JPH0527259U - 気化器のチヨーク弁機構 - Google Patents

気化器のチヨーク弁機構

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JPH0527259U
JPH0527259U JP1726091U JP1726091U JPH0527259U JP H0527259 U JPH0527259 U JP H0527259U JP 1726091 U JP1726091 U JP 1726091U JP 1726091 U JP1726091 U JP 1726091U JP H0527259 U JPH0527259 U JP H0527259U
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JP
Japan
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choke
choke valve
bore
valve
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP1726091U
Other languages
English (en)
Inventor
貴 赤城
稔 上田
直人 大野
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂製チョークシャフトを使用するチョーク
弁機構において、チョ−ク弁の全閉度性能の向上、及び
チョ−クボアの孔面への食付きの防止を図る。 【構成】 チョ−クボアの上半分部分にチョ−ク弁の上
部分が面的に当接するストッパ−を設けることにより、
チョ−ク弁の閉動作位置を正確に規制し、気密度が向上
し、かつ食込みが防止される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】 A. 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 この考案は、気化器のチョーク弁機構に関し、更に詳しくは、樹脂製のチョー クシャフトを使用するチョーク弁機構に関する。
【0002】 (2) 従来の技術及びその問題点 樹脂製のチョークシャフトに係止爪を有する板状のチョーク弁を該樹脂製シャ フトの弾性を利用して嵌合固定するチョーク弁機構は、汎用気化器において、そ の経済性の観点から、多用されているところである。 しかしながら、該チョーク弁機構を構成する部品及び気化器本体のチョークボ ア寸法の各誤差の集積から、チョークボアとチョーク弁の周辺部との間に隙間が 形成されることになり、この結果、全閉度性能の悪いものとなっている。このた め、自動二輪車への適用への隘路となっている。 また、チョーク弁が直接的にチョークボアの孔面に当接するものであるので、 チョーク弁の食付きに伴う応答性の悪化も無視できないものである。
【0003】 (3) 考案が解決しようとする課題 本考案は前記実情に鑑みなされたものであり、この種の樹脂製チョークシャフ トを使用するチョーク弁機構において、チョーク弁の全閉度性能の向上、及び、 チョーク弁のチョークボアの孔面への食付きの防止を図ることにより、二輪車用 気化器への適用を可能とすることを目的とする。
【0004】 B. 考案の構成 (1) 問題点を解決するための手段 本考案の気化器のチョーク弁機構は上記目的を達成するため、次の構成を採る 。 樹脂製のチョークシャフトに、係止爪を有し、かつ、その閉作動において気化 器本体内に形成したチョークボアを閉塞する板状のチョーク弁を該係止爪をもっ て嵌合固定してなる気化器におけるチョーク弁機構において、前記チョークボア 内の実質的上半分に前記チョーク弁の閉作動状態で該チョーク弁の上縁部が当接 するストッパーを設けてなる、ことを特徴とする。
【0005】 (2) 作用 チョーク弁の閉動作において、該チョーク弁の上縁部がストッパーに面的に当 接する。
【0006】 (3) 実施例 本考案の気化器のチョーク弁機構の実施例を図面に基づいて説明する。 図1〜図3はその一実施例であって、自動二輪車に常用されるケーブル操作型 摺動絞り弁を備えた気化器への適用例を示す。すなわち、図1は本チョーク弁機 構をもつ気化器の全体構成を示し、図2及び図3はその要部の構成を示す。
【0007】 先ず、図1において、Cは気化器であって、吸気通路1が縦断的に形成された 気化器本体2と、該気化器本体2の下部にフロート室3を画成して配されたフロ ート室体4とから構成される。気化器本体2は金属素材により形成され、フロー ト室体4は金属素材あるいは合成樹脂材より形成される。 吸気通路1中には、上流側にはチョーク弁5がチョークシャフト6をもって回 転自在に配され、下流側にはニードル弁7を下端に保持し、吸気通路1を横断的 に上下動する摺動絞り弁8が、それぞれ配されている。なお、チョーク弁5の配 される吸気通路1の部分1aをチョークボアという。
【0008】 摺動絞り弁8の下端は吸気通路1との間隙でベンチェリ部10を構成する。 摺動絞り弁8は、気化器本体2に突設された案内筒11の内面の摺動案内筒孔 11aに沿って上下動する。すなわち、該摺動絞り弁8は、図示を省略したケー ブルをもって同じく図示を省略した戻しばねの付勢力に抗して引き上げられる構 成を採る。 ニードル弁7は吸気通路1に臨んで装着されたニードルジェット13のノズル 孔13a内に挿し込まれ、かつ、該ニードル弁7がニードルジェット13から引 き上げられた際、フロート室3から取り入れられ、メインジェット14により計 量される燃料をその間隙からベンチェリ部10へと噴出させる。15はこのメイ ン系のニードルジェット13に連通する空気通路であって、図示されるように、 チョーク弁5よりも上流側に開口する。 その他、図において、16はスロー系の燃料ジェットであり、17はそのパイ ロット通路であり、該パイロット通路17は分岐部17aを介して分岐し、一端 は絞り弁8の直下のベンチュリ部10のバイパスピッチ18に導びかれ、他端は パイロットスクリュウ19を介して絞り弁8の下流で吸気通路1に開口する吐出 ポート20に導びかれる。
【0009】 しかして、本実施例においては、吸気通路1の上流側に配されるチョーク弁5 及びチョークシャフト6よりなるチョーク弁機構に特徴を有する。 図1及び図2を参照して、チョーク弁5は一定厚さを有し、上下部が円弧状を なし、両側が平行に切断され、いわゆる小判形の形状をなし、この形状はチョー クボア1aの形状に一致するものである。 チョーク弁5の前面には、上下に所定の間隔を保って、かつ、中心線を挟んで 左右対称位置に、係止爪22が突設されている。上下の間隔はチョークシャフト 6の径よりも若干小さくなる。
