JPH05275186A - 放電灯点灯装置及びこれを用いた照明器具 - Google Patents

放電灯点灯装置及びこれを用いた照明器具

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JPH05275186A
JPH05275186A JP4075065A JP7506592A JPH05275186A JP H05275186 A JPH05275186 A JP H05275186A JP 4075065 A JP4075065 A JP 4075065A JP 7506592 A JP7506592 A JP 7506592A JP H05275186 A JPH05275186 A JP H05275186A
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JP
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voltage
regulator
electrolytic capacitor
output
switching element
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Application number
JP4075065A
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English (en)
Inventor
Masaaki Ota
正明 太田
Kiyoteru Kosa
清輝 甲佐
Fuminori Nakaya
文則 仲矢
Hirokazu Otake
寛和 大武
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps

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  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 インバータ回路前段にプリレギュレータを組
合せたものにおいて、プリレギュレータから出力される
直流電圧の立上り時にインダクタに急峻な電流が流れて
オーバーシュートすることによる、唸り音の発生を防止
すること。 【構成】 スイッチング素子6とインダクタ5とを有す
る昇圧チョッパ方式のプリレギュレータ3をインバータ
回路の前段に設け、このプリレギュレータ3からインバ
ータ回路に対して出力される直流電圧VDCを検出する検
出手段9と、この検出手段9により検出された直流電圧
値に応じてスイッチング素子6のスイッチング動作を制
御するプリレギュレータ制御回路7を設けた放電灯点灯
装置において、直流電圧の立上り時に所定期間だけプリ
レギュレータ3をソフトスタートさせるソフトスタート
手段11を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放電灯を点灯させるイ
ンバータ回路の前段にプリレギュータを備えた放電灯点
灯装置及びこれを用いた照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、この種の放電灯点灯装置において
は、高調波規制に対する対応策として、低歪入力インバ
ータの開発が要望されており、その一例として、プリレ
ギュレータによる入力回路とインバータ回路とを組合せ
たものが注目されている。特に、プリレギュレータ構成
としては、昇圧チョッパ方式が主流とされ、中でもシリ
コンゼネラル社のSG3561なる市販の力率改善専用
ICをプリレギュレータ制御に利用した周波数及びデュ
ーティ可変方式が有望とされている。何れにしても、こ
のようなプリレギュレータはアクティブ平滑方式、即
ち、整流後の全波整流電圧を高速スイッチングすること
により入力電流波形が高速スイッチング電流の各周期毎
の平均値となることを利用して入力電流波形をマクロ的
にライン電圧波形と相似な正弦波に修正する方式を基本
としている。また、プリレギュレータは後段のインバー
タ回路に対する入力電圧を負荷の軽重に拘らず一定に維
持するボルテージ・レギュレート機能も持つ。
【0003】ここに、昇圧チョッパ方式のプリレギュレ
ータを備えた放電灯点灯装置を考えると、インバータ回
