JPH05279580A - 金属キレート化合物および該化合物を用いた光学記録媒体 - Google Patents

金属キレート化合物および該化合物を用いた光学記録媒体

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JPH05279580A
JPH05279580A JP4081162A JP8116292A JPH05279580A JP H05279580 A JPH05279580 A JP H05279580A JP 4081162 A JP4081162 A JP 4081162A JP 8116292 A JP8116292 A JP 8116292A JP H05279580 A JPH05279580 A JP H05279580A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式〔I〕で示されるアゾ系化合物と金属
とのアゾ金属キレート化合物および該化合物を用いた光
学記録媒体。 【化1】 (式中、Aはそれが結合している炭素原子および窒素原
子と一緒になって複素環を形成する残基を表し、Xはそ
れが結合している二つの炭素原子と一緒になって芳香族
を形成する残基を表し、R1 は置換されていてもよいア
ルキル基、置換されていてもよいアリール基、置換され
ていてもよいアルケニル基または置換されていてもよい
シクロアルキル基を表し、Yは水素原子またはカチオン
を表わし、nは1〜3の整数である。) 【効果】 本発明のアゾ系化合物の金属キレート化合物
は、有機溶媒に対する溶解性が高く、塗布によるコーテ
ィングが可能であり、しかも感度が良好で耐光性、保存
安定性にすぐれているもので、該金属キレート化合物を
用いた光学記録媒体は工業的に極めて有用なものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アゾ系化合物と金属塩
との新規なアゾ金属キレート化合物および該化合物を用
いた光学記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザーを用いた光学記録は、高密度の
情報記録保存および再生を可能とするため、近年、特に
その開発が取り進められている。光学記録媒体の一例と
しては、光ディスクを挙げることができる。一般に、光
ディスクは、円形の基体に設けられた薄い記録層に、1
μm程度に集束したレーザー光を照射し、高密度の情報
記録を行なうものである。その記録は、照射されたレー
ザー光エネルギーの吸収によって、その個所の記録層
に、分解、蒸発、溶解等の熱的変形が生成することによ
り行なわれる。また、記録された情報の再生は、レーザ
ー光により変形が起きている部分と起きていない部分の
反射率の差を読み取ることにより行なわれる。したがっ
て、光学記録媒体としては、レーザー光のエネルギーを
効率よく吸収する必要がありレーザー吸収色素が用いら
れる。
【0003】この種の光学記録媒体としては、種々の構
成のものが知られている。例えば、特開昭55−970
33号公報には、基板上にフタロシアニン系色素の単層
を設けたものが開示されている。しかしながらフタロシ
アニン系色素は感度が低く、また分解点が高く蒸着しに
くい等の問題点を有し、さらに有機溶媒に対する溶解性
が著しく低く、塗布によるコーティングに使用すること
ができないという問題点も有している。
【0004】また、特開昭58−112790号、同5
8−114989号、同59−85791号、同60−
83236号各公報にはシアニン系色素を記録層に設け
たものが開示されている。しかし、このような色素は溶
解性が高く、塗布によるコーティングが可能であるとい
う利点の反面、耐光性が劣るという問題点を有してい
る、このため、特開昭59−55795号公報には、こ
のシアニン系色素にクエンチャーを加えて耐光性を向上
させることが検討されているが、まだまだ不充分なレベ
ルである。
【0005】これらの問題点に関して特開昭62−30
090号公報には、有機溶媒に対する溶解性および耐光
性を改良した媒体として、モノアゾ化合物と金属との錯
体が開示されている。しかしながら、これらの化合物
は、感光波長が短かく感度が劣り、さらに、高温高湿下
での保存安定性が劣っており、記録媒体としては問題点
を有していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決する記録用色素およびそれを用いた光学記録媒
