JPH05275202A - 多線束摺動接点 - Google Patents

多線束摺動接点

Info

Publication number
JPH05275202A
JPH05275202A JP10219192A JP10219192A JPH05275202A JP H05275202 A JPH05275202 A JP H05275202A JP 10219192 A JP10219192 A JP 10219192A JP 10219192 A JP10219192 A JP 10219192A JP H05275202 A JPH05275202 A JP H05275202A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
contact
wire bundle
section
flux
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10219192A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuyoshi Sayama
光義 佐山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Original Assignee
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tanaka Kikinzoku Kogyo KK filed Critical Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Priority to JP10219192A priority Critical patent/JPH05275202A/ja
Publication of JPH05275202A publication Critical patent/JPH05275202A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Resistors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 細線が傾くことなく多線束が平行に安定して
台材に溶接され、接触部分に段差のない多線束摺動接点
を提供するものである。 【構成】 断面凸凹状の突条からなるプロジェクを有し
たスペーサまたは台材に多線束を溶接してなることを特
徴とした多線束摺動接点。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンコーダ、トリマ、
ポテンショメータ、センサー等に用いられる多線束摺動
接点の改良に関するものである。
【0002】
【従来技術と課題】従来、多数の細線を束ねて台材に溶
接してなる多線束摺動接点が広く用いられている。しか
し近年の高密度化、高性能化の点から溶接に関しての課
題特に図9に示す如く台材1にスペーサ2を介して、ま
た、図6に示す如く台材3に直接溶接した多線束4の台
材1、3に対しての多線束4の平行度及び各々の細線の
接触部分5間の段差がクローズアップされてきた。多線
束4の平行度が悪く、接触部分5に段差が生じている
と、部品組込後対向接点との所定の接触力にバラツキが
生じ、また摺動時の摩耗にバラツキが生じ、その接触が
不安定となり寿命が短くなっていた。多線束4の平行度
の悪さ、接触部分5の段差の発生原因について種々検討
し、実験を重ねた結果、台材3またはスペーサ2の多線
束溶接用プロジェクション3a、2aの断面半円状、甲
丸状の形状に起因し、溶接時の溶け込み不安定、歪によ
り各々の細線または多線束4が平行とならず傾いた細線
または多線束4となり、その後の接触部分5の成形加工
で段差が発生するものであることが判明した。
【0003】
【発明の目的】本発明は、上記課題を解決すべくなされ
たもので、細線が傾くことなく多線束が平行に安定して
台材に溶接され、接触部分に段差のない多線束摺動接点
を提供するものである。
【0004】
【発明の構成】上記課題を解決する為の本発明の多線束
摺動接点は、断面凸凹状の突条を有したスペーサまたは
台材に多線束を溶接してなることを特徴とするものであ
る。
【0005】
【作用】上記のように構成された本発明の多線束摺動接
点は、断面凸凹状の突条を介して多線束が溶接されるの
で、溶接時適度に安定して溶け込み、歪も発生せず傾く
ことなく平行度を保持しつつ溶接され、多線束の各々の
細線は傾くことなく平行となり、その後の接触部分の成
形加工で段差が発生することがないものである。この突
条の形状は種々の形状が有るが、要は多線束を平行複数
の箇所にて保持できその状態で溶接できる突条であれば
良い。また、突条の成形加工は突き上げ成形、押圧成形
等適宜行うものである。
【0006】
【実施例】以下に実施例と従来例について述べる。ま
ず、実施例1として材質りん青銅、板厚 0.1mm、巾2mm
の台材6の先端部に図2に示す如く長さ 1.5mm、高さ0.
05mm、断面凸凹状の突条7をロール成形加工にて設けた
台材6に、材質Ag40%Pd40%Cu20%、線径0.09m
m、本数10本の細線の多線束8を電気抵抗溶接にて溶接
し、その後長さ 4.5mmに切断し、さらに先端接触部とし
てR状(円弧状)に成形加工し図1に示す如く多線束摺
動接点9を得た。
【0007】次に、実施例2として図5に示す材質Cu
Ni30、板厚 0.2mm、巾 0.5mm、長さ2mmのスペーサ10
に設けた巾2mm、高さ0.05mm断面凸凹状の突条7を介し
て、材質Ag40%Pd40%Cu20%、線径0.12mm、本数
9本の細線の多線束11を電気抵抗にて図4に示す如く溶
接し、その後多線束11を 4.3mmに切断し、次いで材質、
りん青銅、板厚 0.1mm、巾2mmの台材12の先端部に巾0.
08mm、高さ0.04mm、曲率半径0.04mmの台材12との溶接用
突条13を介して溶接し、その後先端接触部としてR状
(円弧状)に成形加工し、図3に示す如く多線束摺動接
点14を得た。
【0008】一方、従来例1として図6に示す如く巾0.
08mm、高さ0.04mm、曲率半径0.04mmの突条3aとした他
は、実施例1と同様にして図7に示す如く多線束摺動接
点15を得た。
【0009】次に、従来例2として図8に示す如く巾0.
08mm、高さ0.04mm、曲率半径0.04mmの突条16aを有した
スペーサー16を用いた他は実施例2と同様にして図9に
示す如く多線束摺動接点17を得た。然して、実施例、従
来例各々10ケについての品質検査を行ったところ下記の
ような結果を得た。
【0010】
【表1】
【0011】
【発明の効果】以上のように、本発明の多線束摺動接点
においては、断面凸凹状の突条を介して多線束が溶接さ
れた多線束なので、多線束の各々の細線は傾くことなく
平行となり、その後の接触部分の成形加工で段差が発生
することがなく、もって接触力にバラツキがなく安定し
て、また摺動時の摩耗にバラツキがなく長寿命の多線束
摺動接点が得られるという優れた効果を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の多線束摺動接点を示す図。
【図2】図1における断面凸凹状の突条付き台材を示す
図。
【図3】本発明のその他の実施例の多線束摺動接点を示
す図。
【図4】図3における断面凸凹状の突条付きスペーサに
多線束を溶接した状態を示す図。
【図5】図3における断面凸凹状の突条付きスペーサを
示す図。
【図6】従来例における断面半円形の突条付き台材を示
す図。
【図7】従来例における多線束摺動接点を示す図。
【図8】従来例における断面半円形の突条付きスペーサ
を示す図。
【図9】従来例における多線束摺動接点を示す図。
【符号の説明】
7 断面凸凹状の突条 8、11 多線束 6、12 台材 9、14 多線束摺動接点

