JPH0450079A - 車両後輪操舵装置の中立調整方法 - Google Patents

車両後輪操舵装置の中立調整方法

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JPH0450079A
JPH0450079A JP16083290A JP16083290A JPH0450079A JP H0450079 A JPH0450079 A JP H0450079A JP 16083290 A JP16083290 A JP 16083290A JP 16083290 A JP16083290 A JP 16083290A JP H0450079 A JPH0450079 A JP H0450079A
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JP
Japan
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rear wheel
displacement
wheel steering
steering shaft
angular position
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Pending
Application number
JP16083290A
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English (en)
Inventor
Kazuo Chikaraishi
一穂 力石
Momonori Iritani
入谷 百則
Hiroshi Ogawa
洋 小川
Yutaka Tagashira
田頭 豊
Koji Fujio
藤尾 浩治
Hirotaka Yoshioka
吉岡 広貴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Mazda Motor Corp
Original Assignee
NSK Ltd
Mazda Motor Corp
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Application filed by NSK Ltd, Mazda Motor Corp filed Critical NSK Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両後輪操舵装置の中立調整方法に関するも
のである。
(従来の技術) 従来より、例えば特開平1.−273772号公報に記
載されるように、後輪を操舵する後輪操舵軸と、前輪の
舵角量を入力する入力シャフトと、該入力シャフトから
の入力を受け軸方向にストローク変位する出力ロッド部
材と、該出力ロッド部材に連係されるとともに揺動可能
に支承され、その揺動角度によって入力シャフトの回転
による出力ロッド部材のストローク変位量を制御するヨ
ークアッセンブリと、上記出力ロッド部材に連係され出
力ロッド部材のストローク変位量を、後輪操舵軸に伝達
する変位伝達手段と、上記後輪操舵軸の操舵を油圧アシ
ストするパワーステアリング手段と、上記変位伝達手段
に連係されパワーステアリング手段を制御する油圧切換
バルブとを備える車両後輪操舵装置は知られている。
(発明が解決しようとする課題) そのようなものにおいては、機械系統において入力シャ
フトの回転角度やヨークアッセンブリの揺動角度によっ
て、出力ロッド部材のストローク変位量したがって後輪
操舵軸の変位量が決定され、油圧系統において、油圧切
換バルブによって制御されるパワーステアリング手段に
よって上記変位量に対応した量だけ後輪操舵軸が変位す
るように油圧アシストする必要がある。
したがって、後輪の操舵すなわち後輪操舵軸の変位を精
度よく行うためには、ヨークアッセンブリ、入力シャフ
ト、油圧切換バルブの中立調整を正確に行ない、それら
が変位伝達手段によって連係された状態でそれらの全部
材の中立位置が一致するように調整することが必要であ
り、多数の中立調整作業を行なわなければならず、中立
調整作業が面倒であった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、入力シャフ
トの中立から後輪操舵軸の中立までの中立調整を一度に
行なうことができる車両後輪操舵装置の中立調整方法を
