JPH07119801A - 変速装置およびその組付方法 - Google Patents

変速装置およびその組付方法

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JPH07119801A
JPH07119801A JP5267157A JP26715793A JPH07119801A JP H07119801 A JPH07119801 A JP H07119801A JP 5267157 A JP5267157 A JP 5267157A JP 26715793 A JP26715793 A JP 26715793A JP H07119801 A JPH07119801 A JP H07119801A
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Japan
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gear
diameter pinion
pinion gear
teeth
small
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Application number
JP5267157A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Umeyama
光広 梅山
Takashi Shimizu
隆 清水
Eiji Ichioka
英二 市岡
Kinya Yoshii
欣也 吉井
Takeji Koide
武治 小出
Makoto Funahashi
眞 舟橋
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H1/00Toothed gearings for conveying rotary motion
    • F16H1/28Toothed gearings for conveying rotary motion with gears having orbital motion
    • F16H1/46Systems consisting of a plurality of gear trains each with orbital gears, i.e. systems having three or more central gears
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/19Gearing
    • Y10T74/19949Teeth
    • Y10T74/19963Spur
    • Y10T74/19972Spur form

Abstract

(57)【要約】 【目的】 大径ピニオンギヤおよび小径ピニオンギヤが
一体的に構成された複数の複合遊星ギヤを有する遊星歯
車式の変速装置を、小径ピニオンギヤの強度や耐久性を
損なったり装置を大型化したりすることなく容易且つ迅
速に組み付けられるようにする。 【構成】 大径ピニオンギヤ22および小径ピニオンギ
ヤ26が一体的に構成された複数の複合遊星ギヤ24
a,24bを備え、その複数の大径ピニオンギヤ22が
共通のサンギヤ18と噛み合わされる一方、複数の小径
ピニオンギヤ26が共通の位置固定のリングギヤ30と
噛み合わされ、サンギヤ18に入力された回転を減速し
てキャリアから出力する遊星歯車式の変速装置におい
て、大径ピニオンギヤ22の歯数ZP1と小径ピニオンギ
ヤ26の歯数ZP2との歯数比ZP1/ZP2を2以上の整数
に設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は大径ピニオンギヤおよび
小径ピニオンギヤを一体的に備えた複合遊星ギヤを有す
る遊星歯車式の変速装置に係り、特に、小径ピニオンギ
ヤの強度や耐久性を損なったり装置を大型化したりする
ことなく容易且つ迅速に組み付けることができる変速装
置およびその組付方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両などに用いられている変速装置の一
種に、大径ピニオンギヤおよび小径ピニオンギヤが一体
的に構成された複合遊星ギヤがキャリアの軸心まわりに
複数配設され、その複数の大径ピニオンギヤが共通の第
