JPH05275170A - 乾燥処理装置 - Google Patents

乾燥処理装置

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Publication number
JPH05275170A
JPH05275170A JP3328509A JP32850991A JPH05275170A JP H05275170 A JPH05275170 A JP H05275170A JP 3328509 A JP3328509 A JP 3328509A JP 32850991 A JP32850991 A JP 32850991A JP H05275170 A JPH05275170 A JP H05275170A
Authority
JP
Japan
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dried
article
section
condenser
microwave
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Pending
Application number
JP3328509A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Fujita
龍夫 藤田
Jiro Suzuki
次郎 鈴木
Takeshi Tomizawa
猛 富澤
Kunihiro Ukai
邦弘 鵜飼
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP3328509A priority Critical patent/JPH05275170A/ja
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  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は乾燥処理装置に関するものであり、
マイクロ波による乾燥方式により、被乾燥物から発生す
る水蒸気の凝縮性能と乾燥処理の均一性を高めるととも
に被乾燥物の出し入れが容易で衛生的な処理を実現でき
る乾燥処理装置を提供する。 【構成】 被乾燥物収納部2を傾斜させ、被乾燥物収納
部2の下部にはモーター16の回転軸14と着脱可能な
接続部15を設け、被乾燥物収納部2が凝縮部3の内面
に接して回転できるように被乾燥物収納部2の周囲にコ
ロ21を設け、マイクロ波乾燥を行ないながら送風ファ
ン12により凝縮部3を空冷する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は食品、工業材料、生ご
み、産業廃棄物等の被乾燥物を処理する乾燥処理装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】乾燥処理装置は加熱源により電気ヒータ
ーを用いる方式、燃焼熱を用いる方式、マイクロ波を用
いる方式等が挙げられる。電気ヒーターを用いる乾燥処
理装置は安全性、制御性は優れているが、放熱損失が大
きく、乾燥効率を高めるのが困難となる。燃焼熱を用い
る乾燥処理装置はガス燃料、液体燃料等を用いるため、
装置全体が複雑で大型になり、安全性にも難点がある。
これらに対し、マイクロ波を用いる乾燥処理装置はマイ
クロ波が被乾燥物中の水分に選択的に吸収されるため、
乾燥効率が高く、安全性にも優れ、装置全体が複雑で大
型になることもなく、含水率の高い被乾燥物の乾燥処理
には適したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のマイクロ波を用いる乾燥処理装置にも以下に
示すような課題がある。マイクロ波の強度分布が不均一
になりやすいため、被乾燥物を均一に乾燥し難くなる。
被乾燥物から蒸発した水蒸気が排出後に結露し、室内外
を汚染することがある。また、マイクロ波を乾燥後も被
乾燥物に照射し続けると被乾燥物が発火する危険性もあ
る。本発明はマイクロ波による乾燥方式に着目し、被乾
燥物から発生する水蒸気の凝縮性能と乾燥処理の均一性
を高めるとともに、被乾燥物の出し入れが容易で衛生的
な処理を行なうことができる乾燥処理装置を提供するも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、被乾燥物を収納する被乾燥物収納部と、被乾
燥物収納部の外側に位置する凝縮部と、被乾燥物を加熱
するマイクロ波発振器と、凝縮部を冷却する送風ファン
と、被乾燥物収納部と凝縮部との間に被乾燥物から発生
する水蒸気を流出させる通気部を設け、凝縮部の下部に
凝縮水流出部を設け、被乾燥物収納部を傾斜させた状態
で回転させる乾燥処理装置を構成するものである。
【0005】
【作用】上記構成により、被乾燥物を被乾燥物収納部に
投入した後、マイクロ波発振器を作動させると、マイク
ロ波は被乾燥物収納部内の被乾燥物を加熱し始める。特
に被乾燥物中の水分に対し、マイクロ波は選択的に吸収
され、水蒸気を発生し被乾燥物は乾燥していく。また、
マイクロ波発振器とともに送風ファンも作動させ、凝縮
部の外面を空冷することにより、被乾燥物から発生した
水蒸気の大半を凝縮部の内面で結露させ凝縮水とし、凝
縮水流出部から凝縮部の外部に排出する。
【0006】さらに、マイクロ波発振器、送風ファンの
作動とともに被乾燥物収納部を傾斜させた状態で回転さ
せることにより、被乾燥物を撹はんし、被乾燥物を均一
に乾燥させるとともに、伝熱促進を図り被乾燥物から発
生する水蒸気の凝縮性能を高めるようにしている。ま
た、被乾燥物収納部を傾斜させて設置しているため、被
