JPH05280611A - 歯車駆動機構 - Google Patents

歯車駆動機構

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JPH05280611A
JPH05280611A JP8179892A JP8179892A JPH05280611A JP H05280611 A JPH05280611 A JP H05280611A JP 8179892 A JP8179892 A JP 8179892A JP 8179892 A JP8179892 A JP 8179892A JP H05280611 A JPH05280611 A JP H05280611A
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Yoshitsugu Morimoto
喜次 森本
Yukio Morioka
幸生 森岡
Toshihiro Kaneo
利宏 兼尾
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数個の歯車列の中に欠歯歯車が有る歯車駆
動機構で、欠歯歯車の噛み合い位置規制を容易に実現さ
せる。 【構成】 欠歯歯車を有する歯車駆動装置で、欠歯歯車
1b、1cの噛み合い位置規制をするために従動側最終
段の歯車またはラック4と、それに噛み合う歯車3a
に、先端に向けて細くなる形状を有する位置規制構造部
4aと3cを設けた歯車駆動装置。 【効果】 上記の構成により歯車列組立時の複雑な歯合
わせの必要がなくなり、単純に歯車列を組み合わせるこ
とで、欠歯の噛み合い不良を解消する。また組み立て作
業の単純化による工数の削減、更に自動機による組立の
実現を容易にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数個の歯車列の中に
欠歯歯車が有る歯車駆動機構で、欠歯歯車の噛み合い位
置規制を必要とする歯車駆動機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、2種類以上の異なる動作を順次実
現する手段として、複数個の歯車列の中に欠歯歯車が有
る歯車駆動機構が採用されている。
【0003】以下図面を参照しながら、上述した従来の
欠歯歯車を有する歯車駆動機構の一例について説明す
る。
【0004】図3は従来の複数個の歯車列の中に欠歯歯
車が有り、欠歯歯車の噛み合い位置規制を必要とする歯
車駆動機構を示す一部切り欠いた斜視図である。図3に
おいて、31は3枚の歯車31a、31b、31cが同
軸に重ねられ一体に回転する歯車であり、歯車31aに
モータ等の駆動源の駆動力が伝達されて矢印GおよびH
の両方向に回転自在である。また、歯車31bと歯車3
1cは限られた範囲以外には歯形がない欠歯部を有する
欠歯歯車である。欠歯歯車31bの歯部は歯車33bと
噛み合うように取り付けられており、欠歯歯車31cの
歯部は歯車32aと噛み合うように取り付けられてお
り、また歯車32aは歯車33aと常に噛み合い、歯車
33aはラック34と常に噛み合っている。また、歯車
32a、32bは同軸に重ねられ一体に回転する歯車で
ある。
【0005】以上のように構成された欠歯歯車を有する
歯車駆動機構について、以下その動作を説明する。
【0006】図3の歯車列の構成では駆動力の伝達経路
は、まず歯車31aに矢印H方向に回転する駆動力が加
えられると図3の状態では歯車31cの歯部と歯車32
aが噛み合い、欠歯歯車31cの回転が歯車32aに伝
えられ、さらに歯車33aに回転が伝達されてラック3
4を矢印F方向に駆動する。なお、この時、欠歯歯車3
1bは欠歯部が歯車33bに対向しており、欠歯歯車3
1bの回転は歯車33bには伝わらないようになってい
る。さらに歯車31が矢印H方向に回転すると次に欠歯
歯車31cの歯部と歯車32aの噛み合いが外れ、歯車
31は回転するがラック34は停止した状態になる。さ
らに歯車31が矢印H方向に回転すると、次に欠歯歯車
31bの歯部と歯車33bが噛み合い歯車33aを介し
てラック34を矢印E方向に駆動する。このようにして
歯車31の回転運動をラック34の往復運動にかえるこ
とができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の複数個の歯車列の中に欠歯歯車が有る場合に
は、ラック34の停止位置では、歯車32aと歯車33
bは、歯車31の全ての歯車と噛み合わない状態にあ
る。この状態で、歯車32aまたは歯車33bが次に欠