1歯車と噛み合わされる一方、複数の小径ピニオンギヤ
が共通の第2歯車と噛み合わされる遊星歯車式のものが
ある。米国特許の特許番号4928227号や、本願出
願人が先に出願した特願平4−157513号,特願平
5−132935号などに記載されている変速装置はそ
の一例であり、何れも電気自動車の減速装置として用い
られている。
【0003】図1は、特願平5−132935号に記載
されている変速装置の断面図であり、この変速装置10
は、モータ軸16の軸端に相対回転不能に連結されたサ
ンギヤ18,キャリア20に立設されたピニオンシャフ
ト21に回転可能に配設された複合遊星ギヤ24,およ
びハウジング28に固定されたリングギヤ30を備えて
いる。複合遊星ギヤ24は、大径ピニオンギヤ22およ
び小径ピニオンギヤ26が一体的に構成されたもので、
キャリア20の軸心まわりに複数、例えば3個配設され
ており、その複数の大径ピニオンギヤ22は第1歯車と
してのサンギヤ18に噛み合わされている一方、複数の
小径ピニオンギヤ26は第2歯車としてのリングギヤ3
0に噛み合わされている。そして、モータ軸16からサ
ンギヤ18へ入力された回転は、所定の変速比で減速さ
れ、キャリア20から差動装置32へ出力される。この
変速装置10の変速比i(=サンギヤ18の回転速度/
キャリア20の回転速度)は、サンギヤ18の歯数をZ
S ,大径ピニオンギヤ22の歯数をZP1,小径ピニオン
ギヤ26の歯数をZP2,リングギヤ30の歯数をZ R
すると、次式(1)で表される。なお、差動装置32は
ダブルピニオン型の遊星歯車装置で、上記キャリア20
からリングギヤ34へ入力された動力をキャリア36お
よびサンギヤ38に分配し、それぞれ伝達軸40,42
を介して左右の駆動輪へ伝達するようになっている。 i=1+ZP1・ZR /ZS ・ZP2 ・・・(1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
複合遊星ギヤを有する変速装置においては、所望する変
速比に応じて大径ピニオンギヤおよび小径ピニオンギヤ
の径寸法が定められるが、これ等の大径ピニオンギヤお
よび小径ピニオンギヤの歯数が異なると、その複合遊星
ギヤが複数配設されたキャリアと、大径ピニオンギヤに
噛み合う第1歯車と、小径ピニオンギヤに噛み合う第2
歯車との組付けが面倒で時間が掛かることがある。前記
図1の変速装置10の場合について具体的に説明する
と、図5は複数の複合遊星ギヤ24a,24b、サンギ
ヤ18、およびリングギヤ30が正しく噛み合っている
状態であるが、例えば複合遊星ギヤ24aの小径ピニオ
ンギヤ26のリングギヤ30に対する噛合いが1歯ずれ
ていると、大径ピニオンギヤ22の噛合歯との間で位相
ずれが生じ、破線で示すように大径ピニオンギヤ22が
サンギヤ18と噛み合わなくなる。言い換えれば、小径
ピニオンギヤ26とリングギヤ30とを噛み合わせた後
に大径ピニオンギヤ22とサンギヤ18とを噛み合わせ
る場合、複数の複合遊星ギヤ24a,24bの小径ピニ
オンギヤ26をそれぞれ所定の位相でリングギヤ30に
噛み合わせておかないと、複数の大径ピニオンギヤ22
にサンギヤ18を噛み合わせることができないのであ
る。大径ピニオンギヤ22とサンギヤ18とを噛み合わ
せた後に小径ピニオンギヤ26とリングギヤ30とを噛
み合わせる場合も、複数の大径ピニオンギヤ22をそれ
ぞれ所定の位相でサンギヤ18と噛み合わせておかない
と、複数の小径ピニオンギヤ26とリングギヤ30との
噛合いが不能となる。
【0005】これに対し、大径ピニオンギヤおよび小径
ピニオンギヤの歯数を同じにすれば、大径ピニオンギヤ
の各噛合歯と小径ピニオンギヤの各噛合歯との位相が全
て同じになるため、大径ピニオンギヤと第1歯車とを先
に噛み合わせる場合でも小径ピニオンギヤと第2歯車と
を先に噛み合わせる場合でも、位相を考慮することなく
容易に組み付けることができる。しかし、このように大
径ピニオンギヤおよび小径ピニオンギヤの歯数を同じに
すると、両者の径寸法の相違により小径ピニオンギヤの
モジュールを大径ピニオンギヤより小さくする必要があ
るため、その小径ピニオンギヤの強度や耐久性が低下す
る。小径ピニオンギヤの噛合歯に作用する噛合荷重は、
径寸法が小さい分だけ大径ピニオンギヤより大きくなる
ため、例えば車両用の変速装置など伝達トルクが急激に
