JPH06203317A - 浮上型複合磁気ヘッド及びその製造方法 - Google Patents

浮上型複合磁気ヘッド及びその製造方法

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JPH06203317A
JPH06203317A JP5147537A JP14753793A JPH06203317A JP H06203317 A JPH06203317 A JP H06203317A JP 5147537 A JP5147537 A JP 5147537A JP 14753793 A JP14753793 A JP 14753793A JP H06203317 A JPH06203317 A JP H06203317A
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magnetic
core
mark
magnetic core
magnetic head
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JP5147537A
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Toshinori Matsubara
敏則 松原
Toshiyuki Baba
敏之 馬場
Yasuo Kuriyama
安男 栗山
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Hitachi Metals Ltd
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    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/187Structure or manufacture of the surface of the head in physical contact with, or immediately adjacent to the recording medium; Pole pieces; Gap features
    • G11B5/1871Shaping or contouring of the transducing or guiding surface
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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スライダ−のスリットにガラスで固着した磁
気コアの磁気ギャップ深さを高精度に規制する。 【構成】 磁気コアをスライダ−のエアベアリングに形
成したスリットにガラスで固着し、エアベアリングを仕
上げ加工する際に、磁気コアのエペックスを基準にして
磁気コアの側面に形成した凹状マ−クの特定部位、また
は、複数の凹状マ−クの特定部位の差を、エアベアリン
グの垂直方向から計測しながら加工し、磁気ギャップ深
さを規制することにより、浮上型磁気ヘッド用の磁気コ
アの少なくとも1側面に、一つ以上の凹状の粗の深さが
2μm以下の計測用のマ−クを有する磁気コア。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンポジット型の浮上
式磁気ヘッドの構成に係り、特に、側面に凹状のマーク
を形成した磁気コアをスライダーに設けたスリット内に
挿入して固着することにより、磁気ギャップ深さを高精
度に規制した磁気ヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、コンポジット型の浮上式磁気ヘ
ッド(以下、浮上式複合磁気ヘッドという)に使用され
る磁気コアの一例を示す図である。磁気コア41は、C
コア42及びIコア43を所定の磁気ギャップ44が形
成されるようにギャップスペーサ材を介して突き合わせ
接合して形成される。Cコア42及びIコア43は、例
えば単結晶フェライトなどから構成されるが、最近で
は、高密度記録の要求に対応するために、両コアの一方
または双方の磁気ギャップ対向面側に、例えばFe−A
l−Si系合金膜などの高透磁率磁性膜を形成すること
が多い。
【0003】図4の例ではCコアおよびIコア双方に高
透磁率磁性膜45及び46を形成してある。図におい
て、47は磁気コアの記録媒体対向面からエペックス
(Cコアにおいて、Iコアとのギャップが一定であるよ
うに形成された磁気ギャップ形成面とギャップが徐々に
増大するように形成された傾斜面とが交差する箇所をい
い、図面上では点または線で表わされる)までの距離、
すなわち磁気ギャップ44の深さを示すが、この磁気ギ
ャップ深さの寸法精度は記録再生特性に大きな影響を与
える。したがって、磁気ヘッドの製造上、エペックス位
置の管理が重要である。なお、48は補強ガラスであ
り、Cコア42とIコア43の接合を強固にする役割を
果たすために巻線窓49の端部に至るまで充填されてい
