JP6879787B2 - 動力伝達装置 - Google Patents
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Description
無段変速機の潤滑油流量は、無段変速機の発熱量が最も高い走行条件において十分な冷却性能が発揮されるべく、最低潤滑流量が定められている。
潤滑油量が過大であると、オイルポンプ負荷増大による燃費(燃料消費率)の悪化を招く。また、無段変速機とオイルを共用する他の油圧供給対象部において油圧不足が生じる事態を誘発する虞もある。さらには、無段変速機における攪拌抵抗を無駄に生じさせることに繋がり、この点でも燃費の悪化を招く虞がある。
また、前後進切替機構を備える場合、前進クラッチはパーキングレンジ、リバースレンジ、及びニュートラルレンジにおいて非締結とされ、ドライブレンジへの切り替えに応じて締結が行われる。そのため、上記締結用油圧に基づき油量制御弁を駆動することで、パーキングレンジ、リバースレンジ、ニュートラルレンジの選択状態、すなわちドライブレンジ選択状態に対して無段変速機が比較的低負荷と推定される状態における無段変速機の潤滑油量低減が可能とされ、無段変速機の負荷状態(発熱状態)に対して潤滑油量が過大とならないようにすることが可能とされる。
このとき、油量制御弁を上記締結用油圧に基づき駆動していることで、油量制御弁の駆動にあたり新たな油圧を生成する必要がなくなる。
これにより、締結用油圧を直接的に印加して油量制御弁を駆動することが可能とされ、油量制御弁を駆動するに際しての動力伝達ロスが少なくなる。
潤滑油供給源として可変容量式ポンプを備えた場合、該可変容量式ポンプが低容量領域で使用される頻度を増やすことが可能とされる。
また、油量制御弁の駆動にあたり既存油路を分岐させて油圧を引き入れる必要がなくなる。
図1は、本発明に係る実施形態としての動力伝達装置を備えた車両1の構成概要を示した図である。なお、図1では、車両1の構成のうち主に本発明に係る要部の構成のみを抽出して示している。実施形態の動力伝達装置は、動力伝達機構3が該当する。
本実施形態における車両1は、走行動力源としてのエンジン2と、トルクコンバータ4、前後進切替機構5、及び無段変速機6を有する動力伝達機構3と、動力伝達機構3における作動油の油圧制御を行う油圧制御部7と、ギヤ8及びギヤ9と、デファレンシャルギヤ10と、駆動輪11a及び駆動輪11bと、エンジン制御ユニット12と、伝達機構制御ユニット13と、バス14とを備えている。
動力伝達機構3においては、エンジン2のクランクシャフト2aと無段変速機6のインプットシャフトPsとがトルクコンバータ4、前後進切替機構5等を介して接続され、無段変速機構6のアウトプットシャフトSsがギヤ8及びギヤ9、デファレンシャルギヤ10等を介して駆動輪11a、11bに接続されている。
ここで、以下、上記のような前進クラッチCL及び後退ブレーキBRの係合/解除の制御を行う制御系をまとめて「CB制御系5b」と表記する。
油圧制御部7は、複数の油路、オイルリザーバ、オイルポンプ、複数の電磁弁などを含んで構成され、伝達機構制御ユニット13からの信号に応じて、動力伝達機構3の各部に供給される作動油の流量や油圧を制御する。また、油圧制御部7は、動力伝達機構3の所定の箇所の潤滑や冷却を行う潤滑・冷却油供給装置としても機能する。
エンジン制御ユニット12は伝達機構制御ユニット13と通信を行っており、必要に応じてエンジン2の運転状態に関するデータを伝達機構制御ユニット13に出力する。また、必要に応じ、伝達機構制御ユニット13からの各種信号に基づいてエンジン2の運転制御を行う。
上記レンジは、車両1に設けられた不図示のシフトレバー等のレンジ選択操作子を介した操作に応じて切り替えられるものであり、Pレンジは車両1を停止させておくためのレンジ、Rレンジは車両1を後進(後退)走行させるためのレンジ、Nレンジは無段変速機6に対する動力の伝達を遮断するレンジ、Dレンジは車両1を前進走行させるためのレンジである。PレンジとNレンジは非走行レンジに相当し、RレンジとDレンジは走行レンジに相当する。
なお、レンジ切り替えのための油圧制御については後述する。
図2は、無段変速機6の概略横断面図である。
本例では、プライマリ側固定シーブ62はインプットシャフトPsと一体的に形成され、セカンダリ側固定シーブ65はアウトプットシャフトSsに対して一体的に形成されている。プライマリ側可動シーブ63はインプットシャフトPsに、セカンダリ側可動シーブ66はセカンダリシャフトSsにそれぞれスプライン溝等の摺動案内子を介して軸方向に摺動可能とされている。
