JP2512525Y2 - 歯車装置 - Google Patents

歯車装置

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JP2512525Y2
JP2512525Y2 JP7116491U JP7116491U JP2512525Y2 JP 2512525 Y2 JP2512525 Y2 JP 2512525Y2 JP 7116491 U JP7116491 U JP 7116491U JP 7116491 U JP7116491 U JP 7116491U JP 2512525 Y2 JP2512525 Y2 JP 2512525Y2
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良次 青山
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Tanashin Denki Co Ltd
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Tanashin Denki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、軸芯線方向の高さが異
なる駆動側平歯車と従動側平歯車に同時に噛合する中間
歯車の、回転伝達時における軸芯線の傾きを防止した歯
車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばテープ駆動機では、シャーシの下
面側にフライホイールを配置し、シャーシ1の上面側に
はリール軸を配置して、それぞれに駆動側平歯車、従動
側平歯車を設け、フライホイールをモータによって回転
駆動し、その回転力を、駆動側平歯車と従動側平歯車と
に同時に噛合する中間歯車を介してリール軸に伝達する
構成の歯車装置が、度々採用される。
【0003】実開平1−181148号公報には、この
ような構成の歯車装置の一例が開示されているが、これ
は、おおよそ図4、図5に示す如くシャーシ1の下面に
フライホイール2を配置し、シャーシ1の上面側にはリ
ール軸3を配置して、それぞれに駆動側平歯車4、従動
側平歯車5を設け、中間歯車6の駆動側噛合部6a、及
び従動側噛合部6bを、それぞれ駆動側平歯車4、及び
従動側平歯車5に噛合させるようになっている。そし
て、フライホイール2を図示しないモータにより回転駆
動することによって、その回転力が中間歯車6を介して
リール軸3に伝達される。
【0004】中間歯車6は、駆動側噛合部6a、及び従
動側噛合部6bを軸部6cで連結した形状をなし、その
軸部6cが、中間歯車支持部材7の円筒状の歯車支持部
8により回転自在に支持されている。この中間歯車支持
部材7は、軸9によりシャーシ1に回転自在に支持され
ている。そして、中間歯車支持部材7の、軸9を支点と
する回動に伴い、中間歯車6の駆動側噛合部6a、及び
従動側噛合部6bが、前記駆動側平歯車4、及び従動側
平歯車5に対して同時に噛合・離反するようになる。
【0005】なお、図4、及び図5中、10は駆動側平
歯車4の上面に同芯的に突設されたキャプスタンであ
る。
【0006】また、駆動側平歯車4は一定方向に回転す
るもので、この駆動側平歯車4の軸芯線L、従動側平歯
車5の軸芯線L1、中間歯車支持部材7の歯車支持部8
における軸芯線L2、及び中間歯車支持部材7の軸9に
おける軸芯線L3は総て互いに平行となっている。ま
た、駆動側平歯車4と従動側平歯車5の軸芯線方向の高
さ位置は互いに異なっている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】前記の如き従来の歯車
装置では次のような問題があった。即ち、中間歯車6の
軸部6cと中間歯車支持部材7の歯車支持部8との間に
は、中間歯車6を回転自在とするために、多少なりとも
隙間(ギャップ)Gが存在するので(尚、図5ではギャ
ップGを誇張して示した。)、回転伝達時において、図
5に示すように、駆動側平歯車4の回転力の影響で中間
歯車6の軸芯線L4に傾きを生じる。
【0008】この結果、中間歯車6の駆動側噛合部6
a、及び従動側歯車6bと、駆動側平歯車4、及び従動
