JPS63263370A - 断熱装置 - Google Patents

断熱装置

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JPS63263370A
JPS63263370A JP9540887A JP9540887A JPS63263370A JP S63263370 A JPS63263370 A JP S63263370A JP 9540887 A JP9540887 A JP 9540887A JP 9540887 A JP9540887 A JP 9540887A JP S63263370 A JPS63263370 A JP S63263370A
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JP
Japan
Prior art keywords
radiation shield
superconducting
insulation tank
vacuum insulation
aluminum
Prior art date
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Pending
Application number
JP9540887A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Mori
英明 森
Hisanao Ogata
久直 尾形
Yoshinori Shiraku
善則 白楽
Takeo Nemoto
武夫 根本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、断熱装置に係り、特に極めて良好な断熱性能
を要求されるクライオスタットに好適な断熱装置に関す
る。
〔従来の技術〕
従来の装置は、特公昭61−28907号公報に記載の
ように、真空断熱層内にある被冷却体である超電導マグ
ネットを二重に取り囲む二つの輻射シールドを、被冷却
体に対し内側を液体ヘリウムよりもやや高い温度に、外
側を液体窒素またはそれに準じる温度に保ち、輻射侵入
熱を低減する構造となっていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術は、輻射シールドの反射率の向上に限界が
あるため、二重構造をとるなどの複雑な構成をとる必要
があった。
本発明の目的は、輻射シールドの反射率を向上させ、簡
単な構造で断熱性能を高めることにある。
〔問題点を解決するための手段・〕
(1)上記目的は、断熱装置の真空断熱槽内の輻射シー
ルドの高温側に対向する面を超電導状態にある超電導材
料とし、低温側に対向する面を銀またはアルミニウム等
の反射率の高い材料とした輻射シールドを用いることに
より達成される。
(2)また、上記目的は、真空断熱槽の外側及び真空側
の少なくとも一つの面の表面を超電導状態にある超電導
材料とすることにより達成される。
(3)更に上記目的は、断熱装置の真空断熱槽内の液体
窒素及びそれぞれに準じる温度にある輻射シールドを、
液体窒素の温度以上で超電導状態が実現できる超電導材
料でできた超電導輻射シールドを用いることにより達成
される。
(4)更に上記目的は、上記超電導輻射シールドとして
、アルミニウム、銅、又は高熱伝導性セラミックス等の
高熱伝導材料を基板とし、その表面に上記超電導材料の
膜を形成した複合超電導輻射シールドを用い゛ることに
より達成される。
(5)更に上記目的は、前記複合超電導輻射シールドの
基板表面を鏡面仕上げした前記輻射シールドを用いるこ
とにより達成される。
(6)更に上記目的は、前記複合超電導輻射シールド表
面に、上記超電導材料の光又は電磁波の反射率が低い領
域で反射率の高い銀又はアルミニウム等の薄膜層を形成
することにより達成される。
(7)更に上記目的は、超電導輻射シールドとして。
アルミニウム、銅または高熱伝導性セラミック等の高熱
伝導性材料の基板の周囲に、テープ状または薄板状の前
記超電導材料を前記基板表面が輻射熱が侵入してくる方
向に対して見えないように配置し、接着剤等で固定した
複合超電導輻射シールドを用いることにより達成される
〔作用〕
(上記(1)〜(3)について) 上記超電導材料は、下式が成り立つ波長λの光又は電磁
波を全反射するように動作する。ここで、hはブランク
定数(6,6X 10″″δ番ジュール・秒)tcは光
の速度(3,OX 10”メータ・毎秒)、にはボルツ
マン定数(1,4x 10−zaジュール毎ケルビン)
、Tcは上記超電導材料の臨界温度(ケルビン)である
、また銀またはアルミニウム等の反射率の高い材料で形
成した薄膜は。
少なくとも可視光よりも波長が短い光または電磁波を反
射する。
(上記(4)〜(7)について) 上記素材の基板となる高熱導竹材料は、上記超電導材料
に侵入してきた熱を冷却面まで伝導により運び、かつ、
構造上の強度を保つ。
(上記(5)について) 上記基板表面を鏡面仕上げすることは、上記の式が成立
しない波長の光又は電磁波の反射率を高める。
(上記(6)について) 上記銀又はアルミニウム等の薄膜層は、前記の光又は電
