JPH1147003A - 合成樹脂製断熱器物とその製造方法 - Google Patents

合成樹脂製断熱器物とその製造方法

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JPH1147003A
JPH1147003A JP21530197A JP21530197A JPH1147003A JP H1147003 A JPH1147003 A JP H1147003A JP 21530197 A JP21530197 A JP 21530197A JP 21530197 A JP21530197 A JP 21530197A JP H1147003 A JPH1147003 A JP H1147003A
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Japan
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synthetic resin
container
gas
heat
insulating layer
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JP21530197A
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English (en)
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Takafumi Fujii
孝文 藤井
Masashi Yamada
雅司 山田
Kensuke Furuyama
憲輔 古山
Atsuhiko Tanaka
篤彦 田中
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Japan Oxygen Co Ltd
Nippon Sanso Corp
Original Assignee
Japan Oxygen Co Ltd
Nippon Sanso Corp
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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47JKITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J41/00Thermally-insulated vessels, e.g. flasks, jugs, jars
    • A47J41/0055Constructional details of the elements forming the thermal insulation
    • A47J41/0072Double walled vessels comprising a single insulating layer between inner and outer walls
    • A47J41/0077Double walled vessels comprising a single insulating layer between inner and outer walls made of two vessels inserted in each other

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期に亙って断熱性能を維持した合成樹脂製
断熱器物と、加工作業性の向上と前記断熱器物製品の製
造歩留まりを向上せしめる製造方法の提供。 【解決手段】 合成樹脂製の内容器3をこれより稍大き
いほぼ相似形状の合成樹脂製の外容器4に空隙5を隔て
て収容し、それぞれの開口部端3a、4aを結合して一
体化した二重壁構造の容器の空隙部5に、ガスバリア性
の高い合成樹脂よりなるガス封入用容器7に低熱伝導率
ガスZを封入した断熱層体6を、吸着剤Mとともに配設
して、ガス封入用容器7の合成樹脂を常に乾燥状態に保
ち高いガスバリア性保持して断熱層体6の断熱性能を維
持した断熱容器とし、また製造に際して、断熱層体6の
合成樹脂の含水率を3重量%以上に調整して該合成樹脂
の耐衝撃強度を強めて空隙部5に吸着剤Mとともに配設
し、内・外容器を結合し一体化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、魔法瓶、クーラー
ボックス、アイスボックス、断熱コップ、断熱食器及び