図2では、変速比が略最大である場合の無段変速機6の様子を示している。
図3は、油圧制御部7の構成を説明するための図である。なお、図3では無段変速機6に形成されたプライマリ油圧室68及びセカンダリ油圧室69も併せて示している。
CB制御系調圧回路70は、調圧バルブや該調圧バルブの動作を制御するアクチュエータ等を備え、該アクチュエータが伝達機構制御ユニット13により駆動制御されることでCB制御系5bの油圧を調整するように構成されている。
マニュアルバルブ73は、バルブボディ74と、バルブボディ74内に形成された略円筒状のスプール穴75と、スプール穴75内においてバルブボディ74に対して摺動するスプール76とを有している。
バルブボディ74には、クラッチ用油路71に連通された第1出力ポートp1と、ブレーキ用油路72に連通された第2出力ポートと、前述した第3油路34cに連通された入力ポートp3とが形成されている。
アクチュエータ77は、伝達機構制御ユニット13から送信される駆動信号に基づき駆動されるものであり、伝達機構制御ユニット13がシフトレバー等のレンジ選択操作子の操作に応じた駆動信号をアクチュエータ77に与えることで、スプール76がP、R、N、Dの各レンジに応じた位置に変位される。
本例のマニュアルバルブ73において、第1出力ポートp1(つまりクラッチ用油路71)は第2出力ポートp2(つまりブレーキ用油路72)よりも順方向側に位置されている。また、スプール76において、第1ランド76bは第2ランド76cよりも順方向側に位置されている。
また、上記では、マニュアルバルブがアクチュエータ77により電気的に駆動される場合を例示したが、例えばシフトレバーとスプール76の動きを機械的なリンクにより連動させる等、レンジ選択操作子との機械的な連動によりマニュアルバルブが駆動される構成を採ることもできる。
第1油路34aに対しては、第1変速制御弁39及び第2変速制御弁40が設けられている。第1変速制御弁39は、プライマリ油圧室68に連通されたプライマリ油路と第1油路34aとの間に挿入され、伝達機構制御ユニット13によりデューティ制御される第1デューティソレノイド(DS1)41の駆動に応じて、プライマリ油路へのオイル供給、すなわちプライマリ油圧室68へのオイル供給を調整する。また、第2変速制御弁40は、プライマリ油路からのオイルを入力可能に設けられ、伝達機構制御ユニット13によりデューティ制御される第2デューティソレノイド(DS2)42の駆動に応じて、プライマリ油圧室68からのオイル排出を調整する。つまり、第1デューティソレノイド41が作動すると、第1変速制御弁39からオイルがプライマリ油圧室68に導入され、プライマリ側可動シーブ63がプライマリプーリ61の溝幅を狭める方向に移動して、この結果、巻き掛け部材67の巻き掛け径が増加してアップシフトする。第2デューティソレノイド42が作動すると、第2変速制御弁40によりプライマリ油圧室68からオイルが排出され、プライマリ側可動シーブ63がプライマリプーリ61の溝幅を広げる方向に移動して、巻き掛け部材67の巻き掛け径が減少してダウンシフトする。このように、第1デューティソレノイド41及び第2デューティソレノイド42を作動させることで、無段変速機6の変速比を制御することが可能とされている。
特に、本例の油圧制御部7には、各部潤滑のための構成として、無段変速機6を潤滑するための油路であるCVT潤滑油路45が設けられている。CVT潤滑油路45によっては、無段変速機6の巻き掛け部材67に対してオイルが潤滑油として供給される。具体的に、本例のCVT潤滑油路45は、無段変速機6におけるプライマリプーリ61又はセカンダリプーリ64の少なくとも何れか一方の表面、すなわちプーリと巻き掛け部材67との接触面に対してオイルを供給する。
ここで、図3での図示は省略しているが、本例の油圧制御部7には、CVT潤滑油路45における油流量を制御するための構成(後述する油流量制御部80)が設けられている。該油流量を制御するための構成については後に改めて説明する。
前述したように、一般に巻き掛け式の無段変速機における潤滑油流量としては、無段変速機の発熱量が最も高い走行条件において十分な冷却性能が発揮されるべく最低潤滑流量が定められているため、発熱量が少ない走行条件や冷却性能の高い油温状態においては過大な潤滑油を供給していることになる。
しかしながら、無段変速機の潤滑油流量が過大となることの防止を図るにあたり、ソレノイドバルブ等の電子的制御を伴うバルブを新たに追加してCVT潤滑油路45の油流量を制御することはコスト増加に繋がり望ましくない。
