JP2002364798A - 側壁熱シールド構造 - Google Patents
側壁熱シールド構造Info
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- JP2002364798A JP2002364798A JP2001171021A JP2001171021A JP2002364798A JP 2002364798 A JP2002364798 A JP 2002364798A JP 2001171021 A JP2001171021 A JP 2001171021A JP 2001171021 A JP2001171021 A JP 2001171021A JP 2002364798 A JP2002364798 A JP 2002364798A
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Abstract
造を提供する。 【解決手段】 容器内方側の面Aが極低温環境になる内
側金属板1と、内側金属板1の容器外方側の面Bに間隔
をおいて配置され且つ容器外方側の面Dが高温環境にな
る外側金属板2と、両金属板1,2間にこれらに接しな
いように配置した多層断熱材3と、容器外方側の面Eが
光沢を有し且つ内側金属板1の容器外方側の面Bを覆う
内側金属薄板4と、容器内方側の面Fが光沢を有し且つ
外側金属板2の容器内方側の面Cを覆う外側金属薄板5
とを備え、これらの金属薄板4,5により、両金属板
1,2の見掛けの熱輻射率の低減を図って、外側金属板
2から内側金属板1への入熱を抑制する。
Description
に関するものである。
する容器に適用されている従来の側壁熱シールド構造の
一例を示すもので、この側壁熱シールド構造は、容器内
方側の面Aが4.2°K程度の低温環境になる内側金属
板1と、該内側金属板1の容器外方側の面Bに間隔をお
いて配置され且つ容器外方側の面Dが300°K程度の
高温環境(常温環境)になる外側金属板2と、内側金属
板1の容器外方側の面B及び外側金属板2の容器内方側
の面Cに当接しないように金属板1,2間に配置した多
層断熱材3とを備え、金属板1,2間を真空状態に減圧
している。
空蒸着による金属被覆膜を形成したうえ、多数の突起部
を押し出し加工によって設けた高分子樹脂シートを重ね
たもので、その上下端部は、容器の底部及び天井部に支
持されている。
いており、内側金属板1の容器外方側の面Bと外側金属
板2の容器内方側の面Cは、熱輻射率を低減させるため
に、電解研磨加工、または電解研磨加工と金色メッキ加
工を施して、鏡面に近い状態に形成され、高温環境の外
側金属板2から低温環境の内側金属板1に対する入熱を
抑制している。
面Dと内側金属板1の容器内方側の面Aとの間における
温度分布曲線は、図2に破線で示すような形状を呈する
ことになる。
大型化すると、既設の電解槽やメッキ槽に、金属板1,
2の母材であるステンレス鋼板を投入することができな
い。
な形状の複数のステンレス鋼を加工した後、つなぎ合わ
せることも考えられるが、そのような手法を採用した場
合、接合箇所を鏡面に近い状態にするための処置が必要
になる。
で、容器の大型化に対応可能な側壁熱シールド構造を提
供することを目的している。
め、本発明の請求項1に記載の側壁熱シールド構造で
は、容器内方側の面が極低温環境になる内側金属板と、
当該内側金属板の容器外方側の面に間隔をおいて配置さ
れ且つ容器外方側の面が高温環境になる外側金属板と、
両金属板間にこれらに接しないように配置した多層断熱
材と、容器外方側の面が光沢を有し且つ前記の内側金属
板の容器外方側の面を覆う内側金属薄板と、容器内方側
の面が光沢を有し且つ前記の外側金属板の容器内方側の
面を覆う外側金属薄板とを備えている。
ールド構造では、両金属板に対して金属薄板をスポット
溶接で固着している。
構造においては、容器外方側の面が光沢を有する内側金
属薄板により、内側金属板の容器外方側の面を覆い、ま
た、容器内方側の面が光沢を有する外側金属薄板によ
り、外側金属板の容器内方側の面を覆って、両金属板の
見掛けの熱輻射率の低減を図り、高温環境の外側金属板
から極低温環境の内側金属板への入熱を抑制する。
ールド構造においては、金属薄板と金属板の相互接合部
をスポット溶接によって最小限にし、金属薄板と金属板
の間での伝熱率を低くする。
示例とともに説明する。
の形態の一例を示すもので、図中、図3と同一の符号を
付したものは同一物を表わしている。
も容器外方側の面Eが光沢を有する内側金属薄板4を、
内側金属板1の容器外方側の面Bにスポット溶接Wによ
って当該面Bを全面的に覆うように取り付け、すくなく
とも容器内方側の面Fが光沢を有する外側金属薄板5
を、外側金属板2の容器内方側の面Cにスポット溶接W
によって当該面Cを全面的に覆うように取り付け、金属
板1,2間を真空状態に減圧している。
m程度のアルミニウム薄板、またはステンレス鋼薄板を
用いている。
は、容器外方側の面Eが光沢を有する内側金属薄板4で
内側金属板1の容器外方側の面Bを覆い、また、容器内
方側の面Fが光沢を有する外側金属薄板5で外側金属板
2の容器内方側の面Cを覆っているので、両金属板1,
