JPH05278626A - 車両の後輪操舵装置 - Google Patents

車両の後輪操舵装置

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JPH05278626A
JPH05278626A JP4077383A JP7738392A JPH05278626A JP H05278626 A JPH05278626 A JP H05278626A JP 4077383 A JP4077383 A JP 4077383A JP 7738392 A JP7738392 A JP 7738392A JP H05278626 A JPH05278626 A JP H05278626A
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JP
Japan
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wheel steering
steering
yaw rate
rear wheel
vehicle speed
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JP4077383A
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Inventor
Hiroshi Omura
博志 大村
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
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    • B62D7/00Steering linkage; Stub axles or their mountings
    • B62D7/06Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P21/00Testing or calibrating of apparatus or devices covered by the preceding groups
    • G01P21/02Testing or calibrating of apparatus or devices covered by the preceding groups of speedometers
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 確実にヨーレートが発生していないときを検
出して、ヨーレートセンサを精度高く校正することので
きる車両の後輪操舵装置を提案する。 【構成】 ヨーレート信号をパラメータとして入力して
後輪の転舵角を補正する車両の後輪操舵装置において、
車速が略ゼロを示し、ハンドル舵角が微小値を示すとき
に、ヨーレートセンサを校正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の水平面での回転
角度の変化率(以下、「ヨーレート」と略す)後輪の転
舵量を制御する車両の後輪操舵装置に関する。特に、ヨ
ーレートセンサの校正に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車体の旋回時の挙動を安定させる
ために、所謂、「ヨーレートフイードバツク制御」によ
る後輪転舵装置が提案されている。これは、例えば、特
開平2−249765号のように、車両のヨーレートを
検出可能にし、前輪転舵の開始直後は後輪を前輪と逆位
相側に転舵し、その後はヨーレートの発生に応じて同位
相側に転舵することにより、回頭性及び方向安定性の両
立を図るものである。
【0003】図1に、このヨーレート型の操舵装置の回
頭時の転舵比θS の変化特性を示す。同図に示すよう
に、逆相側に転舵比が振れる量は僅かであるものの、逆
相から同相に転舵比が振れるのが連続して行なわれるた
めに、その連続動作は車体の挙動に大きな影響を与える
ために、ヨーレートの検出は精度良く行なわれることが
望ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところがヨーレートセ
ンサというものは、ヨーレート自体が変化率であること
のために、基準位置というものを物理的に設定すること
が困難である。また、普及型のヨーレートセンサは原点
がドリフトしてしまい、それゆえにたびたび校正する必
要がある。
【0005】従来では、車速がゼロの時はヨーレートが
