JPH08135741A - 歯車の位相調整可能な遊星歯車減速機 - Google Patents

歯車の位相調整可能な遊星歯車減速機

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JPH08135741A
JPH08135741A JP29800994A JP29800994A JPH08135741A JP H08135741 A JPH08135741 A JP H08135741A JP 29800994 A JP29800994 A JP 29800994A JP 29800994 A JP29800994 A JP 29800994A JP H08135741 A JPH08135741 A JP H08135741A
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JP
Japan
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gear
planetary gear
internal
planetary
gears
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Application number
JP29800994A
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English (en)
Inventor
Takahiro Nishikawa
隆博 西川
Eiji Ishimoto
英司 石本
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Tsubakimoto Chain Co
Original Assignee
Tsubakimoto Chain Co
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Publication date
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Publication of JPH08135741A publication Critical patent/JPH08135741A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H1/00Toothed gearings for conveying rotary motion
    • F16H1/28Toothed gearings for conveying rotary motion with gears having orbital motion
    • F16H1/2809Toothed gearings for conveying rotary motion with gears having orbital motion with means for equalising the distribution of load on the planet-wheels

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  • Retarders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 歯車の位相を調整することのできる遊星歯車
減速機の提供。 【構成】 遊星歯車減速機10は、離間対向して同軸線
上にフレーム12に回転可能に設けられた入、出力軸1
3,14と、入力軸と一体に回転する太陽歯車15と、
フレームに固定された内歯歯車16と、出力軸と一体に
回転する保持器17と、太陽歯車に噛合する外接遊星歯
車23と内歯歯車に噛合する内接遊星歯車24とが一体
化されて保持器に回転可能に且つスラスト方向に位置調
節可能に支持された複数の遊星歯車体18とを具え、太
陽歯車と外接遊星歯車との噛合をはす歯歯車噛合とし、
内歯歯車と内接遊星歯車との噛合を平歯車噛合としてあ
る。任意の遊星歯車体18に太陽歯車を噛合させてスラ
スト方向に移動させると、太陽歯車は、ねじれ角に沿っ
て回転し、組み込み前の他の遊星歯車体の外接遊星歯車
との位相を変化しその遊星歯車体に歯幅方向から噛合さ
せられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歯車の位相調整可能な