保温弁当箱等の断熱容器並びに前記断熱容器の開口に被
蓋する断熱蓋体を包含する断熱器物に関し、詳しく合成
樹脂製の内容器と合成樹脂製の外容器との間に低熱伝導
率ガスを封入した断熱層を介在させて二重壁構造となし
た合成樹脂製断熱器物とその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、魔法瓶、保温弁当箱、及び断
熱コップ等の断熱容器について、軽量化、成形加工の容
易性、製造コストが安価である等の利点から合成樹脂製
の断熱容器の開発、製品化が進められてきている。この
ような合成樹脂製断熱容器は、合成樹脂製の内容器を、
これより稍大きさが大きく、相似に近い合成樹脂製の外
容器内に収容し空隙を隔てて配置し、これらをそれぞれ
の開口縁端で結合し、前記内、外容器を壁として前記空
隙部を介在せしめた二重壁構造の容器とし、そして前記
空隙部にクリプトン、キセノン、アルゴンのガスの少な
くとも1種よりなる低熱伝導率ガスを封入し断熱層とし
た断熱容器である。
【0003】またこれらの容器に被蓋する断熱蓋体も同
様で、被蓋せしめる容器の開口部に合わせた口径形状と
なし、かつ浅底状に形成せしめたものである。以下両者
を含めて断熱器物とし、理解を容易にするため、断熱容
器を例示して説明する。このような断熱容器での前記断
熱層を形成するための低熱伝導率ガスを封入する方法と
しては、前記内、外容器の結合一体化によって、これら
の間に形成される空隙部に直接封入する方法や、また予
め別途にガスバリア性の高い合成樹脂を用いて前記空隙
部の形状に合わせた形状のガス封入用容器体に前記低熱
伝導率ガスを封入して断熱層体を製作し、これを内、外
容器の間の空隙に収容配置した後に内外容器を結合一体
化する方法がある。
【0004】そして上記した低熱伝導率ガスを直接内、
外容器の間の空隙部に封入する断熱容器においては、断
熱性能の保持のため、封入した前記ガスが使用経時によ
り空隙部から漏出しないようガスバリア性の高い合成樹
脂を使用している。しかしガスバリア性の高い合成樹脂
は水分や湿分に接触するとガスバリア性が低下するのが
一般的である。しかるに該種容器の機能上、湯水等を収
容することが必然でこれを避けることができず、この結
果たとえ高ガスバリア性の合成樹脂を使用しても湯水と
の接触することで、充填封入した低熱伝導率ガスが漏洩
して断熱性能を維持することが困難となる。このような
ことから湯水を収容してこれと接触しても、その湿分が
透過し難い耐水性の高い合成樹脂を湯水収容側の壁に使
用する容器が提案されている。即ち前記内、外容器を耐
水性の高い合成樹脂で形成し、これら内、外容器間の空
隙部に、別途ガスバリア性の高い合成樹脂で形成したガ
ス封入用容器に低熱伝導率ガスを封入した断熱層体を収
容配置せしめて一体化して断熱容器とするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
耐水性の高い合成樹脂で形成した内・外容器の間の空隙
部に、別途ガスバリア性の高い合成樹脂で形成したガス
封入用容器に低熱伝導率ガスを封入した断熱層体を収容
配置せしめて一体化した断熱容器にあっても、長期間の
使用とともに内・外容器の壁を透過して湿分が内・外容
器の間に形成した空隙部に侵入して来る。この結果該空
隙部に収容配置した断熱層体のガス封入用容器の高ガス
バリア性の合成樹脂に、該空隙部に侵入した湿分が接触
して高ガスバリア性の能力が劣化してくることとなり、
低熱伝導率ガスの漏洩を惹起し断熱性能の低下をもたら
すこととなっていた。これを図3にガスの透過量が小で
ガスバリア性が高いとされているエチレンビニルアルコ
ールの酸素透過量と共重合比率との関係を相対湿度(平
衡状態)の相異によるグラフ(1989年6月30日、
加工技術研究会発行「最新ラミネート加工便覧」第38
6頁、図8より援用)を図示する。図3に明示されてい
る如くガスバリア性が高いエチレンビニルアルコールは
雰囲気下の相対湿度の増加により酸素透過量が10〜1
00倍に増大することを示していて、酸素透過量に及ぼ
す湿分の影響は大きいことが判る。
【0006】したがって、断熱性能の保持の点から低熱
伝導率ガスを封入して断熱層体を形成する高ガスバリア
性の合成樹脂は湿分との接触を回避し乾燥状態を保持す
ることが望ましい。しかし、合成樹脂は乾燥状態にある
と、衝撃に対する強度が約3〜10kgf・cm/cm
と小さく、衝撃によりクラックが生じやすく、そのため
断熱層体として内・外容器の間の空隙内に収容配置し
て、内・外容器を一体化する製作過程で断熱層体のガス