磁波を反射し、上記超電導材料とあわせて全ての波長に
わたる光又はftt磁波を反射する。
〔実施例〕
以下1本発明(第一発明)の一実施例を第1図により説
明する。1は超電導状態にある超電導材料でできた超電
導輻射シールドで;2の真空断熱槽内に支持体3で支え
られている。4は断熱すべき機器である。第2図は、前
記超電導輻射シールド1の一部分の縦断面図で、5は銀
またはアルミニウム等の反射率の高い材料で作った薄膜
、1aは超電導材料である。なおこの場合は上側が高温
側に、下側が低温側に対面している。
前記実施例において、真空断熱槽壁2aから放射された
輻射熱は、可視光の波長より短い光については前記反射
率の高い材料5で反射声れ、前記波長よりも長い波長の
光については前記超電導輻射シールドで全反射される。
本実施例で使用可能な超電導材料としては例えばソ連科
学アカデミー物理学研究所で発見されたセラミクスを使
用できる(昭和62年4月7日付読売新聞夕刊参照)、
この材料は臨界温度250ケルビンで、第1式より比較
的短い波長まで反射する。
次に、本発明(第二発明)の一実施例を第3図に示す、
また、その超電導輻射シールドを兼ねた真空断熱槽2の
一部分の縦断面図を第4図に示す。
前記超電導材料1aは真空断熱容器2a及び2bの真空
側に接着剤等で固定されている。また前記反射率の高い
材料5の薄膜が前記真空断熱槽壁2b側の前記超電導材
料1aの表面に形成されている。なおこの場合も、断熱
すべき機器が外界よりも温度が低い。
前記実施例において、真空断熱槽壁2bは、全ての波長
にわたる先車たは電磁波を反射する。特に赤外線領域よ
りも波長の長いものは全反射する。
また、真空断熱槽壁2bの外側に超電導材料1aを被覆
してもよい、断熱すべき機器4の温度が外界より高い場
合はより効果が大きい。
次に、本発明(第三発明)の一実施例を第5図により説
明する。1は液体窒素温度以上の温度で超電導状態が実
現する超電導材料を用いた超電導輻射シールドで、2の
真空容器中に3の支持体で保持する。超電導輻射シール
ド1は、6の冷却流路に、7の冷媒容器に満さ九た8の
冷媒の蒸発ガスを流すことにより冷却し超電導材料を保
持する。
冷媒容器7は、支持体3で超電導輻射シールド1内に保
持し、中に9の超電導マグネットを持つ。
10は、冷媒供給用配管で、11は、冷媒蒸発ガスの放
出管である。
本実施例で使用する高温超電導材は1例えば化学式が一
般弐ABOsで示される所謂キューピックペロブスカイ
トであり、その具体例を挙げれば(a 1−Xβx)C
uOa−y で表りされ条。
上式中、Xは0≦X≦1、yは0≦y〈1.α。
βは夫々スカンジウム(SL、 ) 、イツトリウム(
Y)、ランタン(La )の如き周期表■族a亜族に属
する元素や、カルシウム(Ca)、ストロンチウム(S
r ) 、バリウム(Ba )の如き周期表■族a亜族
に属する元素を示す。
このような所謂高温超電導材の製法は、例えばLa5h
s、YzOa等のHa族元素の酸化物とBaCO5,5
rCOa、CaCO5等のTIa族元素の炭酸塩と、酸
化銅(Cu O)とを各粉末状態で混合し焼結して得ら
れる。バリウムo、6 、イツトリウム0.4(従って
X=O−4)l銅1.酸素3(従”)テy=o)17)
割合で9oo〜11o。
℃下に熱して焼き固めたベロゲスカイトは、超電導開始
温度が123に以上、完全に抵抗ゼロとなる超電導終了
点は約90に以上である。
真空容器2には、光又は電磁波が照射されるが真空容器
2は、金属又はFRP等で作られるので赤外線のみを内
側に放射する。輻射シールド1は。
第1式で示される波長以上の赤外線を全反射するので、
冷媒容器7には、輻射による侵入熱はなくなる。超電導
輻射シールド1の冷却には、冷媒8の蒸発ガスを用いる
ので、冷媒8の寒冷を有効に使用できるようになる。
第6図は1本発明(第四及び第3発明)の実施例の超電
導輻射シールドの一部分の縦断面図である。12は、銅
やアルミニウム等の高熱伝導性材料でできた基板で、そ
の表面に前記超電導材料1aの薄膜を形成する。一般に
セラミック系の超電導材料は熱伝導率が悪いので、基板
を利用して冷却する。また、この実施例では、超電導材
料の使用量も少なくて済み、また、機械的強度も得やす
い、なお、基板表面を鏡面仕上げすることで、輻射シー
ルド表面を滑らかにし、赤外線の反射率の低下を防ぐ。
第7図は、前記超電導輻射シールド1を用いたクライオ
スタットの一例の縦断面図である。超電導輻射シールド
1は、冷媒容器7と接触しており、基板12を通しての
熱伝導により冷却される。
第8図は、本発明(第六発明)の実施例の超電導輻射シ
ールド1の一部分の縦断面図である。5は少なくとも赤
外線の波長以下で反射率の高い銀等の薄膜層である。こ
の超電導輻射シールド1は、全ての波長を含んだ光又は
電磁波が超電導輻射シールド1に入射する場合に有効で
、波長の短い領域の光の反射は前記薄膜MI5が受は持
ち、それよりも長い波長領域の反射については前記超電
導材料1aが受は持つ。
第9図は、超電導輻射シールド1を用いたクライオスタ
ットの一例の縦、断面図で、超電導輻射シールド1は、
