JPH0527782B2 - - Google Patents

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JPH0527782B2
JPH0527782B2 JP3921485A JP3921485A JPH0527782B2 JP H0527782 B2 JPH0527782 B2 JP H0527782B2 JP 3921485 A JP3921485 A JP 3921485A JP 3921485 A JP3921485 A JP 3921485A JP H0527782 B2 JPH0527782 B2 JP H0527782B2
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JP
Japan
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pulley
spring
pressure
main
gear ratio
Prior art date
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Application number
JP3921485A
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English (en)
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JPS61197849A (ja
Inventor
Yasuto Sakai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
Priority to JP3921485A priority Critical patent/JPS61197849A/ja
Publication of JPS61197849A publication Critical patent/JPS61197849A/ja
Publication of JPH0527782B2 publication Critical patent/JPH0527782B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/66Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings
    • F16H61/662Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members
    • F16H61/66254Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members controlling of shifting being influenced by a signal derived from the engine and the main coupling

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、車両用ベルト式無段変速機の油圧制
御装置に関し、変速比制御弁の変速スプリングの
ばね特性に関する。
【従来の技術】 この種の無段変速機の油圧制御装置に関して
は、従来例えば、特開昭54−157930号公報、特開
昭55−65755号公報の先行技術がある。これら先
行技術において、油圧による基本的な変速制御が
提案されている。 即ち実際に変速制御するものとして、変速比制
御弁を有する。この変速比制御弁は、エンジン回
転数に応じたピトー圧とアクセル開度に応じたス
プリング荷重の平衡関係により、ライン圧を主プ
ーリに給排油するように構成される。そして或る
アクセル開度のスプリング荷重とエンジン回転数
のピトー圧のバランス関係において、スプリング
荷重の方が大きい場合は、主プーリを排油してダ
ウンシフトし、車速の上昇によりピトー圧の方が
大きくなると、主プーリに給油してアツプシフト
する。こうして車速に対してエンジン回転数を、
