JPH05272727A - 都市ゴミ焼却炉 - Google Patents

都市ゴミ焼却炉

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Publication number
JPH05272727A
JPH05272727A JP7049092A JP7049092A JPH05272727A JP H05272727 A JPH05272727 A JP H05272727A JP 7049092 A JP7049092 A JP 7049092A JP 7049092 A JP7049092 A JP 7049092A JP H05272727 A JPH05272727 A JP H05272727A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combustion chamber
cooling water
heat
iron plate
heat shielding
Prior art date
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Pending
Application number
JP7049092A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Watanabe
正彦 渡辺
Nobuyuki Nishiguchi
信幸 西口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH05272727A publication Critical patent/JPH05272727A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 下部にストーカを、ストーカの両側部に側壁
を備えた燃焼室を形成し、側壁の燃焼室側の面に冷却水
管を配設した都市ゴミ焼却炉を、燃焼室の側壁に設けら
れる冷却水管を有効に保護することが可能であるととも
に、壁面の損傷等による炉の停止期間を最小にできる構
成とする。 【構成】 冷却水管16の燃焼室3側に熱遮蔽用鉄板1
7を配設し、冷却水管16と熱遮蔽用鉄板17とを伝熱
部材18を介して伝熱可能に形成し、熱遮蔽用鉄板17
を交換可能に設けてある都市ゴミ焼却炉。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下部にストーカを、ス
トーカの両側部に側壁を備えた燃焼室を備え、側壁の燃
焼室に面する部位に冷却水管を配設した都市ゴミ焼却炉
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の焼却炉は、側壁が過度に
加熱されるのを防止するとともに、クリンカ等が壁面に
付着するのを防止するために、その燃焼室側面に冷却水
管を備えて構成されていた。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術においては、燃焼室で生成される亜硫酸ガス、塩素
ガス等の影響により冷却水管の外周部が腐食し、この水
管の保守・点検に問題があった。即ち、この水管にピン
ホール等が発生した場合は、冷却水管自体の交換が必要
となり、焼却炉全体の冷却水管を交換するには一週間程
度の期間が必要であり、焼却炉の停止期間が長くなる大
きな問題があった。従って、本発明の目的は水冷構成の
燃焼室の側壁に設けられる冷却水管を保護することが可
能であるとともに、ガスによる腐食等が起こった場合に
も、炉の停止期間を最小に抑えることが可能な都市ゴミ
焼却炉を得ることである。
【0003】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本願発明による都市ゴミ焼却炉の特徴構成は、冷却水
管の燃焼室側に熱遮蔽用鉄板を配設し、冷却水管と熱遮
蔽用鉄板とを伝熱部材を介して伝熱可能に形成し、熱遮
蔽用鉄板を交換可能に設けてあることにあり、その作用
・効果は次の通りである。
【0004】
【作用】つまり、本願の都市ゴミ焼却炉においては、燃
焼室において発生し、側壁側へ伝達される熱は、熱遮蔽
用鉄板によって一担受容された後、この部位より伝熱部
材により冷却水管に移動され、水管内を流れる水により
炉外にはこばれる。このようにして、都市ゴミ焼却炉の
側壁の熱的な保護が確保される。一方、亜硫酸ガス、塩
素ガス等による腐食作用は、こういったガスに暴露され
ている熱遮蔽用鉄板により受容される。従って、この熱
遮蔽用鉄板の腐食等による損傷は比較的短時間に進むこ
ととなるが、この熱遮蔽用鉄板が交換可能な構成とされ
ているため、適宜交換することにより、この鉄板ひいて
は都市ゴミ焼却炉の炉壁部を良好な状態に維持・管理す
ることが可能となる。
【0005】
【発明の効果】従って、水冷構成の燃焼室の側壁に設け
られる冷却水管を有効に保護することができ、さらに、
焼却炉に於ける炉壁の腐食の問題を、炉を長期間に渡っ
て停止することなく、維持・管理することが可能な都市