路の動作を制御する主制御回路(IC構成)の他に、プ
リレギュレータを高速スイッチング制御するための制御
回路が必要であり、インバータ回路とプリレギュレータ
とは動作的に直接関係ないため、それらの制御回路は独
立して制御するものとされている。
【0004】ここに、プリレギュレータ出力を徐々に立
上げるようにしたものとして、例えば図7に示すような
ものがある。まず、交流電源31に対して全波整流回路
32を介してプリレギュレータ33が接続され、このプ
リレギュレータ33の出力側にインバータ回路を含む電
子安定器(図示せず)が接続されている。ここに、プリ
レギュレータ33は全波整流出力ラインに接続されたチ
ョッパ制御トランス(インダクタ)34と出力ライン間
に接続されたスイッチング素子、例えばトランジスタ3
5と整流用のダイオードD11と平滑用の出力電解コンデ
ンサC11とを主体として構成されている。このようなプ
リレギュレータ33に対してはトランジスタ35のスイ
ッチング動作を制御(オンデューティ制御)するための
プリレギュレータ制御回路36が設けられている。
【0005】さらに、プリレギュレータ制御回路36に
検出電圧を出力するための検出手段37が設けられてい
る。この検出手段37は、出力電解コンデンサC11に並
列に接続された分圧抵抗R21,R22と、その接続中点の
分圧電圧を基準電圧VREF と比較する誤差増幅器38と
により構成されている。
【0006】前記誤差増幅器38に対してはこのような
検出手段37と並列的にソフトスタート回路39が設け
られている。即ち、電源Vccライン間にはトランジスタ
40と抵抗R23と電解コンデンサC12との直列回路が接
続されている。このトランジスタ40のベース側に対し
てはそのオン・オフを制御するOPアンプ41がダイオ
ードD12を介して接続されている。このOPアンプ41
の+端子には分圧抵抗R24,R25により分圧された基準
電圧が与えられ、−端子には抵抗R26とコンデンサC13
とによる分圧電圧が与えられている。そして、前記電解
コンデンサC12に生じた電圧がダイオードD13、抵抗R
27を介して前記誤差増幅器38の−端子に与えられてい
る。
【0007】これにより、電源投入後、トランジスタ4
0がオンし、抵抗R23を介して電解コンデンサC12は充
電される。同時に、分圧抵抗R24,R25より決定される
基準電圧がOPアンプ41の+端子に入力される。一
方、コンデンサC13の電位はR2613の時定数に従い、
徐々に上がり、基準電圧を越えるとOPアンプ41の出
力がLレベルとなる。これにより、トランジスタ40が
オフし、電解コンデンサC12の電位が誤差増幅器38に
与えられるので、プリレギュレータ33の出力は徐々に
立上ることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、起動時に誤
差増幅器38の−端子入力がゼロであり、出力電解コン
デンサC11を急速に充電しようとするため、図8に示す
ように、インダクタ(チョッパ制御トランス34)及び
トランジスタ35を通して大きな電流を急激に流すた
め、チョッパ制御トランス34部分で「ジュッ」といっ
た不快音を発生してしまう。即ち、昇圧チョッパ方式の
プリレギュレータの場合、チョッパ制御トランス34を
有するため、その出力である2次直流電圧(出力電解コ
ンデンサC11の出力)の立上り時にこのチョッパ制御ト
ランス34に急峻な電流が流れ、2次直流電圧がオーバ
ーシュートしてしまう現象を生ずる。この結果、チョッ
パ制御トランス34部分で唸りが発生し、立上り時に不
快感を与えるものとなってしまう。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、スイッチング素子とインダクタとを有する昇圧チョ
ッパ方式のプリレギュレータをインバータ回路の前段に
設け、このプリレギュレータから前記インバータ回路に
対して出力される直流電圧を検出する検出手段と、この
検出手段により検出された直流電圧値に応じて前記スイ
ッチング素子のスイッチング動作を制御するプリレギュ
レータ制御回路を設けた放電灯点灯装置において、前記
直流電圧の立上り時に所定期間だけ前記プリレギュレー
タをソフトスタートさせるソフトスタート手段を設け
た。
【0010】請求項2記載の発明では、スイッチング素
子とインダクタと出力電解コンデンサとを有する昇圧チ
