JPH0527270Y2 - - Google Patents

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JPH0527270Y2
JPH0527270Y2 JP1987141100U JP14110087U JPH0527270Y2 JP H0527270 Y2 JPH0527270 Y2 JP H0527270Y2 JP 1987141100 U JP1987141100 U JP 1987141100U JP 14110087 U JP14110087 U JP 14110087U JP H0527270 Y2 JPH0527270 Y2 JP H0527270Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば車両のキヤブサイドのよう
に、複数枚のパネルが抵抗溶接機により溶接され
るワークに対し、前記抵抗溶接機によるパネル同
士の仮打ち及び増打ちができるように前記ワーク
を支持するための治具に関するものである。
(従来技術) 従来一般に、複数枚のパネルを各々、抵抗溶接
機により接合して組付ける際、前記複数枚のパネ
ルの各々を位置決めするクランプ部材を有する溶
接用治具は知られている(例えば、実開昭59−
25380号公報)。
そして、一般に、複数枚のパネルを、上記のよ
うにクランプ部材により位置決めして溶接する際
には、クランプ部材でクランプされるパネルの部
位は溶接できないため、先ず、このクランプ部材
によつてクランプされている部位を除く所定位置
をパネルが相互にずれない程度に仮打ちして、パ
ネル間の位置決めを行う。その後、クランプ部材
によるクランプ状態を解除して、このクランプ部
材や治具台等が邪魔になつて溶接できなかつた部
位を増打ちして、完全にパネル間の接合を行うよ
うにしている。
しかしながら、従来の構成にあつては、上記の
ような仮打ち及び増打ちを行うために、その各々
に適した仮打ち用治具または増打ち用治具が個別
に必要となり、コスト的にも高くなる他、治具を
設置するスペースもそれだけ大きくなつてしまう
といつた課題があつた。
この点に鑑みられて、特公昭56−7473号公報に
開示されているように、1個の治具に、仮打ち時
にワークを支持する仮打ち用支持部材と増打ち時
にワークを支持する増打ち用支持部材とを備えさ
せ、この各支持部材を仮打ち作業や増打ち作業に
応じて相対的に移動させるようにして、この1個
の治具に、仮打ち用治具と増打ち用治具との両機
能を備えさせるようにしたものが提案されてい
る。
(考案が解決しようとする課題) ところが、この公報に開示されているような構
成であつても、未だ、以下に述べるような課題が
残されている。先ず、第1に、この公報のもの
は、各支持部材がワークを水平状態で支持するよ
うになつているため、ワークの支持を確実に行う
ためには、各支持部材の設備場所が多く必要にな
り、それに伴つて水平方向における治具全体の大
型化を招いてしまう。第2に、ワークを仮打ち用
支持部材に一旦組付けた状態から、この仮打ち用
支持部材をワークと共に溶接作業位置まで水平移
動させるようにしているために、ワークを仮打ち
用支持部材に組付ける組付位置スペースと溶接作
業するための溶接作業位置スペースとが必要にな
つて、これによつても水平方向における治具全体
の大型化を招いてしまう。また、そればかりでは
なく、この各スペース間を移動する時間を要する
ために、溶接作業全体としての時間の短縮化を図
るには限界があつた。第3に、仮打ち用支持部材
はワークの下側を、増打ち用支持部材はワークの
上側を夫々支持するようになつており、つまり、
各支持部材はワークを挟んだ位置に夫々配置され
るようになつているので、ワークの厚さ方向(こ
の公報では上下方向)における治具の大型化を来
してしまう。第4に、増打ち作業にあつては、増
打ち用支持部材を駆動させて該増打ち用支持部材
によつてワークを保持させた状態として、仮打ち
用支持部材を駆動させて該仮打ち用支持部材を降
下させてワークから退避させ、その後、増打ちを
行うようにしているので、この際、増打ち用支持
部材と仮打ち用支持部材との両支持部材を駆動さ
せる必要があり、多くの駆動力を要しランニング
コストの増大に繋つてしまう。
本考案は、これらの点に鑑みてなされたもので
あつて、治具全体に小型化、溶接作業全体として
