JP2001248699A - ベルト式無段変速機の油圧回路構造 - Google Patents

ベルト式無段変速機の油圧回路構造

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JP2001248699A JP2000059731A JP2000059731A JP2001248699A JP 2001248699 A JP2001248699 A JP 2001248699A JP 2000059731 A JP2000059731 A JP 2000059731A JP 2000059731 A JP2000059731 A JP 2000059731A JP 2001248699 A JP2001248699 A JP 2001248699A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルト式無段変速機に必要な潤滑油供給量を
削減することによってオイルポンプの小型化を可能に
し、かつ機械損失の低減及び燃費の向上を図る。 【解決手段】 ベルト式無段変速機50の油圧回路構造
において、セカンダリプーリ57の変速用油圧シリンダ
56に発生する遠心油圧をキャンセルするバランス油室
62に、潤滑油を制御して供給するバランス油圧コント
ロールバルブ20を設け、バランス油室62の潤滑油が
不足のときにバランス油室62に潤滑油を供給すると共
に、ダウンシフト時におけるバランス油室62内の潤滑
油排出時にはバルブ20を閉じる。バランス油室62へ
の潤滑油供給が停止せしめられてオイルポンプ2の要求
吐出量が低減し、オイルポンプ2の小型化が図れ、機械
的損失の低減及び燃費の向上が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無段変速機に関
し、特に溝幅が可変制御される入力側のプライマリプー
リ及び出力側のセカンダリプーリの間に駆動ベルトを巻
掛けたベルト式無段変速機の油圧回路構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、車両に使用されるベルト式無段
変速機は、図8に要部を示すように、互いに平行配置さ
れたプライマリ軸52とセカンダリ軸53に各々設けら
れたプライマリプーリ55及びセカンダリプーリ57
と、これら両プーリ55、57間に巻掛けられた駆動ベ
ルト59とを有し、各プーリ55、57の溝幅を変える
ことによって各プーリ55、57に対する駆動ベルト5
9の有効巻付け径の比率を変えて無段階に変速するよう
に構成されている。
【0003】プライマリプーリ55は、トルクコンバー
タ、前後進切替機構等を介して回転駆動される固定プー
リ55aと、可動プーリ55bとを有し、プーリ溝幅を
可変制御するために固定プーリ55aの軸部に可動プー
リ55bがボールスプライン55cを介して軸方向に摺
動自在でかつ相対回転不能に支持され、可動プーリ55
bの背面に固定されたシリンダ部材56aと固定プーリ
55aの軸部に固定されたプランジャ56bとによって
変速用油圧シリンダ56が形成されている。
【0004】同様に、セカンダリプリ57は、減速機構
等を介して駆動輪に連結された固定プーリ57aを有
し、固定プーリ57aの軸部に可動プーリ57bがボー
ルスプライン57cを介して軸方向に摺動自在でかつ相
対回転不能に支持され、可動プーリ57bの背面に固定
されたシリンダ部材58aと固定プーリ57aの軸部に
固定されたプランジャ58bとによって変速用油圧シリ
ンダ58が形成されている。
【0005】これら、プライマリプーリ55及びセカン
ダリプーリ57に設けられた油圧シリンダ56及び58
にオイルポンプからの吐出油圧を制御して作用させるこ
とで駆動ベルト59とプライマリプーリプ55及びセカ
ンダリプーリ57との動力伝達と変速制御を行ってい
る。
【0006】このように形成された無段変速機50が作
用しているときは、プライマリプーリ55とセカンダリ
プーリ57はある回転比で回転しており、この回転によ
り各油圧シリンダ56及び58には遠心油圧が発生して
いる。
【0007】プライマリプーリ55に設けられた油圧シ
リンダ56に発生する遠心油圧は、プーリ溝幅を狭くす
るアップシフト方向、即ち変速比がOD方向側となるよ
うに作用させる一方、セカンダリプーリ57の油圧シリ
ンダ58に発生する遠心油圧はプーリ溝幅を狭くするダ
ウンシフト方向、即ち変速比がLOW方向側になるよう
に作用する。
【0008】そこで、プライマリプーリ55の油圧シリ
ンダ56を形成するプランジャ56bの背面にバランス