乾燥物の出し入れが容易となっている。
【0007】
【実施例】以下、図面を用いて具体的説明を行なう。
【0008】(実施例1)図1は本発明の実施例1を示
す断面図である。図1において、被乾燥物1を収納する
被乾燥物収納部2を凝縮部3内に位置させており、凝縮
部3には開口部に凝縮部蓋4を設けている。凝縮部3は
マイクロ波反射材で形成しており、凝縮部蓋4は耐熱性
の優れたマイクロ波透過材で形成している。本実施例で
は、凝縮部蓋4を第一凝縮部蓋4Aと第二凝縮部蓋4B
に分離している。被乾燥物収納部2と凝縮部3との間に
は被乾燥物1から発生する水蒸気5を流出させる通気部
6を設けている。凝縮部蓋4の外側には分岐室7を設け
ており、凝縮部蓋4により、被乾燥物1から発生する水
蒸気5が分岐室7にもれないようにしている。分岐室7
にはマイクロ波発振器8からのマイクロ波を導入する導
波管9、マイクロ波導入部10、分岐室扉11を設けて
いる。分岐室7内も凝縮部3内と同様、マイクロ波空間
であるため、分岐室扉11はマイクロ波がもれないよう
に密閉性を高めている。凝縮部3を冷却するための送風
ファン12を設けており、被乾燥物1から発生する水蒸
気5の温度を検出するように温度検出器13を凝縮部3
に設置し、温度検出器13の先端を上部の通気部6に位
置させている。被乾燥物収納部2は水平から約45度傾
斜させており、被乾燥物収納部2の下部には回転軸14
と着脱可能な接続部15を設け、回転軸14を回転させ
るモーター16を設けている。モーター16はモーター
支持具17により凝縮部3の底に取り付けている。凝縮
水18がモーター16側へもれないように回転軸14と
軸受け19の間にOリング20を設けている。被乾燥物
収納部2が凝縮部3の内面に接しながら回転できるよう
に被乾燥物収納部2の周囲に回転補助具として、コロ2
1を設けている。凝縮部3の下部には凝縮水流出部22
を設けており、凝縮水流出部22の一部から吸気ファン
23により被乾燥物1から発生するガス(臭気を含む)
を吸引させるとともに、ガスを吸引させるガス吸引管2
4に触媒装置25を設けている。凝縮水流出部22の下
側には凝縮水トラップ26、凝縮水排出通路27を設け
ている。シンク28の下側には排水トラップ29、排水
通路30があり、凝縮水排出通路27を排水通路30に
連通している。装置は外壁31により仕切られており、
外壁31には空気孔32を設けている。
【0009】続いて、作動についての説明を行なう。図
1において、被乾燥物1を被乾燥物収納部2に投入した
後、凝縮部蓋4を閉じる。被乾燥物1の投入時には第一
凝縮部蓋4Aは設置したままで良く、第二凝縮部蓋4B
のみを取り外すようにしている。分岐室扉11が閉じら
れているのを確認した後、マイクロ波発振器8を作動さ
せると、マイクロ波は導波管9を通り、マイクロ波導入
部10から分岐室7内に照射される。分岐室7内に照射
されたマイクロ波はマイクロ波透過材で形成した凝縮部
蓋4を透過し、被乾燥物収納部2内の被乾燥物1を加熱
し始める。特に被乾燥物1中の水分に対し、マイクロ波
は選択的に吸収され、水蒸気5を発生し被乾燥物1は乾
燥していく。また、マイクロ波発振器8とともに送風フ
ァン12も作動させ、凝縮部3の外面を空冷する。凝縮
部3の外面を空冷することにより、被乾燥物1から発生
した水蒸気5の大半を凝縮部3の内面で結露させ凝縮水
18とし、凝縮部3下部の凝縮水流出部22から排出す
る。凝縮水流出部22からは下水道の経路に詰まりが発
生するような固形分は排出しないため、環境に悪影響を
与えることがない。さらに、マイクロ波発振器8、送風
ファン12とともにモーター16も作動させ、被乾燥物
収納部2を傾斜させた状態で回転させる。被乾燥物収納
部2を傾斜させた状態で回転させることにより、被乾燥
物1を撹はんし、被乾燥物1を均一に乾燥させるととも
に、伝熱促進を図り被乾燥物1から発生する水蒸気5の
凝縮性能を高めることもできる。被乾燥物収納部2を傾
斜させて設置しているため、被乾燥物1の出し入れも容
易である。また、温度検出器13で処理中に被乾燥物1
から発生する水蒸気5の温度を検出することにより、被
乾燥物1を発火させることなく、マイクロ波乾燥処理を
終了させることができる。水蒸気5は対流により、上部
に移動するため、特に温度検出器13の先端を上部の通
気部6に位置させることにより、検出応答性を高めるこ
とができる。被乾燥物1から発生するガス(臭気を含
む)は触媒装置25を通過させ、臭気を除去した後、吸
気ファン23の下流側に排出する。乾燥処理時以外は回
転軸14を接続部15で分離し、被乾燥物収納部2を凝
縮部3から取り出すことができるため、汚れが付着して
も容易に洗浄できるようになっている。
【0010】(実施例2)次に、実施例2の断面図を図
2に示す。図2では第一凝縮部蓋4Aから被乾燥物収納
部2内に撹はん棒33を突出させている。撹はん棒33
はマイクロ波透過材で形成している。
【0011】撹はん棒33を設け、被乾燥物収納部2を
傾斜させた状態で回転させることにより、被乾燥物1の
撹はん効果を著しく向上させることができる。被乾燥物
1を撹はん棒33に衝突させることにより、粉砕効果も
期待できる。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明の乾燥処理装置によ
れば、次のような効果を得ることができる。マイクロ波
乾燥時に凝縮部の外面を空冷し、被乾燥物から発生した
水蒸気の大半を凝縮部の内面で結露させ凝縮水とするこ
とにより、乾燥中の臭気を低減することができる。
【0013】また、マイクロ波発振器、送風ファンの作
動とともに被乾燥物収納部を傾斜させた状態で回転させ