常に一定に保つように変速制御する。 ここで、減速時の変速制御について第4図によ
り説明する。変速比制御弁はbのように構成さ
れ、アクセル開放の減速時には、スプリングFの
荷重は、スロツトルカムCのベースサークルに基
づくリフトで小さく定められる。このとき車速と
共にエンジン回転数が比較的高い場合は、スプー
ルSがピトー圧Pにより図の左側へ移動し、ライ
ン圧ポートAとポートBの連通で主プーリが給油
状態に保持される。そこでaの変速特性におい
て、最小変速比hに沿つて車速と共にエンジン回
転数が低下する。 そしてエンジン回転数が、最小のスプリング荷
重とバランスする回転数N1のダウンシフト開始
点Eに低下すると、これ以降はポートBとドレン
ポートDの連通により主プーリが排油される。そ
して車速が低下するのに伴い最低変速ラインmに
沿つてダウンシフトし、最大変速比に戻るよう
に変速制御される。 ここで変速比制御弁による変速性能は、スプリ
ングFのばね特性に大きく依存する。即ち、ばね
定数が小さい場合は、スプリングの荷重変化に対
して移動ストロークが大きいため、一度に給排油
される量も多くなつて、荒く変速される。逆にば
ね定数が大きい場合は、移動ストロークが小さい
ため、少しづつ給排油して細かく滑らかに変速さ
れる。そこでスプリングFのばね特性は、滑らか
な変速を行うために、cに示すようにばね定数の
大きい線形に設定される。
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記先行技術のものにあつては、変
速比制御弁のスプリングFのばね特性が、ばね定
数の大きい線形に設定されているので、以下のよ
うな不具合がある。即ち、ダウンシフト開始点以
降のばね定数も大きいため、スプールSの移動ス
トロークが小さく、排油によるダウンシフトが少
しずつ行われることになる。そのため減速時の急
ブレーキの場合は、aの破線のようにダウンシフ
トして変速制御が車両停止に間に合わず、車両停
止時に急激に残りのダウンシフトが行われて、ベ
ルトスリツプを招くおそれがある。 また急ブレーキ後にアクセル踏込みにより再加
速すると、一旦最大変速比に急激にダウンシフト
してエンジンブレーキが作用し、シヨツクを招
く。更に、ライン圧の上昇が追従できず、ベルト
押付け力が不足する。 本発明は、このような変速比制御弁のばね特性
に鑑み、滑らかな変速と、減速時の迅速なダウン
シフトを両立することができる無段変速機の油圧
制御装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本発明は、エンジン側
の主軸とこの主軸に平行配置される車輪側の副軸
とに、それぞれプーリ間隔可変の主プーリ及び副
プーリと、両プーリ間に巻回される駆動ベルトと
を有し、主副プーリの各サーボ装置に供給される
油圧によりプーリの有効径を変化させて主副軸間
のプーリ比を無段階に変速制御する無段変速機に
おいて、 油圧源より主副プーリのサーボ装置に連通する
油圧制御回路に、副プーリサーボ装置に供給され
るライン圧を変速比に応じて制御する圧力調整弁
と、スロツトル開度に応じたスプリング力とエン
ジン側の回転数に応じたピトー圧との関係により
ライン圧を主プーリサーボ装置に給排油して変速
比を変化する変速比制御弁とを備えると共に、 上記変速比制御弁は、スロツトルカムのリフト
に応じて移動してスプリング力を付与する操作プ
ランジヤと、ライン圧を排給油するスプールとの
対向間に付勢される変速スプリングを有し、該変
速スプリングは巻数のピツチ等を変えてばね定数
を非線形に変化する特性に設定してなることを特
徴とする。
【作用】
上記構成による本発明では、無段変速機が基本
的には、圧力調整弁で副プーリのライン圧を変速
比に応じて制御し、変速比制御弁で主プーリの油
圧を制御して変速制御される。 そして変速比制御弁では、操作プランジヤとス
プールとの間に、ばね定数の異なる非線形のばね
特性の変速スプリングが付勢され、アツプシフト
時はばね定数の大きい特性となるため、滑らかに
変速される。また最低変速ラインをダウンシフト
する場合は、変速スプリングがばね定数の小さい
特性になることで、急ブレーキ等の場合でも迅速
に変速される。
