JPH0368549B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0368549B2 JPH0368549B2 JP58168128A JP16812883A JPH0368549B2 JP H0368549 B2 JPH0368549 B2 JP H0368549B2 JP 58168128 A JP58168128 A JP 58168128A JP 16812883 A JP16812883 A JP 16812883A JP H0368549 B2 JPH0368549 B2 JP H0368549B2
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- Japan
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- laminated
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- sides
- insulation material
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Links
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Landscapes
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は極低温物を保存する内容器と、それを
囲む外容器との間の真空にされた空間に介装され
る極低温用積層断熱材に関する。
囲む外容器との間の真空にされた空間に介装され
る極低温用積層断熱材に関する。
従来の極低温用積層断熱材は、プラスチツクフ
イルムの片面または両面にアルミニウム等の金属
を蒸着し、かつ片面にエンボス（凸部）加工を施
した反射膜と、ポリエステル等のプラスチツクフ
イルム繊維（厚さ200μｍ程度）で編んで形成し
たネツト（網目20メツシユ程度）のスペーサとを
交互に積層した構成となつている。これは反射膜
とスペーサ間の伝導による侵入熱を小さくする手
法である。
イルムの片面または両面にアルミニウム等の金属
を蒸着し、かつ片面にエンボス（凸部）加工を施
した反射膜と、ポリエステル等のプラスチツクフ
イルム繊維（厚さ200μｍ程度）で編んで形成し
たネツト（網目20メツシユ程度）のスペーサとを
交互に積層した構成となつている。これは反射膜
とスペーサ間の伝導による侵入熱を小さくする手
法である。
しかし、プラスチツク繊維で編んだネツト状の
スペーサは、輻射率がほぼ１と高く、輻射熱を良
く伝えるため、断熱性能があまり良くない。
スペーサは、輻射率がほぼ１と高く、輻射熱を良
く伝えるため、断熱性能があまり良くない。
この対策として、スペーサの網目の開孔率を大
きくすることが考えられるが、これは、網目の開
孔率が大きくなつたことにより反射膜と反射膜と
が前記網目を介して直接接触してしまうため伝導
熱が増大し、結果としてスペーサとして利用した
ネツトの効果がなくなつてしまう。
きくすることが考えられるが、これは、網目の開
孔率が大きくなつたことにより反射膜と反射膜と
が前記網目を介して直接接触してしまうため伝導
熱が増大し、結果としてスペーサとして利用した
ネツトの効果がなくなつてしまう。
本発明の目的は、反射膜間の輻射熱と伝導熱と
を低減できて、断熱性能の大幅向上を図れる極低
温用積層断熱材を提供することにある。
を低減できて、断熱性能の大幅向上を図れる極低
温用積層断熱材を提供することにある。
この目的を達成するために、本発明の極低温用
積層断熱材は、プラスチツクフイルムの片面また
は両面にアルミニウム等の金属を蒸着した反射膜
と、プラスチツクフイルムの片面または両面にア
ルミニウム等の金属を蒸着し、かつ片面または両
面にエンボス加工を施したスペーサとを交互に積
層して構成したことを特徴とする。
積層断熱材は、プラスチツクフイルムの片面また
は両面にアルミニウム等の金属を蒸着した反射膜
と、プラスチツクフイルムの片面または両面にア
ルミニウム等の金属を蒸着し、かつ片面または両
面にエンボス加工を施したスペーサとを交互に積
層して構成したことを特徴とする。
以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。第１図は本発明による積層断熱材を施したク
