JPH0528097Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0528097Y2
JPH0528097Y2 JP1986142527U JP14252786U JPH0528097Y2 JP H0528097 Y2 JPH0528097 Y2 JP H0528097Y2 JP 1986142527 U JP1986142527 U JP 1986142527U JP 14252786 U JP14252786 U JP 14252786U JP H0528097 Y2 JPH0528097 Y2 JP H0528097Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear ratio
vibration
speed change
continuously variable
vehicle speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986142527U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6348637U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986142527U priority Critical patent/JPH0528097Y2/ja
Publication of JPS6348637U publication Critical patent/JPS6348637U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0528097Y2 publication Critical patent/JPH0528097Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、無段変速機の制御装置に関するもの
である。
(ロ) 従来の技術 無段変速機として有効径が可変の2つのプーリ
にチエーン式ベルトを巻き掛けたものがある(例
えば、特開昭57−22442号)。このようなチエーン
式の金属製ベルトは、各リンクに薄い台形の鋼板
を束ねて連結してあり、この鋼板の側面がプーリ
のV形みぞと摩擦接触するように構成されてい
る。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし、上記のようなチエーン式の金属製ベル
トを用いた場合には、金属製ベルトがプーリに巻
き付くときに金属製ベルトはリンクのピンとピン
との間のピツチを一辺とする多角形の状態で巻き
付くため、金属製ベルトの張力変動、トルク変動
などを発生する。このため、金属製ベルトがプー
リに巻き付く際に衝突を発生し、騒音振動を発生
させる。この振動ベルトは変速比によつて変化
し、一般に変速比が1よりも小さい領域で振動レ
べルが高くなる。自動車用無段変速機の場合、こ
の比較的変速比の小さい領域が通常の40〜70Km/
hの走行状態で常用されるため、上記騒音振動は
大きな問題となる。本考案は、このような問題点
を解決することを目的としている。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、振動レべルの高い変速比の使用を避
けることにより上記問題点を解決する。すなわ
ち、本考案による無段変速機の制御装置は、変速
比が振動レべルの高い変速比とならないように変
速比を微小量修正する変速比微小修正手段を有し
ている。
(ホ) 作用 あらかじめ設定した変速パターンから車速及び
エンジン負荷に基づいて目標変速比が決定され
る。目標変速比が振動レべルの高い値である場合
には、変速比微小修正手段によつて振動レべルが
低い状態となるようにわずかに変速比の修正が行
われる。これにより振動レべルの高い変速比を使
用することを避けることができ、常に比較的振動
レべルの低い状態で運転することが可能となる。
(ヘ) 実施例 (第1実施例) 以下、本考案の第1実施例を添付図面の第2〜
4図に基づいて説明する。
第2図に示すように、エンジン10にフルード
カツプリング12を介して駆動プーリ14が連結
されている。駆動プーリ14と従動プーリ16と
にチエーン式金属製のベルト17が巻き掛けられ
ている。駆動プーリ14は固定円すい部材18と
軸方向に移動可能な可動円すい部材20とから構
成されている。可動円すい部材20の軸方向位置
は、油室22に作用する油圧とベルト17から作
用する力とのバランスによつて決定される。従動
プーリ16も同様に固定円すい部材24と可動円
すい部材26とから構成されており、可動円すい
部材26の軸方向位置は油室28の油圧とベルト
17から作用する力とのバランスによつて決定さ
れる。油室28には常にライン圧が供給されてい
る。一方、油室22には変速制御弁30によつて
調整された油圧が供給される。変速制御弁30の
作動はリンク32によつて制御される。リンク3
2の状態はステツプモータ34(変速アクチユエ
ータ)によつて駆動されるラツク36の位置に応
じて変化し、また可動円すい部材20の円周方向
のみぞ38の位置に応じて変化する。これにより
変速制御弁30はステツプモータ34によつて指