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の一実施例を具体
的に説明する。 第1図において、本発明が適用されるベルト式
無段変速機の一例について説明する。符号1は電
磁粉式クラツチ、2は無段変速機であり、無段変
速機2は大別すると、入力側から前後進の切換部
3、プーリ比変換部4及び終減速部5が伝動構成
される。 また、クラツチハウジング6の一方に電磁粉式
クラツチ1が収容され、そのクラツチハウジング
6の他方と、そこに接合されるメインケース7、
更にメインケース7のクラツチハウジング6と反
対の側に接合されるサイドケース8の内部に無段
変速機2の切換部3、プーリ比変換部4及び終減
速部5が組付けられている。 電磁粉式クラツチ1は、エンジンからのクラン
ク軸10にドライブプレート11を介して一体結
合するリング状のドライブメンバ12、変速機入
力軸13に回転方向に一体的にスプライン結合す
るデイスク状のドリブンメンバ14を有する。そ
して、ドリブンメンバ14の外周側にコイル15
が内蔵されて両メンバ12,14の間に円周に沿
いギヤツプ16が形成され、このギヤツプ16は
その内側の電磁粉を有するパウダ室17と連通し
ている。また、コイル15を具備するドリブンメ
ンバ14のハブ部のスリツプリング18には給電
用ブラシ19が摺接し、スリツプリング18から
更にドリブンメンバ14内部を通りコイル15に
結線されてクラツチ電流回路が構成されている。 こうして、コイル15にクラツチ電流を流す
と、ギヤツプ16を介してドライブ及びドリブン
メンバ12,14の間に生じる磁力線により、そ
のギヤツプ16に電磁粉が鎖状に結合して集積
し、これによる結合力でドライブメンバ12に対
しドリブンマンバ14が滑りながら一体結合し
て、クラツチ接続状態になる。一方、クラツチ電
流をカツトすると、電磁粉によるドライブ及びド
リブンメンバ12,14の結合力が消失してクラ
ツチ切断状態になる。そして、この場合のクラツ
チ電流の制御を無段変速機2の切換部3の操作に
連動して行うようにすれば、P(パーキング)又
はN(ニユートラル)レンジから前進のD(ドライ
ブ),Ds(スポーテイドライブ)又は後退のR(リ
バース)レンジへの切換時に自動的にクラツチ1
が接断して、クラツチペダル操作が不要になる。 ついで無段変速機2において、切換部3は上記
クラツチ1からの入力軸13とこれに同軸上に配
置された主軸20との間に設けられる。即ち、入
力軸13に前進被係合側を兼ねた後進ドライブ用
のギヤツプ21が形成され、主軸20には後進被
係合側のギヤ22が回転自在に嵌合してあり、こ
れらのギヤ21,22が軸23で支持されたカウ
ンタギヤ24,軸25で支持されたアイドラギヤ
26を介して噛合い構成される。そして、主軸2
0とギヤ21及び22との間に切換機構27が設
けられる。ここで、常時噛合つている上記ギヤ2
1,24,26,22はクラツチ1のコイル15
を有するドリブンメンバ14に連通しており、ク
ラツチ切断時のこの部分の慣性マスが比較的大き
い点に対応して、切換機構27は主軸20のハブ
28にスプライン嵌合するスリーブ29が、シン
クロ機構30,31を介して各ギヤ21,22に
噛合い結合するように構成されている。 これにより、P又はNレンジの中立位置では切
換機構27のスリーブ29がハブ28とのみ嵌合
して、主軸20が入力軸13から切離される。次
いで、スリーブ29をシンクロ機構30を介して
ギヤ21側に噛合わすと、入力軸13に対し主軸
20が直結してD又はDsレンジの前進位置にな
る。一方、スリーブ29を逆にシンクロ機構31
を介してギヤ22側に噛合わせると、入力軸13
はギヤ21,24,26,22を介し主軸20に
連結され、エンジン動力が減速逆転して、Rレン
ジの後進位置になる。 プーリ比変換部4は、上記主軸20に対し副軸
35が平行配置され、これらの両軸20,35に
それぞれ主プーリ36、副プーリ37が設けら
れ、両プーリ36,37の間にエンドレスの駆動
ベルト34が掛け渡してある。プーリ36,37
はいずれも2分割に構成され、一方のプーリ半体
36a,37aに対し、他方のプーリ半体36