体として、感度、保存安定性、耐候性に優れたスピンコ
ーティングに適したアゾ系化合物と金属とのアゾ金属キ
レート化合物および該化合物を用いた光学記録媒体を提
供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記一般式
〔I〕で示されるアゾ系化合物と金属とのアゾ金属キレ
ート化合物および該化合物を記録用色素として用いた光
学記録媒体をその要旨とするものである。
【0008】
【化9】
【0009】(式中、Aはそれが結合している炭素原子
および窒素原子と一緒になって複素環を形成する残基を
表し、Xはそれが結合している二つの炭素原子と一緒に
なって芳香族を形成する残基を表し、R1 は置換されて
いてもよいアルキル基、置換されていてもよいアリール
基、置換されていてもよいアルケニル基または置換され
ていてもよいシクロアルキル基を表し、Yは水素原子ま
たはカチオンを表わし、nは1〜3の整数である。)以
下、本発明につき詳細に説明する。
【0010】本発明における好ましいアゾ系化合物とし
ては、下記一般式〔II〕で示される化合物が挙げられ
る。
【0011】
【化10】
【0012】(式中、環Bは置換基を有していてもよ
い。Xはそれが結合している二つの炭素原子と一緒にな
って芳香環を形成する残基を表し、R1 は置換されてい
てもよいアルキル基、置換されていてもよいアリール
基、置換されていてもよいアルケニル基または置換され
ていてもよいシクロアルキル基を表し、Yは水素原子ま
たはカチオンを表わし、nは1〜3の整数である。)更
に好ましいアゾ系化合物としては、下記一般式〔III 〕
で示される化合物が挙げられる。
【0013】
【化11】
【0014】(式中、環BおよびCはそれぞれ独立して
置換基を有していてもよい。R1 は置換されていてもよ
いアルキル基、置換されていてもよいアリール基、置換
されていてもよいアルケニル基または置換されていても
よいシクロアルキル基を表し、R3 およびR4 はそれぞ
れ独立して水素原子、置換されていてもよいアルキル
基、置換されていてもよいアリール基、置換されていて
もよいアルケニル基または置換されていてもよいシクロ
アルキル基を表し、Yは水素原子またはカチオンを表わ
し、nは1〜3の整数である。)特に好ましいアゾ系化
合物としては下記一般式〔IV〕で示される化合物が挙げ
られる。
【0015】
【化12】
【0016】(式中、R1 は置換されていてもよいアル
キル基、置換されていてもよいアリール基、置換されて
いてもよいアルケニル基または置換されていてもよいシ
クロアルキル基を表わし、R4 およびR5 はそれぞれ独
立して炭素数1〜6のアルキル基、炭素数2〜7のアル
コキシアルキル基を表わし、R6 およびR7 はそれぞれ
独立して水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数
1〜6のアルコキシ基またはハロゲン原子を表わし、X
は水素原子またはカチオンを表わし、nは1〜3の整数
である。)一般式〔I〕において、Aとしては、それが
結合している炭素原子と窒素原子と一緒になって複素環
を形成するものであればよく、特に限定されない。例え
ば、一般式〔1〕において
【0017】
【化13】
【0018】としては下記のものが挙げられる。
【0019】
【化14】
【0020】(式中、環Dは置換基を有していてもよ
く、置換基としてはアルキル基、アルコキシ基、ハロゲ
ン原子、アルキルスルホニル基、アルキルカルボニル
基、ホルミル基、ニトロ基、トリフルオロメチル基、ト
リフルオロメトキシ基、シアノ基、アルキルチオ基等が
挙げられ、Z1 としては水素原子、アルキル基、ハロゲ
ン原子、アリール基等を表わし、Z2 は水素原子、水素
アルキル基等を表わす。)一般式〔I〕において、Xと
しては、それが結合している2つの炭素原子と一緒にな
って、ベンゼン環、ナフタレン環等の芳香環を形成する
基が挙げられる。
【0021】一般式〔II〕において、環Bの置換基とし
てはアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子、ニトロ
基、シアノ基、アルキルスルホニル基、アルキルカルボ
ニル基、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ
基、アルキルチオ基、ホルミル基等が挙げられる。一般
式〔III 〕において、環Cの置換基としてはアルキル
基、アルコキシ基、ハロゲン原子等が挙げられ、R3
よびR4 としては、水素原子または炭素数1〜20のア
ルキル基、アリール基、アルケニル基、またはシクロア
ルキル基を表し、これらの基は置換されていてもよい。
【0022】R3 およびR4 で示されるアルキル基、ア
リール基、アルケニル基またはシクロアルキル基の置換
基としては、例えば、アルコキシ基、アルコキシアルコ
キシ基、アルコキシアルコキシアルコキシ基、アリルオ
キシ基、アリール基、アリールオキシ基、シアノ基、ニ
トロ基、ヒドロキシ基、テトラヒドロフリル基、アルキ
ルスルホニルアミノ基、ハロゲン原子等が挙げられ、こ
の他、アリール基、シクロアルキル基の置換基としてア
ルキル基またはビニル基が挙げられる。
【0023】本発明において、金属とキレート化合物を
形成するアゾ系化合物の具体例としては、たとえば以下
のものが挙げられ、これらは単独または複数を組み合わ
せて用いることができる。
【0024】
【化15】
【0025】
【化16】
【0026】
【化17】
【0027】
【化18】
【0028】
【化19】
【0029】
【化20】
【0030】
【化21】
【0031】本発明において、アゾ系化合物とキレート
化合物を形成する金属としては、一般に該アゾ系化合物
とキレート化合物を形成する能力のある金属なら特に制
限はないが、Ni、Co、Fe、Ru、Rh、Pd、O
s、Ir、Ptなどの遷移元素が好ましく、特にNi、
Coが好ましい。
【0032】本発明のアゾ金属キレート化合物の一般的
合成は、たとえば古川;Analytica Chim
ica Acta 140(1982)281−289
の記載に準じて行うことができる。すなわち、一般式
〔V〕
【0033】
【化22】
【0034】(式中、環B、R1 およびnは前記定義に
同じ。)で示されるアミノ化合物を常法に従い、ジアゾ
化し、下記一般式〔VI〕
【0035】
【化23】
【0036】(式中、環C、R2 、R3 およびYは前記
定義に同じ。)で示される置換アニリンスルホン酸誘導
体とカップリングさせて前記一般式〔III 〕で示される
アゾ系化合物を得、ついで上記アゾ系化合物と金属塩と
水および/またはジオキサン、テトラヒドロフラン、ア
セトン、エタノール、メタノール等の有機溶媒中、反応
させることによって本発明のアゾ金属キレート化合物を
製造することができる。
【0037】該金属錯体の製造に用いる金属塩の陰イオ
ンとしては、SCN- 、SbF6 -、Cl- 、Br-
- 、ClO4 - 、BF4 - 、PF6 - 、CH3 COO
- 、TiF6 2- 、SiF6 2- 、ZrF6 2-
【0038】
【化24】
【0039】等の一価または二価の陰イオンが挙げら
れ、特にCH3 COO- が好ましい。本発明の光学的記
録媒体は、基本的には基板と前記アゾ系化合物の金属キ
レート化合物を含む記録層とから構成されるものである
が、さらに必要に応じて基板上に下引きを層を設けるこ
とができる。また、好ましい層構成としては、記録層上
に金、アルミニウムのような金属反射層および保護層を
設けて高反射率の媒体とし、迫記型のCDメディアとす
ることができる。
【0040】本発明における基板は、使用するレーザー
光に対して透明なものがよく、ガラス、プラスチック等
の一般の記録材料の支持体が挙げられるか、プラスチッ
クが種々の点から好適である。プラスチックとしてはア
クリル樹脂、メタクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩化ビ
ニル樹脂、ニトロセルロース、ポリエチレン樹脂、ポリ
プロピレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリイミド樹
脂、エポキシ樹脂、ポリサルホン樹脂等が挙げられるこ
の中で、高生産性、コスト、耐吸湿性の点から射出成型
ポリカーボネート樹脂基板が特に好ましい。
【0041】本発明の光学記録媒体におけるアゾ系化合
物と金属との錯体を含有する記録層は、膜厚100Å〜
5μm、好ましくは700Å〜3μmである。成膜法と
しては真空蒸着法、スパッタリング法、ドクターブレー
ド法、キャスト法、スピナー法、浸漬法など一般に行な
われている薄膜形成法で成膜することができるが、量産