令される所定の変速比の状態で平衡状態となる。
駆動プーリ14及び従動プーリ16の回転速度は
それぞれパルス検出器40及び42によつて検出
され、これらからの信号はコントロールユニツト
44に入力される。コントロールユニツト44に
はエンジン負荷を示すスロツトル開度信号も入力
される。前述のステツプモータ34はコントロー
ルユニツト44からの指令信号に応じて作動す
る。従動プーリ16の回転は出力ギア46、カウ
ンターギア48及びフアイナルドライブユニツト
50を介して車輪52に伝達される。
コントロールユニツト44はマイクロコンピユ
ータによつて構成されており、第3図に示す制御
フローに従つてステツプモータ34の制御を行
う。コントロールユニツト44にはあらかじめ車
速及びスロツトル開度に対応した変速パターンが
記憶させてある。従つて、実際の車速及び実際の
スロツトル開度を示す信号がコントロールユニツ
ト44に入力されると、所定の目標とする変速比
が決定される。コントロールユニツト44は、パ
ルス検出器40及び42によつて検出される信号
に基づいて実際の変速比を演算し、目標とする変
速比と実際の変速比との差を減少させるようにフ
イードバツク制御を行う。その際、コントロール
ユニツト44は車速及びスロツトル開度から決定
される変速比に対して所定の場合には後述のよう
にステツプモータ34に指令する信号を数ステツ
プだけ修正する。すなわち、第3図に示すよう
に、まず車速Vspの検出を行い(ステツプ104)、
カウンターiをリセツトし(同106)、次いで現在
の車速Vspが前回ルーチンの車速Vsp′に△V(例
えば、3Km/h)を加算したものよりも大きいか
どうかを判断し(同108)、Vsp>Vsp′+△Vの場
合には同様にVspがVsp′−△Vよりも小さいかど
うかを判断する(同110)。Vsp>Vsp′−△Vの場
合には(すなわち、車速Vspの変動が±△V以下
の場合)カウンターiに1を加算し(同112)、次
いでi=N(例えばN=10)であるかどうかを判
断する(同114)。i=Nでない場合にはステツプ
108に戻る。i=Nの場合には駆動プーリ回転速
度N1を検出し(同116)、出力プーリ回転速度N2
を検出し(同118)、次いで駆動プーリ回転速度
N1及び出力プーリ回転速度N2に基づいて変速比
Ipを算出する(同120)。すなわち、Ip=N1/N2
である。次いで、Ip=Ixであるかどうかを判断す
る(同122)。Ixは実現されることが禁止された変
速比であり、あらかじめ設定して記憶させてあ
る。これについては後述する。Ip=Ixの場合には
ステツプモータ34をM(例えば、M=1)ステ
ツプだけ変速比小側へ駆動し(同124)、ステツプ
116に戻る。ステツプ108及びステツプ110で車速
Vspの変動が△Vよりも大きかつた場合及びステ
ツプ122でIpがIxに等しくない場合には終了する。
前述のIxの値としては第4図に示す線図のピーク
値に対応する変速比が設定してある。第4図は変
速比に対する駆動プーリが1回転する間従動プー
リの回転角が進み遅れする際の進み角の最大最小
の差である角変動の関係を示したものであり、変
速比約0.02毎にピークが現われる。このピークを
生ずる変速比がIxの値としてあらかじめ記憶させ
てある。このIxの変速比は上述の制御フローによ
り実現されることが阻止されてある。すなわち、
車速の変動が少ない定常的な走行状態(ステツプ
108〜ステツプ114)では、実際の変速比IpがIx
一致しないときにはその変速比が保持され、一方
実際の変速比IpがIxに一致したときにはIxの変速
比よりもMステツプだけ変速比小側の変速比が指
令される。これにより実際の変速比IpがIxに一致
することはなく、第4図に示したピーク状態で運
転が行われることが阻止される。これにより常に
振動レべルの比較的低い状態で運転を行うことが
できる。上記のような変速比の修正(Mステツ
プ)は小さな値であり、車速とスロツトル開度と
に基づいて決定される変速パターンからの誤差は
非常に小さく、実際上問題となることはない。
(第2実施例) 次に第5図に示す本考案の第2実施例について
説明する。この第2実施例は実際の振動状態を検
出し、振動が小さくなる方向にステツプモータ3
4を駆動するようにしたものである。すなわち、
例えば変速機のケーシングに振動計を取り付け、
現在のステツプモータの状態における振動加速度
を検出し、次いでステツプモータを1ステツプ変
速比小側に駆動した場合の振動加速度を検出し、
これにより振動が減少する場合には同様の動作を
繰り返す(ステツプ204〜215)。上記操作により
振動加速度が減少しない場合にはステツプモータ
を1ステツプ変速比大側に駆動し、同様に振動加
速度が減少するかどうかを判断し、振動が減少す
る場合にはこの操作を繰り返す(ステツプ216〜
224)。結局、これにより振動加速度の最も小さい
状態が選択されることになり、上述の第1実施例
と同様第4図に示すピーク値での運転を阻止する
ことができる。
(ト) 考案の効果 以上説明してきたように、本考案によると、振
動レべルが高くなる変速比を選択しないようにし
たので、ベルトかみ合い周波数の振動レべルを大
幅に低減することができ、自動車の騒音振動性能
を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の構成要素間の関係を示す図、