提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、後輪を操舵する後輪操舵軸と、前輪の舵角量
を入力する入力シャフトと、該入力シャフトからの入力
を受け軸方向にストローク変位する出力ロッド部材と、
該出力ロッド部材に連係されるとともに揺動可能に支承
され、その揺動角度によって入力シャフトの回転による
出力ロッド部材のストローク変位量を制御するヨークア
ッセンブリと、上記出力ロッド部材に連係され出力ロッ
ド部材のストローク変位量を、後輪操舵軸に伝達する変
位伝達手段と、上記後輪操舵軸の操舵を油圧アシストす
るパワーステアリング手段と、上記変位伝達手段に連係
されパワーステアリング手段を制御する油圧切換バルブ
とを備える車両後輪操舵装置を前提とするものである。
本発明は、上記変位伝達手段を仮組付けしかつ油圧を作
用させた状態で、上記ヨークアッセンブリを略中立角度
位置とした状態から上記ヨークアッセンブリを正位相側
若しくは逆位相側へ所定角度θ回動じて第1の角度位置
とし、それから、上記ヨークアッセンブリを上記中立角
度位置を挾んで、上記中立角度位置から逆位相若しくは
同位相側へ所定角度θ回動して第2の角度位置とし、上
記ヨークアッセンブリが第1の角度位置から第2の角度
位置へ回動する際の上記後輪操舵軸の変位量δを測定し
、その後、上記後輪操舵軸の変位量δの半分の変位量δ
/2だけ後輪操舵軸を、上記変位伝達手段を移動させる
ことにより変位させ、その状態で上記変位伝達手段を本
組付けする構成とする。
(作用) 変位伝達手段を仮組付けしかつ油圧を作用させた状態で
、まず上記ヨークアッセンブリを略中立角度位置とした
状態とし、その状態から上記ヨークアッセンブリを正位
相側若しくは逆位相側へ所定角度θ回動して第1の角度
位置とする。それから、上記ヨークアッセンブリを上記
中立角度位置を挾んで、上記中立角度位置から逆位相若
しくは同位相側へ所定角度θ回動して第2の角度位置と
する。上記ヨークアッセンブリが第1の角度位置から第
2゛の角度位置へ回動する間に、上記後輪操舵軸がスト
ローク変位する変位量δを測定し、その後、上記後輪操
舵軸の変位量δの半分の変位量δ/2だけ後輪操舵軸か
変位するように、上記変位伝達手段を調整移動させる。
しかして後輪操舵軸が変位量δ/2だけ変位した状態で
、上記変位伝達手段を本組付けする。これによって入力
シャフトの中立から後輪操舵軸の中立までの中立調整が
一度に行われる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に沿って詳細に説明する。
本発明の前提となる車両後輪操舵装置1は、第1図に概
略構成を示すように、転舵比可変手段11と、パワース
テアリング手段12と、後輪操舵軸13と、変位伝達手
段14と、油圧切換バルブ15とを備えてなり、所定の
転舵比特性にしたがってすなわち前輪操舵角に応じて後
輪(図示せず)を転舵すると共に転舵比を車速に応じて
変化させるように構成されている。
上記後輪操舵軸13は、車幅方向に延設され両端部が左
右1対のタイロッド及びナックルアームを介して左右1
対の後輪に連結され、該後輪操舵軸13の車幅方向のス
トローク変位により後輪が操舵されるようになっている
上記後輪操舵軸13の車幅方向のストローク変位は、転
舵比可変手段1]とパワーステアリング手段12とによ
って行われる。
上記転舵比可変手段11は、後輪を操舵する際の転舵比
を変化させるものであり、前輪操舵角に応じて車幅方向
にストローク変位せしめられる出力ロッド部材16を有
する。
また、上記前輪操舵角に対する出力ロッド部材16の変
位量の比(転舵比に対応)は、後述するように、ステッ
ピングモータ17が揺動駆動するヨークアッセンブリ1
8の揺動角度に応じて変化するように構成されている。
該ステッピングモータ17の回転量は、車速センサ(図
示せず)から出力される車速信号に基づき適宜制御され
、かつそのステッピングモータ17の実際の回転量は転
舵比センサ(図示せず)によって検出され、その検出信
号によってフィードバック制御される。
上記転舵比可変手段11における出力ロッド部材16の
ストローク変位量に応じて油圧切換バルブ15が切換制
御され、該切換バルブ15によって制御され油圧を利用
して操舵力を発生させるパワーステアリング手段12に
より後輪操舵軸13の変位が制御されて、後輪の操舵が
油圧アシストされる。
上記転舵比可変手段11は、上記出力ロッド部材16、
ステッピングモータ17及びヨークアッセンブリ18(
