JPH0527732B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0527732B2
JPH0527732B2 JP10355886A JP10355886A JPH0527732B2 JP H0527732 B2 JPH0527732 B2 JP H0527732B2 JP 10355886 A JP10355886 A JP 10355886A JP 10355886 A JP10355886 A JP 10355886A JP H0527732 B2 JPH0527732 B2 JP H0527732B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
concrete
building structure
formwork
bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10355886A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62260930A (ja
Inventor
Hidetaka Watanabe
Kazuhiro Aoshima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Engineering Corp, Toshiba Corp filed Critical Toshiba Engineering Corp
Priority to JP10355886A priority Critical patent/JPS62260930A/ja
Publication of JPS62260930A publication Critical patent/JPS62260930A/ja
Publication of JPH0527732B2 publication Critical patent/JPH0527732B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)
  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は柱と、はりと、壁と、床とからなる建
築土木の建屋構造の建築工法に係り、とりわけ現
場作業の工数を低減し工事工程の短縮を図ること
ができる耐力パネル式の建屋構造の建築工法に関
する。
(従来の技術) 従来の建築土木のマツシブな建屋構造における
柱と床の接合部を第4図に示す。従来の建屋構造
の建築工法においては、鉄筋72の配筋組立工事
を行い、型枠を設け、コンクリート73の打設の
後ある一定の期間をおいてコンクリートが固まつ
たら型枠を解体する等の一連の作業工程を行い、
上層に向かつて同様の作業を繰り返して建屋構造
の躯体が形成される。
上記各工事工程のうち、鉄筋工事においては、
鉄筋72を定められた位置及び間隔で、縦方向、
横方向に配筋していく配筋作業及び鉄筋72同志
を接合させる継手の作業が必要となる。現在、
床、壁、柱、はりなどの部位はプレハブ鉄筋を使
用して現地作業の合理化に寄与する方法もある
が、継手は人の手により作業が行なわれている。
さらに床、壁、柱、はりが交差する部位、また構
造の複雑な部位になると、より配筋作業、継手作
業も繁雑となり、相当な工数、及び期間を要する
傾向にある。
型枠工事においては、鉄筋工事の完了した部位
から順次型枠の設定を行い、コンクリート打設
後、型枠を解体して解体した型枠をまた他の部位
へ転用するかまたは新たに型枠を製作し次の部位
へ使用している。型枠の設定、解体作業は人の手
によるものであるため、相当な工数及び工事工程
を必要としている。そこで型枠の設定、解体作業
を合理化するため広範囲及び作業困難な部位につ
いては、鉄板型枠を使用する等の対応策がとられ
ている。しかし、型枠は永久型枠を除くとそのほ
とんどが仮設材として使用されているため、鉄板
型枠を使用すると、その型枠コストは大きくなり
建屋構造全体のコスト増となつてしまう。
(発明が解決しようとする問題点) 上述したように従来の建屋構造の建築工法にお
ける鉄筋工事においては、配筋作業および継手作
業が必要となり、これらの作業に相当の工数およ
び工事期間を要するという問題がある。
また、型枠工事においては型枠の設定および解
体作業が必要であるが、これらの作業にも相当の
工数および工事期間を要し、また鉄板型枠を使用
すればコスト増となつてしまうという問題があ
る。
本発明は以上の点を考慮してなされたものであ
り、現場作業の工数を低減し工事工程の短縮を図
ることができ、かつコストの削減を図ることがで
きる耐力パネル式の建屋構造の建築工法を提供す