油室61を形成し、バランス油室61にオイルを充填す
ることでバランス油室61に遠心油圧を発生させ、油圧
シリンダ56に発生する遠心油圧による上記OD方向に
作用する付勢をキャンセルするように構成されている。
【0009】一方、セカンダリプーリ57には、油圧シ
リンダ58を形成するシリンダ部材58aの先端に一端
が結合され他端が固定プーリ57aの軸部に摺動可能に
形成されたバランス油室シリンダ58dによってプラン
ジャ58bの背面にバランス油室62を形成し、このバ
ランス油室62にオイルを充填することでバランス油室
62に遠心油圧を発生させ、油圧シリンダ58に発生す
る遠心油圧による上記LOW方向に作用する付勢をキャ
ンセルしている。
【0010】セカンダリプーリ57に形成されたバラン
ス油室62は、常にオイルポンプから潤滑油が供給され
ると共に、無段変速機50の変速比がOD側からLOW
側に変化するダウンシフト時、セカンダリプーリ57の
油圧シリンダ58に作用する油圧で可動プーリ57bは
図8において左方向(固定プーリ57aに接近する方
向)に移動する。その結果、バランス油室62の容積が
縮小してバランス油室62内の潤滑油が固定プーリ57
aの軸部とバランス油室シリンダ58dの端部との間に
形成された隙間63から押し出されるように形成されて
いる。
【0011】ここで、無段変速機50の制御及び潤滑に
使用される油圧は、エンジンによって駆動されるオイル
ポンプによって得られ、特にプライマリプーリ55及び
セカンダリプーリ57のプーリ幅を変えて変速すると
き、駆動ベルト59のクランプ力低下による駆動ベルト
59の滑りを防止するために、各油圧シリンダ56及び
58の容積変化に対し十分な供給油量を確保した上で、
更に前後進切換や各部の潤滑に必要な潤滑油流量を確保
するためのオイルポンプ容量を設定している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記無段変速機50に
よると、プライマリプーリ55の油圧シリンダ56を形
成するプランジャ56bの背面にバランス油室59を形
成し、かつセカンダリプーリ57の油圧シリンダ58を
形成するプランジャ58bの背面にバランス油室62を
形成することによって、油圧シリンダ56及び58内に
供給された潤滑油により発生する遠心油圧に起因する不
要の作用が抑制されて円滑な変速制御が行われる。
【0013】しかし、セカンダリプーリ57に形成され
たバランス油室62には、常にオイルポンプから潤滑油
が供給されることから、無段変速機の作動時における必
要な潤滑油供給量が増大してオイルポンプの大型化の要
因となり、機械的損失が増大すると共に、燃費の増大が
懸念される。
【0014】従って、かかる点に鑑みなされた本発明の
目的は、無段変速機に必要な潤滑油供給量を削減するこ
とによって、オイルポンプの小型化を可能にし、機械的
損失の低減及び燃費の向上がもたらされるベルト式無段
変速機の油圧回路構造を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1に記載のベルト式無段変速機の油圧回路構造の発明
は、プライマリ軸に設けられた溝幅が可変のプライマリ
プーリとセカンダリ軸に設けられた溝幅が可変のセカン
ダリプーリとに駆動ベルトを巻き掛け、各プーリの溝幅
を変えることによって各プーリに対する駆動ベルトの有
効巻付け径の比率を変えて無段階に変速するベルト式無
段変速機において、セカンダリプーリに設けられた変速
用油圧シリンダの回転によって発生する遠心油圧をキャ
ンセルするバランス油室に、潤滑油供給側から潤滑油を
制御して供給するバランス油圧コントロールバルブを備
え、バランス油室の潤滑油がリーク及び不足のときにバ
ランス油圧コントロールバルブを開いてバランス油室に
潤滑油を供給すると共に、ダウンシフト時におけるバラ
ンス油室内潤滑油の排出時にはバランス油圧コントロー
ルバルブを閉じることを特徴とする。
【0016】この請求項1の発明によると、従来潤滑油
の消費流量が増大するダウンシフト時に、バランス油圧
コントロールバルブからセカンダリプーリのバランス油
室への潤滑油供給が停止せしめられ、これによりオイル
ポンプの要求吐出量の低減がもたらされてオイルポンプ
の小型化が可能になり、かつオイルポンプの機械的損失
が低減して燃費の向上が得られる。
【0017】また、セカンダリプーリのバランス油室か
らの潤滑油のドレン流量が減少してセカンダリプーリに
よって攪拌される潤滑油量が減量され、潤滑油による攪
拌抵抗の軽減が得られると共に、油温の上昇が抑制され