の時間の短縮化及びランニングコストの低減を共
に図ることができる抵抗溶接用治具を得ることを
目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案が講じた
手段は、ワークを建付け状態で支持する支持部材
を鉛直方向に複数備えさせ、そのうち一部のみを
駆動させてワークを、組付け位置を兼ねた仮打ち
位置と増打ち位置との間で移動させるようにし
た。具体的には、複数枚のパネルを合せてなるワ
ークに対し、該ワークの各パネル同士を抵抗溶接
機により仮打ち及び増打ちによつて互いに溶接可
能とするように、前記ワークを支持する抵抗溶接
用治具を前提としている。そして、立設状態の治
具ベースを備えさせ、該治具ベースに、前記ワー
クを建付け状態で支持する支持手段を設ける。そ
して、この支持手段を、ワークが組付けられた状
態で、そのまま仮打ち作業が行われるように、前
記治具ベースの側面に固着されて、仮打ち時には
建付け状態のワークの上下方向の略中央部を保持
し、増打ち時には該保持状態が解除される仮打ち
用支持部材と、前記仮打ち用支持部材の上方に配
置され、前記治具ベースに固着された筒体と該筒
体に対してワークに向つて出没可能に挿通された
支持ロツドとを有し、仮打ち時にはワークに干渉
しない退避位置にあり、増打ち時には前記支持ロ
ツドが前進移動して前記ワークの上端部を保持し
た状態で該ワークを前記仮打ち用支持部材から離
れた位置まで移動させ、この移動した位置でワー
クの上端部を支持する増打ち用上端部支持部材
と、前記仮打ち用支持部材の下方に配置され、仮
打ち時にはワークに干渉しない退避位置にあり、
増打ち時には移動して前記仮打ち用支持部材から
離れた位置に移動されたワークの下端部を支持す
る増打ち用下端部支持部材とを備えさせるような
構成としている。
(作用) 上記の構成により、本考案では、先ず、ワーク
の上下方向の略中央部を仮打ち用支持部材によつ
て保持させ、このワークを建付け状態で支持す
る。この状態で、この仮打ち用支持部材によつて
保持されている部位以外の所定箇所を抵抗溶接機
により仮打ちする。その後、増打ち動作に移る。
この動作では、前記仮打ち用支持部材による保持
状態を解除すると共に、増打ち用上端部支持部材
の支持ロツドを退避位置から前進移動させてワー
クの上端部を保持させた状態で該ワークを前記仮
打ち用支持部材から離れた位置まで移動させ且
つ、増打ち用下端部支持部材を退避位置から移動
させて前記仮打ち用支持部材から離れた位置に移
動されたワークの下端部を支持させる。この状態
で、前記仮打ち動作では仮打ち用支持部材が邪魔
になつて溶接できなかつた部位などを増打ちして
各パネルを溶接する。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基いて説明す
る。
本例に係る抵抗溶接用治具は、複数枚のパネル
が合されてなるワークWとしての車両のキヤブサ
イドの溶接に際して使用されるものであつて、該
ワークWの各パネル同士を抵抗溶接機15による
仮打ち及び増打ちによつて溶接可能とするよう
に、該ワークWを支持するものである。また、特
に、本治具は、第1図に示す如く、2個のワーク
W,Wを同時に支持できるようになつており、複
数の抵抗溶接機15を適用することにより、この
2個のワークW,Wの溶接作業の同時進行を可能
としている。
また、この抵抗溶接用治具は、その中央部に治
具ベース1が立設されており、この治具ベース1
に対して第1図において左右対称な構成とされて
いる。そして、この抵抗溶接用治具は、前記治具
ベース1に設けられた仮打ち用支持部材,増打
ち用上端部支持部材II及び増打ち用下端部支持部
材によつて、ワークWの仮打ち作業及び増打ち
作業に応じて、ワークWを建付け状態で支持する
ように構成されている。つまり、この各支持部材
,,によつて本考案でいう支持手段が構成
されている。以下、この各支持部材,,に
ついて詳細に説明する。
仮打ち用支持部材は、ワークWの仮打ち時に
前記ワークWを支持するものであつて、支持ブラ
ケツト2とクランプ部材3とを備えて成つてい
る。前記支持ブラケツト2は、内側端が前記治具
ベース1の側面に固着されて複数本(本例では3
本)が上下に並設されて成つており、その配設位
置は、前記治具ベース1の上下両端から所定寸法
を存した中央寄りに設定されている。また、この
各支持ブラケツト2,2,…は、夫々の長さ寸法
