JP3161014B2 - 歯車駆動機構 - Google Patents

歯車駆動機構

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JP3161014B2
JP3161014B2 JP08179892A JP8179892A JP3161014B2 JP 3161014 B2 JP3161014 B2 JP 3161014B2 JP 08179892 A JP08179892 A JP 08179892A JP 8179892 A JP8179892 A JP 8179892A JP 3161014 B2 JP3161014 B2 JP 3161014B2
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幸生 森岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数個の歯車列の中に
欠歯歯車が有る歯車駆動機構で、欠歯歯車の噛み合い位
置規制を必要とする歯車駆動機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、2種類以上の異なる動作を順次実
現する手段として、複数個の歯車列の中に欠歯歯車が有
る歯車駆動機構が採用されている。
【0003】以下図面を参照しながら、上述した従来の
欠歯歯車を有する歯車駆動機構の一例について説明す
る。
【0004】図3は従来の複数個の歯車列の中に欠歯歯
車が有り、欠歯歯車の噛み合い位置規制を必要とする歯
車駆動機構を示す一部切り欠いた斜視図である。図3に
おいて、31は3枚の歯車31a、31b、31cが同
軸に重ねられ一体に回転する歯車であり、歯車31aに
モータ等の駆動源の駆動力が伝達されて矢印GおよびH
の両方向に回転自在である。また、歯車31bと歯車3
1cは限られた範囲以外には歯形がない欠歯部を有する
欠歯歯車である。欠歯歯車31bの歯部は歯車33bと
噛み合うように取り付けられており、欠歯歯車31cの
歯部は歯車32aと噛み合うように取り付けられてお
り、また歯車32aは歯車33aと常に噛み合い、歯車
33aはラック34と常に噛み合っている。また、歯車
32a、32bは同軸に重ねられ一体に回転する歯車で
ある。
【0005】以上のように構成された欠歯歯車を有する
歯車駆動機構について、以下その動作を説明する。
【0006】図3の歯車列の構成では駆動力の伝達経路
は、まず歯車31aに矢印H方向に回転する駆動力が加
えられると図3の状態では歯車31cの歯部と歯車32
aが噛み合い、欠歯歯車31cの回転が歯車32aに伝
えられ、さらに歯車33aに回転が伝達されてラック3
4を矢印F方向に駆動する。なお、この時、欠歯歯車3
1bは欠歯部が歯車33bに対向しており、欠歯歯車3
1bの回転は歯車33bには伝わらないようになってい
る。さらに歯車31が矢印H方向に回転すると次に欠歯
歯車31cの歯部と歯車32aの噛み合いが外れ、歯車
31は回転するがラック34は停止した状態になる。さ
らに歯車31が矢印H方向に回転すると、次に欠歯歯車
31bの歯部と歯車33bが噛み合い歯車33aを介し
てラック34を矢印E方向に駆動する。このようにして
歯車31の回転運動をラック34の往復運動にかえるこ
とができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の複数個の歯車列の中に欠歯歯車が有る場合に
は、ラック34の停止位置では、歯車32aと歯車33
bは、歯車31の全ての歯車と噛み合わない状態にあ
る。この状態で、歯車32aまたは歯車33bが次に欠
歯歯車の歯部と噛み合う場合、歯車32aと欠歯歯車3
1cの歯部との噛み合いが良好でも、歯車33bと欠歯
歯車31bの歯部との噛み合いが不良が発生する。つま
り噛み合うタイミングが重要である。そのタイミングが
ずれると欠歯歯車の噛み合い不良の機能障害、また噛み
合い時の衝突音が発生するという商品の品位低下をもた
らす。このような問題点を解決するためには、歯車列組
立時の複雑な歯合わせが必要である。従来その複雑な歯
合わせを容易にする手段として噛み合わせをする歯形部
にマーキングを付けることで組立時の目印にしていた
が、目視依存の方式では依然として組立不良発生の可能
性があり、また確認作業等による工数も必要であるとい
う問題点を有していた。
【0008】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、複数
個の歯車列の中に欠歯歯車が有り、なおかつ欠歯歯車の
噛み合い位置規制を必要とする歯車駆動機構で、欠歯歯
車の噛み合い位置規制を容易に実現し、欠歯歯車の噛み
合い不良を解消し、また噛み合い時の衝突音を小さくす
