JPH0528024U - 電気二重層コンデンサ - Google Patents

電気二重層コンデンサ

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JPH0528024U
JPH0528024U JP8448591U JP8448591U JPH0528024U JP H0528024 U JPH0528024 U JP H0528024U JP 8448591 U JP8448591 U JP 8448591U JP 8448591 U JP8448591 U JP 8448591U JP H0528024 U JPH0528024 U JP H0528024U
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JP
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capacitor
double layer
electric double
lead terminals
layer capacitor
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JP8448591U
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Inventor
敏一 神保
好克 木村
Original Assignee
エルナー株式会社
旭硝子株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】表面実装時の安定性を高めるとともに、コンデ
ンサセルをハンダ付け時の熱から保護する。 【構成】コイン状をなす少なくとも一つのコンデンサセ
ルを有するコンデンサ本体1の周囲にモールド樹脂より
なる樹脂外装体13を形成し、同コンデンサ本体1に溶
接されているリード端子11,12の各先端部11a,
12a側をコンデンサ本体1の側面から底面にかけて折
り曲げて、チップ化する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は電気二重層コンデンサに関し、さらに詳しく言えば、プリント基板へ の表面実装に好適な電気二重層コンデンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電気二重層コンデンサは、コイン状をなすコンデンサセルを最小単位とし、用 途に応じてその複数個が積層された状態で用いられるが、それ自体には端子部材 が設けられていないため、例えばプリント基板へ実装するにあたっては、その各 電極面にリード端子を取付けるようにしている。
【0003】 図2および図3には、その従来例としてのコンデンサ本体1が示されている。 すなわち、同コンデンサ本体1は、2つのコンデンサセル2,3を積層してなる もので、これによると、一方のコンデンサセル2の例えば陽極面2a側にカップ 状のカップリング部材4が取り付けられており、同カップリング部材4に他方の コンデンサセル3の陰極面3b側が嵌着されている。
【0004】 このコンデンサ本体1の周囲には、熱収縮性でかつ電気絶縁性樹脂からなるス リーブ5が被せられ、積層体の両端に位置する陰極面2bと陽極面3aとにリー ド端子6,7がそれぞれ取付けられる。
【0005】 ここで、コンデンサセル2,3のケース、カップリング部材4およびリード端 子6,7はステンレス材よりなるため、それらの取り付けは例えばレーザー溶接 によって行なわれる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
表面実装に適用するには、各リード端子6,7の自由端側を各電極面2b,3 aとほぼ直交する同一方向に折り曲げ、さらにその各先端部6a,7aを実装す る基板面と平行となるように直角に折り曲げるようにしている。
【0007】 しかしながら、このようにリード端子をただ曲げるだけでは実装時の安定性に 欠け、実用的ではない。
【0008】 また、電気二重層コンデンサは、用いられているガスケットやセパレータなど の材質(例えば、ポリプロピレン)からして熱に弱いため、リフローなどの自動 ハンダ付けが行なえないと言う欠点があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記従来の欠点を解決するためになされたもので、その構成上の特徴 は、コイン状をなす少なくとも一つのコンデンサセルを含み、同コンデンサセル の各電極面にリード端子をそれぞれ取り付けてなるコンデンサ本体を備えた電気 二重層コンデンサであって、上記コンデンサ本体の周囲にはモールド樹脂よりな る樹脂外装体が形成されており、上記リード端子の各先端部側は同樹脂外装体の 側面および底面に沿って折り曲げられていることにある。