ライオスタツトの断面図、第２図は積層断熱材の
拡大断面図、第３図はスペーサの平面図を示して
いる。第１図においては、１は液体窒素、液体ヘ
リウム等の寒剤２を溜めてある容器、３は寒剤容
器１を囲う真空容器、４は真空引き用のポート、
５は反射膜６とスペーサ７を数十枚積層して寒剤
容器１に巻きつけた積層断熱材を示す。第２図及
び第３図において、前記積層断熱材５の反射膜６
は、５〜50μｍ程度の厚さを有するプラスチツク
フイルムの片面または両面にアルミニウム等の金
属を蒸着したものからなつている。また、スペー
サ７は、厚さ20〜50μｍ程度のプラスチツクフイ
ルム、例えばポリエステルの片面または両面にア
ルミニウム等の金属を蒸着し、かつ片面にエンボ
ス加工により多数の凸部７ａを形成したものから
なつている。前記凸部７ａの高さは0.5〜1.5mm、
凹凸の密度は３〜５箇／cm2程度となつている。そ
して、スペーサ７は反射膜６との間に配置され、
該スペーサ７と反射膜６とは小さな面積で接触し
ている。
る。第１図は本発明による積層断熱材を施したク
ライオスタツトの断面図、第２図は積層断熱材の
拡大断面図、第３図はスペーサの平面図を示して
いる。第１図においては、１は液体窒素、液体ヘ
リウム等の寒剤２を溜めてある容器、３は寒剤容
器１を囲う真空容器、４は真空引き用のポート、
５は反射膜６とスペーサ７を数十枚積層して寒剤
容器１に巻きつけた積層断熱材を示す。第２図及
び第３図において、前記積層断熱材５の反射膜６
は、５〜50μｍ程度の厚さを有するプラスチツク
フイルムの片面または両面にアルミニウム等の金
属を蒸着したものからなつている。また、スペー
サ７は、厚さ20〜50μｍ程度のプラスチツクフイ
ルム、例えばポリエステルの片面または両面にア
ルミニウム等の金属を蒸着し、かつ片面にエンボ
ス加工により多数の凸部７ａを形成したものから
なつている。前記凸部７ａの高さは0.5〜1.5mm、
凹凸の密度は３〜５箇／cm2程度となつている。そ
して、スペーサ７は反射膜６との間に配置され、
該スペーサ７と反射膜６とは小さな面積で接触し
ている。
本発明による積層断熱材において、スペーサ７
の片面または両面にアルミニウム等の金属蒸着を
施してあるので、スペーサ７自身が反射膜の役目
を果し、輻射熱を遮断することができる。またス
ペーサ７と反射膜６とは小さな面積で接触してい
るので、スペーサ内を伝わる伝導熱が少なくな
る。またスペーサ７の凹凸と反射膜６とで形成さ
れる空隙８は、ガス流路抵抗を小さくするので、
積層間の真空を良くする。つまり、真空引きの際
に積層間に含まれているガスが排出され易いの
で、積層間のガスによる伝導熱も低減される。
の片面または両面にアルミニウム等の金属蒸着を
施してあるので、スペーサ７自身が反射膜の役目
を果し、輻射熱を遮断することができる。またス
ペーサ７と反射膜６とは小さな面積で接触してい
るので、スペーサ内を伝わる伝導熱が少なくな
る。またスペーサ７の凹凸と反射膜６とで形成さ
れる空隙８は、ガス流路抵抗を小さくするので、
積層間の真空を良くする。つまり、真空引きの際
に積層間に含まれているガスが排出され易いの
で、積層間のガスによる伝導熱も低減される。
従つて、本発明による積層断熱材では、断熱性
能が大幅に向上する。
能が大幅に向上する。
第４図は本発明による積層断熱材と他の積層断
熱材とを比較した線図を示している。第４図にお
いて、縦軸は、輻射率0.03のAlテープを使用した
場合の輻射熱流束q*を100％とした等価熱流束を
示し、ａはAlテープのみを寒剤容器に巻きつけ
たもの、ｂは両面にアルミニウム蒸着した反射膜
とネツト状のスペーサとを10枚積層した従来の積
層断熱材、ｃは両面にアルミニウム蒸着した反射
膜、スペーサを10枚積層した本発明の積層断熱材
をそれぞれ表わしている。
熱材とを比較した線図を示している。第４図にお
いて、縦軸は、輻射率0.03のAlテープを使用した
場合の輻射熱流束q*を100％とした等価熱流束を
示し、ａはAlテープのみを寒剤容器に巻きつけ
たもの、ｂは両面にアルミニウム蒸着した反射膜
とネツト状のスペーサとを10枚積層した従来の積
層断熱材、ｃは両面にアルミニウム蒸着した反射
膜、スペーサを10枚積層した本発明の積層断熱材
をそれぞれ表わしている。
この図から明らかなように、本発明による積層
断熱材の等価熱流束は、Alテープのものと比べ
て約1/4と小さく、また従来の積層断熱材と比較
しても約1/2と小さく、断熱性能が非常にすぐれ