遊星歯車減速機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、減速機には、遊星歯車機構を使用
した遊星歯車減速機(図示省略)がある。この遊星歯車
減速機は、離間対向して同軸線上にフレームに回転可能
に設けられた入、出力軸と、入力軸と一体に回転する太
陽歯車と、フレームに固定された内歯歯車と、出力軸と
一体に回転する保持器と、太陽歯車に噛合する遊星大径
歯車と内歯歯車に噛合する遊星小径歯車とが一体化され
て保持器に回転可能に支持された複数の遊星歯車体とを
具えている。太陽歯車、内歯歯車、遊星大径歯車、遊星
小径歯車は、平歯車である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
遊星歯車減速機は、全部の遊星歯車体の内、1つでも遊
星大径歯車と遊星小径歯車とに位相差(両歯車の相対位
置関係において、正規な位置から互いにずれているこ
と。)があり、その位相差がバックラッシュ(一対の歯
を噛み合わせたときの歯面間の遊び。)以上であると、
組み立て時に歯車同士を噛合させることができないとい
う問題点を有している。
【0004】このような問題点を解決すべく、遊星大歯
車と遊星小歯車との位相差が上記バックラッシュ以下の
遊星歯車体を製作すると、製作精度を高めなければなら
ず、製作コストが高くなるという別の問題点が生じる。
【0005】又、遊星大径歯車と遊星小径歯車との位相
差が上記バックラッシュ以下であっても、遊星歯車体の
全部の歯の面と太陽歯車と内歯歯車との歯の面とが互い
に接触するとは限らず、接触していない歯が生じること
がある。このような場合、接触している歯のみに伝達ト
ルクが集中的に加わり、その接触している歯の摩耗が早
いとともに、歯が破損する恐れがあるという問題点も有
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、離間対向して
同軸線上にフレームに回転可能に設けられた入、出力軸
と、前記入力軸と一体に回転する太陽歯車と、前記フレ
ームに固定された内歯歯車と、前記出力軸と一体に回転
する保持器と、前記太陽歯車に噛合する外接遊星歯車と
前記内歯歯車に噛合する内接遊星歯車とが一体化されて
前記保持器に回転可能に且つスラスト方向に位置調節可
能に支持された複数の遊星歯車体とを具え、前記太陽歯
車と前記外接遊星歯車との噛合と、前記内歯歯車と前記
内接遊星歯車との噛合との内、一方の噛合をはす歯歯車
噛合とし、他方の噛合を平歯車噛合とした遊星歯車減速
機により、前記の課題を解決した。
【0007】
【作用】先ず、太陽歯車と外接遊星歯車との噛合がはす
歯歯車噛合であり、内歯歯車と内接遊星歯車との噛合が
平歯車噛合である、遊星歯車減速機の組み立順序を説明
する。フレームに出力軸を回転可能に組み込み、保持器
に全部の遊星歯車体の一端を挿入する。そしてフレーム
に内歯歯車を固定的に組み込み、各遊星歯車体の内接遊
星歯車を内歯歯車に噛合させる。全部の遊星歯車体の
内、一つの遊星歯車体を内歯歯車に仮固定し、他の遊星
歯車体をスラスト方向に移動可能にして出力軸側に接近
させておく。
【0008】そして、入力軸をフレームに挿入し、入力
軸と一体の太陽歯車を仮固定の遊星歯車体の外接遊星歯
車に歯幅方向から噛合させる。外接遊星歯車と太陽歯車
とがはす歯歯車であるとともに仮固定の遊星歯車体は自
転と公転ができないため、入力軸はフレーム内に進入す
るにしたがって、仮固定の遊星歯車体のはす歯歯車のね
じれ角に沿って回転させられる。
【0009】そして、太陽歯車の歯が上記他の遊星歯車
体の外接遊星歯車の歯と干渉しない位置まで回転したと
き、上記他の遊星歯車体を入力軸側に移動させ、上記他
の遊星歯車体の外接遊星歯車を太陽歯車に歯幅方向から
噛合させる。上記他の遊星歯車体をなおも入力軸側へ移
動させると、上記他の遊星歯車体ははす歯歯車のねじれ
角に沿って自転しながら移動し、遊星歯車に歯幅方向の
噛合量が増す。
【0010】同様にして残りを遊星歯車体を太陽歯車に
噛合させた後、仮固定の遊星歯車体の仮固定を解除し、
その遊星歯車体を回転可能にする。これによって、一体
化されている内接遊星歯車と外接遊星歯車とに位相差が
あっても、外接遊星歯車と太陽歯車との位相を調節し
て、遊星歯車体を太陽歯車と内歯歯車とに組み込むこと