る。
【0004】図5は、浮上型複合磁気ヘッドの構成の一
例を示す斜視図である。この浮上式複合磁気ヘッド51
のスライダー52は、磁気記録媒体である磁気ディスク
(図示せず)に対向する側の面の両側部に浮上のための
エアベアリング53a,53bを有し、一方のエアベア
リング53aにはスリット54が形成されている。この
スリット54は、一般に、記録媒体流出端側(換言すれ
ば、空気流出端側ともいえる)に形成される。スリット
54には、図4に示したような磁気コア55が挿入され
ガラス56によって固着される。57はスロットであ
り、磁気コア55が固着された状態でも巻線窓58が維
持されるように形成される。
【0005】上記のような構成の浮上式複合磁気ヘッド
は、例えば次のようにして製造される。浮上型複合磁気
ヘッドについてスロット側から見た立面図を図6に示
す。スリット64に磁気コア61を挿入し、スリット6
4のエアベアリング側にガラス棒を載せ、真空中あるい
はアルゴン(Ar)もしくは窒素(N2)等の雰囲気中
で加熱することによりガラス棒を溶融して、スリット6
4と磁気コア61との隙間にガラス65を充填し、磁気
コア61を固着する。上記のようにして磁気コアを固着
した後、余分のガラスを除去するとともに所望の磁気ギ
ャップ深さを得るために、エアベアリング62a,62
bの仕上げ加工を施すことにより浮上型複合磁気ヘッド
を作製する。
【0006】上記エアベアリングの仕上げ加工に際し、
従来は、磁気ギャップ深さの管理を光学顕微鏡によりエ
ペックス等を観察し、接眼部に設けた微小計測スケール
等により計測することで行っていた。この場合、前述し
たように磁気コアはスリット内にガラスで埋設され固着
されているので、磁気ギャップのエペックスを磁気コア
側面に垂直な方向(例えば、図6における矢印Aの方
向)から直接に観察することはできない。このため、磁
気ヘッドまたは光学顕微鏡を傾けて、斜め方向(例え
ば、図6における矢印B方向)からガラス越しにエペッ
クス等を測定することが行われている
【0007】しかし、この方法では、斜めから観察する
ために磁気コアの各稜線までの焦点距離が異なり観察像
におけるコアの稜線が不明瞭になるので、対物レンズと
磁気ヘッドとの距離をある程度大きくして明瞭な観察像
を得る必要があり、高倍率にできないので限られた熟練
作業者しか測定出来ないという問題がある。また、斜め
からガラス越しに測定する方法では、ガラスの屈折率が
空気より大きいために磁気ギャップ深さが実際より小さ
く測定される恐れがあること、エアベアリングの加工時
にガラス表面に生じる傷によってエペックスの位置が正
確に計測できないことなどの問題もあり、Gdを高精度
に規制して工業的に量産することが極めて難しくなって
来ている。更に、フェライト系のハウジングを使用した
場合には、ハウジングが黒くGdが見えないという難点
もある。
【0008】このような問題を解決するために、磁気ギ
ャップ深さ(換言すれば、エペックス位置)を直接測定
せず、磁気ギャップ深さの基準となるマークを予めコア
に形成しておき、そのマークを計測することにより磁気
ギャップ深さを間接的に測定することが考えられる。
【0009】このような方法は、薄膜磁気ヘッドを製造
する際の一手法として既に知られており、例えば、図9
に示すように、磁気ギャップ深さ方向に幅が変化し、且
つ、頂点の一つが磁気ギャップのエペックスと同位置に
ある三角形パターンのマーク91と、一辺が磁気ギャッ
プのエペックスと同位置にある長方形パターンのマーク
92とを薄膜形成プロセスによって形成する。エアベア
リングの研削加工の際は、三角形パターンの幅x2を測
定し、長方形パターンの幅x4の測定結果に基づいてx
2の値を補正して、間接的に磁気ギャップ深さx3を測
定するのである(特開平2−49212号公報等参
照)。
【0010】しかし、このような方法においては、薄膜
磁気ヘッド特有の薄膜形成プロセスによってマークを設
けているので、加工プロセスに薄膜形成プロセスを有し
ない浮上型複合磁気ヘッドには本質的に適用することが
できないという問題がある。このため、薄膜磁気ヘッド
とは全く異なる方法により、浮上型複合磁気ヘッドにお
いて予め基準となるマークを付与し、そのマークにより
磁気ギャップ深さを規定する方法が特開平2−1211
05号公報により提案されている。
【0011】図7乃至図8は、上記提案の説明図であ
る。磁気コア71を形成するには、まず、フェライトか
らなる一対のウェハ73,74を準備し、その接合面7
3a,74aを鏡面仕上げする。接合面73a,74a
には一定のピッチPにて予備加工溝73b,74bを形
成する。更に、第2のウェハ74の接合面74aには前
記予備加工溝74b,74b,・・・・に直交する巻線
溝72を、一方、第1のウェハ73の接合面73aおよ
びその反対側の面にはそれぞれガラス溝76および切り
欠き溝75を前記予備加工溝73b,73b,・・・・
・に直交して形成する。次いで、それぞれの接合面73
a,74aにSiO2等のギャップスペーサを蒸着成膜
