JPS63275847A - 無段変速機の油圧制御装置 - Google Patents

無段変速機の油圧制御装置

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JPS63275847A
JPS63275847A JP62107264A JP10726487A JPS63275847A JP S63275847 A JPS63275847 A JP S63275847A JP 62107264 A JP62107264 A JP 62107264A JP 10726487 A JP10726487 A JP 10726487A JP S63275847 A JPS63275847 A JP S63275847A
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JP
Japan
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oil passage
pressure
gear ratio
drain
prefill
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JP62107264A
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Yasuto Sakai
康人 坂井
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
に産業上の利用分野】 本発明は、車両用のベルト式無段変速機の油圧制御装置
に関し、詳しくは、プライマリシリンダのオイル抜は防
止のプリフィル作用とダウンシフトの変速制御に関する
【従来の技術】
一般にベルト式無段変速機の油圧制御系は、セカンダリ
プーリのシリンダに常にライン圧を供給しておき、プラ
イマリプーリのシリンダにライン圧を給排油してそのプ
ライマリ圧を変化させることで変速制御する構成になっ
ている。従って、最大変速比の低速段では、プライマリ
シリンダがドレンされてプライマリ圧を略零にするが、
この壜台にシリンダのオイルが抜けて空の状態になって
いると、アップシフトの際に変速遅れを生じ、空気の混
入によるダンパ作用でプライマリ圧の立上りが悪化する
等の不具合を招く、そのため、上記プライマリシリンダ
のドレン状態にそのオイル抜けを防ぐプリフィルシステ
ムが設けられている。 そこで従来、上記無段変速機の油圧制御系のプリフィル
システムに関しては、例えば特開昭58−94663号
公報の先行技術がある。ここで、潤滑油等の低圧油をチ
ェック弁を介してプライマリシリンダに供給する油路を
設けることが示されてシ)る。   −
【発明が解決しようとする問題点】
ところで、上記先行技術のものにあっては、チェック弁
の設定圧のみでプライマリシリンダのプリフィル3行っ
ているので、以下のような問題がある。即ち、低速段で
プライマリシリンダにプリフィルして十分なオイル充填
を行うには、チェック弁の設定圧が高い方が好ましい。 一方、このチェック弁の設定圧が高いと、高速段からの
ダウンシフ1−において流路抵抗の増大を招き、変速制
御上の不都合を生じる。従って、低速段で充分にプリフ
ィルを行ってアップシフトの遅れを少なくし、同時に高
速段からのダウンシフトの遅れも少なくするということ
はできない。 本発明は、このような点に檻みて創作されたもので、低
速段でのプリフィル効果とダウンシフトの変速制御を両
立するようにした無段変速機の油圧制御装置を提供する
ことを目的としている。
【問題点を解決するための手段】
上記1」的を達成するため、本発明は、変速比最大の低
速段、で主プーリ側をドレンする変速比制御弁のドレン
油路にプリフィル用切換弁を設け、変速比に応じてドレ
ン油路を潤滑圧油路またはドレン側に切iえるように構
成されている。
【作  用】
上記構成に基づき、変速比最大の低速段では、切換弁に
より潤滑圧が、変速比制御弁のドレン側から主プーリサ
ーボ室に供給されてプリフィル作用する。そして高速段
にシフトすると、切換弁が変速比制御弁のドレン油路を
その′J、まドレン側に切換えるので、急なダウンシフ
ト時に潤滑圧に関係なくドレンして迅速にダウンシフト
するようになる。 こうして本発明では、プリフィル作用とダウンシフトが
関係なく各別に行われることになって、両者を共に!に
3m化することが可能となる。
【実 施 例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明す
る。 第1図において、フロントエンジン・フロシトドライブ
(FF)ベースの#!置きトラ>スアクスル型で電磁粉
式クラッチにべ′ルト式無段変速機を組合わせたものに
