JPH0527776B2 - - Google Patents

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JPH0527776B2
JPH0527776B2 JP59171271A JP17127184A JPH0527776B2 JP H0527776 B2 JPH0527776 B2 JP H0527776B2 JP 59171271 A JP59171271 A JP 59171271A JP 17127184 A JP17127184 A JP 17127184A JP H0527776 B2 JPH0527776 B2 JP H0527776B2
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JP
Japan
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pulley
gear ratio
pressure
main
actuator
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JP59171271A
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JPS6148659A (ja
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Masahiko Takahashi
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
Priority to JP59171271A priority Critical patent/JPS6148659A/ja
Publication of JPS6148659A publication Critical patent/JPS6148659A/ja
Publication of JPH0527776B2 publication Critical patent/JPH0527776B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W2552/00Input parameters relating to infrastructure
    • B60W2552/15Road slope, i.e. the inclination of a road segment in the longitudinal direction

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  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は車両用ベルト式無段変速機の変速制御
装置に関し、特にエンジンブレーキ用スポーテイ
ドライブDsレンジにセレクトした場合のエンジ
ンブレーキ特性に関する。
【従来の技術】
この種の無段変速機は、アクセルの踏込みとエ
ンジン回転の両信号の関係により変速制御される
構成であり、アクセルの踏込みが多いほどシフト
ダウンしてエンジン回転の上昇を促す、従つて、
アクセル開放の減速時にはエンジン回転も低い状
態で高速段に保持されて、エンジンブレーキの効
きが悪くなる。このことから、エンジンブレーキ
用のDsレンジを設け、このDsレンジにセレクト
した場合はアクセル踏込みに代る信号を付与し
て、エンジン回転を上昇すると共にシフトダウン
を促し、エンジンブレーキの効きを向上すること
が提案されている。 そこで従来、上記Dsレンジにおいてアクセル
踏込みに代る信号を付与する方法として、一定の
スプリング力または油圧を付加するものがある
が、これによると低速側でのエンジン回転が高く
なつてエンジンブレーキが効き過ぎるという不具
合がある。 また、例えば特開昭55−65755号公報に示すよ
うに、変速比との関係によりエンジン回転を制御
することが提案されている。
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記先行技術ものにあつては、変速
比の大きい低速段に移行するに従つてエンジン回
転が低下してエンジンブレーキの効き過ぎが解消