封入用容器の合成樹脂にクラックが生じて、断熱層体に
封入してある低熱伝導率ガスが漏出することがあった。
本発明はこのような従来の該種断熱容器の不都合を解消
し、長期にわたって断熱性能を保持し、製作にあたって
クラック等の破傷を生づることなく確実な断熱性能を保
証し得る断熱器物を確実かつ容易に製作可能とした合成
樹脂製断熱器物とその製造方法の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記従来の不都合を解消
し、目的を達成するため、本発明の請求項1は合成樹脂
製の内容器を合成樹脂製の外容器に空隙を隔ててを配置
して収容し、それぞれの開口部端で結合し一体化して二
重壁構造となした器物の前記空隙部に、合成樹脂製のガ
ス封入用容器に空気より熱伝導率が低い気体を封入して
なる断熱層体と吸着剤とを、収容保持してなることを特
徴とする合成樹脂製断熱器物としたものであり、請求項
2は前記断熱層体の合成樹脂がO2、N2、CO2の対象
気体の気体透過率1.0g/m2/24hr/atm以
下であるガスバリア性の高い合成樹脂であることを特徴
とする請求項1に記載の合成樹脂製断熱器物とし、請求
項3は吸着剤が選択的に水分を吸着する吸着剤であるこ
とを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記
載の合成樹脂製断熱器物とし、そして請求項4は断熱層
体に封入する空気より熱伝導率が低い気体がクリプト
ン、キセノン、アルゴンのうちの少なくとも1種よりな
ることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちのいず
れか1項に記載の合成樹脂製断熱器物としたものであ
る。
【0008】更に上記合成樹脂製断熱器物の製造方法と
して、本発明の請求項5は合成樹脂製の内容器をこれよ
り稍大きい合成樹脂製の外容器内に空隙を隔てて配置し
それぞれの開口端で結合して一体化するにあたり、予め
気密に形成した合成樹脂製のガス封入用容器に低熱伝導
率の気体を封入してなる断熱層体を、該断熱層体を形成
するガス封入用容器の合成樹脂を含水率3重量%以上に
調整して、前記空隙内に吸着剤とともに配設した後に、
前記内容器と外容器の開口端を気密に結合して一体化す
ることを特徴とする合成樹脂製断熱器物の製造方法とし
たものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の合成樹脂製断熱器物は容
器及び該容器の開口に着脱自在に被蓋する蓋体を包含す
るものであり、これらは飲食物を収容した時に、収容し
ている飲食物側に臨む内容器と、大気に臨んでいる側の
外容器をそれぞれ合成樹脂製として、これらの内・外容
器を空隙を隔てて配置し、これら内・外容器の開口縁端
部を結合し一体化して空隙部を介在せしめた二重壁構造
の器物となすものである。
【0010】上記二重壁構造の器物とするにあたって、
前記内・外容器の間の空隙部に、別途作成したガスバリ
ア性の高い合成樹脂で形成したガス封入用容器に空気よ
り熱伝導率の低いクリプトン、キセノン、アルゴン等の
少なくとも1種のガスよりなる低熱伝導率ガスを封入し
てなる断熱層体を配置するとともに、水分を選択的に吸
着する吸着剤を配置して断熱性能を保持する断熱器物と
したものである。
【0011】前記内・外容器の合成樹脂としては、耐
熱、耐水性の高い合成樹脂が好ましく、断熱層体を形成
するガス封入用容器の合成樹脂としては、気体透過率
1.0g/m2/24hr/atm(対象気体:O2、N
2、CO2)以下であるガスバリア性の高い合成樹脂であ
ることが好ましい。また空隙内に配置する吸着剤として
は、選択的に水分を吸着する特性を有する水酸化カルシ
ウム、シリカゲル、塩化マグネシウム、塩化カルシウム
等が効果的に使用し得る。
【0012】かかる構造により、器物に飲食物を収容し
て使用することにより内・外容器壁を透過して、断熱層
を形成している空隙部に透過してくる水分を効果的に吸
着除去する。この結果空隙部は乾燥状態が保たれ、該空
隙部に配設した断熱層体のガス封入用容器の合成樹脂は
水分により侵されることが防止され、該断熱層体の合成
樹脂のガスバリア性が保持され、これに封入した低熱伝
導率ガスをガス封入用容器内に封入保持され、断熱層体
の断熱性能を長期にわたって維持可能となる。
【0013】そして上記合成樹脂製断熱器物の製造にあ
たっては、所望形状に成形した合成樹脂製の内・外容器
を空隙を隔てて整合配置し、これらの間に形成される空
隙部に、予めガスバリア性の高い合成樹脂よりなるガス