ョッパ方式のプリレギュレータをインバータ回路の前段
に設け、このプリレギュレータの前記出力電解コンデン
サから前記インバータ回路に対して出力される直流電圧
を基準電圧と比較して検出する誤差増幅器を備えた検出
手段と、この検出手段により検出された直流電圧値に応
じて前記スイッチング素子のスイッチング動作を制御す
るプリレギュレータ制御回路を設けた放電灯点灯装置に
おいて、前記出力電解コンデンサに直列に突入電流防止
用抵抗を接続するとともに、この突入電流防止用抵抗に
並列に電源立上り後に導通するスイッチング素子を接続
し、前記出力電解コンデンサと前記突入電流防止用抵抗
との接続中点をダイオードを介して前記誤差増幅器の入
力端子に接続した。
【0011】請求項3記載の発明では、スイッチング素
子とインダクタと出力電解コンデンサとを有する昇圧チ
ョッパ方式のプリレギュレータをインバータ回路の前段
に設け、このプリレギュレータの前記出力電解コンデン
サから前記インバータ回路に対して出力される直流電圧
を基準電圧と比較して検出する誤差増幅器を備えた検出
手段と、この検出手段により検出された直流電圧値に応
じて前記スイッチング素子のスイッチング動作を制御す
るプリレギュレータ制御回路を設けた放電灯点灯装置に
おいて、前記出力電解コンデンサに直列にダイオードと
突入電流防止用抵抗と電解コンデンサとの直列回路を接
続するとともに、この直列回路に並列に電源立上り後に
導通するスイッチング素子と放電用ダイオードとの並列
回路を接続し、前記電解コンデンサの+端子をダイオー
ドを介して前記誤差増幅器の入力端子に接続した。
【0012】請求項4記載の発明では、放電灯と請求項
1,2又は3記載の放電灯点灯装置とを実装した。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明によれば、プリレギュレー
タから出力される直流電圧が徐々に立上り、安定化のた
めにスイッチング動作させる直流電圧値に達した場合、
ソフトスタート手段により既に十分な直流電圧となって
いると擬制させることで、このプリレギュレータから出
力される直流電圧がオーバーシュートするような動作が
なくなり、インダクタによる唸り音の発生が防止され
る。
【0014】請求項2記載の発明によれば、電源投入直
後には、出力電解コンデンサと突入電流防止用抵抗とに
より微分回路が構成され、その微分出力波形による十分
大きな電圧が出力電圧を一定に制御するための誤差増幅
器に疑似信号として入力されるため、このプリレギュレ
ータから出力される直流電圧がオーバーシュートするよ
うな動作がなくなり、インダクタによる唸り音の発生が
防止される。この際、突入電流防止用抵抗により突入電
流も抑制される。電源立上り後にあっては、スイッチン
グ素子が導通して突入電流防止用抵抗が短絡されるた
め、出力電解コンデンサのみが存在すると等価な通常の
電源供給状態となる一方、誤差増幅器に対しても本来の
検出電圧が入力されるものとなり、正常な定電圧化処理
が行われる。
【0015】請求項3記載の発明によれば、電源投入直
後には、突入電流防止用抵抗で突入電流を抑制した状態
で、出力電解コンデンサと電解コンデンサとで分圧され
て各々が充電され、誤差増幅器に徐々に放電される電解
コンデンサの電圧が疑似信号として与えられるため、こ
のプリレギュレータから出力される直流電圧がオーバー
シュートするような動作がなくなり、インダクタによる
唸り音の発生が防止される。電源立上り後にあっては、
スイッチング素子が導通して電解コンデンサ等を含む直
列回路が短絡されるため、出力電解コンデンサのみが存
在すると等価な通常の電源供給状態となる一方、誤差増
幅器に対しても本来の検出電圧が入力されるものとな
り、正常な定電圧化処理が行われる。
【0016】請求項4記載の発明によれば、このような
オーバーシュートの心配のない放電灯点灯装置を放電灯
とともに実装した照明器具としたので、ユーザに不快感
を与えることのない信頼性の高い器具となる。
【0017】
【実施例】請求項1記載の発明の一実施例を図1ないし
図3に基づいて説明する。まず、交流電源1に対して全
波整流回路2を介してプリレギュレータ3が接続され、
このプリレギュレータ3の出力側にインバータ回路(図
示せず)を含む電子安定器4が接続されている。前記プ
リレギュレータ3は全波整流出力ラインに接続されたチ