ゴミ焼却炉が得られた。
【0006】
【実施例】以下に実施例を図面に基づいて説明する。都
市ゴミ焼却炉は、図4に示すように、プッシャ1を下部
に備えたホッパー2、プッシャ1により投入されたゴミ
を焼却する燃焼室3と、燃焼室3で焼却された灰を集め
る灰ピット4等を備えて構成してある。
【0007】燃焼室3は、投入されたゴミを攪拌搬送し
ながら乾燥、燃焼、灰化するストーカ5と、ストーカ5
の左右側壁6の下部に設けてストーカ5に向かい送風す
ることで火炎を側壁6から遠ざけるとともに、側壁6を
冷却する送風装置7(図1参照)と、ストーカ5の上方
空間で燃焼により生じた排ガスを排出する幅狭の煙道8
とを設けて構成してある。
【0008】前記煙道8の下流には廃熱ボイラ9を設け
てあり、燃焼室3で発生した燃焼熱エネルギィが蒸気の
形で取り出され、発電機10に供給される。さらに、排
ガスは電気集塵機等からなる排ガス処理設備11により
塵埃や有害ガスが除去されて煙突から排気される。
【0009】ストーカ5は、投入ゴミを乾燥させ着火点
近傍温度まで加熱する乾燥帯5aと、乾燥ゴミを燃焼さ
せる燃焼帯5bと、その燃焼帯5bで燃焼したゴミを灰
化する後燃焼帯5cとを上方から下方に段階的に配置し
て構成してあり、各々搬送用の油圧シリンダ(図示せ
ず)で斜め上下方向に摺動する火格子5dを設けてゴミ
を攪拌しながら灰ピット4方向へ搬送する。
【0010】ストーカ5の下部には、ブロワファンと加
熱器とからなり、火格子5d上のゴミに対して下方から
高温の燃焼用の空気を供給する燃焼用空気供給装置12
を設けてある。
【0011】以上が、焼却炉の概略構成であるが、以下
に本願の特徴部分である炉壁部15の構成について図
1、図2、図3に基づいて説明する。この炉壁部15
は、炉の最も外側に位置する側壁6と、この側壁6の内
面部に複数配設される冷却水管16と、さらにこの冷却
水管16に対して燃焼室3側に設けられる熱遮蔽用鉄板
17とを備えて構成されている。そして、冷却水管16
と熱遮蔽用鉄板17との間には、同様に鉄製の伝熱部材
としてのブロック部材18が配設されている。ここで、
冷却水管16及びブロック部材18は側壁6に固定され
ており、熱遮蔽用鉄板17は、これを側壁(冷却水管1
6及びブロック部材18等でも良い)6にボルト締めす
ることにより、交換可能に構成されている。さらに図示
するように、各ブロック部材18の中間部を二次空気供
給路19として形成するとともに、多数の空気供給口2
0を熱遮蔽用鉄板17に設けることにより、二次空気を
この鉄板17から燃焼室3に供給し、燃焼室3内の火炎
が炉壁部15に近接するのを防止するとともに、熱遮蔽
用鉄板17を冷却し、これの保護を図っている。
【0012】ここで回収された熱エネルギーは発電に利
用される。
【0013】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】都市ゴミ焼却炉の断面図
【図2】炉壁部の断面図
【図3】炉壁部の斜視図
【図4】都市ゴミ焼却炉の構成図
【符号の説明】
3 燃焼室 5 ストーカ 6 側壁 16 冷却水管 17 熱遮蔽用鉄板 18 伝熱部材 19 二次空気供給路 20 空気供給口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部にストーカ(5)を、前記ストーカ
    (5)の両側部に側壁(6)を備えた燃焼室(3)を備
    え、前記側壁(6)の前記燃焼室(3)に面する部位に
    冷却水管(16)を配設した都市ゴミ焼却炉であって、
    前記冷却水管(16)の前記燃焼室(3)側に熱遮蔽用
    鉄板(17)を配設し、前記冷却水管(16)と前記熱
    遮蔽用鉄板(17)とを伝熱部材(18)を介して伝熱
    可能に形成し、前記熱遮蔽用鉄板(17)を交換可能に
    設けてある都市ゴミ焼却炉。
  2. 【請求項2】 前記伝熱部材(18)に二次空気供給路
    (19)を設けるとともに、前記熱遮蔽用鉄板(17)
    に前記二次空気供給路(19)から前記燃焼室(3)に
    二次空気を供給する空気供給口(20)が設けられてい
    る請求項1記載の都市ゴミ焼却炉。
JP7049092A 1992-03-27 1992-03-27 都市ゴミ焼却炉 Pending JPH05272727A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108105786A (zh) * 2017-12-22 2018-06-01 福建省固体废物处置有限公司 一种固体废物处理装置及其处理方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108105786A (zh) * 2017-12-22 2018-06-01 福建省固体废物处置有限公司 一种固体废物处理装置及其处理方法
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