JPH05278155A - 樹脂フィルム裏張りプレート - Google Patents

樹脂フィルム裏張りプレート

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Publication number
JPH05278155A
JPH05278155A JP8233992A JP8233992A JPH05278155A JP H05278155 A JPH05278155 A JP H05278155A JP 8233992 A JP8233992 A JP 8233992A JP 8233992 A JP8233992 A JP 8233992A JP H05278155 A JPH05278155 A JP H05278155A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin film
plate
flat
flat lid
lids
Prior art date
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Pending
Application number
JP8233992A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Osawa
敬一 大沢
Tetsuo Nishii
徹雄 西井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP8233992A priority Critical patent/JPH05278155A/ja
Publication of JPH05278155A publication Critical patent/JPH05278155A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】積み上げられた状態からの個別取り出しが簡単
でかつ美観を損なうことがない樹脂フィルム裏張りプレ
ートを提供する 【構成】樹脂フィルム裏張りプレートとしての平蓋22
を構成するプレート22aの裏主面に貼着された樹脂フ
ィルム22cの外表面には互いに略等しい高さの複数の
小突起22dが互いに離れて突設されているので、これ
ら平蓋22を積み上げた場合、各平蓋22間に小突起2
2dの高さに等しいスペースが生じて、平蓋22間の密
着が生じない。その結果、平蓋すなわち樹脂フィルム裏
張りプレート22の剥離作業が簡単となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂フィルムが裏張り
されたプレートからなる樹脂フィルム裏張りプレートに
関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンコントロールユニット(EC
U)は、マイコンを含む電子回路部品を搭載したプリン
ト基板をケースに密閉して構成される。このケースは電
磁シールドなどの点からアルミ板などが採用されるが、
ケースの小型化を図るためにケースの裏面に電気絶縁の
ために樹脂フィルムを貼着することが行われている。
【0003】このケースは例えばプリント基板を包囲、
保持する枠とこの枠の上下開口を覆う平蓋とからなって
おり、平蓋を枠に締着するに際しては予め多数積み上げ
られた平蓋層の上端から一枚の平蓋を剥離して枠上に移
送する作業がなされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
平蓋はその両面が平滑であるために互いの密着性が高
く、平蓋層の上端から平蓋を一枚だけ剥離することは容
易ではなかった。このため、手作業では作業者の負担が
大きく、また真空吸着式の吸盤をもつ剥離機を用いた場
合でも複数枚一度に剥離される場合があり、完全な自動
化は困難であった。
【0005】本発明者らはこの問題の抜本的な解決を図
るためにまず各平蓋の間に何らかのスペーサを挟むこと
を考えたが、このようなスペーサの使用は作業工数増加
の点で実施困難であった。次に、平蓋を構成するアルミ
薄板に打ち出しにより突起を設けることを考えた。しか
しながらこの方法は簡単でコストの点でそれほどの負担
増加がないものの、平蓋の表主面に突起が残り美観上な
どの問題が生じた。本発明は、上記問題点に鑑みなされ
たものであり、積み上げられた状態からの個別剥離が簡
単でかつ美観を損なうことがない樹脂フィルム裏張りプ
レートを提供することをその目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の樹脂フィルム裏
張りプレートは、プレートと、前記プレートの裏主面に
貼着される樹脂フィルムとを備える樹脂フィルム裏張り
プレートにおいて、互いに略等しい高さを有し前記樹脂
フィルムの外表面に互いに離れて突設されるスペーサ用
の小突起を備えることを特徴としている。
【0007】
【作用】プレートの裏主面に貼着された樹脂フィルムの
外表面には互いに略等しい高さの複数の小突起が互いに
離れて突設されているので、このような小突起を有する
フィルムが貼着されてなる樹脂フィルム裏張りプレート
を積み上げた場合、各樹脂フィルム裏張りプレート間に
小突起の高さに等しいスペースが生じて、プレート間の
密着が生じない。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように本発明の樹脂フィル
ム裏張りプレートは、プレートの裏主面に貼着される樹
脂フィルムの外表面に互いに分離して突設される複数の
小突起を有しているので、積み上げ状態でも互いに密着
することがなく剥離作業が簡単となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を適用したECUの一実施例を
図1を参照して説明する。このECUは、電子回路部品
を搭載したプリント基板1と、このプリント基板1を密
閉するケース2とからなり、ケース2はプリント基板を
包囲、保持する枠21とこの枠21の上下開口を覆う一
対の平蓋22とからなる。
【0010】枠21はアルミニウムのダイキャスト鋳造
により成形された両端開口の四角枠であって、枠21の
内壁面の複数箇所には内方へプリント基板締着用の棚部
(図示せず)が張り出している。プリント基板1はこれ
ら棚部に載置されており、更に不図示のねじによりプリ
ント基板1は棚部に締着されている。
【0011】平蓋22(本発明でいう樹脂フィルム裏張
りプレート)は周縁部の全周にわたってわずかな段差縁
22eが形成されており、枠21の両端開口をそれぞれ
覆って枠21の四隅にねじ23により固定されている。
平蓋22は、図1又は図2に示すように厚さ約1mm、
一辺が約150mmのアルミニウムを素材とするプレー
ト22aと、プレート22aの周縁部に一定幅の隙間を
残してこのプレート22aの裏主面bに両面テープ22
bにより貼着されたポリエチレンテレフタレートを素材
とする樹脂フィルム22cとからなる。
【0012】樹脂フィルム22cの厚さは約180μm
であって、樹脂フィルム22cのやや周縁部の外表面に
はスペーサ用の小突起22dが6個互いに一定間隔離れ
て突設されている。小突起22dの断面形状を図3に示
す。この小突起22dは加熱バーによる打ち出しにより
形成されたものであり、直径約5mm、高さ約1.3m
mの切頭円錐筒形状を有し、その先端面は平坦となって
いる。
【0013】これら小突起22dの形成方法の一例を簡
単に説明すると、ロール状に巻かれた長尺の樹脂フィル
ムテープを切断機の固定下型の上に載置し、その上方に
設けた可動上型を下降させて樹脂フィルム22cを押切
りする場合に、この可動上型の所定位置に内蔵電熱ヒー
タにより加熱された加熱バーを付設しておけば、上記し
た樹脂フィルム22cの切り出しと同時に小突起22d
の加熱打ち出しが行える。また、上記長尺の樹脂フィル
ムテープを一対のローラの間を通過させ、一方のローラ
の円周面に加熱バーを突設し、他方のローラに上記加熱
バーが嵌入する凹部を形成しておき、これらローラを同
期回転すれば、小突起22dを連続的に形成することが
できる。
【0014】次に、この平蓋22の組付け工程を図5を
参照して説明する。プリント基板1が締着された枠21
はインタバル運転されるベルトコンベヤ3により移送さ
れる。ベルトコンベヤ3に近接して多数の平蓋22が積
み上げられており、平蓋22に近接して剥離機4が配設
されている。剥離機4は平蓋22の上方を通って水平に
延びベルトコンベヤ3上に達する固定ガイド41を備
え、固定ガイド41の下面には下端に吸盤42をもつ可
動アーム43が保持されている。可動アーム43は剥離
機4の駆動機構(図示せず)により平蓋22の上面に下
降して最上端の平蓋22を一枚吸着し、その後、上昇、
コンベヤ3の上方への水平移動、枠21の上への下降、
吸盤42からの空気の吹き出しによる平蓋22の落下を
順次行い、作業者が平蓋22を枠21に締着する。
【0015】以上説明したように本実施例では、プレー
ト22aを加工することなく、加工容易でかつケース2
の内側に隠れる樹脂フィルム22c側に小突起22dを
設けているので、小突起22dが隣接する平蓋22間の
密着を防ぐので積み重ねた状態の平蓋22の剥離が容易
となる。すなわち、小突起22dの先端は隣接する平蓋
22のプレート22aの平坦な表面に当接するので、隣
接する平蓋22同士が密着することがない。また、小突
起22dはプレート22aの裏主面に貼着される樹脂フ
ィルム22cに形成されるので美観を損なうことがな
い、樹脂フィルム22cの塑性変形が容易であるので加
工は容易である、各小突起22dの高さは等しいので積
み上げても崩れることがないなどの優れた作用効果を奏
することができる。
【0016】なお上記実施例では、プレート22aの材
質を金属としたが、金属に限定されないことは当然であ
る。またプレート22aの形状は平板形状に限定されな
いことは当然である。小突起22dは加熱バーによる打
ち出しの他、常温バーによる打ち出しでも形成できる。
小突起22dの形状は、実施例1のような点状の他、線
状でもよく、所定の模様としてもよい。
【0017】また、図4に示すように小突起22dはド
ーム形状に打ち出しすることもできる。ただし、このよ
うな形状では先端の接触面積が小さくなって面圧増大に
よりつぶれが生じて小突起22dの実質高さが減少する
ので、その分だけ打ち出し高さを増加することが好まし
い。なお、小突起22dの高さはその配設密度にもよる
が、概ね0.5から2mmの範囲、好ましくは1から
1.5mmの範囲とするのが好ましい。0.5mm以下
では配設密度を増加しても密着しやすくなり、2mm以
上とすると打ち出しが難しくなり、また小突起22dが
プリント基板1上の素子などに接触しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したECUの組立を示す分解斜
視図、
【図2】 図1の平蓋の裏主面図、
【図3】 図1の小突起の拡大断面図
【図4】 小突起の変形態様を示す拡大断面図、
【図5】 図1の平蓋の締着を示す斜視図。
【符号の説明】
1…プリント基板、2…ケース、21…枠、22…平蓋
(樹脂フィルム裏張りプレート)、22a…プレート、
22c…樹脂フィルム、22d…小突起