ついて説明する。 符号1は電磁粉式クラッチ、2は前後進切換装置、3は
無段変速機、4はフロントデフ装置である。そしてクラ
ッチハウジング6の一方に電磁粉式クラッチ1が収容さ
れ、そのクラッチへ〜ジング0の他方と、そこに接合さ
れるメインケース7゜更にメインケース7のクラッチハ
ウジング6と反対側に接合されるサイドケース8の内部
に、前後進切換装置2.無段変速機3.フロントエンジ
ン4が収容される。°゛ 電磁粉式クラッチ1は、エンジンからのクランク軸10
にドライブプレート11を介して一体結合するリング状
のドライブメンバ12.変速機入力軸13に回転方向に
一体的にスプライン結合ず番ディスク状めドリブンメン
バ14を有する。そしてドリブンメンバ14の外周部側
にコイル15が内蔵されて、両メンバ12..14の間
に円周に沿いギャップ16が形成され、このギヤ′ツブ
16.は電磁粉を有する。またコイル15を具何するト
リ゛ブンメンバ14のハブ部のスリップリング18には
、給電用ブラシ19が摺接し、スリップリング18から
更にドリブンメンバ14内部を通りコイル15に結線さ
れてクラッチ電流回路′が構成されている。 こうして、コイル15にクラッチ電流を流すと、ギャッ
プ16を介してドライブおよびドリブンメンバ12.1
4の間に生じる磁力線により、そのギャップ16に電磁
粉が鎖状に、結合して集積し、これによる結合力でドラ
イブメンバ12に対しドリブンメンバ14が′滑りなが
ら一体結合・して、−クラッヂ接続状態になる。一方、
クラッチ電流をカットする゛と゛、電磁粉゛によるドラ
イブおよびドリブンメンバ12゜14の結合力が消失し
てクラッチ切断状態になる。 そしてこの場合のクラッチ電流の′制御を、前後進切換
装置2の操作に連動して行うようにすれば、P(パーキ
ング)゛または、Nにュートラル)レンジから前進のD
(ドライブ) ’+ D S、” (スポーティドライ
ブ)または後退のR(リバース)レンジヘの切換え時に
自動的にクラッチ1が接斯して、クラッチペダル操作が
不要になる。 次いで前後進切換装置2は、上記クラッチ1からの入力
1lFII113と、これに同軸上に配置された主軸2
0との間に設けられる。即ち、入力軸13に前進被係合
側を兼ねた後進用ドライブギヤ21が形成され、主@2
0には後進用被係合側のギヤ22が回転自在に嵌合して
あり、これらのギヤ21.22が、軸23で支持された
カウンタギヤ24.軸25で支持されたアイドラギヤ2
6を介して噛合い構成される。そして主$j120とギ
ヤ21および22との間に、切換機・梢27が設けられ
る。ここで常時噛合っている上記ギヤ21゜24、26
.22は、クラッチ1のコイル15を有するドリブンメ
ンバ14に連結しており、クラッチ切断時のこの部分の
慣性マスが比戟的大きい点に対応して切換WA構27は
、主軸20のハブ28にスプライン嵌合するスリーブ2
つが、シンクロ8m!7830.31を介して各ギヤ2
1.22に噛合い結合するように構成されている。 これによりPまなはNレシンの中立位置では、切換R楕
27のスリーブ29がハブ28とのみ1b?合して、主
軸20が入力1i111113から切離される。次いで
スリーブ29を、シンクロ損消30を介してギヤ21側
に噛合わずど、入力軸13に対し主軸20が直結してD
またはDsレンジの前進状態になる。一方、スリーブ2
9を、逆にシンクロ機構31を介してギヤ22側に噛合
わせると、入力軸13はギヤ21.24.2G、 2.
2を介して主軸20にi11枯され、エンジン動力が減
速逆転してRレンジの後進状態になる。 無段変i!!! la 3は、上記主軸20に対し副軸
35が平行配置され、これらの両軸20.35にそれぞ
れ主プーリ36.副プーリ37が設けられ、かつ両プー
リ36゜37の間にエンドレスの駆動ベルト34が掛は
渡しである。プーリ36.37はいずれも2分割に構成
され、一方のプーリ半休36.i、 37aに対し、他
方のプーリ半体36b、 37bがプーリ間隔を可′変
にずべく移動可能にされ、可動側プーリ半体36b、 
37bには、それ自体ピストンを兼ねた油圧サーボ1i
38.39が付設され、更に副プーリ37の可動側プー
リ半体37bには、プーリ間1廃を狭くする方向にスプ
リング40が付勢されている。 また油圧制御系として、作動源のオイルポンプ41が主
プーリ36の隣りに設置される。このオイルポンプ41
は、高圧用のギヤポンプであり、ポンプ駆動軸42が、
土ブニリ36.“主軸20および入力軸13の内部を貫
通してクランク軸10に直結し、エンジン運転中、常に
油圧を生じるようになっている。 そしてこのオイルポンプ41の油圧を制御して、各油圧
サーボ装置38.39に給排油し、主プーリ36と副プ
ーリ37のプーリ間隔を逆の関係に変化して、駆動ベル