封入用容器内に低熱伝導率ガスを気密に封入した断熱層
体を、水分を選択的に吸着する吸着剤とともに配置し、
内・外容器のそれぞれの開口縁端部を結合して一体化
し、断熱層体を配設した空隙部を介在した内・外容器の
二重壁構造よりなる合成樹脂製の断熱器物を製造するも
のである。
【0014】そして上記断熱層体を内・外容器の間の空
隙部に配置するにあたっては、該断熱層体を形成するガ
ス封入用容器の合成樹脂の含水率を3〜10重量%の範
囲に調整することにより、該合成樹脂の衝撃強度を増強
し製作作業中の外力や衝撃によりクラック等の破傷が生
づることなく内・外容器の一体化加工処理を可能とし、
断熱層体内のガスの封入を確保し、確実な断熱器物の製
造と作業性を容易にする。そして内・外容器を一体化し
た後は空隙内に配置した吸着剤が水分を吸着して、断熱
層体のガス封入用容器の合成樹脂の前記含有水分を除去
し、該合成樹脂の高ガスバリア性の性能を保持せしめ
る。この結果、良好な断熱性能を長期に亙って保持する
ことを保証する。
【0015】
【実施例】本発明の合成樹脂製断熱器物の実施例につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の合成樹脂製
断熱器物の一例として断熱容器と該容器に被蓋する断熱
蓋体を説明する部分断面図である。符号1は合成樹脂製
の断熱容器で、椀状及び丼状の形状をした容器を例示し
ている。また符号101は前記断熱容器1の開口部2に
着脱自在に被蓋する合成樹脂製の断熱蓋体である。断熱
容器1はポリプロピレンの如き耐水性と耐熱性の高い合
成樹脂製の内容器3を、これとほぼ相似で稍大きい大き
さの耐水性の合成樹脂製の外容器4内に形状を合わせて
収容して空隙部5を隔てて配置し、それぞれの開口端3
aと4aとを溶着機で結合して一体化し、空隙部5を間
に挟んで内容器3の壁と外容器4の壁との二重壁構造を
形成している。
【0016】そして前記内容器3と外容器4との間の空
隙部5には、該空隙部5として形成される形状に整合し
た形状の断熱層体6と吸着剤Mが配設されている。断熱
層体6は、気体透過率(O2、N2、CO2等のガスによ
る)が1.0g/m2/24hr/atm以下のガスバ
リア性が高い合成樹脂製の内壁7aと外壁7bよりなる
ガス封入用容器7の空間8内にクリプトン、キセノン、
アルゴン等のガスの少なくとも1種類よりなる低熱伝導
率ガスZがほぼ大気圧程度の圧力に気密に封入されて形
成されている。また内壁7aの空間8側の面には銅箔等
の輻射熱遮断材11が貼着配置されている。なお前記気
体透過率を保有するガスバリア性の高い合成樹脂として
は、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステ
ル、あるいはポリアミド、エチレンビニルアルコール、
ポリ塩化ビニリデン、ポリアクロニトリル、ポリビニル
アルコール等の合成樹脂が効果的に使用し得る。
【0017】また吸着剤Mは特に水分を選択的に吸着す
る能力を保有するものが好ましく、水酸化カルシウム、
塩化マグネシウム、シリカゲル、塩化カルシウム等が効
果的に使用し得る。そしてこれらは通気性がある紙袋や
布袋に所定量収容して前記空隙部5内の適宜な場所に配
置せしめてある。図1においては内容器3の底部の空隙
部5側の壁面に沿って配置したり、内・外容器の開口部
3a、4aの間に形成される空隙部5の空き空間5aを
利用して配置している。しかし吸着剤Mの配置場所はこ
れに限定されるものでなく、空隙部5に侵入してくる水
分を吸着除去する同様な作用効果を奏すれば、内・外容
器の間に形成する空隙部5の如何なる場所でもよいこと
は勿論である。更にこの吸着剤Mはガス封入用容器7内
に設置し、ガス封入用容器7に含有されている水分を除
去するようにしてもよい。
【0018】なお、符号9はガス封入用容器7のガス充
填口であり、符号10は前記ガス充填口9を気密に封止
する封止板である。また符号11はガス封入用容器7の
内壁7aの空間8側に面して配置した輻射熱遮断材でア
ルミニウム、銅等の金属の箔やメッキ等により形成され
ている。なお、輻射熱遮断材11は外壁7bの空間8に
面した面に配しても良く、両方に配設すればより一層の
効果を奏する。
【0019】次に上記断熱容器1の開口部2に被蓋する
断熱蓋体101であるが、上記断熱容器1とは上下位置
を転倒した逆位置で使用する点と底浅の点で異なるが、
その構造は殆ど同じである。即ち、被蓋した際、収容し
た飲食物に対面して位置する合成樹脂製の蓋内容器10
3を、これとほぼ相似で稍大きい大きさの形状で、合成