性・コスト面からスピナー法が好ましい。
【0042】また、必要に応じてバインダーを使用する
こともできる。バインダーとしてはポリビニルアルコー
ル、ポリビニルピロリドン、ケトン樹脂、ニトロセルロ
ース、酢酸セルロース、ポリビニルブチラール、ポリカ
ーボネートなどの既知のものが用いられる。スピナー法
による成膜の場合、回転数は500〜5000rpmが
好ましく、スピンコートの後、場合によっては、加熱あ
るいは溶媒蒸気にあてる等の処理を行なってもよい。
【0043】また、記録層の安定性や耐光性向上のため
に、一重項酸素クエンチャーとして遷移金属キレート化
合物(たとえば、アセチルアセトナートキレート、ビス
フェニルジチオール、サリチルアルデヒドオキシム、ビ
スジチオ−α−ジケトン等)を含有していてもよい。更
に、必要に応じて他の色素を併用することもできる。他
の色素としては別の種類の同系統の化合物でもよいし、
トリアリールメタン系色素、アゾ染料、シアニン系色
素、スクワリリウム系色素、Ni−インドアニリン系色
素など他系統の色素でもよい。
【0044】ドクターブレード法、キャスト法、スピナ
ー法、浸漬法、特にスピナー法等の塗布方法により記録
層を形成する場合の塗布溶媒としては、テトラフルオロ
プロパノール、オクタフルオロペンタノール、テトラク
ロロエタン、ブロモホルム、ジブロモエタン、ジアセト
ンアルコール、エチルセロソルブ、キシレン、3−ヒド
ロキシ−3−メチル−2−ブタノン、クロロベンゼン、
シクロヘキサノン、乳酸メチル等の沸点120〜160
℃のものが好適に使用される。
【0045】この中でも、高生産性・コスト・耐吸湿性
に優れる射出成型ポリカーボネート樹脂基板に対して
は、該基板をおかすことなく、好適に使用できる溶媒と
して特に、ジアセトンアルコール、3−ヒドロキシ−3
−メチル−2−ブタノン等のケトンアルコール系溶媒;
メチルセロソルブ、エチルセロソルブ等のセロソルブ系
溶媒;テトラフルオロプロパノール、オクタフルオロペ
ンタノール等のパーフルオロアルキルアルコール系溶
媒;乳酸メチル、イソ酪酸メチル等のヒドロキシエステ
ル系溶媒;が挙げられる。
【0046】本発明の光学記録媒体の記録層は基板の両
面に設けてもよいし、片面に設けてもよい。上記のよう
にして得られた光学記録媒体への記録は、基体の両面ま
たは、片面に設けた記録層に1μm程度に集束したレー
ザー光、好ましくは、半導体レーザーの光をあてること
により行なう。レーザー光の照射された部分には、レー
ザー光エネルギーの吸収による、分解、蒸発、溶融等の
記録層の熱的変形が起こる。
【0047】記録された情報の再生は、レーザー光によ
り、熱的変形が起きている部分と起きていない部分の反
射率の差を読み取ることにより行なう。本発明の光学的
記録媒体について使用されるレーザー光はN2 、He−
Cd、Ar、He−Ne、ルビー、半導体、色素レーザ
ーなどが挙げられるが、特に、軽量性、取扱いの容易
さ、コンパクト性などの点から半導体レーザーが好適で
ある。
【0048】
【実施例】以下実施例によりこの発明を具体的に説明す
るが、かかる実施例は本発明を限定するものではない。 実施例1 (a)製造例
【0049】
【化25】
【0050】上記構造式(1)で示されるp−アミノ安
息香酸メチルエステル22.67g、チオシアン酸アン
モニウム45.66gを酢酸375ml、水18.8m
lの混合溶液に溶解し、10℃において臭素30.0g
の酢酸75ml溶液を滴下した。2時間攪拌した後、一
晩放置した。70℃に加熱し、11時間攪拌した。熱時
ろ過し、ろ液を熱水500mlに注ぎ、析出した結晶を
ろ過して除いた。ろ液に炭酸ナトリウムを加えpH=5
にし、析出した結晶をろ過し、水で洗浄し、乾燥すると
下記構造式(2)で示される化合物の薄い黄色結晶2
5.09gが得られた。MASSスペクトルM+ =20
【0051】
【化26】
【0052】得られた上記構造式(2)で示される2−
アミノ−6−カルボメトキシベンゾチアゾール4.16
gをリン酸35.6g、硫酸1.98gに溶解し、酢酸
12.6mlおよび硝酸ナトリウム1.70gを加えた
後、0〜5℃で硫酸4.86gを滴下し、0〜−5℃で
44%ニトロシル硫酸6.93gを用いジアゾ化し、得
られたジアゾ液をメタノール300mlに2−ジプロピ
ルアミノアニソール−4−スルホン酸8.04g、尿素
0.8g、酢酸ナトリウム8.0gを溶解させた溶液に