した後、第1および第2のウェハ73および74を、そ
れぞれの接合面が接合するようにして重ね合わせる。そ
して、予備加工溝73b,74b、ガラス溝76および
切り欠き溝75に、それぞれガラス棒77,78,およ
び79を挿入し、加熱処理を行って各ガラス棒を溶融す
ることにより、予備加工溝73b,74b、およびガラ
ス溝76をもって第1および第2のウェハ73,74を
接合するとともに切り欠け溝75にガラスを充填せしめ
る。
【0012】このようにして形成された溶着ブロックを
図7に示す点線位置にて切断し、切り出したブロックに
切り溝加工をなすことによってトラック幅tのディスク
対向部を設け、コアブロックを形成する。このコアブロ
ックを更に切断することにより、図8に示すような構成
の磁気コア81を形成する。なお、磁気ギャップ84は
ディスク対向部86の前記第1および第2ウェハ接合部
に形成される。
【0013】このようにして得られた磁気コア81は、
その外部露出側面83のエペックスに対応する所定の位
置に、計測用のマーク85が形成されている。したがっ
て、スリットにこのコアを挿入固着した後にも直接的に
観察できるため、このマークを計測することにより間接
的に磁気ギャップ深さを測定できる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】近年ますます高密度記
録化の要求は高まっており、それに対応して浮上型複合
磁気ヘッドにおいても、磁気ギャップ深さが小さくな
り、公称寸法に対する寸法精度も、より厳しいものが要
求されるようになっている。このような状況下において
は、コアの外部露出側面に機械加工によってマークを形
成する前述した方法において、従来考えられなかった程
度の問題点、例えば、エペックス位置とマーク形成位置
が比較的大きく離れていることに起因する加工位置精度
が容易に得にくいこと、スリット内に固着した磁気コア
の僅かな傾きが大きな誤差となってしまうこと、などが
問題となってきた。
【0015】また、磁気コアを切断する前のブロックの
段階でマーク形成を行うために、接合時のずれ等の影響
により全部の磁気コアについてエペックスに正確に対応
した位置にマークを形成することが困難であり、このた
め、各々の磁気コアについてエペックスとマークの位置
を測定し、それに基づいてエアベアリングの研削加工を
行う必要が生じている。このためには、あらかじめ磁気
コアを加工量によって分類仕分けすることが必要となり
量産への適用が困難となっている。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
における課題を解決するためになされたものであり、ス
ライダーのエアベアリングに形成したスリットに磁気コ
アをガラスにより固着してなる浮上型複合磁気ヘッドに
おいて、磁気コアの記録媒体対向面における側端部分に
少なくとも1つの磁気ギャップ深さ判定用の凹状マーク
を有するように構成したことを特徴とするものである。
【0017】本発明の浮上型複合磁気ヘッドを得るため
には、エペックスとの相対位置が特定の関係にある凹状
のマークを側面部に形成された磁気ヘッド用コアを用い
る必要がある。
【0018】また、上記本発明の浮上型複合磁気ヘッド
は、あらかじめ磁気コアの側面に凹状マークを形成し、
この磁気コアをスライダーのエアベアリングに形成した
スリット内に装入し、ガラスで固着した後、エアベアリ
ングを仕上げ加工するに際して、磁気コアの記録媒体対
向面に出現する前記凹状マークの状態を観察することに
より磁気ギャップ深さを規制するという製造方法により
作製できる。
【0019】本発明は、スライダーのエアベアリングに
形成したスリットにガラスで固着された磁気コアの側面
に形成した凹状マークを、エアベアリングに垂直な方向
から観察しながら加工できることに特長がある。本発明
において、凹状マークは1個だけであっても良く、ま
た、エペックスを基準にして複数の凹状マークを形成し
て、その複数の凹状マークを観察しながら加工して、磁
気ギャップ深さを規制することもできる。この場合、複
数形成するマークのそれぞれの形状や大きさ、相互の位
置関係等は、必要とする寸法管理の精度等によって適宜
決定される。
【0020】また、凹状マークは、イオンミリング,機
械加工,ケミカルエッチング,レーザ加工など、公知の
方法により形成することができる。これら方法のうち、
レーザ照射によりマークを形成する方法は、磁気コアに
損傷を与えず、且つ、高精度に形成できるので、本発明
において好ましい方法である。
【0021】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
るが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。また、以下の実施例は、いずれもレーザによりマー
クを形成したが、そのために使用したマーク形成装置の
概略構成を図10に示す。
【0022】この装置においては、顕微鏡光源101か