【0010】 この場合、表面実装時の安定性をより高めるには、上記リード端子の各々を上 記樹脂外装体の対向する側面からそれぞれ引き出すと良い。
【0011】
【作用】
コンデンサ本体は樹脂外装体によってチップ化されるため、その実装時の安定 性が高められる。
【0012】 また、コンデンサセルは樹脂外装体内に封入されることになるため、耐熱性に 優れ、リフローなどの自動ハンダ付けを行なうことができる。
【0013】
【実施例】
図1を参照しながら本考案の実施例について説明する。同実施例においても、 先に説明の従来例と同様、2つのコンデンサセル2,3をカップリング部材4を 介して直列的に積層してなるコンデンサ本体1を備えている。なお、この実施例 ではスリーブを特に必要としないため、同スリーブは図示省略されている。
【0014】 コンデンサ本体1の各電極面2b,3aには、リード端子11,12がそれぞ れ溶接されるが、この場合、同リード端子11,12はその引出し方向が互いに ほぼ反対方向とされる。
【0015】 なお、このリード端子11,12は、電極面2b,3aに溶接された状態にお いて、それらの自由端側がほぼ同一平面に延在するように予め折り曲げ成形され ている(図示想像線参照)。
【0016】 そして、コンデンサ本体1の周囲に樹脂外装体13を一体的に形成する。すな わち、上記のようにしてリード端子11,12を取付けた後、コンデンサ本体1 を図示しない成形金型内にセットし、その金型内に溶融した熱硬化性樹脂(例え ば、エポキシ樹脂)を射出することにより、コンデンサ本体1の周囲にモールド 樹脂よりなる樹脂外装体13が形成される。
【0017】 しかる後、リード端子11,12の各先端部11a,12a側を樹脂外装体1 3の側面から底面にかけて折り曲げる。
【0018】 上記実施例にしたがって、定格5.5V0.22Fの電気二重層コンデンサを 10個試作し、他方、図3に示されているような非外装で同定格の電気二重層コ ンデンサ(従来品)を同数用意し、これらについて次のような耐熱テストを行な った。
【0019】 すなわち、240℃の不活性溶液の蒸気雰囲気中に30秒間放置し、そのテス ト前とテスト後の等価直列抵抗(ESR)をそれぞれ測定した。
【0020】 その結果は表1に示されているように、実施例品にあっては、テスト前の平均 値33Ω(最大値36Ω、最小値30Ω)、テスト後の平均値34Ω(最大値3 8Ω、最小値31Ω)であったのに対し、従来品では、テスト前の平均値32Ω (最大値36Ω、最小値29Ω)、テスト後の平均値61Ω(最大値83Ω、最 小値50Ω)であった。このように、本考案によれば耐熱特性が大幅に改善され る。
【0021】
【表1】 なお、図示されていないが、樹脂外装体13の底面に沿って折り曲げられるリ ード端子11,12の各先端部11a,12aの幅を大きくすることにより、ハ ンダ付け性をより改善することができる。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、コンデンサ本体の周囲にモールド樹脂 よりなる樹脂外装体を形成してチップ化したことにより、他のチップ部品と同様 に表面実装時の安定性が高められるとともに、コンデンサ本体がハンダ付け時の 熱からも効果的に保護される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係る電気二重層コンデン
サの断面図。
【図2】従来例としての電気二重層コンデンサを示した
分解斜視図。
【図3】同従来例の断面図。
【符号の説明】
1 コンデンサ本体 2,3 コンデンサセル 4 カップリング部材 11,12 リード端子 13 樹脂外装体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイン状をなす少なくとも一つのコンデン
    サセルを含み、同コンデンサセルの各電極面にリード端
    子をそれぞれ取り付けてなるコンデンサ本体を備えた電
    気二重層コンデンサであって、上記コンデンサ本体の周
    囲にはモールド樹脂よりなる樹脂外装体が形成されてお
    り、上記リード端子の各先端部側は同樹脂外装体の側面
    および底面に沿って折り曲げられていることを特徴とす
    る電気二重層コンデンサ。
  2. 【請求項2】上記リード端子の各々は、上記樹脂外装体
    の対向する側面からそれぞれ引き出されていることを特
    徴とする請求項1に記載の電気二重層コンデンサ。
JP8448591U 1991-09-20 1991-09-20 電気二重層コンデンサ Pending JPH0528024U (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970729