発生していないであろうと考えて、車速センサが車速ゼ
ロを示す時を検出して、そのときのヨーレートセンサの
出力を原点とするようにしていた。ところが、普及型の
車速センサはその精度に限界があるために、実際に車速
が2km程度の時でも車速ゼロを出力し、そのために、ヨ
ーレートが実際に発生しているときにもかかわらず、そ
のときのセンサ出力を原点として校正を行なってしまう
ことがあった。
【0006】そこで、本発明は、確実にヨーレートが発
生していないときを検出して、ヨーレートセンサを精度
高く校正することのできる車両の後輪操舵装置を提案す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】及び
【作用】上記課題を達成するための本発明は、ヨーレー
ト信号をパラメータとして入力して後輪の転舵角を補正
する車両の後輪操舵装置において、ヨーレート信号を検
出するヨーレートセンサと、車速を検出する車速検出手
段と、ハンドル舵角を検出する舵角検出手段とを具備
し、車速検出手段により検出された車速が略ゼロを示
し、舵角検出手段が検出したハンドル舵角が所定値以下
を示すときに、前記ヨーレートセンサを校正することを
特徴とする ハンドル舵角が所定値以下の時は、喩え車速がゼロでな
くとも、車両が動いていてもヨーレート自体は発生しな
いから、そのときに正確な校正が可能となる。
【0008】
【実施例】以下添付図面を参照しながら本発明の後輪操
舵装置を、車両の所謂「四輪操舵装置」に適用した実施
例について詳述する。図2は、実施例の四輪操舵システ
ムの構成を示す。図示のように、後輪操舵装置10は、
前輪12を転舵する前輪転舵機構14に伝達シャフト5
2を介して機械的に連結され、この前輪転舵機構14に
よる前輪転舵と連動して、後輪16を前輪転舵機構14
から入力される前輪舵角θF に応じた所定の後輪の目標
舵角TGθR となるよう転舵する後輪転舵機構18と、
この後輪転舵機構18内に設けられ、前輪舵角θF に対
する後輪舵角θR の比として表される転舵比θS の設定
および変更を行う転舵比可変機構20と、この転舵比可
変機構20を制御する制御ユニット22とを備えてな
る。制御ユニット22には、車速センサ24から車速
V、前輪舵角センサ26(ステアリングシャフトに設け
られている。)から前輪舵角θF 、転舵比センサ28か
ら転舵比θS 、ヨーレートセンサ25からのヨーレート
ψ、ブレーキスイッチ70からのブレーキ信号などの各
信号が入力されるようになっている。
【0009】後述するように、本転舵システムにおいて
は後輪を転舵するのは油圧の力による。その油圧の供給
源は図2のポンプ29である。ポンプ29は、オイルタ
ンク19に滞留したオイルを配管90を介して油圧リリ
ース回路31に送る。リリース回路31はフェール発生
時に後輪が強制的に中立位置にもたらされるように転舵
装置18内の油圧を抜くための回路である。また、91
は転舵機構18からのリターン配管である。
【0010】上記制御ユニット22による転舵比可変機
構20の制御は、中車速若しくは高車速領域において、
前輪12が舵角零から転舵されたとき、この前輪転舵の
開始直後は転舵比θS を負に、その後は該転舵比θS
正にするように行われる所謂「位相反転制御」が行なわ
れる。図3は後輪転舵機構18を示す斜視図であり、図
4に、後輪転舵機構18内の転舵比可変機構20を図3
のV−V方向で詳細に示す。
【0011】図3に示すように、後輪転舵機構18は、
転舵比可変機構20と、油圧切換バルブ32と、後輪操
舵ロッド34と、変位伝達機構36と、油圧パワーシリ
ンダ38とを備えている。転舵比可変機構20は、出力
ロッド40と、ベベルギヤ42と、揺動軸部材44と、
振子アーム46と、連結ロッド48とを備えてなり、こ
れら各部材は図4に示すようにケース50に収容されて
いる。
【0012】出力ロッド40は、その軸線L3 方向に摺
動可能にケース50に支持され、該軸L3 方向にストロ
ーク変位することによって、変位伝達機構36を介して
後輪操舵ロッド34をその軸方向(車幅方向)に変位せ
しめ、これにより、該後輪操舵ロッド34の両端部に連
結された後輪を転舵するようになっている。ベベルギヤ
42は、出力ロッド40の軸線L3 と同軸の軸線L1
まわりに回転可能にケース50に支持されている。そし
て、該ベベルギヤ42と噛合する伝達シャフト52の後
端部のピニオン52aが、ハンドル30の操舵により回
転するのに伴って軸線L1 まわりに回転するようになっ
ている。即ち、前輪舵角θFは、前輪転舵機構14から