ることを目的とする。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本発明は柱と、はりと、壁と、床とからなる建
屋構造の建築工法において、型枠機能を有する鋼
製ボツクスを組み立て、この鋼製ボツクス内部に
コンクリートを充填して前記柱と前記はりを形成
し、予め製作された鉄筋コンクリート製の耐力パ
ネルを垂直方向に配置するとともに前記はりに固
定して前記壁を形成し、前記耐力パネルを水平方
向に配置するとともに前記はりに固定して前記床
を形成することを特徴とする耐力パネル式建屋構
造の建築工程である。
(作用) 本発明によれば、型枠機能を有する鋼製ボツク
スを組み立て、この組み立てられた鋼製ボツクス
内にコンクリートを充填して柱とはりを形成する
ので、柱とはりの形成に際して鋼製ボツクスを通
常の型枠として機能させることができる。また耐
力パネルを垂直方向または水平方向に配置して
各々はりに固定することにより、壁および床を容
易に形成することができる。
(実施例) 以下図面を参照して本発明の実施例について説
明する。
第1図および第2図は本発明による耐力パネル
式建屋構造の建築工法の第1の実施例を示す図で
あり、第1図ははり、床および壁の接合部を示す
断面図であり、第2図は柱およびはりの接合部を
示す断面図である。
第1図に示すように、本発明による建屋構造の
柱30およびはり40は、建屋構造の最下部から
最上部まで、コンクリートが充填された鋼製ボツ
クスにより形成されており、この柱30およびは
り40に取り付けられた耐力パネル11を組み合
せることによつて壁10と床20が形成されてい
る。
ここで耐力パネル11とは、鉄筋12を縦方向
および横方向に配筋して組立てプレハブ化し、コ
ンクリート13を充填して形成したプレキヤスト
コンクリート板であつて、あらかじめ工場製作さ
れたものである。また耐力パネル13には工場製
作時にあらかじめ埋込金物、貫通孔等が取り付け
られてある。
次に壁10および床20について詳述する。壁
10は、耐力パネル11をボルト15によつては
り40に所定の間隔をおいて垂直に並行して配置
固定し、この並行に配置された耐力パネル11の
間にブレース17を取り付けかつコンクリート1
9を充填することによつて形成されている。この
場合、壁10の形成にあたつて耐力パネル11は
型枠としての機能を有する。また、ボルト15の
接合部にはふさぎプレート14が取り付けられて
いるが、このふさぎプレート14はコンクリート
19を充填する前に取り付けられコンクリートの
漏れを防ぐものである。
一方床20は耐力パネル11および鉄筋プレハ
ブ22をボルト25によつてはり40に水平に固
定し、この耐力パネル11上にコンクリート23
を打設することによつて形成されている。壁10
の形成と同様ボルト25の接合部にはコンクリー
トの漏れを防ぐふさぎプレート24が取り付けら
れている。
続いて、柱30およびはり40について第2図
で説明する。
柱30は鋼製ボツクス32とこの鋼製ボツクス
32内に充填されたコンクリート33により形成
され、はり40は鋼製ボツクス42とこの鋼製ボ
ツクス42内に充填されたコンクリート43によ
り形成されている。この場合、鋼製ボツクス3
2,42は型枠機能を有するとともに、外力が加
わつた場合にこの外力を受けるようになつてい
る。
鋼製ボツクス32と42との間にはガセツトプ
レート35およびブレース36がボルト39によ
つて取り付けられ、ボツクス32と42の相互間
の補強が行なわれている。また、鋼製ボツクス3
2はボルト39によつて柱接合部38で順次組み
立てられている。
次にこのような構成からなる建屋構造の建築工
法について説明する。
まず鋼製ボツクス32および42をガセツトプ
レート35およびブレース36で補強しつつ建屋
構造の最下部から最上部まで組み立て、次に鋼製
ボツクス32および42の内部にコンクリート3
3および43を充填して柱30とはり40を形成
する。組立てられた鋼製ボツクス32,42の内
部にコンクリートを充填する場合、鋼製ボツクス
32,42の所望位置、例えば各鋼製ボツクス上
部に穿設された充填開口からコンクリートを充填
する。この際鋼製ボツクスに外部から所望の大き
さの振動を与えることにより、コンクリートを鋼
製ボツクス32,42内部にスムースに行き渡ら
せることができる。
その後あらかじめ工場製作された耐力パネル1
1をはり40に垂直に平行に配置固定し、耐力パ
ネル11の間にコンクリート19を充填して壁1
0を形成する。また耐力パネル11と鉄筋プレハ
ブ22をはり40に水平に配置固定し耐力パネル
11上にコンクリート23を打設して床20を形
成する。