され、燃費、フイーリングの点も良くなるが、急
な坂道でのエンジンブレーキ効果に欠けるという
不具合がある。 以上、Dsレンジでのエンジンブレーキ特性を
一義的に定めた場合には、平坦路や緩やかな坂道
と、急な坂道の各路面勾配において、共に満足す
るエンジンブレーキ効果を得ることができないと
いう問題がある。 本発明は、このようなエンジンブレーキ特性の
問題点に鑑み、エンジンブレーキの効きの多いも
のと、その効きの少ない2種類の特性を備え、走
行条件に応じて適確なエンジンブレーキ効果を得
ることができる無段変速機の変速制御装置を提供
することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本発明は、エンジン側
の主軸とこの主軸に平行配置される車輪側の副軸
とに、それぞれプーリ間隔可変の主プーリ及び副
プーリと、両プーリ間に巻回される駆動ベルトと
を有し、主副プーリの各サーボ装置に供給される
油圧によりプーリの有効径を変化させて主副軸間
のプーリ比を無段階に変速制御する無段変速機に
おいて、 油圧源より主副プーリのサーボ装置に連通する
油圧制御回路に、副プーリサーボ装置に供給され
るライン圧を変速比に応じて制御する圧力調整弁
と、スロツトル開度に応じたスプリング力とエン
ジン側の回転数に応じたピトー圧との関係により
ライン圧を主プーリサーボ装置に給排油して変速
比を変化する変速比制御弁と、セレクト操作に応
じた操作油圧を生じるセレクト位置検出弁と、該
セレクト位置検出弁の操作油圧の油路に連通して
設けられ、エンジンブレーキ用レンジにセレクト
操作される際に、操作油圧の排圧によりピストン
の係合アームが上記変速比制御弁のロツドに係合
してスロツトルカムの押込みと無関係に押込み動
作するアクチユエータとを備えると共に、 前記主プーリの近傍に主プーリの可動側プーリ
半体に係合して変速比に応じて移動するセンサシ
ユーを有し、該センサシユーと上記アクチユエー
タとを隣接配置し、これらセンサシユーとアクチ
ユエータとの間に天秤式の補正レバーを、その一
端はセンサシユーの移動側に係合し、他端は上記
アクチユエータの係合アームに対し変速比制御弁
のロツドの押込み側に係合した状態と、押込み解
除側に係合した状態とに切換える切換手段を設け
てなることを特徴とする。
【作用】
上記構成による本発明では、無段変速機が基本
的には、圧力調整弁で副プーリのライン圧を変速
比に応じて制御し、変速比制御弁で主プーリの油
圧を制御して変速制御される。 そしてエンジンブレーキ用レンジにセレクト操
作すると、セレクト位置検出弁の操作油圧の排圧
によりアクチユエータのピストンが変速比制御弁
のロツドに係合して、スロツトルカムの押込みと
無関係にスプリング力を増大するように動作し、
これにより変速領域をエンジン回転数の高い側に
制限した特性になる。 一方、アクチユエータの動作状態で、所定の変
速比以降にダウンシフトする場合において、切換
手段によりアクチユエータのピストンの係合アー
ムを、変速比制御弁のロツドと補正手段の両方に
連結すると、所定の変速比以降のダウンシフト時
に、センサシユーの移動に伴いアクチユエータの
動作を徐々に解除してエンジン回転数を低下する
ように補正される。このため低車速側で、エンジ
ンブレーキの効きの少ない特性が得られる。 また切換手段によりアクチユエータ側の係合ア
ームを、変速比制御弁のロツドとのみ連結するよ
うに切換えると、所定の変速比以降のダウンシフ
ト時にもアクチユエータ動作状態に保持され、低
車速側でもエンジンブレーキの効きの多い特性が
得られる。
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の一実施例を具体
的に説明する。 第1図において、本発明が適用されるベルト式
無段変速機の一例について説明する。符号1は電
磁粉式クラツチ、2は無段変速機であり、無段変
速機2は大別すると、入力側から前後進の切換部
3、プーリ比変換部4及び終減速部5が伝動構成
される。 また、クラツチハウジング6の一方に電磁粉式
クラツチ1が収容され、そのクラツチハウジング
6の他方と、そこに接合されるメインケース7、
更にメインケース7のクラツチハウジング6と反
対の側に接合されるサイドケース8の内部に無段
変速機2の切換部3、プーリ比変換部4及び終減
