JPH0415398A - 極低温用複合真空多層断熱材 - Google Patents

極低温用複合真空多層断熱材

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JPH0415398A
JPH0415398A JP2117849A JP11784990A JPH0415398A JP H0415398 A JPH0415398 A JP H0415398A JP 2117849 A JP2117849 A JP 2117849A JP 11784990 A JP11784990 A JP 11784990A JP H0415398 A JPH0415398 A JP H0415398A
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JP
Japan
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temperature side
side region
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vacuum multilayer
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JP2117849A
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English (en)
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Takao Omori
大森 隆夫
Isamu Ono
勇 大野
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、液体ヘリウム(LHe)温度レベルで使用さ
れる極低温用複合真空多層断熱材に関するものである。
[従来の技術] 近年、超電導現象への関心が急激に高まってきており、
超電導材料を利用した各種装置の開発が進められている
第6図は超電導材料lの極低温冷却装置2の−例を示す
ものであり、外壁3と内壁4との間にバキュームポンプ
5の吸引による真空層6が画成される容器7を形成し、
該容器7の内W4によって包囲される空間8内に、超電
導材料1を配置すると共にLHe (温度約4.2@K
)等の冷却媒体を充填可能とし、更に、前記真空層6に
、外部からの輻射伝熱を抑えるための真空多層断熱材9
を、前記内壁4外周を取り囲むように設けである。
前記真空多層断熱材9としては、従来第5図に示される
ようなものがあり、これは、ポリエステルフィルム10
表面にアルミ11を蒸着して成る平板状のアルミ蒸着フ
ィルム12と繊維質フィルム13とを交互に積層し、ア
ルミ蒸着フィルム12によって外壁3側から内壁4側へ
伝わる輻射熱を外壁3側へ反射させる一方、繊維質フィ
ルム13によってアルミ蒸着フィルムI2相互の接触に
よる伝導伝熱を抑制するようにしている。尚、図中、1
4は内部に液体窒素(LN2:温度約77”K)等の補
助冷却媒体が流される配管、15は配管14間をつなぐ
補助冷却板を示しており、該補助冷却板15によって外
部から内部へ伝わろうとする熱を吸収し、極低温冷却装
置2の冷却効率を高めるようにしである。
しかしながら、第5図に示されるような真空多層断熱材
9ては、アルミ蒸着フィルム12間の繊維質フィルム1
3に吸着されているガスが抜けにくく真空度を高めるの
が容易ではないため、対流と伝導による熱の伝播を充分
に遮断できず、所望の断熱性能を得ることが困難であっ
た。
こうした問題を解消すべくなされたものとして第4図に
示されるような真空多層断熱材9が存在し、これは、ポ
リエステルフィルムlOの表面にアルミ11が蒸着され
且つ凸部16が所要ピッチで形成されたディンプル型ア
ルミ蒸着フィルム17を積層することにより、フィルム
17間の接触面積を最少限とし、且つフィルム17間の
ガス抜き性が良好となるようにしている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、第4図に示されるような真空多層断熱材
9においては、内壁4から遠い高温側領域と内壁4に近
い低温側領域について区別することなく一様に、加工す
るのに手間がかかるディンプル型アルミ蒸着フィルム1
7を積層した構造としであるため、コスト的にも高価と
なる欠点があった。
又、高温側領域では、ディンプル型アルミ蒸着フィルム
17相互の接触による伝導伝熱に比べ輻射熱の影響が非
常に大きいのに対し、LHe温度レベルの低温側領域で