ョッパ制御トランス(インダクタ)5と出力ライン間に
接続されたスイッチング素子としてのFET6と整流用
のダイオードD1 と平滑用の出力電解コンデンサC1
を主体として構成されている。このようなプリレギュレ
ータ3に対しては前記FET6のスイッチング動作を制
御(オンデューティ制御)するためのプリレギュレータ
制御回路7が設けられている。このプリレギュレータ制
御回路7としては、例えばシリコンゼネラル社のSG3
561なる市販の力率改善専用ICが用いられている。
このプリレギュレータ制御回路7には全波整流回路2の
整流出力を抵抗R1,R2で分圧した電圧と、プリレギュ
レータ3から出力される直流電圧VDCに相当する検出電
圧とがIC構成の演算回路8を介して入力されていると
ともに、前記FET6に接続された抵抗R3 による電圧
が入力されている。
【0018】ここに、前記演算回路8を介して前記プリ
レギュレータ制御回路7に検出電圧を出力するための検
出手段9は、出力電解コンデンサC1 に並列に接続され
た分圧抵抗R4,R5と、その接続中点Aの分圧電圧を基
準電圧VREF と比較するIC構成の誤差増幅器10とに
より構成されている。このような接続中点Aに対しては
ソフトスタート手段となる例えばタイマ回路11が接続
されている。このタイマ回路11は、立上り時に所定期
間だけ接続中点Aに対して直流バイアスをかけるもので
あり、例えば、分圧抵抗R4,R5と並列に接続されたコ
ンデンサと2つの抵抗との直列回路と、2つの抵抗によ
る分圧電圧を接続中点Aに与えるためのOR接続用のダ
イオードとにより構成されている。
【0019】このような構成において、まず、タイマ回
路11がない場合の動作を考える。電源が投入される
と、出力電解コンデンサC1 の充電電圧、即ち、直流電
圧VDCは徐々に上昇する。このようにして分圧抵抗
4,R5により検出される接続中点Aの電圧(電圧VDC
と同等)がある一定の動作電圧に達すると、プリレギュ
レータ制御回路7は、最初は基準電圧VREF より低いた
め直流電圧VDCの値を急激に高めるべくFET6を動作
させ、基準電圧VREF 以上になると直流電圧VDCの値を
低くさせるようにFET6を動作させ、図2(c)に示す
ように直流電圧VDCの値は徐々に基準電圧VREF に収束
されるものとなる。このような動作の開始時に、図中B
部に示すようにオーバーシュートを生じて、チョッパ制
御トランス5部分で唸り音が発生してしまう。
【0020】この点、本実施例によれば、誤差増幅器1
0に対する接続中点Aに対してタイマ回路11により直
流バイアスされているので、プリレギュレータ3の動作
開始電圧に達した時点でプリレギュレータ制御回路7は
直流電圧VDCの値を急激に高めるようにFET6を動作
させる必要がないため、図2(a)に示すように立上り時
のオーバーシュートが防止され、徐々に基準電圧VREF
となるように電圧制御される。
【0021】なお、本実施例では、ソフトスタート手段
として本来の電圧検出点である接続中点Aに対して立上
り時に直流バイアスをかけるタイマ回路11としたが、
このようなタイマ回路11を設けることなく誤差増幅器
10の基準電圧VREF を可変とし、プリレギュレータ3
の動作開始電圧に達する時点では基準電圧VREF を低め
とし、徐々に大きくして一定時間後には所定の基準電圧
REF となるようにすれば、図2(b)に示すように、プ
リレギュレータ3による電圧制御幅が小さくて済むの
で、立上り時のオーバーシュートが防止されるものとな
る。
【0022】この他、タイマ回路11に代えて、電圧検
出手段により電圧が所定値に立上るまでソフトスタート
させるようにしたり、温度検出手段、電流検出手段等に
て検出値が予め設定された所定値に達するまでソフトス
タートさせるようにしてもよい。
【0023】このように構成された放電灯点灯装置は、
例えば図3に示すような2つの放電灯12を有する2灯
式の照明器具13中の制御板に実装される。
【0024】つづいて、請求項2記載の発明の一実施例
を図4及び図5により説明する。前記実施例で示した部
分と同一部分は同一符号を用いて示す。本実施例では、
プリレギュレータ3中のスイッチング素子としてトラン
ジスタ14が用いられているが、FET6を用いたもの
と大差はない。本実施例にあっては、まず、出力電解コ