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面凸凹状の突条を有したスペーサまた
    は台材に多線束を溶接してなることを特徴とする多線束
    摺動接点。
JP10219192A 1992-03-27 1992-03-27 多線束摺動接点 Pending JPH05275202A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10219192A JPH05275202A (ja) 1992-03-27 1992-03-27 多線束摺動接点

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10219192A JPH05275202A (ja) 1992-03-27 1992-03-27 多線束摺動接点

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05275202A true JPH05275202A (ja) 1993-10-22

Family

ID=14320779

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10219192A Pending JPH05275202A (ja) 1992-03-27 1992-03-27 多線束摺動接点

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05275202A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05275202A (ja) 多線束摺動接点
US4345372A (en) Method of producing a multicontact spring
JPH05174933A (ja) 摺動接点の製造方法
JPH06104062A (ja) 多線束摺動接点用台材
JPS6359511B2 (ja)
JPH0126761B2 (ja)
JPH0750202A (ja) 摺動用ブラシ片の製造方法
JPH0139604B2 (ja)
JPH06111913A (ja) 摺動ブラシの製造方法
JPH0123906B2 (ja)
JPH04138683A (ja) 摺動ブラシ接点の製造方法
JP2573968B2 (ja) 摺動用ブラシ素材の製造方法
JP2960511B2 (ja) 多線束摺動ブラシの製造方法
JP2680047B2 (ja) ブラシ片の製造方法
JP2582849B2 (ja) 摺動用ブラシ素材の製造方法
JPH0620756A (ja) ブラシ接点の製造方法
JPH0750201A (ja) 摺動用ブラシ片の製造方法
JPH01274372A (ja) 摺動接点用ブラシの製造方法
JP2771862B2 (ja) 多線束摺動ブラシ素材の製造方法
JPH06111914A (ja) 摺動ブラシの製造方法
JP2729808B2 (ja) 一体型摺動用ブラシの製造方法
JPH06260050A (ja) 電気接点の製造方法
JP2768487B2 (ja) マイクロモータ用極薄ブラシの製造方法
JPH0696823A (ja) 摺動接点
JPH06215853A (ja) 多線束溶接用台材のプロジェクション加工方法