樹脂製でなる、被蓋した際大気に面して位置する蓋外容
器104内に、形状を合わせて収容して空隙部105を
隔てて配置し、それぞれの開口端103aと104aと
を溶着機で結合して一体化し、空隙部105を間に挟ん
で蓋内容器103の壁と蓋外容器104の壁との二重壁
構造を形成している。そしてこれら蓋内・外容器10
3、104の各容器はポリプロピレンの如き耐水性と耐
熱性の高い合成樹脂で形成されている。
【0020】そして前記蓋内容器103と蓋外容器10
4との間の空隙部105には、該空隙部105として形
成される形状に整合した形状の断熱層体106と吸着剤
Mが配設されている。断熱層体106は、気体透過率
(O2、N2、CO2等のガスによる)が1.0g/m2
24hr/atm以下のガスバリア性が高い合成樹脂製
の内壁107aと外壁107bよりなるガス封入用容器
107の空間108内にクリプトン、キセノン、アルゴ
ン等のガスの少なくとも1種類よりなる低熱伝導率ガス
Zがほぼ大気圧程度の圧力に気密に封入されて形成され
ている。また内壁107aの空間108側の面には銅箔
等の輻射熱遮断材111が貼着配置されている。なお前
記気体透過率を保有するガスバリア性の高い合成樹脂と
しては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテ
レフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエス
テル、あるいはポリアミド、エチレンビニルアルコー
ル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクロニトリル、ポリビ
ニルアルコール等の合成樹脂が効果的に使用し得る。
【0021】また吸着剤Mは特に水分を選択的に吸着す
る能力を保有するものが好ましく、水酸化カルシウム、
塩化マグネシウム、シリカゲル、塩化カルシウム等が効
果的に使用し得る。そしてこれらは通気性がある紙袋や
布袋に所定量収容して前記空隙部105内の適宜な場所
に配置せしめてある。図1においては蓋内容器103の
中央部の空隙105側の壁面に沿って配置しているが、
蓋内・外容器の開口部103a、104aの間に形成さ
れる空隙部105の空き空間に配置してもよい。なお、
吸着剤Mの配置場所はこれに限定されるものでなく、空
隙部105に侵入してくる水分を吸着除去する同様な作
用効果を奏すれば、蓋内・外容器の間に形成する空隙部
105の如何なる場所でもよいことは勿論である。更に
この吸着剤Mはガス封入用容器107内に設置し、ガス
封入用容器107に含有されている水分を除去するよう
にしてもよい。
【0022】なおまた、符号109はガス封入用容器1
07のガス充填口であり、符号110は前記ガス充填口
109を気密に封止する封止板である。また符号111
はガス封入用容器107の内壁107aの空間108側
に面して配置した輻射熱遮断材でアルミニウム、銅等の
金属の箔やメッキ等により形成されている。なお、輻射
熱遮断材111は外壁107bの空間108に面した面
に配しても良く、両方に配設すればより一層の効果を奏
する。
【0023】以上の如き、本発明の合成樹脂製の断熱容
器1と断熱蓋体101は以下の如き方法で製造される。
なお、これらは上記した通り、ほぼ同じ構成であり、そ
の製造方法もまた、ほぼ同じであるので断熱容器1の製
造方法のみ説明し、断熱蓋体101の製造方法について
の説明は省略する。そして、断熱蓋体101について
は、以下の説明での「内容器」を「蓋内容器」と読み換
え、「外容器」を「蓋外容器」と読み換えるとともに、
断熱蓋体101の符号は「断熱容器1」の図示符号と共
通する構成には、100の値の下2桁を同一符号で表示
してあるので、以下の断熱容器1の製造方法の説明で断
熱蓋体101の製造方法について充分理解し得るもので
ある。
【0024】先ず、耐熱・耐水性合成樹脂例えばポリプ
ロピレンにより所望形状の内容器3及び該内容器3より
稍大きさの大きいほぼ相似形状である外容器4とを肉厚
1.0〜2.5mmにして成形加工により製造する。一
方ガスバリア性の高い前記各種の合成樹脂より適宜選択
した合成樹脂により、ガス充填口9を配設し、かつ前記
内・外容器3、4の一体化結合によって、これらの間に
形成する空隙部5の形に合わせた形状のガス封入用容器
7を得るため、壁の肉厚約1.0mm程度にして内壁7
a、外壁7b成形加工して得る。そしてその内壁7aの
空間8に面する側に銅箔よりなる輻射熱遮断材11を貼
着して配設した後、この内・外壁7a、7bをこれらの