b,37bがプーリ間隔を可変にすべく移動可能
にされ、可動側プーリ半体36b,37bにはそ
れ自体ピストンを兼ねた油圧サーボ装置38,3
9が付設され、更に副プーリ37の可動側プーリ
半体37bにはプーリ間隔を狭くする方向にスプ
リング40が付勢されている。 また、油圧制御系として作動源のオイルポンプ
41が主プーリ36の隣りに設置される。このオ
イルポンプ41は高圧用のギヤポンプであり、ポ
ンプ駆動軸42が主プーリ36、主軸20及び入
力軸13の内部を貫通してクランク軸10に直結
し、エンジン運転中常に油圧を生じるようになつ
ている。そして、このオイルポンプ41の油圧を
制御して各油圧サーボ装置38,39に給排油
し、主プーリ36と副プーリ37のプーリ間隔を
逆の関係に変化して、駆動ベルト34のプーリ3
6,37におけるプーリ比を無段階に変換し、無
段変速した動力を副軸35に出力する。 終減速部5は、上記プーリ切換部4の高速段側
最小プーリ比が例えば、0.5と非常に小さく、こ
のため副軸35の回転数が大きい点に鑑み、副軸
35に対し1組の中間減速ギヤ43を介して出力
軸44が連結される。そして、この出力軸44の
ドライブギヤ45にフアイナルギヤ46が噛合
い、フアイナルギヤ46から差動機構47を介し
て左右の駆動輪の車軸48,49に伝動構成され
る。 第2図において、変速制御の油圧系について説
明する。主プーリ側油圧サーボ装置38において
主軸20と一体的なシリンダ38aに可動側プー
リ半体36bが嵌合し、シリンダ8a内にライン
圧で給排油される主プーリサーボ室38bを有す
る。また、副プーリ側油圧サーボ装置39におい
ても副軸35と一体的なシリンダ39aに可動側
プーリ半体37bが嵌合し、シリンダ39a内に
ライン圧が導入される副プーリサーボ室39bを
有する。ここでプーリ半体37bに比べてプーリ
半体36bの方が受圧面積が大きく設定され、主
プーリサーボ室38bの油圧により変速制御する
ことが可能になつている。 湯溜50と連通するオイルポンプ41の吐出側
の油路51は、圧力制御弁60に連通し、この圧
力調整弁60で制御されるライン圧の油路52
が、副プーリサーボ室39bと変速比制御弁70
に連通する。変速比制御弁70と主プーリサーボ
室38bの間には、ライン圧を給排油する油路5
3が連通し、圧力調整弁60と変速制御弁70の
ドレン油路54,55が油溜50側に連通する。
また、主プーリ側のシリンダ38aの個所にはク
ラツチ係合後の変速制御において、エンジン回転
に応じたピトー圧の制御信号圧を取出す回転セン
サ56が設置され、この回転センサ56からのピ
トー圧が油路57により圧力調整弁60と変速制
御弁70に導かれる。 更に、エンジン回転の低い状態を含む広範囲で
変速制御を行うDレンジに対し、エンジン回転の
高い範囲に限定して変速制御を行い、アクセル開
放の場合にエンジンブレーキ作用するDsレンジ
を得る油圧系として、圧力調整弁60からのドレ
ン油路54にボールチエツク弁58が設けられ、
このボールチエツク弁58の上流側から分岐する
潤滑油圧回路の油路58がセレクト位置検出弁9
0に連通する。また油路59から分岐する操作油
圧の油路68が、変速比制御弁70のアクチユエ
ータ100に連通している。 圧力調整弁60は、弁本体61にスプール62
が移動可能に挿入され、スプール62とその一方
のブツシユ63との間にスプリング64が付勢さ
れる。また主プーリ可動側プーリ半体36bには
センサシユー65が、実際の変速比を検出するよ
うに係合して、このセンサシユー65が潤滑油路
を兼ねた軸管66で移動可能に支持してブツシユ
63に連通される。 弁本体61において、スプール62のスプリン
グ64と反対側端部のポート61aには油路57
のピトー圧が、ポート61bには油路51のポン
プ油圧が導かれる。また、ポート61cにはポン
プ側の油路51とライン圧を取出す油路52が連
通し、このポート61cのスプリング64側のド
レンポート61d、及びポート61aと61bの
間に設けられてポンプ油圧の漏れがピトー圧に影
響するのを防ぐポート61eがドレン油路54に
連通する。そしてスプール62のランド62aの