る。
【0018】請求項2に記載の発明は、請求項1のベル
ト式無段変速機の油圧回路構造において、更に、プライ
マリプーリの変速用油圧シリンダに供給するプライマリ
圧を制御するプライマリバルブを備え、ダウンシフト時
におけるプライマリバルブからのドレン油圧によってバ
ランス油圧コントロールバルブを閉作動することを特徴
とする。
【0019】請求項2の発明によると、ダウンシフト時
に増大するプライマリバルブからのドレン油圧によりバ
ランス油圧コントロールバルブを閉作動せしめることに
よって、バランス油圧コントロールバルブの作動制御が
容易にできる。
【0020】請求項3に記載の発明は、請求項2のベル
ト式無段変速機の油圧回路構造において、プライマリプ
ーリに設けらた変速用油圧シリンダの回転によって発生
する遠心油圧をキャンセルするバランス油室にプライマ
リバルブからのドレン油圧を導く潤滑圧回路を備え、ダ
ウンシフト時におけるプライマリバルブからのドレン油
圧を潤滑圧回路を介してバランス油室に供給することを
特徴とする。
【0021】請求項3の発明によると、ダウンシフト時
にプライマリバルブからドレン油圧をプライマリプーリ
に設けられたバランス油室に供給することから、従来ラ
イン圧からプライマリプーリのバランス油室に常に供給
されていた潤滑油が、ダウンシフト時にのみ主に供給す
るように制御されて、オイルポンプの要求吐出量の低減
がもたらされ、オイルポンプの小型化が可能になると共
に、オイルポンプの機械的損失が低減して燃費の向上が
もたらされる。
【0022】請求項4に記載のベルト式無段変速機の油
圧回路構造の発明は、プライマリ軸に設けられた溝幅が
可変のプライマリプーリとセカンダリ軸に設けられた溝
幅が可変のセカンダリプーリとに駆動ベルトを巻き掛
け、各プーリの溝幅を変えることによって各プーリに対
する駆動ベルトの有効巻付け径の比率を変えて無段階に
変速するベルト式無段変速機において、セカンダリプー
リに設けられた変速用油圧シリンダに回転によって発生
する遠心油圧をキャンセルする液密的に形成されたバラ
ンス油室に、潤滑油供給側の潤滑油を潤滑圧回路を介し
て供給するバランス油圧コントロールバルブとを備え、
潤滑圧回路内の回路油圧が所定油圧以上のとき潤滑圧回
路から潤滑圧回路から潤滑油をドレンすると共に、バラ
ンス油圧コントロールバルブを閉じてバランス油圧コン
トロールバルブからバランス油室への潤滑油供給を停止
することを特徴とする。
【0023】請求項4の発明によると、バランス油室が
液密的に形成されてバランス油室内のオイルを保持する
ことで潤滑油を充填しておくことが可能になり、また、
アップシフト時には、バランス油室内の油圧が低下して
バランス油圧コントロールバルブを介してバランス油室
に供給され、バランス油室内に潤滑油が充填されて変速
用油圧シリンダの遠心油圧がキャンセルされる。一方、
ダウンシフト時に潤滑圧回路内の回路油圧が所定圧以上
になるとバランス油圧コントロールバルブによって潤滑
圧回路への潤滑油供給を停止すると共に、減少したシリ
ンダ容積分の潤滑油がドレンされる。従って、セカンダ
リプーリが変速しない状態及びアップシフト時は、潤滑
油がドレンされることなく潤滑油の必要流量の減少がも
たらされると共に、ダウンシフト時にはバランス油室の
液密化による油圧上昇が抑制されてベルトクランプ力の
低下が回避され、バランス油室を密閉構造にすること
で、バランス油室及び潤滑圧回路の制御油圧を極めて低
圧に設定することが可能になり、オイルポンプ等の機械
的損失の低減がもたらされる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるベルト式無段
変速機の油圧回路構造の実施の形態を説明する。
【0025】(第1実施の形態)図1は、本実施の形態
におけるベルト式無段変速機の油圧回路説明図であり、
図2は図1のA部拡大図である。なお、説明の便宜上ベ
ルト式無段変速機には、上記図8と対応する部分に同一
符号を付することで該部の説明を省略する。
【0026】図中符号1は、オイルパンであり、オイル
パン1に貯留される潤滑油がエンジンによって駆動され
るオイルポンプ2により吐出された油圧の回路をライン
圧Psとし、ベルト式無段変速機50のセカンダリプー
リ57の作動油として使用され、このライン圧Psは、
駆動ベルト59のクランプ力が適切になるようにセカン
ダリバルブ3によって制御される。
【0027】一方、プライマリプーリ55は、ライン圧
Psを元圧にしてプライマリバルブ4によって制御され
たプライマリ圧Ppにより制御されてベルトクランプ力