縁端部で結合して一体化して空間8を有するガス封入用
容器7を得る。
【0025】続いてガス充填口9を介して空間8内の空
気を真空ポンプ等の排気手段により10Torr以下の
圧力に排気した後、前記した各種の低熱伝導率ガスZを
ほぼ大気圧程度に充填し、当該ガス封入用容器7と同じ
合成樹脂材料よりなる封止板10を、ガス充填口9に気
密に当接して接着あるいは溶着してガス充填口9を封止
して断熱層体6を得る。
【0026】このようにして得られた断熱層体6はつい
で加湿器により該断熱層体6を形成しているガス封入用
容器7の合成樹脂を含水率3〜10重量%になるよう加
湿する。なお、含水率3重量%以下ではこれを内容器3
と外容器4との間の空隙部5に収容して一体化結合の加
工処理作業の際、わずかな外力や衝撃によりクラックが
生じ易くなり、不良品を惹起したり、作業に十分注意を
払う等作業性が悪くなる。また、含水率が10重量%以
上ではガス封入用容器の合成樹脂のガスバリア性が劣化
しガス封入用容器に充填封止した低熱伝導率ガスZが漏
出して断熱効果が損なわれて好ましくない。
【0027】上記断熱層体6のガス封入用容器7の合成
樹脂を加湿する手順としては、上記手順に限定されるも
のでなく、ガス封入用容器7内に吸着剤を配置する場合
は、先ず内壁7aと外壁7bを含水率3〜10重量%に
加湿した後、前記内壁7aと外壁7bの端部を溶着によ
り結合してガス封入用容器7とする。続いてガス充填口
9を介して空間8内の空気を真空ポンプ等の排気手段に
より排気した後、ガス封入用容器7内に前記した低熱伝
導率ガスZをほぼ大気圧程度に充填するとともに吸着剤
Mを封入して断熱層体6とした後、これを内容器3と外
容器4との間の空隙部5に収容配置し内・外容器3、4
を一体化して結合することもできる。
【0028】かくして、所定の上記含水率に調整された
合成樹脂で形成されたガス封入用容器7よりなる断熱層
体6は、別途通気性の包袋に収納した状態にして準備し
ていた前記選択的に水分を吸着する吸着剤Mとともに、
前記既に成形されている内容器3と外容器4との間に形
成される空隙部5内に速やかに配置せしめるとともに、
内容器3と外容器4の各々の開口部縁端3a、4aを振
動溶着、超音波溶着等の溶着手段により結合して一体化
して、所望する断熱容器1を得る。なお、この際、断熱
層体6を形成しているガス封入用容器7のガスバリア性
の高い合成樹脂の含水率を前記した通り調整して一体化
加工作業したので、該合成樹脂にクラック等の破傷を生
じせしめることなく、極めて作業性良く断熱性能の優れ
た断熱容器1が得られる。
【0029】なお一体化後、断熱容器1は内容器3と外
容器4との間の空隙部5に配した吸着剤Mが速やかに作
用して、前記断熱層体6のガス封入用容器7を形成する
含水率3〜10重量%に加湿された合成樹脂中の水分を
吸着して除去する。この結果、該ガス封入用容器7の合
成樹脂は乾燥され、本来保有している高いガスバリア性
の特性を発揮し、ガス封入用容器7内に充填封入した低
熱伝導率ガスZは該容器内7に封入維持され、断熱層と
しての効果を奏する。また製造後の使用において断熱容
器1の内容器3及び外容器4の壁を介して空隙部5に侵
入してくる水分も、逐一空隙部5内に配置した吸着剤M
が吸着し、空隙部5内を常に乾燥状態を保持する。それ
故、断熱層体6を形成するガス封入用容器7の合成樹脂
も乾燥状態が保たれて、本来保有する高いガスバリア性
の特性が長期に亙って保持され、これに封入した低熱伝
導率ガスZがガス封入用容器7内に封入保持される。こ
の結果、かかる状態で断熱層体6を内容器3と外容器4
との間の空隙部5に配設した断熱容器1は断熱性能を長
期に亙って保持する顕著な効果を発揮する。
【0030】[実験例]上記製造方法に基づいて、以下
の如き構造諸元を有するお椀状の断熱容器1とこれに被
蓋する断熱蓋体101を製造し製造後12カ月間に亙っ
て保温性能の変化を検査した。 ●断熱容器1の構造諸元 内容器3:材料にポリプロピレン(株式会社チッソ製、
GL5046T)を使用し、肉厚1.5mm、容量30
0ccとした。 外容器4:材料にポリプロピレン(株式会社チッソ製、
GL5046T)を使用し、肉厚1.5mm、内容器3
の外側に7mmの空隙部5を隔てて配置するような大き
さとした。 断熱層体6:ガス封入用容器7の材料としてナイロン
(株式会社ユニチカ製、M1030D)を使用し、肉厚
1mm、空間8の幅5mm、内壁7aに輻射熱遮断材1
1として銅箔を貼着し、空間8を10Torr以下に真
空排気後低熱伝導率ガスZとしてクリプトンガスをほぼ