0〜5℃の温度下でアンモニウム水溶液等のアルカリ化
合物を用いてpH4〜6を保ちながら、滴下した。4時
間攪はん後、一晩放置した。析出した結晶を濾別し、乾
燥して下記構造式(3)に表す濃茶色結晶7.66gを
得た。
【0053】
【化27】
【0054】前記のようにして得られた構造式(3)で
示されるアゾ化合物2.03gをメタノール200ml
に溶解し、酢酸ニッケル0.60gのメタノール5ml
溶液を加えた後、室温で4時間攪拌した。析出した結晶
を濾別し、これをメタノールで洗浄し、乾燥すると、濃
茶色結晶のニッケルキレート化合物1.55gを得た。
この化合物のλmax (クロロホルム中)は690nm
(ε=1.34×105)であった(図1)。また、融
点は250℃より高かった。この化合物の赤外吸収スペ
クトルを図2に示す。
【0055】(b)記録媒体例 前記製造例(a)で得たアゾ化合物のニッケルキレート
化合物0.15gをオクタフルオロペンタノール7.5
gに溶解し、0.22μmのフィルターでろ過し、溶解
液を得た。この溶液5mlを深さ700Å、幅0.7μ
mの溝(グルーブ)つき、射出成型ポリカーボネート樹
脂基板(直径5インチ)上に滴下し、スピナー法により
500rpmの回転数で塗布した。塗布後、60℃で1
0分間乾燥した。塗布膜の最大吸収波長は714nmで
あった。
【0056】図3に塗布膜の吸収スペクトルを示す。次
に、この塗布膜の上に、スパッタリング法により、膜厚
200ÅのAu膜を成膜し、反射層を形成した。更に、
この反射層の上に紫外線硬化性樹脂のスピンコートし、
これに紫外線を照射して硬化させ、厚み10μmの保護
層を形成した。
【0057】(c)光記録法 上記記録媒体を1.4m/sで回転させながら、中心波
長780nmの半導体レーザー光で、記録パワー7.3
mWで照射し、EFM信号を記録した。次にこの記録部
を中心波長780nmの半導体レーザーを有するCDプ
レーヤーで再生したところ、良好な再生信号を得た。本
ディスクは、耐光性(キセノンフェードメーター加速テ
スト;60時間)及び保存安定性(70℃、85%R
H;500時間)試験を行った結果、初期と比べて感度
および再生信号の劣化はみられず、光学記録媒体として
きわめて優れたものであった。
【0058】比較例1 下記構造式(4)
【0059】
【化28】
【0060】上記構造式(4)で示されるアゾ化合物と
酢酸ニッケルとから得られるニッケルキレート化合物を
実施例1と同様に塗布し、反射層、保護層をつけ、ディ
スクを作成、感度、反射率について評価・比較したとこ
ろ、本発明の実施例1の光学記録媒体と比べて、感度が
劣るものであった(感度7.5mW)。
【0061】実施例2 (a)製造例 実施例1で用いたp−アミノ安息香酸メチルエステルの
代わりに下記構造式(5)
【0062】
【化29】
【0063】で示されるp−アミノ安息香酸エチルエス
テル24.78gを用いた以外は実施例1と同様の方法
で製造することにより下記構造式(6)で示されるベン
ゾチアゾール誘導体33.28gを得た。
【0064】
【化30】
【0065】この構造式(6)で示される2−アミノ−
6−カルボエトキシベンゾチアゾール4.45gを用い
たこと以外は実施例1と同様の方法で製造することによ
り下記構造式(7)で示されるアゾ化合物の結晶6.3
0gを得た。
【0066】
【化31】
【0067】この構造式(7)で示されるアゾ化合物
2.08gを用いた以外は実施例1と同様の方法により
製造して、ニッケルキレート化合物の濃茶色結晶1.4
7gを得た。この化合物のクロロホルム溶液中の吸収ス
ペクトルはλmax 608nm(ε=1.35×105
であった。
【0068】(b)記録媒体例 前記製造例(a)で得たアゾ化合物のニッケルキレート
化合物0.15gをオクタフルオロペンタノール7.5
gに溶解し、0.22μmのフィルターでろ過し、溶解
液を得た。この溶液5mlを深さ700Å、幅0.7μ
mの溝(グルーブ)つき、射出成型ポリカーボネート樹
脂基板(直径5インチ)上に滴下し、スピナー法により
500rpmの回転数で塗布した。塗布後、60℃で1
0分間乾燥した。塗布膜の最大吸収波長は713nmで
あった。
【0069】次に、この塗布膜の上に、スパッタリング
法により、膜厚200ÅのAu膜を成膜し、反射層を形
成した。更に、この反射層の上に紫外線硬化性樹脂のス