揺動輪部材22、振子アーム23、揺動ギヤ31)のほ
かに、ベベルギヤ21及び連結ロッド24とを備えてな
り、これらの部材16゜17.18,21.24は、第
2図乃至第6図に詳細を示すように、ケーシング25に
収容されている。
上記転舵比可変手段11の出力ロッド部材16は、その
軸線方向に摺動可能にケーシング25に支持されており
、該軸線方向にストローク変位することによって、後述
するように、変位伝達手段14を介して後輪操舵軸13
をその軸方向(車幅方向)に変位せしめ、これにより該
後輪操舵軸13の両端部に連係された後輪を操舵するよ
うになっている。
上記ベベルギヤ21は、出力ロッド部材16のレバー2
8より出力ロッド部材16側に、出力ロッド部材16と
共にかつ出力ロッド部材16と同軸の軸線回りに回転可
能に、出力ロッド部材16に支持部材52を介して支持
されている。ベベルギヤ21と噛合し前輪の舵角量を入
力する入力シャフト26の後端部のピニオン27が、ハ
ンドル操舵により回転するのに伴って上記軸線回りに回
転するようになっている。
上記揺動軸部材22は、出力ロッド部材16と同軸とな
る位置を取り得る軸線を有し、揺動ギヤ31に固定され
ている。この揺動ギヤ31は、ステッピングモータ17
の駆動により回転するウオーム32と噛合して、揺動軸
部材22の軸線p1と交差する紙面に垂直な揺動軸31
a(第4図参照)の軸線回りに回動し、これにより揺動
軸部材22をも同時に回動せしめるようになっている。
なお、揺動ギヤ31の軸31aはカップリング54を介
してステッピングモータ17のモータ軸17aに結合さ
れている(第6図参照)。
上記振子アーム23は、揺動軸部材22の軸線11回り
に揺動可能に該揺動軸部材22に連結され、該振子アー
ム23の軸線p2が、揺動軸部材22の回動軸線と揺動
軸部材22の軸線11との交点を通るように、揺動軸部
材22への連結位置が定められている。
上記連結ロッド24は、後輪操舵軸13と同様に、出力
ロッド部材16の軸線13と平行な軸線を有しており、
上記出力ロッド部材16、ベベルギヤ21及び振子アー
ム23に連結され、出力ロッド部材16とヨークアッセ
ンブリ18とを連係している。出力ロッド部材16への
連結は、出力ロッド部材16の端部に固設されたレバー
28に連結ロッド24の中間部を分割結合することによ
ってなされ、ベベルギヤ21への連結は、該ベベルギヤ
21が取付けられている支持部材52の延長部52aに
形成された挿通孔に連結ロッド24の一端部を挿通させ
ることによってなされ、振子アーム23への連結は、連
結ロッド24の他端部に全方向回転可能に設けられたボ
ールジヨイント部材33の挿通孔に振子アーム23を挿
通させることによってなされる。
したがって、連結ロッド24は、出力ロッド部材16に
対しては固定されているか、ベベルギヤ21に対して軸
線β4の方向に摺動可能であり、振子アーム23に対し
て軸線g2の方向に摺動可能である。なお、振子アーム
23の軸線p2は、揺動軸部材22の回動により軸線p
3の直交方向に対して傾き、この傾いた方向に振子アー
ム23が摺動することとなるが、この場合においても軸
線12と軸線I4との挟角変化が吸収されるので、振子
アーム23から連結ロッド24へ伝達される力のうち出
力ロッド部材16の軸線g3の直交方向の成分は上記連
結点において吸収され、該直交方向の相対移動が可能と
なる。
このように、転舵比可変手段11における振子アーム2
3(ヨークアッセンブリ18)と連結ロッド24との連
結が、両者を軸fill 3の直交方向に相対移動可能
となるようにしてなされているので、振子アーム23が
回動したときの該振子アーム23と連結ロッド24と連
結点の軌跡は、軸線ρ、を中心とする所定半径の円筒の
外周面上の円軌跡または楕円軌跡となる。
以上のように、上記振子アーム23と連結ロッド24の
連結を、出力ロッド部材16の軸線g3に直交する方向
に相対移動可能となるように行うことにより、連結ロッ
ド24の軸線g4と出力ロッド部材16の軸線g、との
なす角度を一定にすることができ、これにより出力ロッ
ド部材16の変位に左右偏差が生ずるのを防止すること
ができる。
また、上記出力ロッド部材16のロッドガイド35が、
変位伝達手段14に連係されている。出力ロッド部材1
6は、一端部が連結ロッド24にレバー28を介して連
結される出力ロッド36の他端部が、軸線g3の方向に
変位可能に筒状のロッドガイド35内に嵌合せしめられ