ができる。又、遊星歯車体の全ての歯の面を太陽歯車と
内歯歯車との歯の面に接触させることをいう。
【0011】次に、太陽歯車と外接遊星歯車との噛合が
平歯車噛合であり、内歯歯車と内接遊星歯車との噛合が
はす歯車噛合である、遊星歯車減速機の組み立て順序を
説明する。フレームに出力軸を回転可能に組み込み、保
持器に全部の遊星歯車体の一端を挿入する。その後、入
力軸を組み込み、入力軸と一体の太陽歯車を遊星歯車体
の外接遊星歯車に歯幅方向から噛合させる。
【0012】そして、任意の遊星歯車体を内歯歯車の方
に接近させ、内接遊星歯車を内歯歯車に歯幅方向から噛
合させる。このとき、任意の遊星歯車体ははす歯歯車の
ねじれ角に沿って自転し且つ入力軸を中心にして内歯歯
車内を公転する。任意の遊星歯車体の公転に伴って、保
持器を介して他の遊星歯車体が公転させられる。
【0013】公転させられた他の遊星歯車体の内、内接
遊星歯車の歯と内歯歯車の歯とが干渉しない遊星歯車体
をスラスト方向に移動させて内歯歯車に噛合させる。同
様にして、残りの遊星歯車体を内歯歯車に噛合させる。
このため、一体化されている内接遊星歯車と外接遊星歯
車とに位相差があっても、内接遊星歯車と内歯歯車との
位相を調節して、遊星歯車体を太陽歯車と内歯歯車とに
組み込むことができる。又、遊星歯車体の全ての歯の面
を太陽歯車と内歯歯車との歯の面に接触させることもで
きる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図6に基づ
いて説明する。先ず、第1実施例の遊星歯車減速機10
を図1乃至図3に基づいて説明する。遊星歯車減速機1
0は、離間対向して同軸線上にベアリング11,11に
よってフレーム12に回転可能に設けられた入、出力軸
13,14と、入力軸13と一体に回転する太陽歯車1
5と、フレーム12に固定された内歯歯車16と、出力
軸14と一体に回転する保持器17と、保持器17に回
転可能に且つスラスト方向に位置調節可能に支持された
複数の遊星歯車体18とで、主に、構成されている。
【0015】フレーム12は、互いに向き合った一対の
ハウジング21,22で構成されている。保持器17は
ボールベアリング31によってハウジング21に回転可
能に支持されている。遊星歯車体18は、内歯歯車16
に噛合する内接遊星歯車24の軸33に太陽歯車15に
噛合する外接遊星歯車23が圧入され両歯車24,23
が一体化されて形成されている。
【0016】遊星歯車体18の両端は、保持器17の貫
通孔25に設けられたニードルベアリング26と、キャ
リヤ27の貫通孔28に設けられたニードルベアリング
29とに対してスラスト方向へ移動可能に支持されてい
る。キャリヤ27は、リング状の部材であり、ボールベ
アリング30によって、一方のハウジング22に回転可
能に設けられている。太陽歯車15と外接遊星歯車23
は、はす歯歯車である。内歯歯車16と内接遊星歯車2
4は平歯車である。
【0017】次に、遊星歯車減速機10の組み立て順序
を説明する。先ず、フレーム12に、出力軸14を回転
可能に組み込み、保持器17に全部の遊星歯車体18の
一端を挿入する。そしてフレーム12に内歯歯車16を
固定的に組み込み、各遊星歯車体18の内接遊星歯車2
4を内歯歯車16に噛合させる。全部の遊星歯車体18
の内、一つの遊星歯車体18を内歯歯車16に仮固定
し、他の遊星歯車体18をスラスト方向に移動可能にし
て出力軸14側に接近させておく。
【0018】そして、入力軸13をフレーム12に挿入
し、入力軸13と一体の太陽歯車15を仮固定の遊星歯
車体18の外接遊星歯車23に歯幅方向から噛合させ
る。外接遊星歯車23と太陽歯車15とがはす歯歯車で
あるとともに仮固定の遊星歯車体18が自転と公転がで
きないため、入力軸13はフレーム12内に進入するに
したがって、仮固定の遊星歯車体18のはす歯歯車のね
じれ角に沿って回転させられる。
【0019】そして、太陽歯車15の歯が上記他の遊星
歯車体18の外接遊星歯車23の歯と干渉しない位置ま
で回転したとき、上記他の遊星歯車体18を入力軸13
側に移動させ、上記他の遊星歯車体18の外接遊星歯車
23を太陽歯車15に歯幅方向から噛合させる。上記他
の遊星歯車体18をなおも入力軸13側へ移動させる
と、上記他の遊星歯車体18ははす歯歯車のねじれ角に
沿って自転しながら移動し、遊星歯車に歯幅方向の噛合
量が増す。
【0020】残りの遊星歯車体18を太陽歯車15に噛