チヤンフア部で、ポート61cと61dを連通し
て調圧するように構成される。 即ちスプール62にはピトー圧及びポンプ油圧
がドレンポート61dを開く方向に作用して、こ
れに対しセンサシユー65による変速比に応じた
スプリング64の荷重がドレンポート61dを閉
じる方向に作用する。これにより、例えば変速比
の大きい低速段ではポート61cに高いライン圧
を生じ、変速比が高速段に移行するのに従つてセ
ンサシユー65が左方へ移動し、スプリング64
の荷重の低下によりドレンポート61dが開き、
ライン圧を低下するように制御し、こうして常に
ベルトスリツプを生じないプーリ押付力を保持す
る。 変速比制御弁70は、弁本体71にスプール7
2と有底筒状の操作プランジヤ73が移動可能に
挿入され、両者の間にスプリング74が付勢さ
れ、スプール72のスプリング74と反対側の端
部のポート71aに、油路57によりピトー圧が
導かれる。またスプール72の部分において、中
間のポート71dに主プーリサーボ室38bとを
結ぶ油路53が連通し、その左側のポート71c
にライン圧の油路52が連通し、その右側のポー
ト71cにライン圧の油路52が連通し、その右
側のポート71dにドレン油路55が連通し、ス
プール72の溝部72aが、ポート71bと71
室38b71cまたは71dに連通して、ライン
圧を主プーリサーボ室38bに供給するように構
成される。 スプール72の内部からスプリング74側に
は、調整プランジヤ75が突出して移動可能に挿
入され、このプランジヤ75の突出部先端のリテ
ーナ76と、操作プランジヤ73との間に調整ス
プリング77が設置され、プランジヤ75とスプ
ール72との間にリターン用スプリング78が付
勢される。そして、ライン圧ポート71cがスプ
ール72の小孔79を介してスプール72の内部
に連通し、ライン圧をスプール72とプランジヤ
75に作用して、ライン圧の変化によりスプール
72に対するプランジヤ75の突出量、即ち調整
スプリング77の荷重を変化するように構成され
る。 更に、アクセル開度に応じたリフトするスロツ
トルカム80が、そのカムリフトに応じて移動す
るロツド81、弱いスプリング82を介して操作
プランジヤ73に連結され、操作プランジヤ73
にはロツド81と同じストロークだけ移動するよ
うに規制するストツパ83が設けられる。そし
て、操作プランジヤ73の内部が、切欠き84、
オリフイス85を有する油路86を介してピトー
圧ポート71aに連通し、スプリング82の荷重
を調整するスプリング87が、スプール72の端
部に付勢される。 こうして、スプール72にはピトー圧が、ポー
ト71bと71cの連通でライン圧を主プーリサ
ーボ室38bに導入してアツプシフトする方向に
作用する。一方、アクセル開度に応じたスプリン
グ74とライン圧で調整される調整スプリング7
7の荷重が、ポート71bと71dの連通で、主
プーリサーボ室38bを排油してダウンシフトす
る方向に作用し、両者の平衡関係で変速比を定め
る。ここで、変速開始前のライン圧が最大の場合
は、調整プランジヤ75が最も引込んで調整スプ
リング77の荷重を零にし、このことからスプリ
ング77が無い状態で平衡して変速開始点を定め
る。この変速開始点以降は、ライン圧の低下に基
づいて調整プランジヤ75が前進して調整スプリ
ング77の荷重を増し、変速比の小さい高速段へ
アツプシフトするのに応じてエンジン回転数を上
昇する。更に、ピトー圧は油路86等により操作
プランジヤ73に作用し、この操作プランジヤ7
3が受ける上記ピトー圧による力を相殺する。 セレクト位置検出弁90は、弁本体91にドレ
ン孔92を有する弁体93が挿入され、弁体93
にはリターン用スプリング94が付勢され、且つ
セレクト操作に応じて回動するカム95が当接し
てある。ここで、カム95においてD,N,Rの
レンジ位置は凸部95aであり、両端のP,Ds
のレンジ位置は凹部95bになつており、上記
D,N,Rの各レンジでドレン孔92を閉じて油
路68に操作油圧を生じる。また、油路59にお
ける油路68の分岐部上流側にはオリフイス96
が設けられて、P,Dsレンジでドレン孔92が
開く際の油路54,59の潤滑油圧の低下を防ぐ