てなり、上記ロッドガイド35と出力ロッド36との端
部がケシング25に支持されている。上記ロッドガイド
35は、変位伝達手段14の係合端部Aと係合する係合
部35aを有する第1筒部材35bと、該第1筒部材3
5bに螺合した第2筒部材35cとを有し、出力ロッド
36との間にバネ37が介装されている。
したがって、連結ロッド24によって出力ロッド36に
軸線g3の方向の変位が伝達された場合、通常は出力ロ
ッド36からバネ37を介して出力ロッドガイド35に
伝達され、このロッドガイド35から係合部35aに係
合された変位伝達手段14の係合端部Aに伝達される。
しかしながら、変位伝達手段14の係合端部Aの動きが
規制され、それによって出力ロッド36の変位時にバネ
37のバネ力以上の負荷がロッドガイド35に作用した
場合には、出力ロッド36の変位はこのバネ37の収縮
によって吸収され、ロッドガイド35には伝達されない
また、上記油圧切換バルブ15は、バルブハウジング4
1と該バルブハウジング41内に該バルブハウジング4
1に対して上記出力ロッド部材16の軸線g、と平行な
軸線g5方向に変位可能に収容されたバルブスプール4
2とからなる。バルブスプール42は以下に詳述する変
位伝達手段14を介して出力ロッド部材16及び後輪操
舵軸13によって変位せしめられる。このバルブスプー
ル42の変位によってパワーステアリング手段12への
油圧の供給が制御される。
また、この後輪操舵軸13にはセンタリングバネ45が
設けられており、油圧切換バルブ15やパワーステアリ
ング手段12における油圧が消失した場合やこの後輪操
舵装置の機械系に破損や故障が生じ、それによって上記
油圧系をドシン開放してパワーステアリング手段12の
シリンダにおける油圧を消失させた場合に、このセンタ
リングバネ45によって後輪操舵軸13を中立位置つま
り後輪が操舵されず直進状態にある位置に位置決めし、
いわゆるフェイルセーフを図るように構成されている。
上記パワーステアリング手段12のシリンダは、油圧力
によって後輪操舵軸13を車幅方向に変位させるもので
あり、ピストン46か直接後輪操舵軸13に固設され、
このピストン46の左右に左右の油室44.43が形成
されている。
上記変位伝達手段14は、出力ロッド部材16(ロッド
ガイド35)のほかに、バルブスプール42と後輪操舵
軸]3と車体(支持サポート38)とに係合し、上記出
力ロッド部材16の変位によって上記バルブスプール4
2を所定の方向に変位させる方向に作動せしめられると
共に、該バルブスプール42の変位により生じる上記後
輪操舵軸13の変位によって上記バルブスプール42を
上記と反対の方向に変位させる方向に作動せしめられる
ように構成されてなるものである。
具体的には、変位伝達手段14は、縦レバーと横レバー
とからなる十字レバー1.4 aを有し、縦レバーの一
端部である係合端部Aが出力ロッド部材16のロッドガ
イド35に、他端部である係合端部Bが後輪操舵軸13
に、また、横レバーの一端部である係合端部Cが車体に
固設された支持サポート38に、他端である係合端部り
が上記バルブスプール42にそれぞれ係合されている。
上記係合端部A、B、Dはそれぞれ出力ロッド部材16
のロッドガイド35、後輪操舵軸13及びバルブスプー
ル42に対して軸線方向には移動不可能に、その他の方
向には移動可能にかつ回転可能に係合せしめられ、係合
端部Cはボールジヨイント(図示せず)によって回転は
可能にかつ移動は不可能に係合されている。
したがって、バルブスプール42及び後輪操舵軸13が
共に中立位置にある状態から出力ロッド部材16が右方
向に変位したとすると、十字レバ14aの係合端部Aは
出力ロッド部材16と共に右方向に変位し、係合端部A
の変位時に後輪操舵軸13にはタイヤ反力やセンタリン
グバネ45による反力が作用しているので、この係合端
部Bは軸方向に不動であり、かつ係合端部Cも支持サポ
ート38(車体)に取付固定されて不動であるので、こ
の十字レバ〜14aは係合端部Bと係合端部Cとを結ぶ
直線を中心として傾き、つまり十字レバー14aはバル
ブスプール42を所定方向である右方向に変位させる方
向に作動せしめられ、係合端部りによってバルブスプー
ル42を右方向に変位させる。
このようにしてバルブスプール42が中立位置から右方
向に変位すると、右油室43の油圧は増大し、左油室4
4の油圧は減少し、パワーステアリング手段12には後
輪操舵軸]3を左方向に押す油圧力が生じる。この後輪