伝達シャフト52を介して後輪転舵機構18に入力され
ることとなる。
【0013】揺動軸部材44は、出力ロッド40の軸線
3 と同軸となる位置(図示の位置)を取り得る軸線L
2 を有し、揺動ギヤ54に固設されている。この揺動ギ
ヤ54は、制御ユニット22によって制御されるサーボ
モータ56の駆動により回転するウォーム58と噛合し
て、軸線L2 と交差する紙面に垂直な軸線まわりに回動
し、これにより揺動軸部材44をも同時に回動せしめる
ようになっている。即ち、後に詳細な説明から明らかに
なるように、サーボモータ56はその回転角度位置によ
り転舵比を可変的に設定できる。
【0014】振子アーム46は、揺動軸部材44の軸線
2 まわりに揺動可能に該揺動軸部材44に連結されて
いて、該振子アーム46の軸線L4 が、揺動軸部材44
の回動軸線と揺動軸部材44の軸線L2 との交点を通る
よう、揺動軸部材44への連結位置が定められている。
連結ロッド48は、出力ロッド40の軸線L3 と平衡な
軸線L5 を有しており、上記出力ロッド40、ベベルギ
ヤ42および振子アーム46に連結されている。出力ロ
ッド40への連結は、出力ロッド40の端部に固設され
たレバー40aに連結ロッド48の一端部を螺着するこ
とによってなされ、ベベルギヤ42への連結は、ベベル
ギヤ42の軸線L1 から距離γの点において該ベベルギ
ヤ42に形成された挿通孔42aに連結ロッド48の他
端部を挿通させることによってなされ、振子アーム46
への連結は、連結ロッド48の端部に全方向回転可能に
設けらたボールジョイント部材60の挿通孔60aに振
子アーム46を挿通させることによってなされている。
従って、連結ロッド48は、出力ロッド40に対しては
固定されているが、ベベルギヤ42に対しては軸線L5
方向(即ち軸線L3方向)に摺動可能であり、振子アー
ム46に対しては軸線L4 方向(図示の状態では軸線L
3 に直交する方向)に摺動可能である。なお、振子アー
ム46の軸線L4 は、揺動軸部材44の回動により軸線
3 の直交方向に対して傾き、この傾いた方向に振子ア
ーム46が摺動することとなるが、この場合においても
軸線L 3 の直交方向の摺動成分を含み、かつ、ボールジ
ョイント部材60の回転作用により軸線L4 と軸線L5
との挾角変化が吸収されるので、振子アーム46から連
結ロッド48へ伝達される力のうち軸線L3 の直交方向
の成分は上記連結点において吸収され、該方向の相対移
動が可能となる。
【0015】このように、転舵比可変機構20における
振子アーム46と連結ロッド48との連結が、両者を軸
線L3 の直交方向に相対移動となるようにしてなされて
いるので、振子アーム46が回動したときの該振子アー
ム46と連結ロッド48との連結点の軌跡は、軸線L3
を中心とする半径γの円筒の外周面上の円軌跡または楕
円軌跡となる。
【0016】図5は、揺動軸部材8の軸線L2 を出力ロ
ッド40の軸線L3 に対してθ傾けたとき(即ち、振子
アーム46の軸線L4 を軸線L3 の直交方向に対してθ
傾けたとき)の出力ロッド40の変位のようすをすめす
図である。同図から明らかなように、振子アーム46が
左右いずれの方向に揺動したとしても、その揺動量が等
しければ振子アーム46と連結ロッド48との連結点の
変位は、軸線L3 方向にそれぞれSであり、出力ロッド
40と連結ロッド48は固定連結されているから出力ロ
ッド4の変位も軸線L3 方向にそれぞれSとなる。
【0017】上述のように、図5に示す出力ロッド40
の左右変位量は、振子アーム46の揺動量が等しければ
それぞれSで互いに等しくなるが、この変位量S自体
は、ハンドル操舵量が同じであり、これに伴うベベルギ
ヤ42の回転量が同じであっても、θの大きさによって
変化する。従って、上記転舵比θS は、サーボモータ5
6の作動制御による揺動軸46の傾きθの大きさの設定
および変更により、設定および変更することができる。
さらに、揺動軸部材44は上記の如く反時計回りに傾か
せるのみならず時計回りにも傾かせることができ、この
時にはベベルギヤ42の回転に対する出力ロッド40の
移動方向が上記の場合と逆になる。これにより、ハンド
ルの操舵もしくは前輪に対し後輪を同位相にも逆位相に
も転舵させることができる。
【0018】上記転舵比可変機構20により設定および
変更された転舵比θS は、図3に示すように、揺動軸部
材44に取り付けられた転舵比センサ28により、揺動
軸部材44の傾きθに基づいて検出されるようになって
いる。次に、後輪転舵機構18における転舵比可変機構
20以外の部分について説明する。