を維持しながら主として無段変速機50の変速比を制御
している。
【0028】前後進切替えは、ライン圧Psを元圧とし
てクラッチプレッシャーバルブ5によって一定圧に調圧
したクラッチ圧を、マニュアルバルブ6によって切り換
えて前後進切替機構7に供給することによって切り換え
られる。なお、各々の油圧は切替え時の切替ショックの
低減及びセイフティロック機能を得るためにディーティ
ーソレノイド8及びON−OFFソレノイドバルブ9に
よって切り替え制御されるスリップコントロールバルブ
10により制御される。
【0029】トルクコンバータ11内に組み込まれたロ
ックアップクラッチは、スイッチバルブ12及びスリッ
プコントロールバルブ10によってクラッチ圧と、セカ
ンダリバルブ3のドレン回路がルブリケーションバルブ
13により制御された潤滑圧とによりロックアップアプ
ライ圧回路とロックアップリリース圧回路を切替制御す
ることでロックアップのON.OFFの切替えがなされ
る。
【0030】更に、この潤滑圧は、ロックアップ制御の
他、前後進切替機構潤滑及びベルト潤滑等各部の潤滑
と、プライマリプーリ55のバランス油室61への潤滑
油供給、セカンダリプーリ57のバランス油室62への
潤滑油供給、潤滑油のコンタミの除去と無段変速機50
の温度上昇を防止するためのATFフィルター及びオイ
ルクーラーへの供給がなされる。
【0031】セカンダリプーリ57のバランス油室62
へ供給される油圧を制御するバランス油室コントロール
バルブ20が設けられ、バランス油室コントロールバル
ブ20はプライマリプーリ圧Ppを制御するプライマリ
バルブ4のドレン回路18に発生する油圧によって制御
される。このドレン回路18にはプライマリバルブ4の
ドレン流量により制御回路圧を変化させるオリフィス1
8aと、ドレン回路18の圧力を所定設定油圧に保つた
めのチェックバルブ18bが設けられている。
【0032】プライマリバルブ4は、オイルポンプ2か
らのライン圧Psを元圧とし、プライマリプーリ55の
変速用油圧シリンダ56の油圧、即ちプライマリ圧Pp
をライン圧Psより低い圧力に制御している。この時の
プライマリバルブ4のバルブ構造を図3に示す。
【0033】プライマリ圧Ppはライン圧Psからの供
給圧とドレン回路18へのドレンのバランスによって制
御される。
【0034】プライマリプーリ5のプーリ制御時におけ
るプライマリ圧Ppは、ライン圧Psより低いことから
プライマリ圧回路における潤滑油は必ずドレン回路18
にドレンされることになる。この時、プライマリ圧Pp
を制御するプライマルバルブ4のスプール4aはプライ
マリ圧Ppから供給されるフィードバック圧cとライン
圧Psより供給され、リニアルソレノイド4bによって
制御されるパイロット圧dの圧力バランスによって制御
される。なお、パイロット圧dはライン圧Psからの供
給油圧とリニアルソレノイド4bによるパイロットドレ
ン量の制御により制御されている。従ってプライマリ圧
回路19の潤滑油の供給はライン圧Psにより、プライ
マリ回路19からの潤滑油のドレンはドレン回路18へ
行われることになる。
【0035】ドレン回路18のドレン量によって制御さ
れるバランス油室コントロールバルブ20は、スプール
20a及びスプリング20bを有し、ドレン回路18か
ら供給される潤滑油圧によってスプール20aがスプリ
ング20bの付勢力に抗して押動せしめられ、所定以上
のドレン回路18からのドレン油圧、即ち潤滑油圧によ
ってセカンダリプーリ57のバランス室62に連通する
潤滑圧回路21を閉じる一方、ドレン回路18からの油
圧と低減することによってスプリング20bによりスプ
ール20aが押し戻されて潤滑圧回路21を連通する。
【0036】ここで、セカンダリプーリ57のバランス
油室62への潤滑油の必要供給油量を求めると、アップ
シフト時、即ちプライマリプーリ55がLOW側からO
D側へ変速する際、プライマリプーリ55の油圧シリン
ダ56へ潤滑油が供給されてシリンダ容積が増大し、バ
ランス油室61の容積が減少する。この時ライン圧Ps
からプライマリバルブ4を介してプライマリ圧回路19
から油圧シリンダ56にプライマリ圧Ppが供給されか
つ、プライマリ圧Ppを保持するためにプライマリ圧回
路19への供給油量を確保する必要から、プライマリバ
ルブ4からドレン回路18へのドレン油量は減少する。
【0037】一方、セカンダリプーリ57の変速用油圧
シリンダ58内の潤滑油は、ドレンされシリンダ容積が
減少し、バランス油室62の容積が増大する。この時セ