ピンコートし、これに紫外線を照射して硬化させ、厚み
10μmの保護層を形成した。
【0070】(c)光記録法 上記記録媒体を1.4m/sで回転させながら、中心波
長780nmの半導体レーザー光で、記録パワー7.4
mWで照射し、EFM信号を記録した。次にこの記録部
を中心波長780nmの半導体レーザーを有するCDプ
レーヤーで再生したところ、良好な再生信号を得た。本
ディスクは、耐光性(キセノンフェードメーター加速テ
スト;60時間)及び保存安定性(70℃、85%R
H;500時間)試験を行った結果、初期と比べて感度
および再生信号の劣化はみられず、光学記録媒体として
きわめて優れたものであった。
【0071】実施例3 実施例1において用いた化合物の代わりに表1に示した
化合物を使用して得た溶液を基板上に塗布したところ、
表1に示す塗布膜の最大吸収波長を持つ光学記録媒体を
得た。このようにして得られた記録媒体に光源として半
導体レーザーを用いて書き込みを行ったところ、感度が
良く、耐光性、保存安定性も優れていた。
【0072】
【表1】
【0073】
【発明の効果】本発明のアゾ系化合物の金属キレート化
合物は、有機溶媒に対する溶解性が高く、塗布によるコ
ーティングが可能であり、しかも感度が良好で耐光性、
保存安定性にすぐれているもので、該金属キレート化合
物を用いた光学記録媒体は工業的に極めて有用なもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1で得られたニッケルキレート
化合物のクロロホルム溶液中の可視部吸収スペクトルを
表わす図。
【図2】本発明の実施例1で得られたニッケルキレート
化合物の赤外吸収スペクトルを表わす図。
【図3】本発明の実施例1で得られたニッケルキレート
化合物の塗布薄膜の可視部吸収スペクトルを表わす図。
【図4】本発明の実施例2で得られたニッケルキレート
化合物の赤外吸収スペクトルを表わす図。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09K 9/02 B 6917−4H G11B 7/24 A 7215−5D G11C 13/04 6741−5L (72)発明者 今村 悟 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 三 菱化成株式会社総合研究所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式〔I〕で示されるアゾ系化合物と
    金属とのアゾ金属キレート化合物。 【化1】 (式中、Aはそれが結合している炭素原子および窒素原
    子と一緒になって複素環を形成する残基を表し、Xはそ
    れが結合している二つの炭素原子と一緒になって芳香族
    を形成する残基を表し、R1 は置換されていてもよいア
    ルキル基、置換されていてもよいアリール基、置換され
    ていてもよいアルケニル基または置換されていてもよい
    シクロアルキル基を表し、Yは水素原子またはカチオン
    を表わし、nは1〜3の整数である。)
  2. 【請求項2】 アゾ系化合物が、下記一般式〔II〕で示
    される化合物である請求項1記載のアゾ金属キレート化
    合物。 【化2】 (式中、環Bは置換基を有していてもよい。Xはそれが
    結合している二つの炭素原子と一緒になって芳香環を形
    成する残基を表し、R1 は置換されていてもよいアルキ
    ル基、置換されていてもよいアリール基、置換されてい
    てもよいアルケニル基または置換されていてもよいシク
    ロアルキル基を表し、Yは水素原子またはカチオンを表
    わし、nは1〜3の整数である。)
  3. 【請求項3】 アゾ系化合物が、下記一般式〔III 〕で
    示される化合物である請求項1記載のアゾ金属キレート
    化合物。 【化3】 (式中、環BおよびCはそれぞれ独立して置換基を有し
    ていてもよい。R1 は置換されていてもよいアルキル
    基、置換されていてもよいアリール基、置換されていて
    もよいアルケニル基または置換されていてもよいシクロ
    アルキル基を表し、R2 およびR3 はそれぞれ独立して
    水素原子、置換されていてもよいアルキル基、置換され
    ていてもよいアリール基、置換されていてもよいアルケ
    ニル基または置換されていてもよいシクロアルキル基を