は内壁4に近づくほど輻射熱に比べ伝導伝熱の影響が大
きくなることが明らかとなり、蒸着されているアルミ1
1の層によって伝導による熱の伝播が促進されることと
なり、内壁4に近い低温側領域における断熱性能が低下
していた。
本発明は、斯かる実情に鑑み、コスト的に冑利であって
、且つ高温側領域では輻射熱を、低温側領域では伝導伝
熱を効率良く抑え得る極低温用複合真空多層断熱材を提
供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、極低温冷却装置の内壁と外壁によって画成さ
れる真空層を、輻射熱の影響の大きい高温側領域と伝導
伝熱の影響の大きい低温側領域とに区画し、前記高温側
領域に、表面にアルミが蒸着され且つ凸部が形成された
ディンプル型アルミ蒸着フィルムを積層してなる輻射熱
遮断層を形成すると共に、低温側領域に伝導伝熱抑制層
を形成したことを特徴とする極低温用複合真空多層断熱
材にかかるものである。
又、前記極低温用複合真空多層断熱材において、伝導伝
熱抑制層を、表面にアルミが蒸着された平板状のアルミ
蒸着フィルムと、表面に凹部と凸部が形成されたディン
プル型フィルムとを交互に積層して構成したことを特徴
とする極低温用複合真空多層断熱材にかかるものであり
、又、前記極低温用複合真空多層断熱材において、伝導
伝熱抑制層を繊維質フ゛イルムを積層して構成したこと
を特徴とする極低温用複合真空多層断熱材にかかるもの
であり、更に又、前記極低濫用複合真空多層断熱材にお
いて、伝導伝熱抑制層をアルミ蒸着フィルムとディンプ
ル型フィルムとを交互に積層した第一断熱層と、該第一
断熱層から連続して内壁側へ向け繊維質フィルムを積層
した第二断熱層とから構成したことを特徴とする極低温
用複合真空多層断熱材にかかるものである。
[作   用] 従って、輻射熱遮断層により輻射熱が外壁側へ反射され
て効率良く遮断された上で、伝導伝熱抑制層により伝導
伝熱が効率良く抑えられることになる。
[実 施 例] 以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図は本発明の一実施例であり、図中第4図と同一の
符号を付した部分は同一物を表わしている。
極低温冷却袋W2の内壁4と外壁3によって画成される
真空層6を、輻射熱の影響の大きい高温側領域と、伝導
伝熱の影響の大きい低温側領域とに区画し、前記高温側
領域に、ディンプル型アルミ蒸着フィルム17を積層し
てなる輻射熱遮断層18を形成すると共に、前記低温側
領域に、アルミ蒸着フィルム12と、ポリエステルフィ
ルム10の表面に凹部19と凸部20が所要ピッチで形
成されたディンプル型フィルム21とを交互に積層して
構成した伝導伝熱抑制層22を形成することにより、極
低温用複合真空多層断熱材23を構成する。
前述の如く構成したので、輻射熱の影響の大きい高温側
領域においては、外部から内部へ伝わる輻射熱は、ディ
ンプル型アルミ蒸着フィルム17からなる輻射熱遮断層
18によって反射され、内部への伝熱が効率良く遮断さ
れる。
又、輻射熱に比べ伝導伝熱の影響の大きい低温側領域に
おいては、伝導伝熱抑制層22を構成するアルミ蒸着フ
ィルム12の間に介在されたアルミ蒸着されていないデ
ィンプル型フィルム21がスペーサとして機能するので
、伝導による熱の伝播が抑制されると共に、伝導伝熱に
比べその割合は少ないが全くないわけてはない輻射熱は
前記アルミ蒸着フィルム12によって外壁3側へ反射さ
れる。
こうして、高温側領域において影響の大きい輻射熱と低
温側領域において影響の大きい伝導伝熱を夫々効率良く
抑えることができ、全体として優れた断熱性能が得られ
ると共に、高温側から低温側に亘って全体に高価なディ
ンプル型アルミ蒸着フィルム17を積層するのではない
ため、コスト的にも有利となる。
又、第2図は本発明の他の実施例を示すものであり、高
温側領域に形成する輻射熱遮断層18については、第1
図に示す一実施例の場合と同様にディンプル型アルミ蒸
着フィルム17を積層することによって構成し、低温側
領域に形成する伝導伝熱抑制層22を、繊維質フィルム
13を積層して構成したものである。
第2図に示す実施例の場合、高温側領域においては、外
部から内部へ伝わる輻射熱は、前述の第1図に示す実施
例の場合と同様に輻射熱遮断層18のディンプル型アル
ミ蒸着フィルム17によって反射され、内部への伝熱が
効率良く遮断される。
又、低温側領域においては、ディンプル型アルミ蒸着フ
ィルム17からなる輻射熱遮断層18によって輻射熱の
伝播が阻止された上で、繊維質フィルム13からなる伝