ト34のプーリ3f3.’37におけるプーリ比を無段
階に変換し、無段変速した動力を副軸35に出力する。 フロントデフ装置4は、上記無段変速4733の高速段
側最小プーリ比が、例えば0.5と非常に小さく、この
なめ副軸35の回転数が大きい点に鑑み、73’l軸3
5に対し1組の中@減速ギヤ43を介して出力軸44が
連結される。そしてこの出力軸44のドライブギヤ45
に、ファイナルギヤ46が噛合い、ファイナルギヤ46
から差動機構47を介して左右の前輪の車軸48.49
に伝動構成される。 第2図において、無段変速l713の油圧制御系につい
て説明すると、主プーリ側油圧サーボ装置38において
、主軸20と一体的なシリンダ38aに可動側プーリ半
休36bが嵌合し、シリンダ38a内にライン圧が導入
される主プーリサーボ室38bを有する。まな副プーリ
側油圧サーボ装置39においても、副軸35と一体的な
シリンダ39aに可動側プーリ半体37bが嵌合し、シ
リンダ39a内にライン圧が導入される副プーリサーボ
室39bを有し、ここでプーリ半体37bに比べてプー
リ半体36bの方が、ライン圧の受圧面積が大きくなっ
ている。 そして油溜70からオイルポンプ41により汲み上げら
れたオイルは、油路71を介して圧力調整弁80に導か
れ、油i71から分岐するライン圧の油路72が、副プ
ーリサーボ室39bに常にライン圧を導入すべく連通す
る。油路71は、更に油路87を介して変速比制御弁9
0に連通し、この変速比制御弁90と主プーリサーボ室
38bの間にライン圧を給排油する油路73が連通し、
各弁80.90のドレン油路74゜75が油溜側に連通
ずる。また主プーリ側のシリンダ38aの個所には、ク
ラッチ係合後の変速制御において、エンジン回転数に応
じたピトー圧の制御信号圧を取出す回転数センサ76が
設置され、この回転数センサ76からのピトー圧が、油
路77を介して各弁80.00に導かれる。 更に、エンジン回転数の低い状態を含む広範囲で変速制
御を行うDレンジに対し、エンジン回転数の高い範囲に
限定して変速制御を行い、アクセル開放の場合にエンジ
ンブレーキ作用するDsレンジを得る油圧系として、圧
力調整弁80からのドレン圧油路74にリリーフ弁78
が設けられ、このリリーフ弁78の上流側から分岐する
潤滑油圧L】路の油路79が、セレクト位置検出弁11
0に連通し、油路79から更に分岐する油路88が、変
速比制御弁90のアクチュエータ120に連通している
。 圧力調整弁80は、弁本体81.スプール82.スプー
ル82の一方のブツシュ83との間に付勢されるスプリ
ング84を有し、主プーリ可動側プーリ半体36bに係
合して実際の変速比を検出するセンサシュー85が、潤
滑通路を兼ねた軸管86で移動可能に支持されてブツシ
ュ83に連結する。弁本体81において、スプール82
のスプリング84と反対側のボーl−81aには油路7
1のピトー圧が、ボート81bには油1洛71のポンプ
油圧が導かれる。またボート81Cには、油路71と変
速比制御弁90への油路87が連通している。このボー
ト81Cのスプリング84側のボート81f、およびボ
ート81aと81bの間に設けられてポンプ油圧の漏れ
がピトー圧に影響するのを防ぐボート81eが設けられ
ており、漏れた油はドレンされ油溜10に導かれる。ま
た、スプール82のランド82aのチャンファ部でボー
ト81Cと81dを連通して調圧するようになっている
。 即ち、スプール82にはピトー圧およびポンプ油圧が、
ドレンボート81dを開く方向に作用し、これに対しセ
ンサシュー85による変速比に応じたスプリング84の
荷重が、ドレンボート81dを閉じる方向に作用する。 これにより、例えば変速比の大きい低速段ではボート8
1Cにベルトのスリップを避けるために高いライン圧を
生じ、プーリ半体3θbが図示右側に動くことにより、
変速比が小さい高速段に移行するのに従ってセンサシュ
ー85が図示右側に動き、スプリング84の荷重の低下
によりライン圧を低下すべく制御し、こうして常にベル
トスリップを生じないプーリ押付力を保持する。 変速比制御弁90は、弁本体91.スプール92.スプ
ー!592の一方の操作1ランジヤ93との間に付勢さ
れるスプリング94を有し、弁本体91におけるスプー
ル92のスプリング94と反対側の端部のボート91a
に油路77のピトー圧が導かれる。また中間のボー1−
91bに油路73が、そのスプリング側ボート91cに
油路87が1反対側ボート91dにドレン圧油路75が
連通し、スプール92の溝部92aが、ボート91bと
91cまたは91dを連通してライン圧を、主プーリサ
ーボ室38bに給排油するようになっている。スプール
92の内部からスプリング94側に調整プランジャ95
が突出して移動可能に挿入され、このプランジャ95の