る手段を提供することを目的としてなされたものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の歯車駆動機構は、複数個の歯車列の中におい
て駆動源により駆動される欠歯歯車と、この欠歯歯車と
噛み合って駆動力が伝達される第1歯車と、この第1歯
車と同軸で一体に回転する第2歯車と、この第2歯車に
噛み合う従動側最終段の歯車またはラックとを備え、前
記第2歯車の歯数は第1歯車の歯数の複数倍となるよう
な減速比であり、駆動源の駆動力を前記欠歯歯車と第1
歯車との噛み合いにより従動側最終段の歯車またはラッ
クに伝達するように構成した歯車駆動機構であって
記第2歯車には第1歯車の歯数に対応する複数の噛み合
い位置規制用の第1の突起部を設け、この第1の突起部
と対応して嵌合する位置に設けられ前記従動側最終段の
歯車またはラックの第1歯車への噛み合い位置を規制す
る第2の突起部を当該従動側最終段の歯車またはラック
に設けており、前記第1の突起部と第2の突起部との嵌
合により欠歯歯車が第1歯車と噛み合わない状態で当該
欠歯歯車に対する第1歯車の噛み合い位置を規制するよ
うに構成したものである。
【0010】
【作用】本発明は上記した構成によって、第1の突起部
と第2の突起部との嵌合により欠歯歯車が第1歯車と噛
み合わない状態で当該欠歯歯車に対する第1歯車の噛み
合い位置を規制するように構成したので、歯車列が組み
合わせられた状態で位置規制された状態を実現するもの
で複雑な歯合わせの必要がなくなり、単純に歯車列を組
み合わせることで欠歯歯車の噛み合い不良を解消するこ
ととなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の欠歯歯車を有する歯車駆動機
構の実施例について、図1〜図2を参照しながら詳細に
説明する。
【0012】図1は本発明の1実施例における複数個の
歯車列の中に欠歯歯車が有り、欠歯歯車の噛み合い位置
規制を必要とする歯車駆動機構を示すものである。図2
噛み合い位置規制用突起部を示す斜視図である。
【0013】図1において、1は3枚の歯車1a、1
b、1cが同軸に重ねられ一体に回転する歯車であり、
歯車1aにモータ等の駆動源の駆動力が伝達されて矢印
GおよびHの両方向に回転自在である。また、歯車1b
と歯車1cは限られた範囲以外には歯形がない欠歯部を
有する欠歯歯車である。欠歯歯車1bの歯部は歯車3b
と噛み合うように取り付けられており、欠歯歯車1cの
歯部は歯車2aと噛み合うように取り付けられており、
また歯車2aは歯車3aと常に噛み合い、歯車3aはラ
ック4と常に噛み合っている。また、歯車3a、3bは
同軸に重ねられ一体に回転する歯車である。また、4a
は従動側最終段のラック4に設けられた位置規制用突起
、3cはラック4に噛み合う歯車3aに設けられた先
端に向けて細くなる形状を有する位置規制用突起部であ
り、ラック4に設けた位置規制用突起部4aと嵌合し合
って位置規制を行う。歯車3aと一体になっている歯車
3bは、欠歯を有する欠歯歯車1bと噛み合うようにな
っている。歯車3aの歯数Z3aは、歯車3bの歯数Z3b
のn倍(nは整数)になっている。
【0014】以上のように構成された欠歯を有する歯車
駆動機構について、以下その動作について説明する。
【0015】図1の歯車列の構成では駆動力の伝達経路
は、まず歯車1aに矢印H方向に回転する駆動力が加え
られると図1の状態では欠歯歯車1cの歯部と歯車2a
が噛み合い、欠歯歯車1cの回転が歯車2aに伝えら
れ、さらに歯車3aに回転が伝達されてラック4を矢印
F方向に駆動する。なお、この時、欠歯歯車1bは欠歯
部が歯車3bに対向しており、欠歯歯車1bの回転は歯
車3bには伝わらないようになっている。さらに歯車1
が矢印H方向に回転すると次に欠歯歯車1cの歯部と歯
車2aの噛み合いが外れ、歯車1は回転するがラック4
は停止した状態になる。さらに歯車1が矢印H方向に回
転すると、次に欠歯歯車1bの歯部と歯車3bが噛み合
い歯車3aを介してラック4を矢印E方向に駆動する。
【0016】位置規制用突起部3c,4aの説明を簡単
にするため、歯車3aの歯数が歯車3bの歯数の2倍
で、さらに歯車3aと歯車2aと欠歯歯車1cの組み合
わせ時の減速比と、歯車3aと歯車3bと欠歯歯車1b
の組み合わせ時の減速比が等しい場合について以下に説
明する。
【0017】この場合、歯車3bが一歯分回転すると歯
車3aは2歯分回転することになる。逆に歯車3aが一
歯分回転すれば歯車3bは半歯分回転する。歯車3bと
欠歯歯車1bの正常な噛み合いを考えると、正常な噛み
合い位置から歯車3bが半歯回転した状態では欠歯歯車
との噛み合い不良が起こる。つまり歯車3bと欠歯歯車
1bを正常な噛み合い状態に位置規制するためには、欠
歯歯車1bと歯車3bの正常な噛み合い歯に対して、歯
車3aと従動側最終段のラック4の噛み合い位置を、歯
車3aの2歯目ごとに位置規制する必要がある。歯車3