【0019】まず、上記油圧切換バルブ32は、バルブ
ハウジング62と該ハウジング62内に該ハウジング6
2に対して上記出力ロッド40の軸線L3 と平行な軸線
6方向に変位可能に収容されたスプール64とからな
っている。スプール52は変位伝達機構36を介して出
力ロッド40および後輪操舵ロッド34によって変位せ
しめられる。このスプール64の変位によって油圧パワ
ーシリンダ38への油圧の供給が制御される、つまり図
示のバルブハウジング62に対する中立位置から右方向
に変位すると油圧パワーシリンダ38の右油室66へ油
圧が供給され、左方向に変位すると油圧パワーシリンダ
38の左油室68へ油室が供給される。
【0020】上記後輪操舵ロッド34は上記室ロッド4
0の軸線L3 と平行な車幅方向に伸び、かつその方向に
変位して図示しないタイロッド、ナックルアームを介し
て左右両端に連結された後輪を転舵するものであり、上
記変位は油圧パワーシリンダ38の油圧力によって行な
われる。また、この後輪操舵ロッド34にはセンタリン
グバネ70が設けられている。油圧切換バルブ32や油
圧パワーシリンダ38の油圧系に破損や故障が生じて油
圧パワーシリンダ38における油圧が消失した場合やこ
の後輪操舵装置10の機械系に破損や故障が生じ、それ
によって上記油圧系をドレンに開放して油圧パワーシリ
ンダ38における油圧を消失させた場合に、このセンタ
リングバネ70によって後輪操舵ロッド34を中立位置
に、つまり後輪が転舵されず直進状態にある位置に位置
決めし、いわゆるフェイルセーフを図るように構成され
ている。
【0021】上記油圧パワーシリンダ38は油圧縮力に
よって後輪操舵ロッド34を車幅方向に変位させるもの
であり、ピストン72が直接後輪操舵ロッド34に固設
され、このピストン72の左右には左右の油室68,6
6を形成するシール部材74,76が配設されている。
このシール部材74,76は油圧パワーシリンダ38の
ハウジング78に固定されかつ後輪操舵ロッド34とは
摺動可能である。
【0022】上記変位伝達機構36は、出力ロッド34
とスプール64と後輪操舵ロッド34とに係合し、上記
出力ロッド40の変位によって上記スプール64を所定
方向に変位させる方向に作動せしめられるとともに、該
スプール64の変位により生じる上記後輪操舵ロッド3
4の変位によって上記スプール64を上記と反対の方向
に変位させる方向に作動せしめられるように構成されて
いる。
【0023】すなわち、この変位伝達機構36は、縦レ
バーと横レバーからなる十字レバーで構成されており、
縦レバーの一端Aが出力ロッド40に、他端Bが後輪操
舵ロッド34に、横レバーの一端が斜体に固設された後
輪操舵装置10のケースに、他端Dが上記スプール64
に係合されている。上記係合端A,B,Dはそれぞれ出
力ロッド40、後輪操舵ロッド34およびスプール64
に対して軸線方向には移動不可能に、その他の方向には
移動可能にかつ回転可能に係合せしめられ、係合端Cは
ボールジョイントによって回転は可能にかつ移動は不可
能に係合されている。
【0024】上記出力ロッド40が軸線L3 方向にスト
ローク変位することによって、変位伝達機構36を介し
て後輪操舵ロッド34をその軸方向に変位せしめ、これ
により、該後輪操舵ロッド34の両端部に連結された図
示しない後輪を転舵するようになっているが、その転舵
量伝達の作動原理は、本発明と直接関係がなく、またこ
れについては、特開平1−273772号公報に詳述さ
れているので、その詳細な説明は省略する。
【0025】図6は、車速センサ24の校正を示す。同
図に示すように、車速センサは、車輪若しくは不図示の
変速機の出力軸に取付けられ、車輪若しくは出力軸に設
けられた切り欠きにおける磁束変化をセンサ24が検出
するようになっている。車速センサ自体は、磁束の変化
自体は回転数が少ないときほど出力が小さくなるという
性質がある。従って、前述したように、時速2km以下で
は車速を検出することは実質的に不可能である。このこ
とが従来のヨーレートセンサの校正を不正確なものとし
ていた原因である。そこで、この実施例では、 1. ハンドル舵角θFが微小量の時は、喩え車速Vがゼ
ロでなくても、ヨーレートは発生しないことに着目し
て、θF=0でかつVがゼロのときに校正を行なう。ハ
ンドル舵角センサは、位置センサであるために原点の設
定が簡単に行なうことができ、従って、ハンドル舵角θ
Fが微小量を示すときは車両は直進するはずであり、従
ってヨーレートが発生するはずがないからである。 2. 更に確実さを増すために、ブレーキスイッチ70