ることにより、被乾燥物を撹はんし、被乾燥物を均一に
乾燥させるとともに、伝熱促進を図り被乾燥物から発生
する水蒸気の凝縮性能を高めるようにしている。被乾燥
物収納部を傾斜させて設置しているため、被乾燥物の出
し入れも容易となる。さらに、被乾燥物収納部を凝縮部
から取り出すことができるため、汚れが付着しても容易
に洗浄することができるようになっている。凝縮水流出
部からは下水道の経路に詰まりが発生するような固形分
は排出しないため、環境に悪影響を与えることなく、ク
リーンで衛生的な処理を行なうことができる。マイクロ
波による乾燥処理方式としているため、排気ガス特性が
悪化することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の乾燥処理装置の断面図
【図2】本発明の異なる実施例の乾燥処理装置の断面図
【符号の説明】
2 被乾燥物収納部 3 凝縮部 8 マイクロ波発振器 12 送風ファン 13 温度検出器 16 モーター 21 コロ 23 吸気ファン 33 撹はん棒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鵜飼 邦弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被乾燥物を収納する被乾燥物収納部と、前
    記被乾燥物収納部の外側に位置する凝縮部と、凝縮部蓋
    と、前記被乾燥物を加熱するマイクロ波発振器と、前記
    凝縮部を冷却する送風ファンと、前記被乾燥物収納部と
    前記凝縮部との間に位置し前記被乾燥物から発生する水
    蒸気を流出させる通気部と、前記凝縮部の下部に位置す
    る凝縮水流出部と、前記被乾燥物収納部を傾斜させた状
    態で回転させる手段とを設けたことを特徴とする乾燥処
    理装置。
  2. 【請求項2】被乾燥物を収納する被乾燥物収納部と、前
    記被乾燥物収納部の外側に位置する凝縮部と、凝縮部蓋
    と、前記凝縮部蓋の一部から前記被乾燥物収納部内に突
    出させた撹はん棒と、前記被乾燥物を加熱するマイクロ
    波発振器と、前記凝縮部を冷却する送風ファンと、前記
    被乾燥物収納部と前記凝縮部との間に位置し前記被乾燥
    物から発生する水蒸気を流出させる通気部と、前記凝縮
    部の下部に位置する凝縮水流出部と、前記被乾燥物収納
    部を傾斜させた状態で回転させる手段とを設けたことを
    特徴とする乾燥処理装置。
  3. 【請求項3】被乾燥物収納部を傾斜させた状態で回転さ
    せる手段として、被乾燥物収納部の下部に回転軸と着脱
    可能な接続部を設け、前記回転軸をモーターで回転させ
    るとともに、前記被乾燥物収納部の周囲に回転補助具を
    設けたことを特徴とする請求項1、または2記載の乾燥
    処理装置。
  4. 【請求項4】凝縮部蓋をマイクロ波透過材で形成し、前
    記凝縮部蓋の外側に分岐室を設け、前記分岐室にマイク
    ロ波発振器からのマイクロ波を導入するマイクロ波導入
    部と、分岐室扉を設けたことを特徴とする請求項1、ま
    たは2記載の乾燥処理装置。
  5. 【請求項5】被乾燥物から発生する水蒸気の温度を検出
    するように温度検出器を凝縮部に設置し、前記温度検出
    器の先端を上部の通気部に位置させたことを特徴とする
    請求項1、または2記載の乾燥処理装置。
JP3328509A 1991-12-12 1991-12-12 乾燥処理装置 Pending JPH05275170A (ja)

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JP3328509A JPH05275170A (ja) 1991-12-12 1991-12-12 乾燥処理装置

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JP3328509A JPH05275170A (ja) 1991-12-12 1991-12-12 乾燥処理装置

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JPH05275170A true JPH05275170A (ja) 1993-10-22

Family

ID=18211072

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3328509A Pending JPH05275170A (ja) 1991-12-12 1991-12-12 乾燥処理装置

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JP (1) JPH05275170A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1128444A (ja) * 1997-05-13 1999-02-02 Ryohei Koike 腐敗性有機物の処理方法及び装置
KR100495641B1 (ko) * 1997-11-19 2005-09-16 팔로마 고교 가부시키가이샤 음식물찌꺼기처리기

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1128444A (ja) * 1997-05-13 1999-02-02 Ryohei Koike 腐敗性有機物の処理方法及び装置
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