増大することがある使用態様においては、このように小
径ピニオンギヤのモジュールを小さくすることは好まし
くない。また、十分な強度,耐久性が得られるモジュー
ルとするために小径ピニオンギヤの径寸法を大きくする
と、それに伴って大径ピニオンギヤや他の歯車の径寸法
も大きくしなければならないため、変速装置が全体的に
大きくなる。
【0006】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、大径ピニオンギヤお
よび小径ピニオンギヤが一体的に構成された複数の複合
遊星ギヤを有する遊星歯車式の変速装置を、小径ピニオ
ンギヤの強度や耐久性を損なったり装置を大型化したり
することなく容易且つ迅速に組み付けられるようにする
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための第1の手段】かかる目的を達成
するために、第1発明は、大径ピニオンギヤおよび小径
ピニオンギヤが一体的に構成された複合遊星ギヤがキャ
リアの軸心まわりに複数配設され、その複数の大径ピニ
オンギヤが共通の第1歯車と噛み合わされる一方、複数
の小径ピニオンギヤが共通の第2歯車と噛み合わされる
遊星歯車式の変速装置において、前記大径ピニオンギヤ
の歯数ZP1と前記小径ピニオンギヤの歯数ZP2との歯数
比ZP1/ZP2を2以上の整数に設定したことを特徴とす
る。
【0008】
【作用】このような変速装置においては、歯数が少ない
方の小径ピニオンギヤの各噛合歯に対する大径ピニオン
ギヤの位相は同じであるため、小径ピニオンギヤのどの
噛合歯が第2歯車と噛み合っていても、大径ピニオンギ
ヤの各噛合歯は同じ位置になる。したがって、先に、複
数の複合遊星ギヤの小径ピニオンギヤがそれぞれ第2歯
車と噛み合うように、その複数の複合遊星ギヤが配設さ
れたキャリアと第2歯車とを組み付ければ、その第2歯
車が組み付けられたキャリアの複数の複合遊星ギヤの大
径ピニオンギヤがそれぞれ第1歯車と噛み合うように、
そのキャリアと第1歯車とを確実に組み付けることがで
きる。小径ピニオンギヤと第2歯車とを噛み合わせる際
には、その小径ピニオンギヤの位相を考慮する必要はな
く、小径ピニオンギヤの何れかの噛合歯が第2歯車と噛
み合うようにすれば良い。
【0009】一方、小径ピニオンギヤの歯数ZP2は大径
ピニオンギヤの歯数ZP1より少ないため、例えば小径ピ
ニオンギヤの径寸法が大径ピニオンギヤの1/2の場合
には、小径ピニオンギヤの歯数ZP2を大径ピニオンギヤ
の歯数ZP1の1/2とすることにより、両ピニオンギヤ
のモジュールを同じにできるなど、両ピニオンギヤの歯
数が同じ場合に比較して小径ピニオンギヤのモジュール
が大きくなる。これにより、大径ピニオンギヤよりも大
きな噛合荷重が作用する小径ピニオンギヤの強度や耐久
性を十分に確保できるとともに、モジュールを大きくす
るために小径ピニオンギヤの径寸法を大きくする必要が
ない。
【0010】
【第1発明の効果】このように第1発明によれば、小径
ピニオンギヤと第2歯車とを先に噛み合わせることによ
り、確実に大径ピニオンギヤと第1歯車とを噛み合わせ
ることができるようになり、組付作業を容易且つ迅速に
行うことができるとともに、小径ピニオンギヤの強度や
耐久性を十分に確保することができ、且つ装置をコンパ
クトに構成できる。
【0011】
【課題を解決するための第2の手段】第2発明は、上記
第1発明の変速装置の組付方法であって、(a)前記複
数の複合遊星ギヤの小径ピニオンギヤがそれぞれ前記第
2歯車と噛み合うように、前記キャリアとその第2歯車
とを組み付ける第1組付工程と、(b)前記第2歯車が
組み付けられた前記キャリアの複数の複合遊星ギヤの大
径ピニオンギヤがそれぞれ前記第1歯車と噛み合うよう
に、そのキャリアと第1歯車とを組み付ける第2組付工
程とを有することを特徴とする。
【0012】
【第2発明の作用および効果】すなわち、上記第1発明
で説明したように、大径ピニオンギヤの歯数ZP1と小径
ピニオンギヤの歯数ZP2との歯数比ZP1/ZP2が2以上
の整数となるようにすれば、小径ピニオンギヤと第2歯
車とを先に噛み合わせることにより、確実に大径ピニオ
ンギヤと第1歯車とを噛み合わせることができるのであ
り、小径ピニオンギヤの強度や耐久性を損なったり装置
を大型化したりすることなく、組付作業を容易且つ迅速