油流量制御部80は、クラッチ用油路71から分岐され、クラッチ用油路71からオイルを引き込む断面形状が輪状とされた分岐配管81と、分岐配管81内に配置され分岐配管81の内面を摺動可能とされた略円柱状の外形を有する油量制御弁82と、分岐配管81内に配置され油量制御弁82を付勢する付勢部材83とを備えている。
上記構成による油量制御部80においては、Dレンジへの切り替えに応じてクラッチ用油路71への油圧供給が開始されると、クラッチ締結用油圧が分岐配管81を介して油量制御弁82の分岐元方向側の端面に印加され、油量制御弁82が付勢部材83の付勢力に抗って分岐先方向に変位される。これにより、図9に示す状態、すなわち第1孔部82aと第2孔部82bのうち第2孔部82bのみが潤滑油入力ポートpiと潤滑油出力ポートpoとを連通する状態が得られる。すなわち、無段変速機6に対する潤滑油の流路断面積が大きく、該潤滑油の流量が多い状態とされる。
この際、油量制御部80では、油量制御弁82をクラッチ用油路71に得られるクラッチ締結圧に基づき駆動している、つまりはDレンジへの切り替えに連動して生じる圧力に基づいて駆動しているため、潤滑油の油流量制御にあたり、ソレノイドバルブ等の電子的制御を伴うバルブを追加する必要がなくなり、無段変速機6の発熱状態に応じた潤滑油流量制御のための構成を比較的低コストで実現することができる。
さらに、Pレンジ、Rレンジには、無段変速機6は変速比最大(最Low)の状態とされおり、変速比最大の状態ではセカンダリプーリ64側の巻き掛け径が大きくなることから(図2参照)、Pレンジ、Rレンジ時にはセカンダリプーリ64の下部と共に巻き掛け部材67としてもケース内において油没される。
この点を考慮すると、Pレンジ、Rレンジ時にはCVT潤滑油路45経由の潤滑油供給は敢えて行わないことも可能である。すなわち、CVT潤滑油路45経由の潤滑油供給量を「ゼロ」とすることも可能である。
上記では、Dレンジへの切り替えに連動して生じる圧力に基づいて油量制御弁を駆動する「弁駆動部」の構成として、クラッチ用油路に得られるクラッチ締結用油圧を流用して油量制御弁を駆動する構成を例示したが、「弁駆動部」の構成はこれに限定されるものではなく、例えば以下のようにマニュアルバルブのスプールの動きを利用して油量制御弁を駆動する「油流量制御部80’」としての構成を採ることもできる。
なお、以下の説明において、既に説明済みとなった部分と同様となる部分については同一符号を付して説明を省略する。
この場合の油流量制御部80’は、マニュアルバルブ73’とアクチュエータ77とを備えている。マニュアルバルブ73’のバルブボディ74’には、第1出力ポートp1よりも順方向側となる位置に潤滑油入力ポートpiと潤滑油出力ポートpoとが形成され、この場合も潤滑油入力ポートpiは潤滑油入力配管78と連通され、潤滑油出力ポートpoはCVT潤滑油路45と連通されている。
油量制御弁82’において、第2孔部82bは最も逆方向側に位置され、以降、順方向側に第1孔部82a3、82a2、82a1の順で各孔部が配置されている。
なお、この場合、車両1が前後進切替機構5を備えることは必須でない。
上記で説明した実施形態としての油流量制御を行う場合において、機械ポンプ31として可変容量式ポンプを備えた場合には、機械ポンプ31が低容量領域で使用される頻度を増やすことが可能とされ、それによりエンジン負荷の軽減が図られ燃費向上を図ることができる。
上記のように実施形態の動力伝達装置(動力伝達機構3)は、巻き掛け式の無段変速機を備え、少なくともパーキングレンジ、ニュートラルレンジ、ドライブレンジの切り替えが可能とされた動力伝達装置であって、無段変速機(同6)に潤滑油を供給する潤滑油路(CVT潤滑油路45)と、潤滑油路の油流量を制御する油量制御弁(同82又は82’)と、ドライブレンジへの切り替えに連動して油量制御弁を駆動する弁駆動部(油流量制御部80又は80’)と、を備えている。
従って、無段変速機以外で油圧供給を要する他の油圧供給対象部が油圧不足となることの防止を図ることができる。また、無段変速機における攪拌抵抗の低減による燃費(燃料消費率)向上を図ることができる。さらには、潤滑油量を減らすことができる分ライン圧を下げることができ、それによるオイルポンプ負荷低減、つまりはエンジン負荷の低減を図ることができ、燃費向上を図ることができる。
このように実施形態の動力伝達装置によれば、無段変速機の低負荷時における潤滑油流量を低減することによる他の油圧供給対象部での油圧不足の防止、及び燃費の向上を図ることができる。