大気圧の圧力にして充填封入した。 吸着剤M:シリカゲル(水沢化学工業株式会社製)10
g活性化処理した後、通気性ある和紙の包袋に充填して
使用した。 断熱層体6を60℃の温度で相対湿度95%RHの雰囲
気下に約5時間曝してガス封入用容器7のナイロンの含
水率約6.5重量%程度に加湿した後、速やかに吸着剤
Mとともに、内容器3と外容器4との間に形成される空
隙部5に配置し、内容器3と外容器4のそれぞれの開口
縁端部3aと4aとを振動溶着機により速やかに気密に
溶着結合して一体化して、所望の断熱容器1を得た。
【0031】●断熱蓋体101の構造諸元 蓋内容器103:材料にポリプロピレン(株式会社チッ
ソ製、GL5046T)を使用し、肉厚1.5mmとし
上記断熱容器1の開口部2に着脱自在に載置可能な形
状、大きさとした。 蓋外容器104:材料にポリプロピレン(株式会社チッ
ソ製、GL5046T)を使用し、肉厚1.5mm、蓋
内容器103の外側に7mmの空隙部105を隔てて配
置する大きさとした。 断熱層体106:ガス封入用容器107の材料としてナ
イロン(株式会社ユニチカ製、M1030D)を使用
し、肉厚1mm、空間108の幅5mm、内壁107a
に輻射熱遮断材111として銅箔を貼着し、空間108
を10Torr以下に真空排気後低熱伝導率ガスZとし
てクリプトンガスをほぼ大気圧の圧力にして充填封入し
た。 吸着剤M:塩化カルシウム(和光純薬工業株式会社製)
10g活性化処理した後、通気性ある和紙の包袋に充填
して使用した。 断熱層体106を60℃の温度で相対湿度95%RHの
雰囲気下に約5時間曝してガス封入用容器107のナイ
ロンの含水率約6.5重量%程度に加湿した後、速やか
に吸着剤Mとともに、蓋内容器103と蓋外容器104
との間に形成される空隙部105に配置し、蓋内容器1
03と蓋外容器104のそれぞれの開口縁端部103a
と104aとを振動溶着機により速やかに気密に溶着結
合して一体化して、所望の断熱蓋体101を得た。
【0032】上記した構造諸元を有する本発明の断熱容
器1に95℃の湯を300cc収容し、その開口部2に
上記構造諸元の本発明の断熱蓋体101を被蓋し、1時
間後の温度変化を検査した。この検査を3ヶ月毎に12
ヶ月間検査し、経時による保温性能の変動を確認した。
これを図2に横軸に経過時間(月)、縦軸に収容1時間
後の保温温度(℃)を表示した保温性能の経時変化のグ
ラフを曲線(A)で図示した。なお、本発明の断熱器物
の保温性能の効果を明確にするため、上記本発明でのガ
ス封入用容器を加湿することはせず、また空隙部5、1
05に吸着剤Mを配置しない以外は上記した本発明器物
と同じ構成とした器物について、同様な検査をし、その
結果を図2で曲線(B)により、本発明の器物の性能曲
線(A)と対比して図示した。
【0033】図2で明らかなように、本発明の断熱器物
の保温温度の曲線(A)に示されている如く1時間経過
後の保温温度は73℃で、そして製造直後から12ヶ月
経過した後まで同じように1時間経過後の保温温度は7
3℃に保持されていて、ほとんど保温性能の劣化は認め
られなかった。これに対してガス封入用容器を加湿せず
かつ、吸着剤Mを配置しない断熱器物の保温温度の曲線
(B)では、製造直後の1時間経過後の保温温度は73
℃であって、前記本発明の断熱器物の保温温度と同じ温
度であったが、3ヶ月経過すると1時間経過後の保温温
度は71℃、6ヶ月後では1時間経過後の保温温度は7
0℃、9ヶ月後では同じく70℃弱、12ヶ月経過後に
いたっては69.5℃に低下していることが理解し得
る。このように、1年間(12ヶ月)でその保温性能に
3.5℃の差が生じ、更なる経時とともにこれらの保温
性能の温度差は大きくなって行くことは、上記現象の傾
向から極めて容易に予測し得る。
【0034】以上のことから本発明の合成樹脂製の断熱
器物が如何に保温性能が変動なく長期に亙って保持され
ていて、断熱器物として顕著な断熱性能を持続する作用
効果を奏することが確認された。 その上本発明の断熱
器物の製造にあたって低熱伝導率ガスZの封入用容器の
合成樹脂の含水量を3〜10重量%に調整して組み立て
加工するようにしたので、外力や衝撃に対する強度が強
化され、クラック等の破傷が生じにくくなり、組立の作
業性が向上するとともに、製品の歩留まりが向上する効
果を奏する。なお、上記実施の形態、実施例では椀状の
器物について説明したが、本発明はこれに限定されるも
のでなく、合成樹脂製の断熱器物であれば魔法瓶、保温
弁当箱、クーラーボックス、断熱コップ等の器物にも適
用し得ることは勿論である。
【0035】