が、ワークWの形状に応じて設定されている。つ
まり、第1図に示すような形状のワークWを支持
するものにあつては、最上部の支持ブラケツト2
が他の支持ブラケツト2,2よりも長く、中央部
及び最下部の支持部ラケツト2,2は、互いに略
同寸法で前記最上部の支持ブラケツト2よりも短
く設定されている。一方、前記クランプ部材3
は、各支持ブラケツト2に対応して複数設けら
れ、該支持ブラケツト2の外側端部との間でワー
クWを挟持して位置固定するためのトグル式のも
のであつて、第3図に示すように、本体12と、
該本体12に回動自在に支持されたハンドル13
と、該ハンドル13に連動する押えアーム14と
で構成されており、前記本体12の基端部が前記
治具ベース1に取付けられている。そして、この
クランプ部材3の動作としては、前記ハンドル1
3を第3図における矢印X方向に回動させること
により、押えアーム14が支持ブラケツト2の外
側端部に近接するように移動し、該支持ブラケツ
ト2との間でワークWを挟持することになる。こ
のような構成により、この仮打ち用支持部材に
よつてワークWが支持された状態では、該ワーク
Wの上下方向の略中央部の複数箇所が支持ブラケ
ツト2とクランプ部材3との間で保持された状態
で、該ワークWが治具に支持される。また、前記
クランプ部材3のハンドル13を戻すと、該クラ
ンプ部材3と支持ブラケツト2とによるワークW
の保持状態が解除されて、仮打ち用支持部材に
よるワークWの支持が解放されるようになつてい
る。
一方、増打ち用上端部支持部材は、ワークW
の増打ち時に前記ワークWの上端部を支持するも
のであつて、筒体6と支持ロツド5とを備えてな
つている。筒体6は、前記治具ベース1の上端部
近傍位置において、その内側端が前記治具ベース
1の側面に固着されて、水平方向外側に延びてい
る。また、この筒体6の長さ寸法としては、その
外側端が、前記仮打ち支持部材に支持されてい
るワークWに干渉しないように、このワークWか
ら後退された位置となるように設定されている。
一方、支持ロツド5は、前記筒体6に出没自在に
挿通されており、第1図に実線で示す没入状態で
は、その外側端がワークWに干渉しないように設
定されている一方、第1図に仮想線で示す突出状
態では前記筒体6の外側端から所定寸法だけ突出
するように構成されている。また、この支持ロツ
ド5の外側端部にはワークWの上端部を保持する
支持受部4が備えられている。従つて、この増打
ち用上端部支持部材は、ワークWの仮打ち時に
は、支持ロツド5がワークWから後退されて退避
位置Aにあり、増打ち時には、前記支持ロツド5
が前進移動し、この前進移動の途中で、前記支持
受部4がワークWの上端部を保持し、これより、
ワークWは、支持ロツド5の外側端部に保持され
た状態で該支持ロツド5の前進移動に伴つて移動
されるようになつている。また、この支持ロツド
5の最前進位置(第1図に仮想線で示す位置)に
あつては、ワークWが、第1図に仮想線で示す状
態で支持されることになる。つまり、この増打ち
用上端部支持部材は、ワークWを前記仮打ち用
支持部材から離れた位置まで移動させ、この移
動した位置でワークWの上端部を支持するように
構成されている。
そして、増打ち用下端部支持部材は、ワーク
Wの増打ち時に前記ワークWの下端部を支持する
ものであつて、前記治具ベース1の下端部側面か
ら水平方向外側に延びる固定ブラケツト8の先端
部に第1図の紙面鉛直方向に延びる回動軸9によ
つて回動自在に支持された回動部材7によつてな
つている。また、この回動部材7は、ワークWの
仮打ち時には、第1図に実線で示すように、回動
軸9から垂下された状態で退避位置A′にあり、
増打ち時には、第1図に仮想線で示すように水平
状態まで回動して、前記支持ロツド5の移動に伴
つて移動されたワークWの下端部を、その上面で
支持するようになつている。
また、前記治具ベース1には、該治具ベース1
を移動させるためのローラ10及びこの治具ベー
ス1をフロア面に対してレベリング調整を行うレ
ベリング調整部材11が複数設けられている。
次に、上述の如く構成された抵抗溶接用治具を
用いた溶接作業について説明する。この溶接作業
は、ワークWの治具への組付け作業の後、仮打ち
作業、増打ち作業の順で行われる。
先ず、ワークWの治具への組付け作業では、複
数枚のパネルが合された状態のワークWを支持ブ