カンダリプーリ57の油圧シリンダ58はライン圧Ps
の回路と直結されているから、油圧シリンダ58のシリ
ンダ容積の減少に伴って油圧シリンダ58内のオイルは
ライン圧Psに還流される。従って、無段変速機50が
変速する際に必要とする油量は、プライマリプーリ55
の油圧シリンダ56のシリンダ容積の増加量に対し、セ
カンダリプーリ57の油圧シリンダ58の減少量を差し
引いた量を供給すればよい。
【0038】また、バランス油室62が発生する遠心油
圧を確保するために、バランス油室62の容積増加に対
して潤滑圧回路21より供給する時の必要流量はバラン
ス油室62の容量変化の最大値にあわせる必要があり、
バランス油室コントロールバルブ20及び潤滑圧回路2
1からセカンダリプーリ57の変速速度に関係なく一定
量供給される。
【0039】また、セカンダリプーリ57の停止時は、
バランス油室62内の潤滑油は、バランス油室62の開
口部、即ち固定プーリ57aの軸部とバランス油室シリ
ンダ58dの端部との間に形成された隙間63からリー
クし、バランス油室62の下方に隙間63まで潤滑油が
貯留されている。この時潤滑油はバランス油室62内を
充填させるだけの油量を保持していないので十分な遠心
油圧を得るために、OD側に変速する際に潤滑圧回路2
1から常に潤滑油を供給する。
【0040】一方、ダウンシフト時、即ちプライマリプ
ーリ55がOD側からLOW側へ所定速度以上で変速す
る際、プライマリプーリ55の油圧シリンダ56から潤
滑油がドレンされる。この時セカンダリプーリ57の油
圧シリンダ58のシリンダ容積が増大し、バランス油室
62の容積が減少することから、潤滑圧回路21からバ
ランス油室62への潤滑油供給は必要がなくなる。この
時プライマリ圧Ppが不要であることから、プライマリ
バルブ4からプライマリ圧回路19への供給が減少しド
レン回路18へのドレン油量が増大してバランス油室コ
ントロールバルブ20に所定設定油圧が供給される。こ
こで、ドレン油圧はドレン回路18に設けられたオリフ
ィス18aによって上昇せしめら、所定設定油圧に保つ
ためのチェックバルブ18bによって所定設定油圧に保
たれる。
【0041】バランス油室コントロールバルブ20にド
レン回路18から所定設定油圧が供給されると、その油
圧によりバランス油室コントロールバルブ20のスプー
ル20aをスプリング20bの付勢力に抗して押動し、
潤滑圧回路21を閉じてバランス油室62への潤滑油供
給を停止する。
【0042】従って、このように構成された本実施の形
態によるベルト式無段変速機の油圧回路構造によると、
OD側からLOW側に変速する変速速度が所定以上にな
ると、潤滑圧回路21からセカンダリプーリ57のバラ
ンス油室62への潤滑油供給を停止することによって潤
滑圧回路21への潤滑油供給量が低減し、これによりオ
イルポンプ2の要求吐出量が低減し、オイルポンプの小
型化が可能になり、かつオイルポンプ2の機械的損失が
低減して燃費の向上がもたらされる。
【0043】また、セカンダリプーリ57のバランス油
室62からの潤滑油のドレン流量が少なくなり、セカン
ダリプーリ57によって攪拌される潤滑油量が減量され
て潤滑油による攪拌抵抗の軽減が得られると共に、油温
の上昇が抑制される。
【0044】(第2実施の形態)図4は、本実施の形態
におけるベルト式無段変速機の油圧回路説明図であり、
図5は図4のB部拡大図である。なお、説明の便宜上上
記図1乃至図3と対応する部分に同一符号を付すること
で、該部の説明を省略し、異なる部分を主に説明する。
【0045】プライマリバルブ4からバランス油室コン
トロールバルブ20に制御油圧を供給するドレン回路1
8を分岐すると共に、バランス油室コントロールバルブ
20に供給する制御油圧の確保すると共に所定設定油圧
に保持するオリフィス18a及びチェックバルブ18b
を介して潤滑圧回路23がプライマリプーリ55のバラ
ンス油室61に連接されている。
【0046】プライマリプーリ55がOD側からLOW
側に変速する際、プライマリプーリ55の油圧シリンダ
56のシリンダ容積が減少し、バランス油室61のシリ
ンダ容積が増大する。
【0047】この時、プライマリバルブ4の特性からラ
イン圧Psからの油は、油圧シリンダ56における減少
分がドレン回路18に供給され、ドレン回路18から制
御油圧としてバランス室コントロールバルブ20に供給
されると共に、ドレン回路18からオリフィス18a及
びチェックバルブ18bを介して潤滑圧回路23によっ
て油圧シリンダ56の遠心油圧をキャンセルするバラン
ス油室61に供給される。