第2図は無段変速機を示す図、第3図は第1実施
例の制御フローを示す図、第4図は変速比と角変
動との関係を示す図、第5図は第2実施例の制御
フローを示す図である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 変速アクチユエータの動作位置に応じて有効径
    が可変の駆動プーリ及び従動プーリと、両プーリ
    に巻き掛けられるチエーン式ベルトと、車速信号
    及びエンジン負荷信号に基づいて目標変速比を決
    定する目標変速比決定手段と、を有する無段変速
    機の制御装置において、 変速比が振動レべルの高い変速比とならないよ
    うに変速比を微小量修正する変速比微小修正手段
    を有することを特徴とする無段変速機の制御装
    置。
JP1986142527U 1986-09-19 1986-09-19 Expired - Lifetime JPH0528097Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986142527U JPH0528097Y2 (ja) 1986-09-19 1986-09-19

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986142527U JPH0528097Y2 (ja) 1986-09-19 1986-09-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6348637U JPS6348637U (ja) 1988-04-02
JPH0528097Y2 true JPH0528097Y2 (ja) 1993-07-19

Family

ID=31051341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986142527U Expired - Lifetime JPH0528097Y2 (ja) 1986-09-19 1986-09-19

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0528097Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002005274A (ja) * 2000-06-20 2002-01-09 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 連続可変比変速機構の制御装置
JP5159668B2 (ja) * 2009-02-26 2013-03-06 ダイハツ工業株式会社 チェーン式無段変速機の騒音低減装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6348637U (ja) 1988-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004125104A (ja) 車両用変速機の油圧異常低下判定装置
CN87107229A (zh) 用于控制无级变速器中主压力的控制系统
JPS63287636A (ja) 車両用自動クラッチの制御装置
US6042501A (en) Variable control device for a continuously variable transmission
JPH0564263B2 (ja)
WO1995023302A1 (fr) Dispositif et procede de commande d'un vehicule equipe d'un variateur de vitesse
KR100481567B1 (ko) 무단변속기를 포함하는 구동기구의 제어장치
JPH0554588B2 (ja)
JP4365563B2 (ja) クラッチの滑りの操作および/または制御方法および装置
JPH10281271A (ja) 無段変速機の変速比制御装置
JPH0564272B2 (ja)
JPH0554582B2 (ja)
JP2002138879A (ja) 車両用無段変速機のライン圧制御装置。
JPH0528097Y2 (ja)
US6032095A (en) Control apparatus for an automatic transmission of a vehicle and method
JPH0765666B2 (ja) 無段変速機の制御装置
US6939264B2 (en) Method for controlling a continuously variable transmission
JP3427736B2 (ja) 無段変速機の変速制御装置
JP3141193B2 (ja) 無段変速機の制御装置
JP3446405B2 (ja) 無段変速機搭載車の加速振動低減装置
JP3515219B2 (ja) 無段変速機の変速制御装置
JP3166672B2 (ja) 無段変速機の変速制御装置
JP4120213B2 (ja) 車両の駆動力制御装置
JPH09112674A (ja) 無段変速機の制御装置
JP4101563B2 (ja) 車両用無段変速機のスリップ防止装置