ラケツト2に建付けるように配置し、クランプ部
材3のハンドル13を操作して、該クランプ部材
3の押えアーム14と支持ブラケツト2との間で
ワークWを挟持して保持する。これによつて仮打
ち用支持部材にワークWが建付け状態で支持さ
れたことになる。また、この際には、前記増打ち
用上端支持部材の支持ロツド5は後退されて退
避位置Aにあり、増打ち用下端部支持部材の回
動部材7は回動軸9から垂下された退避位置
A′にある。
そして、この状態において、前記クランプ部材
3によつて挟持されている部位以外の数箇所を抵
抗溶接機15によつて仮打ちし、各パネル同士が
相対的に位置ずれしない程度に溶接する。
そして、この仮打ち作業の後、増打ち作業に移
る。この際には、先ず、作業者がクランプ部材3
のクランプ状態をハンドル13の操作によつて解
除し、仮打ち用支持部材によるワークWの支持
状態を解除する。そして、これと同時に前記増打
ち用上端部支持部材の支持ロツド5を前進移動
させ、退避位置Aから支持位置Bまで移動させ
る。この際、この移動の途中で支持ロツド5の支
持受部4がワークWの上端部を保持し、この前進
移動に伴つて該ワークWを第1図に実線で示す位
置から仮想線で示す位置まで移動させる。これに
よつて、該ワークWは仮打ち用支持部材から離
れた位置まで移動されることになる。また、この
支持ロツド5の前進移動と共に増打ち用下端部支
持部材の回動部材7が水平状態まで回動されて
退避位置A′から支持位置B′に移動し、前記支持
ロツド5の前進に伴つて移動したワークWの下端
部が、この回動部材7の上面に当接され、この当
接部分を図示しないハンド式のクランパによつて
ワークWを回動部材7上に支持させる。このよう
な動作により、ワークWと仮打ち用支持部材と
の間には所定の空間が形成された状態で、該ワー
クWは、上端部が増打ち用上端部支持部材に、
下端部が増打ち用下端部支持部材に夫々支持さ
れることになる。従つて、仮打ち時に、前記支持
ブラケツト2やクランプ部材3が邪魔となつて溶
接作業が行えなかつた部位に対して増打ちによつ
て容易に溶接することができ、ワークW全ての箇
所に対して良好な溶接作業を行うことができる。
そして、この治具上で、仮打ち及び増打ち作業が
終了すると、増打ち用上端部支持部材及び増打
ち用下端部支持部材による支持状態を解除させ
て、ワークWが治具から取外され、該ワークWは
次工程に送られることになる。
このように、本例の構成によれば、仮打ち及び
増打ちの各作業が良好に行えるばかりでなく、従
来技術において課題とされていた治具全体の小型
化、溶接作業全体としての時間の短縮化及びラン
ニングコストの低減を共に図ることができる。つ
まり、各支持部材,,がワークWを建付け
状態で支持するようになつているので、従来のよ
うに、水平状態で支持するようなものに比べて、
水平方向における治具全体の小型化を図ることが
できる。また、ワークWを仮打ち用支持部材に
支持させた状態で、そのまま仮打ち作業を行うよ
うにしているので、従来のように、ワークを仮打
ち用支持部材に一旦組付けた状態から、この仮打
ち用支持部材をワークと共に溶接作業位置まで水
平移動させるために、組付位置スペースと溶接作
業位置スペースとを必要とするようなものに比
べ、治具全体の小型化を図ることができる。ま
た、そればりでなく、従来のような各スペース間
を移動する時間が不要であるので、溶接作業全体
としての時間の短縮化を図ることもできる。そし
て、各支持部材,,はワークWに対して片
側(第1図にあつてはワークWに対して内側)に
のみ上下に並設された状態で配置されているの
で、従来のように、各支持部材をワークを挟んだ
位置に配置するようなものに比べて、ワークWの
厚さ方向における治具全体の大きさを小さくする
ことができる。更に、増打ち作業にあつては、上
下の増打ち用支持部材,を駆動させるのみで
あつては、仮打ち用支持部材を駆動させるもの
ではないので、従来のように、増打ち用支持部材
と仮打ち用支持部材との両支持部材を駆動させる
ものに比べて駆動部分を減少でき構造の簡略化及
びランニングコストの低減を図ることができる。
尚、本実施例では、増打ち用下端部支持部材
としての回動部材7を回動によつて退避位置と支
持位置との間で移動させるようにしたが、本考案
は、これに限らず、増打ち用上端部支持部材と
同様に進退移動するような構成としてもよい。