【0048】一方、プライマリプリー55が変速しない
場合、或いはLOW側からOD側に変速する場合には、
バランス油室61のシリンダ容積は変化しないか、或い
は減少しており潤滑油の供給が不要であり、この時、プ
ライマリバルブ4の特性からドレン回路18に供給され
る油量が減少制御されると共に、その油量はドレン回路
18から制御油圧としてバランス室コントロールバルブ
20に供給され、かつ油量の一部がドレン回路18から
オリフィス18a及びチェックバルブ18bを介して潤
滑圧回路23からバランス油室61に供給される。
【0049】従って、本実施の形態によると、上記第1
実施の形態に加え、従来ライン圧Psからプライマリプ
ーリ55のバランス油室61に常に供給されていた潤滑
油が、主にOD側からLOW側への変速時のみ供給する
ように制御され、更にオイルポンプ2の要求吐出量の低
減が得られ、オイルポンプの小型化が可能になり、かつ
オイルポンプ2の機械的損失が低減して燃費の向上がも
たらされる。
【0050】(第3実施の形態)図6は、本実施の形態
におけるベルト式無段変速機の油圧回路説明図であり、
図7は図6のC部拡大図である。なお、説明の便宜上上
記図1乃至図3と対応する部分に同一符号を付すること
で、該部の説明を省略し、異なる部分を主に説明する。
【0051】本実施の形態におけるセカンダリプーリ5
7に設けられるバランス油室62は、そのバランス油室
シリンダ58dの端部に固定プーリ57aの軸部に液密
的に摺接するシール部材64が設けられている。
【0052】バランス油室62に供給される潤滑油は、
ルブリケーションバルブ13により制御された潤滑圧f
を元圧としてバランス油圧コントロールバルブ20によ
って制御されて、潤滑圧回路25によってバランス油室
62に供給される。
【0053】潤滑圧回路25は、固定プーリ56aの軸
内の回路を介してバランス油室62に連通する一方、回
路内油圧が所定油圧になると潤滑圧回路25内の潤滑油
をドレンさせるチェックバルブ26が設けられ、かつ潤
滑圧回路25内の油圧はオリフィス27を介してバラン
ス油圧コントロールバルブ20の制御油圧として用いら
れる。なお、このチェックバルブ26のドレン圧は、バ
ランス油圧コントロールバルブ20の制御圧より僅かに
高く設定されている。
【0054】潤滑圧回路25の回路圧はバランス油圧コ
ントロールバルブ20によって一定圧に保持される。こ
の時、潤滑圧回路25の回路圧、即ちバランス油室62
内の油圧はセカンダリプーリ57における駆動ベルト5
9のクランプ力を低下させる作用があり、かつバランス
油室62内に潤滑油を充填しておくだけで良く、潤滑圧
回路25の回路圧は低圧、例えば0.1MPa以下程度
に設定することによって、ライン圧Psによるベルトク
ランプ力に影響することなくバランス油室62に潤滑油
を充填しておくことができる。
【0055】次に、このように構成されたセカンダリプ
ーリ57のバランス油室62の潤滑油供給量について説
明する。
【0056】セカンダリプーリ57の停止時或いは変速
していない時は、バランス油圧コントロールバルブ20
を介して潤滑圧回路25より潤滑油が供給されるが、バ
ランス油室62のシリンダ容積が変化しないため、バラ
ンス油室62内の圧力を保持することで潤滑油を充填し
ておくことが可能になる。
【0057】また、セカンダリプーリ57がLOW側か
らOD側へ変速する際、油圧シリンダ58内の潤滑油が
ドレンされてシリンダ容積が減少し、バランス油室62
のシリンダ容積が増加してバランス油室62内の油圧が
低下するが、バランス油室62の油圧を保持するため、
ルブリケーションバルブ13により制御された潤滑圧f
がバランス油圧コントロールバルブ20を介して潤滑圧
回路25からバランス油室62に供給され、バランス油
室62内に潤滑油が充填されて油圧シリンダ58の遠心
油圧がキャンセルされる。
【0058】一方、セカンダリプーリ57がOD側から
LOW側へ変速する際、油圧シリンダ58に潤滑油が供
給されてシリンダ容積が増大し、バランス油室62のシ
リンダ容積が減少する。この時、バランス油室62を含
む潤滑圧回路25は閉回路に形成され、かつバランス油
圧コントロールバルブ20が潤滑圧fを元圧として減圧
制御して潤滑圧回路25に供給されることから、潤滑圧
回路25内が所定圧以上になるとオリフィス27からの
制御圧によってバランス油圧コントロールバルブ20の
スプール20aがスプリング20bに抗して押動せしめ
られて潤滑圧回路25への潤滑油供給を停止すると共
に、減少したシリンダ容積分の潤滑油がチェックバルブ
26を介してドレンされる。