このような組立て施工作業を行つて建屋構造の
躯体を形成する。
以上説明したように本実施例によれば、柱30
およびはり40はコンクリートを充填した鋼製ボ
ツクスにより形成され、また壁10は垂直に並列
配置された耐力パネル11とこの耐力パネル11
の間に充填されたコンクリート19によつて形成
され、さらにまた、床20は水平に配置された耐
力パネル11とこの耐力パネル11上に打設され
たコンクリート23によつて形成されているの
で、建屋構造の組立て作業にあたつて配筋・継手
等の鉄筋作業および型枠作業を必要としない。従
つて組立て施工の工事工程を短縮できるとともに
コストを要する型枠作業を必要としないので建節
コストの低減を図ることができる。また壁10お
よび床20は耐力パネルを組み合せコンクリート
を充填して形成されているので、構造が単純化さ
れ建屋構造の解体作業も容易に行うことができ
る。
次に本発明の第2の実施例を第3図に示す。
柱30およびはり40は第1の実施例と同様内
部にコンクリートが充填された鋼製ボツクスによ
つて形成されている。また、はり40に耐力パネ
ル11をボルト55によつて垂直に固定して壁5
0が形成されている。ボルト55部はコンクリー
ト56によつて埋め込まれており、このコンクリ
ート56はふさぎプレート54によつて漏洩が防
止される。
また、はり40に耐力パネル11をボルト65
によつて水平に固定して床60が形成されてい
る。ボルト65部のふさぎプレート64はコンク
リート66の漏洩を防止するものである。
本実施例によれば、壁50および床60の組立
て施工にあたつて、コンクリートはボルト55お
よび65の埋め込み用にのみ使用されるので、コ
ンクリート充填作業が軽減され、組立て施工の工
事工程をさらに短縮することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、建屋構造
の壁および床は予め製作された鉄筋コンクリート
製の耐力パネルを組み合せることによつて形成さ
れているので、従来の建屋構造に比べて現場にお
ける鉄筋および型枠工事が削減される。
従つて建屋構造の組立てにおける現場作業工数
の低減、工事工程の大幅な短縮、型枠材の削減に
よる仮設材の低減、現場溶接の低減等を図ること
ができ、さらにまた解体作業も容易に行うことが
できる。
また本発明によれば、型枠機能を有する鋼製ボ
ツクスを組み立て、この組み立てられた鋼製ボツ
クス内にコンクリートを充填して柱とはりを形成
するので、柱とはりの形成に際して、鋼製ボツク
スを通常の型枠として機能させることができる。
このため、柱とはりの形成に際して通常の型枠を
用いた型枠作業が不要となる。また鋼製ボツクス
内にコンクリートを充填して柱とはりを形成する
ことができ、また外力に対しては鋼製ボツクスで
受けることができるので、鋼製ボツクス内に鉄筋
を配置する必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明による耐力パネル
式建屋構造の建築工法の第1の実施例を示す図で
あり、第1図ははりと床と壁の接合部を示す断面
図、第2図は柱とはりの接合部を示す断面図、第
3図は第2の実施例とはりと床と壁の接合部を示
す断面図、第4図は従来の建屋構造の床と壁の接
合部を示す断面図である。 10……壁、11……耐力パネル、12……鉄
筋、13……コンクリート、14……ふさぎプレ
ート、15……ボルト、17……ブレース、19
……コンクリート、20……床、22……鉄筋プ
レハブ、23……コンクリート、30……柱、3
2……鋼製ボツクス、33……コンクリート、4
0……はり、42……鋼製ボツクス、43……コ
ンクリート、50……壁、54……ふさぎプレー
ト、55……ボルト、60……床、64……ふさ
ぎプレート、65……ボルト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 柱と、はりと、壁と、床とからなる建屋構造
    の建築工法において、型枠機能を有する鋼製ボツ
    クスを組み立て、この鋼製ボツクス内部にコンク
    リートを充填して前記柱と前記はりを形成し、予
    め製作された鉄筋コンクリート製の耐力パネルを
    垂直方向に配置するとともに前記はりに固定して
    前記壁を形成し、前記耐力パネルを水平方向に配
    置するとともに前記はりに固定して前記床を形成
    することを特徴とする耐力パネル式建屋構造の建
    築工法。 2 壁を形成する際、耐力パネルを所定の間隔を
    おいて垂直に平行して配置し、内部にコンクリー
    トを充填して形成することを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の耐力パネル式建屋構造の建築