歯歯車の歯部と噛み合う場合、歯車32aと欠歯歯車3
1cの歯部との噛み合いが良好でも、歯車33bと欠歯
歯車31bの歯部との噛み合いが不良が発生する。つま
り噛み合うタイミングが重要である。そのタイミングが
ずれると欠歯歯車の噛み合い不良の機能障害、また噛み
合い時の衝突音が発生するという商品の品位低下をもた
らす。このような問題点を解決するためには、歯車列組
立時の複雑な歯合わせが必要である。従来その複雑な歯
合わせを容易にする手段として噛み合わせをする歯形部
にマーキングを付けることで組立時の目印にしていた
が、目視依存の方式では依然として組立不良発生の可能
性があり、また確認作業等による工数も必要であるとい
う問題点を有していた。
【0008】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、複数
個の歯車列の中に欠歯歯車が有り、なおかつ欠歯歯車の
噛み合い位置規制を必要とする歯車駆動機構で、欠歯歯
車の噛み合い位置規制を容易に実現し、欠歯歯車の噛み
合い不良を解消し、また噛み合い時の衝突音を小さくす
る手段を提供することを目的としてなされたものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の歯車駆動機構は、複数個の歯車列の中に欠歯
歯車が2個以上有り、各々の欠歯歯車が異なる歯車と噛
み合い、各々の欠歯歯車と噛み合う異なる歯車が互いに
常時噛み合い、各々の欠歯歯車との噛み合い位置規制を
必要とする歯車駆動機構で、欠歯歯車が噛み合わない状
態で欠歯歯車の噛み合い位置規制を容易に実現する手段
として、従動側最終段の歯車またはラックと、それに噛
み合う歯車に互いに先端に向けて細くなる形状を有する
構造部を設けたことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明は上記した構成によって、欠歯歯車の噛
み合い位置規制を容易に実現する手段として、従動側最
終段の歯車またはラックとそれに噛み合う歯車に、互い
に先端に向けて細くなる形状を有する構造部を設けたこ
とで歯車列が組み合わせられた状態で位置規制された状
態を実現するもので複雑な歯合わせの必要がなくなり、
単純に歯車列を組み合わせることで欠歯歯車の噛み合い
不良を解消することとなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の欠歯歯車を有する歯車駆動機
構の実施例について、図1〜図2を参照しながら詳細に
説明する。
【0012】図1は本発明の1実施例における複数個の
歯車列の中に欠歯歯車が有り、欠歯歯車の噛み合い位置
規制を必要とする歯車駆動機構を示すものである。図2
は先端に向けて細くなる形状を有する構造部の斜視図で
ある。
【0013】図1において、1は3枚の歯車1a、1
b、1cが同軸に重ねられ一体に回転する歯車であり、
歯車1aにモータ等の駆動源の駆動力が伝達されて矢印
GおよびHの両方向に回転自在である。また、歯車1b
と歯車1cは限られた範囲以外には歯形がない欠歯部を
有する欠歯歯車である。欠歯歯車1bの歯部は歯車3b
と噛み合うように取り付けられており、欠歯歯車1cの
歯部は歯車2aと噛み合うように取り付けられており、
また歯車2aは歯車3aと常に噛み合い、歯車3aはラ
ック4と常に噛み合っている。また、歯車3a、3bは
同軸に重ねられ一体に回転する歯車である。また、4a
は従動側最終段のラック4に設けられた先端に向けて細
くなる形状を有する位置規制構造部、3cはラック4に
噛み合う歯車3aに設けられた先端に向けて細くなる形
状を有する位置規制構造部であり、ラック4に設けた位
置規制構造部4aと嵌合し合って位置規制を行う。歯車
3aと一体になっている歯車3bは、欠歯を有する欠歯
歯車1bと噛み合うようになっている。歯車3aの歯数
Z3aは、歯車3bの歯数Z3bのn倍(nは整数)になっ
ている。
【0014】以上のように構成された欠歯を有する歯車
駆動機構について、以下その動作について説明する。
【0015】図1の歯車列の構成では駆動力の伝達経路
は、まず歯車1aに矢印H方向に回転する駆動力が加え
られると図1の状態では欠歯歯車1cの歯部と歯車2a
が噛み合い、欠歯歯車1cの回転が歯車2aに伝えら
れ、さらに歯車3aに回転が伝達されてラック4を矢印
F方向に駆動する。なお、この時、欠歯歯車1bは欠歯
部が歯車3bに対向しており、欠歯歯車1bの回転は歯
車3bには伝わらないようになっている。さらに歯車1
が矢印H方向に回転すると次に欠歯歯車1cの歯部と歯
車2aの噛み合いが外れ、歯車1は回転するがラック4