bと欠歯歯車1bを正常な噛み合い歯に対する歯車3a
の歯底部の両隣とラック4の歯先部に、位置規制用突起
部3c及び4aを設けて両者を嵌合することにより欠歯
の噛み合い不良が起きないようにすることが容易に実現
できる。
【0018】同様に歯車3aの歯数が歯車3bの歯数
3倍である場合には、歯車3aの3歯目ごとに位置規制
する必要がある。この場合、歯車3bと欠歯歯車1bを
正常な噛み合い歯に対する歯車3aの歯底部の両隣2歯
とラック4の歯先部に、位置規制用突起部3c及び4a
を設けることにより欠歯歯車の噛み合い不良が起きない
ようにすることが容易に実現できる。
【0019】以上のように本実施例によれば、複数個の
歯車列の中に欠歯歯車が有り、欠歯歯車の噛み合い位置
の規制が必要な歯車駆動機構において欠歯歯車の噛み合
い不良を容易に解決できる。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明は、複数個の歯車列
の中において駆動源により駆動される欠歯歯車と、この
欠歯歯車と噛み合って駆動力が伝達される第1歯車と、
この第1歯車と同軸で一体に回転する第2歯車と、この
第2歯車に噛み合う従動側最終段の歯車またはラックと
を備え、前記第2歯車の歯数は第1歯車の歯数の複数倍
となるような減速比であり、駆動源の駆動力を前記欠歯
歯車と第1歯車との噛み合いにより従動側最終段の歯車
またはラックに伝達するように構成した歯車駆動機構で
あって、前記第2歯車には第1歯車の歯数に対応する複
数の噛み合い位置規制用の第1の突起部を設け、この第
1の突起部と対応して嵌合する位置に設けられ前記従動
側最終段の歯車またはラックの第1歯車への噛み合い位
置を規制する第2の突起部を当該従動側最終段の歯車ま
たはラックに設けており、前記第1の突起部と第2の突
起部との嵌合により欠歯歯車が第1歯車と噛み合わない
状態で当該欠歯歯車に対する第1歯車の噛み合い位置を
規制するように構成したものであり、歯車列組立時の複
雑な歯合わせの必要がなくなり、単純に歯車列を組み合
わせることで欠歯歯車の噛み合い不良を解消すること
できる。また組み合わせ作業の単純化による工数の削
減、更に自動機による組立の実現を容易にすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における歯車駆動機構の斜視
【図2】同噛み合い位置規制用突起部を示す斜視図
【図3】従来の歯車駆動機構の斜視図
【符号の説明】
1 欠歯歯車を有する歯車 1b、1c 欠歯歯車 2a 歯車 3a 歯車(第2歯車) 3b 歯車(第1歯車) 3c 突起部(第1の突起部) 4 ラック 4a 突起部(第2の突起部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−36931(JP,A) 実開 昭63−25855(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 27/00 - 27/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の歯車列の中において駆動源によ
    り駆動される欠歯歯車と、この欠歯歯車と噛み合って駆
    動力が伝達される第1歯車と、この第1歯車と同軸で一
    体に回転する第2歯車と、この第2歯車に噛み合う従動
    側最終段の歯車またはラックとを備え、前記第2歯車の
    歯数は第1歯車の歯数の複数倍となるような減速比であ
    り、駆動源の駆動力を前記欠歯歯車と第1歯車との噛み
    合いにより従動側最終段の歯車またはラックに伝達する
    ように構成した歯車駆動機構であって前記第2歯車には第1歯車の歯数に対応する複数の噛み
    合い位置規制用の第1の突起部を設け、この第1の突起
    部と対応して嵌合する位置に設けられ前記従動側最終段
    の歯車またはラックの第1歯車への噛み合い位置を規制
    する第2の突起部を当該従動側最終段の歯車またはラッ
    クに設けており、 前記第1の突起部と第2の突起部との嵌合により 欠歯歯
    車が第1歯車と噛み合わない状態で当該欠歯歯車に対す
    る第1歯車の噛み合い位置を規制するように構成した
    とを特徴とする歯車駆動機構。
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DE19953664A1 (de) * 1999-11-08 2001-05-10 Heidelberger Druckmasch Ag Vorrichtung zur Sicherung eines korrekten Zahneingriffes beim Einkoppeln zweier Zahnräder

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