【0059】従って、チェックバルブ26のドレン圧が
バランス油圧コントロールバルブ20の制御圧より僅か
に高く設定することによって、セカンダリプーリ57が
変速しない状態及びLOW側からOD側に変速している
時は、潤滑回路25に設けられたチェックバルブ26か
らドレンされることなく潤滑油の必要流量の減少がもた
らされると共に、OD側からLOW側に変速時にはバラ
ンス油室62内の油圧上昇が抑制されてベルトクランプ
力の低下が回避される。
【0060】本実施の形態によると、上記第1実施の形
態に加え、バランス油室62を密閉構造にすることで、
バランス油室62及び潤滑圧回路25の制御油圧を極め
て低圧に設定することが可能になり、ライン圧Psの上
昇を抑制し、オイルポンプ2等の機械損失の低減がもた
らされる。
【0061】
【発明の効果】以上説明した本発明によるベルト式無段
変速機の油圧回路構造によると、セカンダリプーリに設
けらた変速用油圧シリンダによって発生する遠心油圧を
キャンセルするバランス油室に、バランス油室の潤滑油
がリーク及び不足のときにバランス油室に潤滑油を供給
し、かつダウンシフト時におけるバランス油室内潤滑油
の排出時にセカンダリプーリのバランス油室への潤滑油
供給が停止せしめられ、これによりオイルポンプの吐出
量の低減がもたらされてオイルポンプの小型化が可能に
なると共に、オイルポンプの機械的損失が低減して燃費
の向上が得られる。
【0062】また、ダウンシフト時に増大するプライマ
リバルブからのドレン油圧によりバランス油圧コントロ
ールバルブを閉作動せしめることによって、バランス油
圧コントロールバルブの作動制御が容易にできる。
【0063】更に、ダウンシフト時にプライマリバルブ
からドレン油圧をプライマリプーリに設けられたバラン
ス油室に潤滑油を供給するように構成することによっ
て、従来ライン圧からプライマリプーリのバランス油室
に常に供給されていた潤滑油が、ダウンシフト時にのみ
主に供給するように制御され、更にオイルポンプの要求
吐出量の低減が可能になり、オイルポンプの小型化がも
たらされる。
【0064】他の発明によると、セカンダリプーリに設
けらた変速用油圧シリンダに回転によって発生する遠心
油圧をキャンセルするバランス油室を液密的に形成し、
潤滑圧回路内が所定油圧以上のとき潤滑圧回路から潤滑
油をドレンすると共に、バランス油圧コントロールバル
ブからバランス油室への潤滑油供給を停止するように構
成することによって、バランス油室内のオイルを保持す
ることで潤滑油を充填しておくことが可能になり、かつ
セカンダリプーリが変速しない状態及びアップシフト時
は、潤滑油がドレンされることなく潤滑油の必要流量の
減少がもたらされると共に、バランス油室を密閉構造に
することで、バランス油室及び潤滑圧回路の制御油圧を
極めて低圧に設定することが可能になり、オイルポンプ
等の機械損失の低減がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるベルト式無段変速機の油圧回路構
造の第1実施の形態の概要を示す油圧説明図である。
【図2】図1のA部拡大図である。
【図3】プライマリバルブのバルブ構造を示す断面図で
ある。
【図4】本発明の第2実施の形態の概要を示す油圧説明
図である。
【図5】図4のB部拡大図である。
【図6】本発明の第3実施の形態の概要を示す油圧説明
図である。
【図7】図6のC部拡大図である。
【図8】ベルト式無段変速機の概要を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
2 オイルポンプ 4 プライマリバルブ 18 ドレン回路 19 プライマリ回路 20 バランス油室コントロールバルブ 21 潤滑圧回路 23 潤滑圧回路 25 潤滑圧回路 26 チェックバルブ 27 オリフィス 50 無段変速機 55 プライマリプーリ 56 油圧シリンダ 57 セカンダリプーリ 58 油圧シリンダ 59 駆動ベルト 61 バランス油室 62 バランス油室 63 間隙 64 シール材
フロントページの続き Fターム(参考) 3J050 AA03 BA03 BB13 CB04 CB10 DA01 3J552 MA07 MA12 NA01 NB01 PA59 PA67 QA06C QA24A QA30A QA45B QA47C QB02 RA06 RB14 SA34 SA58 SA59 TA06 TB07 VA12Z VA50W

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プライマリ軸に設けられた溝幅が可変の