ら出力される照明光を対物レンズ102を通してステー
ジ103上に載置されたワーク104に照射し、その反
射光を顕微鏡の鏡筒部に配置された例えば、CCDカメ
ラなどからなる撮像装置105に取り込み、モニタ10
6に表示することによって、ワーク104における磁気
コアの磁気ギャップ深さの基準となるエペックスを観察
し、画像処理装置(図示せず)によりその位置を測定で
きるように構成されている。一方、レーザ発信器107
から出射されるレーザ光の照射位置は、レーザ光の光軸
と同軸配置されたガイド光光源108からのガイド光に
よりその照射位置がモニタ上に表示され確認できるよう
に構成されている。
【0023】この装置により磁気コアに凹状マークを形
成するには、まず、光学顕微鏡系により磁気コアの磁気
ギャップ近傍の画像をモニター上に表示し、この画像か
ら画像処理装置で磁気ギャップ深さの基準となるエペッ
クス位置を測定し、次いで、ガイド光を参照光とするこ
とによりエペックスとレーザ照射開始位置が所定の位置
関係となるように調整してマーク形成位置を設定する。
そして、例えば、パルス発信のYAGレーザを照射する
ことにより所定の位置に所定形状寸法の凹状マークを形
成する。
【0024】このレーザマーク形成装置の特長は、ワー
クに整列配置された多数個の磁気コア1個ずつについ
て、それぞれ単独でエペックスからの距離を測定し、位
置決めして、レーザ光を用いてマークをつけられること
にある。また、マークの形状を抜きだしたマスクを用
い、1ショットで磁気コアに直接マークをつけることが
できる。形成されるマークは、レーザ光によって磁気コ
ア側面に蝕刻されたマークであり窪んだ凹状のマークで
あるため、エアベアリングの加工途中で、加工方向すな
わちエアベアリングに垂直な方向から加工面に現出する
マークの有無および寸法等を通常の顕微鏡で観察するこ
とができる。
【0025】(実施例1)磁気コアを形成するために、
まず、単結晶フェライトからなる断面C形およびI形の
一対のブロックを準備し、両ブロックの接合面を鏡面加
工した後、磁気ギャップ対向面にギャップスペーサを形
成した。次いで、両ブロックを突き合わせてガラスによ
り接合した後、所定のピッチで切断することにより磁気
コアを作製した。
【0026】得られた磁気コアを、マーカ用治具(ワー
ク)に多数個整列配置して固定し、レーザマーク形成装
置に設置して所定形状寸法のマークを付与し、その後ス
テップ加工を施して浮上型複合磁気ヘッド用の磁気コア
を作製した。
【0027】得られた磁気コア31の構成を図3に示
す。Cコア32とIコア33とが磁気ギャップ34を介
してガラス38により接合されており、エペックス35
と所定の位置関係で付与された2個のマーク36が磁気
ギャップ34をはさんだ両側に形成されている。このマ
ークは、凹状の直角二等辺三角形の形状をしており、そ
の頂点がエペックスの位置と同じになるように形成され
ている。また、直角二等辺三角形の二辺の長さは6μ
m、凹部の深さは1μmであり、レーザ照射によるマー
ク形成時間は一個につき1秒以下である。なお、37は
この状態における磁気ギャップ深さを示す。
【0028】このようにして凹状マークを形成した磁気
コアを、スライダーのスリット内にガラスで固着し、余
分なガラスを除去して、エアベアリングの仕上げ加工を
施すことにより磁気ギャップ深さの規制を行なう。
【0029】エアベアリングの仕上げ加工は、ラップ治
具に貼り付けた複数個のコアスライダアッセンブリ(C
SA)を所定の位置、例えばラップ治具表面から仮想磁
気ギャップ深さ位置(BGd)+20μmのところまで
削り込む。次いで、ラップ機によりBGd+5μm程度
まで追い込み、200〜400倍の金属顕微鏡を用いて
上面からマークを確認する。
【0030】図1は、このときのマークの状態を説明す
るための図であり、(b)は磁気ギャップ近傍の側面を
示し、(a)は(b)において点線で示す位置の断面図
である。コア12,13を研削するに従い、当初はエア
ベアリング側から観察されなかったマーク16が、
(a)に示すように観察できるようになり、このときの
マークの幅W1を測定することによって磁気ギャップ深
さ18を知ることができる。したがって、続いて行われ
るラップ研磨加工の途中で適宜マークを観察し、所望の
状態となったときに加工を完了する。これによって、極
めて精度良く磁気ギャップ深さが規制でき、安定した品
質の浮上型複合磁気ヘッドが得られた。
【0031】本実施例では、三角形状のマークとした
が、マークの形状および寸法ならびにマークとエペック
スとの位置関係は適宜選択できることは勿論である。
【0032】(実施例2)両ブロックの磁気ヘッド対向
面にそれぞれ高透磁率磁性膜をスパッタ法により形成
し、その後にギャップスペーサを形成したが、その他は
実施例1とほぼ同様にして磁気コアを作製した後、図2
に示すように3個のマークを形成した。これらマーク
は、例えば、次のような位置関係になるように形成す
る。マークaとマークbとは、その上端の差が2μm
で、それぞれの下端位置は同じ位置とする。マークc