ように構成される。 アクチユエータ100は、シリンダ101のピ
ストン102が挿入され、このピストン102の
一方にリターン用スプリング103が付勢され、
その他方のピストン室104に油路68の操作油
圧が導かれる。また、ピストン102の先端の鈎
部105が変速比制御弁70のロツト81のピン
106と係合可能になつており、P,Dsレンジ
で操作油圧が無い場合にピストン102によりロ
ツト81を強制的に所定のストローク押込み、変
速領域をエンジン回転の高い側に制限する。これ
により、Dsレンジでアクセル開放の場合は、ダ
ウンシフトしてエンジンブレーキが効くように構
成される。 潤滑油圧回路として、圧力調整弁60の排油側
の油路54にリリーフ弁58が設けられて、所定
の潤滑油圧が確保される。また油路54のリリー
フ弁58の上流側から分岐する油路110が、ベ
ルト34に近接配置された給油ノズル111、回
転センサ56の給油パイプ112に連通される。 また変速開始前の主プーリサーボ室38bのオ
イル抜けを防止するため、潤滑油圧の油路110
と、変速比制御弁70と主プーリサーボ室38b
を結ぶ油路53とが油路115により連通され
る。そして油路115のオリフイス113、油路
110から油路53へのオイル供給のみを許容す
る一方向弁114が設けられ、変速比制御弁70
により主プーリサーボ室38bが排油される場合
に、その主プーリサーボ室38bに潤滑油を供給
する。そして変速比制御弁70のドレンポート7
1dの油路55にリリーフ弁116が、主プーリ
サーボ室38bに供給される潤滑油の油圧を、変
速制御を妨げない程度に低く設定するように設け
られる。 圧力調整弁60においてスプール62のライン
圧制御するランド62aの外周には、軸方向中間
に切欠き溝120が形成される。また、スプリン
グ64を有する室121のポート121aが、油
路121を介して潤滑油圧回路の油路54と異な
るドレン油路54′に連通する。 上記構成において、本発明は、変速比制御弁7
0において変速時に常に使用される変速スプリン
グ74のばね特性が、非線形に形成される。そこ
でこのスプリング74は、第3図aに示すように
巻数の多い部分74aと、巻数の少ない部分74
とを有し、全体の巻数が2段階に変化されてい
る。従つてスプリング74のばね特性は、同図b
のようになり、巻数の多い部分74aによるばね
の定数の大きい直径1と巻数の少ない部分74
bによるばね定数の小さい直径2とに2段変化
したものになる。そして変換点Qは、最低変速ラ
インのダウンシフトを開始するバランス荷重と等
しく設定されており、これによりスプリング74
が伸びて最低変速ラインの変速制御を行う場合
は、ばね定数の小さい特性になる。 次に、この実施例の作用について説明する。 先ず、車両停止時の変速開始前のエンジン運転
状態では、圧力調整弁60で調圧された高いライ
ン圧が油路52により副プーリサーボ室39bに
導入する。一方、変速比制御弁70はピトー圧が
発生していないため、スプリング74によりスプ
ール72が右方に移動して主プーリサーボ室38
bを排油する。そこで無段変速機2のプーリ比変
換部4では、駆動ベルト34が副プーリ37の側
に一杯に移行して、変速比最大の低速段となる。 次いで、車両が走り始めるとピトー圧を生じ、
変速比制御弁70でスロツトル開度に応じたスプ
リング力とピトー圧がバランスしてアツプシフト
開始すると、スプール72が左方へ移動する。そ
こで油路52のライン圧で油路53を経て主プー
リサーボ室38bに給油され、この場合の油圧は
主プーリサーボ室38bにおいて可動側プーリ半
体36bに作用する。このとき、主プーリサーボ
室38bには予めオイルのみが充満しているた
め、サーボ室38b内の油圧は給油により直ちに
上昇し、アツプシフトするように変速制御され
る。 上記アツプシフトの変速時は、最小のスロツト
ル開度でも、変速ラインが最低変速ラインよりエ
ンジン回転数の高い側に設定されている。このた
め、アツプシフト開始点に達する以前において変
速比制御弁70では、スプリング74の巻数の少
ない部分74bが縮んで消失する。そこでスプリ
ング74は、第3図bの直径1のばね定数の大