に行うことができるようになる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を前記図1の変速装置10に適
用した場合について具体的に説明する。図2は、本発明
に従って前記大径ピニオンギヤ22の歯数ZP1と小径ピ
ニオンギヤ26の歯数ZP2との歯数比ZP1/ZP2を2以
上の整数とした場合の各噛合歯の関係を示す図で、この
場合は、大径ピニオンギヤ22の歯数ZP1=24、小径
ピニオンギヤ26の歯数ZP2=8、歯数比ZP1/ZP2
3である。この図2から明らかなように、小径ピニオン
ギヤ26の各噛合歯に対する大径ピニオンギヤ22の位
相は同じで、この場合には小径ピニオンギヤ26の各噛
合歯と同じ位相に大径ピニオンギヤ22の噛合歯が位置
している。図3は、このように構成された複合遊星ギヤ
24a,24b、サンギヤ18、およびリングギヤ30
が正しく噛み合っている場合であるが、例えば複合遊星
ギヤ24aの小径ピニオンギヤ26がリングギヤ30と
噛み合っている噛合歯が異なっていても、小径ピニオン
ギヤ26がリングギヤ30と噛み合っている限り大径ピ
ニオンギヤ22の各噛合歯の位置は全く変わらず、大径
ピニオンギヤ22はサンギヤ18と確実に噛み合う。
【0014】したがって、このように歯数比ZP1/ZP2
が2以上の整数とされた複数の複合遊星ギヤ24を有す
る変速装置10を組み付ける場合は、先ず、複数の複合
遊星ギヤ24の小径ピニオンギヤ26がそれぞれ第2歯
車としてのリングギヤ30と噛み合うように、その複数
の複合遊星ギヤ24が配設されたキャリア20とリング
ギヤ30とを組み付け、その後、そのリングギヤ30が
組み付けられたキャリア20の複数の複合遊星ギヤ24
の大径ピニオンギヤ22がそれぞれ第1歯車としてのサ
ンギヤ18と噛み合うように、そのキャリア20とサン
ギヤ18とを組み付けるようにすれば、複数の小径ピニ
オンギヤ26のリングギヤ30に対する噛合位置がどこ
であっても、複数の大径ピニオンギヤ22に対してサン
ギヤ18を確実に噛み合わせることができる。上記キャ
リア20とリングギヤ30とを組み付ける工程は第1組
付工程で、キャリア20とサンギヤ18とを組み付ける
工程は第2組付工程である。
【0015】このように、大径ピニオンギヤ22の歯数
P1と小径ピニオンギヤ26の歯数ZP2との歯数比ZP1
/ZP2が2以上の整数とされた本実施例においては、小
径ピニオンギヤ26とリングギヤ30とを先に噛み合わ
せることにより、確実に大径ピニオンギヤ22とサンギ
ヤ18とを噛み合わせることができるとともに、小径ピ
ニオンギヤ26とリングギヤ30との噛み合わせに際し
て小径ピニオンギヤ26の位相を考慮する必要がなく、
それ等を容易且つ迅速に組み付けることができる。しか
も、小径ピニオンギヤ26の歯数ZP2は大径ピニオンギ
ヤ22の歯数Z P1より少なくなるため、両ピニオンギヤ
22,26の歯数ZP1,ZP2を同じにした場合に比較し
て小径ピニオンギヤ26のモジュールが大きくなり、大
径ピニオンギヤ22よりも大きな噛合荷重が作用する小
径ピニオンギヤ26の強度や耐久性を十分に確保できる
とともに、モジュールを大きくするために小径ピニオン
ギヤ26の径寸法を大きくする必要がなく、装置がコン
パクトに構成され得る。
【0016】ここで、上記実施例の変速装置10は、大
径ピニオンギヤ22がサンギヤ18と噛み合わされると
ともに小径ピニオンギヤ26が位置固定のリングギヤ3
0と噛み合わされ、サンギヤ18に入力された回転を減
速してキャリア20から出力するものであるが、複数の
複合遊星ギヤを有する他の種々の変速装置にも本発明は
同様に適用され得る。図4はその一例を例示したもの
で、(a)は複合遊星ギヤ50の大径ピニオンギヤ52
が第1歯車としての位置固定のサンギヤ54と噛み合わ
されるとともに、小径ピニオンギヤ56が第2歯車とし
てのリングギヤ58およびサンギヤ60と噛み合わされ
ており、リングギヤ58に入力された回転を減速してサ
ンギヤ60から出力するものである。また、図4の
(b)は、複合遊星ギヤ62の大径ピニオンギヤ64が
第1歯車としての位置固定のサンギヤ66と噛み合わさ
れるとともに、小径ピニオンギヤ68が第2歯車として
のサンギヤ70と噛み合わされており、キャリア72に
入力された回転を減速してサンギヤ70から出力するも
のである。これ等の変速装置においても、大径ピニオン