合させ終わった後、仮固定の遊星歯車体18の仮固定を
解除し、その遊星歯車体18を回転可能にする。最後
に、保持器17の貫通孔25とキャリヤ26の貫通孔2
8とに落とし蓋32を溶接して、遊星歯車体18がスラ
スト方向へ移動しないように規制にする。
【0021】これによって、一体化されている内接遊星
歯車24と外接遊星歯車23とに位相差があっても、外
接遊星歯車と太陽歯車との位相を調整して、遊星歯車体
18を太陽歯車15と内歯歯車16とに組み込むことが
できる。又、遊星歯車体18の全ての歯の面を太陽歯車
15と内歯歯車16との歯の面に接触させることもでき
る。
【0022】さらに、遊星歯車減速機10は、入力軸1
3が入力軸13に接続されている駆動装置(図示省略)
によって逆転規制され、出力軸14が出力軸14に接続
されている従動装置(図示省略)によって逆転規制され
ているため、バックラッシュが除去されて(ここで言
う、「バックラッシュ」とは歯の面同士の接触した状態
が保持されていることを言う。)、使用後、再度始動す
るとき、回転方向の「がた」がなく、円滑に始動するこ
とができる。
【0023】なお、図3に示すように、仮に、内接遊星
歯車24の歯数を11枚、外接遊星歯車23の歯数を2
1枚とすると、基準の外接遊星歯車23の歯を2枚分
(角D)ずらす事により、1.56度単位で位相差を加
減できる。すなわち、位相差は常に、後述する1.56
度以下でありこの分をスラスト方向にずらして調整すれ
ば、遊星歯車体18を組み込むことができる。
【0024】内接遊星歯車24の1ピッチの中心角Cは
(360度/11)である。 又、外接遊星歯車23の
2ピッチの中心角Dは(360度・2/21)である。
角Eは中心角D−中心角C≒1.56度である。即ち、
最大の位相差が約1.56度であり、調整角度は最大で
も約1.56度である。
【0025】次に、第2実施例の遊星歯車減速機110
を図4、図5に基づいて説明する。この遊星歯車減速機
110は4つの遊星歯車体118を具えており、遊星歯
車体118の数と、遊星歯車体118のスラスト方向の
位置決め構造以外の部分は、図1の遊星歯車減速機10
の構成と同様であるので、同一部分には、図1の符号の
先頭に1を付して、その構造と組み立て順序の説明は省
略することとする。
【0026】図5において、4つの遊星歯車体118の
内、2つの遊星歯車体181−1,181−3は紙面の
裏から表の方へ付勢され、残りの2つの遊星歯車体18
1−2,181−4は紙面の表から裏の方へ付勢されて
いる。遊星歯車体118のスラスト方向への付勢は、止
めねじ134を、保持器117とキャリヤ126とにね
じ込むことによって行なわれる。遊星歯車体118と止
めねじ134との間には、遊星歯車体118の回転を円
滑にするため、鋼球135が介在している。フレーム1
12には止めねじ134を回転させる工具を挿入する工
具挿入孔136が形成されている。
【0027】この遊星歯車減速機110は、各遊星歯車
体181にスラスト方向の付勢力が加わっているため、
図5中矢印で示す方向の力が歯に加わりバックラッシュ
が除去されて各歯車に遊びが無くなり、円滑に始動する
ことができる。
【0028】最後に、第3実施例の遊星歯車減速機21
0を図6に基づいて説明する。この遊星歯車減速機21
0は、太陽歯車215と外接遊星歯車223を平歯車に
し、内歯歯車216と内接遊星歯車224をはす歯歯車
にした減速機であり、太陽歯車215、遊星歯車体21
8、内歯歯車216以外の部分は、図1の遊星歯車減速
機10の構成と同一であるので、同一部分には、図1の
符号の先頭に2を付して、その構造の説明は省略するこ
ととする。
【0029】第3実施例の遊星歯車減速機210の組み
立て順序を説明する。先ず、フレーム212に出力軸2
14を回転可能に組み込み、保持器217に全部の遊星
歯車体218の一端を挿入する。その後、入力軸213
を組み込み、入力軸213と一体の太陽歯車215を遊
星歯車体218の外接遊星歯車223に歯幅方向から噛
合させる。
【0030】そして、任意の遊星歯車体218を内歯歯
車216の方に接近させ、内接遊星歯車224を内歯歯
車216に歯幅方向から噛合させる。このとき、任意の
遊星歯車体218ははす歯歯車のねじれ角に沿って自転
し且つ入力軸213を中心にして内歯歯車216内を公
転する。任意の遊星歯車体218の公転に伴って、保持
