形成した消去用コアバーとを、上記第1および第2の
I形コアがスペーサーを介して相背するように接合させ
て一体のコアバーブロックとなし、そのコアバーブロッ
クにイオンミリングによりトラック加工して記録再生用
トラックと消去用トラックとを同時に形成し、その後コ
アチップに切断する磁気ヘッド用コアチップの製造方法
である。
【0006】
【作用】この製造方法により、記録再生用コアバーと消
去用コアバーとを一体にして同時にイオンミリングによ
るトラック加工を行うため、記録再生用トラックと消去
用トラックとの位置合わせ不要となり、また砥石加工の
ように砥石の摩耗がないので、高精度で所定形状のトラ
ックを安定して形成できる。
去用コアバーとを一体にして同時にイオンミリングによ
るトラック加工を行うため、記録再生用トラックと消去
用トラックとの位置合わせ不要となり、また砥石加工の
ように砥石の摩耗がないので、高精度で所定形状のトラ
ックを安定して形成できる。
【0007】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1〜6により説明
する。図1(a)は本実施例におけるコアバーの斜視図
で、11は第1のC形コア11aと第1のI形コア11
bとにより記録再生用ギャップが形成された記録再生用
コアバー、12は第2のC形コア12aと第2のI形コ
ア12bとにより消去用ギャップが形成された消去用コ
アバー、13はこれらを磁気的に絶縁するためのスペー
サーである。図1(b)はこれらを接合したコアバーブ
ロック14の斜視図で、スペーサー13を介してそれそ
れのI形コア11b,12bが相背するように接合され
ている。なお、接合時に生じたずれは研磨してトラック
加工される箇所を平坦な面にしている。
する。図1(a)は本実施例におけるコアバーの斜視図
で、11は第1のC形コア11aと第1のI形コア11
bとにより記録再生用ギャップが形成された記録再生用
コアバー、12は第2のC形コア12aと第2のI形コ
ア12bとにより消去用ギャップが形成された消去用コ
アバー、13はこれらを磁気的に絶縁するためのスペー
サーである。図1(b)はこれらを接合したコアバーブ
ロック14の斜視図で、スペーサー13を介してそれそ
れのI形コア11b,12bが相背するように接合され
ている。なお、接合時に生じたずれは研磨してトラック
加工される箇所を平坦な面にしている。
【0008】図2は露光工程の概略図である。コアバー
ブロック14にあらかじめレジスト液を滴下してスピン
ナーにより均一な厚みのレジスト膜15をトラック加工
面に形成し、乾燥炉によりレジスト膜15を熱硬化させ
る。このレジスト膜15上に記録再生用および消去用の
トラックパターンを形どったマスク16を密着させ、そ
の上から露光ランプにより100mJ/cm2〜200m
J/cm2の光量を照射してレジスト膜15にマスク16
のパターンを焼付ける。その後現像工程では露光されな
かった部分のレジスト膜15を除去し、トラック部分に
レジスト膜15がないコアバーブロックができ上がる。
ブロック14にあらかじめレジスト液を滴下してスピン
ナーにより均一な厚みのレジスト膜15をトラック加工
面に形成し、乾燥炉によりレジスト膜15を熱硬化させ
る。このレジスト膜15上に記録再生用および消去用の
トラックパターンを形どったマスク16を密着させ、そ
の上から露光ランプにより100mJ/cm2〜200m
J/cm2の光量を照射してレジスト膜15にマスク16
のパターンを焼付ける。その後現像工程では露光されな
かった部分のレジスト膜15を除去し、トラック部分に
レジスト膜15がないコアバーブロックができ上がる。
【0009】次に、このコアバーブロックをイオンミリ
ング装置にかけると逆スパッタの原理により、レジスト
膜15のない箇所、すなわちトラック形成部分のみが削
り取られていき、図3のトラック加工後のコアバーブロ
ックの斜視図に示すように、高精度の記録再生用トラッ
ク17aおよび消去用トラック17bが同時に形成され
たコアバーブロック17となる。トラック加工を行った
後は、トラック部分を保護するとともにメディアへの傷
を防ぐため、削られた部分にガラスを流し込む。そし
て、トラック加工が施されたコアバーブロック17をさ
らに形状加工工程で図4に示すように必要な形に加工
し、最後にスライス工程で図5に示すように一つ一つの
コアチップ18に切断する。このようにして、図6に示
すコアチップ18が完成される。
ング装置にかけると逆スパッタの原理により、レジスト
膜15のない箇所、すなわちトラック形成部分のみが削
り取られていき、図3のトラック加工後のコアバーブロ
ックの斜視図に示すように、高精度の記録再生用トラッ