きい特性となり、アツプシフト時に少しづつ給排
油して滑らかに変速される。 アクセル開放の減速時において、ダウンシフト
開始点に達すると、変速比制御弁70において操
作プランジヤ73は最も後退しており、且つスプ
ール72が第4図bに示すバランス位置にあつ
て、スプリング74が所定量伸びる。そこでスプ
リング74の巻数の多い部分74aが伸び切り、
これ以降はスプリング74のばね定数が、巻数の
少ない部分74bにより小さく設定される。 これにより、ダウンシフト開始点以降の最低変
速ラインでは、ピトー圧の変化に対してスプール
72の移動ストロークが大きく変位しながらバラ
ンスすることになる。従つて、ドレンポート71
dの開口面積が増し、排油量を増して迅速にダウ
ンシフトするように変速される。このため急ブレ
ーキ時に、車速の変化が大きい場合も、それに追
従して略第4図aの最低変速ラインmに沿つて迅
速にダウンシフトされる。 以上、本発明の一実施例について説明したが、
変速比制御弁70のスプリング74のばね特性
は、実施例以外の非線形にすることもできる。
【発明の効果】
以上に説明したように本発明によれば、無段変
速機の油圧系において、変速比制御弁が、操作プ
ランジヤとスプールとの間に、ばね定数の異なる
非線形のばね特性の変速スプリングが付勢され、
アツプシフト時はばね定数の大きい特性で変速す
る構成であるから、滑らかにアツプシフトするよ
うに変速することができる。また従前と同様の条
件で制御されて同一の変速特性を得るので、変速
比制御弁を設計変更する必要がない。 最低変速ラインをダウンシフトする場合は、変
速スプリングがばね定数の小さい特性で変速する
構成であるから、迅速にダウンシフトすることが
できる。このため急ブレーキ時のダウンシフト遅
れが無くなり、車両停止または再加速時のベルト
スリツプ、シヨツク等の不具合が解消する。 実施例のようにスプリングの巻数を変化した構
成によると、構造および製造が簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用される無段変速機の一例
を示す断面図、第2図は本発明による油圧制御装
置の一実施例を示す回路図、第3図aは要部の側
面図、bはばね特性図、第4図aは変速特性を示
す図、bは変速比制御弁のバランス状態を示す
図、cは従来のばね特性を示す図である。 2……無段変速機、20……主軸、34……駆
動ベルト、35……副軸、36……主プーリ、3
7……副プーリ、38……主プーリのサーボ装
置、39……副プーリのサーボ装置、60……圧
力調整弁、70……変速比制御弁、72……スプ
ール、73……操作プランジヤ、74……変速ス
プリング、80……スロツトルカム。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 エンジン側の主軸とこの主軸に平行配置され
    る車輪側の副軸とに、それぞれプーリ間隔可変の
    主プーリ及び副プーリと、両プーリ間に巻回され
    る駆動ベルトとを有し、主副プーリの各サーボ装
    置に供給される油圧によりプーリの有効径を変化
    させて主副軸間のプーリ比を無段階に変速制御す
    る無段変速機において、 油圧源より主副プーリのサーボ装置に連通する
    油圧制御回路に、副プーリサーボ装置に供給され
    るライン圧を変速比に応じて制御する圧力調整弁
    と、スロツトル開度に応じたスプリング力とエン
    ジン側の回転数に応じたピトー圧との関係により
    ライン圧を主プーリサーボ装置に給排油して変速
    比を変化する変速比制御弁とを備えると共に、 上記変速比制御弁は、スロツトルカムのリフト
    に応じて移動してスプリング力を付与する操作プ
    ランジヤと、ライン圧を給排油するスプールとの
    対向間に付勢される変速スプリングを有し、該変
    速スプリングは巻数のピツチ等を変えてばね定数
    を非線形に変化する特性に設定してなることを特
    徴とする無段変速機の油圧制御装置。
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