は、その上端がマークbより2μm下がっており、その
下端とマークaおよびbの下端との差は1.5μmとす
る。また、マークbの下端はエペックスより3μmの位
置に形成されている。
【0033】エアベアリングを仕上げ加工する前は、磁
気コアの上端(スライダーのエアベアリング側)からエ
ペックスの位置までは50μm程度あるので、マークb
が観察されるまでは粗加工を行ない、マークbが観察さ
れたら仕上げ加工にはいり、マークbが観察されなくな
るまで加工を行なうことにより精度良く磁気ギャップ深
さを規制することができる。
【0034】凹状のマークの計測は、金属顕微鏡を用
い、エアベアリング上方から磁気コアのギャップ近傍の
マーク形成位置を定期的に観察することにより行う。図
11に形成したマークの顕微鏡観察写真を、図12に加
工途中で観察された磁気コアの磁気記録媒体対向面に出
現したマークの状況についての観察写真を示す。
【0035】本実施例によれば、実施例1とは異なり、
エアベアリング側に出現するマークの大きさ(寸法)を
測定することなく、磁気ギャップから所定の位置に出現
するマークパターンの数を観察することで磁気ギャップ
の深さを知ることが出来る利点がある。
【0036】本実施例では、3個のマークを付与した例
について説明したが、本発明においては、必要とする磁
気ギャップの寸法および精度によって、マークの数およ
びその形状ならびにそれらの位置関係を適宜選択すると
良い。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、磁気コアの側面に形成
したマークをエアベアリングの垂直方向から直接計測す
るために、ガラスの屈折率の影響も少なく、接眼対物レ
ンズと磁気ヘッドとの干渉も問題がないので高倍率での
計測が可能であり、磁気ギャップ深さを高精度に規制で
きる。また、スリット内に固着された磁気コアの傾きの
影響も小さい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の凹状のマークとエペックスとの位置関
係を示す図である。
【図2】本発明の複数の凹状のマークとエペックスとの
位置関係を示す図である。
【図3】側面にマークを形成した磁気コアを示す図であ
る。
【図4】浮上型複合磁気ヘッド用の磁気コアの一例を示
す斜視図である。
【図5】浮上型複合磁気ヘッド一例を示す斜視図であ
る。
【図6】磁気コアをスリットにガラスで固着した状態を
示す図である。
【図7】マークを形成したブロックを示す斜視図であ
る。
【図8】従来のコアの外部露出側面に機械加工によって
マークを形成した磁気コアを示す斜視図である。
【図9】薄膜磁気ヘッドの計測用のマークの配置を示す
図である。
【図10】マーク形成装置の構成を示す図である。
【図11】マ−ク形成のセラミックス磁気コアの側面の
組織を示す写真である。
【図12】マ−ク形成のセラミックス磁気コアの上面の
組織を示す写真である。
【符号の説明】
11 磁気コア、 12 磁気コア片、 13 磁気コ
ア片 14 磁気ギャップ、 15 エペックス、 16 凹
状のマ−ク 24 金属磁性薄膜、 25 エペックス、 26 凹
状のマ−ク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライダーのエアベアリングに形成した
    スリットに磁気コアをガラスにより固着してなる磁気ヘ
    ッドにおいて、前記磁気コアの記録媒体対向面における
    側端部に少なくとも1つの凹状マークを有することを特
    徴とする浮上型磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 磁気コアの側面部に、エペックスとの相
    対位置が特定の関係にある凹状マークを有することを特
    徴とする浮上型複合磁気ヘッド用コア。
  3. 【請求項3】 磁気コアをスライダーのエアベアリング
    に形成したスリット内に装入し、ガラスで固着した後、
    エアベアリングを仕上げ加工するとともに磁気ギャップ
    深さを規制する浮上型複合磁気ヘッドの製造方法におい
    て、あらかじめ磁気コアの側面に凹状マークを形成し、
    磁気コアの記録媒体対向面に出現する前記凹状マークの
    態様を観察することにより磁気ギャップ深さを規制する
    ことを特徴とする浮上型複合磁気ヘッドの製造方法。
JP5147537A 1992-11-13 1993-06-18 浮上型複合磁気ヘッド及びその製造方法 Pending JPH06203317A (ja)

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GB9323514A GB2272562B (en) 1992-11-13 1993-11-15 Magnetic head and production method thereof

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