操舵軸13を左方向に押す油圧力は上記バルブスプール
42の右方向変位の増大に応じて増大して、バランス位
置となる。
そして、上記バルブスプール42が中立位置からバラン
ス位置まで所定量右方向に変位せしめられると、それに
よって生じるパワーステアリング手段12の上記油圧力
が後輪操舵軸13に作用する外力(センタリングバネ力
やタイヤ反力など)とバランスして釣り合う。
その状態からバルブスプール42がさらニ右方向に変位
せしめられると、それによって上記パワ−ステアリング
手段12に生しる油圧力は上記後輪操舵軸13に作用す
る外力よりも大きくなり、後輪操舵軸13は該油圧力に
よって左方向に変位せしめられる。
そして、後輪操舵軸13が左方向に変位せしめられると
、十字レバー14aの係合端部Bはこの後輪操舵軸]3
と共に左方向に変位せしめられ、そのとき出力ロッド部
材16にはハンドル操舵力や前輪のタイヤ反力などが作
用しているので、係合端部Aは不動であり、また係合端
部Cも不動であるので、この十字レバー14aは係合端
部Aと係合端部Cとを結ぶ直線を中心として傾き、バラ
ンス位置に戻ったら後輪操舵軸13の変位か停止する。
この状態からさらに出力ロッド部材16が右方向へ変位
してバルブスプール42が右方向へ変位すると上記と同
様にして後輪操舵軸13が左方向へ変位し、バルブスプ
ール42がバランス位置に戻ったところで停止し、この
作動を繰り返すことにより出力ロッド部材]6の変位量
に対応した量だけ後輪操舵軸13か変位し、その変位量
に応じて後輪が操舵される。
上記出力ロッド部材16か左方向に変位した場合には十
字レバー]4a1バルブスプール42及び後輪操舵軸1
3の動きか上記の場合と逆になるだけてあり、作動原理
は同様であるので説明は省略する。なお、このバルブス
プールの動きは、前述した先行技術(特開平1−273
772号公報)のものと基本的に同一である。
上記転舵比可変手段]1による転舵比の変更制御は種々
の要因に基づいて行うことができ、またその変更制御パ
ターンも種々のものが考えられる。
本実施例では車速に基づき、低速領域においては後輪を
ハンドル操舵及び前輪に対して逆位相に転舵させて旋回
性の向上を図り、高速領域では同位相に転舵させて走行
安定性の向上を図るように制御される。なお、この場合
、バンドル操舵と前輪操舵とは常に同位相である。
続いて、上記後輪操舵装置1の中立調整方法について説
明する。なお、これは、ケーシング25+、: ハマタ
カバー53が取付けられていない状態で、油圧が作用し
ている状態で行われる。
まず、支持サポート38をケーシング25に仮組付けし
た状態とし、ヨークアッセンブリ18を略中立角度位置
(見掛けの中立角度位置)とする。
しかして、ステッピングモータ17に例えば8゜Oパル
スを送ってウオーム32を反時計方向に回転し、該ウオ
ーム32と揺動ギヤ31との噛合によりヨークアッセン
ブリ18を上記略中立角度位置より例えば正位相側に所
定角度θ(800パルスの場合は14.4deg)だけ
回転した第1の角度位置とし、そのときの後輪操舵軸1
3のストローク位置を、例えば電気式マイクロメータ等
の変位計を用いて測定し記憶する。
この状態で、入力シャフト26を全回転可能範囲に亘っ
て回転させて、入力シャフト26の回転角度と後輪操舵
軸13の変位量との関係を、例えばX−Yレコーダを用
いてグラフを描き(第7図り、参照)、それに基づいて
入力シャフトを略中立角度位置とする。
それから、ステッピングモータ17に(800十800
)パルスを送ってウオーム32を時計方向に回転し、そ
れによってヨークアッセンブリ18を、上記中立角度位
置より例えば逆位相側に所定角度−〇だけしたがって第
1の角度位置がら2θ(−28,8deg)回動させて
第2の角度位置とする。しかして、このときの後輪操舵
軸13のストローク位置を測定して記憶し、それらに基
づいてヨークアッセンブリ18が第1の角度位置がら第
2の角度位置に回動したときの後輪操舵軸13の総変位
量δ及びその変位方向を検出する。このときの入力シャ
フト26の回転角度と後輪操舵軸13の変位量との関係
は、第7図の曲線L2に示す通りである。
それから、支持サポート38を変位させて、後輪操舵軸
13が上記総変位量δの1/2すなわちδ/2だけ所定
方向に変位させ、後輪操舵軸13が変位量δ/2だけ変
位した状態で支持サポート38を本組付けする。このと
きの入カシャフト260回転角度と後輪操舵軸13の変
位量との関係は、第7図の曲線L3に示す通りである。
