JPH05280644A - 真空断熱容器 - Google Patents
真空断熱容器Info
- Publication number
- JPH05280644A JPH05280644A JP10558792A JP10558792A JPH05280644A JP H05280644 A JPH05280644 A JP H05280644A JP 10558792 A JP10558792 A JP 10558792A JP 10558792 A JP10558792 A JP 10558792A JP H05280644 A JPH05280644 A JP H05280644A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- heat insulating
- vacuum heat
- buffing
- insulating vessel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 バフ研磨加工を行なうことなく当該バフ研磨
とほぼ同程度の熱線遮断を可能とした真空断熱容器を提
供すること。 【構成】 冷媒タンク1を内側に又その外側に外被タン
ク6を備えて成る真空断熱容器において、前記外被タン
ク6の内面側に、熱伝導率の低い両面接着テープ8を利
用してアルミニウム薄膜7を装着したこと。
とほぼ同程度の熱線遮断を可能とした真空断熱容器を提
供すること。 【構成】 冷媒タンク1を内側に又その外側に外被タン
ク6を備えて成る真空断熱容器において、前記外被タン
ク6の内面側に、熱伝導率の低い両面接着テープ8を利
用してアルミニウム薄膜7を装着したこと。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空断熱容器に係り、
とくに、低温用の真空断熱容器に関する。
とくに、低温用の真空断熱容器に関する。
【0002】
【従来の技術】低温容器は、一般に冷媒の蒸発を抑える
ため、図2に示す如く真空断熱構造がとられている。か
かる低温容器56は、外部からの熱侵入,すなわち到来
する熱線を遮断するため容器である冷媒タンクには、輻
射断熱性能をもたせることが重要となっている。このた
め、従来は、金属表面をバフ研磨加工を行なって、冷媒
タンクの金属表面の凹凸をバフ研磨で取り除くと共に、
実効的な輻射表面積を小さくし、すなわち、輻射率を小
さくし、これにより輻射熱交換量が減少させ、結果的に
外部からの輻射熱侵入を抑える構造となっていた。
ため、図2に示す如く真空断熱構造がとられている。か
かる低温容器56は、外部からの熱侵入,すなわち到来
する熱線を遮断するため容器である冷媒タンクには、輻
射断熱性能をもたせることが重要となっている。このた
め、従来は、金属表面をバフ研磨加工を行なって、冷媒
タンクの金属表面の凹凸をバフ研磨で取り除くと共に、
実効的な輻射表面積を小さくし、すなわち、輻射率を小
さくし、これにより輻射熱交換量が減少させ、結果的に
外部からの輻射熱侵入を抑える構造となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、バフ研
磨加工処理は多大の労力を要し、また球形のような形状
の場合は、特に、多くの時間と労力を要するという不都
合があった。
磨加工処理は多大の労力を要し、また球形のような形状
の場合は、特に、多くの時間と労力を要するという不都
合があった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、とくに、バフ研磨加工を行なうことなく当該
バフ研磨とほぼ同程度の熱線遮断を可能とした真空断熱
容器を提供することを、その目的とする。
を改善し、とくに、バフ研磨加工を行なうことなく当該
バフ研磨とほぼ同程度の熱線遮断を可能とした真空断熱
容器を提供することを、その目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、冷媒タンク
を内側に又その外側に外被タンクを備えて成る真空断熱
容器において、外被タンクの内面側に、熱伝導率の低い
両面接着テープを利用してアルミニウム薄膜を装着す
る、という構成を採っている。これによって前述した目
的を達成しようとするものである。
を内側に又その外側に外被タンクを備えて成る真空断熱
容器において、外被タンクの内面側に、熱伝導率の低い
両面接着テープを利用してアルミニウム薄膜を装着す
る、という構成を採っている。これによって前述した目
的を達成しようとするものである。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1に基づいて説
明する。この図1に示す実施例は、冷媒タンク1を内側
に又その外側に外被タンク6を備えて成る真空断熱容器
を示す。外被タンク6の内面側には、熱伝導率の低い両
面接着テープ8を利用してアルミニウム薄膜7が装着さ
れている。
明する。この図1に示す実施例は、冷媒タンク1を内側
に又その外側に外被タンク6を備えて成る真空断熱容器
を示す。外被タンク6の内面側には、熱伝導率の低い両
面接着テープ8を利用してアルミニウム薄膜7が装着さ
れている。
【0007】また、この図1に示す実施例にあっては、
冷媒タンク1の外面の金属面は素地のままで、アルミニ
ウム薄膜(20μm程度)を両面接着テープで固定する
構造となっている。これにより、面倒な研磨処理と同程
度の表面特性が得られ、また作業コスト低減を可能とし
た。この断熱構造は、アルミニウム薄膜が多層断熱材の