側平歯車5との噛合は、双方のピッチ円同志が接触する
正常な状態で行なわれなくなり、歯車の噛合ノイズや振
動発生の原因となるのである。
【0009】本考案は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、簡単な構成で、回転伝達時における中
間歯車の軸芯線の傾きを防止し、回転伝達時の歯車の噛
合ノイズや振動の発生を防止した歯車装置を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め本考案は、一定方向に回転する駆動側平歯車と、この
駆動側平歯車と軸芯線が平行で軸芯線方向の高さ位置が
異なる従動側平歯車と、前記駆動側平歯車に噛合する駆
動側噛合部と前記従動側平歯車に噛合する従動側噛合部
とを一体に有する中間歯車と、この中間歯車を前記駆動
側噛合部と前記従動側噛合部との中間位置で回転自在に
支持する中間歯車支持部材とからなる歯車装置におい
て、前記中間歯車支持部材の歯車支持部における軸芯線
を、回転伝達時において見込まれる前記中間歯車の軸芯
線の傾き分だけ予め逆向きに傾けたことを特徴とするも
のである。
【0011】
【作用】非回転伝達時、中間歯車支持部材の歯車支持部
における軸芯線は、回転伝達時において見込まれる中間
歯車の軸芯線の傾き分だけ逆向きに傾いているため、中
間歯車の軸芯線が前記歯車支持部における軸芯線に沿っ
て傾いている。そして、回転伝達時、中間歯車の軸芯線
の傾きが修正されて、前記中間歯車の駆動側噛合部及び
従動側噛合部と、駆動側平歯車及び従動側平歯車との噛
合は、双方のピッチ円同志が接触する正常な状態で行わ
れる。このため、回転伝達時の歯車の噛合ノイズや振動
の発生を防止できる。
【0012】
【実施例】〔第1実施例〕 以下、本考案の実施例を図1乃至図3に基づき説明す
る。
【0013】なお、本考案において、上述した図4、及
び図5に示す従来例と同一部分については、図面に同一
符号を付して説明する。
【0014】図1は、本考案の第1実施例に係る歯車装
置の一部を切欠した側面図(図5と同状図)であり、こ
の歯車装置における従来と異なる新規な点は、中間歯車
支持部材7の円筒状歯車支持部8における軸芯線L
2を、回転伝達時において見込まれる中間歯車6の軸芯
線L4の傾き分だけ予め逆向きに傾けたことである。即
ち、この実施例は、中間歯車支持部材7の歯車支持部8
の軸芯線L2と軸9の軸芯線L3とは互いに平行である
が、この軸9を、その軸芯線L3を傾けた状態にして、
シャーシ1に回転自在に装着する。この軸芯線L2の傾
き量は、回転伝達時において見込まれる中間歯車6の軸
芯線の傾き分に相当し、傾きの向きは、回転伝達時にお
いて見込まれる向きと逆向きである。
【0015】斯かる構成において、非回転伝達時、中間
歯車6の軸芯線は、符号L2で示す如く傾いており、駆
動側平歯車4、及び従動側平歯車5の軸芯線L,L1
は平行になっていない。
【0016】ところが、回転伝達時は、駆動側平歯車4
の回転力が、中間歯車6の駆動側噛合部6a側において
歯車支持部8の傾きを修正する向きに作用するので、中
間歯車6の軸芯線は符号L4で示す如く駆動側平歯車
4、及び従動側平歯車5の軸芯線L,L2と平行とな
る。これにより、中間歯車6の駆動側噛合部6a、及び
従動側噛合部6bと、駆動側平歯車4、及び従動側平歯
車5との噛合は、双方のピッチ円同志が接触する正常な
状態で行われる。このため、歯車の噛合ノイズや振動の
発生を防止できるのである。
【0017】〔第2実施例〕 図2は本考案の第2実施例に係る歯車装置の一部を切欠
した図1と同状の側面図である。この実施例において、
上述した図1の第1実施例と同一部分については、図面
に同一符号を付して説明する。即ち、この第2実施例
は、中間歯車支持部材7の円筒状軸受部11をシャーシ
1の下面に突設した軸12に回動自在に支持させる。軸
12の軸芯線L3は駆動側平歯車4、及び従動側平歯車
5の軸芯線L、及びL1と平行であるが、中間歯車支持
部材7の途中を折り曲げて、歯車支持部8における軸芯
線は、符号L2で示す如く傾けておく。この軸芯線L2
傾き量は、回転伝達時において見込まれる中間歯車6の
軸芯線の傾き分に相当し、傾きの向きは、回転伝達時に
おいて見込まれる向きと逆向きである。