【発明の効果】本発明は上記した如く、断熱層体を配置
する内容器と外容器の間の空隙部に、水分を選択的に吸
着する性能を有する吸着剤を配置する構造とした合成樹
脂製の断熱器物であるので、合成樹脂製であるにも拘わ
らず、特に汁物等の飲食物を盛りつけ、貯湯による保温
において極めて優れた保温性能を長期に亙って持続して
維持することができる。従って、軽量で保温性能が向上
した携行用断熱器物としてや、病院等の給食用食器とし
て、保温効果が優れた軽量でかつ手触り感触が良く、盛
り冷めしない温かい食物を常に食し得る保温食器に活用
し得る等の顕著な効果を発揮する。
【0036】また本発明の合成樹脂製の断熱器物を製造
するにあたって、断熱層体を形成する低熱伝導率ガスの
封入用容器の合成樹脂を加湿調整することにより、該合
成樹脂の外力や衝撃に対する強度が強化され、クラック
等の破傷が生じにくくなり、組立の作業性が向上すると
ともに、優れた断熱性能を保有する製品の歩留まりが向
上する効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の合成樹脂製断熱器物の一例を説明す
る断熱容器とこれに被蓋する断熱蓋体の部分断面図であ
る。
【図2】 本発明の合成樹脂製断熱器物の保温性能の経
時変化を示すグラフである。
【図3】 エチレンビニルアルコールの酸素透過量と共
重合比率との関係の相対湿度の相異によるグラフであ
る。
【符号の説明】
1…断熱容器、 2、102…開口部、 3…内容器、
4…外容器、5、105…空隙部、 6、106…断
熱層体、7、107…ガス封入用容器、 8、108…
空間、9、109…ガス充填口、 10、110…封止
板、11、111…輻射熱遮断材、 101…断熱蓋
体、 103…蓋内容器、104…蓋外容器、 M…吸
着剤、 Z…低熱伝導率ガス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 篤彦 東京都港区西新橋一丁目16番7号 日本酸 素株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製の内容器を合成樹脂製の外容
    器に空隙を隔てて配置して収容し、それぞれの開口部端
    で結合し一体化して二重壁構造となした器物の前記空隙
    部に、合成樹脂製のガス封入用容器に空気より熱伝導率
    が低い気体を封入してなる断熱層体と吸着剤とを、収容
    保持してなることを特徴とする合成樹脂製断熱器物。
  2. 【請求項2】 前記断熱層体の合成樹脂がO2、N2、C
    2の対象気体の気体透過率1.0g/m2/24hr/
    atm以下であるガスバリア性の高い合成樹脂であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂製断熱器物。
  3. 【請求項3】 吸着剤が選択的に水分を吸着する吸着剤
    であることを特徴とする請求項1または請求項2のいず
    れかに記載の合成樹脂製断熱器物。
  4. 【請求項4】 断熱層体に封入する空気より熱伝導率が
    低い気体がクリプトン、キセノン、アルゴンのうちの少
    なくとも1種よりなることを特徴とする請求項1乃至請
    求項3のうちのいずれか1項に記載の合成樹脂製断熱器
    物。
  5. 【請求項5】 合成樹脂製の内容器をこれより稍大きい
    合成樹脂製の外容器内に空隙を隔てて配置しそれぞれの
    開口端で結合して一体化するにあたり、予め気密に形成
    した合成樹脂製のガス封入用容器に低熱伝導率の気体を
    封入してなる断熱層体を、該断熱層体を形成するガス封
    入用容器の合成樹脂を含水率3重量%以上に調整して、
    前記空隙内に吸着剤とともに配設した後に、前記内容器
    と外容器の開口端を気密に結合して一体化することを特
    徴とする合成樹脂製断熱器物の製造方法。
JP21530197A 1997-08-08 1997-08-08 合成樹脂製断熱器物とその製造方法 Pending JPH1147003A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002364798A (ja) * 2001-06-06 2002-12-18 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 側壁熱シールド構造

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