第8図に示されるような構成をしており、全ての波長を
含んだ光又は電磁波を全反射するので、冷媒容器7と兼
ねている。
第10図は、超電導輻射シールド1の他の一実施例の縦
断面図について示したものである(第七発明)、テープ
状の上記超電導状態にある超電導材料1aを前記高熱伝
導性材料12の表面に接着剤13を介して固定する。こ
の実施例では、超電導材料1aを基板12の材料特性に
影響されることなく最適の熱処理条件で製造できるとい
う特徴をもつ。
〔発明の効果〕
本発明によれば、クライオスタットの輻射シールドの性
能を向上できるので、クライオスタットの構造を簡略化
でき断熱性能を向上できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図、第3図は夫々本発明の断熱装置の実施例の縦断
面図、第2図は第1図の部分縦断面図。 第4図は第3図のA部拡大縦断面図、第5図、第7図、
第9図は本発明の断熱装置の実施例に係るクライオスタ
ットの縦断面図、第6図、第8図は本発明の断熱装置の
実施例に用いる超電導輻射シールドの要部縦断面図、第
10図は本発明の断熱装置の実施例に用いる超電導輻射
シールドの部分断面斜視図である。 1・・・超電導輻射シールド、2・・・真空断熱槽、4
・・・機器、5・・・薄膜、12・・・基板。 埠 1図 坏 タ 図 $8図 第10図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、断熱すべき機器を取り囲む真空断熱槽と、前記真空
    断熱槽内にある輻射シールドからなる断熱装置において
    、前記真空断熱槽の低温面側に対向する前記輻射シール
    ドの面を超電導状態にある超電導材料とし、前記真空断
    熱槽の高温面側に対向する前記輻射シールドの面を銀又
    はアルミニウム等の反射率の高い材料とした輻射シール
    ドを用いたことを特徴とする断熱装置。 2、前記超電導輻射シールドとして、アルミニウム、銅
    、又は高熱伝導性セラミック等の高熱伝導性材料を基板
    とし、その表面に前記超電導材料の膜を形成した複合超
    電導輻射シールドを用いたことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の断熱装置。 3、前記超電導輻射シールドとして、アルミニウム、銅
    又は高熱伝導性セラミック等の高熱伝導性材料の基板の
    周囲に、前記超電導材料をテープ状または薄板状にした
    ものを前記基板表面が輻射熱が侵入してくる方向に対し
    て見えないように配置して、接着剤等で固定した輻射シ
    ールドを用いたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の断熱装置。 4、前記複合超電導輻射シールドとして、前記基板表面
    を鏡面仕上げし、その上に前記超電導材料の膜を形成し
    た複合超電導輻射シールドを用いたことを特徴とする特
    許請求の範囲第2項記載の断熱装置。 5、前記複合超電導輻射シールドとして、前記超電導輻
    射シールドの表面上に前記複合超電導輻射シールドの反
    射率の低くなる波長領域で反射率の高い銀及びアルミニ
    ウム等の薄膜層を形成した複合超電導輻射シールドを用
    いたことを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の断熱
    装置。 6、断熱すべき機器を取り囲む真空断熱槽からなる断熱
    装置において、前記真空断熱槽の外側及び真空槽の両面
    の少なくとも一つの面の表面を超電導状態にある超電導
    材料としたことを特徴とする断熱装置。 7、断熱すべき機器を取り囲む真空断熱槽と、前記真空
    断熱槽内にあり、液体窒素又はそれに準ずる温度領域以
    下に冷却された被冷却体と、前記被冷却体を取り囲み、
    液体窒素又はそれに準じる温度領域にある冷媒又は冷凍
    機によつて直接又は間接に冷却された輻射シールドから
    なる断熱装置において、前記輻射シールドとして前記液
    体窒素又はそれに準じる温度領域以上で超電導状態が実
    現できる超電導材料を用いたことを特徴とする断熱装置
JP9540887A 1987-04-20 1987-04-20 断熱装置 Pending JPS63263370A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01185981A (ja) * 1988-01-21 1989-07-25 Fuji Electric Co Ltd 極低温容器
JP2008539560A (ja) * 2005-04-27 2008-11-13 リリピューシャン システムズ, インク. 小型固体電解質型燃料電池装置
JP2015079786A (ja) * 2013-10-15 2015-04-23 株式会社神戸製鋼所 超電導マグネット運搬容器

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