【0018】なお、この第2実施例におけるその他の構
成、及び動作は上述した第1実施例と同一であるから、
その説明を省略する。
【0019】〔第3実施例〕 図3は本考案の第3実施例に係る歯車装置の一部を切欠
した側面図(図4のA矢視に対応する図)である。この
実施例において、上述した図1の第1実施例と同一部分
については、図面に同一符号を付して説明する。即ち、
この第3実施例は、シャーシ1の一部を切り曲げて、シ
ャーシ1の主要部より低位置に、主要部と平行な中間歯
車支持部材7′を形成し、この支持部材7′の先端部を
若干折り曲げて、傾斜部7a′とする。そして、この傾
斜部7a′の上面に軸状の歯車支持部8′を突設し、歯
車支持部8′における軸芯線は符号L2で示す如く傾け
ておく。また、中間歯車6′は歯幅を広くして、その下
部を駆動側噛合部6a′、上部を従動側噛合部6b′と
し、中心孔6d′を歯車支持部8′に回転自在に支持さ
せる。前記軸芯線L2の傾き量、及び向きは、第1、第
2実施例と同様、回転伝達時において見込まれる中間歯
車6′の軸芯線の傾き分だけ予め逆向きに傾けておく。
【0020】なお、この第3実施例におけるその他の構
成、及び動作は、上述した第1実施例と同様であるか
ら、その説明を省略する。
【0021】また、本考案の構成は上述した各実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更し得るものである。
【0022】
【考案の効果】以上の如く本考案の歯車装置によれば、
中間歯車支持部材の歯車支持部における軸芯線を傾ける
だけの簡単な構成で、回転伝達時における中間歯車の軸
芯線の傾きを防止でき、回転伝達時の歯車の噛合ノイズ
や振動の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す歯車装置の一部切欠
側面図である。
【図2】本考案の第2実施例を示す歯車装置の一部切欠
側面図である。
【図3】本考案の第3実施例を示す歯車装置の一部切欠
側面図である。
【図4】従来の歯車装置の一部を切欠矢視図である。
【図5】図4の一部を切欠したB矢視図である。
【符号の説明】
4 駆動側平歯車 5 従動側平歯車 6 中間歯車 6a 駆動側噛合部 6b 従動側噛合部 7 中間歯車支持部材 8 歯車支持部 L2 歯車支持部における軸芯線 L4 中間歯車の軸芯線

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定方向に回転する駆動側平歯車と、こ
    の駆動側平歯車と軸芯線が平行で軸芯線方向の高さ位置
    が異なる従動側平歯車と、前記駆動側平歯車に噛合する
    駆動側噛合部と前記従動側平歯車に噛合する従動側噛合
    部とを一体に有する中間歯車と、この中間歯車を前記駆
    動側噛合部と前記従動側噛合部との中間位置で回転自在
    に支持する中間歯車支持部材とからなる歯車装置におい
    て、前記中間歯車支持部材の歯車支持部における軸芯線
    を、回転伝達時において見込まれる前記中間歯車の軸芯
    線の傾き分だけ予め逆向きに傾けたことを特徴とする歯
    車装置。
  2. 【請求項2】 前記中間歯車支持部材は、前記中間歯車
    を前記駆動側平歯車及び前記従動側平歯車に対して係脱
    する方向に往復回動自在に設けられていることを特徴と
    する請求項1記載の歯車装置。
  3. 【請求項3】 前記中間歯車支持部材の歯車支持部にお
    ける軸芯線の、予め傾けておく向きは、前記駆動側平歯
    車と前記中間歯車の駆動側噛合部との噛合位置における
    回転伝達の向きと逆向きであることを特徴とする請求項
    1記載の歯車装置。
JP7116491U 1991-08-09 1991-08-09 歯車装置 Expired - Lifetime JP2512525Y2 (ja)

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JPH0514704U JPH0514704U (ja) 1993-02-26
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