    プライマリプーリとセカンダリ軸に設けられた溝幅が可
    変のセカンダリプーリとに駆動ベルトを巻き掛け、各プ
    ーリの溝幅を変えることによって各プーリに対する駆動
    ベルトの有効巻付け径の比率を変えて無段階に変速する
    ベルト式無段変速機において、 上記セカンダリプーリは、セカンダリ軸に固定された固
    定プーリと、該固定プーリの軸部に軸方向に摺動自在で
    かつ相対回転不能に支持された可動プーリとを有し、 該可動プーリの背面に固定されたシリンダ部材と固定プ
    ーリの軸部に固定されたプランジャとによって形成され
    た変速用油圧シリンダと、 上記シリンダ部材と上記シリンダ部材の先端に一端が結
    合され他端が上記固定プーリの軸部に間隙を有して摺動
    可能に形成されたバランス油室シリンダと上記プランジ
    ャとによって形成されて回転により上記変速用油圧シリ
    ンダに発生する遠心油圧をキャンセルするバランス油室
    と、 潤滑油供給側からの潤滑油を該バランス油室に制御して
    供給するバランス油圧コントロールバルブとを備え、 上記バランス油室の潤滑油がリーク及び不足のときにバ
    ランス油圧コントロールバルブを開いてバランス油室に
    潤滑油を供給すると共に、ダウンシフト時におけるバラ
    ンス油室内潤滑油の排出時にはバランス油圧コントロー
    ルバルブを閉じることを特徴とするベルト式無段変速機
    の油圧回路構造。
  2. 【請求項2】 更に、プライマリプーリの変速用油圧シ
    リンダに供給するプライマリ圧を制御するプライマリバ
    ルブを備え、ダウンシフト時におけるプライマリバルブ
    からのドレン油圧によって上記バランス油圧コントロー
    ルバルブが閉作動することを特徴とする請求項1に記載
    のベルト式無段変速機の油圧回路構造。
  3. 【請求項3】 上記プライマリプーリは、プライマリ軸
    に固定された固定プーリと、該固定プーリの軸部に軸方
    向に摺動自在でかつ相対回転不能に支持された可動プー
    リとを有し、 該可動プーリの背面に固定されたシリンダ部材と固定プ
    ーリの軸部に固定されたプランジャとによって形成され
    た変速用油圧シリンダと、 上記シリンダ部材と上記シリンダ部材の先端に一端が結
    合されたバランス油室シリンダと上記プランジャとによ
    って形成されて回転により上記変速用油圧シリンダに発
    生する遠心油圧をキャンセルするバランス油室と、 該バランス油室にプライマリバルブからのドレン油圧を
    導く潤滑圧回路とを備え、 ダウンシフト時におけるプライマリバルブからのドレン
    油圧を潤滑圧回路を介して上記バランス油室に供給する
    ことを特徴とする請求項2に記載のベルト式無段変速機
    の油圧回路構造。
  4. 【請求項4】 プライマリ軸に設けられた溝幅が可変の
    プライマリプーリとセカンダリ軸に設けられた溝幅が可
    変のセカンダリプーリとに駆動ベルトを巻き掛け、各プ
    ーリの溝幅を変えることによって各プーリに対する駆動
    ベルトの有効巻付け径の比率を変えて無段階に変速する
    ベルト式無段変速機において、 上記セカンダリプーリは、セカンダリ軸に固定された固
    定プーリと、該固定プーリの軸部に軸方向に摺動自在で
    かつ相対回転不能に支持された可動プーリとを有し、 該可動プーリの背面に固定されたシリンダ部材と固定プ
    ーリの軸部に固定されたプランジャとによって形成され
    た変速用油圧シリンダと、 上記シリンダ部材と上記シリンダ部材の先端に一端が結
    合され他端が上記固定プーリの軸部にシール部材を介し
    て摺動可能に形成されたバランス油室シリンダと上記プ
    ランジャとによって形成されて回転により上記変速用油
    圧シリンダに発生する遠心油圧をキャンセルするバラン
    ス油室と、 潤滑油供給側の潤滑油を潤滑圧回路を介して供給するバ
    ランス油圧コントロールバルブとを備え、 上記潤滑圧回路内の回路油圧が所定油圧以上のとき潤滑
    圧回路から潤滑油をドレンすると共に、バランス油圧コ
    ントロールバルブを閉じてバランス油圧コントロールバ
    ルブからバランス油室への潤滑油供給を停止することを
    特徴とするベルト式無段変速機の油圧回路構造。
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