導伝熱抑制層22によって伝導伝熱が抑えられる。
こうして、第2図に示す実施例においても、従来に比べ
伝熱性能の向上を図れると共にコストダウンも図ること
ができる。
又、第3図は本発明の更に他の実施例を示すものであり
、高温側領域に形成する輻射熱遮断層18については、
第1.2図に示す場合と同様にディンプル型アルミ蒸着
フィルム17を積層することによって構成し、また低温
側領域に形成する伝導伝熱抑制層22を、アルミ蒸着フ
ィルム12とディンプル型フィルム21とを交互に積層
した第一断熱層24と、該第一断熱層24から連続して
内壁4側へ向け繊維質フィルム13を積層した第二断熱
層25とから構成したものである。
第3図に示す実施例の場合、高温側領域においては、外
部から内部へ伝わる輻射熱は、前述の二つの実施例の場
合と同様に輻射熱遮断層18のディンプル型アルミ蒸着
フィルム17によって反射され、内部への伝熱が効率良
く遮断される。
又、低温側領域においては、ディンプル型アルミ蒸着フ
ィルム17からなる輻射熱遮断層18によって輻射熱の
伝播が阻止された上で、第一断熱層24によって輻射並
びに伝導による伝熱が抑制され、更に繊維質フィルム1
3からなる第二断熱層25によって伝導伝熱が抑えられ
る。
こうして、第3図に示す実施例においても、従来に比べ
断熱性能の向上を図れると共にコストダウンも図ること
ができる。
尚、上述の実施例においては、補助冷却板15を輻射熱
遮断層18の中間に設けているが、補助冷却板15を設
けずにディンプル型アルミ蒸着フィルム17を連続的に
積層して輻射熱遮断層18を形成するようにしてもよい
こと、その池水発明の要旨を逸脱しない範囲内において
種々変更を加え得ることは勿論である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の極低温用複合真空多層断
熱材によれば、ディンプル型アルミ蒸着フィルムの使用
量が少なくなりコスト的に有利であると共に、高温側で
影響の大きい輻射熱と低温側で影響の大きい伝導伝熱を
夫々効率良く抑えることができ、断熱性能の向上を図る
ことができるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の要部拡大断面図、第2図は
本発明の他の実施例の要部拡大断面図、第3図は本発明
の更に他の実施例の要部拡大断面図、第4図及び第5図
は従来例の要部拡大断面図、第6図は極低温冷却装置の
全体断面図である。 2は極低温冷却装置、3は外壁、4は内壁、6は真空層
、lOはポリエステルフィルム、■1はアルミ、12は
アルミ蒸着フィルム、13は繊維質フィルム、16は凸
部、17はディンプル型アルミ蒸着フィルム、18は輻
射熱遮断層、19は凹部、20は凸部、21はディンプ
ル型フィルム、22は伝導伝熱抑制層、23は極低温用
複合真空多層断熱材、24は第一断熱層、25は第二断
熱層を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)極低温冷却装置の内壁と外壁によって画成される真
    空層を、輻射熱の影響の大きい高温側領域と伝導伝熱の
    影響の大きい低温側領域とに区画し、前記高温側領域に
    、表面にアルミが蒸着され且つ凸部が形成されたディン
    プル型アルミ蒸着フィルムを積層してなる輻射熱遮断層
    を形成すると共に、低温側領域に伝導伝熱抑制層を形成
    したことを特徴とする極低温用複合真空多層断熱材。 2)請求項1記載の極低温用複合真空多層断熱材におい
    て、伝導伝熱抑制層を、表面にアルミが蒸着された平板
    状のアルミ蒸着フィルムと、表面に凹部と凸部が形成さ
    れたディンプル型フィルムとを交互に積層して構成した
    ことを特徴とする極低温用複合真空多層断熱材。 3)請求項1記載の極低温用複合真空多層断熱材におい
    て、伝導伝熱抑制層を繊維質フィルムを積層して構成し
    たことを特徴とする極低温用複合真空多層断熱材。 4)請求項1記載の極低温用複合真空多層断熱材におい
    て、伝導伝熱抑制層をアルミ蒸着フィルムとディンプル
    型フィルムとを交互に積層した第一断熱層と、該第一断
    熱層から連続して内壁側へ向け繊維質フィルムを積層し
    た第二断熱層とから構成したことを特徴とする極低温用
    複合真空多層断熱材。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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