ンデンサC1 に直列に突入電流防止用抵抗R6 が接続さ
れている。この突入電流防止用抵抗R6 にはスイッチン
グ素子となるサイリスタ15が並列に接続されている。
このサイリスタ15は電源立上り後にゲートトリガされ
て導通するものであり、プリレギュレータ3の出力端子
間に接続された抵抗R7 とコンデンサC2 との接続中点
が抵抗R8 とともにゲートに接続されている。さらに、
前記突入電流防止用抵抗R6 の両端間には分圧抵抗
9,R10 が接続され、その接続中点はダイオードD2
を介して前記誤差増幅器10の入力端子(−端子)に接
続されている。
【0025】このような構成において、全波整流回路2
から出力される直流電圧は図5(a)に示すような整流出
力となる。しかして、電源投入時の動作を考えると、出
力電解コンデンサC1 と突入電流防止用抵抗R6 とによ
り微分回路が構成されているため、電源投入時点では図
5(b)に示すような微分出力波形で大きめの電圧が両者
の接続中点に生じ、分圧抵抗R9,R10,R5 により分
圧されダイオードD2を介して誤差増幅器10に疑似信
号として与えられる。この結果、前記実施例の場合と同
様に、プリレギュレータ3の始動時にはプリレギュレー
タ制御回路7は直流電圧VDCの値を急激に高めるように
トランジスタ14を動作させる必要がないため、図5
(c)に示すように立上り時のオーバーシュートが防止さ
れる。その後、電源立上り状態になるとサイリスタ15
が導通するに至り、突入電流防止用抵抗R6 は短絡さ
れ、この抵抗R6 側から誤差増幅器10に対する疑似信
号としての入力はダイオードD2 により禁止され、抵抗
4,R5で分圧された本来の検出電圧のみが入力され
て、プリレギュレータ3による定電圧化動作が行われ
る。電子安定器4等に対する出力電圧も突入電流防止用
抵抗R6 の短絡により、出力電解コンデンサC1 の両端
からとられ、通常通りの電源供給状態となる。
【0026】さらに、請求項3記載の発明の一実施例を
図6により説明する。本実施例では、出力電解コンデン
サC1 に直列に、放電防止用のダイオードD3 と突入電
流防止用抵抗R11と電解コンデンサC3 とによる直列回
路16が接続されている。このような直列回路16には
前記サイリスタ15と放電用ダイオードD4 とによる並
列回路17が並列に接続されている。また、前記電解コ
ンデンサC3 には抵抗R12が並列に接続され、さらに、
ダイオードD2 を介して誤差増幅器10の−端子に接続
されている。
【0027】このような構成において、電源投入直後に
あってはサイリスタ15はゲートトリガされず、オフ状
態にある。このような状態では、電解コンデンサC3
突入電流防止用抵抗R11を介してコンデンサC1,C3
容量比で分圧充電される。ここに、抵抗R11は突入電流
防止用であるので、電解コンデンサC3 を充電するため
の時間は短時間であり、この高めの充電電圧が疑似信号
としてダイオードD2を介して誤差増幅器10に与えら
れる。この後、サイリスタ15が抵抗R7 とコンデンサ
2 との時定数でオンする。その後、コンデンサC3
抵抗R12とで決定される時定数に従い徐々に低下すると
ともに、直流出力電圧も徐々に立上がる。よって、前述
した実施例の場合と同様に、プリレギュレータ3の始動
時にはプリレギュレータ制御回路7は直流電圧VDCの値
を急激に高めるようにトランジスタ14を動作させる必
要がないため、立上り時のオーバーシュートが防止され
る。電解コンデンサC3 の充電電圧は抵抗R12とこのコ
ンデンサC3 とにより決定される時定数に従い徐々に低
下し、電解コンデンサC3 側から誤差増幅器10に対す
る疑似信号としての入力はダイオードD2 により禁止さ
れ、抵抗R4,R5で分圧された本来の検出電圧のみが入
力されて、プリレギュレータ3による定電圧化動作が行
われる。電子安定器4等に対する出力電圧も直列回路1
6の短絡により、出力電解コンデンサC1 の両端からと
られ、通常通りの電源供給状態となる。特に、本実施例
による場合、立上り時の充電電圧がコンデンサC1,C3
の容量比によるため、立上り時間を任意に設定し得るも
のとなる。
【0028】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、スイッチ
ング素子とインダクタとを有する昇圧チョッパ方式のプ
リレギュレータをインバータ回路の前段に設け、このプ