突出部先端のリテーナ96と操作プランジャ93との間
に、調整スプリング97が設置され、プランジャ95と
スプール92との間に、リターン用スプリング98が付
勢される。そしてライン圧ボート91Cが、スプール9
2の小孔99を介してスプール92内部に連通し、ライ
ン圧をスプール92とプランジ〒95に作用して、ライ
ン圧によりスプール92に対する1ランジヤ95の突出
量、即ち調整スプリング97の荷重を変化するようにな
っている。 更に、操作プランジャ93は、ロッド101と分離して
弱いスプリング102を介して連結し、ロッド101と
同じストローク移動すべくストッパ103を有する。そ
してプランジャ93内部が、切欠き104゜ボート93
a、オリフィス105.油路106を介してボート91
aに遅通し、スプリング102の荷重を調整するスプリ
ング107が、スプール92の端部で弁本体91との間
に付勢される。 こうしてスプール92には、ピトー圧が、ボート91b
と9ICの連通でライン圧を主プーリサーボ室38bに
導入してシフトアップする方向番こ作用し、一方、アク
セル開度に応じたスプリング94とライン圧で調整され
るスプリング97の荷重が、ボート91bと91dの連
通で主プーリサーボ室38bをドレンしてシフトダウン
する方向に作用し、両者の平衡関係で変速比を定める。 ここで、変速開始前のライン圧が最大の場合は、調整プ
ランジャ95が最も引込んでスプリング97の荷重を零
にし、このことから、スプリング97が無い状態で平衡
して変速開始点を定め、この変速開始点以降は、ライン
圧の低下に基づいてスプリング97の荷重を増し、変速
比の小さい高速段ヘシフI・されるのに従ってエンジン
回転数を上昇する。更に、上述の関係で平衡するピトー
圧は、油路106等により操作プランジャ93に作用し
、このプランジャ93が受ける上記ピトー圧による力を
相殺する。 セレクト位置検出弁110は、弁本体111にドレン孔
112を有する弁体113が挿入され、弁体113には
セレクト操作に応じて回動するカム115が当接しであ
る。ここでカム115において、D、N。 Rのレンジ位置は凸部115aであり、両端のP、DS
のレンジ位置は凹部115bになっており、上記り。 N、Rの各レンジでドレン孔112を閉じて操作油圧を
生じる。また油路7eにおける油路88の分岐部上流側
には、オリフィス116が設けられて、P。 Dsレンジでドレン孔112が開く際の油路74の油圧
の低下を防ぐようになっている。 アクチュエータ120は、シリンダ121にピストン1
22が挿入され、このピストン122の一方にリターン
用スプリング123が付勢され、その他方のピストン室
124に油路88の操作油圧が導かれる。 またピストン122の先端のレバー125が、変速比制
御弁90のロッド101のビン126と係合可能になっ
ており、P、Dsレンジで操作油圧が無い場合にピスト
ン122.レバー125によりロッド101を強制的に
所定のストローク押込み、変速領域をエンジン回転数の
高い側に制限する。これによりDSレンジでアクセル開
放の場合は、シフトダウンしてエンジンブレーキが効く
ようになる。 更に、Dsレンジの特性を補正するため、変速比に応じ
て変化するセンサシュー85とアクチュエータ120の
ピストン先端のレバー125との間に、中間をビン12
7で支持した天秤式の補正レバー128が設けられる。 この補正レバー128は、アクチュエータ120の押込
み動作の場合にのみそのピストンレバー125に一端が
係合し、この状態で変速比の大きい低速段側にシフトし
てセンサシュー85が所定の変速比の位置に達した場合
に、そのセンサシュー85にレバー128の他端が係合
する。そしてこれ以降は、変速比が大きくなるに従って
アクチュエータ120のピストン122を引き戻し、変
速最大においてピストン122を、略元の待機位置まで
戻すようになっている。 上記油圧制御系において、更にリリーフ弁78の上流側
の潤滑圧油路74と変速比制御弁90のドレン油路75
との間にプリフィル用切換弁130が設けられる。この
プリフィル用切換弁13Gは、弁本体131のスプール
132の一方にスプリング133が付勢し、その他方に
変速比を機械的に検出する手段として例えばDSレンジ
補正レバー128の一端が当接する。そしてスプール1
32により変速比制御弁90のドレン油路75のボー)
 131bを、潤滑圧油路74のボート131aまたは
ドレン側ボート131Cに切換えるようになっている。 次いで、このように構成された油圧制御装置の作用につ
いて説明する。 先ず、車両停止または走り始めの変速開始前には、圧力
iA整弁80で調圧されたライン圧が油路72により副
プーリサーボ室39bにのみ導入しており、主プーリサ
ーボ室38bは変速比制御弁90によりドレン油路75