【0010】 チョークシャフト6は合成樹脂材により所定長さの棒状体をなし、その中央部 にこのチョーク弁5が添設固定され、その両端部は気化器本体2に穿孔された貫 通孔23内に挿通され、気化器本体2外へ延設される。 もっと詳しくは、チョークシャフト6の中央部は平坦面24をもって半円断面 状に切り欠かれ、この平坦面24にチョーク弁5が当接され、かつ、チョーク弁 5から突設する係止爪22がチョークシャフト6に係合する。この場合、係止爪 22は剛性をもち、チョークシャフト6のわずかな弾性を利用して嵌め込まれて 係合する。チョークシャフト6はチョーク弁5の中間部よりも上方寄りに偏心し て取り付けられる。
【0011】 一方、チョークボア1aにおいては、その上部にストッパー26が膨出状に形 成される。 もっと詳しくは、該ストッパー26はボア1aの上方部をチョークシャフト6 の近傍部にまで延設される。そして、ストッパー26の前端面がストッパー面2 7となり、この面27でチョーク弁5の板面に当接する。該ストッパー面27は チョーク弁5の姿勢との関係で傾斜状となる。
【0012】 なお、チョークシャフト6の外延部は図示を省略したが、公知の機構に連動す るものであり、チョークシャフト6の回転駆動をなすレバーも樹脂素材により形 成され、チョークシャフト6との一体化が図られる。
【0013】 本実施例の気化器のチョーク弁機構は次のように作用する。 チョーク弁5の図1のロ方向への開状態においては、チョーク弁5は吸気通路 1に平行状となり、空気の流れを阻害しない。 チョーク機構を作動させ、チョーク弁5を閉状態とするとき、チョークシャフ ト6を中心として図1のイ方向の閉じ方向へ回転し、チョーク弁5はその上縁部 をストッパー26のストッパー面27に当接して停止する。 このとき、チョーク弁5の下線はチョークボア1aの孔面に接触するか、わず かな隙間を存して止まる。該隙間は通気に影響を与えない。
【0014】 このように、本実施例の気化器のチョーク弁機構によれば、チョーク弁5は、 その上半分において、チョークボア1aのストッパー面27と面的に当接するの で、隙間が生ぜず、従って、当該部からの通気が遮断され、十全の気密作用を発 揮することができる。 また、チョーク弁5はチョークボア1aに対して面当りとなるので、食込みが 防止される。 更に、チョーク弁5はストッパー26により位置が規制されるので、チョーク 弁5の下縁部も正確にチョークボア1aの孔面に接触させることも、あるいはわ ずかな隙間を存して停止させることができる。 なお、レバーを含め、樹脂一体のシャフトすることにより、レバーのかしめ工 程の廃止、また、チョーク弁のビス止め構造の廃止ができ、コストの削減ができ る。
【0015】 C. 考案の効果 本考案によれば、チョーク弁の開動作において、チョーク弁の上半分を止める 上縁部がストッパーと面的に当接することにより気密性が向上し、かつ、ストッ パーによるチョーク弁の位置が正確に規制され、チョーク弁の下縁部もチョーク ボアの孔面に気密をもって停止することができ、全閉度性能が格段に向上する。 また、チョーク弁のチョークボアへの食込みがなく、応答性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の気化器のチョーク弁機構の一実施例を
示す気化器全体の断面図。
【図2】図1のII−II線矢視図。
【符号の説明】
1a…チョークボア、2…気化器本体、5…チョーク
弁、6…チョークシャフト、22…係止爪、26…スト
ッパー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂製のチョークシャフトに、係止爪を有
    し、かつ、その閉作動において気化器本体内に形成した
    チョークボアを閉塞する板状のチョーク弁を該係止爪を
    もって嵌合固定してなる気化器におけるチョーク弁機構
    において、 前記チョークボア内の実質的上半分に前記チョーク弁の
    閉作動状態で該チョーク弁の上縁部が当接するストッパ
    ーを設けてなることを特徴とする気化器のチョーク弁機
    構。
JP1726091U 1991-02-28 1991-02-28 気化器のチヨーク弁機構 Pending JPH0527259U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1726091U JPH0527259U (ja) 1991-02-28 1991-02-28 気化器のチヨーク弁機構

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JP1726091U JPH0527259U (ja) 1991-02-28 1991-02-28 気化器のチヨーク弁機構

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Publication Number Publication Date
JPH0527259U true JPH0527259U (ja) 1993-04-09

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ID=11938997

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JP1726091U Pending JPH0527259U (ja) 1991-02-28 1991-02-28 気化器のチヨーク弁機構

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JP (1) JPH0527259U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8245688B2 (en) 2008-12-11 2012-08-21 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Intake system for internal combustion engine
JP2017053314A (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 株式会社デンソー 内燃機関用吸気負圧発生装置

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