ギヤ52,64と小径ピニオンギヤ56,68との歯数
比ZP1/ZP2が2以上の整数となるようにすれば、本発
明の効果が得られる。なお、上記図4は、軸心Oから上
半分を示す骨子図である。
【0017】以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明したが、本発明は他の態様で実施することもで
きる。
【0018】例えば、前記図2では小径ピニオンギヤ2
6の各噛合歯と同じ位相に大径ピニオンギヤ22の噛合
歯が位置しているが、大径ピニオンギヤ22の噛合歯の
谷部に小径ピニオンギヤ26の各噛合歯が位置していて
も良いなど、小径ピニオンギヤ26の各噛合歯と大径ピ
ニオンギヤ22の噛合歯との位置関係は適宜変更でき
る。
【0019】また、前記実施例では一定の変速比で減速
する変速装置について説明したが、クラッチやブレーキ
などにより複数の変速比が得られる変速装置や、入力回
転を増速して出力する変速装置などにも本発明は同様に
適用され得る。
【0020】その他一々例示はしないが、本発明は当業
者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実
施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が好適に適用される変速装置の一例を示
す断面図である。
【図2】図1の変速装置に本発明を適用した場合の複合
遊星ギヤの噛合歯を説明する図である。
【図3】図1の変速装置に本発明を適用した場合の複数
の複合遊星ギヤとリングギヤおよびサンギヤとの噛合関
係を説明する図である。
【図4】本発明が好適に適用される他の変速装置の一例
を説明する骨子図である。
【図5】図1の変速装置において大径ピニオンギヤと小
径ピニオンギヤとの歯数比ZP1/ZP2が整数でない場合
のリングギヤおよびサンギヤとの噛合関係を説明する図
である。
【符号の説明】
10:変速装置 18:サンギヤ(第1歯車) 20,72:キャリア 22,52,64:大径ピニオンギヤ 24,24a,24b,50,62:複合遊星ギヤ 26,56,68:小径ピニオンギヤ 30:リングギヤ(第2歯車) 54:サンギヤ(第1歯車) 58:リングギヤ(第2歯車) 60:サンギヤ(第2歯車) 66:サンギヤ(第1歯車) 70:サンギヤ(第2歯車)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉井 欣也 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 小出 武治 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 舟橋 眞 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大径ピニオンギヤおよび小径ピニオンギ
    ヤが一体的に構成された複合遊星ギヤがキャリアの軸心
    まわりに複数配設され、その複数の大径ピニオンギヤが
    共通の第1歯車と噛み合わされる一方、複数の小径ピニ
    オンギヤが共通の第2歯車と噛み合わされる遊星歯車式
    の変速装置において、 前記大径ピニオンギヤの歯数ZP1と前記小径ピニオンギ
    ヤの歯数ZP2との歯数比ZP1/ZP2を2以上の整数に設
    定したことを特徴とする変速装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の変速装置の組付方法で
    あって、 前記複数の複合遊星ギヤの小径ピニオンギヤがそれぞれ
    前記第2歯車と噛み合うように、該複数の複合遊星ギヤ
    が配設された前記キャリアと該第2歯車とを組み付ける
    第1組付工程と、 前記第2歯車が組み付けられた前記キャリアの複数の複
    合遊星ギヤの大径ピニオンギヤがそれぞれ前記第1歯車
    と噛み合うように、該キャリアと該第1歯車とを組み付
    ける第2組付工程とを有することを特徴とする変速装置
    の組付方法。
JP5267157A 1993-10-26 1993-10-26 変速装置およびその組付方法 Pending JPH07119801A (ja)

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