2の見掛けの熱輻射率の低減が図られ、両金属板1,2
の面B,Cを鏡面に近い状態にしなくても、高温環境の
外側金属板2から極低温環境の内側金属板1への入熱を
抑制できる。
互接合箇所をスポット溶接Wによって最小限にしている
ので、金属薄板と金属板の間での伝熱率が低くなる。
面Dと内側金属板1の容器内方側の面Aとの間における
温度分布曲線は、図2に実線で示すように、中間部分で
従来構造のものを下回る形状を呈することになる。
述した実施の形態のみに限定されるものではなく、両面
が光沢を有する金属薄板により内側金属板の容器外方側
の面や外側金属板の容器内方側の面を覆うようにするこ
と、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において
変更を加え得ることは勿論である。
ルド構造によれば、下記のような種々の優れた効果を奏
し得る。
ールド構造においては、容器外方側の面が光沢を有する
内側金属薄板により、内側金属板の容器外方側の面を覆
い、容器内方側の面が光沢を有する外側金属薄板によ
り、外側金属板の容器内方側の面を覆って、高温環境の
外側金属板から極低温環境の内側金属板への入熱を抑制
するので、容器の大型化に対応でき、両金属板の間の空
隙が充分な間隔を有している場合には、金属板を立設し
た後に、金属薄板の取り付けを行なえる。
壁熱シールド構造においては、金属薄板と金属板の相互
接合部をスポット溶接により最小限にすることで、金属
薄板と金属板の間での伝熱率が低くなる。
例を示す断面図である。
例、及び従来の側壁熱シールド構造の一例における温度
分布曲線を示すグラフである。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】 容器内方側の面が極低温環境になる内側
金属板と、当該内側金属板の容器外方側の面に間隔をお
いて配置され且つ容器外方側の面が高温環境になる外側
金属板と、両金属板間にこれらに接しないように配置し
た多層断熱材と、容器外方側の面が光沢を有し且つ前記
の内側金属板の容器外方側の面を覆う内側金属薄板と、
容器内方側の面が光沢を有し且つ前記の外側金属板の容
器内方側の面を覆う外側金属薄板とを備えてなることを
特徴とする側壁熱シールド構造。 - 【請求項2】 両金属板に対して金属薄板をスポット溶
接で固着した請求項1に記載の側壁熱シールド構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001171021A JP2002364798A (ja) | 2001-06-06 | 2001-06-06 | 側壁熱シールド構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001171021A JP2002364798A (ja) | 2001-06-06 | 2001-06-06 | 側壁熱シールド構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002364798A true JP2002364798A (ja) | 2002-12-18 |
Family
ID=19012857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001171021A Pending JP2002364798A (ja) | 2001-06-06 | 2001-06-06 | 側壁熱シールド構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002364798A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013024372A (ja) * | 2011-07-25 | 2013-02-04 | Ihi Corp | 真空断熱パネル、真空断熱構造体及び断熱装置 |
CN105047353A (zh) * | 2015-08-18 | 2015-11-11 | 奥泰医疗系统有限责任公司 | 一种低温下电绝缘传热部件 |
Citations (5)
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---|---|---|---|---|
JPH0415398A (ja) * | 1990-05-08 | 1992-01-20 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 極低温用複合真空多層断熱材 |
JPH098366A (ja) * | 1995-06-21 | 1997-01-10 | Hitachi Ltd | 断熱装置 |
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-
2001
- 2001-06-06 JP JP2001171021A patent/JP2002364798A/ja active Pending
Patent Citations (5)
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