JPH05272479A - 回転圧縮機の製造方法 - Google Patents

回転圧縮機の製造方法

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JPH05272479A
JPH05272479A JP4068355A JP6835592A JPH05272479A JP H05272479 A JPH05272479 A JP H05272479A JP 4068355 A JP4068355 A JP 4068355A JP 6835592 A JP6835592 A JP 6835592A JP H05272479 A JPH05272479 A JP H05272479A
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welding
cylinder
spot
closed container
container
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JP4068355A
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English (en)
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Manabu Takenaka
学 竹中
Kenzo Matsumoto
兼三 松本
Hideyasu Sakaniwa
秀康 酒庭
Hitomi Takagi
ひとみ 高木
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリンダブロック10を密閉容器1の内壁に
スポット溶接によって固定したときの熱応力による歪み
を防止する。 【構成】 シリンダブロック10は円筒状のシリンダ7
及びこのシリンダの両側に径方向に延びて密閉容器1の
内壁に取付けられる支持腕8,9を有している。このシ
リンダブロック10の支持腕8,9にはスポット溶接が
施されている。このスポット溶接部は略二等辺三角形の
形状に形成されている。スポット溶接部は一方の支持腕
8に最初にスポット溶接を施し、次にこのスポット溶接
を行っている間に2ケ所のスポット溶接を同時に施し、
これらのスポット溶接による熱応力でシリンダブロック
10の中心がずれたり、倒れが生じたりしないようにし
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は回転圧縮要素のシリン
ダを密閉容器に溶接により取付ける回転圧縮機の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来一般の回転圧縮機は密閉容器の内壁
にシリンダを取付け、このシリンダを密閉容器の外側か
らスポット溶接によって固定している(実公昭51−2
326号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
回転圧縮機はスポット溶接を1ケ所づつ順番に行うか、
あるいは、スポット溶接を同時に行う方法が取られてい
た。そのため、1ケ所づつ順番に行う方法では、溶接の
都度シリンダに押し込み力が作用したり、また、同時に
行う方法では溶接ケ所を均等に配置できない場合にこの
溶接の熱応力による押し込み力の合力が釣り合わなかっ
たりして、密閉容器内で前記シリンダが移動したり、倒
れたりしてシリンダの中心がずれ電動要素の固定子と回
転子との間の隙間にバラツキが生じ、前記固定子の吸引
によって回転子が固定子に当ったりする問題があった。
【0004】この発明は上記の問題を解決するもので、
スポット溶接時の押し込み力によるシリンダの移動や倒
れを防止した回転圧縮機の製造方法を提供することを目
的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は密閉容器と、
この容器内の上側に収納される電動要素と、下側に収納
される回転圧縮要素と、前記電動要素の回転力を回転圧
縮要素に伝える回転軸とを備え、前記回転圧縮要素を、
円筒状のシリンダ及びこのシリンダの対向する両側に径
方向に延びて密閉容器の内壁に接触される支持腕を有す
るシリンダブロックと、前記シリンダの内壁に沿って回
転軸の偏心部によって回転するローラと、前記ローラに
接して前記シリンダ内を高圧室及び低圧室とに区画する
ベーンと、前記シリンダの開口を封じる枠体とで構成
し、前記回転圧縮要素のシリンダの支持腕を密閉容器の
外側からスポット溶接してこの密閉容器に固定し、前記
スポット溶接を支持腕のうちの一方の支持腕に1ケ所、
反対側の他方の支持腕に2ケ所設け、前記1ケ所の溶接
の開始を、前記2ケ所の溶接の開始より早めるととも
に、前記2ケ所の溶接を同時に行うものである。
【0006】
【作用】この発明は上記のように構成したことにより、
略二等辺三角形の形状に形成されたスポット溶接部のう
ちの頂点を最初に溶接し、次に開始をずらして残りの2
ケ所を同時に溶接し、夫々の溶接によってシリンダに作
用する押し込み力を打ち消してシリンダの移動や倒れを
防止するようにしたものである。
【0007】
【実施例】以下この発明を図に示す実施例に基づいて説
明する。
【0008】図1はこの発明の一実施例を示す回転圧縮
機の断面図である。図2は密閉容器とシリンダとをスポ
ット溶接する状態を示す平面図である。
【0009】1は密閉容器で、この容器内には上側に電
動要素2が、下側にこの電動要素によって駆動される回
転圧縮要素3が夫々収納されている。電動要素2は固定
子4と、この固定子の内側に配置される回転子5と、こ
の回転子の中央に挿入して取付けられる回転軸6とで構
成されている。
【0010】回転圧縮要素3は円筒状のシリンダ7及び
このシリンダの対向する両側に径方向に延びて密閉容器
1の内壁に取付けられる支持腕8,9を有するシリンダ
ブロック10と、回転軸6の偏心部11によってシリン
ダ7の内壁に沿って回転されるローラ12と、片方の支
持腕9に形成された摺動溝13内を摺動してローラ12
に接してシリンダ7内を高圧室14及び低圧室15に区
画するベーン16と、シリンダ7の開口を封じる上部枠
体17及び下部枠体18と、この上部枠体に取付けて内
部に吐出マフラー室19を形成したカップ本体20とで
構成されている。上部枠体17にはシリンダ7内とカッ