速部5が組付けられている。 電磁粉式クラツチ1は、エンジンからのクラン
ク軸10にドライブプレート11を介して一体結
合するリング状のドライブメンバ12、変速機入
力軸13に回転方向に一体的にスプライン結合す
るデイスク状のドリブンメンバ14を有する。そ
して、ドリブンメンバ14の外周部側にコイル1
5が内蔵されて両メンバ12,14の間に円周に
沿いギヤツプ16が形成され、このギヤツプ16
はその内側の電磁粉を有するパウダ室17と連通
している。また、コイル15を具備するドリブン
メンバ14のハブ部のスリツプリング18には給
電用ブラシ19が摺接し、スリツプリング18か
ら更にドリブンメンバ14内部を通りコイル15
に結線されてクラツチ電流回路が構成されてい
る。 こうして、コイル15にクラツチ電流を流す
と、ギヤツプ16を介してドライブ及びトリブン
メンバ12,14の間に生じる磁力線により、そ
のギヤツプ16に電磁粉が鎖状に結合して集積
し、これによる結合力でドライブメンバ12に対
しドリブンメンバ14が滑りながら一体結合し
て、クラツチ接続状態になる。一方、クラツチ電
流をカツトすると、電磁粉によるドライブ及びド
リブンメンバ12,14の結合力が消失してクラ
ツチ切断状態になる。そして、この場合のクラツ
チ電流の制御を無段変速機2の切換部3の操作に
連動して行うようにすれば、P(パーキング)又
はN(ニユートラル)レンジから前進のD(ドライ
ブ)、Ds(スポーテイドライブ)又は後退のR(リ
バース)レンジへの切換時に自動的にクラツチ1
が接断して、クラツチペダル操作が不要になる。 次いで無段変速機2において、切換部3は上記
クラツチ1からの入力軸13とこれに同軸上に配
置された主軸20との間に設けられる。即ち、入
力軸13に前進被係合側を兼ねた後進ドライブ用
のギヤ21が形成され、主軸20には後進被係合
側のギヤ22が回転自在に嵌合してあり、これら
のギヤ21,22が軸23で支持されたカウンタ
ギヤ24、軸25で支持されたアイドラギヤ26
を介して噛合い構成される。そして、主軸20と
ギヤ21及び22との間に切換機構27が設けら
れる。ここで、常時噛合つている上記ギヤ21,
24,26,22はクラツチ1のコイル15を有
するドリブンメンバ14に連結しており、クラツ
チ切断時のこの部分の慣性マスが比較的大きい点
に対応して、切換機構27は主軸20のハブ28
にスプライン嵌合するスリーブ29が、シンクロ
機構30,31を介して各ギヤ21,22に噛合
い結合するように構成されている。 これにより、P又はNレンジの中立位置では切
換機構27のスリーブ29がハブ28とのみ嵌合
して、主軸20が入力軸13から切離される。次
いで、スリーブ29をシンクロ機構30を介して
ギヤ21側に噛合わすと、入力軸13に対して主
軸20が直結してD又はDsレンジの前進位置に
なる。一方、スリーブ29を逆にシンクロ機構3
1を介してギヤ22側に噛合わせると、入力軸1
3はギヤ21,24,26,22を介し主軸20
に連結され、エンジン動力が減速逆転して、Rレ
ンジの後進位置になる。 プーリ被変換部4は、上記主軸20に対し副軸
35が平行配置され、これらの両軸20,35に
それぞれ主プーリ36、副プーリ37が設けら
れ、両プーリ36,37の間にエンドレスの駆動
ベルト34が掛け渡してある。プーリ36,37
はいずれも2分割に構成され、一方のプーリ半体
36a,37aに対し、他方のプーリ半体36
b,37bがプーリ間隔を可変にすべく移動可能
にされ、可動側プーリ半体36b,37bにはそ
れ自体ピストンを兼ねた油圧サーボ装置38,3
9が付設され、更に副プーリ37の可動側プーリ
半体37bにはプーリ間隔を狭くする方向にスプ
リング40が付勢されている。 また、油圧制御系として作動源のオイルポンプ
41が主プーリ36の隣りに設置される。このオ
イルポンプ41は高圧用のギヤポンプであり、ポ
ンプ駆動軸42が主プーリ36、主軸20及び入
力軸13の内部を貫通してクランク軸10に直結
し、エンジン運転中常に油圧を生じるようになつ
ている。そして、このオイルポンプ41の油圧を
制御して各油圧サーボ装置38,39に給排油
し、主プーリ36と副プーリ37のプーリ間隔を
逆の関係に変化して、駆動ベルト34のプーリ3
6,37におけるプーリ比を無段階に変換し、無