効果を持ち、また、熱伝導の悪い両面接着テープでタン
ク外被に固定されるため、多数断熱材のようにタンク外
被との熱接触による熱侵入も小さくできるという利点が
ある。
冷媒タンク1の外面の金属面は素地のままで、アルミニ
ウム薄膜(20μm程度)を両面接着テープで固定する
構造となっている。これにより、面倒な研磨処理と同程
度の表面特性が得られ、また作業コスト低減を可能とし
た。この断熱構造は、アルミニウム薄膜が多層断熱材の
効果を持ち、また、熱伝導の悪い両面接着テープでタン
ク外被に固定されるため、多数断熱材のようにタンク外
被との熱接触による熱侵入も小さくできるという利点が
ある。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
金属表面をバフ研磨処理することなく、単にアルミニウ
ム薄膜を両面接着テープで固定する事により、バフ研磨
処理と同程度の断熱性能を有する低温容器が実現でき
る。
金属表面をバフ研磨処理することなく、単にアルミニウ
ム薄膜を両面接着テープで固定する事により、バフ研磨
処理と同程度の断熱性能を有する低温容器が実現でき
る。
【図1】本発明の一実施例の真空断熱構造の一例を示す
部分断面図である。
部分断面図である。
【図2】従来例における低温断熱容器の例を示す説明図
である。
である。
1 冷媒タンク 6 タンク外被 7 アルミニウム薄膜 8 両面接着テープ 53 冷媒(液体ヘリウム等) 54 多層断熱材 55 真空空間
Claims (1)
- 【請求項1】 冷媒タンクを内側に又その外側に外被タ
ンクを備えて成る真空断熱容器において、前記外被タン
クの内面側に、熱伝導率の低い両面接着テープを利用し
てアルミニウム薄膜を装着したことを特徴とした真空断
熱容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10558792A JPH05280644A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 真空断熱容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10558792A JPH05280644A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 真空断熱容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05280644A true JPH05280644A (ja) | 1993-10-26 |
Family
ID=14411635
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10558792A Withdrawn JPH05280644A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 真空断熱容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05280644A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0906740A3 (en) * | 1997-10-02 | 2001-12-19 | Nippon Sanso Corporation | Construction for attaching a radiant heat blocking metal foil of an insulated container |
JP2014504349A (ja) * | 2010-11-30 | 2014-02-20 | ジーイー エナジー パワー コンバージョン テクノロジー リミテッド | 極低温素子絶縁体 |
JP2015140179A (ja) * | 2014-01-29 | 2015-08-03 | ドクター エンジニール ハー ツェー エフ ポルシェ アクチエンゲゼルシャフトDr. Ing. h.c.F. Porsche Aktiengesellschaft | ハイブリッド車のハイブリッドモジュール用の冷却デバイス |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP10558792A patent/JPH05280644A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0906740A3 (en) * | 1997-10-02 | 2001-12-19 | Nippon Sanso Corporation | Construction for attaching a radiant heat blocking metal foil of an insulated container |
JP2014504349A (ja) * | 2010-11-30 | 2014-02-20 | ジーイー エナジー パワー コンバージョン テクノロジー リミテッド | 極低温素子絶縁体 |
JP2015140179A (ja) * | 2014-01-29 | 2015-08-03 | ドクター エンジニール ハー ツェー エフ ポルシェ アクチエンゲゼルシャフトDr. Ing. h.c.F. Porsche Aktiengesellschaft | ハイブリッド車のハイブリッドモジュール用の冷却デバイス |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990608 |