    工法。 3 床を形成する際、耐力パネルを水平に配置
    し、この耐力パネル上にコンクリートを打設して
    形成することを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の耐力パネル式建屋構造の建築工法。
JP10355886A 1986-05-06 1986-05-06 耐力パネル式建屋構造の建築工法 Granted JPS62260930A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10355886A JPS62260930A (ja) 1986-05-06 1986-05-06 耐力パネル式建屋構造の建築工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10355886A JPS62260930A (ja) 1986-05-06 1986-05-06 耐力パネル式建屋構造の建築工法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62260930A JPS62260930A (ja) 1987-11-13
JPH0527732B2 true JPH0527732B2 (ja) 1993-04-22

Family

ID=14357143

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10355886A Granted JPS62260930A (ja) 1986-05-06 1986-05-06 耐力パネル式建屋構造の建築工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62260930A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02157335A (ja) * 1988-12-08 1990-06-18 Masahiko Kanbayashi 中空形鋼内鉄筋コンクリート構造物

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62260930A (ja) 1987-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3160748B2 (ja) 鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁よりなるプレキャスト構造部材及びそれを用いた構造体の構築方法
JPH09209451A (ja) 上下柱と梁の接合構造および接合方法
JP3039295B2 (ja) 混合構造物のプレハブ部材の製造方法
JPH0480444A (ja) 鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁との接続ユニット
JPH0527732B2 (ja)
JPH01287336A (ja) 鉄骨・鉄筋コンクリート複合構法
KR20010097524A (ko) 복합 프리캐스트 콘크리트 구조 및 그 공법
JP2001132266A (ja) プレキャストrc建築構造における極軟鋼パネルダンパーの設置構造およびその設置方法
JP2614000B2 (ja) 鉄骨架構の基礎
JPH02167937A (ja) 鋼板コンクリート構造物の接合工法
JPH05222766A (ja) 建築工法
JPH06104993B2 (ja) 鋼管プレキヤストコンクリート柱の構築方法
JPH07139054A (ja) プレキャストコンクリート壁版の接合方法
JP3094198B2 (ja) プレキャスト鉄筋コンクリート造部材及びそれを用いる構造体の構築方法
JP2578671B2 (ja) 柱と梁の構築工法
JPS5940984B2 (ja) プレキャストコンクリ−ト壁板と柱体および梁部との接合工法
JP2809092B2 (ja) Src柱の主筋の重ね継手工法
JPH04309630A (ja) Pc製部材を使用した躯体構築方法
JPH0790972A (ja) 建造物の構築工法及び軽量床版
JPH088207Y2 (ja) 駐車場のターンテーブル用ピット
JPH0434146A (ja) 柱と梁の接合工法およびその構造
JPH04140366A (ja) Rc造におけるプレハブ鉄筋と半pc大梁の先行建方工法
JPH07279244A (ja) 多階層建築物における柱と梁の接合構造
JPH0522777B2 (ja)
JPH02229337A (ja) コンクリート柱の構築工法