段変速した動力を副軸35に出力する。 終減速部5は、上記プーリ変換部4の高速段側
最小プーリ比が例えば、0.5と非常に小さく、こ
のため副軸35の回転数が大きい点に鑑み、副軸
35に対し1組の中間減速ギヤ43を介して出力
軸44が連結される。そして、この出力軸44の
ドライブギヤ45にフアイナルギヤ46が噛合
い、フアイナルギヤ46から差動機構47を介し
て左右の駆動輪の車軸48,49に伝動構成され
る。 第2図において、変速制御の油圧系について説
明する。主プーリ側油圧サーボ装置38において
主軸20と一体的なシリンダ38aに可動側プー
リ半体36bが嵌合し、シリンダ38a内にライ
ン圧で給排油される主プーリサーボ室38bを有
する。また、副プーリ側油圧サーボ装置39にお
いても副軸35と一体的なシリンダ39aに可動
側プーリ半体37bが嵌合し、シリンダ39a内
にライン圧が導入される副プーリサーボ室39b
を有する。ここでプーリ半体37bに比べてプー
リ半体36bの方が受圧面積が大きく設定され、
主プーリサーボ室38bの油圧により変速制御す
ることが可能になつている。 油溜50と連通するオイルポンプ41の吐出側
の油路51は、圧力調整弁60に連通し、この圧
力調整弁60で制御されるライン圧の油路52
が、副プーリサーボ室39bと変速比制御弁70
に連通する。変速比制御弁70と主プーリサーボ
室38bの間には、ライン圧を給排油する油路5
3が連通し、圧力調整弁60と変速制御弁70の
ドレン油路54,55が油溜50側に連通する。
また、主プーリ側のシリンダ38aの個所にはク
ラツチ係合後の変速制御において、エンジン回転
に応じたピトー圧の制御信号圧を取出す回転セン
サ56が設置され、この回転センサ56からのピ
トー圧が油路57により圧力調整弁60と変速制
御弁70に導かれる。 更に、エンジン回転の低い状態を含む広範囲で
変速制御を行うDレンジに対し、エンジン回転の
高い範囲に限定して変速制御を行い、アクセル開
放の場合にエンジンブレーキ作用するDsレンジ
を得る油圧系として、圧力調整弁60からのドレ
ン油路54にボールチエツク弁58が設けられ、
このボールチエツク弁58の上流側から分岐する
潤滑油圧回路の油路59がセレクト位置検出弁9
0に連通する。また油路59から分岐する操作油
圧の油路68が、変速比制御弁70のアクチユエ
ータ100に連通している。 圧力調整弁60は、弁本体61にスプール62
が移動可能に挿入され、スプール62とその一方
のブツシユ63との間にスプリング64が付勢さ
れる。また主プーリ可動側プーリ半体36bには
センサシユー65が、実際の変速比を検出するよ
うに係合し、このセンサシユー65が潤滑油路を
兼ねた軸管66で移動可能に支持してブツシユ6
3に連結される。 弁本体61において、スプール62のスプリン
グ64と反対側端部のポート61aには油路57
のピトー圧が、ポート61bには油路51のポン
プ油圧が導かれる。また、ポート61cにはポン
プ側の油路51とライン圧を取出す油路52が連
通し、このポート61cのスプリング64側のド
レンポート61d、及びポート61aと61bの
間に設けられてポンプ油圧の漏れがピトー圧に影
響するのを防ぐポート61eがドレン油路54に
連通する。そしてスプール62のランド62aの
チヤンフア部で、ポート61cと61dを連通し
て調圧するように構成される。 即ち、スプール62にはピトー圧及びポンプ油
圧がドレンポート61dを開く方向に作用し、こ
れに対しセンサシユー65による変速比に応じた
スプリング64の荷重がドレンポート61dを閉
じる方向に作用する。これにより、例えば変速比
の大きい低速段ではポート61cに高いライン圧
を生じ、変速比が小さい高速段に移行するのに従
つてセンサシユー65が左方へ移動し、スプリン
グ64の荷重の低下によりドレンポート61dが
開き、ライン圧を低下するように制御し、こうし
て常にベルトスリツプを生じないプーリ押付力を
保持する。 変速比制御弁70は、弁本体71にスプール7
2と有底筒状の操作プランジヤ73が移動可能に
挿入され、両者の間に変速スプリング74が付勢
され、スプール72のスプリング74と反対側の
端部のポート71aに、油路57によりピトー圧
が導かれる。またスプール72の部分において、
中間のポート71bに主プーリサーボ室38bと
を結ぶ油路53が連通し、その左側のポート71