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プレートと、前記プレートの裏主面に貼着
    される樹脂フィルムとを備える樹脂フィルム裏張りプレ
    ートにおいて、 互いに略等しい高さを有し前記樹脂フィルムの外表面に
    互いに離れて突設されるスペーサ用の小突起を備えるこ
    とを特徴とする樹脂フィルム裏張りプレート。
JP8233992A 1992-04-03 1992-04-03 樹脂フィルム裏張りプレート Pending JPH05278155A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8233992A JPH05278155A (ja) 1992-04-03 1992-04-03 樹脂フィルム裏張りプレート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8233992A JPH05278155A (ja) 1992-04-03 1992-04-03 樹脂フィルム裏張りプレート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05278155A true JPH05278155A (ja) 1993-10-26

Family

ID=13771813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8233992A Pending JPH05278155A (ja) 1992-04-03 1992-04-03 樹脂フィルム裏張りプレート

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JP (1) JPH05278155A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010232330A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Autech Japan Inc 強電体のケース構造
JP2013171790A (ja) * 2012-02-22 2013-09-02 Aisin Seiki Co Ltd 端子接続構造体

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4960387A (ja) * 1972-10-16 1974-06-12
JPS5489212A (en) * 1977-12-27 1979-07-16 Toshiba Corp Scherbius device
JPS60242040A (ja) * 1984-05-16 1985-12-02 Mitsubishi Yuka Badische Kk 緩衝性積層材の製造方法

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