(考案の効果) 以上説明してきたように、本考案によれば、ワ
ークが組付けられた状態で、そのまま仮打ち作業
が行われるように、治具ベースの側面に固着され
て、仮打ち時に建付け状態のワークの上下方向の
略中央部を保持する仮打ち用支持部材と、前記仮
打ち用支持部材の上方に配置され、前記治具ベー
スに固着された筒体と該筒体に対してワークに向
つて出没可能に挿通された支持ロツドとを有し、
仮打ち時にはワークに干渉しない退避位置にあ
り、増打ち時には前記支持ロツドが前進移動して
前記ワークの上端部を保持した状態で該ワークを
前記仮打ち用支持部材から離れた位置まで移動さ
せ、この移動した位置でワークの上端部を支持す
る増打ち用上端部支持部材と、前記仮打ち用支持
部材の下方に配置され、仮打ち時にはワークに干
渉しない退避位置にあり、増打ち時には移動して
前記仮打ち用支持部材から離れた位置に移動され
たワークの下端部を支持する増打ち用下端部支持
部材とを備えさせるような構成としたために、ワ
ークを建付け状態で支持したことによる水平方向
における治具全体の小型化、ワークを仮打ち用支
持部材に支持させた状態で、そのまま仮打ち作業
を行うようにしたことによる治具全体の小型化及
び溶接作業時間の短縮化、各支持部材をワークに
対して片側に上下に並設したことによるワークの
厚さ方向における治具全体の小型化、更には、仮
打ち用支持部材を駆動不要な部材としたことにな
る構造の簡略化及びランニングコストの低減な
ど、従来技術における課題を一挙に解消すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例の治具全体を示す側面図、第
2図はその正面図、第3図はクランプ部材を示す
拡大斜視図である。 1……治具ベース、5……支持ロツド、6……
筒体、15……抵抗溶接機、……仮打ち用支持
部材、……増打ち用上端部支持部材、……増
打ち用下端部支持部材、W……ワーク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 複数枚のパネルを合せてなるワークに対し、該
    ワークの各パネル同士を抵抗溶接機により仮打ち
    及び増打ちによつて互いに溶接可能とするよう
    に、前記ワークを支持する抵抗溶接用治具であつ
    て、 立設状態の治具ベースを備え、該治具ベースに
    は前記ワークを建付け状態で支持する支持手段が
    設けられており、 該支持手段は、 ワークが組付けられた状態で、そのまま仮打ち
    作業が行われるように、前記治具ベースの側面に
    固着されて、仮打ち時には建付け状態のワークの
    上下方向の略中央部を保持し、増打ち時には該保
    持状態が解除される仮打ち用支持部材と、 前記仮打ち用支持部材の上方に配置され、前記
    治具ベースに固着された筒体と該筒体に対してワ
    ークに向つて出没可能に挿通された支持ロツドと
    を有し、仮打ち時にはワークに干渉しない退避位
    置にあり、増打ち時には前記支持ロツドが前進移
    動して前記ワークの上端部を保持した状態で該ワ
    ークを前記仮打ち用支持部材から離れた位置まで
    移動させ、この移動した位置でワークの上端部を
    支持する増打ち用上端部支持部材と、 前記仮打ち用支持部材の下方に配置され、仮打
    ち時にはワークに干渉しない退避位置にあり、増
    打ち時には移動して前記仮打ち用支持部材から離
    れた位置に移動されたワークの下端部を支持する
    増打ち用下端部支持部材とを備えていることを特
    徴とする抵抗溶接用治具。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS567473A (en) * 1979-06-29 1981-01-26 Mitsubishi Electric Corp Semiconductor switching device

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JPS567473A (en) * 1979-06-29 1981-01-26 Mitsubishi Electric Corp Semiconductor switching device

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