cにライン圧の油路52が連通し、右側のポート
71dにドレン油路55が連通し、スプール72
の溝部72aが、ポート71bと71cまたは7
1dに連通して、ライン圧を主プーリサーボ室3
8bに給排油するように構成される。 スプール72の内部からスプリング74側に
は、調整プランジヤ75が突出して移動可能に挿
入され、この調整プランジヤ75の突出部先端の
リテーナ76と、操作プランジヤ73との間に調
整スプリング77が設置され、調整プランジヤ7
5とスプール72との間にリターン用スプリング
78が付勢される。そして、ライン圧ポート71
cがスプール72の小孔79を介してスプール7
2の内部に連通し、ライン圧をスプール72と調
整プランジヤ75に作用して、ライン圧の変化に
よりスプール72に対する調整プランジヤ75の
突出量、即ち調整スプリング77の荷重を変化す
るように構成される。 更に、アクセル開度に応じてリフトするスロツ
トルカム80が、そのカムリフトに応じて移動す
るロツド81、弱いスプリング82を介して操作
プランジヤ73に連結され、操作プランジヤ73
にはロツド81と同じストロークだけ移動するよ
うに規制するストツパ83が設けられる。そし
て、操作プランジヤ73の内部が、切欠き84、
オリフイス85を有する油路86を介してピトー
圧ポート71aに連通し、スプリング82の荷重
を調整するスプリング87が、スプール72の端
部に付勢される。 こうして、スプール72にはピトー圧が、ポー
ト71bと71cの連通でライン圧を主プーリサ
ーボ室38bに導入してアツプシフトする方向に
作用する。一方、アクセル開度に応じたスプリン
グ74とライン圧で調整される調整スプリング7
7の荷重が、ポート71bと71dの連通で、主
プーリサーボ室38bを排油してダウンシフトす
る方向に作用し、両者の平衡関係で変速比を定め
る。ここで、変速開始前のライン圧が最大の場合
は、調整プランジヤ75が最も引込んで調整スプ
リング77の荷重を零にし、このことから調整ス
プリング77が無い状態で平衡して変速開始点を
定める。この変速開始点以降は、ライン圧の低下
に基づいて調整プランジヤ75が前進して調整ス
プリング77の荷重を増し、変速比の小さい高速
段へアツプシフトするのに応じてエンジン回転数
を上昇する。更に、ピトー圧は油路86等により
操作プランジヤ73に作用し、この操作プランジ
ヤ73が受ける上記ピトー圧による力を相殺す
る。 セレクト位置検出弁90は、弁本体91にドレン
孔92を有する弁体93が挿入され、弁体93に
はリターン用スプリング94が付勢され、且つセ
レクト操作に応じて回動するカム95が当接して
ある。ここで、カム95においてD,N,Rのレ
ンジ位置は凸部95aであり、両端のP,Dsの
レンジ位置は凹部95bになつており、上記D,
N,Rの各レンジでドレン孔92を閉じて油路6
8に操作油圧を生じる。また、油路59における
油路68の分岐部上流側にはオリフイス96が設
けられて、P,Dsレンジでドレン孔92が開く
際の油路54,59の潤滑油圧の低下を防ぐよう
に構成される。 アクチユエータ100は、シリンダ101にピ
ストン102が挿入され、このピストン102の
一方にリターン用スプリング103が付勢され、
その他方のピストン室104に油路68の操作油
圧が導かれる。また、ピストン102の先端の鈎
部105が変速比制御弁70のロツド81のピン
106と係合可能になつており、P,Dsレンジ
で操作油圧が無い場合にピストン102によりロ
ツド81を強制的に所定のストローク押込み、変
速領域をエンジン回転の高い側に制限する。これ
により、Dsレンジでアクセル開放の場合は、ダ
ウンシフトしてエンジンブレーキが効くように構
成される。 上記機構において、更にDsレンジの特性とし
てアクチユエータ100のみによるエンジンブレ
ーキ特性と、低速段側のエンジンブレーキ効きを
少なくするように補正したエンジンブレーキ特性
を得るため、変速比に応じて移動するセンサシユ
ー65とアクチユエータ100のピストン先端と
の間に、補正手段110と切換手段120が連
結、分離可能に設けられる。 補正手段110は、中間をピン112で支持し
た天秤式レバー113を有し、所定の変速比以降
の低速側で天秤式レバー113の一端がセンサシ
