JPH052754B2 - - Google Patents

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JPH052754B2
JPH052754B2 JP60163623A JP16362385A JPH052754B2 JP H052754 B2 JPH052754 B2 JP H052754B2 JP 60163623 A JP60163623 A JP 60163623A JP 16362385 A JP16362385 A JP 16362385A JP H052754 B2 JPH052754 B2 JP H052754B2
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JP
Japan
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rust
steel plate
powder
resin
resin film
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Expired - Lifetime
Application number
JP60163623A
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English (en)
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JPS6223999A (ja
Inventor
Shingo Nomura
Hirohiko Sakai
Etsuo Yamamoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
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Publication of JPS6223999A publication Critical patent/JPS6223999A/ja
Publication of JPH052754B2 publication Critical patent/JPH052754B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/05Insulated conductive substrates, e.g. insulated metal substrate

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Insulated Metal Substrates For Printed Circuits (AREA)
  • Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は、自動車用車体、家庭用電化製品、建
造物用壁体等に用いられる防錆鋼板に関し、詳細
には鋼板又はめつき鋼板(以下単に鋼板等という
場合もある)上に導電性粉末含有の樹脂皮膜を形
成してなる防錆鋼板であつて、該導電性粉末の粒
径を該樹脂皮膜との関係において規定することに
より種々の利益を亨受し得る防錆鋼板に関するも
のである。 [従来の技術] 従来より防錆鋼板として種々の構成のものが提
案され使用されている。例えば自動車用の車体に
用いる場合については、通称ジンクロメタルと呼
ばれている防錆鋼板が使用されているが、これは
第2図に示す如く鋼板1上にクロム化合物を含む
第1層2と亜鉛粉末3及び樹脂6を含むジンクリ
ツチペイントを塗装して得られる第2層4とから
構成されるもの(以下ジンクリツチ防錆鋼板5と
いう)であり、耐食性が良好で、自動車用鋼板と
しての条件である電着塗装及びスポツト溶接を行
なうことができる。 しかしながら該ジンクリツチ防錆鋼板5につい
ては以下の様な問題点が指摘されている。 耐食性と電着塗装性を保証する為には上記第
2層4中に亜鉛粉末3が80重量%以上含まれて
いる為、プレス加工などの際皮膜が粉末状に剥
離し、加工挿傷の原因になり易い。 該ジンクリツチ皮膜が厚く(例えば10μm以
上)塗装されている場合には、該亜鉛粉および
樹脂が多量に存在するため、亜鉛および樹脂の
燃焼残渣によつて電極チツプが汚染され、連続
スポツト溶接においてチツプドレツシング頻度
が増大し、作業性の劣化を招来する場合があ
る。 ところで上述の如き状況を考慮した防錆鋼板と
して特開昭58−98172号公報や特開昭57−108292
号公報には、1μm程度の有機複合化シリケート
皮膜を形成した防錆鋼板が提案されている。しか
しこのタイプの防錆鋼板は、耐食性や加工性が優
れているのに対して皮膜自体の導電性が低いとい
う基本的な欠点を有している。従つて該皮膜に電
着塗装を行う場合クレータリングや絶縁破壊と称