器217を介して他の遊星歯車体218が公転させられ
る。
【0031】公転させられた他の遊星歯車体218の
内、内接遊星歯車224の歯と内歯歯車216の歯とが
干渉しない遊星歯車体218をスラスト方向に移動させ
て内歯歯車216に噛合させる。同様にして、残りの遊
星歯車体218を内歯歯車216に噛合させる。
【0032】これによって、一体化されている内接遊星
歯車224と外接遊星歯車223とに位相差があって
も、内接遊星歯車224と内歯歯車216との位相を調
節して、遊星歯車体218を太陽歯車215と内歯歯車
216とに組み込むことができる。又、遊星歯車体21
8の全ての歯の面を太陽歯車215と内歯歯車216と
の歯の面に接触させることもできる。
【0033】さらに、遊星歯車減速機210も、入力軸
213が入力軸213に接続されている駆動装置(図示
省略)によって逆転規制され、出力軸214が出力軸2
14に接続されている従動装置(図示省略)によって逆
転規制されているため、バックラッシュが除去されて
(ここで言う、「バックラッシュ」とは歯の面同士の接
触した状態が保持されていることを言う。)、使用後、
再度始動するとき、回転方向の「がた」がなく、円滑に
始動することができる。
【0034】
【発明の効果】本発明の遊星歯車減速機は、太陽歯車と
外接遊星歯車との噛合と、内歯歯車と内接遊星歯車との
噛合との内、一方の噛合をはす歯歯車噛合とし、他方の
噛合を平歯車噛合としたので、外接遊星歯車と内接遊星
歯車とに位相差があっても、組み立ての際に、太陽歯車
と外接遊星歯車との位相の調整、又は、内歯歯車と内接
遊星歯車との位相の調整を行なうことによって、全ての
歯車を組み込めるという効果を奏する。又、殆ど全部の
歯の面同士を互いに接触させることができるため、回転
トルクを全ての歯で伝達することができ、歯の摩耗と破
損を少なくすることができる。さらに、はす歯歯車を使
用することによって、騒音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の遊星歯車減速機の入、出力
軸に沿った断面図である。
【図2】 図1中2−2矢視図であり、歯車の噛合状態
を示す図である。
【図3】 遊星歯車体を軸の端面から見た図である。
【図4】 他の実施例の遊星歯車減速機の入、出力軸に
沿った断面図である。
【図5】 図4中5−5矢視図であり、歯車の噛合状態
を示す図である。
【図6】 他の実施例の遊星歯車減速機の入、出力軸に
沿った断面図である。
【符号の説明】
10,110,210 減速機 12,11
2,212 フレーム 13,113,213 入力軸 14,11
4,214 出力軸 15,115,215 太陽歯車 16,11
6,216 内歯歯車 17,117,217 保持器 18,11
8,218 遊星歯車体 23,123,223 外接遊星歯車 24,124,224 内接遊星歯車

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 離間対向して同軸線上にフレームに回転
    可能に設けられた入、出力軸と、前記入力軸と一体に回
    転する太陽歯車と、前記フレームに固定された内歯歯車
    と、前記出力軸と一体に回転する保持器と、前記太陽歯
    車に噛合する外接遊星歯車と前記内歯歯車に噛合する内
    接遊星歯車とが一体化されて前記保持器に回転可能に且
    つスラスト方向に位置調節可能に支持された複数の遊星
    歯車体とを具え、前記太陽歯車と前記外接遊星歯車との
    噛合と、前記内歯歯車と前記内接遊星歯車との噛合との
    内、一方の噛合をはす歯歯車噛合とし、他方の噛合を平
    歯車噛合としたことを特徴とする、歯車の位相調整可能
    な遊星歯車減速機。
JP29800994A 1994-11-08 1994-11-08 歯車の位相調整可能な遊星歯車減速機 Pending JPH08135741A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000019124A1 (de) * 1998-09-30 2000-04-06 MTU MOTOREN- UND TURBINEN-UNION MüNCHEN GMBH Planetengetriebe
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