ユー65に係合するように構成される。 第3図と第4図において切換手段120につい
て説明する。アクチユエータ100のピストン先
端には、二叉状の係合アーム121がピン122
により回動自在に取付けられ、このアーム121
がリンク123によりソレノイド124に連結さ
れる。そして、ソレノイド124がオフする場合
は、アーム121を変速比制御弁70のロツド8
1のピン106と、補正レバー113の他端の両
方に係合して連結する。またソレノイド124が
オンすると、アーム121と補正レバー113を
分離するように構成される。 また、セレクトレバー位置を検出するセレクト
レバースイツチ125、路面勾配を検出する傾斜
計126、車速センサ127、エンジン回転セン
サ128を有し、これらのセンサ等が制御回路1
29を介してソレノイド124に回路接続され
る。制御回路129は、セレクトレバーがDsレ
ンジにセレクトされてセレクトレバースイツチ1
25の信号が入力した状態で傾斜計126に基づ
き、平坦路ではソレノイド124をオフ、急な坂
道では両センサ127,128による車速とエン
ジン回転の関係から算出される設定変速比S以降
の低速側でソレノイド124をオンするようにな
つている。 次に、この実施例の作用について説明する。 先ず、車両走行前では油圧系において、圧力調
整弁60で調圧されたライン圧が油路52により
副プーリサーボ室39bに導入する。一方、変速
比制御弁70はピトー圧が発生していないため、
スプリング74でスプール72が一方に移動して
主プーリサーボ室38bを排油する。そこで無段
変速機2のプーリ比変換部4では、駆動ベルト3
4が副プーリ37の側の一杯に移行して、変速比
最大の低速段になる。 次いで、車両走行開始時にDレンジにセレクト
されると、切換部3で入力軸13と主軸20が直
結する。そこでアクセルを踏込むと、エンジン回
転数の上昇に基づいて電磁粉式クラツチ1がクラ
ツチ電流の供給により係合し、これによりエンジ
ン動力が主プーリ36に入力する。そして主プー
リ36、駆動ベルト34及び副プーリ37による
最大変速比の変速動力が副軸35に出力し、これ
が終減速部5を介して車輪側に伝達することで車
両は走り始める。 このとき油圧系において、回転センサ56では
エンジン回転数に応じたピトー圧を発生し、この
ピトー圧が圧力調整弁60と変速比制御弁70に
導入して作用する。圧力調整弁60では、上記最
大変速比の場合にライン圧が最も高く制御され
る。そこで変速比制御弁70では、高いライン圧
により調整プランジヤ75が引込んで調整スプリ
ング77の荷重が零になる。そこで他のスプリン
グ74のみが、アクセル踏込み状態に応じたスプ
リング力を生じ、このスプリング力とピトー圧の
関係で平衡してアツプシフトを開始する。従つ
て、第5図の最大変速比lにおいて、アクセル開
度最小の変速開始点P1と、アクセル全開の変速
開始点P2の間の任意の点でアツプシフト開始す
る。 アツプシフト開始後は、変速比制御弁70によ
り油路52のライン圧で油路53を介して主プー
リサーボ室38bに給油される。このため主プー
リ36のプーリ間隔が順次狭くなり、駆動ベルト
34が主プーリ36側に移行して変速比の小さい
高速段側にアツプシフトする。すると圧力調整弁
60では、このような変速比の変化に基づいてラ
イン圧が低下制御されるため、変速比制御弁70
において調整プランジヤ75が突出して調整スプ
リング77の荷重を順次増すように変化する。 そこで、アツプシフトする場合のピトー圧は、
調整スプリング77の荷重の増大分だけ多く必要
になる。そこで例えばアクセル全開に保持した場
合の変速ラインは、第5図の曲線m2のように、
変速比が小さくなるのに応じてエンジン回転数を
上昇した変速特性になり、最大のエンジン回転数
で最高車速の点P3に至る。 一方、アクセル開度最小の変速開始点P1で変
速する場合は、変速比制御弁70において操作プ
ランジヤ73の押込みストロークが非常に小さ
い。このため調整プランジヤ75が上述のように
動作しても、調整スプリング77の荷重は零の状
態に保持される。そこで変速ラインは、第5図の
曲線m1のように、エンジン回転数を一定に保つ
ようにアツプシフトする特性になり、低車速で最
小変速比hに達する。 次いで、アクセル開放の減速時には、変速比制
御弁70において操作プランジヤ73が最も後退