する塗装欠陥を生じやすい。 [発明が解決しようとする問題点] 本発明はこうした事情を考慮してなされたもの
であつて、加工性(耐粉末剥離性)と同時に電着
塗装性の良好な防錆鋼板を提供しようとするもの
である。 [問題点を解決するための手段] 本発明に係る防錆鋼板とは、鋼板又はめつき鋼
板上に導電性粉末含有樹脂皮膜を形成してなる防
錆鋼板において、該樹脂皮膜中に分散される導電
性粉末として、その平均粒子径が該樹脂皮膜の平
均膜厚の100〜250%である、亜鉛粉末またはステ
ンレス鋼粉末を該樹脂皮膜中に3重量%以上含む
ところにその要旨が存在するものである。 [作用] 本発明の防錆鋼板は、前述の如く鋼板又はめつ
き鋼板に導電性粉末含有の樹脂皮膜が形成されて
なるところに基本的構成を有するものであるが、
その最大の特徴は、上記導電性粉末の粒子径を上
記樹脂皮膜厚との関係において規定したところに
ある。すなわち本発明は、次式の粒子径を満足す
る導電性粉末(以下相対的大粒子径粉末という場
合もある)を使用するところに最大の特徴を有す
るものである。 1.0≦平均粒子径/樹脂皮膜の平均膜厚≦2.5 第1図は、本発明の防錆鋼板におけるこうした
特徴を概念的に示す説明図である。該防錆鋼板7
は、鋼板(又はめつき鋼板)8に、上記相対的大
粒子径粉末9を含有する樹脂皮膜10を形成した
ものである。尚必要ならばクロム化合物を含むク
ロメート層11を、上記鋼板8と樹脂皮膜10の
間に形成しても良い。該防錆鋼板7に電着塗装を
施すに当たり電着塗装性を優れたものにする為に
は、該樹脂皮膜10の導電性を必要且つ十分に確
保する必要があるが、本発明の防錆鋼板7におい
ては、上記相対的大粒子径粉末9が完全に樹脂皮
膜中に埋没するのではなく、その一部が樹脂表面
からあたかも海中の島のように隆起しており、そ
の島状の導電性粒子を伝つて導電することによ
り、高い導電性が保障されるので、優れた電着塗
装性が確保されたものと考えられる。またスポツ
ト溶接性についても樹脂皮膜10の導電性の問題
として把握されるから、上述の如き導電性の保障
は、スポツト溶接の作業性等についても、基本的
には同様の現象としてとらえることができる。し
かも該導電性を確保するのに必要な導電性粉末の
量を、従来の防錆鋼板に比べて少なくすることが
できる(このことは樹脂皮膜中における樹脂の比
率が大きくなることを意味する)から、該樹脂皮
膜の強度が増し、これに伴なつて防錆鋼板の加工
性(耐粉状剥離性)が向上するものと考えられ
る。 尚上記相対的大粒子径粉末の満たすべき条件を 1.0≦平均粒子径/樹脂皮膜の平均膜厚≦2.5 とした根拠等については以下の通りである。 平均粒子と樹脂皮膜の平均膜厚の比が1.0未満
の場合には、該皮膜の電着塗装性及びスポツト溶
接性が十分でなく、又2.5を越えた場合には、該
金属粉末の多くの部分が剥離し易い状態になるの
で好ましくない。尚樹脂皮膜の平均膜厚は加工性
や作業性等の点に鑑みとると0.5〜20μmの範囲が
実用的である。 また上記樹脂皮膜中における導電性粉末の含有
量は、電着塗装性、スポツト溶接性、加工性等の
点から判断すると3重量%以上必要であることが
分かつたが、5〜85重量%である方がより好まし
く、もつとも好ましいのは20〜70重量%であつ
た。 更に下記実施例3に示す如く、種々の防錆顔料
を樹脂皮膜中に共存せしめると、耐腐食性の点で
一層有利である。 本発明の防錆鋼板に用いられるめつき鋼板とし
ては、亜鉛単層めつき鋼板の他、亜鉛合金めつき
鋼板およびこれらの多層めつき鋼板等を挙げるこ
とができる。また導電性粒子としては、亜鉛また
はステンレス鋼からなるものを例示することがで
きる。樹脂としては、エポキシ樹脂、アクリル樹
脂、アルキド樹脂、フエノール樹脂、ウレタン樹
脂、有機複合シリケート等を挙げることができ
る。 以下実施例を挙げることによつて本発明を具体
的に説明する。 [実施例] まず水溶性アクリル樹脂:100重量部(以下第
1表等も含めて単に部という場合もある)、コロ
イダルシリカ[SiO2:40重量%(以下第1表等
も含めて単に%という場合もある)]:50重量部、
γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ン:9重量部、Zn粉末(平均粒子径2.5μ):50重
量部、蒸留水:240重量部を混合することによつ
て塗液を作成した。 次いで該塗液を、脱脂処理及びクロメート処理
(無水クロム酸水溶液塗布、乾燥、全クロム量50
mg/m2)を施したZn−12%Niめつき鋼板[めつ
き厚30g/m2、サンプルサイズ(0.7t×70w×
150l)mm]に、バーコーター#8で塗布し炉温
200℃で1分間焼き付けることにより、有機複合
シリケート(SiO2/アクリル樹脂=0.40):61重
量部、亜鉛粉末:39重量部の樹脂皮膜(平均膜
厚:2μm)が形成された防錆鋼板を得た。 こうして得た防錆鋼板について(1)防食試験を行