プ本体20内とを連通する吐出ポート21が設けられて
いる。この吐出ポートは吐出弁22によって開閉されて
いる。カップ本体20には密閉容器1内に開口する吐出
口23が設けられている。
【0011】24,25,26はシリンダ7の支持腕
8,9を密閉容器1の内壁に固定するスポット溶接部
で、このスポット溶接部は一方の支持腕8に1ケ所、他
方の支持腕9に2ケ所施され、略二等辺三角形の形状に
形成されている。
【0012】スポット溶接は最初に支持腕8に1ケ所施
し、次に、支持腕9に同時に2ケ所施す。すなわち、ス
ポット溶接は最初の溶接を行っている間に、次の溶接を
開始するようにしている。また、スポット溶接時間は夫
々1秒前後で、最初の溶接の開始から次の溶接の開始ま
での時間を0.3〜0.6秒あけている。
【0013】27はシリンダ7内に連通する吸込管で、
この吸込管にはアキュームレータ28が溶接によって取
付けられている。29は密閉容器1の上壁に取付けられ
た吐出管である。
【0014】このように構成された回転圧縮機の製造方
法において、組立順序を説明すると、まずシリンダブロ
ック10は密閉容器1の内壁に焼バメ固定される。そし
て、次にシリンダブロック10の支持腕8,9は密閉容
器1の外側からスポット溶接されてこの密閉容器に固定
される。すなわち、シリンダブロック10は支持腕8,
9に略二等辺三角形の形状に形成されるスポット溶接部
24,25,26で密閉容器1に固定される。また、こ
のスポット溶接は、支持腕8に頂点となる最初の溶接を
1ケ所施し、このスポット溶接の終了前に反対側の支持
腕9に2ケ所のスポット溶接を同時に施す。
【0015】スポット溶接部24,25,26は熱応力
の小さい1ケ所のスポット溶接を先に施すことにより、
最初のスポット溶接部24の剛性を予め高めておいて、
2ケ所同時に行うスポット溶接の熱応力による合力を打
ち消すようにし、溶接による熱応力でシリンダブロック
10に歪みが生じないようにしている。これにより、シ
リンダブロック10はスポット溶接部24,25,26
を熱応力が釣り合うように均等に配置しなくても、スポ
ット溶接で移動したり、倒れたりしないようにできるよ
うにされている。
【0016】回転圧縮要素3はシリンダブロック10の
支持腕8,9をスポット溶接でバランスさせて密閉容器
1の内壁に固定することにより、シリンダ7の中心がず
れたり、このシリンダが倒れたりすることがなく、電動
要素2の回転力を伝える回転軸6で固定子4と回転子5
との間の隙間が一定に確保され、運転時の吸引作用でこ
の回転子が固定子に当って騒音が発生するのを抑えられ
るようにしている。
【0017】また、頂点のスポット溶接部24は±15
°の範囲内で溶接ケ所を移動させてもスポット溶接部2
5,26の溶接時の熱応力を打ち消すことができるよう
にされている。
【0018】さらに、シリンダブロック10はスポット
溶接による中心のずれや倒れを抑えることにより、アキ
ュームレータ28を取付けるときの溶接による熱応力の
影響を受けないようにされている。
【0019】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、密閉容
器と、この容器内の上側に収納される電動要素と、下側
に収納される回転圧縮要素と、前記電動要素の回転力を
回転圧縮要素に伝える回転軸とを備え、前記回転圧縮要
素を、円筒状のシリンダ及びこのシリンダの対向する両
側に径方向に延びて密閉容器の内壁に接触される支持腕
を有するシリンダブロックと、前記シリンダの内壁に沿
って回転軸の偏心部によって回転するローラと、前記ロ
ーラに接して前記シリンダ内を高圧室及び低圧室とに区
画するベーンと、前記シリンダの開口を封じる枠体とで
構成し、前記回転圧縮要素のシリンダの支持腕を密閉容
器の外側からスポット溶接して固定し、前記スポット溶
接を支持腕のうちの一方の支持腕に1ケ所、反対側の他
方の支持腕に2ケ所設け、前記1ケ所の溶接の開始を、
前記2ケ所の溶接の開始より早めるとともに、前記2ケ
所の溶接を同時に行うので、前記シリンダブロックにス
ポット溶接部を均等に配置できなくともこのスポット溶
接による熱応力が釣り合うため、スポット溶接を行うこ
とでシリンダの中心がずれたり、倒れが生じたりするの
を防止でき、運転時に電動要素の固定子と回転子とが当
って騒音を発生するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す回転圧縮機の縦断面
図である。
【図2】この発明の回転圧縮要素の横断面図である。
【符号の説明】
1 密閉容器 2 電動要素 3 回転圧縮要素 6 回転軸 7 シリンダ 8,9 支持腕 11 偏心部 12 ローラ 13 摺動溝 16 ベーン 17 上部枠体 18 下部枠体 24,25,26 スポット溶接部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 ひとみ 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器と、この容器内の上側に収納さ
    れる電動要素と、下側に収納される回転圧縮要素と、前
    記電動要素の回転力を回転圧縮要素に伝える回転軸とを
    備え、前記回転圧縮要素は円筒状のシリンダ及びこのシ
    リンダの対向する両側に径方向に延びて密閉容器の内壁
    に接触される支持腕を有するシリンダブロックと、前記
    シリンダの内壁に沿って回転軸の偏心部によって回転す
    るローラと、前記ローラに接して前記シリンダ内を高圧
    室及び低圧室とに区画するベーンと、前記シリンダの開
    口を封じる枠体とを有し、前記回転圧縮要素はシリンダ
    の支持腕を密閉容器の外側からスポット溶接してこの密
    閉容器に固定された回転圧縮機において、前記スポット
    溶接を支持腕のうちの一方の支持腕に1ケ所、反対側の
    他方の支持腕に2ケ所設け、前記1ケ所の溶接の開始
    を、前記2ケ所の溶接の開始より早めるとともに、前記
    2ケ所の溶接を同時に行ったことを特徴とする回転圧縮
    機の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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