し、スプリング74の荷重も最小になる。このと
き車速と共にエンジン回転数が比較的高い場合
は、高いピトー圧によりスプール72は左側に移
動して、主プーリサーボ室38bが給油状態に保
持される。このため第5図の最小変速比hに沿つ
て車速と共にエンジン回転数を低下する。そして
アクセル開度最小の変速ラインより低くエンジン
回転数のダウンシフト開始点P4で、この場合の
最小のスプリング力とピトー圧が平衡すると、変
速比制御弁70で主プーリサーボ室38bが排油
される。このため第5図の最低変速ラインm4の
ように、エンジン回転数を一定に保つようにダウ
ンシフトして、元の最大変速比lに戻る。 続いて、Dsレンジにセレクトした場合の変速
制御について説明する。 まず、アクチユエータ100が不作動の場合
は、仮りにセンサシユー65が補正レバー113
の一端に係合してもに何等作用しない。一方、高
速段側の車速の高い走行状態でDsレンジにセレ
クトすると、セレクト位置検出弁90により油路
68の操作油圧が排圧される。このためアクチユ
エータ100のピストン102はスプリング10
3によりフルストローク引込む。そのため、切換
手段120のアーム121が変速比制御弁70の
ロツド81のピン106に係合して強制的に押込
むことになり、これにより操作プランジヤ73も
移動して、スプリング74,77の荷重が一定量
増大される。 従つて、このアクチユエータ100の押込みに
より、変速比制御弁70では排油動作して、変速
ラインが第5図の曲線m5のように、エンジン回
転数の高い側に移行し、アクセル全開の変速ライ
ンm2と平行したものなる。そこでアクセル開放
の減速時には、例えば最小変速比hから直ちに変
速ラインm5にダウンシフトして大きいエンジン
ブレーキ効果が得られ、且つこの変速ラインm5
に沿つてダウンシフトしながら減速する。 一方、変速比が設定変速比Sより大きい側にお
いて、急な坂道の場合は、制御回路129により
ソレノイド124がオンして切換手段120の係
合アーム121を回動し、補正レバー113とア
クチユエータ100の間を分離する。そこで、補
正手段110による補正は行われず、上記アクチ
ユエータ100の作動状態に保持される。従つ
て、変速ラインは第5図の曲線m7のように曲線
m5の延長線上に定めた特性になる。そこでエン
ジン回転数は高く保持されて、エンジンブレーキ
の効きが多くなり、急な坂道で効果的にブレーキ
力が発揮される。 また平坦路または緩やかな坂道では、制御回路
129によりソレノイド124がオフする。そこ
で変速比が設定変速比Sより大きい側において、
アクチユエータ100の係合アーム121が、変
速比制御弁70のロツド81のピン106に連結
した状態で、更にセンサシユー65と係合する補
正バー113にも連結する。このためセンサシユ
ー65が低速段側に移動すると、補正レバー11
3が回転してアクチユエータ100のピストン1
02が引き戻される。こうして変速比の増大に伴
いアクチユエータ100の押込みが徐々に解除さ
れ、これにより変速比制御弁70のスプリング7
4,77の荷重も順次低下する。従つて、変速ラ
インが第5図の曲線m6のように、設定変速比S
以降のエンジン回転数を低下したものに補正した
特性になる。そこでエンジンブレーキの効きが少
なくなり、平坦路等において適度なブレーキ力が
発揮される。 なお、Dレンジにセレクトした場合は、アクチ
ユエータ100の復帰により、上述のエンジンブ
レーキ作用がいずれも解除する。 以上、本発明の一実施例について説明したが、
補正手段および切換手段の構成として他に種々の
ものが考えられる。
【発明の効果】
以上に説明したように本発明によれば、無段変
速機の油圧系において、エンジンブレーキ用Ds
レンジにセレクト操作すると、セレクト位置検出
弁とアクチユエータにより変速領域をエンジン回
転数の高い側に制限した特性になる。 この場合に、電気信号により切換手段を動作し
て、アクチユエータのピストンの係合アームを、
変速比制御弁のロツドと補正手段の両方に連結
し、設定変速比以降のダウンシフト時に、アクチ
ユエータの動作を解除してエンジン回転数を低下
するように補正する構成であるから、低車速側で
エンジンブレーキの効きの少ない特性が得られ
る。また切換手段によりアクチユエータ側の係合
アームを、変速比制御弁のロツドとのみ連結して