ていることが分る。
断熱材の等価熱流束は、Alテープのものと比べ
て約1/4と小さく、また従来の積層断熱材と比較
しても約1/2と小さく、断熱性能が非常にすぐれ
ていることが分る。
以上説明したように、本発明によれば、スペー
サ自身が反射膜の役目を果して反射膜間の輻射熱
と伝導熱とを低減できるので、断熱性能の大幅向
上を図れる。
サ自身が反射膜の役目を果して反射膜間の輻射熱
と伝導熱とを低減できるので、断熱性能の大幅向
上を図れる。
第１図は本発明による積層断熱材を施したクラ
イオスタツトの断面図、第２図は積層断熱材の拡
大断面図、第３図はスペーサの平面図、第４図は
断熱性能を比較する線図である。 １……寒剤容器、２……寒剤、３……真空容
器、５……積層断熱材、６……反射膜、７……ス
ペーサ、７ａ……凸部。
イオスタツトの断面図、第２図は積層断熱材の拡
大断面図、第３図はスペーサの平面図、第４図は
断熱性能を比較する線図である。 １……寒剤容器、２……寒剤、３……真空容
器、５……積層断熱材、６……反射膜、７……ス
ペーサ、７ａ……凸部。
Claims (1)
- １ 極低温物を保存する内容器と、それを囲む外
容器との間の真空にされた空間に介装される極低
温用積層断熱材であつて、プラスチツクフイルム
の片面または両面にアルミニウム等の金属を蒸着
した反射膜と、プラスチツクフイルムの片面また
は両面にアルミニウム等の金属を蒸着し、かつ片
面または両面にエンボス加工を施したスペーサと
を交互に積層して構成したことを特徴とする極低
温用積層断熱材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58168128A JPS6060781A (ja) | 1983-09-14 | 1983-09-14 | 極低温用積層断熱材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58168128A JPS6060781A (ja) | 1983-09-14 | 1983-09-14 | 極低温用積層断熱材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6060781A JPS6060781A (ja) | 1985-04-08 |
| JPH0368549B2 true JPH0368549B2 (ja) | 1991-10-28 |
Family
ID=15862356
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58168128A Granted JPS6060781A (ja) | 1983-09-14 | 1983-09-14 | 極低温用積層断熱材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6060781A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014181684A1 (ja) * | 2013-05-10 | 2014-11-13 | ニチアス株式会社 | 断熱材、断熱構造体および断熱構造体の製造方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3640518A1 (en) * | 2018-10-17 | 2020-04-22 | Pittsburgh Corning Europe NV | Insulation material |
-
1983
- 1983-09-14 JP JP58168128A patent/JPS6060781A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014181684A1 (ja) * | 2013-05-10 | 2014-11-13 | ニチアス株式会社 | 断熱材、断熱構造体および断熱構造体の製造方法 |
| JP2014219082A (ja) * | 2013-05-10 | 2014-11-20 | ニチアス株式会社 | 断熱材、断熱構造体および断熱構造体の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6060781A (ja) | 1985-04-08 |
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