しかして、ヨークアッセンブリ18を揺動して、同位相
側及び逆位相側の適当な角度位置でそれぞれ入力シャフ
ト26の回転角度と後輪操舵軸13の変位量との関係を
グラフに表し、それらの入力シャフト26の中立位置が
一致していることを確認して、中立調整を終了する。
このようにすれば、最初ヨークアッセンブリ18を見掛
けの中立角度位置とし、それから一連の簡単な操作を行
なうだけで、入力シャフト26の中立から後輪操舵軸2
6の中立までの中立調整が一度にかつ容易に行なうこと
ができる。なお、入力シャフト18と後輪操舵軸13の
変位量との関係については、第7図に示すように不感帯
Sがあるので、最初にヨークアッセンブリ18を見掛け
の中立角度位置とし、それから一連の簡単な操作を行な
うたけで機械系統と吸気系統との中立調整を一度に行な
うことができるのであり、支持サポート38の組付けに
より中立のずれがあってもそれが吸収されるのである。
(発明の効果) 本発明は、上記のように、変位伝達手段を仮組付けしか
つ油圧を作用させた状態で、上記ヨークアッセンブリを
略中立角度位置とした状、態から上記ヨークアッセンブ
リを正位相側若しくは逆位相側へ所定角度θ回動して第
1の角度位置とし、それから、上記ヨークアッセンブリ
を上記中立角度位置を挾んで、上記中立角度位置から逆
位相若しくは同位相側へ所定角度θ回動して第2の角度
位置とし、上記ヨークアッセンブリか第1の角度位置か
ら第2の角度位置へ同動する際の上記後輪操舵軸の変位
量6を測定し、その後、上記後輪操舵軸の変位mδの半
分の変位量δ/2だけ後輪操舵軸を、上記変位伝達手段
を移動させることにより変位させ、その状態で上記変位
伝達手段を本組付けするようにしたから、入力シャフト
の中立から後輪操舵軸の中立までの中立調整を、機械系
統、油圧系統を含めて一度に、しかも容易に行なうこと
かできる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は車両の後輪操舵
装置の概略構成図、第2図は転舵比可変手段の断面図、
第3図は第2図の■−■線における断面図、第4図は第
2図のIV−IV線における断面図、第5図は第2図の
v−v線における断面図、第6図は第2図におけるVl
−Vl線における断面図、第7図は中立調整方法の原理
の説明図である。 1・・・・・・後輪操舵装置 12・・・・・・パワーステアリング手段13・・・・
・・後輪操舵軸 14・・・・・・変位伝達手段 16・・・・・・出力ロッド部材 18・・・・・・ヨークアッセンブリ 26・・・・・・入力シャフト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)後輪を操舵する後輪操舵軸と、前輪の舵角量を入
    力する入力シャフトと、該入力シャフトからの入力を受
    け軸方向にストローク変位する出力ロッド部材と、該出
    力ロッド部材に連係されるとともに揺動可能に支承され
    、その揺動角度によって入力シャフトの回転による出力
    ロッド部材のストローク変位量を制御するヨークアッセ
    ンブリと、上記出力ロッド部材に連係され出力ロッド部
    材のストローク変位量を、後輪操舵軸に伝達する変位伝
    達手段と、上記後輪操舵軸の変位を油圧アシストするパ
    ワーステアリング手段と、上記変位伝達手段に連係され
    パワーステアリング手段を制御する油圧切換バルブとを
    備える車両後輪操舵装置において、 上記変位伝達手段を仮組付けしかつ油圧を作用させた状
    態で、上記ヨークアッセンブリを略中立角度位置とした
    状態から上記ヨークアッセンブリを正位相側若しくは逆
    位相側へ所定角度θ回動して第1の角度位置とし、 それから、上記ヨークアッセンブリを上記中立角度位置
    を挾んで、上記中立角度位置から逆位相若しくは同位相
    側へ所定角度θ回動して第2の角度位置とし、 上記ヨークアッセンブリが第1の角度位置から第2の角
    度位置へ回動する際の上記後輪操舵軸の変位量δを測定
    し、 その後、上記後輪操舵軸の変位量δの半分の変位量δ/
    2だけ後輪操舵軸を、上記変位伝達手段を移動させるこ
    とにより変位させ、その状態で上記変位伝達手段を本組
    付けすることを特徴とする車両後輪操舵装置の中立調整
    方法。
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