アクチユエータ動作状態に保持するので、低車速
側もエンジンブレーキの効きの多い特性が得られ
る。 このため路面勾配等によりいずれかのエンジン
ブレーキ特性を選択することで、平坦路や緩やか
な坂道の場合と急な坂道の場合において、それぞ
れ適確にエンジンブレーキが効くことになつて、
制動性能が向上し、安全性の点でも好ましい。 路面勾配等により自動的に選択するので、エン
ジンブレーキ用として2つのレンジを設ける必要
がなく、操作性も良い。補正手段によるエンジン
ブレーキの効きの少ない特性を前提にし、切換手
段によりエンジンブレーキの効きの多いものに切
換える方式であるから、制御系の故障等の場合に
エンジンブレーキの効きの少ない特性に保持され
て好ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用される無段変速機の一例
を示す断面図、第2図は本発明による装置の一実
施例を示す回路図、第3図は要部の構成図、第4
図は第3図の一部の側面図、第5図は変速特性線
図である。 2……無段変速機、20……主軸、34……駆
動ベルト、35……副軸、36……主プーリ、3
7……副プーリ、38……主プーリのサーボ装
置、39……副プーリのサーボ装置、60……圧
力調整弁、65……センサシユー、70……変速
化制御弁、80……スロツトルカム、81……ロ
ツド、90……セレクト位置検出弁、63……油
路、100……アクチユエータ、102……ピス
トン、110……補正手段、120……切換手
段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 エンジン側の主軸とこの主軸に平行配置され
    る車輪側の副軸とに、それぞれプーリ間隔可変の
    主プーリ及び副プーリと、両プーリ間に巻回され
    る駆動ベルトとを有し、主副プーリの各サーボ装
    置に供給される油圧によりプーリの有効径を変化
    させて主副軸間のプーリ比を無段階に変速制御す
    る無段変速機において、 油圧源より主副プーリのサーボ装置に連通する
    油圧制御回路に、副プーリサーボ装置に供給され
    るライン圧を変速比に応じて制御する圧力調整弁
    と、スロツトル開度に応じたスプリング力とエン
    ジン側の回転数に応じたピトー圧との関係により
    ライン圧を主プーリサーボ装置に給排油して変速
    比を変化する変速比制御弁と、セレクト操作に応
    じた操作油圧を生じるセレクト位置検出弁と、該
    セレクト位置検出弁の操作油圧の油路に連通して
    設けられ、エンジンブレーキ用レンジにセレクト
    操作される際に、操作油圧の排圧によりピストン
    の係合アームが上記変速比制御弁のロツドに係合
    してスロツトルカムの押込みと無関係に押込み動
    作するアクチユエータとを備えると共に、 前記主プーリの近傍に主プーリの可動側プーリ
    半体に係合して変速比に応じて移動するセンサシ
    ユーを有し、該センサシユーと上記アクチユエー
    タとを隣接配置し、これらセンサシユーとアクチ
    ユエータとの間に天秤式の補正レバーを、その一
    端はセンサシユーの移動側に係合し、他端は上記
    アクチユエータの係合アームに対し変速比制御弁
    のロツドの押込み側に係合した状態と、押込み解
    除側に係合した状態とに切換える切換手段を設け
    てなることを特徴とする無段変速機の変速制御装
    置。
JP59171271A 1984-08-16 1984-08-16 無段変速機の変速制御装置 Granted JPS6148659A (ja)

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JPS6148659A JPS6148659A (ja) 1986-03-10
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KR20030018869A (ko) * 2001-08-31 2003-03-06 현대자동차주식회사 자동 변속 차량의 변속 모드 제어장치 및 방법

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