ク17aおよび消去用トラック17bが同時に形成され
たコアバーブロック17となる。トラック加工を行った
後は、トラック部分を保護するとともにメディアへの傷
を防ぐため、削られた部分にガラスを流し込む。そし
て、トラック加工が施されたコアバーブロック17をさ
らに形状加工工程で図4に示すように必要な形に加工
し、最後にスライス工程で図5に示すように一つ一つの
コアチップ18に切断する。このようにして、図6に示
すコアチップ18が完成される。
【0010】
【発明の効果】以上のように本発明は磁気ヘッド用コア
チップの製造方法において、記録再生用コアバーと消去
用コアバーとを一体に接合した後に同時にトラック加工
を行うことにより、高精度かつ少ない工数でコアチップ
を作ることができ、また従来の砥石によるトラック加工
で問題のあった砥石の摩耗等によるトラック形状の不安
定といった心配がなく、任意のトラック形状を安定して
得ることができる。
チップの製造方法において、記録再生用コアバーと消去
用コアバーとを一体に接合した後に同時にトラック加工
を行うことにより、高精度かつ少ない工数でコアチップ
を作ることができ、また従来の砥石によるトラック加工
で問題のあった砥石の摩耗等によるトラック形状の不安
定といった心配がなく、任意のトラック形状を安定して
得ることができる。
【図1】(a)本発明の一実施例におけるコアバーの斜
視図 (b)同じくコアバーブロックの斜視図
視図 (b)同じくコアバーブロックの斜視図
【図2】本発明の一実施例における露光工程の概略図
【図3】本発明の一実施例におけるトラック加工後のコ
アバーブロックの斜視図
アバーブロックの斜視図
【図4】本発明の一実施例における形状加工後のコアバ
ーブロックの斜視図
ーブロックの斜視図
【図5】本発明の一実施例における切断後のコアバーブ
ロックの斜視図
ロックの斜視図
【図6】本発明の一実施例におけるコアチップの斜視図
【図7】従来のトラック加工後のコアバーの斜視図
【図8】従来のコアチップの斜視図
11 記録再生用コアバー 11a 第1のC形コア 11b 第1のI形コア 12 消去用コアバー 12a 第2のC形コア 12b 第2のI形コア 13 スペーサー 14 コアバーブロック 17 トラック加工後のコアバーブロック 17a 記録再生用トラック 17b 消去用トラック 18 コアチップ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 第1のC形コアと第1のI形コアとによ
り記録再生用ギャップを形成した記録再生用コアバー
と、第2のC形コアと第2のI形コアとにより消去用ギ
ャップを形成した消去用コアバーとを、上記第1および
第2のI形コアがスペーサーを介して相背するように接
合させて一体のコアバーブロックとなし、そのコアバー
ブロックにイオンミリングによりトラック加工して記録
再生用トラックと消去用トラックとを同時に形成し、そ
の後コアチップに切断する磁気ヘッド用コアチップの製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17933891A JPH0528424A (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 磁気ヘツド用コアチツプの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17933891A JPH0528424A (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 磁気ヘツド用コアチツプの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0528424A true JPH0528424A (ja) | 1993-02-05 |
Family
ID=16064095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17933891A Pending JPH0528424A (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 磁気ヘツド用コアチツプの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0528424A (ja) |
-
1991
- 1991-07-19 JP JP17933891A patent/JPH0528424A/ja active Pending
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