    表し、Yは水素原子またはカチオンを表わし、nは1〜
    3の整数である。)
  4. 【請求項4】 アゾ系化合物が、下記一般式〔IV〕で示
    される化合物であるアゾ金属キレート化合物。 【化4】 (式中、R1 は置換されていてもよいアルキル基、置換
    されていてもよいアリール基、置換されていてもよいア
    ルケニル基または置換されていてもよいシクロアルキル
    基を表わし、R4 およびR5 はそれぞれ独立して炭素数
    1〜6のアルキル基、炭素数2〜7のアルコキシアルキ
    ル基を表わし、R6 およびR7 はそれぞれ独立して水素
    原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアル
    コキシ基またはハロゲン原子を表わし、Xは水素原子ま
    たはカチオンを表わし、nは1〜3の整数である。)
  5. 【請求項5】 基板上にレーザーによる情報の書き込み
    および/または読み取りが可能な記録層が設けられた光
    学記録媒体において、該記録層が下記一般式〔I〕で示
    されるアゾ系化合物と金属とのアゾ金属キレート化合物
    を含有することを特徴とする光学記録媒体。 【化5】 (式中、Aはそれが結合している炭素原子および窒素原
    子と一緒になって復素環を形成する残基を表し、Xはそ
    れが結合している二つの炭素原子と一緒になって芳香族
    を形成する残基を表し、R1 は置換されていてもよいア
    ルキル基、置換されていてもよいアリール基、置換され
    ていてもよいアルケニル基または置換されていてもよい
    シクロアルキル基を表し、Yは水素原子またはカチオン
    を表わし、nは1〜3の整数である。)
  6. 【請求項6】 アゾ系化合物が、下記一般式〔II〕で示
    される化合物である請求項5記載の光学記録媒体。 【化6】 (式中、環Bは置換基を有していてもよい。Xはそれが
    結合している二つの炭素原子と一緒になって芳香環を形
    成する残基を表し、R1 は置換されていてもよいアルキ
    ル基、置換されていてもよいアリール基、置換されてい
    てもよいアルケニル基または置換されていてもよいシク
    ロアルキル基を表し、Yは水素原子またはカチオンを表
    わし、nは1〜3の整数である。)
  7. 【請求項7】 アゾ系化合物が、下記一般式〔III 〕で
    示される化合物である請求項5記載の光学記録媒体。 【化7】 (式中、環BおよびCはそれぞれ独立して置換基を有し
    ていてもよい。R1 は置換されていてもよいアルキル
    基、置換されていてもよいアリール基、置換されていて
    もよいアルケニル基または置換されていてもよいシクロ
    アルキル基を表し、R3 およびR4 はそれぞれ独立して
    水素原子、置換されていてもよいアルキル基、置換され
    ていてもよいアリール基、置換されていてもよいアルケ
    ニル基または置換されていてもよいシクロアルキル基を
    表し、Yは水素原子またはカチオンを表わし、nは1〜
    3の整数である。)
  8. 【請求項8】 アゾ系化合物が、下記一般式〔IV〕で示
    される化合物である請求項5記載の光学記録媒体。 【化8】 (式中、R1 は置換されていてもよいアルキル基、置換
    されていてもよいアリール基、置換されていてもよいア
    ルケニル基または置換されていてもよいシクロアルキル
    基を表わし、R4 およびR5 はそれぞれ独立して炭素数
    1〜6のアルキル基、炭素数2〜7のアルコキシアルキ
    ル基を表わし、R6 およびR7 はそれぞれ独立して水素
    原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアル
    コキシ基またはハロゲン原子を表わし、Xは水素原子ま
    たはカチオンを表わし、nは1〜3の整数である。)
  9. 【請求項9】 金属が遷移元素であることを特徴とする
    請求項5記載の光学記録媒体。
  10. 【請求項10】 記録層上に金属の反射層および保護層
    を設けることを特徴とする請求項5記載の光学記録媒
    体。
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