なうと共に、(2)電着塗装性、(3)加工時の皮膜剥離
性、(4)スポツト溶接性を夫々調査した。 (1) 腐食試験 本発明による防錆鋼板をカツターナイフでク
ロスカツトした後、下記複合サイクル腐食試験
を250サイクル繰返し実施した。 その結果本発明の防錆皮膜を施したZn−Ni
めつき鋼板の最大腐食深さは5μm以下であつ
た。尚比較例として、ジンクリツチ層(膜厚
12μm)を形成した防錆Zn−12%Ni合金めつき
鋼板の最大腐食深さは680μmであつた。 (2) 電着塗装性 カチオン電着塗料(日本ペイント製EL−
9210を用いて電着塗装を行ない、形成された皮
膜の欠陥について調査した。尚電着塗装の条件
は下記の通りである。 陽極面積/陰極面積=1/1、極間距離:
100mm、電着時間:2分間 電圧280V如何では塗膜欠陥(クレータリン
グ)の発生は認められなかつた。 (3) 加工時の皮膜剥離性 第3図に示すドロービードテスト装置を用い
て加工時の皮膜剥離性を調査した。尚締め付け
圧を40Kg/cm2、引張り速度を300mm/minとし
た。本発明の上記防錆鋼板においては皮膜剥離
は生じなかつた。一方比較の為にジンクリツチ
層(膜厚12μm)を形成したZn−12%Niめつき
防錆板についても同様の調査を行なつたが、こ
の場合、ドロービード加工部における皮膜剥離
粉量は5mg/m2であつた。 (4) スポツト溶接性 加圧力:200Kg、通電時間:12サイクル(60
Hz)、電流:10KA、電極:RWMA−クラス1
の条件にて、スポツト溶接性を調査したところ
スポツト溶接可能であつて、その連続スポツト
溶接可能打点は約3000点であつた。一方、膜厚
12μmのジンクリツチ皮膜被覆鋼板の連続スポ
ツト溶接可能打点は約1800点であつた。 以上説明した実験を数回繰返し、その結果を実
施例1〜3として第1表にまとめた。
【表】
【表】
【表】 [発明の効果] 本発明は以上の様に構成されているので、加工
性や電着塗装性の高い防錆鋼板を提供することが
できた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の防錆鋼板における特徴を概念
的に示す断面説明図、第2図は従来の防錆鋼板に
おける特徴を概念的に示す断面説明図、第3図は
ドロービードテスト装置の説明図である。 7:防錆鋼板、8:鋼板(又はめつき鋼板)、
9:相対的大粒子径粉末、10:樹脂被膜。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 鋼板又はめつき鋼板上に導電性粉末含有樹脂
    皮膜を形成してなる防錆鋼板において、該樹脂皮
    膜中に分散される導電性粉末として、その平均粒
    子径が該樹脂皮膜の平均膜厚の100〜250%である
    亜鉛粉末またはステンレス鋼粉末を該樹脂皮膜中
    に3重量%以上含むことを特徴とする防錆鋼板。
JP16362385A 1985-07-24 1985-07-24 防錆鋼板 Granted JPS6223999A (ja)

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JP16362385A JPS6223999A (ja) 1985-07-24 1985-07-24 防錆鋼板

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JPS6223999A JPS6223999A (ja) 1987-01-31
JPH052754B2 true JPH052754B2 (ja) 1993-01-13

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57152498A (en) * 1981-03-13 1982-09-20 Dainippon Ink & Chem Inc Painting method
JPS6089597A (ja) * 1983-09-20 1985-05-20 ベスレヘム スチール コーポレーシヨン 複合体生成物

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57152498A (en) * 1981-03-13 1982-09-20 Dainippon Ink & Chem Inc Painting method
JPS6089597A (ja) * 1983-09-20 1985-05-20 ベスレヘム スチール コーポレーシヨン 複合体生成物

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JPS6223999A (ja) 1987-01-31

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