リレギュレータから前記インバータ回路に対して出力さ
れる直流電圧を検出する検出手段と、この検出手段によ
り検出された直流電圧値に応じて前記スイッチング素子
のスイッチング動作を制御するプリレギュレータ制御回
路を設けた放電灯点灯装置において、前記直流電圧の立
上り時に所定期間だけ前記プリレギュレータをソフトス
タートさせるソフトスタート手段を設けたので、プリレ
ギュレータから出力される直流電圧が徐々に立上り、安
定化のためにスイッチング動作させる直流電圧値に達し
た場合、ソフトスタート手段により既に十分な直流電圧
となっていると擬制させることで、このプリレギュレー
タから出力される直流電圧のオーバーシュートを防止で
きる。
【0029】請求項2記載の発明によれば、スイッチン
グ素子とインダクタと出力電解コンデンサとを有する昇
圧チョッパ方式のプリレギュレータをインバータ回路の
前段に設け、このプリレギュレータの前記出力電解コン
デンサから前記インバータ回路に対して出力される直流
電圧を基準電圧と比較して検出する誤差増幅器を備えた
検出手段と、この検出手段により検出された直流電圧値
に応じて前記スイッチング素子のスイッチング動作を制
御するプリレギュレータ制御回路を設けた放電灯点灯装
置において、前記出力電解コンデンサに直列に突入電流
防止用抵抗を接続するとともに、この突入電流防止用抵
抗に並列に電源立上り後に導通するスイッチング素子を
接続し、前記出力電解コンデンサと前記突入電流防止用
抵抗との接続中点をダイオードを介して前記誤差増幅器
の入力端子に接続したので、電源投入直後には、出力電
解コンデンサと突入電流防止用抵抗とにより微分回路が
構成され、その微分出力波形による十分大きな電圧が出
力電圧を一定に制御するための誤差増幅器に疑似信号と
して入力されるため、このプリレギュレータから出力さ
れる直流電圧がオーバーシュートするような動作がなく
なり、インダクタによる唸り音の発生を防止できる。
【0030】請求項3記載の発明によれば、スイッチン
グ素子とインダクタと出力電解コンデンサとを有する昇
圧チョッパ方式のプリレギュレータをインバータ回路の
前段に設け、このプリレギュレータの前記出力電解コン
デンサから前記インバータ回路に対して出力される直流
電圧を基準電圧と比較して検出する誤差増幅器を備えた
検出手段と、この検出手段により検出された直流電圧値
に応じて前記スイッチング素子のスイッチング動作を制
御するプリレギュレータ制御回路を設けた放電灯点灯装
置において、前記出力電解コンデンサに直列にダイオー
ドと突入電流防止用抵抗と電解コンデンサとの直列回路
を接続するとともに、この直列回路に並列に電源立上り
後に導通するスイッチング素子と放電用ダイオードとの
並列回路を接続し、前記電解コンデンサの+端子をダイ
オードを介して前記誤差増幅器の入力端子に接続したの
で、電源投入直後には、突入電流防止用抵抗で突入電流
を抑制した状態で、出力電解コンデンサと電解コンデン
サとで分圧されて各々が充電され、徐々に放電される電
解コンデンサの電圧が疑似信号として与えられるため、
このプリレギュレータから出力される直流電圧がオーバ
ーシュートするような動作がなくなり、インダクタによ
る唸り音の発生を防止できる。
【0031】請求項4記載の発明では、このようなオー
バーシュートの心配のない放電灯点灯装置を放電灯とと
もに実装した照明器具としたので、インダクタによる唸
り音の発生を防止でき、不快感を与えることのない照明
器具を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の一実施例を示すブロック
図である。
【図2】対比例を含めて示す動作説明図である。
【図3】適用される照明器具例を示す外観斜視図であ
る。
【図4】請求項2記載の発明の一実施例を示すブロック
図である。
【図5】その動作波形を示すタイミングチャートであ
る。
【図6】請求項3記載の発明の一実施例を示すブロック
図である。
【図7】従来例を示すブロック図である。
【図8】電流の流れを示す概略回路図である。
【符号の説明】
3 プリレギュレータ 5 インダクタ 6,12 スイッチング素子 7 プリレギュレータ制御回路 9 検出手段 10 誤差増幅器 11 ソフトスタート手段 12 放電灯 15 スイッチング素子 16 直列回路 17 並列回路 C1 出力電解コンデンサ C3 電解コンデンサ R6,R11 突入電流防止用抵抗 D2,D3 ダイオード VREF 基準電圧