は停止した状態になる。さらに歯車1が矢印H方向に回
転すると、次に欠歯歯車1bの歯部と歯車3bが噛み合
い歯車3aを介してラック4を矢印E方向に駆動する。
【0016】位置規制の構造部の説明を簡単にするため
歯数Z3aが歯数Z3bの2倍で、さらに歯車3aと歯車2
aと欠歯歯車1cの組み合わせ時の減速比と、歯車3a
と歯車3bと欠歯歯車1bの組み合わせ時の減速比が等
しい場合について以下に説明する。
【0017】この場合、歯車3bが一歯分回転すると歯
車3aは2歯分回転することになる。逆に歯車3aが一
歯分回転すれば歯車3bは半歯分回転する。歯車3bと
欠歯歯車1bの正常な噛み合いを考えると、正常な噛み
合い位置から歯車3bが半歯回転した状態では欠歯歯車
との噛み合い不良が起こる。つまり歯車3bと欠歯歯車
1bを正常な噛み合い状態に位置規制するためには、欠
歯歯車1bと歯車3bの正常な噛み合い歯に対して、歯
車3aと従動側最終段のラック4の噛み合い位置を、歯
車3aの2歯目ごとに位置規制する必要がある。歯車3
bと欠歯歯車1bを正常な噛み合い歯に対する歯車3a
の歯底部の両隣とラック4の歯先部に、4a及び3cの
構造を設けることにより欠歯の噛み合い不良が起きない
ようにすることが容易に実現できる。
【0018】同様に歯数Z3aが歯数Z3bの3倍である場
合には、歯車3aの3歯目ごとに位置規制する必要があ
る。この場合、歯車3bと欠歯歯車1bを正常な噛み合
い歯に対する歯車3aの歯底部の両隣2歯とラック4の
歯先部に、4a及び3cの構造を設けることにより欠歯
歯車の噛み合い不良が起きないようにすることが容易に
実現できる。
【0019】以上のように本実施例によれば、複数個の
歯車列の中に欠歯歯車が有り、欠歯歯車の噛み合い位置
の規制が必要な歯車駆動機構において欠歯歯車の噛み合
い不良を容易に解決できる。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明は、欠歯歯車の噛み
合い位置規制を容易に実現する手段として、従動側最終
段の歯車またはラックとそれに噛み合う歯車に、互いに
先端に向けて細くなる形状を有する構造部を設けたこと
で歯車列組立時の、複雑な歯合わせの必要がなくなり、
単純に歯車列を組み合わせることで欠歯歯車の噛み合い
不良を解消することとなる。また組み合わせ作業の単純
化による工数の削減、更に自動機による組立の実現を容
易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における歯車駆動機構の斜視
図である。
【図2】本発明の一実施例における先端に向けて細くな
る形状を有する構造部の斜視図である。
【図3】従来の歯車駆動機構の斜視図である。
【符号の説明】
1 欠歯歯車を有する歯車 1b、1c 欠歯歯車 2a 歯車 3a、3b 歯車 3c 構造部 4 ラック 4a 構造部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の歯車列の中に欠歯歯車が2個以
    上有り、各々の欠歯歯車が異なる歯車と噛み合い、各々
    の欠歯歯車と噛み合う異なる歯車が互いに常時噛み合
    い、各々の欠歯歯車との噛み合い位置規制を必要とする
    歯車駆動機構で、欠歯歯車が噛み合わない状態で欠歯歯
    車の噛み合い位置規制を容易に実現する手段として、従
    動側最終段の歯車またはラックと、それに噛み合う歯車
    に互いに先端に向けて細くなる形状を有する構造部を設
    けたことを特徴とする歯車駆動機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001182783A (ja) * 1999-11-08 2001-07-06 Heidelberger Druckmas Ag 2つの歯車を連結するときに正しい噛み合いを確保するための装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001182783A (ja) * 1999-11-08 2001-07-06 Heidelberger Druckmas Ag 2つの歯車を連結するときに正しい噛み合いを確保するための装置
JP4579401B2 (ja) * 1999-11-08 2010-11-10 ハイデルベルガー ドルツクマシーネン アクチエンゲゼルシヤフト 2つの歯車を連結するときに正しい噛み合いを確保するための装置

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