がオンしている事を条件に付加する。これは、ブレーキ
が踏まれているときは確実に車速がゼロであるからであ
る。
【0026】図7のフローチャートに実施例の制御手順
を示す。この制御手順は、例えば不図示の保守スイッチ
等が押されたときなどに起動されるプログラムである。
ステツプS2においてセンサ24からの車速Vがモニタ
される。ステツプS4ではセンサ26からのハンドル舵
角θFがモニタされる。ステツプS6ではブレーキスイ
ッチ70がモニタされる。ステツプS8では、車速Vが
ゼロの時で、かつハンドル舵角θFが微小量(θF0)以
下で、ブレーキスイッチがオンしているか否かを判断す
る。この判定がYESのときに、ステツプS10で、ヨ
ーレートの校正を行なう。例えば、そのときの出力を、
ヨーレートがゼロの基準値と決定する。
【0027】本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で種々
変形が可能である。例えば、上記実施例は、車速センサ
や、ヨーレートセンサの形式には拠らない。また、校正
のタイミングは上記実施例では、操作者が設定するもの
であったが、これを自動化してもよい。即ち、例えば、
発進時とか、走行距離が一定距離を越えた場合には、ス
テツプS8の条件を満足しているタイミングをコントロ
ーラ22が自動的に検出してヨーレートセンサの校正を
行なえば、操作者の手を煩わすことなく校正を行なうこ
とができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ヨーレ
ート信号をパラメータとして入力して後輪の転舵角を補
正する車両の後輪操舵装置において、ヨーレート信号を
検出するヨーレートセンサと、車速を検出する車速検出
手段と、ハンドル舵角を検出する舵角検出手段とを具備
し、車速検出手段により検出された車速が略ゼロを示
し、舵角検出手段が検出したハンドル舵角が所定値以下
を示すときに、前記ヨーレートセンサを校正することを
特徴とする。
【0029】ハンドル舵角が所定値以下の時は、喩え車
速がゼロでなくとも、車両が動いていてもヨーレート自
体は発生しないから、そのときに正確な校正が可能とな
る。また、第2項の装置によれば、ブレーキスイッチオ
ンしているときは車速がゼロであることが保証されるの
で、より精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ヨーレートフィードバック制御による後輪操
舵制御の転舵比特性を説明する図。
【図2】 本発明の好適な実施例である四輪操舵システ
ムの全体構成を説明する図。
【図3】 図2に示した実施例の後輪転舵装置の主要部
分の構成を説明する図。
【図4】 図2に示した実施例の転舵比可変機構の主要
部分の構成を説明する図。
【図5】 図4の転舵比可変機構の動作原理を説明する
図。
【図6】 車速センサが不正確な理由を説明する図。
【図7】 本実施例の制御手順を示すフローチヤート。
【符号の説明】
18 後輪転舵機構、 20 転舵比可変機構、 22 制御ユニット、 24 車速センサ 26 舵角センサ 31 油圧リリース回路、 56 ステップモータ、 70 ブレーキスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B62D 137:00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヨーレート信号をパラメータとして入力
    して後輪の転舵角を補正する車両の後輪操舵装置におい
    て、 ヨーレート信号を検出するヨーレートセンサと、 車速を検出する車速検出手段と、 ハンドル舵角を検出する舵角検出手段とを具備し、 車速検出手段により検出された車速が略ゼロを示し、舵
    角検出手段が検出したハンドル舵角が所定値以下を示す
    ときに、前記ヨーレートセンサを校正することを特徴と
    する車両の後輪操舵装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両の後輪操舵装置に
    おいて、車速が略ゼロを示しハンドル舵角が所定値以下
    を示し、かつブレーキが踏まれたときに、ヨーレートセ
    ンサを校正することを特徴とする車両の後輪操舵装置。
JP4077383A 1992-03-31 1992-03-31 車両の後輪操舵装置 Pending JPH05278626A (ja)

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