フロントページの続き (72)発明者 大武 寛和 東京都港区三田一丁目4番28号 東芝ライ テック株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチング素子とインダクタとを有す
    る昇圧チョッパ方式のプリレギュレータをインバータ回
    路の前段に設け、このプリレギュレータから前記インバ
    ータ回路に対して出力される直流電圧を検出する検出手
    段と、この検出手段により検出された直流電圧値に応じ
    て前記スイッチング素子のスイッチング動作を制御する
    プリレギュレータ制御回路を設けた放電灯点灯装置にお
    いて、前記直流電圧の立上り時に所定期間だけ前記プリ
    レギュレータをソフトスタートさせるソフトスタート手
    段を設けたことを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】 スイッチング素子とインダクタと出力電
    解コンデンサとを有する昇圧チョッパ方式のプリレギュ
    レータをインバータ回路の前段に設け、このプリレギュ
    レータの前記出力電解コンデンサから前記インバータ回
    路に対して出力される直流電圧を基準電圧と比較して検
    出する誤差増幅器を備えた検出手段と、この検出手段に
    より検出された直流電圧値に応じて前記スイッチング素
    子のスイッチング動作を制御するプリレギュレータ制御
    回路を設けた放電灯点灯装置において、前記出力電解コ
    ンデンサに直列に突入電流防止用抵抗を接続するととも
    に、この突入電流防止用抵抗に並列に電源立上り後に導
    通するスイッチング素子を接続し、前記出力電解コンデ
    ンサと前記突入電流防止用抵抗との接続中点をダイオー
    ドを介して前記誤差増幅器の入力端子に接続したことを
    特徴とする放電灯点灯装置。
  3. 【請求項3】 スイッチング素子とインダクタと出力電
    解コンデンサとを有する昇圧チョッパ方式のプリレギュ
    レータをインバータ回路の前段に設け、このプリレギュ
    レータの前記出力電解コンデンサから前記インバータ回
    路に対して出力される直流電圧を基準電圧と比較して検
    出する誤差増幅器を備えた検出手段と、この検出手段に
    より検出された直流電圧値に応じて前記スイッチング素
    子のスイッチング動作を制御するプリレギュレータ制御
    回路を設けた放電灯点灯装置において、前記出力電解コ
    ンデンサに直列にダイオードと突入電流防止用抵抗と電
    解コンデンサとの直列回路を接続するとともに、この直
    列回路に並列に電源立上り後に導通するスイッチング素
    子と放電用ダイオードとの並列回路を接続し、前記電解
    コンデンサの+端子をダイオードを介して前記誤差増幅
    器の入力端子に接続したことを特徴とする放電灯点灯装
    置。
  4. 【請求項4】 放電灯と請求項1,2又は3記載の放電
    灯点灯装置とを実装したことを特徴とする照明器具。
JP4075065A 1992-01-27 1992-03-31 放電灯点灯装置及びこれを用いた照明器具 Pending JPH05275186A (ja)

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JP1175692 1992-01-27
JP4-11756 1992-01-27

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JP4075065A Pending JPH05275186A (ja) 1992-01-27 1992-03-31 放電灯点灯装置及びこれを用いた照明器具

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010279128A (ja) * 2009-05-27 2010-12-09 Nec Corp Dcdcコンバータおよびその起動制御方法

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