に連通している。そのため無段変速機3では、駆動ベル
ト34の主プーリ36に対し副プーリ37の巻付は径が
最も大きく、最大変速比の低速段となる。 一方、このとき、圧力調整弁80のドレン側の油路74
.79等にはリリーフ弁78による所定の潤滑圧を生じ
ており、駆動ベルト34等を潤滑し、回転数センサ76
やセレクト位置検出弁110.アクチュエータ120に
給油している。また、かかる低速段では、センサシュー
85により補正レバー128が一方に動作して、プリフ
ィル用切換弁130においてスプール132をスプリン
グ133に抗して移動し、ドレン油路75を潤滑圧油路
74に切換える。そのなめ潤滑圧油路74の潤滑圧が、
変速比制御弁90のドレン側から油路73を介して主プ
ーリサーボ室3’8 bに供給され、これにより主プー
リサーボ室38bにはオイルが充填され、リリーフ・弁
78の設定圧により零より高めの油圧を生じるようにプ
リフィル作用する。 次いで、走行後に回転数センサ76のピトー圧が上昇し
て変速比制御弁90のスプール92を移動し、油路87
のライン圧が油路73を介して主プーリサーボ室38b
に供給されると、上記プリフィル作用で直ちにプライマ
リ圧を生じてアップシフトを開始する。そしてプライマ
リ圧の上昇により、駆動ベルト34の主プーリ36に対
する巻付は径が増し、最終的には変速比最小の高速段に
無段変速゛する。 上記アップシフト時、センサシュー85による補正レバ
ー128の動作力が減じることで、プリフィル用切換弁
130のスプール132はスプリング133により上述
と逆に移動する。そして所定の変速比により高速段では
、スプール132が潤滑圧油路74を遮断し、ドレン油
路75をドレン回路75aへ連通するように切換わる。 そのため、高速段からの急なダウンシフト時に変速比制
御弁goがドレン側に動作すると、主プーリ、サーボ室
38bのプライマリ圧はドレン圧油路75により、上記
プリフィル作用の潤滑圧に関係なく直ちにドレンし、こ
れにより迅速にダウンシフトすることになる。 第3図において、他の実施例について述べると、プリフ
ィル用切換弁130のスプール132のスプリング13
3と反対側にはソレノイド弁134が取付けられ、変速
比または入出力回転数を検出するセンサ135の検出信
号で制御部136を介して切換動作するようになってい
る。かかる電気的な動作系では、プリフィル作用とその
解除の切換えを最適に行い得る。 なお、ドレン回路75aのチェック弁75bは必要に応
じて廃止してもよい。
【発明の効果】
以上述べてきなたように、本発明によれば、無段変速機
の油圧制御系において、変速比制御弁のドレン油路に潤
滑圧またはドレン側に切換えるプリフィル用切換弁を設
け、ダウンシフト時に潤滑圧油路を切灘ず構成であるか
ら、プリフィル作用はダウンシフトに関係なく行ってア
ップシフトを良好に行い得る。 また、ダウンシフトは潤滑圧に関係なくドレンして行わ
れるので、急なダウンシフトや急ブレーキ時のダウンシ
フト応答性が向上する。 、−機械的または電気的に動作する切換弁を1個付加す
ればよいので、構造が簡単で、制御も容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の無段変速機の一例を示す断面図、 第2図は本発明の油圧制御系の実施例を示す回路図、 第3図は他の実施例を示す回路図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)変速比最大の低速段で主プーリ側をドレンする変
    速比制御弁のドレン油路にプリフィル用切換弁を設け、 変速比に応じてドレン油路を潤滑圧油路またはドレン側
    に切換えることを特徴とする無段変速機の油圧制御装置
  2. (2)上記切換弁は、変速比により機械的または電気的
    に動作し、 設定以上の変速比ではドレン油路を潤滑圧油路に切換え
    、 高速段側ではドレン油路をドレン側に切換えることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の無段変速機の油圧
    制御装置。
JP62107264A 1987-04-30 1987-04-30 無段変速機の油圧制御装置 Pending JPS63275847A (ja)

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JP62107264A JPS63275847A (ja) 1987-04-30 1987-04-30 無段変速機の油圧制御装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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