従って、無段変速機の低負荷時における潤滑油流量を低減することによる他の油圧供給対象部での油圧不足の防止、及び燃費の向上を図ることができる。
従って、無段変速機の冷却効率向上が図られる。
このとき、油量制御弁を上記締結用油圧に基づき駆動していることで、油量制御弁の駆動にあたり新たな油圧を生成する必要がなくなる。
すなわち、油圧回路に対して油量制御弁駆動用の新たな油圧生成のための構成を追加する必要がなくなり、油圧回路の構成複雑化の防止を図ることができる。従って、油圧回路の設計負担軽減や部品点数の削減等によるコスト削減を図ることができる。
さらに、この場合における油量制御弁の駆動は、ドライブレンジへの切り替えに連動して生じる圧力に基づいて行われる。そのため、潤滑油の油流量制御を行うにあたってソレノイドバルブ等の電子的制御を伴うバルブを追加する必要がなくなる。従って、部品点数の削減、及びコスト削減を図ることができる。
従って、油圧制御弁を効率的に駆動できる。
油量制御弁の駆動に既存油圧を用いる場合、既存油圧のうち油量制御弁の駆動で消費される分の油圧を計算に入れることを要するが、その必要がなくなるため、既存の油圧設計の見直しを不要とでき、油圧設計に係るコスト削減を図ることができる。
潤滑油供給源として可変容量式ポンプを備えた場合、該可変容量式ポンプが低容量領域で使用される頻度を増やすことが可能とされ、それによりエンジン負荷の軽減が図られ燃費向上を図ることができる。
76、76’ スプール、76a 基軸、76b 第1ランド、76c 第2ランド、77 アクチュエータ、p1 第1出力ポート、p2 第2出力ポート、p3 入力ポート、78 潤滑油入力配管、80、80’ 油流量制御部、81 分岐配管、82、82’ 油量制御弁、82a、82a1〜82a3 第1孔部、82b 第2孔部、83 付勢部材、pi 潤滑油入力ポート、po 潤滑油出力ポート
Claims (7)
- 巻き掛け式の無段変速機を備え、少なくともパーキングレンジ、ニュートラルレンジ、ドライブレンジの切り替えが可能とされた動力伝達装置であって、
前記無段変速機に潤滑油を供給する潤滑油路と、
前記潤滑油路の油流量を制御する油量制御弁と、
前記パーキングレンジ時、前記ニュートラルレンジ時に比べて前記ドライブレンジ時において前記潤滑油路の油流量を多くするように、前記ドライブレンジへの切り替えに連動して前記油量制御弁を駆動する弁駆動部と、
前進クラッチと後退ブレーキとを有し駆動輪の回転方向を切り替える前後進切替機構と
を備え、
前記弁駆動部は、
前記前進クラッチの締結用油圧に基づき前記油量制御弁を駆動する
動力伝達装置。 - 前記潤滑油路による前記潤滑油の供給先が前記無段変速機のプーリ表面とされた
請求項1に記載の動力伝達装置。 - 前記弁駆動部は、
前記締結用油圧の油路であるクラッチ用油路から分岐された油路の油圧を前記油量制御弁に印加して前記油量制御弁を駆動する
請求項1又は請求項2に記載の動力伝達装置。 - 前記潤滑油の供給源として可変容量式ポンプを備えた
請求項1乃至請求項3の何れかに記載の動力伝達装置。 - 巻き掛け式の無段変速機を備え、少なくともパーキングレンジ、ニュートラルレンジ、ドライブレンジの切り替えが可能とされた動力伝達装置であって、
前記無段変速機に潤滑油を供給する潤滑油路と、
前記潤滑油路の油流量を制御する油量制御弁と、
前記パーキングレンジ時、前記ニュートラルレンジ時に比べて前記ドライブレンジ時において前記潤滑油路の油流量を多くするように、前記ドライブレンジへの切り替えに連動して前記油量制御弁を駆動する弁駆動部と、
前進クラッチと後退ブレーキとを有し駆動輪の回転方向を切り替える前後進切替機構と、
前記前進クラッチに締結用油圧を供給するためのクラッチ用油路と前記後退ブレーキに作動油圧を供給するためのブレーキ用油路とが接続され、レンジ切り替え操作に連動してスプールが変位することで前記クラッチ用油路と前記ブレーキ用油路に選択的に油圧を供給するマニュアルバルブと、を備え、
前記弁駆動部は、
前記マニュアルバルブの前記スプールを変位させる動力を流用して前記油量制御弁を駆動する
動力伝達装置。 - 前記潤滑油路による前記潤滑油の供給先が前記無段変速機のプーリ表面とされた
請求項5に記載の動力伝達装置。 - 前記潤滑油の供給源として可変容量式ポンプを備えた
請求項5又は請求項6に記載の動力伝達装置。
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